JP4667319B2 - アナログタッチパネル装置 - Google Patents

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本発明は、ユーザによる誤操作を防止しながら所定の処理動作を行なうアナログタッチパネル装置に関するものである。
近年、液晶モニタなどの情報の表示手段に情報を表示するとともに液晶パネル上に表示されるボタンを指などで押下して情報を入力する装置の1つとして、アナログタッチパネル装置が普及しつつある。
このようなアナログタッチパネル装置では、ユーザが情報を入力する際の、誤操作を防止して、ユーザが望む処理を適切に行うことが望まれている。例えば、アナログタッチパネル装置に対する誤操作としては、ユーザが所望の操作を行なうために画面上のボタンを押下した際に、画面上で狙ったボタンの位置から外れた位置を押下してしまう場合や、画面上で押下するつもりのない位置をユーザが無意識に押下してしまう場合などがある。
画面上で押下するつもりのない位置をユーザが無意識に押下してしまっている最中に、ユーザがこれとは別の位置を押下すると、画面上では2点(2箇所)が同時に押下されることとなる。このとき、アナログタッチパネル装置では、2点が同時に押下されたことを検出できず、同時に押下された2点の中間点が押下されたと認識してしまう。このとき、アナログタッチパネル装置は、1点目の押下から2点の中間点の押下へ、押下操作が連続して行なわれている(画面上で指を滑らせている)と認識する。
この問題を解決する方法として、1点目が押下されるタイミングと2点目が押下されるタイミングの時間差を利用し、2点目の押下を無視する方法がある。すなわち、1点目への押下(例えば無意識な押下)を有効にした後、2点目が押下されて、1点目と2点目の中間が押下された(画面上で指を滑らせている)と認識するような場合、指を滑らせているような押下を無視して1点目が押下され続けていると判断する。
しかしながら、この方法ではユーザが実際に画面上で指を滑らせたい場合であっても、指を滑らせているような押下が無視されてしまう。このため、ユーザが所望の操作を行なうためのボタンを押下した際に、画面上で狙ったボタンの位置から外れた位置を押下してしまう場合であっても、ユーザは指を滑らせて所望のボタンの位置を押下することができなくなる。
ところで、タッチパネル装置に対してユーザが望む処理を適切に行わせる技術として、画面上へのボタン表示などの位置を補正する方法がある。特許文献1に記載のディスプレイ・タブレット入力方式は、ディスプレイ画面上にデータ入力を無効として扱う無効領域とデータ入力を有効に扱う有効領域を設けており、無効領域へ入力されたデータ、及びこれに続いて有効領域へ入力されたデータを使用して、以後のディスプレイ・タブレット入力座標を補正している。
特開昭60−245028号公報
しかしながら、上記の従来技術では、ユーザの誤操作によって画面上の2点が同時に押された場合の誤操作処理を回避しつつ、画面上で指を滑らせての情報の入力を行なうことができないといった問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの誤操作による処理を回避しつつ、容易にパネル操作を行うことができるアナログタッチパネル装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画面上に情報を表示するとともに、前記画面が押下されると押下された画面の位置に応じた情報のキー入力を受け付けるアナログタッチパネル装置において、前記画面が押下されてキー入力される座標をキー座標として検出する座標検出部と、キー入力が行なわれていない状態から最初に検出したキー座標の周囲に、最初のキー座標を検出してから前記画面の押下が継続している間のキー入力の受付を許可する領域を入力許可領域として設定するとともに、前記最初のキー座標の周囲であってかつ前記入力許可領域内に、前記画面上に表示されて所定の指示を受け付けるボタンの押下を許可するボタン押下許可領域を設定する領域設定部と、前記座標検出部が検出するキー座標および前記領域設定部が設定した入力許可領域に基づいて、前記画面へのキー入力を有効状態または無効状態に設定するキー状態設定部と、を備え、前記キー状態設定部は、前記最初のキー座標を検出してから前記入力許可領域内に前記キー座標が位置している間はキー入力を有効状態に設定するとともに、前記キー座標が前記入力許可領域外に移動した場合に前記キー入力を無効状態に設定し、且つ前記ボタン押下許可領域内で前記ボタンが押下されて前記ボタンがONした後、前記入力許可領域内に前記キー座標が位置している間、前記ボタンのONを維持することを特徴とする。
この発明によれば、最初のキー座標を検出してから入力許可領域内にキー座標が位置している間はキー入力を有効状態に設定するとともに、キー座標が入力許可領域外に移動した場合にキー入力を無効状態に設定し、且つボタン押下許可領域内でボタンが押下されてボタンがONした後、入力許可領域内にキー座標が位置している間、ボタンのONを維持するので、入力許可領域内で画面の押下が継続している間のキー入力の受付を許可してユーザに容易にパネル操作を行わせながら入力許可領域外における誤操作を回避することが可能になるという効果を奏する。
以下に、本発明に係るアナログタッチパネル装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は、本発明の実施の形態に係るアナログタッチパネル装置の構成を示すブロック図である。アナログタッチパネル装置1は、加工処理などを行う所定の装置(機器)(加工装置5)などと接続され、加工装置5の状態や加工装置5へのコマンド(コマンドを指示するためのボタン)など種々の情報を表示するとともに、加工装置5へのコマンド(指示情報)を受け付けて加工装置5に送る。
アナログタッチパネル装置1は、表示部10、表示制御部12、装置制御部13、座標検出部14、領域設定部15、コマンド判定部(キー状態設定部)16、座標記憶部17、コマンドテーブル記憶部18を備えている。
表示部10は、液晶パネル(アナログタッチパネルのモニタ画面)などを備えて構成される情報の表示手段である。表示部10は、加工装置5の状態や加工装置5へ送るコマンド(ボタン)など種々の情報を表示するとともに、アナログタッチパネル装置1への指示情報(コマンドに対応したボタンの押下)を受け付ける。表示部10は、コマンド入力部11を有しており、このコマンド入力部11がユーザからのコマンド入力(ボタンの押下)を受け付ける。
コマンド入力部11は、表示部10に表示されたモニタ画面上でコマンドを指定するボタンが押下(ボタンON)された場合、押下されたボタンに対応付けられたコマンドが指定されたことを認識する。
座標検出部14は、表示部10のモニタ画面が指などによって押下されたことを検出すると、キー入力が有効となったと判断する。また、座標検出部14は、表示部10のモニタ画面から指などが離されたことを検出すると、キー入力が無効となったとを判断する。また、座標検出部14は、コマンド判定部16からキー入力が無効であることを示す通知を受けた場合に、キー入力は無効な状態であると判断する。
座標検出部14は、表示部10と接続しており、表示部10のモニタ画面が押下(キー入力が有効)されると、キー入力が無効となるまでの間の押下位置(画面上の座標)を表示部10から検出する。座標検出部14は、キー入力が無効となるまでに検出した全ての座標(キー座標)を座標記憶部17に記憶させるとともに、最初に検出した座標(キー入力が無効な状態からキー入力が有効となる際に押下された座標)(1点目)を領域設定部15に入力する。
領域設定部15は、座標検出部14が最初に検出した座標に対し、座標の周囲に所定の2つの領域(ボタンON許可領域とキー有効入力維持領域)を設定する。ボタンON許可領域は、キー入力によってボタンが指定(押下)された場合に、押下されたボタンのボタンONを許可する領域(例えば、1点目の座標を囲む32ビット四方の領域)である。本実施の形態では、このボタンON領域内でボタンが押下された場合にのみ、ボタンONとして扱う。したがって、ボタンON許可領域外でボタンが押下された場合は、ボタンOFFとして扱う。
キー有効入力維持領域は、モニタ画面上で指を滑らせてのコマンド入力(画面を指で押下しながら画面上の指を移動させての入力)(以下、滑り入力という)を許可する範囲(例えば、1点目の座標を囲む64ビット四方の領域)であり、このキー有効入力維持領域内ではキー入力(滑り入力)を有効とし、キー有効入力維持領域外では、キー入力を無効とする。領域設定部15は、設定したボタンON許可領域とキー有効入力維持領域、これらの領域に対応する座標(1点目)をコマンド判定部16に入力する。本実施の形態では、例えばボタンON許可領域がキー有効入力維持領域内に含まれるようボタンON許可領域とキー有効入力維持領域を設定する。
座標記憶部17は、座標検出部14が検出する座標を記憶する。座標記憶部17は、キー入力が有効な間に座標検出部14が検出する座標(履歴)を順番に記憶する。コマンドテーブル記憶部18は、コマンドテーブルを記憶する。コマンドテーブルは、モニタ画面に表示させるボタン(コマンド)と、このボタンのモニタ画面上の座標とを対応付けた情報テーブルである。コマンドテーブル記憶部18は、モニタ画面毎にモニタ画面に応じたコマンドテーブルを記憶する。
コマンド判定部16は、領域設定部15、座標記憶部17、コマンドテーブル記憶部18、装置制御部13と接続している。コマンド判定部16は、キー入力が有効な間、座標検出部14が検出した座標を座標記憶部17を介して取得する。コマンド判定部16は、取得した座標とコマンドテーブル記憶部18が記憶するコマンドテーブルに基づいて、キー入力されている座標に応じたコマンドを判断する。
コマンド判定部16は、コマンドテーブル記憶部18が記憶するコマンドテーブル、領域設定部15が設定したキー有効入力維持領域、座標検出部14が検出した座標に基づいて、キーを有効にするか無効にするかを判断する。コマンド判定部16は、座標検出部14が検出した座標がキー有効入力維持領域内である場合にキー入力を有効にし、座標検出部14が検出した座標がキー有効入力維持領域外である場合にキー入力を無効にする。
コマンド判定部16は、キー入力を無効にすると、キー入力が無効であることを座標検出部14に通知する。また、コマンド判定部16は、座標検出部14が座標の検出を停止すると、モニタ画面への押下状態が解消された(キー入力が無効)と判断する。
コマンド判定部16は、コマンドテーブル記憶部18が記憶するコマンドテーブル、領域設定部15が設定したボタンON許可領域、座標検出部14が検出した座標に基づいて、ボタンをON状態にするか否かを判断する。コマンド判定部16は、座標検出部14が検出した座標(キー座標)がボタンON許可領域内であって、キー座標がボタン(コマンド)に割り当てられた座標内である場合に、ボタンをON状態にする。コマンド判定部16は、キー座標がボタンに割り当てられた座標内であっても、キー座標がボタンON許可領域外である場合には、ボタンをOFF状態のままON状態にさせない。
本実施の形態では、キー座標がボタンON許可領域内であれば、キー座標は必ずキー有効入力維持領域内となるため、ボタンが一度ON状態となると、キー座標がボタンON許可領域外へ移動した場合であってもキー有効入力維持領域内ではボタンON状態が維持される。コマンド判定部16は、ボタンのONに対応するコマンドを装置制御部13に送る。
装置制御部13は、コマンド判定部16から送られるコマンドに基づいて、加工装置5を制御する。表示制御部12は、加工装置5から加工装置5の状態に関する情報を受信するとともに、加工装置5の状態に関する情報に基づいて、所定のモニタ画面を表示部10に表示させる。表示制御部12は、コマンドテーブル記憶部18が記憶するコマンドテーブルを用いて、モニタ画面内の所定の位置に所定のボタンを配置させる。
図2は、本発明の実施の形態に係るアナログタッチパネル装置の動作手順を示すフローチャートである。アナログタッチパネル装置1の表示制御部12は、加工装置5から加工装置5の状態に関する情報を受信するとともに、加工装置5の状態に関する情報に基づいて、所定のモニタ画面を表示部10に表示させる。
座標検出部14は、表示部10がモニタ画面を表示している間に、キー状態に変化があると、このキー状態の変化を検出する(ステップS10)。座標検出部14は、キー状態の変化が、キー入力の無効状態からキー入力の有効状態への変化である否かを判断する(ステップS20)。座標検出部14は、例えば表示部10のモニタ画面が指などによって押下された場合に、キー入力の無効状態からキー入力の有効状態への変化であると判断する。このキー入力の有効状態は、キー座標(キー座標)が移動して、移動点の座標がキー有効入力維持領域(この後、領域設定部15が設定するキー有効入力維持領域)から外れるまで又はモニタ画面から指が離されるまで維持される。
座標検出部14は、キー入力の無効状態からキー入力の有効状態への変化であると判断すると(ステップS20、Yes)、キー有効点ナンバ(キー入力が有効な点(座標)に対してナンバリングする値)を「0」に設定する(ステップS30)。座標検出部14は、最初に検出した座標(1点目)を座標記憶部17に記憶させる(ステップS40)。
座標検出部14は、座標(1点目)を検出すると、キー入力が有効であると判断した際に検出した座標(1点目)(後述の1点目X1)を領域設定部15に入力する。領域設定部15は、座標検出部14が最初に検出した1点目の座標に対して、ボタンON許可領域とキー有効入力維持領域を設定し(ステップS50)、座標検出部14は、キー有効点ナンバをプラス1する(ステップS60)。ここでの座標検出部14は、例えばキー有効点ナンバ「0」をキー有効点ナンバ「1」に設定する。
ここで、ボタンON許可領域とキー有効入力維持領域について説明する。図3は、ボタンON許可領域とキー有効入力維持領域を示す図である。同図に示すように、座標検出部14が最初に検出した1点目X1がボタンON許可領域(ボタン押下許可領域)52の略中心となるよう、ボタンON許可領域52は設定される。領域設定部15は、例えばボタンON許可領域52として、1点目X1の座標を囲む32ビット四方(矩形)の領域を設定する。
また、座標検出部14が最初に検出した1点目X1がキー有効入力維持領域(入力許可領域)51の略中心となるよう、キー有効入力維持領域51は設定される。領域設定部15は、例えばキー有効入力維持領域51として、1点目X1の座標を囲む63ビット四方の領域を設定する。
ここで、ボタンON許可領域52に応じたボタンのON/OFF処理、キー有効入力維持領域51に応じたキー入力の有効/無効の設定処理について説明する。図4は、ボタンON許可領域に応じたボタンのON/OFF処理を説明するための図である。
同図に示すように、キー座標が最初の1点目X1から移動点(2点目)P1に移動(滑り入力)した場合、移動点P1の座標がボタンON許可領域52内であって、かつボタンB1上(ボタンB1に割り当てられた座標内)であるので、コマンド判定部16は、ボタンB1をON状態にする。
一方、キー座標が最初の1点目X1から移動点(2点目)P2に移動(滑り入力)した場合、移動点P2の座標はボタンB1上ではあるがボタンON許可領域52内ではないので、コマンド判定部16は、ボタンB1をON状態にしない。
図5は、キー有効入力維持領域に応じたキー入力の有効/無効の設定処理を説明するための図である。同図に示すように、キー座標が最初の1点目X1から移動点(2点目)P3に移動(滑り入力)した場合、移動点P3の座標がキー有効入力維持領域51内であり、最初のキー座標を検出してから画面の押下が継続している間のキー入力であるので、コマンド判定部16は、キー入力を有効状態に維持(設定)する。コマンド判定部16は、キー入力が有効状態である場合にキー入力によってボタンが指定(ボタン上へのキー移動)されれば、ボタンの押下と判断する。
一方、キー座標が最初の1点目X1から移動点(2点目)P4に移動(滑り入力)した場合、移動点P2の座標はキー有効入力維持領域51内ではないので、コマンド判定部16は、キー入力を無効状態に設定する。キー座標がキー有効入力維持領域51内からキー有効入力維持領域51外へ移動して、キー入力が有効状態から無効状態になると、座標検出部14は表示部10のモニタ画面から指などが離された場合と同様の処理(キーOFF)を行う。
ボタンON許可領域52の領域は、ある程度広くないとボタンの反応が悪くなるが、広すぎるとボタンの誤操作を防止することができない。しかしながら、ボタンON許可領域52の領域が狭すぎるとボタンがONしにくくなる。
また、ボタンをONしている際に、ボタンを押したまま他の機械の様子を見ていると、押している画面上の位置がずれていくことがある。このため、キー入力を有効にする領域(キー有効入力維持領域51)は、ある程度広くしてキーを押している間の位置ずれに対応する必要がある。
そこで、本実施の形態では、ボタンON許可領域52とキー有効入力維持領域51を異なる広さの領域に設定するとともに、ボタンON許可領域52をキー有効入力維持領域51よりも狭い領域に設定する。
このボタンON許可領域52とキー有効入力維持領域51の設定により、以下の処理では、キー座標の移動(滑り入力)に伴って、ボタンON許可領域52に応じたボタンのON/OFF処理とキー有効入力維持領域51に応じたキー入力の有効/無効の設定処理とが行われる。これにより、ボタンの反応性を維持しながらボタンの誤操作を防止するとともに、キーを押している間の位置ずれによる誤操作を防止できる。
領域設定部15は、設定したボタンON許可領域52とキー有効入力維持領域51、これらの領域に対応する座標(1点目)をコマンド判定部16に入力する。コマンド判定部16は、領域設定部15から入力された1点目X1の座標に応じたコマンド(ボタン)が存在するか否か(ボタンが押下されたか否か)を、コマンドテーブル記憶部18のコマンドテーブルに基づいて判断する。コマンドテーブルにおいて、1点目の座標に対応するコマンドが存在する場合、コマンド判定部16は、キー入力されている座標(1点目X1)に応じたコマンドをコマンドテーブルから抽出する。そして、コマンド判定部16は、抽出したコマンドを装置制御部13に送り、ボタンONの状態にさせる。このボタンのON状態は、キー座標が移動して、移動点の座標がキー有効入力維持領域51から外れるまで維持される。
装置制御部13は、コマンド判定部16から送られるコマンドに基づいて、加工装置5を制御する。これにより、アナログタッチパネル装置1は、有効状態のキー座標に応じたタッチスイッチ処理(キータスク)を行う(ステップS70)。
なお、コマンドテーブルにおいて、1点目の座標に対応するコマンドが存在しない場合(ボタンB1が押下されていない場合)、コマンド判定部16は装置制御部13にコマンドの送信を行なわない。
座標検出部14は、表示部10がモニタ画面を表示している間、キー状態の変化をチェックする。そして、キー状態に変化があると、座標検出部14は、キー状態の変化を検出する(ステップS10)。座標検出部14は、キー状態の変化が、キー入力の無効状態からキー入力の有効状態への変化である否かを判断する(ステップS20)。
座標検出部14は、例えば表示部10のモニタ画面から指などが離された場合や、モニタ画面上での滑り入力の場合に、キー状態は変化したがキー入力の無効状態からキー入力の有効状態への変化ではないと判断する。座標検出部14がキー入力の無効状態からキー入力の有効状態への変化でないと判断すると(ステップS20、No)、コマンド判定部16はキー状態の変化がキー座標の移動(滑り入力)であるか否かを判断する(ステップS80)。具体的には、座標記憶部17が記憶する座標(直前に記憶した座標)と異なる座標を座標検出部14が検出した場合に、コマンド判定部16は、キー状態の変化がキー座標の移動であると判断する。
コマンド判定部16が、キー状態の変化はキー座標の移動であると判断すると(ステップS80、Yes)、コマンド判定部16は、移動したキー座標がキー有効入力維持領域51内であるか否かを判断する(ステップS90)。
コマンド判定部16が、移動したキー座標はキー有効入力維持領域51内であると判断すると(ステップS90、Yes)、座標検出部14は、移動したキー座標を座標記憶部17に記憶させる(ステップS100)。座標記憶部17は、キー入力が有効な間に座標検出部14が検出する座標を順番に記憶していく。
つぎに、座標検出部14は、キー有効点ナンバをプラス1する(ステップS60)。ここでの座標検出部14は、例えばキー有効点ナンバ「n」(nは自然数)をキー有効点ナンバ「n+1」に設定する。
コマンド判定部16は、領域設定部15から入力された移動点の座標に応じたコマンド(ボタン)が存在するか否か(ボタンB1が押下されたか否か)を、コマンドテーブル記憶部18のコマンドテーブルに基づいて判断する。コマンドテーブルにおいて、移動点の座標に対応するコマンドが存在する場合、コマンド判定部16は、キー入力されている座標(移動点)に応じたコマンドをコマンドテーブルから抽出する。そして、コマンド判定部16は、抽出したコマンドを装置制御部13に送り、ボタンONの状態にさせる。このボタンのON状態は、キー座標が移動して、移動点の座標がキー有効入力維持領域51から外れるまで維持される。
装置制御部13は、コマンド判定部16から送られるコマンドに基づいて、加工装置5を制御する。これにより、アナログタッチパネル装置1は、有効状態のキー座標に応じたタッチスイッチ処理を行う(ステップS70)。
なお、コマンドテーブルにおいて、移動点の座標に対応するコマンドが存在しない場合(ボタンB1が押下されていない場合)、コマンド判定部16は装置制御部13にコマンドの送信を行なわない。
座標検出部14がキー状態の変化を検出した後、コマンド判定部16が、キー状態の変化はキー座標の移動でない(表示部10のモニタ画面から指などが離された場合など)と判断すると(ステップS80、No)、アナログタッチパネル装置1はキー位置に応じたタッチスイッチ処理を行うとともに、座標検出部14は座標記憶部17が記憶していたキー座標を削除(クリア)させる(ステップS110,S120)。
また、コマンド判定部16が、キー状態の変化はキー座標の移動であり移動したキー座標はキー有効入力維持領域51外であると判断すると(ステップS90、No)、アナログタッチパネル装置1はキー位置に応じたタッチスイッチ処理を行うとともに、座標検出部14は座標記憶部17が記憶するキー座標を削除(クリア)させる(ステップS110,S120)。
そして、装置制御部13は、コマンド判定部16から送られるコマンド(ボタンのOFF)に基づいて、加工装置5を制御する。この後、コマンド判定部16は、キー入力を無効状態に設定する(ステップS130)。
コマンド判定部16は、キー入力を無効状態に設定すると、キー入力が無効であることを示す通知を座標検出部14に送る。これにより、座標検出部14は、キー入力は無効であると判断し、座標検出を停止する。このキー入力の無効状態は、表示部10のモニタ画面が指などによって新たに押下されるまで維持される。
つぎに、キー有効入力維持領域51、ボタンON許可領域52が設定された際の、キー座座標の移動に伴うボタンのON/OFF処理、キー入力の有効/無効の設定処理の具体例について説明する。
図6〜図9は、キー座座標の移動に伴うボタンのON/OFF処理、キー入力の有効/無効の設定処理を説明するための図である。図6に示すように、キー入力として1点目X1が押下されると、1点目X1のキー座標に対してキー有効入力維持領域51、ボタンON許可領域52が設定される。このとき、1点目X1はキー有効入力維持領域51内であり、キー入力は有効な状態となる。
キー座標が最初の1点目X1から移動点(2点目)Q1に移動(滑り入力)すると、移動点Q1の座標はボタンON許可領域52内であって、かつボタンB1上であるので、ボタンB1はON状態となる。
つぎに、キー座標が移動点Q1から移動点(3点目)Q2に移動すると、移動点Q2の座標はボタンON許可領域52外であるが、キー有効入力維持領域51内であるため、ボタンB1のON状態が維持される。
また、キー座標が移動点Q2から移動点(4点目)Q3に移動すると、移動点Q3の座標は、ボタンON許可領域52外であり、さらにボタンB1外であるが、キー有効入力維持領域51内であるため、ボタンB1のON状態が維持される。
キー座標が移動点Q3から移動点(5点目)Q4に移動すると、移動点Q4の座標は、キー有効入力維持領域51外であるため、キー入力は無効な状態となる。これにより、ボタンB1はOFF状態となる。
また、図7に示すように、キー入力として1点目X1が押下されると、1点目X1のキー座標に対してキー有効入力維持領域51、ボタンON許可領域52が設定される。このとき、1点目X1はキー有効入力維持領域51内であり、キー入力は有効な状態となる。
キー座標が最初の1点目X1から移動点(2点目)R1に移動すると、移動点R1の座標はボタンON許可領域52外であって、かつボタンB1外であるので、ボタンB1はOFF状態のままである。このとき、移動点R2の座標はキー有効入力維持領域51内であり、キー入力は有効な状態のままである。
つぎに、キー座標が移動点R1から移動点(3点目)R2に移動すると、移動点R2の座標はボタンB1上であるがボタンON許可領域52外であるため、ボタンB1はOFF状態のままである。このとき、移動点R2の座標はキー有効入力維持領域51内であり、キー入力は有効な状態のままである。
キー座標が移動点R2から移動点(3点目)R3に移動すると、移動点R3の座標はボタンON許可領域52内であって、かつボタンB1上であるので、ボタンB1はON状態となる。以降、図6に示した移動点Q1〜Q4と同様の移動を行なう場合は、移動点Q1〜Q4と同様の設定(ボタンのON/OFF、キー入力の有効/無効)が行なわれる。
また、図8に示すように、キー入力として1点目X1が押下されると、1点目X1のキー座標に対してキー有効入力維持領域51、ボタンON許可領域52が設定される。このとき、1点目X1はキー有効入力維持領域51内であり、キー入力は有効な状態となる。
キー座標が最初の1点目X1から移動点(2点目)S1に移動すると、移動点S1の座標はボタンON許可領域52外であって、かつボタンB1外であるので、ボタンB1はOFF状態のままである。
キー座標が移動点S1から移動点(3点目)S2に移動すると、移動点S2の座標は、キー有効入力維持領域51外であるため、キー入力は無効な状態となる。これにより、ボタンB1はOFF状態のまま、キーOFFとなる。
また、キー座標が移動点S1から移動点(3点目)S3に移動すると、移動点S3の座標はボタンB1上であるがボタンON許可領域52外であるため、ボタンB1はOFF状態のままである。このとき、移動点R2の座標はキー有効入力維持領域51内であり、キー入力は有効な状態のままである。
キー座標が移動点S3から移動点(4点目)S4に移動すると、移動点S4の座標は、キー有効入力維持領域51外であるため、キー入力は無効な状態となる。これにより、ボタンB1はOFF状態のまま、キーOFFとなる。
また、図9に示すように、キー入力として1点目X1が押下されると、1点目X1のキー座標に対してキー有効入力維持領域51、ボタンON許可領域52が設定される。このとき、1点目X1はキー有効入力維持領域51内であり、キー入力は有効な状態となる。ここでは、2つのボタンB2,B3の近傍に1点目X1が押下された場合を示している。
キー座標が最初の1点目X1から移動点(2点目)T1に移動(滑り入力)すると、移動点T1の座標はボタンON許可領域52内であって、かつボタンB2上であるので、ボタンB2はON状態となる。
つぎに、キー座標が移動点T1から移動点(3点目)T2に移動すると、移動点T2の座標はボタンON許可領域52内であって、かつボタンB3上であるので、ボタンB3はON状態となる。また、移動点T2の座標はボタンB2外であるが、キー有効入力維持領域51内であるため、ボタンB2のON状態が維持される。
つぎに、キー座標が移動点T2から移動点(4点目)T3に移動すると、移動点T3の座標はボタンON許可領域52外であるが、キー有効入力維持領域51内であるため、ボタンB2,B3のON状態が維持される。
また、キー座標が移動点T3から移動点(5点目)T4に移動すると、移動点T4の座標は、ボタンON許可領域52外であり、さらにボタンB2,B3外であるが、キー有効入力維持領域51内であるため、ボタンB2,B3のON状態が維持される。
キー座標が移動点T4から移動点(6点目)T5に移動すると、移動点T5の座標は、キー有効入力維持領域51外であるため、キー入力は無効な状態となる。これにより、ボタンB2,B3はOFF状態となる。
なお、ここでは2つのボタンB2,B3が押下された場合について説明したが、押下されるボタンは3つ以上であってもよい。押下されるボタンが3つ以上の場合であっても、キー座標がキー有効入力維持領域51内の場合には押下されたボタンのON状態が全て維持される。
このように、1点目X1に対してキー有効入力維持領域51を設定し、キー有効入力維持領域51ではボタンのON状態を維持するので、複数のボタンを同時にON状態にすることが可能となる。
なお、ここではキー有効入力維持領域51内で複数のボタンが押下された場合には、全てのボタンを同時にON状態にさせることとしたが、全てのボタンを同時にON状態にさせず、1つのボタンのみをON状態にさせることとしてもよい。この場合、1つのボタンがON状態の時に別のボタンが押下されると、ON状態のボタンをOFFにするとともに後から押下された別のボタンをONにする。また、ボタン毎にON状態を維持するボタンとON状態を維持しないボタンを設定してもよいし、他のボタンに対してON状態を維持させるボタンとON状態を維持させないボタンを設定してもよい。
なお、本実施の形態では、キー座標がキー有効入力維持領域51外に移動すると、キー入力を無効状態(ボタンOFF)としたが、キー座標がキー有効入力維持領域51外であっても、キー座標がボタン上であれば、キー入力を無効状態(ボタンOFF)にさせないこととしてもよい。例えば、キー有効入力維持領域51の全てがボタンの領域に含まれるような場合にキー座標がボタン上であれば、キー座標がキー有効入力維持領域51外であってもボタンのON状態を維持する。
図10は、キー有効入力維持領域外でボタンのON状態を維持する場合の移動点を説明するための図である。同図に示すように、キー入力として1点目X1が押下されると、1点目X1のキー座標に対してキー有効入力維持領域51、ボタンON許可領域52が設定される。ここでは、1点目X1がボタンB8上であり、キー有効入力維持領域51の全てがボタンB8の領域に含まれる場合を示している。1点目X1はキー有効入力維持領域51内であり、キー入力は有効な状態となる。また、1点目X1はボタンON許可領域52内であり、ボタンB8はON状態となる。
キー座標が最初の1点目X1から移動点(2点目)U1に移動(滑り入力)すると、移動点U1の座標は、キー座標がキー有効入力維持領域51外であるが、ここではキー座標がボタン8上であるので、キー入力の有効な状態(ボタンON)を維持する。
一方、キー座標が最初の1点目X1から移動点(2点目)U2に移動(滑り入力)すると、移動点U2の座標は、キー座標がキー有効入力維持領域51外であり、さらにキー座標がボタン8外であるので、キー入力を無効な状態(ボタンOFF)にする。
このように、キー座標がボタンの表示領域外であって、かつキー有効入力維持領域51外に移動した場合に、キー入力を無効な状態にするので、キー有効入力維持領域51の全てがボタンの領域に含まれるような場合であっても、キー座標の位置に応じた適切な位置でキー入力の有効/無効を設定することが可能となる。
なお、ここでは、キー有効入力維持領域51の全てがボタン8の領域に含まれるような場合にキー座標がボタン8上であれば、キー座標がキー有効入力維持領域51外であってもボタン8のON状態を維持する場合について説明したが、キー有効入力維持領域51の全てがボタン8の領域に含まれないような場合(キー有効入力維持領域51とボタン8が一部重複する場合)にキー座標がボタン8上であれば、キー座標がキー有効入力維持領域51外であってもボタン8のON状態を維持することとしてもよい。
また、キー有効入力維持領域51の全てがボタン8の領域に含まれるような場合であっても、キー座標がキー有効入力維持領域51から外れればキー座標がボタン8上であっても、キー状態を無効(ボタンOFF)としてもよい。
すなわち、キー状態が有効となった後は、キー有効入力維持領域51に基づいて、キー状態の有効/無効を決定してもよいし、ボタン8の領域に基づいてキー状態の有効/無効を決定してもよい。
また、本実施の形態では、キー入力された最初の1点目X1に対して所定サイズのキー有効入力維持領域51、ボタンON許可領域52を設定することとしたが、キー有効入力維持領域51、ボタンON許可領域52は、1点目X1の位置(モニタ画面上の座標やエリア)に応じて領域のサイズ(広さ)を決定してもよい。
図11は、モニタ画面上の座標に応じたキー有効入力維持領域、ボタンON許可領域の広さを説明するための図である。モニタ画面30内において、例えばボタンB8やボタンB9よりも小さなボタンB3〜B7が配置されるエリアY1と、ボタンB3〜B7よりも大きなボタンB8,B9が配置されるエリアY2とを設定しておく。
そして、エリアY1内に1点目X1が入力された際には、エリアY2内に1点目X1が入力された場合よりも狭い領域のキー有効入力維持領域51、ボタンON許可領域52を設定する。換言すると、エリアY1に設定するキー有効入力維持領域51よりもエリアY2に設定するキー有効入力維持領域51を広く設定する。また、エリアY1に設定するボタンON許可領域52よりも、エリアY2に設定するボタンON許可領域52を広く設定する。
例えば、エリアY1に設定するキー有効入力維持領域51を64ビット四方の領域とし、エリアY2に設定するキー有効入力維持領域51を128ビット四方の領域とする。また、例えばエリアY1に設定するボタンON許可領域52を32ビット四方の領域とし、エリアY2に設定するボタンON許可領域52を64ビット四方の領域とする。
また、ここではキー有効入力維持領域51、ボタンON許可領域52の領域の広さを、1点目X1の位置(モニタ画面上の座標)に応じて設定することとしたが、キー有効入力維持領域51、ボタンON許可領域52の領域の広さをモニタ画面毎に設定することとしてもよい。
このように、キー有効入力維持領域51やボタンON許可領域52の領域の広さを、キー入力される1点目X1のモニタ画面上の座標やモニタ画面に応じて設定するので、ボタンの大きさ、ボタンの位置、モニタ画面に応じたキー有効入力維持領域51やボタンON許可領域52を設定することが可能となる。これにより、ユーザは、ボタンの大きさ、ボタンの位置、モニタ画面に応じて容易にパネル操作を行うことが可能となる。
なお、本実施の形態では、キー有効入力維持領域51やボタンON許可領域52を設定することとしたが、モニタ画面上にキー有効入力維持領域51やボタンON許可領域52を表示することとしてもよい。また、キー入力される点(1点目X1や移動点)をモニタ画面上に表示することとしてもよい。モニタ画面上にキー有効入力維持領域51やボタンON許可領域52を表示する場合には、表示制御部12と領域設定部15を接続しておき、領域設定部15が設定したキー有効入力維持領域51やボタンON許可領域52を表示制御部12に入力する。
図12は、モニタ画面に表示される情報の一例を示す図である。同図に示すように、例えば1点目X1が押下されると、この1点目X1をモニタ画面30に表示する。このとき、例えば1点目X1をモニタ画面30を押下している指(押下領域)よりも大きなサイズで表示する。
また、キー入力として1点目X1が押下されると、1点目X1のキー座標に対してキー有効入力維持領域51、ボタンON許可領域52が設定される。このとき、キー有効入力維持領域51とボタンON許可領域52をモニタ画面30上に表示する。
これにより、ユーザは押下したいボタン(ボタンB10またはボタンB11)に対して、自らの指が何れの領域を押下しているのかを容易に認識することが可能となる。また、ユーザは押下したいボタンに対して、キー有効入力維持領域51やボタンON許可領域52が何れの領域に設定されているのかを容易に認識することが可能となる。
また、キー入力された点(1点目X1や移動点)の軌跡をモニタ画面30上に表示することとしてもよい。図13は、モニタ画面上に表示させたキー座標の軌跡を示す図である。同図に示すように、例えば、1点目X1が押下されると、この1点目X1をモニタ画面30に表示する。このとき、例えば1点目X1をモニタ画面30を押下している指(押下領域)よりも小さなサイズで表示する。この後、キー入力(滑り入力)される点(2点目以降)とともに、キー入力された点の軌跡60をモニタ画面30に表示する。これにより、ユーザは、自らの指が何れの領域を押下していたのかの軌跡を容易に認識することが可能となる。
なお、モニタ画面に表示させる点や軌跡のサイズは、モニタ画面に表示させる情報に応じて設定してもよい。例えば、モニタ画面に軌跡を表示させる場合には、モニタ画面30を押下した指(押下領域)よりも小さなサイズで表示し、モニタ画面で押下中の点を表示させる場合には、モニタ画面30を押下している指(押下領域)よりも大きなサイズで表示する。これにより、モニタ画面に表示するボタンなどが見づらくなることを回避しつつ、ユーザはモニタ画面に表示される点や軌跡を容易に認識することが可能となる。
また、本実施の形態では、キー有効入力維持領域51やボタンON許可領域52を例えば矩形の領域としたが、キー有効入力維持領域51やボタンON許可領域52の領域は矩形に限られない。キー有効入力維持領域51やボタンON許可領域52を、例えば円形、楕円形、矩形以外の多角形の領域に設定してもよい。また、本実施の形態では、モニタ画面がユーザの指によって押下される場合について説明したが、モニタ画面を指以外のタッチペンなどによって押下することとしてもよい。
このように実施の形態によれば、キー座標がキー有効入力維持領域51内からキー有効入力維持領域51外へ移動した場合にキー入力を無効状態に設定するので、ユーザが所望の座標を押しながら誤って押下するつもりのない他の位置を押下してしまった場合(2点が同時に押下された場合)であっても、キー有効入力維持領域51外での誤操作を回避することが可能となる。
また、キー座標がキー有効入力維持領域51内にある場合にはキー入力を有効状態に維持するので、ユーザが画面上で指を滑り入力を行う場合に、キー有効入力維持領域51内での滑り入力を許可することが可能となる。これにより、ユーザの誤操作による処理を回避しつつ、容易にパネル操作を行うことができるアナログタッチパネル装置1を得ることが可能となる。
また、ボタンON許可領域52をキー有効入力維持領域51よりも狭い領域に設定しているので、ボタンの反応性を維持しながらボタンの誤操作を防止するとともに、キーを押下している間の指の位置ずれによる誤操作を防止することが可能となる。
以上のように、本発明に係るアナログタッチパネル装置は、ユーザによる誤操作の防止に適している。
実施の形態に係るアナログタッチパネル装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るアナログタッチパネル装置の動作手順を示すフローチャートである。 ボタンON許可領域とキー有効入力維持領域を示す図である。 ボタンON許可領域に応じたボタンのON/OFF処理を説明するための図である。 キー有効入力維持領域に応じたキー入力の有効/無効の設定処理を説明するための図である。 キー座座標の移動に伴うボタンのON/OFF処理、キー入力の有効/無効の設定処理を説明するための図(1)である。 キー座座標の移動に伴うボタンのON/OFF処理、キー入力の有効/無効の設定処理を説明するための図(2)である。 キー座座標の移動に伴うボタンのON/OFF処理、キー入力の有効/無効の設定処理を説明するための図(3)である。 キー座座標の移動に伴うボタンのON/OFF処理、キー入力の有効/無効の設定処理を説明するための図(4)である。 キー有効入力維持領域外でボタンのON状態を維持する場合の移動点を説明するための図である。 モニタ画面上の座標に応じたキー有効入力維持領域、ボタンON許可領域の広さを説明するための図である。 モニタ画面に表示される情報の一例を示す図である。 モニタ画面上に表示させたキー座標の軌跡を示す図である。
符号の説明
1 アナログタッチパネル装置
5 加工装置
10 表示部
11 コマンド入力部
12 表示制御部
13 装置制御部
14 座標検出部
15 領域設定部
16 コマンド判定部
17 座標記憶部
18 コマンドテーブル記憶部
30 モニタ画面
51 キー有効入力維持領域
52 ボタンON許可領域
60 軌跡
B1〜B11 ボタン
P1〜P4,Q1〜Q4,R1〜R3,S1〜S4,T1〜T5,U1,U2 移動点
X1 1点目
Y1,Y2 エリア

Claims (7)

  1. 画面上に情報を表示するとともに、前記画面が押下されると押下された画面の位置に応じた情報のキー入力を受け付けるアナログタッチパネル装置において、
    前記画面が押下されてキー入力される座標をキー座標として検出する座標検出部と、
    キー入力が行なわれていない状態から最初に検出したキー座標の周囲に、最初のキー座標を検出してから前記画面の押下が継続している間のキー入力の受付を許可する領域を入力許可領域として設定するとともに、前記最初のキー座標の周囲であってかつ前記入力許可領域内に、前記画面上に表示されて所定の指示を受け付けるボタンの押下を許可するボタン押下許可領域を設定する領域設定部と、
    前記座標検出部が検出するキー座標および前記領域設定部が設定した入力許可領域に基づいて、前記画面へのキー入力を有効状態または無効状態に設定するキー状態設定部と、
    を備え、
    前記キー状態設定部は、前記最初のキー座標を検出してから前記入力許可領域内に前記キー座標が位置している間はキー入力を有効状態に設定するとともに、前記キー座標が前記入力許可領域外に移動した場合に前記キー入力を無効状態に設定し、且つ前記ボタン押下許可領域内で前記ボタンが押下されて前記ボタンがONした後、前記入力許可領域内に前記キー座標が位置している間、前記ボタンのONを維持することを特徴とするアナログタッチパネル装置。
  2. 前記ボタンは複数からなり、
    前記キー状態設定部は、前記ボタン押下許可領域内で前記各ボタンが押下されて前記各ボタンがONした後、前記入力許可領域内に前記キー座標が位置している間、前記各ボタンのONを維持することを特徴とする請求項に記載のアナログタッチパネル装置。
  3. 前記領域設定部は、前記最初のキー座標が検出される画面毎に当該画面に応じた前記入力許可領域を設定することを特徴とする請求項1または2に記載のアナログタッチパネル装置。
  4. 前記領域設定部が設定した前記入力許可領域を前記画面へ表示させる表示制御部を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のアナログタッチパネル装置。
  5. 前記領域設定部が設定した前記ボタン押下許可領域を前記画面へ表示させる表示制御部を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のアナログタッチパネル装置。
  6. 前記座標検出部が検出する前記キー座標を前記画面へ表示させる表示制御部を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のアナログタッチパネル装置。
  7. 前記座標検出部が検出した前記キー座標の軌跡を前記画面へ表示させる表示制御部を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のアナログタッチパネル装置。
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