JP2005196248A - 表示入力装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 表示入力装置1の制御装置4には、ディスプレイ2表面上の座標系と、タッチパネル3表面上の座標系との座標系間の対応関係が記憶されると共に、制御装置4のモードをモード切替スイッチ7により座標対応調整モードに移行可能とし、この座標対応調整モードにおいて、制御装置4は、ディスプレイ2表面上に調整用のキー画像を表示させると共に、その表示エリアE4と、タッチパネル3上にタッチ入力された位置の座標P11・P12・・・との対応関係を導出し、その対応関係に基づいて、前記座標系間の対応関係を再設定する。
【選択図】図5
Description
タッチパネルは透明な部材で構成されており、ユーザはタッチパネルの奥側に位置するディスプレイ表面を視認することが可能である。また、ディスプレイ表面上の座標と、タッチパネル表面上の座標とが絶対座標で対応するように設定されている。通例は、ディスプレイの座標の直上にタッチパネルの座標が位置するように設定される。
このような表示入力装置において、ディスプレイ上にキー画像を表示させることで、ユーザは、そのキー画像を押圧しようとしてタッチパネル表面に指等で触れる。そして、タッチパネルへの入力が行われる。
ここで、キー画像の表示エリアに対応するように、タッチパネル上に、入力の有効エリアが設けられている。したがって、キー画像表示に対応する入力の有無(有効エリア押圧の有無)が、表示入力装置の制御部で判定可能である。特に、このような表示入力装置は、表示部と入力部とが一体化されているため、ユーザインターフェイスが良好である。
例えば、ディスプレイ上の座標に対して、対応するタッチパネル上の座標が水平方向(ディスプレイ表面方向)にずれが生じている場合、ユーザは表示エリアに対応してタッチパネル上の有効エリアを適切にタッチできないことがある(入力の失敗が発生する)。
また、ディスプレイ上の座標の直上(ディスプレイ表面の法線上の上方)に、対応するタッチパネル上の座標が設定され、水平方向(ディスプレイ表面方向)のずれが無い場合であっても、ユーザの視点からは、表示位置と入力位置とがずれていると認識されることが有る。ユーザ毎の身長の違いや、表示入力装置の配設位置の違い等により、ディスプレイ表面を見るユーザの視点が異なるものとなる。そして、ディスプレイ表面に向かうユーザの視線が、ディスプレイ表面の法線方向に対して傾斜している場合(傾斜量が大きい場合)、そのユーザには、表示位置と入力位置とがずれていると認識される。
特許文献1には、キー画像等の表示エリアに対応する有効エリアを、有効エリア内でのタッチ位置とその頻度に応じて、自動調整する技術が開示されている。そして、ユーザが、表示エリアを基準として、タッチパネル上を押圧する頻度が高い位置に、有効エリアが自動的にスライドするようにして、表示エリアと有効エリアとのずれが解消される。
また、ディスプレイ上の座標とタッチパネル上の座標とのズレ量が大きい場合には、ユーザが表示エリアを押下しようとしても、有効エリア外を押下してしまうことが頻発する。このような場合には、特許文献1に開示される技術を適用しても、判定対象である有効エリアが押下されないので、そもそもズレ補正の処理が実行されず、ズレの解消が行われない。
ディスプレイと、
ディスプレイ表面に装着されてタッチ入力可能とされるタッチパネルと、
ディスプレイおよびタッチパネルを制御する制御装置と、
を備える表示入力装置であって、
制御装置には、ディスプレイ表面上の座標系と、タッチパネル表面上の座標系との座標系間の対応関係が記憶されると共に、
制御装置のモードを、座標対応調整モードに移行させる調整モード移行手段を備え、
この座標対応調整モードにおいて、制御装置は、ディスプレイ表面上に調整用のキー画像を表示させると共に、
キー画像エリアと、キー画像の表示後にタッチパネル上にタッチ入力された位置との対応関係を導出し、
その対応関係に基づいて、前記座標系間の対応関係を再設定するものである。
ディスプレイ上の複数箇所に前記キー画像を表示すると共に、
各キー画像の表示位置毎に、キー画像エリアと、タッチ入力された位置との対応関係を導出し、
それらの対応関係を平均化してなる平均対応関係に基づいて、前記座標系間の対応関係を再設定するものである。
座標対応調整モードでの再設定において、制御装置は、
ディスプレイ表面上で直交する二軸のうち、
一方の軸方向での前記座標系間の対応関係は、設定の対象とはせず固定とし、
他方の軸方向での前記座標系間の対応関係のみ、設定の対象とするものである。
操作者を認証する認証手段を備えると共に、
前記制御装置を、操作者毎に前記座標系間の対応関係を対応付けて記憶可能に構成し、
該制御装置は、前記座標対応調整モードにおいて、認証された操作者に対応する前記座標系間の対応関係を再設定するものである。
図1に示すように、第一の実施の形態である表示入力装置1は、表示手段であるディスプレイ2と、入力手段であるタッチパネル3と、ディスプレイ2およびタッチパネル3を制御する制御装置4と、を備えている。
タッチパネルの種類としては、アナログ抵抗膜方式を始めとして各種存在するが、本発明においては、指によるタッチ入力が検知可能な分解能を有すれば良いので、どの方式のタッチパネルを用いるものであっても良い。
記憶部5には、各種のプログラムが記憶されると共に、各種処理の実行時に必要な記憶領域が確保されており、演算部6の動作を補佐する。表示側座標系と入力側座標系との対応関係に関する情報(後述)も、記憶部5に記憶されている。
また、演算部6において、各種のプログラムの実行が行われる。例えば、通常モードにおいては、記憶部5に記憶される対応関係の情報に基づいて、ディスプレイ2上の各座標と、タッチパネル3上の各座標との対応が判定される。そして、タッチパネル3上へのタッチ入力が行われた際に、タッチ入力位置の座標が、ディスプレイ2の表面上でどの座標に対応するのかが、演算部6で特定される。
以下において、ディスプレイ2表面上の座標系を表示側座標系とし、x軸、y軸、原点p0を有するものとする。また、タッチパネル3表面上の座標系を入力側座標系とし、X軸、Y軸、原点P0を有するものとする。
表示側座標系と入力側座標系とは対応するように設定されており、タッチパネル3上へのタッチ入力が行われた際に、タッチ入力位置の座標が、ディスプレイ2の表面上でどの座標に対応するのかが、制御装置4で特定される。この座標系間の対応関係に関する情報は、前記記憶部5に記憶されている。
図3(a)には、表示側座標系と入力側座標系とで対応する一対の座標として、ディスプレイ2上の座標p1と、タッチパネル3上の座標P1とが示されている。また、法線D1は、ディスプレイ2上の座標p1におけるディスプレイ2表面に対する法線である。
ここで、座標P1は、座標p1における法線D1上に位置するものとなっている。このような関係は、ディスプレイ2およびタッチパネル3上の各座標のどの座標ににおいても、成立するように設定されている。
したがって、ディスプレイ2の表面の法線方向より見て、表示側座標系と入力側座標系とが、完全一致する。なお、以上はディスプレイ2が平面で形成される場合である。
図3(b)には、対応する一対の座標が二組、示されている。一組は、ディスプレイ2上の座標p2と、タッチパネル3上の座標P2とである。もう一組は、ディスプレイ2上の座標p3と、タッチパネル3上の座標P3とである。特に、座標P2は、ディスプレイ2表面の中央に位置している。
また、法線D2・D3は、それぞれ、座標p2・p3におけるディスプレイ2表面に対する法線である。
ここで、座標p2・P2は共に法線D2上に位置するものとなっているが、座標P3は、座標p3の法線D3上から外れた位置となっている。ここで、座標P3は、座標p3の法線D2(中央位置の座標p2における法線)上に、位置している。
しかしながら、ディスプレイ2の表面の法線方向より見て、表示側座標系と入力側座標系とが、完全一致するように、初期設定における座標系間の対応関係が設定されている。以下における初期設定の説明においては、この設定の場合(表示側座標系と入力側座標系とが、完全一致する場合)を前提とする。
表示入力装置1が、ユーザからの入力待機状態にある場合に、ディスプレイ2上に、例えば、矩形状のキー画像が複数表示されているものとする。図2において、これらのキー画像が、ディスプレイ2上の表示エリアE1・E2に、表示されている。
また、前記座標系間の対応関係に基づいて、制御装置4の演算手段6により、表示エリアE1・E2に対応する入力エリアT1・T2が、タッチパネル3上で特定される。
なお、表示エリアE1・E2はディスプレイ2上の各座標の集合体であり、入力エリアT1・T2はタッチパネル3上の各座標の集合体であるので、前記座標系間の対応関係に基づいて、制御装置4は、表示エリアと入力エリアとの対応も導出可能である。
制御装置4において、この入力座標が前記入力エリアT1内の座標であると判定された場合は、表示エリアE1のキー画像に対応する入力が行われたものであると認識する。この入力座標が前記入力エリアT2内の座標であると判定された場合も同様であり、この場合は、表示エリアE2のキー画像に対応する入力が行われたものであると、制御装置4は認識する。また、この入力座標が、入力エリアT1・T2のいずれの内部にも属しないと判定された場合は、表示エリアE1・E2のキー画像に対応する入力は行われていないと、制御装置4は認識する。
ここで、表示入力装置1は、自らが接続される機器において、主として入力手段として利用されるものである。表示入力装置1が接続される機器としては、例えば、ファクシミリの表示パネル等がある。
したがって、前記入力に応じた処理の実行先は、必ずしも、表示入力装置1の制御装置4ではなく、表示入力装置1が接続される機器の制御部等のこともある。
表示入力装置1を制御する制御装置4のモードには、通常使用時における通常モードと、座標対応調整モードとの二つのモードが、少なくとも用意されている。
座標対応調整モードは、前記座標系間の対応関係を再設定する際に、制御装置4の動作を規定するモードである。座標対応調整モードへの移行は、制御装置4に記憶される座標系間の対応関係が、不適切な場合にユーザの指令に基づいて、実行される。この座標系間の対応関係が不適切な場合については、後述する。
例えば、図2に、対応する一対のエリアとして表示エリアE1と入力エリアT1とを図示しているが、表示エリアE1の各辺長さは、表示エリアT1の各辺長さと同一である。つまり、表示側座標系における二点間の距離は、入力側座標系における対応する二点間の距離と同一であり、表示側座標系に対して入力側座標系は、等倍に構成されている。
前述において、ディスプレイ2表面が曲面の際に、表示側座標系に対して入力側座標系が、ディスプレイ2表面の曲率に応じた膨らみを有するように対応させる場合を説明したが、この場合は、表示側座標系に対して入力側座標系が拡大されて構成されている。
そして、これらの両座標系の相対的なズレの補正が、座標対応調整モードにおいて、前記座標系間の対応関係の再設定により、行われるものである。
一つには、前記初期設定の座標系間の対応関係が制御装置4に記憶されているにも関わらず、ディスプレイ2上に平面方向でタッチパネル3がズレて装着されるなどして、両座標系がディスプレイ2の表面方向で相対的にズレている場合である。このとき、ユーザは、ディスプレイ2上に表示されるキー画像を押下しようとしても、対応する有効エリアがキー画像の入力エリアから外れて設定されているので、入力を適切に行うことが出来ない。
図4において、キー画像等の表示エリアE3の直上には、対応する有効エリアT3が設定されている。ユーザが入力の対象とするのは有効エリアE3であるが、ユーザ自身が押下の目標として設定するのは、表示エリアE3(キー画像)自体である。ユーザの視線が斜めの場合(ディスプレイ2の法線方向に対して傾斜している場合)は、ユーザの目8には、表示エリアE3がタッチパネル3の表面上に、表示エリアF3として見える。このため、ユーザが押下の目標とする表示エリアF3と、押下の対象とすべき有効エリアE3とが、ズレているように見える。
したがって、このような場合も、ユーザは入力を適切に行うことが出来ない。
この表示の後、制御装置4は、ユーザに調整用キー画像の押下を要求する文言(「調整用キーを押してください」等)をディスプレイ2上に表示すると共に、ユーザからのタッチ入力の待機状態に移行する。
このタッチ入力の要求に対して、ユーザは、少なくとも一回のタッチ入力を行う。図5において、ユーザによるタッチ入力位置を、座標P11・P12・P13・P14・P15としている。ユーザによるタッチ入力は、最低として一回であってもよいが、このズレ補正における精度を向上させるため、複数回数要求されるものである。
本実施の形態では、具体的には、制御装置4はまず、表示エリアE4の中心位置と、タッチ入力位置の中心位置との距離を算出する。ここで、表示エリアE4の中心位置とは矩形の対角中心位置であり、タッチ入力位置の中心位置は、複数の入力位置の重心位置としている。なお、一点の場合はその点自体とする。
エリアも点の集合体とみなすことができるため、一般に、表示エリアやタッチ入力位置の中心位置を、対象とする図形を構成する各点の重心位置として、設定することが可能である。
次いで、制御装置4は、前記算出された中心位置間距離を、両座標系のズレ量として認識する。より詳しくは、両座標系のズレ量は、x軸方向成分とy軸方向成分とからなる。そして、制御装置4は、このズレ量(対応関係)の分だけ、表示側座標系に対して入力側座標系を相対的にズラして、ユーザの感覚に合致するように、座標系間の対応関係を再設定する。
このため、本実施の形態では、再設定前の有効エリアE4の外側に、所定幅の帯状の許容エリアAを設け、許容エリアAか再設定前の有効エリアE4かにタッチ入力があった場合のみ、座標対応調整モードにおける有効なタッチ入力があったと判断される。それ以外のタッチ入力は、無効とされる。
制御装置4には、ディスプレイ2表面上の座標系と、タッチパネル3表面上の座標系との座標系間の対応関係が記憶されると共に、制御装置4のモードを、座標対応調整モードに移行させる調整モード移行手段を備えている。調整モード移行手段は、モード切替スイッチ7と、そのスイッチドライバとで構成される。
この座標対応調整モードにおいて、制御装置4は、ディスプレイ2表面上に調整用のキー画像を表示させると共に、キー画像エリア(表面エリアE4)と、キー画像の表示後にタッチパネル3上にタッチ入力された位置との対応関係を導出する。そして、制御装置4は、その対応関係に基づいて、前記座標系間の対応関係を再設定する。
本実施の形態では、制御装置4は、表面エリアE4の中心位置と、タッチ入力位置群の中心位置との距離をズレ量として算出し、このズレ量が、表面エリアE4とタッチ入力位置群との対応関係であると認識する。
そして、このズレ量の分だけ、表面側座標系(ディスプレイ2上の座標系)に対して、入力側座標系(タッチパネル3上の座標系)が平行移動するように、座標系間の対応関係を再設定する。
また、座標対応調整モードにおける調整の判断材料としてのタッチ位置が、再設定前における有効エリア(ディスプレイ2上の表示エリアに対応するタッチパネル3上の領域)に限定されない。
また、再設定前の対応関係に影響されて、タッチ入力位置に制限が加えられることがないため、ズレ量が大きい場合にも補正を容易に行うことが可能となる。
ここで、このような調整用のタッチ入力の試行を、ディスプレイ2上の複数箇所で行って、その結果を平均化しても良い。
この表示の後、制御装置4は、ユーザに調整用キー画像の押下を要求する文言をディスプレイ2上に表示すると共に、ユーザからのタッチ入力の待機状態に移行する。
このタッチ入力の要求に対して、ユーザは、各キー画像(表示エリア)毎に、少なくとも一回のタッチ入力を行う。
そして、制御装置4は、ここで導出された四つの対応関係を平均化して、平均の対応関係を導出する。さらに、その平均の対応関係に基づいて、座標系間の対応関係を再設定する。
キー画像毎の対応関係の導出は、図5を用いて前述した場合と同様である。つまり、制御装置4は、表示エリアの中心位置と、タッチ入力位置群の中心位置との距離を算出して、算出された中心位置間距離を、両座標系のズレ量として認識する。対象とする図形の中心位置を、対象とする図形を構成する各点の重心位置として、設定することも同様である。
そして、制御装置4は、この平均のズレ量(平均の対応関係)の分だけ、表示側座標系に対して入力側座標系を相対的にズラして、ユーザの感覚に合致するように、座標系間の対応関係を再設定する。
そして、制御装置4は、各キー画像の表示位置毎に、キー画像エリア(表示エリア)と、タッチ入力された位置との対応関係(ズレ量)を導出し、それらの対応関係を平均化してなる平均対応関係(平均のズレ量)に基づいて、前記座標系間の対応関係を再設定するものとしている。
したがって、ディスプレイ2表面の特定領域に、ユーザによるタッチ入力が適切に行われない箇所が生じるなどの不具合が防止され、どの部分でも適切にタッチ入力が可能となる。
この構成に代えて、ズレ量(対応関係)のy軸方向成分のみの特定を、制御装置4において行うものとしても良い。
通例、ディスプレイ2(タッチパネル3)の表面は、ユーザの操作時にはユーザと対向する状態となるものであり、ユーザの視点より見る左右方向が、ディスプレイ2(タッチパネル3)の表面におけるx軸方向に相当し、ユーザの視点より見る上下方向および前後方向が、ディスプレイ2(タッチパネル3)の表面におけるy軸方向に相当する。
したがって、上記を一般化すると次のようになる。
座標対応調整モードでの再設定において、制御装置4は、ディスプレイ2表面上で直交する二軸のうち、一方の軸方向での前記座標系間の対応関係は、設定の対象とはせず固定とし、他方の軸方向での前記座標系間の対応関係のみ、設定の対象とする。
したがって、制御部の負担がより一層、軽減される。
例えば、前述の例、つまり、ディスプレイ2表面が曲面の際に、表示側座標系に対して入力側座標系が、ディスプレイ2表面の曲率に応じた膨らみを有するように対応させる場合である。この場合は、ディスプレイ2上の各座標を定数値の平行移動させた座標が、対応するタッチパネル3上の各座標となるわけではなく、ディスプレイ2表面の中心より端部に向かうにつれて、ディスプレイ2上の座標と、それに対応するタッチパネル3上の座標との離間間隔が大きくなるものである。
第二の実施の形態である入力表示装置20は、第一の実施の形態である入力表示装置1の構成に、操作者の認証手段が付加された構成となっている。
加えて、記憶部15には、複数の操作者の指紋情報(特定情報)を格納する記憶領域や、指紋情報に応じて操作者を認証するためのプログラム等が記憶されており、操作者の認証に関わるプログラムの実行処理も演算部16において可能である。
なお、本実施の形態では、操作者の特定情報の入力手段を、指紋センサ9としているが、このような特定情報の入力手段としては、IDカードのカードリーダーや、パスワード入力を受け付けるキーボード等、であってもよい。
なお、操作者と座標系間の対応関係とは、必ずしも一対一である必要は無く、複数の操作者に同じ座標系間の対応関係が適用されてもよい。
表示入力装置20は、操作者を認証する認証手段を備えており、該認証手段は、操作者の特定情報の入力手段(指紋センサ9)と、認証処理に関わる演算部16および記憶部15と、からなる。
加えて、表示入力装置20制御装置14は、座標対応調整モードにおいて、認証された操作者に対応する座標系間の対応関係を再設定するように構成されている。
したがって、背丈の違い等の理由により、操作者間で表示入力装置20への視点が異なる場合であっても、表示入力装置20の操作性が個別の操作者毎に確保される。
2 ディスプレイ
3 タッチパネル
4 制御装置
5 記憶部
7 モード切替スイッチ
E1・E2・E3・E4・E5・E6・E7・E8・E9 表示エリア
T1・T2 有効エリア
Claims (4)
- ディスプレイと、
ディスプレイ表面に装着されてタッチ入力可能とされるタッチパネルと、
ディスプレイおよびタッチパネルを制御する制御装置と、
を備える表示入力装置であって、
制御装置には、ディスプレイ表面上の座標系と、タッチパネル表面上の座標系との座標系間の対応関係が記憶されると共に、
制御装置のモードを、座標対応調整モードに移行させる調整モード移行手段を備え、
この座標対応調整モードにおいて、制御装置は、ディスプレイ表面上に調整用のキー画像を表示させると共に、
キー画像エリアと、キー画像の表示後にタッチパネル上にタッチ入力された位置との対応関係を導出し、
その対応関係に基づいて、前記座標系間の対応関係を再設定する、
ことを特徴とする表示入力装置。 - ディスプレイ上の複数箇所に前記キー画像を表示すると共に、
各キー画像の表示位置毎に、キー画像エリアと、タッチ入力された位置との対応関係を導出し、
それらの対応関係を平均化してなる平均対応関係に基づいて、前記座標系間の対応関係を再設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示入力装置。 - 座標対応調整モードでの再設定において、制御装置は、
ディスプレイ表面上で直交する二軸のうち、
一方の軸方向での前記座標系間の対応関係は、設定の対象とはせず固定とし、
他方の軸方向での前記座標系間の対応関係のみ、設定の対象とする、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示入力装置。 - 操作者を認証する認証手段を備えると共に、
前記制御装置を、操作者毎に前記座標系間の対応関係を対応付けて記憶可能に構成し、
該制御装置は、前記座標対応調整モードにおいて、認証された操作者に対応する前記座標系間の対応関係を再設定する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の表示入力装置。
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