JP2005197254A - 有機発光素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機発光素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】基板、基板上に形成されて電極として使われる第1及び第2金属層、第1金属層上に具備された電子伝送層、第1及び第2金属層を絶縁させ、第1金属層に沿って前記電子伝送層まで拡張された第1隔壁、電子伝送層の周りの前記第1金属層上に具備された第2隔壁、第1隔壁と離隔されて前記第2金属層上に形成された第3隔壁、電子伝送層上に形成された有機発光層、有機発光層上に具備されて前記第2金属層と接触されたホール伝送層、ホール伝送層を覆って前記第2及び第3隔壁の外側の前記第1及び第2金属層上に拡張された保護層及び前記保護層と前記第1及び第2金属層間を充填した密封材を含むことを特徴とする有機発光素子とその製造方法。
【選択図】図2

Description

本発明は光放出素子及びその製造方法に係り、より詳細には、有機発光素子及びその製造方法に関する。
光放出方向によって、有機発光素子は、下部放出構造と上部放出構造とに区分できる。
上部放出構造を有する有機発光素子が下部放出構造を有する有機発光素子より優れており、このような理由で上部放出構造を有する有機発光素子がディスプレイに広く使われている。
従来技術による上部放出構造の有機発光素子は、図1に示されたように基板(図示せず)上に順次に積層された負極層10、光Lを放出する発光層12、ホール伝送層14及び正極層16を含む。正極層16としては伝導性及び光透過性を有するITO(Indium Tin Oxide)層が使われる。
ITO層は、高温で蒸着されるだけではなく、伝導性を高めるために熱処理が要求される。ITO層の蒸着と熱処理は400℃以上で実施される。ところが、有機発光素子の有機発光体は、このような高温蒸着工程と熱処理工程とに耐えられない。このような問題を解決するために、低温でITO層を蒸着しようする試みが行われている。しかし、ITO層が蒸着される場合、ITO膜が落ちて有機発光素子の性能が低下するなど、まだ満足すべき結果を得ていない。
このように従来技術による有機発光素子は、内部全反射により発光層で発生した光を放出させる効率であるアウトカップリング効率の低い問題点を有している。すなわち、有機発光素子の屈折率の異なる要素の境界で、有機発光素子の内部に反射された光には、基板に平行に進行する光と基板に垂直した方向に進行する光とが含まれている。前記基板に平行に進行する光はほとんど前記基板エッジから放出される。前記基板に垂直した方向に進行する光は、負極層と別途に具備された反射層を使用して有機発光素子の上部に放出されうる。
しかし、有機発光素子の屈折率の異なる要素の境界で、有機発光素子の内部に反射された光のうち、基板に平行に反射されて抜け出る光の比率が有機発光素子全体から抜け出る光の50%に近い。それゆえに、従来技術による有機発光素子の発光効率は低い。
本発明が解決しようとする技術的課題は、前記従来技術の問題点を改善するためのものであって、ITO層を使用することによる問題点を解消しながら発光効率を高める有機発光素子を提供するところにある。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、このような有機発光素子の製造方法を提供するところにある。
前記技術的課題を解決するために、本発明は基板、前記基板上に形成されて電極として使われる第1及び第2金属層、前記第1金属層上に具備された電子伝送層、前記第1及び第2金属層を絶縁させ、前記第1金属層に沿って前記電子伝送層まで拡張された第1隔壁、前記電子伝送層の回りの前記第1金属層上に具備された第2隔壁、前記第1隔壁と離隔されて前記第2金属層上に形成された第3隔壁、前記電子伝送層上に形成された有機発光層、前記有機発光層上に具備されて前記第2金属層と接触されたホール伝送層、前記ホール伝送層を覆い、前記第2及び第3隔壁の外側の前記第1及び第2金属層上に拡張された保護層及び前記保護層と前記第1及び第2金属層との間を充填する密封材を含むことを特徴とする有機発光素子を提供する。
前記基板に溝が形成されており、前記溝の内面は前記基板に平行に入射される光を前記基板に垂直した方向に反射させうるように緩慢に傾斜しており、前記第1及び第2金属層は前記溝に拡張されてたことがある。
前記溝に前記溝の底に接する第2段差部が、前記第2段差部から離隔された位置に第1段差部がそれぞれ存在できる。そして、前記第1金属層は、前記溝の段差が存在しない内面及び前記溝の底を経て前記第2段差部に拡張されうる。
また、前記第1金属層に第1結合部材が具備され、前記保護層に前記第1結合部材と結合される第2結合部材が具備されうる。また、前記電子伝送層は、前記有機発光層の仕事関数と前記第1金属層の仕事関数とをマッチングさせる仕事関数を有する単層または複層でありうる。
前記基板は、前記溝の底として使われたベース基板と前記溝の内面を構成するのに使われたガラス基板とを含みうる。
また、本発明は、前記技術的課題を解決するために、基板、前記基板に具備されて負極層として使われるドーピング領域、前記ドーピング領域上に形成された電子伝送層、前記電子伝送層の周りの基板上に具備された第1金属層、前記基板上に具備されて正極層として使われ、前記第1金属層とギャップを有する第2金属層、前記ギャップを充填させ、前記ギャップに隣接した前記第2金属層の一部を露出させるように前記第1及び第2金属層上に具備された隔壁、前記電子伝送層上に具備された有機発光層、前記有機発光層上に具備されて前記第2金属層と接触されたホール伝送層、前記ホール伝送層を覆い、前記隔壁と接触された保護層及び前記保護層と前記基板及び前記第2金属層との間を密封する密封材を含むことを特徴とする有機発光素子を提供する。
前記基板に溝が形成されているが、前記溝の底と前記基板の上部基板の上部面との間の前記溝の内面は、前記基板に平行に入射される光を前記基板に垂直した方向に反射させうるように緩慢に傾斜しており、前記第1及び第2金属層と前記電子伝送層と前記隔壁とは前記溝の中に具備されており、前記ドーピング領域は、前記溝の底に形成されていることがある。
前記溝の内面に溝の底に接する第2段差部が存在し、前記第2段差部から離隔された位置に第1段差部が存在できる。
前記第1金属層は前記溝の段差が存在しない内面と前記第2段差部とに具備されており、前記第2金属層は上に前記溝外側の前記基板上に拡張されており、下に前記隔壁に着く場合がある。
前記保護層は、前記ホール伝送層、前記隔壁と密着されうる。
前記保護層の前記溝の外側に拡張された部分と前記基板の対応部分とに結合部材が具備されうる。
前記基板は、負の電圧が印加されるp型シリコン基板でありうる。
前記他の技術的課題を解決するために、本発明は基板に溝を形成する第1段階、前記基板上に前記溝に拡張される第1及び第2金属層を形成するが、前記2層の金属層の間にギャップを形成する第2段階、前記溝の底の上に形成された前記第1金属層の所定領域を限定し、前記ギャップに隣接した前記第2金属層を限定し、前記ギャップを充填する隔壁を前記第1及び第2金属層上に形成する第3段階、前記溝の底の上に形成された前記第1金属層の所定領域上に電子伝送層を形成する第4段階、前記電子伝送層上に有機発光層を形成する第5段階、前記有機発光層上に前記隔壁の間に露出された前記第2金属層と接触するホール伝送層を形成する第6段階及び前記溝の中に形成された前記あらゆる要素を覆う保護層を形成して密封する第7段階を含むことを特徴とする有機発光素子の製造方法を提供する。
前記第1段階で、前記溝の内面は緩やかな傾斜を有するように形成できる。また、前記溝の内面に前記溝の底と接する第2段差部を形成し、前記第2段差部と離隔された所に第1段差部を形成し、前記第1及び第2段差部との間を平らにできる。
前記第2段階で、前記溝の外側の前記第1金属層に第1結合部材を形成でき、前記第7段階で、前記保護層に前記第1結合部材と対向するように第2結合部材を形成できる。
前記第1段階は、ベース基板を形成する段階、前記ベース基板上にガラス基板を形成する段階及び前記ガラス基板に前記ベース基板が露出され、前記溝の内面を有する貫通ホールを形成する段階を含みうる。
前記保護層は、前記ホール伝送層、前記ホール伝送層上に表れた隔壁及び前記溝の外側の第1及び第2金属層と密着して形成できる。
また、本発明は、前記他の技術的課題を解決するために、基板に負極層として使われるドーピング領域を形成する第1段階、前記ドーピング領域の周りに第1金属層を形成し、前記第1金属層とギャップをおいて正極層として使われる第2金属層を形成する第2段階、前記ギャップを充填し、前記ギャップに接した前記第2金属層の所定領域を露出させる隔壁を前記第1及び第2金属層上に形成する第3段階、前記ドーピング領域上に電子伝送層を形成する第4段階、前記電子伝送層上に前記第1金属層上に形成された隔壁と接触する有機発光層を形成する第5段階、前記有機発光層上に前記隔壁及び前記第2金属層と接触するホール伝送層を形成する第6段階及び少なくとも前記ホール伝送層及びその下に形成された要素を保護するための保護層を形成して密封する第7段階を含むことを特徴とする有機発光素子の製造方法を提供する。
前記第1及び第2段階で、前記基板に緩慢に傾斜した内面を有する溝を形成し、前記溝の底に前記ドーピング領域を形成し、前記溝の内面に前記第1及び第2金属層を形成できる。
そして、前記溝の一部内面に前記溝の底と接する第2段差部を形成し、前記第2段差部と離隔された所に第1段差部を形成し、前記第1及び第2段差部の間を平らに形成できる。
前記第1金属層の一部は前記第2段差部に形成し、前記第2金属層は前記第1段差部に形成するが、上に前記溝の外側に拡張され、下に前記第1及び第2段差部の間の平らな部分に拡張されて形成できる。
前記基板はp型シリコン基板である場合があり、前記ドーピング領域はn型不純物がドーピングされた領域でありうる。そして、前記第2段階で前記溝の外側の前記第2金属層に第1結合部材を形成し、前記第7段階で前記保護層に前記第1結合部材と対向するように第2結合部材を形成できる。また、前記ホール伝送層は前記隔壁の上端より低く形成できる。
前記他の技術的課題を解決するために提供された2つの製造方法で、前記第2段階は、前記ドーピング領域と前記ギャップが形成される位置とにマスクを形成する段階、前記マスクが形成された基板上に金属層を形成する段階及び前記マスクを除去する段階を含みうる。そして、前記第3段階は、前記隔壁が形成される位置を限定し、残りの部分はマスキングするマスクを形成する段階、前記マスクを利用して前記第1及び第2金属層が形成された基板上に前記ギャップを充填する絶縁層を形成する段階及び前記マスクを除去する段階を含みうる。
このような本発明を利用すれば、ITO層を使用しないために、製造工程を短縮させて生産コストを低めうる。そして、フレキシブルディスプレイに容易に適用できる。また、基板に平行に内部反射された光を上部に放出させうるために、発光効率は高めうる。また、テスト構造をサイズだけ縮めてディスプレイに適用できるために、該当ディスプレイに合った工程を別途に準備する必要がなく、開発速度を向上させうる。また、負極層及び正極層が両方とも同一平面上に具備されているために、ホール伝送層の表面状態及び厚さが有機発光素子の性能に及ぼす影響を減せるが、これは、すなわち有機発光素子の性能に影響を及ぼす因子を減らすのと同じである。
本発明による有機発光素子は、ITOよりなった電極層を具備しない。したがって、製造工程を短縮させて製造コストを減少させうる。また、フレキシブルディスプレイに適用されうる。
また、本発明の有機発光素子は、側方向に放出、あるいは反射された光を上側に反射させる反射手段を具備しているので、発光効率を高めうる。
また、本発明のような構造の有機発光素子で、ホール伝送層の表面状態と厚さが素子の性能に及ぼす影響は無視できる程度である。すなわち、本発明の有機発光素子の場合、性能に影響を与える因子の数を減らすことができる。
以下、本発明の実施例による有機発光素子及びその製造方法を添付された図面を参照して詳細に説明する。この過程で図面に示された層や領域の厚さは明細書の明確性と説明の便宜のために多少誇張して示されたものである。
本発明による有機発光素子は、従来の多層よりなる有機発光素子で負極層を2つの部分に分離して一部分は負極層として、残りの一部分は正極層として利用する。正極層と負極層との間に分離隔壁が具備されている。そして、負極層上に有機発光層が具備されている。また、前記有機発光層と正極層とは、透明性及び伝導性を有するホール伝送層で連結されている。また、隔壁の形態を傾斜面に沿って斜めに拡張することによって、負極層を利用して有機発光素子のアウトカップリング効率、すなわち発光効率を向上させうる。
このような本発明による有機発光素子の細部的構成は、下記実施例で分かるように、実施例によって少しずつ異なりうる。
第1実施例
図2を参照すれば、本発明の第1実施例による有機発光素子(以下、第1有機発光素子)の基板20に所定深さの溝22が形成されている。基板20はガラス基板でありうる。溝22の内面は緩やかな傾斜を有する。基板20は、基板20の表面20aと溝22の底22aとの間の内面のうち一部に、第1及び第2段差部S1、S2が存在する。第1及び第2段差部S1、S2は水平に離隔されており、同じ傾斜を有し、垂直に相異なる高さに存在する。そして、第1及び第2段差部S1、S2の間に平らな面22bが存在する。平らな面22bの垂直位置は、基板20の表面20aと溝22の底22aとの間の中間ほどであって基板20の表面20aより低い。アウトカップリング効率を向上させるために、第1及び第2段差部S1、S2は溝22の段差が存在しない部分の傾斜と同様に緩慢に傾斜している。基板20上に第1金属層24aと第2金属層24bとが存在する。第1及び第2金属層24a、24bは、それぞれ負極層及び正極層として使われ、同一金属層、例えばアルミニウム層であることが望ましい。しかし、必要な場合、第1及び第2金属層24a、24bは、アルミニウムの他の金属で構成でき、それぞれ相異なる金属で構成する場合もある。第1及び第2金属層24a、24bは、溝22の内面に沿って拡張されている。具体的に、第1金属層24aは、第1及び第2段差部S1、S2の向かい側の基板20上で溝22の内面と溝22の底22a及び第2段差部S2を経て第1及び第2段差部S1、S2の間の平らな面22bまで拡張されている。そして、第2金属層24bは第1金属層24aの向かい側の基板20上で第1段差部S1を経て第1及び第2段差部S1、S2の間の平らな面22bまで拡張されている。
このように第1及び第2金属層24a、24bが何れも第1及び第2段差部S1、S2の間の平らな面22bまで拡張されているが、第1及び第2金属層24a、24bは相異なる電極として具備されたものであるので、相互接触されないことが望ましい。このために、第1及び第2段差部S1、S2の間の平らな面22b上に第1及び第2金属層24a、24bを分離させて絶縁させるための第1隔壁26が存在する。第1隔壁26は、絶縁膜、例えばシリコン酸化膜よりなることが望ましい。第1隔壁26は、第1及び第2金属層24a、24bの間のギャップgを充填するように具備されている。第1隔壁26は、第1及び第2金属層24a、24bの一部領域上に拡張されている。
具体的に、第1隔壁26は第1隔壁26と接触する第2金属層24bの一部領域上にのみ拡張されている。しかし、第1金属層24a上には、第2段差部S2を経て溝22の底22aのエッジまで拡張されている。溝22の底22a上に形成された第1金属層24a上に電子伝送層31が存在する。電子伝送層31は、第1隔壁26の第1金属層24a上に拡張された部分の厚さと同じ厚さを有することが望ましい。電子伝送層31は、第1金属層24aで電子伝送層31上に具備された発光層36に電子が容易に移動されうる適切な仕事関数を有する単層あるいは複層であることが望ましい。電子伝送層31が単層である場合、電子伝送層31は、例えばバリウム層でありうる。電子伝送層31が複層である場合、電子伝送層31は、順次に積層された第1及び第2電子伝送層32、34でありうる。第1電子伝送層32は、例えばカルシウム層である場合あり、第2電子伝送層34は、例えばフッ化バリウム層でありうる。第1金属層24a上に第2隔壁28が具備されている。第2隔壁28は、第1金属層24aの傾斜面を経て電子伝送層31に達している。第2隔壁28は、第1隔壁26と同じ物質である。また、第1及び第2隔壁26、28は、製造過程で同時に形成される。したがって、第2隔壁28の厚さは第1隔壁26の第1金属層24a上に拡張された部分の厚さと同一である。第2金属層24bの第1段差部S1に対応する部分は第3隔壁30で覆われている。第3隔壁30は、第1隔壁26と同じ物質で構成される。第2金属層24b上で、第3隔壁30と第1隔壁26とは離隔されている。第3隔壁30は、第1及び第2隔壁26、28と同時に形成されたものであるので、その厚さは第2隔壁28と同一である。電子伝送層31上に、第1及び第2金属層24a、24bから供給されたキャリアの結合で光が発生する発光層36が存在する。発光層36は第2隔壁28及び第1隔壁26の拡張された部分に達している。発光層36は、低分子蛍光層、高分子蛍光層及び燐光層のうち何れか1つでありうる。発光層36の表面は第1隔壁26の表面より低い。このような発光層36上にホール伝送層38が存在する。ホール伝送層38は左に第2隔壁28に達しており、右には第1隔壁26を覆い、第3隔壁30と第1及び第3隔壁26、30の間の第2金属層24bと接触している。ホール伝送層38の表面は、第1及び第2金属層24a、24bの表面より低い。ホール伝送層38は、正極層である第2金属層24bから供給されるホールを発光層36に伝送する役割を行う。ホール伝送層38が有する仕事関数が第2金属層24bの仕事関数と同程度の値を有するために、ホール伝送層36にホール注入は容易に行われる。発光面積までホールの伝送が行われねばならないために、ホール伝送層38は、伝導性の良い物質層であることが望ましい。ホール伝送層38と所定の間隔をおいて保護層40が具備されている。保護層40はガラス層または薄膜、例えば金膜でありうる。保護層40は、溝22の外側の基板20上に形成された第1及び第2金属層24a、24b上に拡張されており、溝22の境界で第2及び第3隔壁28、30と接触している。保護層40の第2及び第3隔壁28、30の外側の部分と第1及び第2金属層24a、24bとの間は、密封材44、例えば紫外線樹脂で密封されている。より確実な密封のために保護層40と対向する第1及び/または第2金属層24a、24bの所定領域に、例えば第1金属層24aの溝22を外れた領域に櫛状の突起42が存在できる。そして、保護層40に突起42が挿入されうる溝40aが存在できる。この場合にも密封材44は、突起42と溝40aとの間に存在できる。このような密封は第1金属層24aの突起42が形成された領域に密封材44を落とした後、突起42が溝40aに挿入されるように保護層40を整列し、保護層40を下ろして押さえることによって完成されうる。
図2で、矢印L1は有機発光層36で上側に放出された光のうち、有機発光層36下の第1金属層24aにより上に垂直に反射された光を示す。そして、矢印L2は、第1金属層24aの傾斜面により上側に反射された光を示す。第1金属層24aの傾斜面には、有機発光層36から放出された光のうち、有機発光層36の上部面に平行した光または有機発光層36の上部面でその内部に有機発光層36に平行するか、ほぼ平行に反射された光が入射される。
第2実施例
本発明の第2実施例による有機発光素子(以下、第2有機発光素子)は凸状の形態に具備されたところに特徴がある。
図3を参照すれば、第2有機発光素子は、ベース基板18上にガラス基板48を具備する。ガラス基板48にベース基板18が露出される貫通ホール50が形成されている。貫通ホール50は、第1有機発光素子(図2)の基板20に形成された溝22と同様である。そして、貫通ホール50下にベース基板18が存在するので、貫通ホール50は、第1有機発光素子(図2)の基板20に形成された溝22と同じ形態となる。ベース基板18の貫通ホール50を通じて露出された面18aは、溝22の底22aと同等である。ベース基板18の露出された面18aとガラス基板48の表面48aとの間の貫通ホール50の内面一部に第3及び第4段差部S3、S4が存在する。第3及び第4段差部S3、S4の間に平らな面50bが存在する。貫通ホール50の内面は緩慢に傾斜しており、第3及び第4段差部S3、S4の内面の傾斜も緩やかである。第3及び第4段差部S3、S4は、第1有機発光素子の溝22に形成された第1及び第2段差部S1、S2と同一であるので、それについての説明は省略する。ガラス基板48上に第3及び第4金属層52a、52bが存在する。第3及び第4金属層52a、52bは、第1有機発光素子の第1及び第2金属層24a、24bと同様である。第3金属層52aは、第3及び第4段差部S3、S4と対向するガラス基板48上から貫通ホール50の内面、貫通ホール50を通じて露出されたベース基板18の露出された面18a及び第4段差部S4の傾斜面S0bを経て第3及び第4段差部S3、S4の間の平らな面50bにまで拡張されている。第4金属層52bは、第3及び第4段差部S3、S4が形成されたガラス基板18上に存在する。第4金属層52bは、第3段差部S3を経て第3及び第4段差部S3、S4の間の平らな面50bまで拡張されている。平らな面50b上で第3及び第4金属層52a、52bは、非接触状態で具備されている。平らな面50b上に第3及び第4金属層52a、52bの間のギャップg1を充填した第4隔壁58が存在する。第4隔壁58は、第1有機発光素子の第1隔壁26と同様に具備されている。第3金属層52aのベース基板18上に拡張された部分上に電子伝送層53が存在する。電子伝送層53は、順次に積層された第3及び第4電子伝送層54、56を含む。第3及び第4電子伝送層54、56は、それぞれ第1有機発光素子の第1及び第2電子伝送層32、34と同様でありえる。電子伝送層53は、単一層で形成されうる。貫通ホール50の段差のない内面に第5隔壁60が具備されている。第5隔壁60の一方は、ベース基板18に向かって拡張されて電子伝送層53に達している。第5隔壁60の他側は、貫通ホール50の周りの第3金属層52a上に拡張されている。第4金属層52bの第3段差部S3は、第6隔壁62で覆われている。第6隔壁62は貫通ホール50の周りの第4金属層52b上に拡張されている。第4隔壁58と第6隔壁62とは、所定間隔に離隔されており、第4及び第6隔壁58、62の間の間隔を通じて、第4金属層52bの一部が露出されている。電子伝送層53は有機発光層64で覆われている。有機発光層64は第4隔壁58の第4段差部S4に拡張された部分及び第5隔壁60に達している。有機発光層64の表面は第4隔壁58の表面より低い。このような有機発光層64上にホール伝送層66が存在する。ホール伝送層66の表面は、第3及び第4金属層52a、52bの表面より低い。ホール伝送層66は、前記第1有機発光素子のホール伝送層38と同等なものである。ホール伝送層66は、第5及び第6隔壁60、62に達しており、第4隔壁58を覆っており、第4及び第6隔壁58、62の間に露出された第4金属層52bと接触している。
このような接触を通じて、第4金属層52bからホール伝送層66を通じて有機発光層64にホールが伝送される。電子は、第3金属層52aから第3金属層52aの仕事関数と有機発光層64の仕事関数との間に該当する所定の仕事関数を有する電子伝送層53を通じて有機発光層64に伝送される。このように伝送された電子とホールとは有機発光層64で結合され、この過程で光が放出される。
有機発光層64から放出された光のうち有機発光層64に平行した方向に放出された光は、第3及び第4金属層52a、52bの緩やかな傾斜面から反射されて、上側に反射されて正常な発光に寄与する。
また、有機発光層64から放出された光のうち、有機発光層64の境界に斜めに入射された光は、有機発光層64の内部に反射される。前記内部に反射された光のうち、下に垂直に近く向かう光は、ベース基板18から反射されて、さらに上側に放出される。前記内部に放出された光のうち、有機発光層64に平行するか、ほぼ平行した光は、第3及び第4金属層52a、52bの緩やかな傾斜面で上側に反射される。
このように、有機発光層64に平行に発生した光及び有機発光層64の境界で有機発光層64の内部に反射された光は、何れも正常な発光に寄与できるので、第2有機発光素子のアウトカップリング効率、すなわち発光効率は、従来の有機発光素子に比べて極めて高い。このような事実は、第1有機発光素子にも適用され、下記他の実施例による有機発光素子にも適用される。
また、図3を参照すれば、ホール伝送層66の上側にホール伝送層66と所定間隔をおいて保護層68が存在する。保護層68は、外部の有害な物質、例えば埃や湿気などが第2有機発光素子の内部に入り込むことを防止する。保護層68は、ホール伝送層66の前面を覆っており、ホール伝送層66の回りの第5及び第6隔壁60、62と接触しており、第5及び第6隔壁60、62の外側の第3及び第4金属層52a、52bの一部を覆っている。しかし、第5及び第6隔壁60、62により保護層68と第3及び第4金属層52a、52bの間に隙間が存在する。この隙間は密封材70で完全に充填されている。保護層68と第3及び第4金属層52a、52bのより完全な密封のために、保護層68と第3金属層52aの所定領域BPに第1有機発光素子に具備された突起42と同等な突起とこの突起とが挿入されうる溝とが存在できる。
第3実施例
前記第1有機発光素子のように、基板に凹の形態で具備されたものであるが、基板の所定領域をドーピングしてこれを負極層として使用する、負極層のための別途の金属層を具備しない有機発光素子に関する。
図4を参照すれば、本発明の第3実施例による有機発光素子(以下、第3有機発光素子)は基板80を具備し、基板80に所定深さに形成された溝82を具備する。基板80は、所定の導電性不純物がドーピングされたシリコン基板、例えばp型シリコン基板であることが望ましい。溝82の内面は、基板80に平行に反射された光に対するアウトカップリング効率を高めうるように緩やかな傾斜を有している。溝82の一部内面は、第5及び第6段差部S5、S6を含む。第5及び第6段差部S5、S6は、水平に所定間隔離れている。第5段差部S5は、垂直に第6段差部S6より高い位置に存在する。第5及び第6段差部S5、S6の間に、平らな面82bが存在する。平らな面82bは、基板80の上部面80aより低く、溝82の底82aより高い。第5段差部S5の内面S5aと第6段差部S6の内面S6aとは、溝82の段差が存在しない部分の内面と同じ傾斜を有している。溝82の底82aに所定深さに導電性不純物がドーピングされた領域84が存在する。ドーピング領域84は、n型不純物が注入された領域であって、前記第1有機発光素子の第1金属層24a及び前記第2有機発光素子の第3金属層52aのように負極層として使われる。ドーピング領域84には、基板80を通じて負の電圧が印加される。このようなドーピング領域84の全面は電子伝送層86で覆われている。電子伝送層86は、ドーピング領域84の周りの底82aにまで拡張されている。電子伝送層86は、順次に積層された第5及び第6電子伝送層88、90を含む。第5及び第6電子伝送層88、90は、それぞれ前記第1有機発光素子の第1及び第2電子伝送層32、34と同様でありえる。また、電子伝送層86は、単一層で具備されうる。溝82の段差が形成されていない内面は、第5金属層92aで覆われている。第5金属層92aは、例えばアルミニウム層でありうる。第5金属層92aは、基板80の上部面と電子伝送層86との間の内面を覆い、電子伝送層86に達している。溝82の段差のない内面の向かい側に位置した第6段差部S6は、第6金属層92bで覆われている。第6金属層92bは、第5金属層92aと同一である場合があり、したがって、アルミニウム層でありうる。第6金属層92bは、平らな面82bまで拡張されており、電子伝送層86に達している。第5段差部S5は、第7金属層92cで覆われている。第7金属層92cは正極層として具備されたものである。第7金属層92cは、基板80の上部面80aに拡張されており、第5及び第6段差部S5、S6の間の平らな面82bの一部を覆っている。第7金属層92cは、第5及び第6金属層92a、92bと同じ金属層でありうる。平らな面82b上で、第6金属層92bと第7金属層92cとは、一定のギャップg2を維持する。このギャップg2は第7隔壁94で完全に充填されている。第7隔壁94は、第7金属層92cの一部領域上に拡張されているだけではなく、第6金属層92b上に拡張されている。第7隔壁94は、第6金属層92bの上に露出されたあらゆる面を覆っている。第5金属層92aの上部面全体に第8隔壁96が存在する。第7金属層92cの第5段差部S5の傾斜面S5aに対応する表面は、第9隔壁98で覆われている。第9隔壁98は、第7金属層92cの表面に沿って形成されている。しかし、第7金属層92c上で、第7隔壁94と第9隔壁98とは所定間隔に離隔されている。この間隔を通じて、第7金属層92cの一部領域が露出される。電子伝送層86は、所定厚さを有する有機発光層100で覆われている。有機発光層100は電子伝送層86の周りの第5金属層92a及び第8隔壁96に接触しており、第6金属層92b及び第7隔壁94に接触している。しかし、有機発光層100の表面は、第7金属層92cの表面より低い。このような有機発光層100上にホール伝送層102が具備されている。ホール伝送層102は、第1有機発光素子のホール伝送層38と同じ役割をし、同じ物質層でありうる。ホール伝送層102は、第8隔壁96に達しており、第7隔壁94の上に露出された部分を覆っており、第9隔壁98に達している。また、第7及び第9隔壁94、98の間に露出された第7金属層92cと接触している。このようなホール伝送層102の表面は第5段差部S5の周りの第7金属層92c上部面より低い。ホール伝送層102上側にホール伝送層102と与えられた間隔ほど離隔された保護層104が具備されている。保護層104は、ホール伝送層102の全面を覆い、第8及び第9隔壁96、98と接触しており、第8及び第9隔壁96、98の外側に拡張されている。第8隔壁96の周りの保護層104と基板80との間は密封材106で密封されている。第9隔壁98の周りの保護層104と第7金属層92cとの間も密封材106で密封されている。すなわち、保護層104の周りは密封材106で完全に密封されている。保護層104は、前記第1有機発光素子の保護層40と同等な役割をする。
第4実施例
図5を参照すれば、本発明の第4実施例による有機発光素子(以下、第4有機発光素子)は基板110に所定深さの溝112を具備する。基板110は、プラスチック基板のようにフレキシブル基板であることが望ましい。溝112の内面は、溝112の底に平行に入射される光を垂直に近く上方向に反射させうる傾斜面であることが望ましい。溝112は、底112aを中心として非対称的である。すなわち、底112aを中心として、溝112の左側内面は、底112aと基板110の上部面110aとを結ぶ緩やかな傾斜面である一方、右側内面は、第7及び第8段差部S7、S8を含む。第8段差部S8は、溝112の底112aから始まる。第7段差部S7は、第8段差部S8から水平に与えられた距離ほど離隔されている。また、第7段差部S7は、垂直に第8段差部S8より上に存在する。第7及び第8段差部S7、S8間に溝112の底112aより高く、基板110の上部面110aより低い平らな面112bが存在する。第7段差部S7は、平らな面112bから始まり、第8段差部S8は、平らな面112bで終わる。基板110上に負極層として使われた第8金属層114aと負極層として使われた第9金属層114bとが存在する。第8金属層114aと第9金属層114bとの間に所定のギャップg3が存在する。第8金属層114aは溝112の段差のない内面と底112aと第8段差部S8とを経て平らな面112bまで拡張されている。第9金属層114bは第7段差部S7を覆い、基板110の上部面110a上に拡張されており、下には平らな面112bまで拡張されている。第8及び第9金属層114a、114b間のギャップg3は、第10隔壁126で充填されている。第10隔壁126は前記第1有機発光素子の第1隔壁26と同等な役割を行うものであって、第8金属層114aの表面に沿って、溝112の底112aまで拡張されている。第8金属層114aの溝112の底112a上に形成された部分上に、電子伝送層120が存在する。電子伝送層120は、第7及び第8電子伝送層122、124を含む。電子伝送層120は、前記第1有機発光素子の電子伝送層31と同等なものでありうる。第8金属層114aの傾斜面に、第11隔壁128が存在する。第11隔壁128は上には、第8金属層114aの上部面まで拡張されており、下には電子伝送層120に達している。第9金属層114bの傾斜面に第12隔壁130が存在する。第12隔壁130は、基板110の上部面上に形成された第9金属層114bの上部面まで拡張されており、下には第10隔壁126と与えられた間隔ほど離隔された所まで拡張されている。第10及び第12隔壁126、130の離隔された間隔を通じて、第9金属層114bが露出される。製造工程で、第10ないし第12隔壁126、128、130は何れも同時に形成されるので、第11及び第12隔壁128、130と第10隔壁126の第8金属層114a上に拡張された部分の厚さは何れも同じことが望ましい。電子伝送層120は、所定厚さの有機発光層132で覆われている。有機発光層132は、前記第1有機発光素子の有機発光層36と同じものでありうる。有機発光層132は、左側に第11隔壁128に接しており、右側に第10隔壁126の拡張された部分に接している。有機発光層132の表面は、第10及び第12隔壁126、130間に露出された第9金属層114bの表面より低い。このような有機発光層132上に所定厚さを有するホール伝送層134が存在する。ホール伝送層134は、前記第1有機発光素子のホール伝送層66と同じ役割をするものであって、左側には、第11隔壁128に達しており、右側には第12隔壁130に接している。また、ホール伝送層134は、第10及び第12隔壁126、130間に露出された第9金属層11bと接触しており、第10隔壁126を覆っている。これによって、正極層として使われた第9金属層114bに電圧が印加される時、ホール伝送層134を通じて有機発光層132にキャリア、すなわちホールが伝送される。この時、ホールは、第10隔壁126の表面真上に流れるために、ホール伝送層134の表面状態は、前記ホールの伝送に大きい影響を与えない。したがって、ホール伝送層134を形成するにおいて、表面状態は大きく考慮しなくても構わない。ホール伝送層134の表面は、第11及び第12隔壁128、130の周りの第8及び第9金属層114a、114bの上部面より低い。これによって、密封工程が容易になる。このようなホール伝送層134上に保護層136が存在する。保護層136は、ホール伝送層134の全面と第11及び第12隔壁128、130とを覆い、第8及び第9金属層114a、114bに拡張されている。保護層136は、外部の不純物や湿気が侵入できないように、第8及び第9金属層114a、114bと密着されている。
前記第1ないし第4有機発光素子は、何れも有機発光層36、64、100、132の回りに側方に入射される光を上側に反射させる反射手段、すなわち緩慢に傾斜した金属層を具備する。これによって、有機発光層36、64、100、132から放出された側方向の光と有機発光層36、64、100、132の境界で側方向に内部反射された光とが上側に反射されるので、前記第1ないし第4有機発光素子のアウトカップリング効率は従来より高まる。
また、負極層及び正極層は、垂直に具備されておらず、水平上に具備されている。したがって、有機発光素子を薄くできる。
次には、本発明の実施例による有機発光素子の製造方法を説明する。
前記第1ないし第4有機発光素子の構成を見る時、凸及び凹に差があるが、第3有機発光素子を除いては製造方法は異なることろがあまり多くない。したがって、本発明の実施例による有機発光素子の製造方法では、前記第1及び第3有機発光素子についての製造方法のみ説明し、前記第2及び第4有機発光素子の製造方法は第1有機発光素子の製造方法に代える。
第1実施例
前記第1有機発光素子についての製造方法である。
図2を参照すれば、基板20に所定深さを有する溝22を形成する。基板20はガラス基板で形成されうるが、プラスチックのようなフレキシブル基板で形成する場合もある。溝22を形成する過程で溝22と同じパターンが彫刻されたマスクを利用する。溝22は、前記第1有機発光素子の重要部分が具備されるのに十分な広さに形成する。この時、溝22の幅は入口に行くほど広く形成し、内面は緩やかな傾斜を有するように形成することが望ましい。溝22は、底22aを基準として非対称に形成する。すなわち、負極層及び正極層を水平に形成するために、溝22の内面の中負極層が形成される部分(図面上、底22aの左側内面)は、全体を緩やかな傾斜を有する斜面になるように形成し、正極層が形成される部分(図面上、底22aの右側内面)には、第1及び第2段差部S1、S2を形成する。第1及び第2段差部S1、S2は、水平に与えられた間隔で離隔形成し、垂直に第1段差部S1を第2段差部S2より高い位置に形成する。第2段差部S2は、底22aの縁から始まるように形成する。これによって、第1及び第2段差部S1、S2間に平らな面22bが形成される。平らな面22bは、基板20の表面20aより低く、溝22の底22aより高くなる。このような第1及び第2段差部S1、S2を形成する時、第1段差部S1の表面S1aと第2段差部S2の表面S2aとは、溝22内面と同じ傾斜を有するように形成する。
このように溝22を形成した後、溝22の平らな面22bの一部領域をマスク(図示せず)でマスキングする。次いで、基板20上に金属層(図示せず)を所定厚さに形成する。この時、前記金属層は、例えばアルミニウム層で形成されうる。前記金属層を形成した後、前記マスクを除去する。その結果、基板20上に負極層として使われる第1金属層24aと正極層として使われる第2金属層24bとが形成される。第1金属層24aは、溝22の段差のない内面と溝22の底22aと第2段差部S2とを経て溝22の平らな面22bまで形成される。そして、第2金属層24bは、第1段差部S1を経て溝22の平らな面22bまで形成される。第1及び第2金属層24a、24bが何れも溝22の平らな面22bまで形成されるが、これらを形成する時に使われた前記マスクにより、溝22の平らな面22bで第1及び第2金属層24a、24bは、ギャップgほど離隔される。ギャップgは、第1及び第2金属層24a、24bに供給されたキャリアのトンネリングを防止するのに十分な距離であることが望ましい。
次に、溝22の底22aに電子伝送層31が形成される領域をマスキングし、溝22の平らな面22b上に形成された第2金属層24bの一部領域をマスキングし、溝22の周りに形成された第1及び第2金属層24a、24bをマスキングするマスク(図示せず)を形成する。前記マスクが形成された基板20上に、第1及び第2金属層24a、24bの間のギャップgを充填する絶縁層(図示せず)、例えばシリコン酸化膜を形成する。以後、前記マスクを除去する。この結果、第1及び第2金属層24a、24bの間のギャップgを完全に充填し、第2段差部S2を経て溝22の底22aに向かって拡張される第1隔壁26が形成される。また、溝22の段差が形成されていない内面を覆う第2隔壁28が形成され、第2段差部S2を覆う第3隔壁30が形成される。第1隔壁26のホール22の底22bに拡張された部分と第2及び第3隔壁28、30とは同じ厚さで形成される。
次に、第1及び第2隔壁26、28の内側の溝22の底22aに電子伝送層31を形成する。電子伝送層31は、第1金属層24aと後続工程で形成される有機発光層36との間で両側の仕事関数を合せる物質層で形成することが望ましい。このような電子伝送層31は、単層または複層で形成できるが、単層に形成する場合、電子伝送層31はバリウム層で形成でき、複層に形成する場合、電子伝送層31は、第1及び第2電子伝送膜32、34で形成されうる。この時、第1電子伝送膜32は、例えばカルシウム膜で形成でき、第2電子伝送膜34は、例えばフッ化バリウム膜で形成されうる。
次に、電子伝送層31とそのの周りの第1及び第2隔壁26、28の一部とを露出させ、残りの領域をマスキングするマスク(図示せず)を形成する。電子伝送層31と第1及び第2隔壁26、28の一部に有機発光層36を形成し、前記マスクを除去する。有機発光層36は、低分子または高分子蛍光層で形成でき、燐光層で形成する場合もある。
このように有機発光層36を形成した後、有機発光層36と、第1隔壁26と、第1及び第3隔壁26、30との間に露出された第2金属層24bと、有機発光層36に隣接した第2隔壁28の一部と、第3隔壁30の一部とを限定し、残りの領域をマスキングするマスク(図示せず)を形成する。このマスクを利用して、前記限定された領域全体に所定厚さでホール伝送層38を形成する。この時、後続密封工程の便宜性を考慮する時、ホール伝送層38は、第1及び第2金属層24a、24bの上部面より低く形成することが望ましい。
一方、有機発光素子の動作で正極層の第2金属層24bから供給されるホールはホール伝送層38の下に形成された物質層に近い部分を通じて有機発光層36に移動する。したがって、ホール伝送層38の形成において、ホール伝送層38の表面は平らに形成することが望ましいが、そうでなくてもよい。
次いで、外部の不純物と湿気とからホール伝送層38とその下に形成された部材とを保護するための保護層40を形成する。保護層40はガラス層または金膜で形成されうる。保護層40は第2及び第3隔壁28、30外側に拡張形成する。保護層40は、第1及び第2金属層24a、24bの上部面上に形成された第2及び第3隔壁28、30と接触して支持される。保護層40とホール伝送層38との間にギャップが存在する。このように保護層40を形成した後、密封材44を使用して保護層40と第1及び第2金属層24a、24bとの間を密封する。密封材44は、外部の不純物、特に水分か空気の浸透を防止できる物質、例えば紫外線樹脂で形成することが望ましい。このような密封は密封される位置に密封材44を先に準備した後、保護層40を密封材44に接触加圧して完成する場合もある。
一方、第1及び第2金属層24a、24bと保護層40との間の密封効果を高めるために、第1金属層24aに第1結合部材で突起42を形成し、保護層40に前記第1結合部材にマッチングされる第2結合部材で突起42が挿入されうる溝40aを形成できる。前記第1結合部材は、第2金属層24bにも形成できる。
第1及び第2金属層24a、24bと保護層40とに前記第1及び第2結合部材が形成された場合、第1及び第2金属層24a、24bと保護層40との密封過程は次のように進みうる。
前記第1結合部材が形成された部分に密封材44を十分に塗る。前記第1結合部材と前記第2結合部材とが正確に結合されうるように保護層40を整列する。整列した状態そのままで保護層40を下ろして圧着する。
このような密封過程で、保護層40と第1及び第2金属層24a、24bとの間に密封材44を完全に充填して、保護層40の第2及び第3隔壁28、30外側の部分と第1及び第2金属層24a、24bとの間に空いた空間が存在しないようにすることが望ましい。
図3を参照すれば、前記第2有機発光素子についての製造方法の特徴は、ベース基板18上にガラス基板48を形成し、ガラス基板48にベース基板18が露出される貫通ホール50を形成するところにある。貫通ホール50の内面は前記第1実施例による製造方法で形成される溝22の内面と同一である。貫通ホール50の下は、ベース基板18でふさがっているために、貫通ホール50は、前記第1実施例による製造方法で形成される溝22と同様になる。
貫通ホール50の形成以後の工程は、前記第1実施例による製造方法と同一である。
前記第1実施例による製造方法は図6に示されたように、基板に溝を形成する段階(SS1)、前記基板上に前記溝に拡張される第1及び第2金属層を形成するが、前記2層の金属層間にギャップを形成する段階(SS2)、前記溝の底の上に形成された前記第1金属層の所定領域を限定し、前記ギャップに隣接した前記第2金属層を限定し、前記ギャップを充填する隔壁を前記第1及び第2金属層上に形成する段階(SS3)、前記溝の底の上に形成された前記第1金属層の所定領域上に電子伝送層を形成する段階(SS4)、前記電子伝送層上に有機発光層を形成する段階(SS5)、前記有機発光層上に前記隔壁の間に露出された前記第2金属層と接触するホール伝送層を形成する段階(SS6)及び前記溝の中に形成された前記あらゆる要素を覆う保護層を形成して密封する段階(SS7)で構成される。
第2実施例
図4に示した前記第3有機発光素子についての製造方法である。
図4を参照すれば、基板80に溝82を形成する。基板80は、p型シリコン基板で形成できる。溝82は、前記第1実施例による製造方法で形成される溝22と同じ方法、同じ形態で形成できる。溝82の底82aに導電性不純物、例えばn型不純物を注入してドーピング領域84を形成する。ドーピング領域84は、第1実施例の第1金属層24aのように負極層として使われる。
次に、溝82の底82aと溝82の平らな面82bとを限定し、残りの領域はマスキングするマスク(図示せず)を利用して溝82の段差が形成されていない内面と第5段差部S5と第6段差部S6とにそれぞれ第5、第6及び第7金属層92a、92b、92cを形成する。以後、前記マスクを除去する。第5及び第6金属層92a、92bは、有機発光層の側方向に入射される光を上側に反射させる反射手段として使われる。しかし、第7金属層92cは、正極層として使われる。第6及び第7金属層92b、92cは、溝82の平らな面82bまで拡張されるように形成できるが、平らな面82b上で所定のギャップg2を維持するように形成することが望ましい。
次に、溝82の平らな面82b上に拡張された第7金属層92cの所定部分と、溝82の底82aと、溝82の周りの領域とをマスキングするマスク(図示せず)を使用して、基板80上に絶縁層(図示せず)を形成する。前記絶縁層は、シリコン酸化膜で形成できる。以後、前記マスクを除去する。この結果、第6及び第7金属層92b、92cの間を完全に充填する第7隔壁94が形成される。そして、溝82の段差が形成されていない内面を覆う第8隔壁96が形成される。また、第5段差部S5を覆う第9隔壁98が形成される。第7隔壁94は、下に第6段差部S6を経て溝82の底82aにまで達している。第7隔壁94は、第7金属層92c上に一部拡張されている。前記マスクによって、第7金属層92c上で第7隔壁94と第9隔壁98とは与えられた間隔ほど離隔される。
その後、第7ないし第9隔壁94、96、98が形成された結果物に、有機発光層100及びホール伝送層102を順次に形成する過程は、第1実施例による製造方法に従う。ホール伝送層102を形成した後には、第8及び第9隔壁96、98の内側に形成された主要部材を保護するための保護層104を形成する。保護層104は、第1実施例の保護層(図2の40)と同様に形成できる。
次に、密封材106を使用して、保護層104と第7金属層92cとの間の空間を密封し、保護層104と基板80との間を密封する。
前記第2実施例による製造方法は図7に示されたように、基板に負極層として使われるドーピング領域を形成する段階(ST1)、前記ドーピング領域の周りの基板上に第1金属層を形成し、前記第1金属層とギャップをおいて正極層として使われる第2金属層を形成する段階(ST2)、前記ギャップを充填して前記ギャップに接した前記第2金属層の所定領域を露出させる隔壁を前記第1及び第2金属層上に形成する段階(ST3)、前記ドーピング領域上に電子伝送層を形成する段階(ST4)、前記電子伝送層上に前記第1金属層上に形成された隔壁と接触する有機発光層を形成する段階(ST5)、前記有機発光層上に前記隔壁及び前記第2金属層と接触するホール伝送層を形成する段階(ST6)及び少なくとも前記ホール伝送層及びその下に形成された要素を保護するための保護層を形成して密封する段階(ST7)で構成される。このような構成で、前記第1金属層は図4に示した第5及び第6金属層92a、92bを示し、前記第2金属層は第7金属層92cを示す。
前記説明で、多くの事項が具体的に記載されているが、これらは発明の範囲を限定するものであるより、望ましい実施例の例示として解釈されねばならない。例えば、本発明が属する技術分野で当業者であれば、図4に示した有機発光素子で保護層104の溝82の外側に拡張された部分とこの部分と対向する基板80の所定部分とにそれぞれ図2に示した有機発光素子に具備された結合部材42、40aと同等な結合部材を具備できる。それゆえに、本発明の範囲は説明された実施例によって定められるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想により定められねばならない。
本発明は、LCDまたはPDPなどの平面表示装置に使われうる。例えば、テレビ、コンピュータモニター、携帯電話、PDA、デジタルカメラ、カムコーダ、各種データ表示装置の表示窓を構成するのに使用できる。
従来技術による有機発光素子の断面図である。 本発明の第1実施例による有機発光素子の断面図である。 本発明の第2実施例による有機発光素子の断面図である。 本発明の第3実施例による有機発光素子の断面図である。 本発明の第4実施例による有機発光素子の断面図である。 本発明の第1実施例による有機発光素子の製造方法を段階別に示したブロック図である。 本発明の第2実施例による有機発光素子の製造方法を段階別に示したブロック図である。
符号の説明
20 基板
20a 基板の表面
22 溝
22a 溝の底
22b 平らな面
24a、24b 第1及び第2金属層
26 第1隔壁
28 第2隔壁
30 第3隔壁
31 電子伝送層
32、34 第1及び第2電子伝送層
36 発光層
38 ホール伝送層
40 保護層
40a 溝
42 突起
44 密封材
S1、S2 第1及び第2段差部
g ギャップ
S1a 第1段差部の表面
S2a 第2段差部の表面
L1、L2 光

Claims (42)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成されて電極として使われる第1及び第2金属層と、
    前記第1金属層上に具備された電子伝送層と、
    前記第1及び第2金属層を絶縁させ、前記第1金属層に沿って前記電子伝送層まで拡張された第1隔壁と、
    前記電子伝送層の周りの前記第1金属層上に具備された第2隔壁と、
    前記第1隔壁と離隔されて前記第2金属層上に形成された第3隔壁と、
    前記電子伝送層上に形成された有機発光層と、
    前記有機発光層上に形成され、前記第1隔壁を覆い、第1及び第3隔壁の間の前記第2金属層と接触されたホール伝送層と、
    前記ホール伝送層を覆い、前記第2及び第3隔壁の周りの前記第1及び第2金属層上に拡張された保護層と、
    前記保護層と前記第1及び第2金属層との間を充填した密封材とを含むことを特徴とする有機発光素子。
  2. 前記基板に溝が形成されており、前記溝の内面は、前記基板に平行に入射される光が上方向に反射されるように傾斜しており、前記第1及び第2金属層は、前記溝に拡張されたことを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  3. 前記溝は、非対称であることを特徴とする請求項2に記載の有機発光素子。
  4. 前記溝には、前記溝の底に接する第2段差部が存在し、前記第2段差部から離隔された位置に第1段差部が存在することを特徴とする請求項2に記載の有機発光素子。
  5. 前記第1金属層は、前記溝の段差が存在しない内面及び前記溝の底を経て前記第2段差部に拡張されたことを特徴とする請求項4に記載の有機発光素子。
  6. 前記第2金属層は、前記第1段差部に具備されているが、上には前記溝の周りの基板の上部面に拡張されており、下には前記第1及び第2段差部の間の平らな面上に拡張されたことを特徴とする請求項4に記載の有機発光素子。
  7. 前記第1金属層に第1結合部材が具備されており、前記保護層に前記第1結合部材と結合される第2結合部材が具備されたことを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  8. 前記第1及び第2結合部材は、それぞれ突起と前記突起が挿入される溝とであることを特徴とする請求項7に記載の有機発光素子。
  9. 前記基板は、ガラス基板またはフレキシブル基板であることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  10. 前記保護層は、前記ホール伝送層、前記第2及び第3隔壁と密着されたことを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  11. 前記電子伝送層は、前記有機発光層の仕事関数と前記第1金属層の仕事関数との間の仕事関数を有する単層または複層であることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  12. 前記基板は、
    前記溝の底として使われたベース基板と、
    前記溝の内面を構成するのに使われたガラス基板と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の有機発光素子。
  13. 基板と、
    前記基板に具備されて負極層として使われるドーピング領域と、
    前記ドーピング領域上に形成された電子伝送層と、
    前記電子伝送層の周りの基板上に具備された第1金属層と、
    前記基板上に具備されて正極層として使われて、前記第1金属層とギャップを有する第2金属層と、
    前記ギャップを充填し、前記ギャップに隣接した前記第2金属層の一部を露出させるように前記第1及び第2金属層上に具備された隔壁と、
    前記電子伝送層上に具備された有機発光層と、
    前記有機発光層上に具備されて前記第2金属層と接触されたホール伝送層と、
    前記ホール伝送層を覆い、前記隔壁と接触された保護層と、
    前記保護層と前記基板及び前記第2金属層間を密封する密封材と、を含むことを特徴とする有機発光素子。
  14. 前記基板に溝が形成されているが、前記溝の内面は前記基板に平行に入射される光を上方に反射させうるように緩慢に傾斜しており、
    前記第1及び第2金属層と前記電子伝送層と前記隔壁とは、前記溝中に具備されており、前記ドーピング領域は前記溝の底に形成されたことを特徴とする請求項13に記載の有機発光素子。
  15. 前記溝は、底を中心として非対称であることを特徴とする請求項14に記載の有機発光素子。
  16. 前記溝には、前記溝の底に接する第2段差部が存在し、前記第2段差部から離隔された位置に第1段差部が存在することを特徴とする請求項14に記載の有機発光素子。
  17. 前記第1金属層は、前記溝の段差が存在しない内面と前記第2段差部とに具備されており、前記第2金属層は、上に前記溝の周りの前記基板上に拡張されており、下に前記隔壁に達していることを特徴とする請求項16に記載の有機発光素子。
  18. 前記保護層の前記溝の外側に拡張された部分と前記基板の対応部分とに結合部材が具備されたことを特徴とする請求項14に記載の有機発光素子。
  19. 前記基板は、負の電圧が印加されるp型シリコン基板であることを特徴とする請求項13に記載の有機発光素子。
  20. 前記保護層は、前記ホール伝送層と前記隔壁の一部と密着されたことを特徴とする請求項13に記載の有機発光素子。
  21. 基板に溝を形成する第1段階と、
    前記基板上に前記溝に拡張される第1及び第2金属層を形成するが、前記2層の金属層間にギャップを形成する第2段階と、
    前記溝の底上に形成された前記第1金属層の所定領域を限定し、前記ギャップに隣接した前記第2金属層を限定し、前記ギャップを充填する隔壁を前記第1及び第2金属層上に形成する第3段階と、
    前記溝の底上に形成された前記第1金属層の所定領域上に電子伝送層を形成する第4段階と、
    前記電子伝送層上に有機発光層を形成する第5段階と、
    前記有機発光層上に前記隔壁の間に露出された前記第2金属層と接触するホール伝送層を形成する第6段階と、
    前記溝の中に形成された前記あらゆる要素を覆う保護層を形成して密封する第7段階と、を含むことを特徴とする有機発光素子の製造方法。
  22. 前記第1段階で、前記溝は非対称に形成するが、前記溝の内面は緩やかな傾斜を有するように形成することを特徴とする請求項21に記載の有機発光素子の製造方法。
  23. 前記第1段階で、前記溝の内面に前記溝の底と接する第2段差部を形成し、前記第2段差部と離隔された所に第1段差部を形成し、前記第1及び第2段差部の間を平らにすることを特徴とする請求項22に記載の有機発光素子の製造方法。
  24. 前記第2段階は、
    前記基板の前記ギャップが形成される位置にマスクを形成する段階と、
    前記マスクが形成された基板の露出された領域上に金属層を形成する段階と、
    前記マスクを除去する段階と、を含むことを特徴とする請求項21に記載の有機発光素子の製造方法。
  25. 前記第3段階は、
    前記隔壁が形成される位置を露出させるマスクを形成する段階と、
    前記マスクを利用して前記基板上に前記ギャップを充填する絶縁層を形成する段階と、
    前記マスクを除去する段階と、を含むことを特徴とする請求項21に記載の有機発光素子の製造方法。
  26. 前記第2段階で、前記溝の周りの前記第1金属層に第1結合部材を形成することを特徴とする請求項21に記載の有機発光素子の製造方法。
  27. 前記第7段階で、前記保護層に前記第1結合部材と対向するように第2結合部材を形成することを特徴とする請求項26に記載の有機発光素子の製造方法。
  28. 前記第1結合部材は突起であり、前記第2結合部材は前記突起が挿入される溝であることを特徴とする請求項27に記載の有機発光素子の製造方法。
  29. 前記第1段階は、
    ベース基板を形成する段階と、
    前記ベース基板上にガラス基板を形成する段階と、
    前記ガラス基板に前記ベース基板が露出され、前記溝の内面を有する貫通ホールを形成する段階と、を含むことを特徴とする請求項21に記載の有機発光素子の製造方法。
  30. 前記電子伝送層は、単層または複層に形成することを特徴とする請求項21に記載の有機発光素子の製造方法。
  31. 前記保護層を前記ホール伝送層、前記ホール伝送層上に表れた隔壁及び前記溝の外側の第1及び第2金属層と密着形成することを特徴とする請求項21に記載の有機発光素子の製造方法。
  32. 基板に負極層として使われるドーピング領域を形成する第1段階と、
    前記ドーピング領域の周りに第1金属層を形成し、前記第1金属層と、ギャップをおいて正極層として使われる第2金属層とを形成する第2段階と、
    前記ギャップを充填して、前記ギャップに接した前記第2金属層の所定領域を露出させる隔壁を前記第1及び第2金属層上に形成する第3段階と、
    前記ドーピング領域上に電子伝送層を形成する第4段階と、
    前記電子伝送層上に前記第1金属層上に形成された隔壁と接触する有機発光層を形成する第5段階と、
    前記有機発光層上に前記隔壁及び前記第2金属層と接触するホール伝送層を形成する第6段階と、
    少なくとも前記ホール伝送層及びその下に形成された要素を保護するための保護層を形成して密封する第7段階と、を含むことを特徴とする有機発光素子の製造方法。
  33. 前記第1及び第2段階で、前記基板に緩慢に傾斜した内面を有する溝を形成し、前記溝の底に前記ドーピング領域を形成し、前記溝の内面に前記第1及び第2金属層を形成することを特徴とする請求項32に記載の有機発光素子の製造方法。
  34. 前記溝の一部内面に前記溝の底と接する第2段差部を形成し、前記第2段差部と離隔された所に第1段差部を形成し、前記第1及び第2段差部の間を平らに形成することを特徴とする請求項33に記載の有機発光素子の製造方法。
  35. 前記第1金属層の一部は前記第2段差部に形成し、前記第2金属層は前記第1段差部に形成するが、上に前記溝の外側に拡張され、下に前記第1及び第2段差部の間の平らな部分に拡張されるように形成することを特徴とする請求項34に記載の有機発光素子の製造方法。
  36. 前記第2段階は、
    前記ドーピング領域と前記ギャップが形成される位置とにマスクを形成する段階と、
    前記マスクが形成された基板上に金属層を形成する段階と、
    前記マスクを除去する段階と、を含むことを特徴とする請求項32に記載の有機発光素子の製造方法。
  37. 前記第3段階は、
    前記隔壁が形成される位置を限定し、残りの部分はマスキングするマスクを形成する段階と、
    前記マスクを利用して、前記第1及び第2金属層が形成された基板上に前記ギャップを充填する絶縁層を形成する段階と、
    前記マスクを除去する段階と、を含むことを特徴とする請求項32に記載の有機発光素子の製造方法。
  38. 前記基板はp型シリコン基板であり、前記ドーピング領域はn型不純物がドーピングされた領域であることを特徴とする請求項32に記載の有機発光素子の製造方法。
  39. 前記第2段階で、前記溝の周りの前記第2金属層に第1結合部材を形成することを特徴とする請求項32に記載の有機発光素子の製造方法。
  40. 前記第7段階で、前記保護層に前記第1結合部材と対向するように第2結合部材を形成することを特徴とする請求項39に記載の有機発光素子の製造方法。
  41. 前記電子伝送層は、単層または複層に形成することを特徴とする請求項32に記載の有機発光素子の製造方法。
  42. 前記ホール伝送層は、前記隔壁の上端より低く形成することを特徴とする請求項32に記載の有機発光素子の製造方法。

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