JP2015109000A - 携帯情報端末、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチ入力を行わずに、データ選択と、選択したデータに対する処理の実行指示と、の両方を行えるようにする。
【解決手段】携帯情報端末1は、携帯情報端末1の姿勢及び加速度の少なくとも一方の検出結果が切替条件記憶部30に記憶される切替条件を満たしている場合に複数のデータのうちで注目データとなるデータを切り替える切替部32と、携帯情報端末1の姿勢及び加速度の少なくとも一方の検出結果が実行条件記憶部34に記憶される実行条件を満たしている場合に、前記注目データに対して当該実行条件に対応した処理を実行する処理実行部36と、を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯情報端末、及びプログラムに関する。
タッチパネルを備えた携帯情報端末が広く利用されている。例えば特許文献1には、タッチパネルを備え、複数の機能を選択的に実行する携帯情報端末が開示されている。特許文献1に記載の携帯情報端末は、傾きを検出する傾き検出装置を備えており、その検出結果に応じて、実行すべき機能を切り替える。そのため、ユーザはタッチ入力を行わなくても、携帯情報端末を傾けることで、実行すべき機能を切り替えることができる。
特開平09−134249号公報
本発明の目的は、タッチ入力を行わずに、データ選択と、選択したデータに対する処理の実行指示と、の両方を行えるようにすることである。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、タッチパネルと、自装置の姿勢及び加速度の少なくとも一方の検出結果が予め定めた切替条件を満たしている場合に複数のデータのうちで注目データとなるデータを切り替える切替手段と、自装置の姿勢及び加速度の少なくとも一方の検出結果が予め定めた実行条件を満たしている場合に、前記注目データに対して当該実行条件に対応した処理を実行する処理手段と、を含む携帯情報端末である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯情報端末に、近接物が検知された場合に、前記実行条件を満足させる操作を案内する案内手段と、をさらに備えさせた携帯情報端末である。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の携帯情報端末に、前記実行条件をランダムに設定する設定手段をさらに備えさせた携帯情報端末。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の携帯情報端末において、複数の実行条件が設定され、かつ、前記処理手段が、自装置の姿勢及び加速度の少なくとも一方の検出結果がいずれかの実行条件を満たしている場合に、該検出結果が満たしている実行条件に対応した処理を実行し、かつ、ユーザがタッチしたタッチパネル内の位置の検出結果に基づいて、各実行条件を設定する設定手段がさらに備えられた携帯情報端末である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載の携帯情報端末に、ユーザがタッチした前記タッチパネル内の位置の検出結果に基づいて、前記切替条件を設定する手段と、ユーザがタッチした前記タッチパネル内の位置の検出結果に基づいて、前記実行条件を設定する手段と、をさらに備えさせた携帯情報端末である。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の携帯情報端末において、前記切替手段が、近接物が検知された場合に、前記切替条件の成否の判定を停止し、前記処理手段が、近接物が検知された場合に、前記実行条件の成否の判定を開始するようにした携帯情報端末である。
上記課題を解決するための請求項7に記載の発明は、タッチパネルを備えたコンピュータを、自装置の姿勢及び加速度の少なくとも一方の検出結果が予め定めた切替条件を満たしている場合に複数のデータのうちで注目データとなるデータを切り替える切替手段、自装置の姿勢及び加速度の少なくとも一方の検出結果が予め定めた実行条件を満たしている場合に前記注目データに対して当該実行条件に対応した処理を実行する処理手段、として機能させるためのプログラムである。
また、請求項8に記載の発明は、自装置の状態を検出する検出手段と、近接物を検知する検知手段と、前記検出手段の検出結果が予め定めた切替条件を満たすと判定した場合に複数データのうちで注目データとなるデータを切り替える切替手段と、前記検知手段の検知結果が予め定めた実行条件を満たすと判定した場合に前記注目データに対して当該実行条件に対応した処理を実行する処理手段とを有する携帯情報端末である。
また、請求項9に記載の発明は、上記自装置の状態を検出する第1検出手段と、第1検出手段とは異なる状態を検出する第2検出手段と、少なくとも前記第1検出手段に基づく検出結果が予め定めた切替条件を満たすと判定した場合に複数データのうちで注目データとなるデータを切り替える切替手段と、前記第2検出手段の検出結果が予め定めた実行条件を満たすと判定した場合に前記注目データに対して当該実行条件に対応した処理を実行する処理手段とを有する携帯情報端末である。
請求項1、7に記載の発明によれば、タッチ入力を行わずに、データ選択と、選択したデータに対する処理の実行指示と、の両方を行える。
請求項2に記載の発明によれば、処理の実行指示のための操作が誤って行われることを抑止できる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、より確実に、処理の実行指示のための操作が誤って行われることを抑止できる。
また、請求項4に記載の発明によれば、ユーザは、例えば特定の処理の実行指示のためにユーザが行うべき操作として、他の処理の実行指示のためにユーザが行うべき操作より複雑な操作を採用することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、ユーザは、例えば処理の実行指示のためにユーザが行うべき操作として、データ選択のためにユーザが行うべき操作より複雑な操作を採用することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、処理の実行指示のためにユーザが行うべき操作及びデータ選択のためにユーザが行うべき操作として、同一の操作を採用できる。
また、請求項8に記載の発明によれば、実行条件を満たす検知結果を検知する検知手段が、切替条件に含まれる検出結果を検出する検出手段と同じである場合に比べ、検知結果が前記切替条件を満たさず前記実行条件を満たすことをより確実に判定することができる。
また、請求項9に記載の発明によれば、実行条件を満たす検出結果を検出する第2検出手段が、切替条件に含まれる検出結果を検出する第1検出手段と同じである場合に比べ、検索結果が前記切替条件を満たさず前記実行条件を満たすことをより確実に判定することができる。
本発明の実施形態に係る携帯情報端末1の外観を示す図である。 データ一覧画面の一例を示す図である。 データ一覧画面の一例を示す図である。 ユーザが手をタッチパネルに近づける様子を示す図である。 データ一覧画面の一例を示す図である。 携帯情報端末のハードウェア構成を示す図である。 携帯情報端末にて実現される機能群を示す機能ブロック図である。 切替条件テーブルの一例を示す図である。 実行条件テーブルの一例を示す図である。 携帯情報端末にて実行される処理の一例を示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態の例について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯情報端末1の外観を示す図である。携帯情報端末1は、タッチパネル20を備え、例えばタブレット型パーソナルコンピュータ及びスマートフォンとして実現される。携帯情報端末1には、互いに直交する、X軸、Y軸、及びZ軸の3つの軸が設定されている。X軸は携帯情報端末1の短手方向に平行な軸であり、Y軸は長手方向に平行な軸である。Z軸はタッチパネル20の法線と平行な軸である。携帯情報端末1の姿勢が変わると、これら3つの軸の向きも変わる。
図2Aは、タッチパネル20に表示されるデータ一覧画面の一例を示す図である。同図に示すようにデータ一覧画面に、フォルダに格納される複数の文書データそれぞれのサムネイル画像が整列表示される。正方形の一つ一つがサムネイル画像を示している。データ一覧画面では、現在選択されている文書データ(以下、注目データと表記する)のサムネイル画像がカーソル22で囲われるようになっている。そのため、注目データの把握が容易となっている。
注目データを切り替える場合、通常、ユーザは、他のサムネイル画像の近辺をタッチする。しかし、例えば、手が汚れていたり濡れていたりするなどの理由により、ユーザ(例えば工場内作業員)がタッチパネル20にさわれない場合がある。また、例えば、静電容量方式でタッチ入力が検知される場合、手袋をしている、手が義手であるなどの理由により、ユーザ(例えば手袋をして作業をする人、手に障害がある人)のタッチが検出されない場合もある。
この点、この携帯情報端末1では、携帯情報端末1を動かすことによって注目データの切りかえの指示を行えるようになっている。本実施形態では、ユーザは、携帯情報端末1を右に傾けることで、一つ右の文書データへの注目データの切りかえを指示する。図2Bは、携帯情報端末1を右に傾けたときのデータ一覧画面を示す図である。同図に示すように、カーソル22が一つ右に移動し、注目データが一つ右の文書データへと切りかわっている。また、ユーザは、携帯情報端末1を左に傾けることで、一つ左の文書データへの注目データの切りかえを指示する。また、ユーザは、携帯情報端末1を奥に傾けることで、一つ上の文書データへの注目データの切りかえを指示し、携帯情報端末2を手前に傾けることで、一つ下の文書データへの注目データの切りかえを指示する。このように、この携帯情報端末1では、ユーザは、タッチ入力を行わなくても、注目データの切りかえを行える。
注目データが表すオブジェクト(ここでは文書)の閲覧及び印刷を行ったり注目データの削除を行ったりする場合、通常、ユーザは、注目データのサムネイル画像の近辺をタッチする。しかし、上述した理由により、ユーザがタッチパネル20にさわれなかったりタッチが検知されなかったりする場合がある。
この点、この携帯情報端末1では、注目データの削除等、注目データに対する処理の実行の指示も、携帯情報端末1を動かすことによって行えるようになっている。本実施形態では、ユーザは、携帯情報端末1の下側面を一回タップすることで、注目データが表す文書の印刷を指示し、携帯情報端末1の右側面を一回タップすることで、文書の表示を指示する。また、ユーザは、携帯情報端末1の右側面を二回タップすることで、注目データの削除を指示する。削除処理は他より慎重を要する処理であるため、印刷、表示より多くのタップが要求されている。このように、ユーザは、タッチ入力を行わなくても、注目データに基づく処理の実行指示を行える。
ところで、ユーザが、誤って、処理の実行を指示する操作を行ってしまう場合がある。例えば、ユーザが携帯情報端末1を持ち運ぼうとしたときに、偶然、処理の実行を指示する操作が行われてしまう場合がある。そこで、この携帯情報端末1は、処理の実行を指示するための操作を画像や音声で案内する。こうすることで、携帯情報端末1は、ユーザに注意を促し、処理の実行を指示する操作が誤って行われることを抑止する。具体的には、ユーザが手をタッチパネル20に近づけると、印刷、表示、削除それぞれにつき、その実行を指示するための操作を案内する案内画像24が表示される。図2Cは、ユーザが手をタッチパネル20に近づける様子を示す図であり、図2Dは、ユーザが手をタッチパネル20に近づけたときのデータ一覧画面を示す図である。図2Dに示すように、印刷を指示する操作を案内する案内画像24a、表示を指示する操作を案内する案内画像24b、及び削除を指示する操作を案内する案内画像24cが表示されている。図2Dによれば、ユーザは、携帯情報端末1の下側面を一回タップして印刷の実行を指示している。
このように、携帯情報端末1では、タッチ入力を行わなくても、注目データの切りかえの指示と、注目データに基づく処理の実行の指示と、の双方を行える。
以下、タッチ入力を行わなくても、注目データの切りかえの指示と、注目データに基づく処理の実行の指示と、の双方を行えるようにするための技術について説明する。
図3は、携帯情報端末1のハードウェア構成の一例を示す図である。同図に示すように携帯情報端末1は、バス18、マイクロプロセッサ2、主記憶4、画像処理部6、ディスプレイ8、入出力処理部10、タッチパッド12、近接センサ部14、及び姿勢及び加速度センサ部16を備える。ディスプレイ8とタッチパッド12と、によりタッチパネル20が構成される。
バス18は、アドレス及びデータを、携帯情報端末1の各構成要素でやりとりするためのものである。マイクロプロセッサ2、主記憶4、画像処理部6、及び入出力処理部10は、バス18により相互データ通信可能に接続される。
マイクロプロセッサ2は、図示しないROMに格納されるオペレーティングシステムや、図示しない補助記憶装置に格納されるアプリケーションプログラムに基づいて、各構成要素を制御する。主記憶4は、例えばRAMを含み、アプリケーションプログラムが必要に応じて書き込まれる。主記憶4は、マイクロプロセッサ2の作業用としても用いられる。アプリケーションプログラムは、CD−ROMやDVDーROMなどのコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体から読み出されて携帯情報端末1に供給されてもよいし、インターネット等のネットワークから受信されて携帯情報端末1に供給されてもよい。
ディスプレイ8は、液晶ディスプレイ及び有機ELディスプレイなどの公知のディスプレイである。画像処理部6は、マイクロプロセッサ2により生成された画面の画像データを、所定のタイミングでディスプレイ8に表示出力させる。
入出力処理部10は、マイクロプロセッサ2が、タッチパッド12、近接センサ部14、及び姿勢及び加速度センサ部16にアクセスするためのインタフェースである。入出力処理部10には、タッチパッド12、近接センサ部14、及び姿勢及び加速度センサ部16が電気的に接続される。
タッチパッド12は、静電結合方式及び感圧方式等の公知の方式でタッチ位置を検出するタッチパッドであり、ユーザがタッチ入力を行うための操作手段である。タッチパッド12は、所定時間ごとに、ユーザによりタッチされているタッチパネル20内の位置(すなわち、タッチ位置)を示す位置座標を取得し、マイクロプロセッサ2に供給する。
近接センサ部14は、近接センサを含み、所定時間ごとに、近接物を検知し、検知結果をマイクロプロセッサ2に供給する。ここで、近接物とは、近接センサ部14又は近接センサ部14を備えた装置から検知能力に応じた距離以内又は予め決められた距離以内に近づいてくる物体又は存在する物体のことである。
姿勢及び加速度センサ部は、加速度センサ及びジャイロセンサを含み、所定時間ごとに、携帯情報端末1の姿勢の検出及び携帯情報端末1の加速度の検出を行い、姿勢の検出結果及び加速度の検出結果をマイクロプロセッサ2に供給する。姿勢の検出結果はどのような情報でもよいが、本実施形態では、姿勢の検出結果として、姿勢ベクトルθが供給される。姿勢ベクトルθは、基本姿勢からの携帯情報端末1のピッチング角度、基本姿勢からの携帯情報端末1のローリング角度、及び、基本姿勢からの携帯情報端末1のヨーイング角度が含まれる。ここでは、図2Aに示す携帯情報端末1の姿勢を基本姿勢として採用している。なお、ピッチングとはX軸を軸とする回転のことであり、ローリングとはZ軸を軸とする回転のことであり、ヨーイングとはY軸を軸とする回転のことである。
また、加速度の検出結果はどのような情報であってもよいが、本実施形態では、加速度の検出結果として、加速度ベクトルaが供給される。加速度ベクトルaは、携帯情報端末1のX軸方向の加速度、携帯情報端末1のY軸方向の加速度、及び携帯情報端末1のZ軸方向の加速度が含まれる。
図4は、携帯情報端末1にて実現される機能群を示す機能ブロック図である。同図に示すように、検出結果取得部25、近接検知部26、注目データ特定情報記憶部28、切替条件記憶部30、切替部32、実行条件記憶部34、処理実行部36、操作案内部38、及び条件設定部40が実現される。マイクロプロセッサ2が、主記憶4に記憶されるアプリケーションプログラムを実行することによって、検出結果取得部25、近接検知部26、切替部32、処理実行部36、操作案内部38、条件設定部40が実現される。また、本実施形態では、注目データ特定情報記憶部28、切替条件記憶部30、及び実行条件記憶部34は主記憶4により実現される。
検出結果取得部25は、携帯情報端末1の状態の検出結果として、携帯情報端末1の姿勢の検出結果と、携帯情報端末1の加速度の検出結果と、を取得する。本実施形態では、検出結果取得部25は、加速度ベクトルa及び姿勢ベクトルθを、姿勢及び加速度センサ部16から取得する。
近接検知部26は、近接物(ここでは手)を検知する。本実施形態の場合、近接検知部26は、近接センサ部14から供給される検知結果に基づいて、近接物を検知する。
注目データ特定情報記憶部28は、複数のデータのうちの、現在選択されている注目データを特定する注目データ特定情報を記憶している。本実施形態では、データ一覧画面に表示される文書データ一つ一つが、「データ」に相当している。
切替条件記憶部30は、予め設定された切替条件を記憶している。切替条件は、注目データの切り替えに要求される条件であり、本実施形態の場合、四つの切替方法それぞれに設定された四つの切替条件を記憶している。具体的には、切替条件記憶部30は、それぞれの切替方法に関連づけて、その切替方法につき設定された切替条件を記憶した切替条件テーブルを記憶している。図5は、切替条件テーブルの一例を示す図である。同図にように、切替条件テーブルは、切替方法A〜Dのそれぞれに、その切替方法につき設定された切替条件を関連づけて記憶している。ここでは、切替方法Aは、一つ右のデータへの注目データの切り替えであり、切替方法Bは、一つ左のデータへの注目データの切り替えであり、切替方法Cは、一つ上のデータへの注目データの切り替えであり、切替方法Dは、一つ下のデータへの注目データの切り替えである。
また、ここでは、切替方法Aに対応する切替条件として、条件Aが記憶されている。条件Aは、「姿勢ベクトルθの変化のパターンが予められたパターンAと一定程度以上類似する」というものであり、携帯情報端末1を一定程度以上右に傾けたときに満足されるよう設定されている。また、切替方法Bに対応する切替条件として、条件Bが記憶されている。条件Bは、「姿勢ベクトルθの変化のパターンが予められたパターンBと一定程度以上類似する」というものであり、携帯情報端末1を一定程度以上左に傾けたときに満足されるよう設定されている。また、切替方法Cに対応する切替条件として、条件Cが記憶されている。条件Cは、「姿勢ベクトルθの変化のパターンが予められたパターンCと一定程度以上類似する」というものであり、携帯情報端末1を一定程度以上奥に倒したときに満足されるよう設定されている。また、切替方法Dに対応する切替条件として、条件Dが記憶されている。条件Dは、「姿勢ベクトルθの変化のパターンが予められたパターンDと一定程度以上類似する」というものであり、携帯情報端末1を一定程度以上手前に倒したときに満足されるよう設定されている。
切替部32は、検出結果取得部25により取得された、姿勢の検出結果及び加速度の検出結果の少なくとも一方が切替条件記憶部30に記憶される切替条件を満たしているか否かを判定する。判定に用いられる検出結果は、切替条件による。本実施形態では、切替条件が姿勢の検出結果に関する条件となっているので、切替部32は、姿勢の検出結果(すなわち、姿勢ベクトルa)がいずれかの切替条件を満足満たしているか否かを判定する。
また、切替部32は、姿勢の検出結果及び加速度の検出結果の少なくとも一方が切替条件を満たしている場合、注目データを切り替える。また、注目データ特定情報を更新し、切り替わった後の注目データにカーソル22を移動させる。本実施形態では、切替部32は、姿勢の検出結果及び加速度の検出結果の少なくとも一方がいずれかの切替条件を満たしている場合、該少なくとも一方の検出結果が満たしている切替条件が設定されている切替方法で、注目データを切り替える。
また、本実施形態では、切替部32は、近接物が、近接検知部26により検知された場合、上記の判定の実行を停止する。
実行条件記憶部34は、予め設定された実行条件を記憶している。実行条件は、印刷、表示、削除などの注目データに対する処理の実行に要求される条件であり、本実施形態の場合、印刷、表示、削除からなる三つの処理それぞれに設定された三つの実行条件を記憶している。具体的には、実行条件記憶部34は、それぞれの処理に関連づけて、その処理につき設定された実行条件を記憶した実行条件テーブルを記憶している。図6は、実行条件テーブルの一例を示す図である。同図にように、実行条件テーブルは、処理A(印刷)、処理B(表示)、処理C(削除)のそれぞれに、その処理につき設定された実行条件を関連づけて記憶している。
ここでは、処理Aに対応する実行条件として、条件Eが記憶されている。条件Eは、「加速度ベクトルaの変化のパターンが予められたパターンEと一定程度以上類似する」というものであり、携帯情報端末1の下側面を一回タップしたときに満足されるよう設定されている。また、処理Bに対応する実行条件として、条件Fが記憶されている。条件Fは、「加速度ベクトルaの変化のパターンが予められたパターンFと一定程度以上類似する」というものであり、携帯情報端末1の右側面を一回タップしたときに満足されるよう設定されている。また、処理Cに対応する実行条件として、条件Gが記憶されている。条件Gは、「加速度ベクトルaの変化のパターンが予められたパターンGと一定程度以上類似する」というものであり、携帯情報端末1の右側面を二回タップしたときに満足されるよう設定されている。
処理実行部36は、検出結果取得部25により取得された、姿勢の検出結果及び加速度の検出結果の少なくとも一方が実行条件記憶部34に記憶される実行条件を満たしているか否かを判定する。本実施形態では、処理実行部36は、近接物(ここでは手)が近接検知部26により検知された場合、判定の実行を開始する。判定に用いられる検出結果は、実行条件による。本実施形態では、実行条件が加速度の検出結果に関する条件となっているので、処理実行部36は、加速度の検出結果(すなわち、加速度ベクトルa)がいずれかの切替条件を満たしているか否かを判定する。
また、処理実行部36は、姿勢の検出結果及び加速度の検出結果の少なくとも一方が実行条件を満たしている場合、注目データに対して該実行条件に対応した処理(注目データの印刷出力、注目データが表すオブジェクトの表示、注目データの削除など)を実行する。本実施形態では、処理実行部36は、姿勢の検出結果及び加速度の検出結果の少なくとも一方がいずれかの実行条件を満たしている場合、該少なくとも一方の検出結果が満たしている実行条件が関連づけられている処理を実行する。
操作案内部38は、近接物が近接検知部26により検知された場合、各実行条件を満足させる操作を案内する。本実施形態では、操作案内部38は、実行条件テーブルに基づいて案内画像24をディスプレイ8に表示させることにより、各実行条件を満足させる操作と、各実行条件が関連づけられている処理の種別と、を画像で案内する(図2D参照)。
また、操作案内部38は、どの実行条件も満足されない場合、案内画像24の表示を停止し、案内の実行を停止する。
条件設定部40は、注目データの切り替えを指示するためにユーザが行うべき操作を設定する。すなわち、それぞれの切替方法(図5参照)につき切替条件を設定する。また、条件設定部40は、注目データに対する処理の実行を指示するためにユーザが行うべき操作を設定する。すなわち、それぞれの処理(図6参照)につき実行条件を設定する。
なお、ここでは、注目データの切りかえを指示する操作として、携帯情報端末1を傾ける操作を採用しているが、携帯情報端末1を動かす操作であればどのような操作を採用してもよい。例えば、携帯情報端末1をタップする操作を採用してもよい。すなわち、切替条件は、姿勢の検出結果と加速度の検出結果との少なくとも一方に関する条件である限り、どのように設計されてもよい。また、以上に示した切替方法A〜Dは、あくまで一例であり、どのような切替方法が採用されてもよい。
また、ここでは、処理の実行を指示する操作として、携帯情報端末1をタップする操作を採用しているが、携帯情報端末1を動かす操作であればどのような操作を採用してもよい。例えば、携帯情報端末1を傾ける操作を採用してもよい。すなわち、実行条件は、姿勢の検出結果と加速度の検出結果との少なくとも一方に関する条件である限り、どのように設計されてもよい。また、以上に示した処理A〜Cは、あくまで一例であり、どのような処理(例えば、注目データのコピー)が採用されてもよい。
図7は、携帯情報端末1にて実行される処理の一例を示すフロー図である。本実施形態の場合、図7に示す処理は、データ一覧画面が表示されているときに実行される。
まず、マイクロプロセッサ2は、案内画像24が表示中であるか否かを判定する(S101)。本実施形態では、案内画像24が表示中であるか否かを示す表示状態データが主記憶4に記憶される。マイクロプロセッサ2は、表示状態データに基づいて、案内画像24が表示中であるか否かを判定する。
案内画像24が表示中でない場合(S101:N)、マイクロプロセッサ2は、携帯情報端末1の姿勢が変化中である否かを判定する(S102)。本実施形態では、現在から過去所定時間の間に姿勢及び加速度センサ部16より供給された姿勢ベクトルθが時系列で主記憶4に記憶される。マイクロプロセッサ2は、例えば最新の姿勢ベクトルθとその一つ前の姿勢ベクトルθとを比較することにより、携帯情報端末1の姿勢が変化中であるか否かを判定する。
携帯情報端末1の姿勢が変化中である場合(S102:Y)、マイクロプロセッサ2は、切替条件テーブルに記憶される切替条件ごとに、時系列で記憶される姿勢ベクトルθがその切替条件を満たしているか否かを判定する(S103)。すなわち、マイクロプロセッサ2は、携帯情報端末1が一定程度以上、右、左、奥、又は手前に傾けられたか否かを判定する。例えば、時系列で記憶される姿勢ベクトルθが切替方法A(図5参照)に設定された切替条件を満たしているか否かを判定する場合、マイクロプロセッサ2は、時系列で記憶される姿勢ベクトルθの変化のパターンとパターンAとの類似度を示す値を算出し、算出値に基づいて双方のパターンの類似度が一定程度以上であるか否かを判定する。
そして、時系列で記憶される姿勢ベクトルθがいずれかの切替条件を満足している場合(S103:Y)、マイクロプロセッサ2は、満足される切替条件が関連づけられている切替方法で、注目データを切り替える(S104)。すなわち、マイクロプロセッサ2は、注目データ特定情報を更新するとともに、カーソル22を切り替え後の注目データへと移動させる。
そして、マイクロプロセッサ2は、近接センサ部14から供給される検知結果に基づいて、物体(例えば手)がタッチパネル20に近接しているか否かを判定する(S105)。すなわち、近接物(手)があるか否かを判定する。なお、S105のステップは、携帯情報端末1の姿勢が変化中でない場合(S102:N)にも実行される。
そして、近接物がある場合(S105:Y)、マイクロプロセッサ2は、実行条件テーブルに基づいて案内画像24(図2D参照)をディスプレイ8に表示させる(S106)。そして、マイクロプロセッサ2は、S101以降のステップを再実行する。なお、マイクロプロセッサ2は、時系列で記憶される姿勢ベクトルθがどの切替条件も満足していない場合(S103:N)及び近接物がない場合(S105:N)にも、S101以降のステップを再実行する。
一方、案内画像24が表示中である場合(S101:Y)、マイクロプロセッサ2は、携帯情報端末1の加速度が変化中であるか否かを判定する(S107)。本実施形態では、現在から過去所定時間の間に姿勢及び加速度センサ部16より供給された加速度ベクトルaが時系列で主記憶4に記憶される。マイクロプロセッサ2は、例えば最新の加速度ベクトルaの大きさとその一つ前の加速度ベクトルaとを比較することにより、携帯情報端末1の加速度が変化中であるか否かを判定する。
携帯情報端末1の加速度が変化中である場合(S107:Y)、マイクロプロセッサ2は、実行条件テーブルに記憶される実行条件ごとに、時系列で記憶される加速度ベクトルaがその実行条件を満たしているか否かを、判定する(S108)。すなわち、マイクロプロセッサ2は、携帯情報端末1の右側面が一回タップされたか、携帯情報端末1の下側面が一回タップされたか、又は、携帯情報端末1の右側面が二回タップされたか、を判定する。例えば、時系列で記憶される加速度ベクトルaが処理A(図6参照)に設定された実行条件を満たしているか否かを判定する場合、マイクロプロセッサ2は、時系列で記憶される加速度ベクトルaの変化のパターンとパターンEとの類似度を示す値を算出し、算出値に基づいて双方のパターンの類似度が一定程度以上であるか否かを判定する。
そして、時系列で記憶される加速度ベクトルaがいずれかの実行条件を満足している場合(S108:Y)、マイクロプロセッサ2は、満足される実行条件が関連づけられている処理を実行する(S109)。すなわち、マイクロプロセッサ2は、注目データの印刷、注目データが表す文書の表示、及び注目データの削除のうち、ユーザが指示した処理を実行する。そして、処理を終了する。
一方、携帯情報端末1の加速度が変化中でない場合(S107:N)、マイクロプロセッサ2は、案内画像24の表示の開始時から既定時間以上経過したか否かを判定する(S110)。
そして、案内画像24の表示の開始時から既定時間以上経過した場合(S110:Y)、マイクロプロセッサ2は、案内画像の表示を停止する(S111)。なお、S111のステップは、右側面を一回又は二回タップする操作及び下側面を一回タップする操作、以外の操作が行われた場合、すなわち、時系列で記憶される加速度ベクトルaがどの実行条件も満足していない場合(S108:N)にも、実行される。
そして、マイクロプロセッサ2は、S111のステップを実行すると、再度、S101以降のステップを再実行する。なお、マイクロプロセッサ2は、案内画像24の表示の開始時から既定時間未満の時間しか経過してない場合(S110:N)にも、S101以降のステップを再実行する。
なお、本発明の実施形態は、上記実施形態だけに限らない。
例えば、ユーザ(例えば、工場作業員)は、タッチ入力を行える時にタッチ入力を行って、印刷、表示、及び削除それぞれを指示するために行うべき操作を、事前に、設定してもよい。すなわち、条件設定部40は、タッチパッド12により検出されたタッチ位置に基づいて、各処理に関連づける実行条件を設定してもよい。例えば、ユーザの好む操作で処理実行の指示を行えるようにしたり、他の処理より複雑な操作を行わないと削除の指示を行えないようにしたりなどが、ユーザ自身により制御される。なお、ユーザは、注目データを切り替えるための操作も、タッチ入力を行って事前に設定してもよい。すなわち、条件設定部40は、各切替方法に関連づける切替条件も、タッチ位置に基づいて設定してもよい。例えば、処理の実行を指示する操作を注目データを切り替える操作より難しくするなどが、ユーザ自身により制御されるようになる。
また、例えば、条件設定部40は、注目データに対する処理の実行を指示するためにユーザが行うべき操作をランダムに設定してもよい。すなわち、条件設定部40は、実行条件をランダムに設定してもよい。例えば、マイクロプロセッサ2は、図7に示すフローにおいて、タッチパネル20に物体が近接している場合(S105:Y)、S106のステップの前に、乱数に基づいて、各処理に関連づける実行条件を設定してもよい。例えば、マイクロプロセッサ2は、各処理に条件E、F、G(図6参照)のうちのどれを実行条件として関連づけるかを、乱数に基づいて決定してもよい。この場合、各処理の実行を指示するためにユーザが行うべき操作が毎回変わる。こうして、ユーザにより一層の注意を促し、処理の実行を指示する操作が誤って行われることをより確実に抑止してもよい。
また、例えば、ユーザの属性(例えばユーザの利き手)を示すユーザ属性情報が、携帯情報端末1に記憶され、条件設定部40が、このユーザ属性情報に基づいて、注目データに対する処理の実行を指示するためにユーザが行うべき操作を設定してもよい。すなわち、条件設定部40は、ユーザ属性情報に基づいて、各処理に関連づける実行条件を設定してもよい。この場合、処理の実行を指示するためにユーザが行うべき操作が、ユーザの属性に基づいて制御される。例えば、ユーザ(例えば右利きのユーザ)に、そのユーザにとって不得意と思われる操作(例えば、左側面のタップ)が要求されることがないよう制御される。
また、例えば、注目データの属性(例えば、重要度)を示すデータ属性情報が携帯端末1に記憶され、条件設定部40が、このデータ属性情報に基づいて、注目データ対する処理の実行を指示するためにユーザが行うべき操作を設定してもよい。すなわち、条件設定部40は、データ属性情報に基づいて、各処理に関連づける実行条件を設定してもよい。この場合、処理の実行を指示するためにユーザが行うべき操作が、注目データの属性に基づいて制御される。例えば、重要度が高い注目データの削除に、他の処理より複雑な操作が要求されるよう制御される。
また、例えば、マイクロプロセッサ2は、特定の処理(例えば削除)の実行の指示がなされた場合、意思確認のためのメッセージをディスプレイ8に表示してもよい。
また、切替条件や実行条件の設定の仕方により、姿勢や加速度の検出感度を調整してもよい。
また、ユーザによって選択され得る「データ」は文書データに限らない。すなわち、ユーザによって選択され得る「データ」は文書データ以外のデータであってもよい。ユーザによって選択され得る「データ」の性質に応じて、切替方法、切替条件、処理、及び実行条件を適宜設計すればよい。例えば、複数の頁データを含む文書データのうちで画面に表示される頁データが選択される場合、右側面の一回タップで画面に表示される頁データ(注目データに相当)が次の頁データに切り替わり、左側面の一回タップで前の頁データに切り替わるように、切替方法及び切替条件を設計することが一例として考えられる。また、右側面の二回タップで画面に表示される頁データが最後の頁データに切り替わり、左側面の二回タップで先頭の頁データに切り替わるように、切替方法及び切替条件を設計することが一例として考えられる。また、下側面の一回タップで画面に表示される頁データの印刷が実行されるように、処理及び実行条件を設計することが一例として考えられる。
携帯情報端末1をタップするということは、すなわち手が携帯情報端末1に近づくということである。そこで、実行条件を、姿勢の検出結果と加速度の検出結果との少なくとも一方に関する条件(例えば、図6の条件E〜G)と、近接センサ部14の検知結果に関する条件と、で構成してもよい。例えば、図6に示す処理Aに対応する実行条件を、条件Eと「近接物があること」という条件(以下、近接条件と表記する)とで構成し、処理Bに対応する実行条件を、条件Fと近接条件とで構成し、処理Cに対応する実行条件を、条件Gと近接条件とで構成してもよい。これにより、処理の実行が指示されたか否かの判定精度の向上を図ってもよい。この場合、処理実行部36は、姿勢の検出結果と加速度の検出結果の少なくとも一方と、近接センサ部14の検知結果と、に基づき実行条件の成否を判定することとなる。
また、実行条件を、近接センサ部14の検知結果に関する条件のみで構成してもよい。例えば、実行条件記憶部34に「近接物があること」という条件を実行条件として記憶しておいてもよい。この場合、処理実行部36は、近接センサ部14の検知結果がこの実行条件を満足するか否かを判定することとなり、近接センサ部14の検知結果がこの実行条件を満足すると判定した場合、この実行条件に対応した処理(例えば、印刷、表示、又は削除)を注目データに対して実行することとなる。
1 携帯情報端末、2 マイクロプロセッサ、4 主記憶、6 画像処理部、8 ディスプレイ、10 入出力処理部、12 タッチパッド、14 近接センサ部、16 姿勢及び加速度センサ部、18 バス、20 タッチパネル、22 カーソル、24,24a,24b,24c 案内画像、25 検出結果取得部、26 近接検知部、28 注目データ特定情報記憶部、30 切替条件記憶部、32 切替部、34 実行条件記憶部、36 処理実行部、38 操作案内部、40 条件設定部。

Claims (9)

  1. タッチパネルと、
    自装置の姿勢及び加速度の少なくとも一方の検出結果が予め定めた切替条件を満たしている場合に複数のデータのうちで注目データとなるデータを切り替える切替手段と、
    自装置の姿勢及び加速度の少なくとも一方の検出結果が予め定めた実行条件を満たしている場合に前記注目データに対して当該実行条件に対応した処理を実行する処理手段と、
    を含む携帯情報端末。
  2. 近接物が検知された場合に、前記実行条件を満足させる操作を案内する案内手段と、
    をさらに含む請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 前記実行条件をランダムに設定する設定手段をさらに含む請求項2に記載の携帯情報端末。
  4. 複数の実行条件が設定され、
    前記処理手段は、
    自装置の姿勢及び加速度の少なくとも一方の検出結果がいずれかの実行条件を満たしている場合に、該検出結果が満たしている実行条件に対応した処理を実行し、
    前記携帯情報端末は、
    ユーザがタッチしたタッチパネル内の位置の検出結果に基づいて、各実行条件を設定する設定手段をさらに含む、
    請求項1又は2に記載の携帯情報端末。
  5. ユーザがタッチした前記タッチパネル内の位置の検出結果に基づいて、前記切替条件を設定する手段と、
    ユーザがタッチした前記タッチパネル内の位置の検出結果に基づいて、前記実行条件を設定する手段と、
    をさらに含む請求項1又は2に記載の携帯情報端末。
  6. 前記切替手段は、
    近接物が検知された場合に、前記切替条件の成否の判定を停止し、
    前記処理手段は、
    近接物が検知された場合に、前記実行条件の成否の判定を開始する、
    請求項1乃至5のいずれかに記載の携帯情報端末。
  7. タッチパネルを備えたコンピュータを、
    自装置の姿勢及び加速度の少なくとも一方の検出結果が予め定めた切替条件を満たしている場合に複数のデータのうちで注目データとなるデータを切り替える切替手段、
    自装置の姿勢及び加速度の少なくとも一方が予め定めた実行条件を満たしている場合に前記注目データに対して当該実行条件に対応した処理を実行する処理手段、
    として機能させるためのプログラム。
  8. 自装置の状態を検出する検出手段と、
    近接物を検知する検知手段と、
    前記検出手段の検出結果が予め定めた切替条件を満たすと判定した場合に複数データのうちで注目データとなるデータを切り替える切替手段と、
    前記検知手段の検知結果が予め定めた実行条件を満たすと判定した場合に前記注目データに対して当該実行条件に対応した処理を実行する処理手段とを有する携帯情報端末。
  9. 自装置の状態を検出する第1検出手段と、
    第1検出手段とは異なる状態を検出する第2検出手段と、
    少なくとも前記第1検出手段に基づく検出結果が予め定めた切替条件を満たすと判定した場合に複数データのうちで注目データとなるデータを切り替える切替手段と、
    前記第2検出手段の検出結果が予め定めた実行条件を満たすと判定した場合に前記注目データに対して当該実行条件に対応した処理を実行する処理手段とを有する携帯情報端末。

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