JP2005201285A - 油圧作動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】狭い場所にでも油圧作動工具を移動配置させ、効果的に作業を行うことのできる油圧作動装置を提供すること。
【解決手段】圧力油発生ユニット1の圧力油通過路14の端部に第1のカップリング部18を設け、油圧作動工具2の圧力油供給路24の端部に第2のカップリング部25を設け、ホース3の一端部に第1のカップリング部18と同一形状の第3のカップリング部32を設け、他端部に第2のカップリング部25と同一形状の第4のカップリング部34を設け、第1のカップリング部18と第2のカップリング部25とは着脱可能であると共に、第3のカップリング部32と第2のカップリング部25および第4のカップリング部34と第1のカップリング部18とはそれぞれ着脱可能であり、第4のカップリング部34内には油通路を開閉する手動の開閉手段329が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】圧力油発生ユニット1の圧力油通過路14の端部に第1のカップリング部18を設け、油圧作動工具2の圧力油供給路24の端部に第2のカップリング部25を設け、ホース3の一端部に第1のカップリング部18と同一形状の第3のカップリング部32を設け、他端部に第2のカップリング部25と同一形状の第4のカップリング部34を設け、第1のカップリング部18と第2のカップリング部25とは着脱可能であると共に、第3のカップリング部32と第2のカップリング部25および第4のカップリング部34と第1のカップリング部18とはそれぞれ着脱可能であり、第4のカップリング部34内には油通路を開閉する手動の開閉手段329が設けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧作動式ピストンによりスプレッダやカッタなどの作動工具を駆動する油圧作動装置に係わり、とりわけ作動工具と圧力油発生ユニットとを、一体型及び分離型の二つの方法で使用することができる油圧作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に係わる油圧作動装置は、例えば交通事故で車内に閉じこめられた人を救助する際や、地震災害で建物内に閉じこめられた人を救出する際に用いられる装置であるが、このような装置を事故現場で効果的に使用するには、装置は小型で軽量であると共に、現場の状況に応じて作動工具を最適な位置に配置し得るものでなければならない。
【0003】
本件出願人は、このような技術的課題を解決するために、平成12年9月8日付で提出した特許出願2000年−第273697号「油圧作動装置」により、作業者が片手のみで各種操作をして作動機構の制御を行うことができると共に、半身になって作業しなければならないような狭い現場であっても、何ら支障なく作業を行うことのできる油圧作動装置を提案した。
【0004】
この油圧作動装置は、銃把状のハンドグリップを有する油圧発生部と、油圧発生部からの圧力油で往復動するピストンにより駆動される作動機構を有する油圧作動部とを具備する油圧作動装置において、油圧発生部に、前後方向にスライドして油圧作動部に送られる圧力油を戻し通路に戻すスプール弁と、先端側がスプール弁に連結される操作杆と、操作杆の基端側に連結されハンドルグリップの近傍に位置するスライド用ハンドルとを備えた油路切替機構が取り付けられたことを特徴とするものである。
【0005】
またこの油圧作動装置は、油圧発生部と油圧作動部とを、油圧発生部側又は油圧作動部側のいずれか一方側に固定され、周面にリング溝を有する締め付けカラーと、油圧作動部側又は油圧発生部側のいずれか他方側に固定されて、締め付けカラーの外周部に装着され、周面に組み込まれた複数の鋼球がリング溝に嵌合されるソケットフランジと、ソケットフランジの外周部に周方向に回動可能に装着され、内周面に前記各鋼球に対応する凹部を有するスリーブとを備えた着脱機構を介し、着脱可能に連結してあることを特徴としている。
【0006】
この油圧作動装置によれば、必要に応じ最適な油圧作動部(例えば切断用油圧作動工具)を油圧発生部(圧力油発生ユニット)に連結装着し、片手でハンドルグリップを把持し、油圧作動工具を所要の位置に移動配置し、スライド用ハンドルを操作して作業を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この油圧作動装置を用いることにより、一人の作業者が、狭い場所での救助作業を効果的に行うことができるようになったが、現場によっては、こじ開けあるいは切断等すべき部分が、障害物の奥の方に位置することがあり、油圧作動工具をその位置に的確に移動配置させることが困難な場合があった。
【0008】
これは、油圧作動装置の油圧発生部(圧力油発生ユニット)が、障害物にぶつかって油圧作動工具をその位置に近づけることができないことが主な原因となっていた。
【0009】
本発明は、上記従来の油圧作動装置が有する問題を解決するためになされたものであり、狭い場所にでも油圧作動工具を移動配置させ、効果的に作業を行うことのできる油圧作動装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を解決するために、油貯留部と、この油貯留部に貯留された油を加圧し圧力油を発生させる油圧発生機構と、この圧力油が通過する圧力油通過路とを備えた携帯可能な圧力油発生ユニットと;
圧力油発生ユニットから発生された圧力油で往復動するピストンにより駆動される作動機構と、圧力油をピストンへ供給する圧力油供給路とを備えた携帯可能な油圧作動工具と;
前記圧力油発生ユニットの圧力油通過路と油圧作動工具の圧力油供給路とを互いに接続し、圧力油発生ユニットから油圧作動工具へ圧力油を供給する油通路の形成された可撓性のホースと;
からなる油圧作動装置において、
圧力油発生ユニットの圧力油通過路の端部には第1のカップリング部が設けられ、油圧作動工具の圧力油供給路の端部には第2のカップリング部が設けられ、前記ホースの一端部には前記第1のカップリング部と同一形状の第3のカップリング部が設けられ、他端部には前記第2のカップリング部と同一形状の第4のカップリング部が設けられ、前記第1のカップリング部と第2のカップリング部とは着脱可能であると共に、前記第3のカップリング部と第2のカップリング部および前記第4のカップリング部と第1のカップリング部とはそれぞれ着脱可能であり、前記第4のカップリング内には前記油通路を開閉する手動の開閉手段が設けられていることを特徴としている。
【0011】
本発明によれば、圧力油発生ユニットが邪魔になって、必要箇所へ油圧作動工具を移動配置することができないような場合には、圧力油発生ユニットと油圧作動工具とを分離し、それぞれを可撓性のホースで接続し、油圧作動工具のみを必要箇所へ移動配置することができる。そしてこのような場合には、通常二人の作業者が共同で作業することになるが、油圧作動工具を保持した作業者は、ホースの他端部に設けられた第4のカップリング内の油通路を開閉する手動の開閉手段を操作して、圧力油発生ユニットを保持する作業者とは独立して油圧作動工具の作動を制御することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態を示す断面図である。本発明による油圧作動装置は、圧力油発生ユニット1と、油圧作動工具2と、圧力油発生ユニット1と油圧作動工具2とを着脱可能に接続する可撓性のホース3とからなる。
【0014】
圧力油発生ユニット1は、図2に示すように、圧力油発生ユニット本体11内に設けられた油貯留部12と、この油貯留部12に貯留された油を加圧し圧力油を発生させる油圧発生機構13と、この圧力油が通過する圧力油通過路14とを備え、圧力油発生ユニット本体11の基端部に連結された銃把状のハンドルグリップ15を把持することにより携帯可能とされている。
【0015】
油圧発生機構13は、前記特許出願2000年−第273697号の明細書及び図面に記載されたと同様に、電動モータ16により駆動されるポンプ機構を備え、発生された圧力油は、圧力油通過路14へ流れる。
【0016】
この圧力油通過路14の途中には、スプール弁17aが配設され、このスプール弁17aを操作レバー17で軸方向に移動させることにより、圧力油を油圧作動工具2側へ供給又は供給停止することができるようにされている。
【0017】
圧力油発生ユニット1の圧力油通過路14の端部には、圧力油発生ユニット本体11に連設して第1のカップリング部18が設けられている。
【0018】
第1のカップリング部18は、圧力油発生ユニット本体11から軸線方向に突設されたシリンダ部181を有する。このシリンダ部181の先端付近には、円周上に穿設された複数の貫通孔に、複数の楕円形ピン182がシリンダ部181の外方から内方に向けて移動自在に捜入配置されている。また、シリンダ部181の外周部には、カップリングスリーブ183が軸方向に摺動可能に嵌合され、このカップリングスリーブ183を軸方向に摺動させることにより、前記複数の楕円形ピン182を外方からシリンダ部181の内方に突出させたり、内方から外方へ自由移動できるようになっている。
【0019】
シリンダ部181の内方側には、内部に圧力油通過路14が形成された細長い円柱状のガイド部材184が設けられ、このガイド部材184の外周に圧力油通過路14をシールする中空円筒状のシール部材185が軸方向に摺動可能に装着されている。このシール部材185は、ガイド部材184の外周部に開けられた圧力油通過路14の出口を開閉するためのものであり、圧力油発生ユニット1が、油圧作動工具2又はホース3と分離されている状態の時は、シリンダ部181内に配設されたリターンスプリング186により、圧力油通過路14の出口を閉鎖する位置に移動しており、圧力油発生ユニット1からの油漏れを防ぐことができる。また、油圧作動工具2又はホース3と接続された場合には、リターンスプリング186に抗して後退移動し、ガイド部材184の外周部に開けられた圧力油通過路14の出口を開放し、圧力油の供給を可能にする。
【0020】
油圧作動工具2は、図3に示すように、中空円筒状のシリンダ本体21と、シリンダ本体21内に往復動可能に配設された圧力油により駆動されるピストン22と、このピストン22の往復動により作動する作動機構23と、圧力油をピストン22の後端部に供給する圧力油供給路24とから構成され、圧力油供給路24を取り囲むように第2のカップリング部25が設けられている。
【0021】
この第2のカップリング部25は、シリンダ本体21の後端部を閉鎖するように、シリンダ本体21の後端部に固定され、外方に突出する円柱部251を備えている。円柱部251の外経寸法は、前記第1のカップリング部18のシリンダ部181の内径寸法と同じであり、円柱部251がシリンダ部181内に嵌合されるようになっている。
【0022】
円柱部251の外周面には円周上に前記楕円形ピン182と同数の凹部252が設けられ、この凹部252に楕円形ピン182の先端が挿入可能とされている。
【0023】
第2のカップリング部25内の圧力油供給路24の端部には、チェックバルブ253が配設され、シリンダ本体21内の油流出が防止されている。
【0024】
シリンダ本体21内には、ピストン22を原位置に復帰させるためのリターンスプリング26が配設されている。
【0025】
図3においては、油圧作動工具として、こじ開け作業に用いるスプレッダ230が示されている。スプレッダ230は、一対のこじ開け用爪部材231を備え、この爪部材231は、その後端部がそれぞれピン232によりシリンダ本体21に枢着されている。そして、このような構成により、ピストン22が圧力油で前進移動(図1では左方向移動)すれば、ピストン22に押されて、一対の爪部材231が、互いに離れる方向に回動し、こじ開け作業がなされる。
【0026】
ホース3は、図4に示すように、高圧に耐えられる強度を有する可撓性部材により成形され、内部に圧力油発生ユニット1から油圧作動工具2へ圧力油を供給する油通路31が形成されている。
【0027】
また、ホース3の両端部には、前記第1のカップリング部18と第2のカップリング部25とにそれぞれ接続可能な第3のカップリング部32及び第4のカップリング部34が設けられている。
【0028】
すなわち、第3のカップリング部32は、第2のカップリング部25と接続可能であり、第4のカップリング部34は、第1のカップリング部18と接続可能である。
【0029】
従って、第3のカップリング部32は、基本的に第1のカップリング部18と同一の形状構造をしており、また、第4のカップリング部34は、基本的に第2のカップリング部25と同一の形状構造をしている。
【0030】
第3のカップリング部32は、第1のカップリング部18と同様、中空円筒状のシリンダ部321を有し、このシリンダ部321の先端部付近に複数の楕円形ピン322がシリンダ部321の内方へ移動可能に挿入配置されている。また、シリンダ部321の外周側に、楕円形ピン322を内方へ移動させるカップリングスリーブ323が軸方向に摺動可能に装着されている。
【0031】
シリンダ部321の内部には、細長い円柱状のガイド部材324が設けられ、このガイド部材324の外周に油通路31をシールする中空円筒状のシール部材325が軸方向に摺動可能に装着されている。また、シール部材325を閉鎖位置に保持するリターンスプリング326が、シリンダ部321内に配設されている。
【0032】
第3のカップリング部32のシリンダ部321の後端部は、操作者が保持可能な円柱形状の保持部327に接合され、この保持部327内を油通路31が貫通形成されている。そして保持部327には、この油通路31を横切って貫通する貫通穴328が穿設され、貫通穴328には、円柱状の開閉バルブ329が摺動可能に挿入されている。
【0033】
この開閉バルブ329は、油通路31を閉鎖、開放するもので、途中部分に油通路31を連通させる貫通穴331が、開閉バルブ329の軸線方向に直行して穿設され手いる。また、保持部327の外側に突出している開閉バルブ329の外周部にはスプリング332が装着され、通常は、開閉バルブ329の貫通穴331が、油通路31と整合しない位置、すなわち開閉バルブ329が油通路31を閉鎖する位置にあるよう保持している。
【0034】
第4のカップリング部34は、第2のカップリング部25と同様、第1のカップリング部18のシリンダ部181の内径と同一の外形寸法を有する円柱部341を有し、この円柱部341の外周面には円周上に、前記楕円ピン182と同数の凹部342が設けられ、この凹部342に楕円ピン182の先端が挿入可能とされている。
【0035】
また、第4のカップリング部34内の油通路31の端部には、チェックバルブ343が配設され、ホース3内の油流出が防止されている。
【0036】
次に、このような構成からなる本発明の実施態様の作用について説明する。
【0037】
事故現場などで油圧作動装置を使用する際、作業する場所が狭いときは、図1に示すように、ホース3を用いて圧力油発生ユニット1と油圧作動工具2とを接続し、作業者は、油圧作動工具2とホース3の先端部を持って油圧作動工具2を作業場所に移動配置する。
【0038】
開閉バルブ329を手動操作して、油通路31の出口を閉鎖する位置に動かし、その状態で他の作業者が圧力油発生ユニット1の電動モータ16を駆動する。電動モータ16の駆動により、油圧発生機構13が作動し、油貯留部12内の油が吸引加圧され、圧力油となって圧力油通過路14に送られる。
【0039】
圧力油が圧力油通過路14から油通路31に充填された時点で、前方部にいる作業者が開閉バルブ329を移動し、油通路31の出口を開放すると、圧力油が圧力油供給路24を通って油圧作動工具2のシリンダ本体21内に流入し、ピストン22を前進移動させる。これにより、作動機構23が作動し、スプレッダ230の爪部材231が開放する方向に回動し、こじ開け作業がなされる。
【0040】
また、スプレッダ230を開いた状態(こじ開けた状態)に保持する場合には、開閉バルブ329を前方部にいる作業者が移動操作し、油通路31の出口を閉鎖する。これにより、圧力油がシリンダ本体21内に密封された状態になるので、ピストン22の停止位置が維持され、こじ開け状態が保持される。また、後方の作業者が電動モータ16を停止した場合でも、こじ開けた状態を保持でき、例えば足などを挟まれた人の救出作業が支障を来すことがない。
【0041】
このように、作業現場に最も近い作業者が、後方の作業者に指示しなくても独自の判断でスプレッダ230の開放、開放位置で固定する操作を行うことができ、事故にあった人の救出を効果的に実施できる上できわめて有効である。
【0042】
作業を停止する場合には、開閉バルブ329を油通路31と圧力油供給路24が連通する位置に移動させ、電動モータ16を停止し、圧力油を油貯留部12に戻す。これにより、シリンダ本体21内の油圧が低下し、リターンスプリング26により、ピストン22が元の位置に復帰し、スプレッダ230の一対の爪部材231が閉じる方向に回動する。
【0043】
ここで、ホース3を用いて圧力油発生ユニット1と油圧作動工具2とを接続する方法について説明する。
【0044】
まず、圧力油発生ユニット1の第1のカップリング部18に対し、ホース3の第4のカップリング部34を接続する場合は、第4のカップリング部34の円柱部341を第1のカップリング部18のシリンダ部181に挿入する。この挿入は、カップリングスリーブ183を後方移動(図2では右方向移動)し、楕円形ピン182を開放した状態で行う。
【0045】
円柱部341をシリンダ部181に挿入すると、円柱部341に押されてシール部材185が後退し、圧力油通過路14の出口が開放される。これにより、圧力油発生ユニット1の圧力油通過路14とホース3の油通路31とが連通する。
【0046】
円柱部341を挿入後、カップリングスリーブ183を元の位置に戻す(図2では左方向に移動する)と、カップリングスリーブ183の内壁で楕円形ピン182がシリンダ部181内方向に押し出され、先端部が円柱部341の外周面に設けられた凹部342に進入する。これにより円柱部341がシリンダ部181内に固定保持される。
【0047】
油圧作動工具2とホース3との接続も同様に、油圧作動工具2の第2のカップリング部25をホース3の第3のカップリング部32に挿入することによりなされる。
【0048】
すなわち、カップリングスリーブ323を後退移動した状態で円柱部251をシリンダ部321内に挿入し、楕円形ピン322の先端部を凹部252に挿入して、両者を固定する。また、円柱部251が挿入されることにより、シール部材325が後退移動し、油通路31と圧力油供給路24とが連通される。
【0049】
事故現場等の状況で、本実施の態様による油圧作動装置を一人の作業者が操作して使用する場合には、ホース3を用いないで、圧力油発生ユニット1と油圧作動工具2とを直接接合して使用する。
【0050】
この場合には、上記した操作と逆の操作によりそれぞれのカップリング接合を解除し、第1のカップリング部18と第2のカップリング部25とを直接接合する。第1のカップリング部18と第3のカップリング部32とは基本的に同一形状をしており、また、第2のカップリング部25と第4のカップリング部34とは基本的に同一形状をしているので、上記したと同一の操作により第1のカップリング部18と第2のカップリング部25とを直接接合することができる。
【0051】
図5は、この圧力油発生ユニット1と油圧作動工具2とが直接接合された状態を示す図である。
【0052】
この使用態様で油圧作動装置を用いる場合には、前記したと同様に電動モータ16を駆動し、圧力油を発生させ、油圧作動工具2へ供給することにより、スプレッダ230を開放方向に回動する。
【0053】
こじ開けた状態を保持する場合には、操作レバー17を手動操作し、スプール弁17aを軸方向に移動させ、圧力油通過路14を遮断する。これにより、電動モータ16を停止した場合でも、圧力油が油貯留部12に逆流することが防止され、こじ開けた状態が保持される。
【0054】
本実施の態様では、油圧作動工具2としてスプレッダ230を用いた例を示したが、この他にも例えば、鉄筋カッタ、板金カッタ等各種の作動工具を用途に応じて適宜交換使用することができる。
【0055】
以上説明したように、本実施の態様によれば、圧力油発生ユニット1と油圧作動工具2とを備えた油圧作動装置を、ホース3を用いて油圧作動工具2を圧力油発生ユニット1から分離した状態で使用することができ、圧力油発生ユニット1が邪魔になって入り込めないような狭い作業場所にも油圧作動工具2を移動配置して作業することができる。
【0056】
また、作業者を二人に分け、前方の作業者が油圧作動工具2を用いて作業する場合、第3のカップリング部32に設けられた開閉バルブ329を操作して、後方の作業者とは独立して油圧作動工具2を作動することができ、救出作業等を効果的に行うことができる。特に、スプレッダ230を用いてこじ開け作業を行う場合、こじ開けた状態を前方の作業者のみの操作で保持することができ、後方の作業者と連絡が採りにくい場合でも、作業を安全確実に行うことができる。
【0057】
また、一人の作業者で使用するときは、ホース3を外し、油圧作動工具2を圧力油発生ユニット1に直接接続して使用することができる。この場合には、作業者がハンドグリップ15を片手で把持し、他方の手で油圧作動工具2のシリンダ本体21を把持して作業することができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、圧力油発生ユニットが邪魔になって、必要箇所へ油圧作動工具を移動配置することができないような場合には、圧力油発生ユニットと油圧作動工具とを分離し、それぞれを可撓性のホースで接続し、油圧作動工具のみを必要箇所へ移動配置することができる。そしてこのような場合には、通常二人の作業者が共同で作業することになるが、油圧作動工具を保持した作業者は、ホースの他端部に設けられた第4のカップリング内の油通路を開閉する手動の開閉手段を操作して、圧力油発生ユニットを保持する作業者とは独立して油圧作動工具の作動を制御することができる。
【0059】
また、一人の作業者で作業するときは、圧力油発生ユニットと油圧作動工具とを直接接続し、油圧作動装置を使用することができる。
【0060】
本発明は、事故現場で救出作業を行う装置として用いる場合、作業効率を向上させ、特に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す断面図。
【図2】圧力油発生ユニットの一例を示す断面図。
【図3】油圧作動工具の一例を示す断面図。
【図4】ホースの一例を示す部分断面図。
【図5】圧力油発生ユニットと油圧作動工具とを直接接合した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 圧力油発生ユニット
12 油貯留部
13 油圧発生機構
14 圧力油通過路
18 第1のカップリング
2 油圧作動工具
21 シリンダ本体
22 ピストン
23 作動機構
24 圧力油供給路
25 第2のカップリング
230 スプレッダ
3 ホース
31 油通路
32 第3のカップリング
329 開閉バルブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧作動式ピストンによりスプレッダやカッタなどの作動工具を駆動する油圧作動装置に係わり、とりわけ作動工具と圧力油発生ユニットとを、一体型及び分離型の二つの方法で使用することができる油圧作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に係わる油圧作動装置は、例えば交通事故で車内に閉じこめられた人を救助する際や、地震災害で建物内に閉じこめられた人を救出する際に用いられる装置であるが、このような装置を事故現場で効果的に使用するには、装置は小型で軽量であると共に、現場の状況に応じて作動工具を最適な位置に配置し得るものでなければならない。
【0003】
本件出願人は、このような技術的課題を解決するために、平成12年9月8日付で提出した特許出願2000年−第273697号「油圧作動装置」により、作業者が片手のみで各種操作をして作動機構の制御を行うことができると共に、半身になって作業しなければならないような狭い現場であっても、何ら支障なく作業を行うことのできる油圧作動装置を提案した。
【0004】
この油圧作動装置は、銃把状のハンドグリップを有する油圧発生部と、油圧発生部からの圧力油で往復動するピストンにより駆動される作動機構を有する油圧作動部とを具備する油圧作動装置において、油圧発生部に、前後方向にスライドして油圧作動部に送られる圧力油を戻し通路に戻すスプール弁と、先端側がスプール弁に連結される操作杆と、操作杆の基端側に連結されハンドルグリップの近傍に位置するスライド用ハンドルとを備えた油路切替機構が取り付けられたことを特徴とするものである。
【0005】
またこの油圧作動装置は、油圧発生部と油圧作動部とを、油圧発生部側又は油圧作動部側のいずれか一方側に固定され、周面にリング溝を有する締め付けカラーと、油圧作動部側又は油圧発生部側のいずれか他方側に固定されて、締め付けカラーの外周部に装着され、周面に組み込まれた複数の鋼球がリング溝に嵌合されるソケットフランジと、ソケットフランジの外周部に周方向に回動可能に装着され、内周面に前記各鋼球に対応する凹部を有するスリーブとを備えた着脱機構を介し、着脱可能に連結してあることを特徴としている。
【0006】
この油圧作動装置によれば、必要に応じ最適な油圧作動部(例えば切断用油圧作動工具)を油圧発生部(圧力油発生ユニット)に連結装着し、片手でハンドルグリップを把持し、油圧作動工具を所要の位置に移動配置し、スライド用ハンドルを操作して作業を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この油圧作動装置を用いることにより、一人の作業者が、狭い場所での救助作業を効果的に行うことができるようになったが、現場によっては、こじ開けあるいは切断等すべき部分が、障害物の奥の方に位置することがあり、油圧作動工具をその位置に的確に移動配置させることが困難な場合があった。
【0008】
これは、油圧作動装置の油圧発生部(圧力油発生ユニット)が、障害物にぶつかって油圧作動工具をその位置に近づけることができないことが主な原因となっていた。
【0009】
本発明は、上記従来の油圧作動装置が有する問題を解決するためになされたものであり、狭い場所にでも油圧作動工具を移動配置させ、効果的に作業を行うことのできる油圧作動装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を解決するために、油貯留部と、この油貯留部に貯留された油を加圧し圧力油を発生させる油圧発生機構と、この圧力油が通過する圧力油通過路とを備えた携帯可能な圧力油発生ユニットと;
圧力油発生ユニットから発生された圧力油で往復動するピストンにより駆動される作動機構と、圧力油をピストンへ供給する圧力油供給路とを備えた携帯可能な油圧作動工具と;
前記圧力油発生ユニットの圧力油通過路と油圧作動工具の圧力油供給路とを互いに接続し、圧力油発生ユニットから油圧作動工具へ圧力油を供給する油通路の形成された可撓性のホースと;
からなる油圧作動装置において、
圧力油発生ユニットの圧力油通過路の端部には第1のカップリング部が設けられ、油圧作動工具の圧力油供給路の端部には第2のカップリング部が設けられ、前記ホースの一端部には前記第1のカップリング部と同一形状の第3のカップリング部が設けられ、他端部には前記第2のカップリング部と同一形状の第4のカップリング部が設けられ、前記第1のカップリング部と第2のカップリング部とは着脱可能であると共に、前記第3のカップリング部と第2のカップリング部および前記第4のカップリング部と第1のカップリング部とはそれぞれ着脱可能であり、前記第4のカップリング内には前記油通路を開閉する手動の開閉手段が設けられていることを特徴としている。
【0011】
本発明によれば、圧力油発生ユニットが邪魔になって、必要箇所へ油圧作動工具を移動配置することができないような場合には、圧力油発生ユニットと油圧作動工具とを分離し、それぞれを可撓性のホースで接続し、油圧作動工具のみを必要箇所へ移動配置することができる。そしてこのような場合には、通常二人の作業者が共同で作業することになるが、油圧作動工具を保持した作業者は、ホースの他端部に設けられた第4のカップリング内の油通路を開閉する手動の開閉手段を操作して、圧力油発生ユニットを保持する作業者とは独立して油圧作動工具の作動を制御することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態を示す断面図である。本発明による油圧作動装置は、圧力油発生ユニット1と、油圧作動工具2と、圧力油発生ユニット1と油圧作動工具2とを着脱可能に接続する可撓性のホース3とからなる。
【0014】
圧力油発生ユニット1は、図2に示すように、圧力油発生ユニット本体11内に設けられた油貯留部12と、この油貯留部12に貯留された油を加圧し圧力油を発生させる油圧発生機構13と、この圧力油が通過する圧力油通過路14とを備え、圧力油発生ユニット本体11の基端部に連結された銃把状のハンドルグリップ15を把持することにより携帯可能とされている。
【0015】
油圧発生機構13は、前記特許出願2000年−第273697号の明細書及び図面に記載されたと同様に、電動モータ16により駆動されるポンプ機構を備え、発生された圧力油は、圧力油通過路14へ流れる。
【0016】
この圧力油通過路14の途中には、スプール弁17aが配設され、このスプール弁17aを操作レバー17で軸方向に移動させることにより、圧力油を油圧作動工具2側へ供給又は供給停止することができるようにされている。
【0017】
圧力油発生ユニット1の圧力油通過路14の端部には、圧力油発生ユニット本体11に連設して第1のカップリング部18が設けられている。
【0018】
第1のカップリング部18は、圧力油発生ユニット本体11から軸線方向に突設されたシリンダ部181を有する。このシリンダ部181の先端付近には、円周上に穿設された複数の貫通孔に、複数の楕円形ピン182がシリンダ部181の外方から内方に向けて移動自在に捜入配置されている。また、シリンダ部181の外周部には、カップリングスリーブ183が軸方向に摺動可能に嵌合され、このカップリングスリーブ183を軸方向に摺動させることにより、前記複数の楕円形ピン182を外方からシリンダ部181の内方に突出させたり、内方から外方へ自由移動できるようになっている。
【0019】
シリンダ部181の内方側には、内部に圧力油通過路14が形成された細長い円柱状のガイド部材184が設けられ、このガイド部材184の外周に圧力油通過路14をシールする中空円筒状のシール部材185が軸方向に摺動可能に装着されている。このシール部材185は、ガイド部材184の外周部に開けられた圧力油通過路14の出口を開閉するためのものであり、圧力油発生ユニット1が、油圧作動工具2又はホース3と分離されている状態の時は、シリンダ部181内に配設されたリターンスプリング186により、圧力油通過路14の出口を閉鎖する位置に移動しており、圧力油発生ユニット1からの油漏れを防ぐことができる。また、油圧作動工具2又はホース3と接続された場合には、リターンスプリング186に抗して後退移動し、ガイド部材184の外周部に開けられた圧力油通過路14の出口を開放し、圧力油の供給を可能にする。
【0020】
油圧作動工具2は、図3に示すように、中空円筒状のシリンダ本体21と、シリンダ本体21内に往復動可能に配設された圧力油により駆動されるピストン22と、このピストン22の往復動により作動する作動機構23と、圧力油をピストン22の後端部に供給する圧力油供給路24とから構成され、圧力油供給路24を取り囲むように第2のカップリング部25が設けられている。
【0021】
この第2のカップリング部25は、シリンダ本体21の後端部を閉鎖するように、シリンダ本体21の後端部に固定され、外方に突出する円柱部251を備えている。円柱部251の外経寸法は、前記第1のカップリング部18のシリンダ部181の内径寸法と同じであり、円柱部251がシリンダ部181内に嵌合されるようになっている。
【0022】
円柱部251の外周面には円周上に前記楕円形ピン182と同数の凹部252が設けられ、この凹部252に楕円形ピン182の先端が挿入可能とされている。
【0023】
第2のカップリング部25内の圧力油供給路24の端部には、チェックバルブ253が配設され、シリンダ本体21内の油流出が防止されている。
【0024】
シリンダ本体21内には、ピストン22を原位置に復帰させるためのリターンスプリング26が配設されている。
【0025】
図3においては、油圧作動工具として、こじ開け作業に用いるスプレッダ230が示されている。スプレッダ230は、一対のこじ開け用爪部材231を備え、この爪部材231は、その後端部がそれぞれピン232によりシリンダ本体21に枢着されている。そして、このような構成により、ピストン22が圧力油で前進移動(図1では左方向移動)すれば、ピストン22に押されて、一対の爪部材231が、互いに離れる方向に回動し、こじ開け作業がなされる。
【0026】
ホース3は、図4に示すように、高圧に耐えられる強度を有する可撓性部材により成形され、内部に圧力油発生ユニット1から油圧作動工具2へ圧力油を供給する油通路31が形成されている。
【0027】
また、ホース3の両端部には、前記第1のカップリング部18と第2のカップリング部25とにそれぞれ接続可能な第3のカップリング部32及び第4のカップリング部34が設けられている。
【0028】
すなわち、第3のカップリング部32は、第2のカップリング部25と接続可能であり、第4のカップリング部34は、第1のカップリング部18と接続可能である。
【0029】
従って、第3のカップリング部32は、基本的に第1のカップリング部18と同一の形状構造をしており、また、第4のカップリング部34は、基本的に第2のカップリング部25と同一の形状構造をしている。
【0030】
第3のカップリング部32は、第1のカップリング部18と同様、中空円筒状のシリンダ部321を有し、このシリンダ部321の先端部付近に複数の楕円形ピン322がシリンダ部321の内方へ移動可能に挿入配置されている。また、シリンダ部321の外周側に、楕円形ピン322を内方へ移動させるカップリングスリーブ323が軸方向に摺動可能に装着されている。
【0031】
シリンダ部321の内部には、細長い円柱状のガイド部材324が設けられ、このガイド部材324の外周に油通路31をシールする中空円筒状のシール部材325が軸方向に摺動可能に装着されている。また、シール部材325を閉鎖位置に保持するリターンスプリング326が、シリンダ部321内に配設されている。
【0032】
第3のカップリング部32のシリンダ部321の後端部は、操作者が保持可能な円柱形状の保持部327に接合され、この保持部327内を油通路31が貫通形成されている。そして保持部327には、この油通路31を横切って貫通する貫通穴328が穿設され、貫通穴328には、円柱状の開閉バルブ329が摺動可能に挿入されている。
【0033】
この開閉バルブ329は、油通路31を閉鎖、開放するもので、途中部分に油通路31を連通させる貫通穴331が、開閉バルブ329の軸線方向に直行して穿設され手いる。また、保持部327の外側に突出している開閉バルブ329の外周部にはスプリング332が装着され、通常は、開閉バルブ329の貫通穴331が、油通路31と整合しない位置、すなわち開閉バルブ329が油通路31を閉鎖する位置にあるよう保持している。
【0034】
第4のカップリング部34は、第2のカップリング部25と同様、第1のカップリング部18のシリンダ部181の内径と同一の外形寸法を有する円柱部341を有し、この円柱部341の外周面には円周上に、前記楕円ピン182と同数の凹部342が設けられ、この凹部342に楕円ピン182の先端が挿入可能とされている。
【0035】
また、第4のカップリング部34内の油通路31の端部には、チェックバルブ343が配設され、ホース3内の油流出が防止されている。
【0036】
次に、このような構成からなる本発明の実施態様の作用について説明する。
【0037】
事故現場などで油圧作動装置を使用する際、作業する場所が狭いときは、図1に示すように、ホース3を用いて圧力油発生ユニット1と油圧作動工具2とを接続し、作業者は、油圧作動工具2とホース3の先端部を持って油圧作動工具2を作業場所に移動配置する。
【0038】
開閉バルブ329を手動操作して、油通路31の出口を閉鎖する位置に動かし、その状態で他の作業者が圧力油発生ユニット1の電動モータ16を駆動する。電動モータ16の駆動により、油圧発生機構13が作動し、油貯留部12内の油が吸引加圧され、圧力油となって圧力油通過路14に送られる。
【0039】
圧力油が圧力油通過路14から油通路31に充填された時点で、前方部にいる作業者が開閉バルブ329を移動し、油通路31の出口を開放すると、圧力油が圧力油供給路24を通って油圧作動工具2のシリンダ本体21内に流入し、ピストン22を前進移動させる。これにより、作動機構23が作動し、スプレッダ230の爪部材231が開放する方向に回動し、こじ開け作業がなされる。
【0040】
また、スプレッダ230を開いた状態(こじ開けた状態)に保持する場合には、開閉バルブ329を前方部にいる作業者が移動操作し、油通路31の出口を閉鎖する。これにより、圧力油がシリンダ本体21内に密封された状態になるので、ピストン22の停止位置が維持され、こじ開け状態が保持される。また、後方の作業者が電動モータ16を停止した場合でも、こじ開けた状態を保持でき、例えば足などを挟まれた人の救出作業が支障を来すことがない。
【0041】
このように、作業現場に最も近い作業者が、後方の作業者に指示しなくても独自の判断でスプレッダ230の開放、開放位置で固定する操作を行うことができ、事故にあった人の救出を効果的に実施できる上できわめて有効である。
【0042】
作業を停止する場合には、開閉バルブ329を油通路31と圧力油供給路24が連通する位置に移動させ、電動モータ16を停止し、圧力油を油貯留部12に戻す。これにより、シリンダ本体21内の油圧が低下し、リターンスプリング26により、ピストン22が元の位置に復帰し、スプレッダ230の一対の爪部材231が閉じる方向に回動する。
【0043】
ここで、ホース3を用いて圧力油発生ユニット1と油圧作動工具2とを接続する方法について説明する。
【0044】
まず、圧力油発生ユニット1の第1のカップリング部18に対し、ホース3の第4のカップリング部34を接続する場合は、第4のカップリング部34の円柱部341を第1のカップリング部18のシリンダ部181に挿入する。この挿入は、カップリングスリーブ183を後方移動(図2では右方向移動)し、楕円形ピン182を開放した状態で行う。
【0045】
円柱部341をシリンダ部181に挿入すると、円柱部341に押されてシール部材185が後退し、圧力油通過路14の出口が開放される。これにより、圧力油発生ユニット1の圧力油通過路14とホース3の油通路31とが連通する。
【0046】
円柱部341を挿入後、カップリングスリーブ183を元の位置に戻す(図2では左方向に移動する)と、カップリングスリーブ183の内壁で楕円形ピン182がシリンダ部181内方向に押し出され、先端部が円柱部341の外周面に設けられた凹部342に進入する。これにより円柱部341がシリンダ部181内に固定保持される。
【0047】
油圧作動工具2とホース3との接続も同様に、油圧作動工具2の第2のカップリング部25をホース3の第3のカップリング部32に挿入することによりなされる。
【0048】
すなわち、カップリングスリーブ323を後退移動した状態で円柱部251をシリンダ部321内に挿入し、楕円形ピン322の先端部を凹部252に挿入して、両者を固定する。また、円柱部251が挿入されることにより、シール部材325が後退移動し、油通路31と圧力油供給路24とが連通される。
【0049】
事故現場等の状況で、本実施の態様による油圧作動装置を一人の作業者が操作して使用する場合には、ホース3を用いないで、圧力油発生ユニット1と油圧作動工具2とを直接接合して使用する。
【0050】
この場合には、上記した操作と逆の操作によりそれぞれのカップリング接合を解除し、第1のカップリング部18と第2のカップリング部25とを直接接合する。第1のカップリング部18と第3のカップリング部32とは基本的に同一形状をしており、また、第2のカップリング部25と第4のカップリング部34とは基本的に同一形状をしているので、上記したと同一の操作により第1のカップリング部18と第2のカップリング部25とを直接接合することができる。
【0051】
図5は、この圧力油発生ユニット1と油圧作動工具2とが直接接合された状態を示す図である。
【0052】
この使用態様で油圧作動装置を用いる場合には、前記したと同様に電動モータ16を駆動し、圧力油を発生させ、油圧作動工具2へ供給することにより、スプレッダ230を開放方向に回動する。
【0053】
こじ開けた状態を保持する場合には、操作レバー17を手動操作し、スプール弁17aを軸方向に移動させ、圧力油通過路14を遮断する。これにより、電動モータ16を停止した場合でも、圧力油が油貯留部12に逆流することが防止され、こじ開けた状態が保持される。
【0054】
本実施の態様では、油圧作動工具2としてスプレッダ230を用いた例を示したが、この他にも例えば、鉄筋カッタ、板金カッタ等各種の作動工具を用途に応じて適宜交換使用することができる。
【0055】
以上説明したように、本実施の態様によれば、圧力油発生ユニット1と油圧作動工具2とを備えた油圧作動装置を、ホース3を用いて油圧作動工具2を圧力油発生ユニット1から分離した状態で使用することができ、圧力油発生ユニット1が邪魔になって入り込めないような狭い作業場所にも油圧作動工具2を移動配置して作業することができる。
【0056】
また、作業者を二人に分け、前方の作業者が油圧作動工具2を用いて作業する場合、第3のカップリング部32に設けられた開閉バルブ329を操作して、後方の作業者とは独立して油圧作動工具2を作動することができ、救出作業等を効果的に行うことができる。特に、スプレッダ230を用いてこじ開け作業を行う場合、こじ開けた状態を前方の作業者のみの操作で保持することができ、後方の作業者と連絡が採りにくい場合でも、作業を安全確実に行うことができる。
【0057】
また、一人の作業者で使用するときは、ホース3を外し、油圧作動工具2を圧力油発生ユニット1に直接接続して使用することができる。この場合には、作業者がハンドグリップ15を片手で把持し、他方の手で油圧作動工具2のシリンダ本体21を把持して作業することができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、圧力油発生ユニットが邪魔になって、必要箇所へ油圧作動工具を移動配置することができないような場合には、圧力油発生ユニットと油圧作動工具とを分離し、それぞれを可撓性のホースで接続し、油圧作動工具のみを必要箇所へ移動配置することができる。そしてこのような場合には、通常二人の作業者が共同で作業することになるが、油圧作動工具を保持した作業者は、ホースの他端部に設けられた第4のカップリング内の油通路を開閉する手動の開閉手段を操作して、圧力油発生ユニットを保持する作業者とは独立して油圧作動工具の作動を制御することができる。
【0059】
また、一人の作業者で作業するときは、圧力油発生ユニットと油圧作動工具とを直接接続し、油圧作動装置を使用することができる。
【0060】
本発明は、事故現場で救出作業を行う装置として用いる場合、作業効率を向上させ、特に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す断面図。
【図2】圧力油発生ユニットの一例を示す断面図。
【図3】油圧作動工具の一例を示す断面図。
【図4】ホースの一例を示す部分断面図。
【図5】圧力油発生ユニットと油圧作動工具とを直接接合した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 圧力油発生ユニット
12 油貯留部
13 油圧発生機構
14 圧力油通過路
18 第1のカップリング
2 油圧作動工具
21 シリンダ本体
22 ピストン
23 作動機構
24 圧力油供給路
25 第2のカップリング
230 スプレッダ
3 ホース
31 油通路
32 第3のカップリング
329 開閉バルブ
Claims (1)
- 油貯留部と、この油貯留部に貯留された油を加圧し圧力油を発生させる油圧発生機構と、この圧力油が通過する圧力油通過路とを備えた携帯可能な圧力油発生ユニットと;
圧力油発生ユニットから発生された圧力油で往復動するピストンにより駆動される作動機構と、圧力油をピストンへ供給する圧力油供給路とを備えた携帯可能な油圧作動工具と;
前記圧力油発生ユニットの圧力油通過路と油圧作動工具の圧力油供給路とを互いに接続し、圧力油発生ユニットから油圧作動工具へ圧力油を供給する油通路の形成された可撓性のホースと;
からなる油圧作動装置において、
圧力油発生ユニットの圧力油通過路の端部には第1のカップリング部が設けられ、油圧作動工具の圧力油供給路の端部には第2のカップリング部が設けられ、前記ホースの一端部には前記第1のカップリング部と同一形状の第3のカップリング部が設けられ、他端部には前記第2のカップリング部と同一形状の第4のカップリング部が設けられ、
前記第1のカップリング部と第2のカップリング部とは着脱可能であると共に、前記第3のカップリング部と第2のカップリング部および前記第4のカップリング部と第1のカップリング部とはそれぞれ着脱可能であり、前記第4のカップリング内には前記油通路を開閉する手動の開閉手段が設けられていることを特徴とする油圧作動装置。
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