JP2005207020A - 橋梁用可動支承装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 橋桁の回転方向への移動に追随できる耐久性に優れた橋梁用可動支承装置を提供する。
【解決手段】サイドブロック5は、上部側ブロック5aと下部側ブロック5bとで構成され、上部側ブロック5aには、ピン穴10が形成され、該ピン穴10には下部側ブロック5bに設けられた図示しないピンが挿入され、該ピン穴10の位置を回転軸として上部側ブロック5aが下部側ブロック5b上で回転できるように構成されている。これにより、上沓板7に回転方向の動きが生じた場合に、上部側ブロック5aがピン穴10の位置を回転軸として回転することにより、ゴム支承体3の上下方向を軸とする回転変形を伴いながら、上沓板7の両側面が上部側ブロック5aの内側面上を滑動し、上沓板7と上部側ブロック5aとの当接面Wにおける当接状態が維持され、当接面Wが噛み合い損傷することを防止する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、橋梁用可動支承装置に関し、さらに詳しくは、橋桁の橋軸方向への移動を許容し、これと直角な方向への移動を制限するサイドブロックを備えた橋梁用可動支承装置の改良に関するものである。
橋梁の橋桁は、温度や湿度の変化等によって、桁方向(橋軸方向)に伸縮を受ける。したがって、橋桁の建設にあっては、橋軸方向の橋桁の移動を許容し、これと直角な方向への移動を制限する機構を有する橋梁用可動支承装置がこれまで広く使用されてきた。
これによれば、橋梁の下部構造物上に固定されたゴム支承体の上部に固定された上沓板の橋軸と直角な方向の両側面を、下部構造物上に固定されたサイドブロックに当接させ、これにより橋桁の橋軸方向への移動を許容し、これと直角な方向への移動を制限するものであった(例えば、特許文献1参照)。
然しながら、かかる機構を有する橋梁用可動支承装置では、橋桁が長手方向に直線状に延びる直橋の場合には、橋桁の橋軸方向への移動を上沓板の両側面がサイドブロックの内側面上を滑動しながら吸収することができるものの、橋桁が長手方向に曲線状に延びるいわゆる曲線橋の場合には、橋桁の橋軸方向への移動に際して、上沓板に回転方向の力が作用するため、上沓板の両側面とサイドブロックとの当接面が互いに噛み合い、橋桁の橋軸方向への移動が円滑に行われず、該当接面が損傷する等の問題があった。
特開平11−131425号公報
この発明はかかる従来の問題点に着目し、橋桁の下部に固定された上沓板とサイドブロックとの当接面が回転方向への移動に追随できる、耐久性に優れた橋梁用可動支承装置を提供することを目的とするものである。
この発明は上記目的を達成するため、橋桁を支承するゴム支承体の上部に固定された上沓板の両側面に当接して、橋桁の橋軸方向への移動を許容し、これと直角な方向への移動を制限するサイドブロックを備えた橋梁用可動支承装置において、前記上沓板の両側面と、前記サイドブロックとの当接面が、橋梁の回転方向への移動に追随し、当接状態が維持される橋梁用可動支承装置を要旨とするものである。
これにより、橋桁の下部に固定された上沓板の回転方向への移動に、サイドブロックの当接面が追随し、該当接面が上沓板の両側面と噛み合うことなく、当接状態が維持されるものである。
ここで、前記上沓板の両側面と、前記サイドブロックとの当接面を、それぞれ橋軸方向に平行な平面に形成し、前記サイドブロックが回転可能となるように下部構造物に装着させることにより、前記当接面が互いに面接触をなしながら滑動して当接状態を維持するように構成することが好ましい。
また、前記上沓板の側面又はこれと当接する前記サイドブロックの当接面の少なくとも一方を橋軸と直角な方向へ突出する曲面に形成し、前記サイドブロックを下部構造物に装着させることにより、前記当接面が互いに線又は点接触をなしながら滑動して当接状態を維持するように構成することもできる。
この発明は、上記のように上沓板の両側面と、前記サイドブロックとの当接面が、橋梁の回転方向への移動に追随し、当接状態が維持されるように構成したので、橋桁の下部に固定された上沓板とサイドブロックとの当接面が橋梁の回転方向への移動に追随して、常に当接状態が維持されるため、当接面が噛み合うことがなく、優れた耐久性を示し、特に曲線橋の橋梁用可動支承装置として優れた効果を奏するものである。
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
図1はこの発明の橋梁用可動支承装置の一実施態様を示す斜視図であって、1は図示しない橋脚や橋台等の下部構造物にアンカーボルト2により固定されたベースプレート、3はベースプレート2に下沓板4を介して固定されたゴム支承体、5はベースプレート1に固定されたサイドブロック、7はゴム支承体3の上部に固定された上沓板で、上沓板7はソールプレート8を介して図示しない橋桁等の上部構造物に取付けられた桁下フランジ9に固定されている。
図中の矢印Rは橋軸方向を示しており、橋軸方向Rに平行な平面に形成した上沓板7の両側面とサイドブロック5の内側面が当接面Wにより当接し、図示しない橋桁を支える桁下フランジ9の橋軸方向Rへの移動を許容し、これと直角な方向への移動を制限する。
サイドブロック5は、上部側ブロック5aと下部側ブロック5bとで構成され、上部側ブロック5aには、ピン穴10が形成され、該ピン穴10には下部側ブロック5bに設けられた図示しないピンが挿入され、該ピン穴10の位置を回転軸として上部側ブロック5aが下部側ブロック5b上で回転できるように構成されている。
これにより、上沓板7に回転方向の動きが生じた場合に、上部側ブロック5aがピン穴10の位置を回転軸として回転することにより、ゴム支承体3の上下方向を軸とする回転変形を伴いながら、上沓板7の両側面が上部側ブロック5aの内側面上を滑動し、上沓板7と上部側ブロック5aとの当接面Wにおける当接状態が維持され、当接面Wが噛み合い損傷することを防止する。
図2〜4は、上沓板7と上部側ブロック5aとの平面的な動きを説明するための説明図で、上沓板7と上部側ブロック5aのみを取り出して示した平面図であり、図2は上記する図1の実施態様による上沓板7に矢印で示す回転方向の力が加わった際に、上部側ブロック5aがピン穴10の位置を回転軸として矢印方向に回転して、上沓板7と上部側ブロック5aとの当接面Wが面接触をなしながら滑動して当接状態を維持する状況を示している。
図3は、この発明の他の実施形態を示し、上沓板7の両側面が橋軸方向Rと直角な水平方向に突出する曲面からなり、上部側ブロック5aの内側面が橋軸方向Rに平行な平面からなる場合の上沓板7と上部側ブロック5aとの平面的な状況を示すもので、上沓板7に矢印で示す回転方向の動きが生じた場合には、曲面に形成された上沓板7の当接面Wが、上部側ブロック5aの内側面に沿って線接触をなしながら滑動して当接状態を維持する状況を示している。
ここで、上沓板7の両側面を橋軸方向Rと直角な水平及び鉛直方向に突出する曲面(球状面)に形成した場合には、上沓板7の当接面Wが上部側ブロック5aの内側面に沿って点接触をなしながら滑動して当接状態を維持することになるので好ましい。
図4は、更にこの発明の他の実施形態を示し、上沓板7の両側面が橋軸方向Rに平行な平面からなり、上部側ブロック5aの内側面が橋軸方向Rと直角な水平方向に突出する曲面からなる場合の上沓板7と上部側ブロック5aとの平面的な状況を示すもので、上沓板7に矢印で示す回転方向の動きが生じた場合には、上沓板7の当接面Wが、曲面に形成された上部側ブロック5aの内側面に沿って線接触をなしながら滑動して当接状態を維持する状況を示している。
ここで、上記図3の場合と同様に、上部側ブロック5aの内側面を橋軸方向Rと直角な水平及び鉛直方向に突出する曲面(球状面)に形成した場合には、上沓板7の当接面Wが上部側ブロック5aの内側面に沿って点接触をなしながら滑動して当接状態を維持することになるので好ましい。
なお、上記図3及び図4では、上沓板7又は上部側ブロック5aの当接面Wをそれぞれ曲面に形成した場合を例示したが、曲面に形成する部位は特に限定されるものではなく、当接面Wの少なくとも一方が曲面に形成されていれば、この発明の作用効果が達成されることになる。
この発明の橋梁用可動支承装置の一実施態様を示す斜視図である。 図1の橋梁用可動支承装置における上沓板と上部側ブロックとの平面的な動きを説明するための説明図である。 この発明の橋梁用可動支承装置の他の実施態様における上沓板と上部側ブロックとの平面的な動きを説明するための説明図である。 この発明の橋梁用可動支承装置の他の実施態様における上沓板と上部側ブロックとの平面的な動きを説明するための説明図である。
符号の説明
1 ベースプレート 2 アンカーボルト
3 ゴム支承体 4 下沓板
5 サイドブロック 5a 上部側ブロック 5b 下部側ブロック
7 上沓板 8 ソールプレート
9 桁下フランジ 10 ピン穴
R 橋軸方向 W 当接面

Claims (3)

  1. 橋桁を支承するゴム支承体の上部に固定された上沓板の両側面に当接して、橋桁の橋軸方向への移動を許容し、これと直角な方向への移動を制限するサイドブロックを備えた橋梁用可動支承装置において、
    前記上沓板の両側面と、前記サイドブロックとの当接面が、橋梁の回転方向への移動に追随し、当接状態が維持されるように構成したことを特徴とする橋梁用可動支承装置。
  2. 前記上沓板の両側面と、前記サイドブロックとの当接面が、それぞれ橋軸方向に平行な平面からなり、前記サイドブロックが回転可能に下部構造物に装着される請求項1に記載の橋梁用可動支承装置。
  3. 前記上沓板の側面又はこれと当接する前記サイドブロックの当接面の少なくとも一方が橋軸と直角な方向へ突出する曲面からなり、前記サイドブロックが下部構造物に装着される請求項1に記載の橋梁用可動支承装置。
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JP2007056489A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 曲線橋用サイドブロック
KR100722220B1 (ko) * 2006-03-22 2007-05-29 매크로드 주식회사 교량 포트받침용 내진 보강장치
CN106638287A (zh) * 2017-01-20 2017-05-10 株洲时代新材料科技股份有限公司 摩擦摆支座及其抗剪限位销的更换方法

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