JP2005201640A - 試料評価方法及び試料評価装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 試料に含有された元素についての当該元素の面内での均質性の評価を高い信頼性でもって行うことのできる試料評価方法及び試料評価装置を提供する。
【解決手段】 試料7の複数箇所に電子線6もしくはX線を照射し、試料7に含有された元素に対応して発生する特性X線8を検出し、これにより当該複数箇所における特性X線強度を求めて、当該元素についての試料7の面内での均質性を評価する際に、求められた複数の特性X線強度のばらつきに関する変動係数εと標準偏差σとをもとに試料7の均質性の評価を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子線もしくはX線を用いた試料評価方法及び試料評価装置に関する。
試料に含有された元素の当該試料内での濃度を分析する装置として、電子プローブマイクロアナライザ(以下、EPMAという)や、蛍光X線分析装置が知られている。このような装置を用いた試料内での元素濃度分析方法として、特開昭61−70444号公報(以下、特許文献1という)に記載された濃度分析方法が知られている。以下に、当該特許文献1に記載された濃度分析方法について、図面を用いて説明する。
特許文献1に記載された濃度分析方法では、EPMAの構成を有する分析装置(当該特許文献1中では、電子線微小分析装置という)を用いている。この分析装置は、図3に示すように構成されており、電子線101は図示しない対物レンズ(コンデンサレンズ)により試料102の表面上に集束された状態で照射される。当該試料102は、試料ステージ(図示せず)に載置されている。そして、当該試料ステージの移動によって、試料102は電子線101により2次元的に走査される。なお、試料ステージの移動を止めて、試料102の位置を適宜固定することにより、電子線101を試料102上の所定箇所に固定した状態でスポット照射させることもできる。
電子線101が試料102を照射した際には、照射された試料102上での分析点から特性X線104が発生し、この特性X線104は分光結晶103により分光される。分光結晶103により分光された特性X線104は、X線検出器105によって検出される。
X線検出器105は、検出した特性X線105の特性X線強度に応じた電気信号(パルス信号)を出力する。当該電気信号は、X線計測回路106により特性X線強度として計数され、演算制御装置107を介して記憶装置108における試料102上での各分析点に対応した記憶領域に記憶される。これにより、試料102上での各分析点の元素濃度を求めることができる。
そして、演算制御装置107には表示装置109が接続されており、試料102上での各分析点の元素濃度を表す濃度マップが表示装置109によって表示される。
このような分析装置を用いることにより、試料に含有された元素の当該試料上での複数箇所における濃度を求めることができる。
ところで、最近では、上記のような分析装置を使用して、上述のごとく試料上での複数の分析点の元素濃度データを求めた後、当該元素濃度データを基にして、試料に含有された元素についての当該試料の面内での均質性を評価することが検討されている。
特開昭61−70444号公報
上述のように、EPMA等の分析装置を使用して、試料に含有された元素についての当該試料の面内での均質性を評価することが検討されているが、この均質性の評価を高い信頼性でもって行うことのできる手法は確立されていなかった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、試料に含有された元素についての当該元素の面内での均質性の評価を高い信頼性でもって行うことのできる試料評価方法及び試料評価装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく試料評価方法は、試料の複数箇所に電子線もしくはX線を照射し、試料に含有された元素に対応して発生する特性X線を検出し、これにより当該複数箇所における特性X線強度を求めて、当該元素についての試料の面内での均質性を評価する試料評価方法であって、求められた複数の特性X線強度のばらつきに関する変動係数εと標準偏差σとをもとに試料の均質性の評価を行うことを特徴とする。
また、本発明に基づく試料評価装置は、試料の複数箇所に電子線もしくはX線を照射し、試料に含有された元素に対応して発生する特性X線を検出し、これにより当該複数箇所における特性X線強度を求めて、当該元素についての試料の面内での均質性を評価する試料評価装置であって、求められた複数の特性X線強度のばらつきに関する変動係数εと標準偏差σとをもとに試料の均質性の評価を行うことを特徴とする。
本発明においては、求められた複数の特性X線強度のばらつきに関する変動係数εと標準偏差σとをもとに試料の均質性の評価を行う。
よって、特性X線強度のばらつき及び分布を考慮して試料の均質性の評価を行うこととなり、信頼性の高い試料評価を行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に基づく試料評価装置の例を示す概略構成図である。この試料評価装置は、EPMAの構成を備えている。
同図において、1は電子銃であり、この電子銃1からは電子線6が加速されて放出される。電子銃1から放出された電子線6は、集束レンズ2及び対物レンズ4により試料7上に細く集束される。これにより、電子線6は、試料7上において電子プローブとなる。このとき、走査コイル3によって電子線6は適宜偏向される。これにより、電子線6は、試料7上の所定領域を分析領域として走査することもできるし、また試料7上の一点を分析点として固定してスポット照射することもできる。
電子線6が照射された試料7からは、試料7に含まれた元素に対応して特性X線8が発生する。この特性X線8は、分光結晶9によって分光され、分光後の特性X線8はX線検出器11により検出される。
X線検出器11は、検出した特性X線8の特性X線強度に応じた検出信号(パルス信号)を出力する。X線検出器11からの検出信号は処理部17において計数され、その計数データは特性X線強度として演算制御部18に送られる。
電子銃1、集束レンズ2、走査コイル3、及び対物レンズ4は、試料評価装置を構成する鏡筒12内に配置されている。また、試料7は、鏡筒12の下方に位置する試料室13内に配置された試料ステージ機構5に載置されている。
鏡筒12と試料室13は、それぞれ図示しない排気手段によって内部が排気されて真空引きされる。そして、電子ビーム6が試料7に照射される際には、鏡筒12内及び試料室13内は、それぞれ所定の真空度に真空引きされる。
鏡筒12内の集束レンズ2、走査コイル3、及び対物レンズ4によって電子光学系23が構成されている。そして、電子銃1及び電子光学系23は、駆動部14によってそれぞれ駆動される。
分光結晶9とX線検出器11は、駆動機構10に取り付けられている。この駆動機構10によって分光結晶9及びX線検出器11は、それぞれ所定の方向に移動することとなる。そして、駆動機構10は、駆動部15によって駆動される。
試料7を載置する試料ステージ機構5は、駆動部16によって駆動される。これにより、試料7は、水平方向、垂直方向、傾斜方向、及び回転方向に移動することとなる。
上記各駆動部14〜16及び処理部17は、演算制御部18に接続されている。さらに、この演算制御部18には記憶部19が接続されている。これら各駆動部14〜16、処理部17、演算制御部18、及び記憶部19は、制御システム20を構成している。
ここで、演算制御部18は、試料評価装置の各構成要素の制御を行うとともに、当該制御を実行する上で必要となる演算を行う。また、記憶部19には、試料評価実行時に必要とされる電子線6の照射条件や後述する測定時間を含む試料評価条件等が記憶されることとなる。
また、演算制御部18には、表示部21及び入力部22が接続されている。表示部21は、LCDやCRT等の表示装置からなり、記憶部19から読み出された試料評価条件や、試料評価実行後の試料評価結果等を必要に応じて表示する。入力部22は、マウスやジョイスティック等のポインティングデバイス及びキーボード等を備えている。本試料評価装置を用いて試料7の評価を行うオペレータは、入力部22を操作することにより、試料評価条件を設定したりすることができる。
以上が、本発明における試料評価装置の構成である。次に、本発明における試料評価方法について説明する。なお、ここでは、Ni(ニッケル)とFe(鉄)との合金であって、組成比がNi=60%、Fe=40%である試料を一例としてとりあげる。
まず、実際の評価対象となる試料についての試料評価を行う前に、当該試料評価を実行するための試料評価条件を、以下の方法により求める、
所定元素についての面内での濃度分布のばらつきの割合が所望の値(例えば、0.1%)以内に収まっていることが予めわかっている参照用試料を上記試料評価装置の試料室13内の試料ステージ機構5に載置する。本実施例の場合において当該所定元素をNiとすると、当該参照用試料は、Ni(60%)とFe(40%)との合金であって、Niについての面内での濃度分布のばらつきの割合が0.1%以下となっているものとなる。なお、試料の面内での濃度分布のばらつきの割合が小さいときには、当該試料の面内での均質性が高いという評価となる。よって、当該濃度分布のばらつきの割合に応じて、当該試料の面内での均質性の評価が決まることとなる。
このような参照用試料を試料室13内の試料ステージ機構5に載置した後、記憶部19に予め記憶されている初期設定試料評価条件の照射条件でもって、電子線6を参照用試料に照射する。このとき、駆動機構10を制御することにより、分光結晶9及びX線検出器11の位置は、Niの特性X線8が検出できる位置にしておく。
そして、電子線6の位置は固定させてスポット照射の状態としておき、試料ステージ機構5を制御して、参照用試料を水平方向(X−Y方向)にステップ移動させる。すなわち、参照用試料を、所定距離L(後述の図2参照)ずつ移動させて停止することを繰り返す。これにより、参照用試料が停止したときに電子線6が照射されている参照用試料上での分析点から発生した特性X線8を、分光結晶9を介してX線検出器11により検出することができる。なお、このとき電子線6が参照用試料に照射された状態で、参照用試料が停止している時間は、分析点の濃度分析のための測定時間に相当する。この測定時間も、記憶部19に予め記憶されている初期設定試料評価条件の測定時間が適用される。
ここで、参照用試料上において電子線6が照射される分析点の一例を、図2を用いて説明する。同図において、7aは参照用試料を示し、この参照用試料7aの上面7bには、所定間隔(距離)Lでもって複数の分析点Piが設定されている。この例では、縦方向5箇所*横方向5箇所=25箇所の分析点Piが設定されている。そして、電子線6は、図2の紙面に対して上から下に向かう方向に参照用試料7aの上面7bを照射することとなる。
このとき、電子線6の位置は上述のごとく固定されており、当初は参照用試料7aの上面7bにおける分析点P1に電子線6が照射されているとする。そして上記測定時間が経過後、参照用試料7aがステップ移動する。これにより、参照用試料7aの上面7bにおける電子線6の照射位置は、分析点P1から分析点P2に移動し、参照用試料7aの移動が停止することにより、電子線6は当該分析点P2の位置をスポット照射する。そして、さらに上記測定時間が経過後、参照用試料7aが再度移動して停止することにより、電子線6は分析点P3をスポット照射する。
以降、参照用試料7aのステップ移動によって、このような動作を繰り返すことにより参照用試料7aの上面7bにおける各分析点Pi(P1〜P25)を順次電子線6がスポット照射することとなる。この結果、当該各分析点Piから発生したNiの特性X線8をX線検出器11により検出することができる。
X線検出器11は、検出したNiの特性X線8の特性X線強度に応じた検出信号を出力する。当該検出信号は処理部17において計数され、その計数データは特性X線強度として演算制御部18に送られる。この結果、演算制御部18には、上記各分析点Piに対応するNiの特性X線強度が送られることとなる。
次いで、上記各分析点Piに対応する当該特性X線強度をIiとして演算処理部18内で実行される演算について説明する。
まず、特性X線強度Iiの平均Iaveを算出する。この平均Iaveは、次式により定義される。
Figure 2005201640

ここで、nは分析点の総数であり、本実施例においては、n=25となる。
次に、特性X線強度Iiのばらつきに関する変動係数εを算出する。この変動係数εは、次式により定義される。
Figure 2005201640

また、特性X線強度Iiの分布に関する標準偏差σを算出する。この標準偏差σは、次式により定義される。
Figure 2005201640

そして、変動係数εと標準偏差σとの比較を行う。このとき、当該変動係数εに補正係数kを掛け合わせた値であるkεと当該標準偏差σとの大小関係を判断する。
すなわち、
σ<kε ……(1)式
となるか、あるいは
σ≧kε ……(2)式
となるかを判断する。
なお、当該補正係数kの設定範囲としては、3〜5の範囲が好ましい。
ここで、上記(1)式が成立していれば、特性X線強度Iiの分布に関する標準偏差σが、当該特性X線強度のばらつきに関する変動係数εの定数倍(k倍)より小さくなっていることとなる。
よって、この場合は、このときに適用した初期設定試料評価条件を用いれば、この後に行われる実際の評価対象となる試料についての試料評価を、上記所望値(濃度分布のばらつきの割合が0.1%)を評価基準として行うことができる。この場合には、この初期設定試料評価条件を試料評価条件として記憶部19に記憶する。
また、上記(2)式が成立している場合には、電子線6の照射条件もしくは測定時間を変更して、上記と同様に、参照用試料7aのステップ移動による分析工程を再度行い、上記(1)式が成立することとなる試料評価条件を求める。このようにして求められた試料評価条件は、記憶部19に記憶される。
上記のようにして、試料評価条件が求められて記憶部19に記憶された後、参照用試料7aは試料室13から取り出される。
以上が、評価対象となる試料についての試料評価を実行するための試料評価条件を求める方法である。次に、評価対象となる試料の試料評価方法について説明する。
まず、評価対象となっている試料7を試料室13内の試料ステージ機構5に載置する。ここで、当該試料7は、Ni(60%)とFe(40%)との合金である。そして、ここではこの試料7におけるNiについての面内での濃度分布のばらつきの割合が0.1%以下となっているか否かの評価を行うものとする。
当該試料7を試料室13内の試料ステージ機構5に載置した後、記憶部19に記憶された試料評価条件でもって、電子線6を試料7に照射する。このとき、駆動機構10を制御することにより、分光結晶9及びX線検出器11の位置は、Niの特性X線が検出できる位置にしておく。
そして、電子線6の位置は固定させてスポット照射の状態としておき、試料ステージ機構5を制御して、上記と同様に試料7を水平方向(X−Y方向)にステップ移動させる。これにより、試料7が停止したときに電子線6が照射されている試料7上での分析点から発生した特性X線8を、分光結晶9を介してX線検出器11により検出することができる。なお、このときの測定時間は、記憶部19に記憶された試料評価条件が適用される。
ここで、試料7上において電子線が照射される分析点は、例えば上述した図2に示す例が適用されるが、これに限定する必要はなく、試料7上での分析点の位置や数を変えても差し支えはない。以降、説明を簡単にするために、上記図2に示す例をもとに説明する。
図2における試料7のステップ移動によって、試料7の上面7bにおける各分析点Pi(P1〜P25)を順次電子線6がスポット照射することとなる。この結果、当該各分析点Piから発生したNiの特性X線8をX線検出器11により検出することができる。
X線検出器11は、検出したNiの特性X線8の特性X線強度に応じた検出信号を出力する。当該検出信号は処理部において計数され、その計数データは特性X線強度として演算制御部18に送られる。この結果、演算制御部18には、試料7の上面7bにおける各分析点Piに対応するNiの特性X線強度が送られることとなる。
その後、上記各分析点Piに対応する当該特性X線強度をIiについて、上述と同様の演算が演算処理部18内で実行される。
すなわち、まず、特性X線強度Iiの平均Iaveを算出する。次に、特性X線強度Iiのばらつきに関する変動係数εを算出する。そして、特性X線強度Iiの分布に関する標準偏差σを算出する。ここで、これら平均Iave、変動係数ε、及び標準偏差σは、上記により定義されたものである。
その後、変動係数εと標準偏差σとの比較を行う。このときも上述と同様に、当該変動係数εに補正係数kを掛け合わせた値であるkεと当該標準偏差σとの大小関係を判断する。ここでも、上記(1)式もしくは上記(2)式のいずれが成立するかを判断する。
そして、上記(1)式が成立するときには、当該試料7のNiについての面内での濃度分布のばらつきの割合は所望の値以内に収まっているものと評価される。よって、この場合には当該試料7は所望の均質性となっているものと評価される。
また、上記(2)式が成立するときには、当該試料7のNiについての面内での濃度分布のばらつきの割合は所望の値以内に収まっていないものと評価される。よって、この場合には当該試料7は所望の均質性となっていないものと評価される。
このように本発明においては、求められた複数の特性X線強度のばらつきに関する変動係数εと標準偏差σとをもとに試料の均質性の評価を行う。
従って、特性X線強度のばらつき及び分布を考慮して試料の均質性の評価を行うこととなり、信頼性の高い試料評価を行うことができる。
なお、上記の例においては、試料7及び参照用試料7aとしてNi(60%)とFe(40%)との合金からなる試料として説明したが、これに限定されるものではなく、他の組成からなる合金等からなる試料であっても適用できる。
また、上述の実施例においては、試料評価装置としてEPMAの構成からなる装置の例を用いて説明したが、EPMAに限定されるものではない。その他の例としては、試料にX線(1次X線)を照射し、これにより当該試料に含有された元素に対応して発生する特性X線(蛍光X線)を検出する蛍光X線分析装置においても、本発明は適用できる。
本発明に基づく試料評価装置の例を示す概略構成図である。 試料(参照用試料)の上面における分析点を示す平面図である。 EPMAの構成を有する分析装置の概略構成図である。
符号の説明
1…電子銃、2…集束レンズ、3…走査コイル、4…対物レンズ、5…試料ステージ機構、6…電子線、7…試料、8…特性X線、9…分光結晶、10…駆動機構、11…X線検出器、17…処理部、18…演算制御部、19…記憶部

Claims (6)

  1. 試料の複数箇所に電子線もしくはX線を照射し、試料に含有された元素に対応して発生する特性X線を検出し、これにより当該複数箇所における特性X線強度を求めて、当該元素についての試料の面内での均質性を評価する試料評価方法であって、求められた複数の特性X線強度のばらつきに関する変動係数εと標準偏差σとをもとに試料の均質性の評価を行うことを特徴とする試料評価方法。
  2. 前記変動係数εに係数kを掛け合わせた値kεと前記標準偏差σとを比較することにより、試料の均質性の評価を行うことを特徴とする請求項1記載の試料評価方法。
  3. 前記係数kは、3〜5の範囲に設定することを特徴とする請求項3記載の試料評価方法。
  4. 試料の複数箇所に電子線もしくはX線を照射し、試料に含有された元素に対応して発生する特性X線を検出し、これにより当該複数箇所における特性X線強度を求めて、当該元素についての試料の面内での均質性を評価する試料評価装置であって、求められた複数の特性X線強度のばらつきに関する変動係数εと標準偏差σとをもとに試料の均質性の評価を行うことを特徴とする試料評価装置。
  5. 前記変動係数εに係数kを掛け合わせた値kεと前記標準偏差σとを比較することにより、試料の均質性の評価を行うことを特徴とする請求項4記載の試料評価装置。
  6. 前記係数kは、3〜5の範囲に設定することを特徴とする請求項5記載の試料評価装置。
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