JP2009259491A - 有機発光装置及び有機発光装置の製造方法 - Google Patents

有機発光装置及び有機発光装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光の取り出し効率を改善した有機発光装置及び有機発光装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明による有機発光装置10は、中央部に凹部1bを有し、凹部1bは開口部に向かって幅が狭くなる逆テーパー形状のテーパー面Aを有しており、テーパー面Aを含む凹部1bの内壁部からなるテーパー部1aを周縁部に有する基板1と、凹部1bの底面上に配置された陽極層2及び陰極層4と、陽極層2及び陰極層4に挟まれた有機発光層3と、テーパー部1aを介して基板1と接合して有機発光層3を封止する封止板9と、基板1と封止板9の間に配置された充填材8とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機発光装置及び有機発光装置の製造方法に関し、特に、光の取り出し効率を改善した有機発光装置及び有機発光装置の製造方法に関する。
近年、有機発光素子として有機EL(EL:Electroluminescence)素子を用いた照明装置が実用化に向けて開発が進められている。従来、有機発光部や電極を保護するために封止ガラス等で封止した有機EL素子が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
従来の有機EL素子は、図10に示すように、ガラスからなる基板51上に積層して形成された陽極52、有機発光層53、及び陽極52と絶縁された陰極54を、ガラスからなる封止板57でシール材55を介して基板51上に接着封止している。
有機EL装置は、図10に示すように、光源は点ではなく厚みのある面光源、すなわち有機発光層53全体で発光しており、通常、光は有機発光層53の厚さ方向から取り出している。
特開2007−128726号公報
しかしながら、有機発光層53の面に平行な方向に出射された光は、反射を繰り返した後、シール材55や基板51中に吸収され、熱に変わってロスしてしまうといった問題があった。
また、バックライト光源として、複数の有機EL光源を用いる場合、つなぎ目の領域は発光しないため、ムラのある光源となる。一方、つなぎ目を隠すために拡散板等を用いると、光源自体が厚くなり、有機EL装置の特徴である薄型であることが生かせないといった問題があった。
本発明の目的は、光の取り出し効率を改善した有機発光装置及び有機発光装置の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一態様によれば、中央部に凹部を有し、該凹部は開口部に向かって幅が狭くなる逆テーパー形状のテーパー面を有しており、該テーパー面を含む前記凹部の内壁部からなるテーパー部を周縁部に有する基板と、前記凹部の底面上に配置された陽極層及び陰極層と、前記陽極層及び前記陰極層に挟まれた有機発光層と、前記テーパー部を介して前記基板と接合して前記有機発光層を封止する封止板と、前記基板と前記封止板の間に配置された充填材とを備えたことを特徴とする有機発光装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、基板成形体上にテーパー部を形成するためのマスクを形成する工程と、ウェットエッチングにより凹部を形成した後、エッチングレートを変えてウェットエッチングによりテーパー面を形成する工程と、前記テーパー部の一部を前記基板成形体から切り取る工程と、前記基板成形体の凹部底面上に陽極層、有機発光層及び陰極層を順次形成する工程と、前記テーパー部の一部を前記テーパー部の元の位置に接合する工程と、シール材を前記テーパー部の上面に形成した後、充填材を充填する工程と、封止板を前記充填材上に貼り合わせて前記シール材で封止する工程とを有する有機発光装置の製造方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、基体上にテーパー部成形体を形成し、テーパー部を形成するためのマスクを形成する工程と、ウェットエッチングにより凹部を形成した後、エッチングレートを変えてウェットエッチングによりテーパー面を形成すると共に、前記凹部を貫通して前記テーパー部を形成する工程と、基板の主面上に陽極層、有機発光層及び絶縁膜を介して陰極層を順次形成する工程と、前記テーパー部を前記陽極層、前記有機発光層及び前記陰極層を囲うように前記基板上に形成する工程と、シール材を前記テーパー部の上面に形成した後、充填材を充填する工程と、封止板を前記充填材上に貼り合わせて前記シール材で封止する工程とを有する有機発光装置の製造方法が提供される。
本発明の有機発光装置及び有機発光装置の製造方法によれば、光の取り出し効率を改善することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態による有機発光装置を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なり、また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることに留意すべきである。
[第1の実施の形態]
(有機発光装置の構造)
本発明の第1の実施の形態に係る有機発光装置は、図1及び図2に示すように、中央部に凹部1bを有し、凹部1bは開口部に向かって幅が狭くなる逆テーパー形状のテーパー面Aを有しており、テーパー面Aを含む凹部1bの内壁部からなるテーパー部1aを周縁部に有する基板1と、凹部1bの底面上に配置された陽極層2及び陰極層4と、陽極層2及び陰極層4に挟まれた有機発光層3と、テーパー部1aを介して基板1と接合して有機発光層3を封止する封止板9と、基板1と封止板9の間に配置された充填材8とを備える。図1(a)は、図2のI−I線の断面構造図であり、図2は陰極層4側から基板1方向に見た平面図であり、封止板9、シール材6及び充填材8を省略して記載してある。
本実施の形態によれば、図1(b)に示すように、テーパー面Aと凹部1b底面(基板1の主面)とがなす角度θ(°)は、充填材8とテーパー部1aとの界面における光の臨界角をθ(°)としたとき、(90°−θ)以下である。
有機発光層3から出た光のうち、テーパー部1aに臨界角θcで入射した光は、テーパー部1a表面で反射してテーパー面Aに沿って進む。このときのθとθの関係は、θ=(90°−θ)となる。したがって、光が臨界角θより大きな角度でテーパー部1aに入射した場合、光は全反射し基板1の表面を介して外に取り出される。すなわち、テーパー面Aと凹部1b底面とがなす角度θを(90°−θ)以下とすることにより、臨界角θ以上で入射した光を全反射させることができる。
臨界角θは、充填材8の屈折率をn、テーパー部1aの屈折率をnとしたとき、次式で表される。
sinθ=n/n ・・・(1)
充填材8の屈折率nは、テーパー部1aの屈折率nより大きいことが好ましい。これにより、充填材8側からテーパー部1aに入射する光を全反射させることができる。
本実施の形態によれば、テーパー部1aの凹部1b底面からの高さは、少なくとも有機発光層3の凹部1b底面からの高さより高いことが好ましい。これにより、有機発光層3で発光した光のうち、有機発光層3の面に平行な方向に入射した光を効率よく反射させることができる。
この有機発光装置10では、基板1側から光が取り出されるように構成されているので、基板1は、光を透過する透明基板が用いられる。基板1の材質として、例えば、ガラスが挙げられる。厚さは、例えば、約50〜500μm程度であるのがよい。
基板1にポリカーボネートやポリエチレンテレフタレート等の透明な樹脂を用いてフレキシブル性を持たせることも可能である。この場合、有機発光装置10の寿命の劣化の原因となる水蒸気や酸素等の侵入を防止するために、基板1の凹部1bの表面には、ガスバリア層を配置することが好ましい。
陽極層2は、基板1と同様に、光を透過可能で、厚さは、例えば、約150〜160nm程度のITO(インジウム−スズ酸化物)の透明電極からなる。陽極層2には、図2に示すように、陽極層2を延伸した陽極端子2aが接続されている。
有機発光層3は、基板1側から、正孔輸送層、発光部及び電子輸送層が順に積層されている。
正孔輸送層は、陽極層2から注入された正孔を円滑に発光部に輸送するためのものであり、厚さは、例えば、約60nm程度のNPB(N,N−ジ(ナフタリル)−N,N−ジフェニル−ベンジデン)からなる。
電子輸送層は、陰極層4から注入された電子を円滑に発光部に輸送するためのものであり、厚さは、例えば、約35nm程度のAlq(アルミニウムキノリノール錯体)からなる。
発光部は、注入された正孔及び電子が再結合して発光するためのものであり、例えば発光種であるクマリン化合物(C545T)が、例えば、約1%程度ドーピングされ、厚さが、例えば、約30nm程度のAlqからなる。
なお、有機発光層3は、上記、正孔輸送層、電子輸送層以外の層、例えば、正孔注入層、電子注入層等を用いて構成しても良い。
陰極層4は、厚さが、例えば、約150nm程度のアルミニウムからなる。陰極層4には、図2に示すように、陰極層4を延伸した陰極端子4aが接続されている。
絶縁膜5は、陽極層2と陰極層4を絶縁するためのものである。絶縁膜5は、光透過可能であることが好ましい。これにより、有機発光層3の面と平行な方向に出射された光を透過することができ、透過した光をテーパー面Aで反射させることができる。
絶縁膜5の材質としては、例えば、SiO,Si,Al,SiAlON,MgO,MgF,TiO,Ta,ZrO等を挙げることができる。また、これらの異種又は同種の多層膜としてもよい。
シール材6は、基板1と封止板9を接合封止するためのものであり、UV硬化樹脂、エポキシ樹脂等を用いる。
充填材8は、有機発光層3で発生したジュール熱を封止板9側に伝え、放熱させるためのものである。また、有機発光層3の面に平行な方向に出射された光をテーパー部1aに透過する機能を有する。充填材8としては、光を透過可能な性質を有すると共に、屈折率がテーパー部1aの屈折率より大きいものが好ましい。
このような充填材8としては、Ti,Bi,Sb,Ce,Zr,Sn,Ta,Nb,Znの群から選択される1種または2種以上を含有してなる金属酸化物、例えば、TiO,Bi,Sb,CeO,ZrO,ZnO等の金属酸化物やUV硬化樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂を挙げることができる。
封止板9は、陽極層2、陰極層4、および有機発光層3を保護し、これらを封止するためのものである。封止板9の材質としては、ガラス、ステンレススチール(SUS)や銅等の金属、或いはセラミック等を用いることができる。
(動作原理)
本実施の形態に係る有機発光装置の動作原理は以下の通りである。
まず、陽極端子2a及び陰極端子4aを介して、有機発光装置10の陽極層2及び陰極層4の間に一定の電圧が印加される。これにより、陽極層2から正孔輸送層を介して発光部に正孔が注入されるとともに、陰極層4から電子輸送層を介して発光部に電子が注入される。そして、発光部に注入された正孔と電子とが再結合することによって、光を発光する。発光された光は、一部は基板1を介して直接外部に出射され、他の一部はテーパー部1aのテーパー面Aに反射されて基板1を介して外部に出射される。
(製造方法)
本発明の第1の実施の形態に係る有機発光装置の製造方法は、図3乃至図5に示すように、基板成形体21上にテーパー部1aを形成するためのマスク30を形成する工程と、ウェットエッチングにより凹部1bを形成した後、エッチングレートを変えてウェットエッチングによりテーパー面Aを形成する工程と、テーパー部1aの一部1cを基板成形体21から切り取る工程と、基板成形体21の凹部1b底面上に陽極層2、有機発光層3及び陰極層4を順次形成する工程と、テーパー部1aの一部1cをテーパー部1aの元の位置に接合する工程と、シール材6をテーパー部1aの上面に形成した後、充填材8を充填する工程と、封止板9を充填材8上に貼り合わせてシール材6で封止する工程とを有する。
以下に、製造工程を詳述する。
(a)まず、図3(a)に示すように、フォトリソグラフィにより、ガラスからなる基板成形体21上にテーパー部1aを形成するためのマスク30を形成する。
(b)次に、図3(b)に示すように、フッ酸溶液又はフッ酸と硝酸の混合液等を用いてウェットエッチングを行い、基板成形体21の中央部に凹部Dを形成する。
(c)次に、図3(c)に示すように、先のフッ酸溶液又はフッ酸と硝酸の混合液に比べてフッ酸の濃度を高めて、エッチングレートを、例えば、約2〜5倍程度にしたフッ酸溶液又はフッ酸と硝酸の混合液等を用いて、凹部Dをエッチングする。エッチングレートが大きいので凹部Dの周縁部でのエッチング量が多くなることにより、テーパー面Aが形成される。凹部D底面とテーパー面Aとがなす角度は、フッ酸溶液又はフッ酸と硝酸の混合液のエッチングレートを変えることにより調整することができる。
(d)次に、図3(d)に示すように、平面視で略四角枠状のテーパー部1aの一部1cを基板成形体21からレーザーカット加工等により切り取る。
なお、テーパー部1aは、略三角枠状或いは略六角枠状等の形状であってもよい。
(e)次に、図4(e)に示すように、基板1の主面(凹部D底面)上にスパッタリング法等によりITOからなる陽極層2を形成する。次いで、真空蒸着法等により、正孔輸送層、発光部、及び電子輸送層を順に成膜して有機発光層3を形成する。次いで、有機発光層3上にスパッタリング法等によりアルミニウムからなる陰極層4を成膜する。なお、陽極層2及び陰極層4を形成する際、図4(f)に示すように、陽極層2を延伸した陽極端子2aを形成した後、スパッタリング法等により絶縁膜5を形成し、陽極層2と絶縁して、陰極層4を延伸した陰極端子4aを形成する。
(f)次に、図5(g)に示すように、テーパー部1aの一部1cをテーパー部1aの元の位置に接着剤を介して、陽極端子2a及び陰極端子4aを露出するようにして接合する。
(g)次に、図5(h)に示すように、UV硬化樹脂からなるシール材6をテーパー部1a上面に塗布し、次いで、スパッタリング法や蒸着法等により、例えば、ZnOからなる充填材8を充填する。
(h)最後に、封止板9を充填材8の上に貼り合わせた後、シール材6を紫外線を照射して硬化させることによりシール材6で封止し、図1に示す有機発光装置10が完成する。
このような有機発光装置10は、テーパー部1aをガラス(屈折率n=1.51)、充填材8をZnO(屈折率n=1.95)としたので、テーパー面Aでの光の臨界角θcは、θc=sin−1(n/n)=sin−1(1.51/1.95)=50.4°となる。テーパー面Aと基板1の主面とがなす角度θを、θ=90−θc=39.6°以下とすることにより、テーパー面Aに臨界角θc以上で入射する光を基板1側に全反射させることができる。
本実施の形態に係る有機発光装置及び有機発光装置の製造方法によれば、光の取り出し効率を改善することができる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係る有機発光装置は、図1(a)に示すように、中央部に凹部1bを有し、凹部1bは開口部に向かって幅が狭くなる逆テーパー形状のテーパー面Aを有しており、テーパー面Aを含む凹部1bの内壁部からなるテーパー部1aを周縁部に有する基板1と、凹部1bの底面上に配置された陽極層2及び陰極層4と、陽極層2及び陰極層4に挟まれた有機発光層3と、テーパー部1aを介して基板1と接合して有機発光層3を封止する封止板9と、基板1と封止板9の間に配置された充填材8とを備えており、第1の実施の形態における有機発光装置の構成と同様の構成を有するので、その説明は省略する。
本実施の形態に係る有機発光装置の製造方法は、テーパー部1a、陽極端子2a及び陰極端子4aを形成する方法が第1の実施の形態における製造方法と異なる点である。
本実施の形態に係る有機発光装置の製造方法は、図6及び図7に示すように、基体20上にテーパー部成形体31aを形成し、テーパー部1aを形成するためのマスク30を形成する工程と、ウェットエッチングにより凹部Dを形成した後、エッチングレートを変えてウェットエッチングによりテーパー面Aを形成すると共に、凹部Dを貫通してテーパー部1aを形成する工程と、基板1の主面上に陽極層2、有機発光層3及び絶縁膜5を介して陰極層4を順次形成する工程と、テーパー部1aを陽極層2、有機発光層3及び陰極層4を囲うように基板1上に形成する工程と、シール材6をテーパー部1aの上面に形成した後、充填材8を充填する工程と、封止板9を充填材8上に貼り合わせてシール材6で封止する工程とを有する。
以下に、製造工程を詳述する。
(a)まず、図6(a)に示すように、ガラスからなるテーパー部成形体31aを基体20上に形成した後、フォトリソグラフィにより、テーパー部成形体31a上にテーパー部1aを形成するためのマスク30を形成する。
(b)次に、図6(b)に示すように、フッ酸溶液又はフッ酸と硝酸の混合液等を用いてウェットエッチングを行い、テーパー部成形体31aの中央部に凹部Dを形成する。
(c)次に、図6(c)に示すように、先のフッ酸溶液又はフッ酸と硝酸の混合液に比べてフッ酸の濃度を高めて、エッチングレートを、例えば、約2〜5倍程度にしたフッ酸溶液又はフッ酸と硝酸の混合液等を用いて、凹部Dをエッチングして貫通することにより、図6(d)に示すテーパー部1aを形成する。エッチングレートが大きいので凹部Dの周縁部でのエッチング量が多くなることにより、テーパー面Aが形成される。凹部D底面とテーパー面Aとがなす角度は、フッ酸溶液又はフッ酸と硝酸の混合液のエッチングレートを変えることにより調整することができる。
(e)次に、図7(e)に示すように、基板1の主面上にスパッタリング法等によりITOからなる陽極層2を形成する。次いで、真空蒸着法等により、正孔輸送層、発光部、及び電子輸送層を順に成膜して有機発光層3を形成する。次いで、絶縁膜5を形成した後、スパッタリング法等によりアルミニウムからなる陰極層4を成膜する。なお、陽極層2及び陰極層4を形成する際、陽極層2を延伸した陽極端子2a及び陰極層4を延伸した陰極端子4aを互いに反対方向に形成する。
(f)次に、図7(f)に示すように、テーパー部1aを、陽極層2、有機発光層3及び陰極層4を囲い、かつ陽極端子2a及び陰極端子4aを露出するようにして、接着剤を介して基板1に接合する。図7(f)は、図7(g)のII−II線の断面構造図であり、図7(g)は、図7(f)を陰極層4側から基板1方向に見た平面図である。なお、陽極端子2a及び陰極端子4aは、図2に示したように、互いに同じ方向に取り出してもよく、取り出す方向は適宜設定することができる。
(g)次に、図7(h)に示すように、UV硬化樹脂からなるシール材6をテーパー部1a上面に塗布し、次いで、スパッタリング法や蒸着法等により、例えば、ZnOからなる充填材8を充填する。
(h)最後に、封止板9を充填材8の上に貼り合わせた後、シール材6を紫外線を照射して硬化させることによりシール材6で封止し、図1に示す有機発光装置10が完成する。
本実施の形態によれば、テーパー部1aを基板1とは独立して作製することができるので、製造工程を簡略化及び短縮化することができる。
本実施の形態に係る有機発光装置及び有機発光装置の製造方法によれば、光の取り出し効率を改善することができる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態に係る有機発光装置は、図8に示すように、テーパー面A上に配置された反射部材40を更に備える。その他の構成は、第2の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
反射部材40は、有機発光層3の面に平行な方向に出射された光を基板1側に反射するためのものである。反射部材40の材質としては、光を反射するものであれば、特限定されないが、アルミニウム等の金属であるのがよい。厚さは、例えば、約100〜200nm程度である。
本実施の形態に係る有機発光装置の製造方法は、反射部材40を形成する方法が第2の実施の形態における製造方法と異なる点であり、他は第2の実施の形態と同様であるので、重複した説明は省略する。
本実施の形態に係る有機発光装置の製造方法において、テーパー部1aを基板1に接合する前に、スパッタリング法等により、例えば、アルミニウムからなる反射部材40をテーパー面Aに形成することにより、有機発光装置10Aを製造することができる。
本実施の形態によれば、テーパー面A上に反射部材40を備えたので、有機発光層3からテーパー面Aに出射された光を効率よく基板1側に反射させることができる。
本実施の形態に係る有機発光装置及び有機発光装置の製造方法によれば、光の取り出し効率を改善することができる。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態に係る有機発光装置は、図9に示すように、テーパー面Aの基板1側への延長面が凹部1b底面に対向する基板1の表面の最端部と略一致する。また、このような有機発光装置を、互いに隣接して複数を更に配置する。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
本実施の形態に係る有機発光装置の製造方法は、基板1の端部を形成する方法並びに有機発光装置を複数配置する方法が第1の実施の形態における製造方法と異なる点であり、他は第1の実施の形態と同様であるので、重複した説明は省略する。
本実施の形態に係る有機発光装置の製造方法において、基板1表面の最端部を、そのエッジ部分がテーパー面Aの延長面と交わるように形成する。次いで、得られた有機発光装置を隣接して複数配置し、図9に示す有機発光装置10Bを製造することができる。
本実施の形態によれば、テーパー面Aの基板1側への延長面が基板1の表面の最端部と略一致するので、有機発光層3からテーパー面Aに出射された光を効率よく基板1表面の端部に反射させることができる。これにより、基板1表面端部の非発光領域からも光を取り出すことができ、複数配置した有機発光装置間の継ぎ目における明暗を改善することが可能となる。
本実施の形態に係る有機発光装置及び有機発光装置の製造方法によれば、光の取り出し効率を改善することができる。
[その他の実施の形態]
以上、上述した第1及び第4の実施の形態によって本発明を詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した第1及び第4の実施の形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更形態として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本発明の第1の実施の形態に係る有機発光装置の構造の説明図であって、(a)模式的断面構造図、(b)テーパー面における光の臨界角及びテーパー面と基板の主面となす角度との関係を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係る有機発光装置の模式的底面図。 本発明の第1の実施の形態に係る有機発光装置の製造方法の説明図であって、(a)基板成形体21上にテーパー部1aを形成するためのマスク30を形成する工程図、(b)ウェットエッチングにより凹部Dを形成する工程図、(c)エッチングレートを変えてウェットエッチングによりテーパー面Aを形成する工程図、(d)テーパー部1aの一部1cを基板1から切り取る工程図。 本発明の第1の実施の形態に係る有機発光装置の製造方法の説明図であって、(e)基板1上に陽極層2、有機発光層3及び陰極層4を形成する工程図、(f)(e)の模式的平面図。 本発明の第1の実施の形態に係る有機発光装置の製造方法の説明図であって、(g)テーパー部1aの一部1cをテーパー部1aの元の位置に接合する工程図、(h)シール材6をテーパー部1aの上面に形成した後、充填材8を充填する工程図。 本発明の第2の実施の形態に係る有機発光装置の製造方法の説明図であって、(a)基体20上にテーパー部成形体31aを形成し、テーパー部11a形成するためのマスク30を形成する工程図、(b)ウェットエッチングにより凹部Dを形成する工程図、(c)エッチングレートを変えてウェットエッチングによりテーパー面Aを形成すると共に、凹部Dを貫通してテーパー部1aを形成する工程図、(d)テーパー部1aのマスク30を除去し、基体20から取り外す工程図。 本発明の第2の実施の形態に係る有機発光装置の製造方法の説明図であって、(e)基板1上に陽極層2、有機発光層3及び陰極層4を形成する工程図、(f)テーパー部1aを陽極端子2a及び陰極端子4aが露出するように、基板1上に形成する工程図、(g)(f)の模式的平面図、(h)テーパー部1aの上面にシール材6を形成し、充填材8を充填する工程図。 本発明の第3の実施の形態に係る有機発光装置の模式的断面構造図。 本発明の第4の実施の形態に係る有機発光装置の模式的断面構造図。 従来の有機発光装置の模式的断面構造図。
符号の説明
1・・・基板
1a,11a・・・テーパー部
1b・・・凹部
2・・・陽極層
2a・・・陽極端子
3・・・有機発光層
4・・・陰極層
4a・・・陰極端子
5・・・絶縁膜
6・・・シール材
8・・・充填材
9・・・封止板
10,10A,10B・・有機発光装置
A・・・テーパー面

Claims (9)

  1. 中央部に凹部を有し、該凹部は開口部に向かって幅が狭くなる逆テーパー形状のテーパー面を有しており、該テーパー面を含む前記凹部の内壁部からなるテーパー部を周縁部に有する基板と、
    前記凹部の底面上に配置された陽極層及び陰極層と、
    前記陽極層及び前記陰極層に挟まれた有機発光層と、
    前記テーパー部を介して前記基板と接合して前記有機発光層を封止する封止板と、
    前記基板と前記封止板の間に配置された充填材と
    を備えたことを特徴とする有機発光装置。
  2. 前記テーパー面と前記凹部底面とがなす角度θ(°)は、前記充填材と前記テーパー部との界面における光の臨界角をθ(°)としたとき、(90°−θ)以下であることを特徴とする請求項1に記載の有機発光装置。
  3. 前記充填材の屈折率は、前記テーパー部の屈折率より大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の有機発光装置。
  4. 前記テーパー部の前記凹部底面からの高さは、少なくとも前記有機発光層の前記凹部底面からの高さより高いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の有機発光装置。
  5. 前記テーパー面の前記基板側への延長面が前記凹部底面に対向する前記基板の表面の最端部と略一致することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の有機発光装置。
  6. 前記テーパー面上に配置された反射部材を更に備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の有機発光装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の有機発光装置を、互いに隣接して複数を更に配置したことを特徴とする有機発光装置。
  8. 基板成形体上にテーパー部を形成するためのマスクを形成する工程と、
    ウェットエッチングにより凹部を形成した後、エッチングレートを変えてウェットエッチングによりテーパー面を形成する工程と、
    前記テーパー部の一部を前記基板成形体から切り取る工程と、
    前記基板成形体の凹部底面上に陽極層、有機発光層及び陰極層を順次形成する工程と、
    前記テーパー部の一部を前記テーパー部の元の位置に接合する工程と、
    シール材を前記テーパー部の上面に形成した後、充填材を充填する工程と、
    封止板を前記充填材上に貼り合わせて前記シール材で封止する工程と
    を有する有機発光装置の製造方法。
  9. 基体上にテーパー部成形体を形成し、テーパー部を形成するためのマスクを形成する工程と、
    ウェットエッチングにより凹部を形成した後、エッチングレートを変えてウェットエッチングによりテーパー面を形成すると共に、前記凹部を貫通して前記テーパー部を形成する工程と、
    基板の主面上に陽極層、有機発光層及び絶縁膜を介して陰極層を順次形成する工程と、
    前記テーパー部を前記陽極層、前記有機発光層及び前記陰極層を囲うように前記基板上に形成する工程と、
    シール材を前記テーパー部の上面に形成した後、充填材を充填する工程と、
    封止板を前記充填材上に貼り合わせて前記シール材で封止する工程と
    を有する有機発光装置の製造方法。
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