JP2020038108A - 元素分布のムラの評価方法および荷電粒子線装置 - Google Patents

元素分布のムラの評価方法および荷電粒子線装置 Download PDF

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Abstract

【課題】元素分布のムラの程度を定量的に評価することができる元素分布のムラの評価方法を提供する。【解決手段】本発明に係る元素分布のムラの評価方法は、元素マップにおける元素分布のムラの評価方法であって、元素マップを取得する工程(S100)と、元素マップから信号強度が閾値以上である画素が連続した第1島部I2を抽出する工程(S104)と、元素マップから抽出された複数の第1島部I2から、第1島部I2の面積をSとし、第1島部I2の面積の中央値をMeとし、第1島部I2の中央絶対偏差をMADとした場合に、S>Me+2×MADを満たす第2島部I4を抽出する工程(S106)と、抽出された第2島部I4から、式(2)を用いて、元素分布のムラの度合い(ムラ度A)を求める工程(S108)と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、元素分布のムラの評価方法および荷電粒子線装置に関する。
エネルギー分散型X線分光器(energy dispersive X-ray spectrometer、EDS)が搭載された走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope、SEM)等の荷電粒子線装置において、電子線で試料を走査して試料の各点からのX線放出量の違いを画像化して元素マップを得る技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−26478号公報
元素マップでは、試料の元素分布のムラを評価することができる。元素マップは、画像データであるため、ユーザーが画像を見てムラを判断しなければならない。このように、元素マップでは、元素分布のムラを定量的に評価することができなかった。
本発明に係る元素分布のムラの評価方法の一態様は、
元素マップにおける元素分布のムラの評価方法であって、
前記元素マップを取得する工程と、
前記元素マップから信号強度が閾値以上である画素が連続した第1島部を抽出する工程と、
前記元素マップから抽出された複数の前記第1島部から、前記第1島部の面積をSとし、前記第1島部の面積の中央値をMeとし、前記第1島部の中央絶対偏差をMADとした場合に、
S>Me+2×MAD
を満たす第2島部を抽出する工程と、
抽出された前記第2島部から、次式を用いて、前記元素分布のムラの度合いAを求める工程と、
を含む。
このような元素分布のムラの評価方法では、抽出された第2島部から上記式を用いて元素マップのムラの度合いAを求めることにより、元素分布のムラの度合いを数値化することができる。したがって、このような元素分布のムラの評価方法では、元素分布のムラを定量的に評価できる。
本発明に係る元素分布のムラの評価方法の一態様は、
元素マップにおける元素分布のムラの評価方法であって、
前記元素マップを取得する工程と、
前記元素マップから信号強度が閾値以上である画素が連続した第1島部を抽出する工程と、
前記元素マップから抽出された複数の前記第1島部から、前記第1島部の面積をSとし、前記第1島部の面積の中央値をMeとし、前記第1島部の中央絶対偏差をMADとした場合に、
S>Me+2×MAD
を満たす第2島部を抽出する工程と、
前記第2島部を構成する画素の信号強度の和をIntとした場合に、抽出された前記第2島部から、次式を用いて、前記元素分布のムラの度合いAを求める工程と、
を含む。
このような元素分布のムラの評価方法では、抽出された第2島部から上記式を用いて元素マップのムラの度合いAを求めることにより、信号強度を考慮して、元素分布のムラの度合いを数値化することができる。したがって、このような元素分布のムラの評価方法では、元素分布のムラを定量的に評価できる。
本発明に係る荷電粒子線装置の一態様は、
荷電粒子線源と、
前記荷電粒子線源から放出された荷電粒子線を走査する偏向器と、
前記荷電粒子線が試料に照射されることによって前記試料から放出された信号を検出する検出器と、
前記検出器で前記試料の各点からの前記信号を検出して得られた信号強度を、前記試料の各点に対応する画素の輝度に反映することで元素マップを生成する元素マップ生成部と、
前記元素マップに基づいて、元素分布のムラの評価を行う評価部と、
を含み、
前記評価部は、
前記元素マップを取得する処理と、
前記元素マップから信号強度が閾値以上である画素が連続した第1島部を抽出する処理と、
前記元素マップから抽出された複数の前記第1島部から、前記第1島部の面積をSとし、前記第1島部の面積の中央値をMeとし、前記第1島部の中央絶対偏差をMADとした場合に、
S>Me+2×MAD
を満たす第2島部を抽出する処理と、
抽出された前記第2島部から、次式を用いて、前記元素分布のムラの度合いAを求める処理と、
を行う。
このような荷電粒子線装置では、抽出された第2島部から上記式を用いて元素マップのムラの度合いAを求めることにより、元素分布のムラの度合いを数値化することができる。したがって、このような荷電粒子線装置では、元素分布のムラを定量的に評価できる。
本発明に係る荷電粒子線装置の一態様は、
荷電粒子線源と、
前記荷電粒子線源から放出された荷電粒子線を走査する偏向器と、
前記荷電粒子線が試料に照射されることによって前記試料から放出された信号を検出する検出器と、
前記検出器で前記試料の各点からの前記信号を検出して得られた信号強度を、前記試料の各点に対応する画素の輝度に反映することで元素マップを生成する元素マップ生成部と、
前記元素マップに基づいて、元素分布のムラの評価を行う評価部と、
を含み、
前記評価部は、
前記元素マップを取得する処理と、
前記元素マップから信号強度が閾値以上である画素が連続した第1島部を抽出する処理と、
前記元素マップから抽出された複数の前記第1島部から、前記第1島部の面積をSとし、前記第1島部の面積の中央値をMeとし、前記第1島部の中央絶対偏差をMADとした場合に、
S>Me+2×MAD
を満たす第2島部を抽出する処理と、
前記第2島部を構成する画素の信号強度の和をIntとした場合に、抽出された前記第2島部から、次式を用いて、前記元素分布のムラの度合いAを求める処理と、
を行う。
このような荷電粒子線装置では、抽出された第2島部から上記式を用いて元素マップのムラの度合いAを求めることにより、信号強度を考慮して、元素分布のムラの度合いを数値化することができる。したがって、このような元素分布のムラの評価方法では、元素分布のムラを定量的に評価できる。
第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法の一例を示すフローチャート。 元素マップM2の一例を模式的に示す図。 ビニング処理を行って得られた元素マップM4を模式的に示す図。 信号強度のヒストグラムの一例を示す図。 閾値を求める手法を説明するための図。 元素マップM4を二値化して得られた二値画像M6を模式的に示す図。 島部を抽出した結果を示す二値画像M8を模式的に示す図。 元素マップM2のムラ度を求める工程を説明するための図。 第2実施形態に係る元素分布のムラの評価方法の一例を示すフローチャート。 第3実施形態に係る走査電子顕微鏡の構成を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 第1実施形態
まず、第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法の一例を示すフローチャートである。
1.1. 元素マップの取得(S100)
図2は、元素マップM2の一例を模式的に示す図である。元素マップM2は、例えば、走査電子顕微鏡(SEM)において、電子線で試料を走査して試料の各点からのX線を検出し、元素に固有のX線の強度を、試料の各点に対応する画素の輝度に反映することで得られる。元素マップM2は、例えば、試料から放出された特性X線を、エネルギー分散型X線検出器(以下「EDS検出器」ともいう)で検出して得られた元素マップである。
元素マップM2は、複数の画素で構成されている。画素の輝度値は、元素に固有のX線の強度、すなわち信号強度に対応している。元素マップM2を構成する画素は、信号強度が大きい程、輝度値が大きい。信号強度は、例えば、X線検出器で検出されたX線の数、すなわち、カウント数である。カウント数は、例えば、1秒間に検出器で検出されるX線の数、すなわち計数率(単位はcps(counts per second))として表される。
1.2. ビニング処理(S102)
次に、元素マップM2に対してビニング処理を行う。図3は、元素マップM2に対するビニング処理を行って得られた元素マップM4を模式的に示す図である。
例えば、隣り合う4つの画像の信号強度を足し合わせて、2×2のビニングを行うことにより、元素マップM2の隣り合う4つの画素を1つの画素として扱うことができる。
なお、ここでは、4つの画素を1つの画素として扱う場合について説明したが、ビニング処理を行う単位(1画素と見做す画素の数)は特に限定されない。本工程において、例えば、4×4のビニング処理を行ってもよいし、それ以上の単位でビニング処理を行ってもよい。
また、例えば、元素マップM2において、信号強度が十分に得られている場合には、ビニング処理を行わなくてもよい。
1.3. 島部(第1島部)の抽出(S104)
次に、元素マップM4から島部I2(図6参照)を抽出する。島部I2は、元素マップM4において、信号強度が閾値以上である画素が連続した部分である。島部I2の抽出は
、例えば、元素マップM4を二値化することにより行われる。
図4は、元素マップM4の信号強度のヒストグラムの一例を示す図である。図4に示す信号強度のヒストグラムにおいて、横軸は元素マップM4を構成する画素の信号強度を表し、縦軸は画素数(頻度)を表している。
例えば、試料が有機物など電子線の照射により損傷する場合、元素マップを取得するための測定時間を十分にとれない場合がある。このような場合には、統計誤差が大きくなるため、図4に示すように、信号強度のヒストグラムは、山が1つの分布を持つ。このように、統計誤差が大きい場合、二値化の手法として判別分析法等を用いても、適切な閾値を設定することができない場合が多い。
ここで、島部I2があるところは、信号強度が大きくなる。そのため、第1実施形態では、信号強度が平均的な画素と、信号強度が平均よりも大きい画素と、に分けることで、島部I2を抽出する。具体的には、元素マップM4を構成する画素の信号強度の平均値と、元素マップM4を構成する画素の信号強度の分散と、の和を閾値とする。信号強度の分散は、許容値として利用する。
図5は、閾値を求める手法を説明するための図である。
元素マップM4を構成する画素の信号強度の平均値をAveとし、元素マップM4を構成する画素の信号強度の分散をVとし、係数をKとした場合に、閾値Tは、
T=Ave+K×V
で求めることができる。
なお、K=1の場合は、許容値が1σ(シグマ)であることを示す。同様に、K=2の場合は許容値が2σ、K=3の場合は許容値が3σであることを示す。
このようにして、閾値Tを求めることで、信号強度のヒストグラムが、山が1つの分布を持つ場合、すなわち、統計誤差が大きい場合であっても、閾値Tを適切な値とすることができる。
図6は、元素マップM4を二値化して得られた二値画像M6を模式的に示す図である。
閾値Tを用いて、元素マップM4を二値化することにより、二値画像M6を得ることができる。二値画像M6では、信号強度が閾値T以上の画素が白、信号強度が閾値T未満の画素が黒で表されている。
二値画像M6から白い画素が連続している領域を抽出することによって、島部I2(第1島部)を抽出することができる。島部I2は、信号強度が閾値T以上である画素が連続している部分である。
なお、上記のビニング処理(S102)と、閾値Tを用いて島部I2を抽出する処理(S104)とを、ビニング処理における1画素と見做す画素の数、および係数Kの値を変えて複数回行い、最適な値を探索してもよい。
1.4. 島部(第2島部)の抽出(S106)
次に、抽出された複数の島部I2から、島部I4(第2島部)を抽出する。
島部I4の抽出は、例えば、島部I2の面積の中央値(Median)を基準として異
常値を見つけるスプレントのノンパラメトリック法(Sprent’s non-parametric method)を用いて、異常値判別を行うことで行われる。中央値は、平均値と異なり異常値に依存しにくい。
具体的には、抽出された複数の島部I2から、
S>Me+2×MAD ・・・(1)
を満たす島部I2を抽出して島部I4とする。ただし、Sは、島部I2の面積である。Meは、島部I2の面積の中央値(Median)である。MADは、島部I2の中央絶対偏差である。このようにして、島部I2の面積について異常値判別を行い、島部I4を抽出する。
図6に示す例では、5つの島部I2があるため、まず、5つの島部I2の面積の中央値Meおよび5つの島部I2の面積の中央絶対偏差MADを求める。次に、5つの島部I2の各々について、上記式(1)を満たすか否かを調べる。図6に示す二値画像M6において、上記式(1)を満たさない島部I2は除去し、上記式(1)を満たす島部I2は残すことで、島部I4を抽出する。
図7は、島部I4を抽出した結果を示す二値画像M8を模式的に示す図である。
図7では、図6に示す二値画像M6で見られた小さな島部I2は除去されて、大きな島部I2が島部I4として残る。このようにして、元素分布のムラを構成する島部I4が抽出される。
1.5. ムラ度の算出(S108)
次に、抽出された島部I4から、次式を用いて、元素マップM2における元素分布のムラの度合いA(以下、「ムラ度A」ともいう)を求める。
例えば、任意の1つの島部I4に対して、その面積SをMe+2×MADで除算する。これを、抽出されたすべての島部I4に行い、得られた値の総和を求める。
図8は、元素マップM2におけるムラ度Aを求める工程(S108)を説明するための図である。図8は、図7に示す二値画像M8に対応している。図8では、ステップS106で抽出された3つの島部I4を、島部I4a、島部I4b、島部I4cとして表している。
ステップS108では、まず、島部I4aの面積SI4aを、Me+2×MADで除算して、島部I4aのムラ度AI4aを求める。
同様に、島部I4bのムラ度AI4bおよび島部I4cのムラ度AI4cを求める。
ただし、SI4bは島部I4bの面積であり、SI4cは島部I4cの面積である。
次に、島部I4aのムラ度AI4a、島部I4bのムラ度AI4b、および島部I4cのムラ度AI4cの和を求め、元素マップM2におけるムラ度Aを求める。
以上の工程により、元素マップM2におけるムラ度Aを求めることができる。このようにして、第1実施形態では、元素マップM2における元素分布のムラの度合いを数値化できる。
ムラ度Aは、数値が大きいほど、元素分布のムラが大きいことを意味する。例えば、元素マップM2において、ムラ度Aが2以下の場合(A≦2)にムラが無いとし、ムラ度Aが2より大きく10より小さい場合(2<A≦10)にムラが少しあるとし、ムラ度Aが10よりも大きい場合(A>10)にムラが大きいとして、元素分布のムラを評価してもよい。
1.6. 特徴
第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法は、例えば、以下の特徴を有する。
第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法では、元素マップM2から抽出された複数の島部I2から上記式(1)を満たす島部I4を抽出し、抽出された島部I4から上記式(2)を用いて元素マップM2におけるムラ度Aを求める。そのため、第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法では、元素マップM2における元素分布のムラの度合いを数値化することができる。したがって、第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法では、元素分布のムラを定量的に評価できる。
この結果、例えば、互いに異なる試料間での元素分布のムラの比較を、容易に行うことができる。また、元素分布のムラの度合いを数値化することにより、試料が電子線に弱い有機物などであり、信号強度が十分に得られない場合でも、試料間の比較を容易に行うことができる。
第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法では、島部I2を抽出する工程において、元素マップM4を構成する画素の信号強度の平均値をAveとし、元素マップM4を構成する画素の信号強度の分散をVとし、係数をKとした場合に、閾値Tを、
T=Ave+K×V
とする。そのため、第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法では、統計誤差が大きい場合であっても、閾値Tを適切な値とすることができる。したがって、例えば、試料が電子線に弱い有機物などであり、信号強度が十分に得られない場合でも、島部I2を抽出することができる。
2. 第2実施形態
次に、第2実施形態に係る元素分布の評価方法について説明する。
上述した第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法では、上記式(2)を用いて、元素マップM2におけるムラ度Aを求めた。ここで、第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法は、上記式(2)に示すように、島部I4の面積Sに基づく評価であり、信号強度は考慮されていない。
そのため、第2実施形態に係る元素分布の評価方法では、信号強度を考慮して、元素分布のムラの評価を行う。
図9は、第2実施形態に係る元素分布のムラの評価方法の一例を示すフローチャートである。
2.1. 元素マップの取得(S200)
まず、図2に示す元素マップM2を取得する。元素マップM2を取得する工程(S200)は、図1に示すステップS100と同様に行われる。
2.2. ビニング処理(S202)
次に、元素マップM2に対してビニング処理を行う。これにより、図3に示す元素マップM4を得ることができる。ビニング処理を行う工程(S202)は、図1に示すステップS102と同様に行われる。
2.3. 島部(第1島部)の抽出(S204)
次に、閾値T=Ave+K×Vを用いて、島部I2を抽出する。具体的には、元素マップM4を、閾値Tを用いて二値化して島部I2を抽出する。これにより、図6に示す二値画像M6が得られる。島部I2を抽出する工程(S204)は、図1に示すステップS104と同様に行われる。
2.4. 島部(第2島部)の抽出(S206)
次に、二値画像M6から抽出された複数の島部I2から、上記式(1)を満たす島部I4を抽出する。島部I4を抽出する工程(S206)は、図1に示すステップS106と同様に行われる。
2.5. ムラ度の算出(S208)
次に、抽出された島部I4から、元素マップM2におけるムラ度Aを求める。
具体的には、島部I4を構成する画素の信号強度の和をIntとした場合に、抽出された島部I4から、次式を用いて、元素マップM2におけるムラ度Aを求める。
信号強度の和Intは、抽出された全ての島部I4を構成する画素の信号強度の平均値で規格化した値である。
ムラ度Aを求める工程(S208)では、まず、抽出された全ての島部I4を構成する画素の信号強度の平均値を求める。
図8に示す例では、島部I4は、3つ抽出されている。島部I4aの画素数は13個であり、島部I4bの画素数は4つであり、島部I4cの画素数は33個である。すなわち、抽出された全ての島部I4を構成する画素の数は、50個である。この50個の画素の信号強度の平均値を求める。
次に、島部I4を構成する各画素の強度を、求めた画素の信号強度の平均値で規格化する。図8に示す例では、50個の画素の各々の信号強度を、求めた平均値で除算して規格化する。
次に、任意の1つの島部I4について、島部I4を構成する画素の信号強度(規格化された信号強度)の和を求める。これにより、島部I4における信号強度の和Intを求めることができる。次に、島部I4の面積Sに、求めた信号強度の和Intを乗算し、Me+2×MADで除算する。この処理を、抽出された全ての島部I4に対して行い、その総和を求める。
図8に示す例では、まず、島部I4aを構成する13個の画素の信号強度(規格化された信号強度)の和を求めて、島部I4aにおける信号強度の和IntI4aを求める。次に、島部I4aの面積SI4aに、求めた信号強度の和IntI4aを乗算し、Me+2×MADで除算して、島部I4aのムラ度AI4aを求める。
同様に、島部I4bのムラ度AI4bおよび島部I4cのムラ度AI4cを求める。
ただし、IntI4bは島部I4aにおける信号強度の和であり、IntI4cは島部
I4cにおける信号強度の和である。
次に、島部I4aのムラ度AI4a、島部I4bのムラ度AI4bおよび島部I4cのムラ度AI4cの和を計算し、元素マップM2におけるムラ度Aを求める。
以上の工程により、元素マップM2におけるムラ度Aを求めることができる。
ムラ度Aは、数値が大きいほど、元素分布のムラが多いことを意味する。例えば、元素マップM2において、ムラ度Aが10以下の場合(A≦10)にムラが無いとし、ムラ度Aが10より大きく20より小さい場合(10<A≦20)にムラが少しあるとし、ムラ度Aが20よりも大きい場合(A>20)にムラが大きいとして、元素分布のムラを評価してもよい。
2.6. 特徴
第2実施形態に係る元素分布のムラの評価方法は、例えば、以下の特徴を有する。
第2実施形態に係る元素分布のムラの評価方法では、元素マップM2から抽出された複数の島部I2から上記式(1)を満たす島部I4を抽出し、抽出された島部I4から上記式(3)を用いて元素マップM2におけるムラ度Aを求める。そのため、第2実施形態に係る元素分布のムラの評価方法では、第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法と同様に、元素分布のムラの度合いを数値化できる。
さらに、第2実施形態に係る元素分布のムラの評価方法では、上記式(3)に示すように、信号強度を考慮して、元素マップM2における元素分布のムラの度合いを数値化することができる。そのため、例えば、同じ面積の島部I4であっても、X線の強度の大きい島部I4がある場合の方が、X線の強度の小さい島部I4がある場合よりも、ムラ度Aが大きくなる。このように、第2実施形態に係る元素分布のムラの評価方法では、X線の強度を考慮して、元素分布のムラの度合いを数値化することができる。したがって、より正確に元素分布のムラの度合いを数値化することができる。
第2実施形態に係る元素分布のムラの評価方法では、信号強度の和Intは、抽出された全ての島部I2を構成する画素の信号強度の平均値で規格化された値である。そのため、例えば、2つの元素マップM2の測定時間が大きく異なって、信号強度が異なる場合であっても、2つの元素マップM2の間の元素分布のムラの比較が可能である。
3. 第3実施形態
3.1. 走査電子顕微鏡
次に、第3実施形態に係る走査電子顕微鏡について、図面を参照しながら説明する。図10は、第3実施形態に係る走査電子顕微鏡100の構成を示す図である。以下では、本発明に係る荷電粒子線装置として、電子線で試料を走査して元素マップを取得する走査電子顕微鏡を例に挙げて説明するが、本発明に係る荷電粒子線装置は電子線以外の荷電粒子線(イオンビーム等)で試料を走査して元素マップを取得する装置であってもよい。
走査電子顕微鏡100は、図10に示すように、電子源10(荷電粒子線源の一例)と
、コンデンサーレンズ12と、対物レンズ14と、偏向器16と、試料ステージ20と、二次電子検出器30と、X線検出器40と、信号処理部50と、処理部60と、操作部70と、表示部72と、記憶部74と、を含む。
電子源10は、電子を発生させる。電子源10は、例えば、陰極から放出された電子を陽極で加速し電子線EBを放出する電子銃である。
コンデンサーレンズ12は、電子源10から放出された電子線EBを集束させる。コンデンサーレンズ12によって、電子線EBの径および電子線EBの電流量を制御することができる。
対物レンズ14は、試料2の直前に配置されている。対物レンズ14は、電子線EBを集束させて電子プローブを形成する。対物レンズ14は、例えば、コイルと、ヨークと、を含んで構成されている。対物レンズ14では、コイルで作られた磁力線を、鉄などの透磁率の高い材料で作られたヨークに閉じ込め、ヨークの一部に切欠き(レンズギャップ)を作ることで、高密度に分布した磁力線を光軸上に漏洩させる。
偏向器16は、電子線EBを二次元的に偏向させる。偏向器16に走査信号が入力されることによって、電子線EB(電子プローブ)で試料2上を走査することができる。
試料ステージ20は、試料2を支持することができる。試料ステージ20は、試料2を移動させるための移動機構を含んで構成されている。試料ステージ20で試料2を移動させることにより、試料2上での電子線EBが照射される位置を移動させることができる。
二次電子検出器30は、試料2から放出された二次電子を検出する。二次電子検出器30の出力信号は、走査信号により特定される電子線EBの照射位置の情報と関連づけられて、記憶装置(図示せず)に記憶される。これにより、二次電子像(SEM像)を取得することができる。
X線検出器40は、電子線EBが試料2に照射することにより試料2から発生する特性X線を検出する。X線検出器40は、例えば、シリコンドリフト検出器(silicon drift detector、SDD)である。
信号処理部50は、例えば、マルチチャンネルアナライザーを含んで構成されている。信号処理部50では、X線検出器40から出力された電気信号のパルス波高値に基づいてエネルギー値を解析し、対応するチャンネルを割り当てる処理を行い、X線検出器40で検出されたX線をエネルギーごとに計数する。これにより、元素に固有のX線のカウント数(計数率)、すなわち信号強度を得ることができる。
操作部70は、ユーザーからの指示を信号に変換して処理部60に送る処理を行う。操作部70は、例えば、ボタン、キー、トラックボール、タッチパネル型ディスプレイ、マイクなどの入力機器により実現できる。
表示部72は、処理部60で生成された画像を出力する。表示部72は、例えば、LCD(liquid crystal display)などのディスプレイにより実現できる。
記憶部74は、処理部60が各種計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータを記憶している。また、記憶部74は、処理部60のワーク領域としても用いられる。記憶部74は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、およびハードディスクなどにより実現できる。
処理部60は、元素マップを生成する処理や、元素マップにおける元素分布のムラの度合いを求める処理などの処理を行う。処理部60の機能は、各種プロセッサー(CPU(Central Processing Unit)など)でプログラムを実行することにより実現できる。処理部60は、元素マップ生成部62と、評価部64と、を含む。
元素マップ生成部62は、図2に示す元素マップM2を生成する処理を行う。元素マップ生成部62は、X線検出器40で試料2の各点からのX線を検出して得られた信号強度を、試料2の各点に対応する画素の輝度に反映することで元素マップM2を生成する。
評価部64は、元素マップM2に基づいて、元素分布のムラの度合いを評価する。評価部64は、元素マップ生成部62で生成された元素マップM2を取得し、元素マップM2における元素分布のムラの度合いを求める。評価部64は、上述した第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法を用いてムラ度Aを求める。具体的には、評価部64は、元素マップを取得する処理と、元素マップに対してビニング処理を行う処理と、元素マップからX線強度が閾値T以上である画素が連続した島部I2を抽出する処理と、元素マップから抽出された複数の島部I2から上記式(1)を満たす島部I4を抽出する処理と、抽出された島部I4から、上記式(2)を用いてムラ度Aを求める処理と、を行う。
このように、走査電子顕微鏡100では、評価部64が上述した第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法を用いてムラ度Aを求める。したがって、走査電子顕微鏡100では、元素マップにおける元素分布のムラの度合いを数値化できる。
3.2. 変形例
なお、上記では、評価部64が、上述した第1実施形態に係る元素分布のムラの評価方法を用いて、ムラ度Aを求める場合について説明したが、評価部64は、上述した第2実施形態に係る元素分布のムラの評価方法を用いて、ムラ度Aを求めてもよい。この場合は、評価部64は、元素マップを取得する処理と、元素マップに対してビニング処理を行う処理と、元素マップからX線強度が閾値以上である画素が連続した島部I2を抽出する処理と、元素マップから抽出された複数の島部I2から上記式(1)を満たす島部I4を抽出する処理と、抽出された島部I4から、上記式(3)を用いてムラ度Aを求める処理と、を行う。この場合も、上記の例と同様に、走査電子顕微鏡100では、元素マップにおける元素分布のムラの度合いを数値化できる。
また、上記では、本発明に係る荷電粒子線装置が、走査電子顕微鏡である場合について説明したが、本発明に係る荷電粒子線装置は、荷電粒子線で試料2を走査して元素マップを取得可能な装置であればよい。本発明に係る荷電粒子線装置は、例えば、走査透過電子顕微鏡であってもよいし、電子プローブマイクロアナライザーであってもよい。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
2…試料、10…電子源、12…コンデンサーレンズ、14…対物レンズ、16…偏向器、20…試料ステージ、30…二次電子検出器、40…X線検出器、50…信号処理部、60…処理部、62…元素マップ生成部、64…評価部、70…操作部、72…表示部、
74…記憶部、100…走査電子顕微鏡

Claims (6)

  1. 元素マップにおける元素分布のムラの評価方法であって、
    前記元素マップを取得する工程と、
    前記元素マップから信号強度が閾値以上である画素が連続した第1島部を抽出する工程と、
    前記元素マップから抽出された複数の前記第1島部から、前記第1島部の面積をSとし、前記第1島部の面積の中央値をMeとし、前記第1島部の中央絶対偏差をMADとした場合に、
    S>Me+2×MAD
    を満たす第2島部を抽出する工程と、
    抽出された前記第2島部から、次式を用いて、前記元素分布のムラの度合いAを求める工程と、
    を含む、元素分布のムラの評価方法。
  2. 元素マップにおける元素分布のムラの評価方法であって、
    前記元素マップを取得する工程と、
    前記元素マップから信号強度が閾値以上である画素が連続した第1島部を抽出する工程と、
    前記元素マップから抽出された複数の前記第1島部から、前記第1島部の面積をSとし、前記第1島部の面積の中央値をMeとし、前記第1島部の中央絶対偏差をMADとした場合に、
    S>Me+2×MAD
    を満たす第2島部を抽出する工程と、
    前記第2島部を構成する画素の信号強度の和をIntとした場合に、抽出された前記第2島部から、次式を用いて、前記元素分布のムラの度合いAを求める工程と、
    を含む、元素分布のムラの評価方法。
  3. 請求項2において、
    前記信号強度の和Intは、抽出された全ての前記第2島部を構成する画素の信号強度の平均値で規格化された値である、元素分布のムラの評価方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記第1島部を抽出する工程は、
    前記元素マップを構成する画素の信号強度の平均値をAveとし、前記元素マップを構成する画素の信号強度の分散をVとし、係数をKとした場合に、前記閾値Tを、
    T=Ave+K×V
    とする、元素分布のムラの評価方法。
  5. 荷電粒子線源と、
    前記荷電粒子線源から放出された荷電粒子線を走査する偏向器と、
    前記荷電粒子線が試料に照射されることによって前記試料から放出された信号を検出する検出器と、
    前記検出器で前記試料の各点からの前記信号を検出して得られた信号強度を、前記試料の各点に対応する画素の輝度に反映することで元素マップを生成する元素マップ生成部と、
    前記元素マップに基づいて、元素分布のムラの評価を行う評価部と、
    を含み、
    前記評価部は、
    前記元素マップを取得する処理と、
    前記元素マップから信号強度が閾値以上である画素が連続した第1島部を抽出する処理と、
    前記元素マップから抽出された複数の前記第1島部から、前記第1島部の面積をSとし、前記第1島部の面積の中央値をMeとし、前記第1島部の中央絶対偏差をMADとした場合に、
    S>Me+2×MAD
    を満たす第2島部を抽出する処理と、
    抽出された前記第2島部から、次式を用いて、前記元素分布のムラの度合いAを求める処理と、
    を行う、荷電粒子線装置。
  6. 荷電粒子線源と、
    前記荷電粒子線源から放出された荷電粒子線を走査する偏向器と、
    前記荷電粒子線が試料に照射されることによって前記試料から放出された信号を検出する検出器と、
    前記検出器で前記試料の各点からの前記信号を検出して得られた信号強度を、前記試料の各点に対応する画素の輝度に反映することで元素マップを生成する元素マップ生成部と、
    前記元素マップに基づいて、元素分布のムラの評価を行う評価部と、
    を含み、
    前記評価部は、
    前記元素マップを取得する処理と、
    前記元素マップから信号強度が閾値以上である画素が連続した第1島部を抽出する処理と、
    前記元素マップから抽出された複数の前記第1島部から、前記第1島部の面積をSとし、前記第1島部の面積の中央値をMeとし、前記第1島部の中央絶対偏差をMADとした場合に、
    S>Me+2×MAD
    を満たす第2島部を抽出する処理と、
    前記第2島部を構成する画素の信号強度の和をIntとした場合に、抽出された前記第2島部から、次式を用いて、前記元素分布のムラの度合いAを求める処理と、
    を行う、荷電粒子線装置。
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