JP2005198107A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で確実に写真フイルムのサイズを識別する。
【解決手段】 画像読取装置2に、写真フイルム40の画像記録領域60を検出する領域検出センサ47を設ける。領域検出センサ47は、読み取り枠49の中心からフイルム挿入口42の方向に、d=dh(n+1)(但し、dh:ハーフサイズの写真フイルム40の隣接コマの中心間距離、n:2以上の自然数)で表される距離dの間隔を置いて設けられる。システムコントローラ16は、領域検出センサ47による画像記録領域60の所定時間内における検出回数を元に、画像記録領域60のサイズがフルサイズ、ハーフサイズのいずれであるかを識別する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、写真フイルムのサイズを確実に識別することが可能な画像読取装置に関する。
複数コマが連続した写真フイルムを1コマ毎に給送して、CCDなどの撮像素子で各コマに記録された画像を読み取る画像読取装置が普及している。この画像読取装置は、写真フイルムの各コマを読み取り位置に位置決めするためのフイルムキャリアを備えている。
従来の画像読取装置で、ハーフサイズの画像が記録された写真フイルムから画像を読み取る場合には、フイルムキャリアのマスクをハーフサイズ用に交換するなど、煩雑な作業を伴っていた。また、マスクの着脱機構などを設ける必要があるため、フイルムキャリアの構造が複雑化して、製造コストが嵩むという問題があった。
上記問題を解決するために、フルサイズのネガマスクを用いて、ハーフサイズの2コマ分をCCDラインセンサで一括して読み取り、読み取ったデータを処理して2コマのデータに分離する画像読取装置が提案されている(特許文献1および2参照)。
特許文献1に記載の画像読取装置では、情報センサにより写真フイルムの色情報や濃度情報を計測し、写真フイルムに記録された画像コマのサイズとそれぞれのコマの位置とを求め、これにより得られた情報に基づいて、写真フイルムのサイズを識別している。
特開2000−305184号公報 特開2001−7964号公報
特許文献1に記載の画像読取装置では、情報センサによる各種情報の読み取りを誤ると、サイズに対応した正規の画像を得ることができなくなる。また、情報センサは、写真フイルムの色情報や濃度情報も読み取らなければならないので、画像を読み取る撮像素子と同等の性能を有する必要があり、部品コストが嵩むという問題があった。
さらに、特許文献1に記載の画像読取装置では、プレスキャン時に上記情報を読み取り、これを元にファインスキャン後の画像補正を行っているが、プレスキャンとファインスキャンとで用いる撮像素子が異なり、個体差が生じるため、適正な画像補正を行うことが非常に困難であるという問題があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、簡単な構成で確実に写真フイルムのサイズを識別することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、写真フイルムに記録された画像を読み取って画像信号を出力する撮像手段と、前記写真フイルムを搬送経路に沿って搬送するとともに、前記写真フイルムの画像記録領域を読み取る読み取り枠が形成されたフイルムキャリアとを備えた画像読取装置において、前記画像記録領域を検出する領域検出センサを、前記読み取り枠の中心から前記搬送経路と平行な方向に、d=dh(n+1)(但し、dh:ハーフサイズの隣接コマの中心間距離、n:2以上の自然数)で表される距離dの間隔を置いて設けるとともに、前記領域検出センサによる前記画像記録領域の所定時間内における検出回数を元に、前記画像記録領域のサイズがフルサイズ、ハーフサイズのいずれであるかを識別するサイズ識別手段を備えたことを特徴とする。
なお、前記所定時間は、前記写真フイルムの先端が前記領域検出センサを通過してから、先頭コマが前記読み取り枠にセットされるまでの時間である。
なお、前記n=2または3であり、前記検出回数が1回または3回であった場合、前記検出回数が2回または4回になるまで、前記写真フイルムの搬送、および前記検出を行い、前記検出回数が2回または4回になった後には、前記写真フイルムを元の位置まで戻す搬送制御手段を設けることが好ましい。
あるいは、前記n=2または3であり、前記検出回数が1回または3回であった場合、前記サイズの識別を操作者に選択させる選択手段を設けてもよい。
さらに、前記n=2または3であり、前記検出回数が1回であった場合、前記サイズ識別手段は、フルサイズの写真フイルムであると判定し、前記検出回数が3回であった場合、ハーフサイズの写真フイルムであると判定してもよい。
なお、前記撮像手段は、前記ハーフサイズの写真フイルムに記録された画像を、2コマ分纏めて同時に読み取ることが好ましく、前記撮像手段で前記ハーフサイズの写真フイルムから読み取った2コマ分の画像信号に対して、ハーフサイズ専用のデータテーブルに基づいて電子変倍処理を施す電子変倍処理手段を設けることが好ましい。
また、前記画像記録領域外に形成された前記写真フイルムの情報を表すバーコードを読み取るバーコードセンサを、前記撮像手段と前記領域検出センサとの間に設けることが好ましい。
本発明の画像読取装置によれば、写真フイルムの画像記録領域を検出する領域検出センサを、読み取り枠の中心から搬送経路と平行な方向に、d=dh(n+1)(但し、dh:ハーフサイズの隣接コマの中心間距離、n:2以上の自然数)で表される距離dの間隔を置いて設けるとともに、領域検出センサによる画像記録領域の所定時間内における検出回数を元に、画像記録領域のサイズがフルサイズ、ハーフサイズのいずれであるかを識別するサイズ識別手段を備えたので、簡単な構成で確実に写真フイルムのサイズを識別することができる。
図1において、本発明を適用した画像読取装置2は、光源10、拡散ボックス11、フイルムキャリア12、および撮像部13などを備えており、これらは撮像部13の光軸14(図中一点鎖線で示す)上に並べて配置されている。
光源10は、例えばハロゲンランプやLEDからなり、ドライバ15を介してシステムコントローラ16により駆動制御される。この光源10は、リフレクタ17で囲まれている。リフレクタ17は、光源10からの光を反射させて、ハウジング18に入射させる。ハウジング18には、RGBの各色フィルタ19が配置されている。各色フィルタ19は、ハウジング18に入射した光の色バランスを調整して、拡散ボックス11に入射させる。
拡散ボックス11の下面および上面には、光を拡散させる拡散板20、21がそれぞれ設けられている。各色フィルタ19により色バランスを調整された光は、下面に配置された拡散板20で拡散されて拡散ボックス11に入射し、拡散ボックス11の内面で反射しながら上方に導かれ、上面に配置された拡散板21で再び拡散される。拡散ボックス11で拡散された光は、画像の読み取り位置にセットされた写真フイルム40(図2参照)に向けて照射される。これにより、写真フイルム40が、ほぼ均一な光量で照明される。
撮像部13は、レンズユニット22と、エリアCCDセンサ(CCD)23とを備えている。レンズユニット22には、マスターレンズ、フレネルレンズ、補正レンズ、絞りなどの各種光学レンズが纏めて搭載されており、写真フイルム40を透過した光をCCD23の撮像面上に結像させる。
CCD23は、レンズユニット22により撮像面上に結像された画像を、電気的な撮像信号に変換して出力する。CCD23で出力された撮像信号は、アンプ24で増幅された後、A/Dコンバータ(A/D)25によりデジタル信号に変換され、システムコントローラ16に送信される。
システムコントローラ16には、画像メモリ26、電子変倍処理回路27、および画像補正回路28が設けられている。画像メモリ26には、A/D25から送信されるデジタルの画像信号が格納される。電子変倍処理回路27には、フルサイズ、ハーフサイズ専用のデータテーブルがそれぞれ別個に用意されており、CCD23で読み取った画像信号に対して、それぞれのサイズ専用のデータテーブルに基づいて電子変倍処理を施す。画像補正回路28は、電子変倍処理後の画像データに対して、色階調補正、ハイパートーン処理、ハイパーシャープネス処理などの各種画像補正を施す。なお、ハーフサイズ専用のデータテーブルは、ハーフサイズの写真フイルム40から読み取った画像が規定のプリントサイズおよび解像度となるように変換するものである。
図2において、フイルムキャリア12には、ストリップ形態の写真フイルム40を挿入するためのフイルム挿入口41から順に、先端検出センサ42、第1搬送ローラ対43、第1パーフォレーションセンサ44、第2、第3搬送ローラ対45、46、領域検出センサ47、バーコードセンサ48、読み取り枠49、第4搬送ローラ対50、第2パーフォレーションセンサ51、およびフイルム巻き取り軸52が設けられている。これら各部の動作は、システムコントローラ16により統括的に制御される。
先端検出センサ42は、フイルム挿入口41への写真フイルム40の先端の挿入を検出して、この検出信号をシステムコントローラ16に送信する。第1、第2パーフォレーションセンサ44、51は、写真フイルム40のパーフォレーション40a(図3参照)を検出して、この検出信号をシステムコントローラ16に送信する。システムコントローラ16は、送信された検出信号をカウントし、各コマの記録位置を特定する。
領域検出センサ47は、写真フイルム40の画像記録領域60(図3参照)を検出して、この検出信号をシステムコントローラ16に送信する。バーコードセンサ48は、後述するプレスキャン時に、写真フイルム40の側部に形成されたコマ番号やフイルムメーカ名、感度などを表すバーコード61(図3参照)を読み取り、システムコントローラ16に送信する。システムコントローラ16は、これにより得られた情報に基づいて、後述するファインスキャン後の画像補正を行う。なお、バーコードセンサ48を設けずに、CCD23でバーコード61を読み取ってもよい。
図3に示すように、領域検出センサ47は、読み取り枠49の中心からフイルム挿入口41の方向に、
d=dh(n+1)(但し、dh:ハーフサイズの写真フイルム40の隣接コマの中心間距離、n:2以上の自然数、本実施形態ではn=3)
で表される距離dの間隔を置いて設けられている。なお、dhの値は、一般に19mmであるので、本実施形態ではd=19×(3+1)=76mmとなっている。
システムコントローラ16は、領域検出センサ47よる画像記録領域60の所定時間内における検出回数を元に、画像記録領域60のサイズがフルサイズ、ハーフサイズのいずれであるかを識別する。ここで、検出回数をカウントする時間は、写真フイルム40の先頭コマが領域検出センサ47を通過して、読み取り枠49にセットされるまでの時間が設定される。この場合、理論的には、フルサイズの写真フイルム40のコマの後端が2回検出され、ハーフサイズの写真フイルム40のコマの後端が4回検出されるので、システムコントローラ16は、領域検出センサ47による検出回数が2回のときにはフルサイズ、4回以上のときにはハーフサイズの写真フイルム40として判定する。
一方、領域検出センサ47よる画像記録領域60の所定時間内における検出回数が1回または3回であった場合、画像記録領域60の検出が誤っている可能性が高い。この場合、システムコントローラ16は、領域検出センサ47による検出回数が2回または4回以上となるまで、写真フイルム40の搬送、および領域検出センサ47による検出を繰り返し行うように各部を制御する。その後、写真フイルム40を元の位置まで戻すようにフイルム搬送モータ53を制御する。なお、検出回数が1回または3回であった場合、図1に示すモニタ29に、サイズの識別を操作者に促すメッセージを表示するなどして、キーボード30を介して操作者に選択させるようにしてもよい。あるいは、カブリにより画像記録領域60の端部を検出することができなかった可能性が高いため、検出回数が1回であった場合は、フルサイズの写真フイルム40であると判定し、検出回数が3回であった場合は、ハーフサイズの写真フイルム40であると判定してもよい。
ハーフサイズの写真フイルム40であると判定した場合、システムコントローラ16は、読み取り枠49に2コマ分の画像が収まるように、フイルム搬送モータ53を制御する。この場合、CCD23は、読み取り枠49に収まった2コマ分を纏めて同時に読み取る。システムコントローラ16は、この2コマ分の画像を分離して1コマずつの画像とする。
フイルム搬送モータ53は、先端検出センサ42や領域検出センサ47の検出結果に基づいて、システムコントローラ16により駆動制御される。フイルム搬送モータ53の駆動力は、図示しないタイミングベルトやプーリを介して、第1〜第4搬送ローラ対43、45、46、50に伝達される。これにより、第1〜第4搬送ローラ対43、45、46、50が同期して回転し、写真フイルム40を読み取り枠49に向けて引き込む。なお、以下の説明では、フイルム搬送モータ53の正転に応じた搬送方向をA、逆転に応じた搬送方向をBとする。
フイルム巻き取り軸52には、画像読み取り後の写真フイルム40が巻き取られる。このフイルム巻き取り軸52は、フイルム搬送モータ53の駆動を利用して回転し、写真フイルム40を先端から巻き取って収納する。なお、フイルム搬送モータ53とは別個に、巻き取り専用のモータを設けてもよい。
読み取り枠49には、ロアマスク54が設けられている。また、ロアマスク54に対峙する位置には、アッパマスク55が設けられている。これらのマスク54、55は、その下方から光源10からの光が照射される読み取り開口56を有している。読み取り枠49では、写真フイルム40を透過した光がCCD23で撮像され、各コマの画像が読み取られる。
圧着機構57は、読み取り枠49にセットされた写真フイルム40の対象コマを、ロアマスク54とアッパマスク55との間で押さえ付けるものであり、例えば、アッパマスク55を保持し、写真フイルム40を開放する退避位置、および写真フイルム40をロアマスク54とアッパマスク55により挟持する挟持位置の間で変位自在な圧着板と、この圧着板を駆動させるソレノイドなどの駆動部とからなる。
次に、上記構成を有する画像読取装置2の動作について説明する。まず、写真フイルム40から画像を読み取る場合には、フイルム挿入口41から写真フイルム40を挿入する。写真フイルム40がフイルム挿入口41に挿入されると、その先端が先端検出センサ42に検出され、この検出信号がシステムコントローラ16に送信される。システムコントローラ16は、検出信号に応答してフイルム搬送モータ53を正転駆動させる。これにより、第1〜第4搬送ローラ対43、45、46、50が同期して回転され、写真フイルム40が読み取り枠49に向けて搬送される。
写真フイルム40の搬送中は、第1、第2パーフォレーションセンサ44、51で写真フイルム40のパーフォレーション40aが検出される。システムコントローラ16は、第1、第2パーフォレーションセンサ44、51からフイルム頭出し分に応じた所定の検出信号を受信すると、フイルム搬送モータ53の駆動を一旦停止させる。これにより、先頭コマが読み取り枠49にセットされる。
このとき、領域検出センサ47により、写真フイルム40の画像記録領域60が検出され、この検出信号がシステムコントローラ16に送信される。システムコントローラ16では、写真フイルム40の先頭コマが領域検出センサ47を通過して、読み取り枠49にセットされるまでの間、領域検出センサ47による画像記録領域60の検出回数がカウントされる。
システムコントローラ16では、検出回数が2コマであった場合はフルサイズ、4コマまたは5コマの場合はハーフサイズの写真フイルム40であると判定される。一方、検出回数が1回または3回であった場合、領域検出センサ47による検出回数が2回または4回以上となるまで、写真フイルム40の搬送、および領域検出センサ47による検出を繰り返し行うように、システムコントローラ16により各部が制御される。その後、写真フイルム40を元の位置まで戻すようにフイルム搬送モータ53が制御される。
ハーフサイズの写真フイルム40であると判定された場合は、読み取り枠49に2コマ分の画像が収まるように、システムコントローラ16によりフイルム搬送モータ53が制御される。この場合、読み取り枠49に収まった2コマ分の画像は、CCD23で纏めて同時に読み取られる。
先頭コマ(ハーフサイズの場合は先頭コマおよび第2番目のコマ、以下同様)の読み取り枠49へのセットが完了すると、システムコントローラ16により圧着機構57が作動し、ロアマスク54とアッパマスク55とで、写真フイルム40の先頭コマが押さえ付けられる。
圧着機構57が作動して写真フイルム40がロアマスク54とアッパマスク55とにより押さえ付けられた後、システムコントローラ16からプレスキャン開始信号が送信され、光源10が点灯される。このプレスキャンは、比較的粗い読み取り精度で各コマの画像を読み取り、後に行われるファインスキャンで読み取ったデータを補正するプレスキャン情報をコマ毎に算出するために行われる。プレスキャン情報は、システムコントローラ16内の図示しないメモリに、各コマに対応付けて記憶される。
先頭コマのプレスキャン後、システムコントローラ16によりフイルム搬送モータ53が再び正転駆動され、写真フイルム40がA方向に1コマ分移送される。以下、同様に写真フイルム40がA方向に1コマずつ送られながら、各コマに対してプレスキャンが行われる。なお、このプレスキャン中に、バーコードセンサ48によりバーコード61が読み取られ、システムコントローラ16に送信される。
全コマのプレスキャン後、システムコントローラ16によりフイルム搬送モータ53の駆動が停止される。そして、フイルム搬送モータ53が逆転駆動され、写真フイルム40がB方向に逆送される。画像読取装置2では、記憶したプレスキャン情報とバーコードセンサ48により得られた情報とに基づいて、最終コマから順にファインスキャンが行われ、各コマの画像が読み取られる。全コマのファインスキャン後、写真フイルム40は、第1〜第4搬送ローラ対43、45、46、50によりB方向に逆送され、フイルム挿入口41から排出される。
プレスキャンおよびファインスキャン時、光源10からの光は、色フィルタ19により色バランスを調整された後、拡散ボックス11により拡散され、読み取り開口56を介して写真フイルム40に照射される。写真フイルム40を透過した光は、レンズユニット22によりCCD23の撮像面上に結像される。CCD23では、レンズユニット22により撮像面上に結像された画像が、電気的な撮像信号に変換して出力される。CCD23で出力された撮像信号は、アンプ24で増幅された後、A/D25によりデジタル信号に変換され、システムコントローラ16に送信される。システムコントローラ16では、A/D25から送信されたデジタルの画像信号が画像メモリ26に一旦格納される。
画像メモリ26に格納された画像データは、電子変倍処理回路27によりそれぞれのサイズ専用のデータテーブルに基づいた電子変倍処理が施され、画像補正回路28により各種画像補正が施される。
上記のような構成であると、領域検出センサ47による画像記録領域60の検出回数をカウントするだけで、確実に写真フイルム40のサイズを識別することができる。したがって、サイズに対応した正規の画像が得られないという不具合が生じるおそれがなくなり、装置の信頼性を向上させることができる。また、領域検出センサ47は、画像記録領域60を検出するだけでよいので、CCD23と同等の性能を有する必要がなく、部品コストを抑えることができる。また、CCD23のみでプレスキャンとファインスキャンとを行うので、画像補正時にCCDの個体差を考慮しなくてもよく、適正な画像補正を行うことができる。さらに、ハーフサイズ専用のデータテーブルに基づいて電子変倍処理を施すので、拡大処理と電子変倍処理とを同時に行え、処理を高速化することが可能となる。
ここで、最近の傾向として、ハーフサイズの写真フイルム40に対応したカメラが少なくなっており、プリント注文されるハーフサイズの写真フイルム40は、撮影からかなりの年月が経過しているものが多い。このため、写真フイルム40自体が劣化している、あるいは古いカメラで撮影しているためにカブリが生じているといった理由から、画像記録領域60の境界が曖昧になっている場合が多い。このことから、写真フイルム40のサイズを識別する精度を向上させるためにも、距離dを可能な限り大きくとることが好ましい。
距離dを1本分の写真フイルム40長さと同等にとれば、自動フイルム送り装置などを装備した高速処理が要求される画像読取装置の上位機種に適用した場合、フルサイズ、ハーフサイズの写真フイルム40が混在した状況においても、フイルム毎のサイズを識別することができるため、非常に効率良く画像の読み取りを行うことができる。
上記実施形態では、n=3としてdを決定しているが、nの値は2でもよく、4以上であってもよい。但し、この場合、領域検出センサ47で検出する画像記録領域60の数が変わるので、これに応じてサイズを識別する際に参照する領域検出センサ47の検出回数を定める必要がある。
なお、本発明は、上記実施形態のように、1コマずつ読み取り位置に搬送する間欠送りではなく、写真フイルムを連続送りして、ラインCCDセンサなどの撮像素子で写真フイルムの幅方向に走査する方式にも適用可能である。また、上記実施形態では、1つのフイルム搬送路を有するフイルムキャリア12を例として挙げたが、2つの搬送路を有するものに本発明を適用してもよい。
本発明を適用した画像読取装置の概略構成を示す図である。 フイルムキャリアの概略構成を示す図である。 読み取り枠と領域検出センサとの位置関係を示す説明図である。
符号の説明
2 画像読取装置
10 光源
12 フイルムキャリア
13 撮像部
14 光軸
16 システムコントローラ
23 エリアCCDセンサ(CCD)
27 電子変倍処理回路
29 モニタ
30 キーボード
40 写真フイルム
43、45、46、50 第1〜第4搬送ローラ対
47 領域検出センサ
48 バーコードセンサ
49 読み取り枠
53 フイルム搬送モータ
54 ロアマスク
56 アッパマスク
57 圧着機構
60 画像記録領域
61 バーコード

Claims (8)

  1. 写真フイルムに記録された画像を読み取って画像信号を出力する撮像手段と、
    前記写真フイルムを搬送経路に沿って搬送するとともに、前記写真フイルムの画像記録領域を読み取る読み取り枠が形成されたフイルムキャリアとを備えた画像読取装置において、
    前記画像記録領域を検出する領域検出センサを、前記読み取り枠の中心から前記搬送経路と平行な方向に、
    d=dh(n+1) (但し、dh:ハーフサイズの隣接コマの中心間距離、n:2以上の自然数)
    で表される距離dの間隔を置いて設けるとともに、
    前記領域検出センサによる前記画像記録領域の所定時間内における検出回数を元に、前記画像記録領域のサイズがフルサイズ、ハーフサイズのいずれであるかを識別するサイズ識別手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記所定時間は、前記写真フイルムの先端が前記領域検出センサを通過してから、先頭コマが前記読み取り枠にセットされるまでの時間であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記n=2または3であり、前記検出回数が1回または3回であった場合、前記検出回数が2回または4回になるまで、前記写真フイルムの搬送、および前記検出を行い、
    前記検出回数が2回または4回になった後には、前記写真フイルムを元の位置まで戻す搬送制御手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記n=2または3であり、前記検出回数が1回または3回であった場合、前記サイズの識別を操作者に選択させる選択手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  5. 前記n=2または3であり、前記検出回数が1回であった場合、前記サイズ識別手段は、フルサイズの写真フイルムであると判定し、前記検出回数が3回であった場合、ハーフサイズの写真フイルムであると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  6. 前記撮像手段は、前記ハーフサイズの写真フイルムに記録された画像を、2コマ分纏めて同時に読み取ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 前記撮像手段で前記ハーフサイズの写真フイルムから読み取った2コマ分の画像信号に対して、ハーフサイズ専用のデータテーブルに基づいて電子変倍処理を施す電子変倍処理手段を設けたことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記画像記録領域外に形成された前記写真フイルムの情報を表すバーコードを読み取るバーコードセンサを、前記撮像手段と前記領域検出センサとの間に設けたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像読取装置。
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