JP2019096182A - 電子装置、表示方法、およびプログラム - Google Patents

電子装置、表示方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な操作で表示を移動させることができるとともに、ユーザの意図しない表示の移動が発生することを防ぐこと。【解決手段】電子装置は、表示部と、表示部の表示に対する操作を検出するタッチセンサと、角速度センサと、制御部と、を備え、制御部は、角速度センサが検出した角速度に基づいて自装置の回転を検出し、検出した回転の軸の傾きが所定の条件を満たす場合に、表示の少なくとも一部を移動させる。【選択図】図3

Description

本発明は、電子装置、表示方法、およびプログラムに関する。
特許文献1には、端末の「傾斜状態」に従って画面表示を移動させることにより、持ち手の指が画面上にあるボタン等に届くようにする技術が記載されている。
特表2017−513081号公報
しかしながら、ユーザは、端末が表示する情報を閲覧するときに無意識に端末を傾斜させることがある。このため、特許文献1に記載の技術では、ユーザが意図しない画面表示の移動が発生してしまうおそれがあるという課題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で表示を移動させることができるとともに、ユーザの意図しない表示の移動が発生することを防ぐことができる電子装置、表示方法、およびプログラムを提供することを課題とする。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、表示部と、前記表示部の表示に対する操作を検出するタッチセンサと、角速度センサと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記角速度センサが検出した角速度に基づいて自装置の回転を検出し、検出した前記回転の軸の傾きが所定の条件を満たす場合に、前記表示の少なくとも一部を移動させる、電子装置である。
(2)また、本発明の一態様は、(1)に記載の電子装置であって、前記制御部は、検出した前記回転の軸の傾きを参照して、前記表示の少なくとも一部を移動させる方向を特定する。
(3)また、本発明の一態様は、(2)に記載の電子装置であって、前記制御部は、検出した前記回転の軸の傾きが、前記表示部の表示方向に対して左に傾いている場合には、前記表示部の表示方向において右下の一部領域に前記表示の少なくとも一部を移動させ、検出した前記回転の軸の傾きが、前記表示部の表示方向に対して右に傾いている場合には、前記表示部の表示方向において左下の一部領域に前記表示の少なくとも一部を移動させる。
(4)また、本発明の一態様は、(1)から(3)のいずれかに記載の電子装置であって、前記制御部は、前記表示の少なくとも一部を縮小して移動させる。
(5)また、本発明の一態様は、(1)から(4)のいずれかに記載の電子装置であって、前記制御部は、前記表示の一部が表示されるように前記表示を移動させる。
(6)また、本発明の一態様は、(1)から(5)いずれかに記載の電子装置であって、前記制御部は、前記表示の少なくとも一部を移動させた領域以外の領域に対する操作を前記タッチセンサが検出した場合に、前記表示を元に戻す。
(7)また、本発明の一態様は、(1)から(6)いずれかに記載の電子装置であって、前記表示制御部は、前記表示部の表示面外から滑らせる操作を前記タッチセンサが検出した場合に、前記表示部の表示を元に戻す。
(8)また、本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、表示部と、前記表示部の表示に対する操作を検出するタッチセンサと、角速度センサと、を備える電子装置が実行する表示方法であって、前記角速度センサが検出した角速度に基づいて自装置の回転を検出し、検出した回転の軸の傾きがが所定の条件を満たす場合に、前記表示の少なくとも一部を移動させる過程と、を有することを特徴とする表示方法である。
(9)また、本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、表示部と、前記表示部の表示に対する操作を検出するタッチセンサと、角速度センサと、を備える電子装置としてのコンピュータが、前記角速度センサが検出した角速度に基づいて自装置の回転を検出し、検出した前記回転の軸の傾きがが所定の条件を満たす場合に、前記表示の少なくとも一部を移動させるステップ、を実行するためのプログラムである。
本発明によれば、簡単な操作で表示を移動させることができるとともに、ユーザの意図しない表示の移動が発生することを防ぐことができる。
本発明の第1の実施形態に係る電子装置の外観構成を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る電子装置のハードウェア構成の一例を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る電子装置の機能構成の一例を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る表示モードを説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る表示モードの切り替え操作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るユーザが回転ジェスチャをしたときに検出される角速度を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る電子装置の表示部における表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る表示切替処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る回転検出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る回転検出処理の一例を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電子装置1の外観構成を示す正面図である。
電子装置1は、例えば、スマートフォン等の端末装置である。ここで、電子装置1を正面視したときの横方向をX軸方向とし、X軸方向に対し直交する縦方向をY軸方向としてXY座標系を定める。電子装置1は、表示部13を備える。表示部13は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。表示部13は、その表示面が電子装置1の筐体における正面となるように設置されている。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る電子装置1のハードウェア構成の一例を示す概略ブロック図である。
電子装置1は、CPU101と、記憶媒体インタフェース部102と、記憶媒体103と、入力部104と、出力部105と、ROM106(Read Only Memory)と、RAM107(Random Access Memory)と、補助記憶部108と、通信部109と、を備える。CPU101と、記憶媒体インタフェース部102と、入力部104と、出力部105と、ROM106と、RAM107と、補助記憶部108と、通信部109とは、バスを介して相互に接続される。
なお、ここで言うCPU101は、プロセッサ一般のことを示すものであって、狭義のいわゆるCPUと呼ばれるデバイスのことだけではなく、例えばGPUやDSP等も含む。また、ここで言うCPU101は、一つのプロセッサで実現されることに限られず、同じ、または異なる種類の複数のプロセッサを組み合わせることで実現されてもよい。
CPU101は、補助記憶部108、ROM106およびRAM107が記憶するプログラムを読み出して実行し、また、補助記憶部108、ROM106およびRAM107が記憶する各種データを読み出し、補助記憶部108、RAM107に対して各種データを書き込むことにより、電子装置1を制御する。また、CPU101は、記憶媒体インタフェース部102を介して記憶媒体103が記憶する各種データを読み出し、また、記憶媒体103に各種データを書き込む。記憶媒体103は、光磁気ディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリなどの可搬記憶媒体であり、各種データを記憶する。
記憶媒体インタフェース部102は、記憶媒体103の読み書きを行うインタフェースである。
入力部104は、マウス、キーボード、タッチパネル、音量調整ボタン、電源ボタン、設定ボタン、赤外線受信部などの入力装置である。
出力部105は、表示部、スピーカなどの出力装置である。
ROM106、RAM107は、電子装置1の各機能部を動作させるためのプログラムや各種データを記憶する。
補助記憶部108は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリなどであり、電子装置1の各機能部を動作させるためのプログラム、各種データを記憶する。
通信部109は、通信インタフェースを有し、有線または無線によりネットワークNWに接続される。
例えば、後述する図3における電子装置1の機能構成における制御部11は、図2におけるCPU101に対応し、図3におけるジャイロセンサ12、タッチセンサ14は、図2における入力部104に対応し、図3における表示部13は、図2における出力部105に対応し、図3における記憶部15は、図2におけるROM106、またはRAM107、または補助記憶部108、またはそれらの何れかの組み合わせに対応する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る電子装置1の機能構成の一例を示す概略ブロック図である。
電子装置1は、制御部11と、ジャイロセンサ12と、表示部13と、タッチセンサ14と、記憶部15と、を含んで構成される。
ジャイロセンサ12は、少なくともX軸方向及びY軸方向の2軸それぞれに対する角速度を検出するジャイロセンサである。なお、ジャイロセンサ12は、X軸方向及びY軸方向に直交するZ軸方向を加えた3軸それぞれに対する角速度を検出する3軸ジャイロセンサであってもよい。また、ジャイロセンサ12は、角速度を検出可能なセンサであればジャイロセンサ以外の各種センサであってもよい。
タッチセンサ14は、ユーザの指等での入力を受け付けるタッチセンサである。例えば、タッチセンサ14は、静電方式や抵抗膜方式等によりユーザの指等を検出する。タッチセンサ14は、表示部13の表示面上に重ねて配置され、表示部13の表示に対する操作を検出する。
制御部11は、電子装置1を制御する。制御部11は、センサ読取部111と、信号処理部112と、表示制御部113と、タッチ制御部114と、を含んで構成される。センサ読取部111は、ジャイロセンサ12が検出した角速度(以下、「測定値」とする。)を定期的に読み取り、読み取った測定値を信号処理部112に出力する。
信号処理部112は、センサ読取部111から入力されたジャイロセンサ12の測定値を処理してユーザの回転ジェスチャを検出し、検出した回転の軸に応じて、表示部13における表示モード(表示部13の表示に対する操作)を決定する。回転ジェスチャとは、ユーザが電子装置1を片手で把持したまま、その手の前腕を軸にして電子装置1を所定回数(例えば、2回)以上回転させるように左右に振る操作である。回転ジェスチャの検出方法及び表示モードの切り替え方法についての詳細は後述する。
表示制御部113は、表示部13への出力を行う。例えば、表示制御部113は、信号処理部112が決定した表示モードに応じて表示部13の表示を移動させる。タッチ制御部114は、タッチセンサ14における入力を信号処理部112に出力する。また、タッチ制御部114は、信号処理部112が決定した表示モードに応じて、タッチセンサ14における入力座標を変換する。
記憶部15は、電子装置1の各種情報を記憶する。例えば、記憶部15は、ジャイロセンサ12の測定値を格納するためのFIFO(First In, First Out)を記憶する。
続いて、表示部13における表示モードについて説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る表示モードを説明するための図である。本図に示す上下左右方向は、表示部13に表示している画面の方向(以下、「表示部13における表示方向」とする。)を示す。表示モードには、通常モードと、右モードと、左モードとの3つのモードがある。
電子装置1は、起動時には通常モードで動作する。表示制御部113は、通常モード時には、表示部13の表示面全体に画面を表示する(図4(A)参照)。しかしながら、ユーザが片手で電子装置1を把持しながらその手の親指で操作する場合には、その反対方向の上部にあるアイテム(例えば、ボタンやアイコン等)に指が届かない場合がある。例えば、ユーザが右手で電子装置1を把持している場合には、右手の親指は画面の左上部分に届き難い。一方、ユーザが左手で電子装置1を把持している場合には、左手の親指は画面の右上部分に届き難い。そのため、ユーザは、その部分にあるアイテムを操作する場合には、電子装置1を把持していない手の指で操作しなければならない。
そこで、電子装置1は、通常モード時にユーザが回転ジェスチャをした場合に、ユーザが左右どちらの手で電子装置1を把持しているかを判定し、把持している手の方向へ画面(表示部13の表示)を移動させる。これにより、ユーザは、電子装置1を把持している手の親指でその反対方向にあるアイテムを操作できるようになる。例えば、表示制御部113は、ユーザが右手で電子装置1を把持している場合には、表示部13の表示を右手の方向へ移動させる。また、表示制御部113は、ユーザが左手で電子装置1を把持している場合には、表示部13の表示を左手の方向へ移動させる。ここで、右モードは、ユーザが右手で電子装置1を把持している場合の表示モードであり、左モードは、ユーザが左手で電子装置1を把持している場合の表示モードである。
より具体的には、表示制御部113は、右モード時には、表示部13の表示方向において右下部にある一部領域AR11に画面を移動させる(図4(B)参照)。このように、右モード時には、右下部にある領域AR11に画面を表示させることにより、右手で電子装置1を把持したときに、右手の親指で画面の左上部にあるアイテムを操作することができる。なお、ある一部の領域に画面を移動させるには、画面全体を移動させることに限られず、背景画像と該背景画像上に配置されたアイコンなどにより構成される画面において、背景画像を移動させずアイコン等の画面の一部のみを移動させる場合も含まれる。
一方、表示制御部113は、左モード時には、表示部13の表示方向において左下部にある一部領域AR21に画面を移動させる(図4(C)参照)。このように、左モード時には、左下部にある領域AR21に画面を表示させることにより、左手で電子装置1を把持したときに、左手の親指で画面の右上部にあるアイテムを操作することができる。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る表示モードの切り替え操作を説明するための図である。電子装置1は、通常モード時に、ユーザが前腕を軸にして電子装置1を所定回数以上左右に回転させるように振る回転ジェスチャをした場合に、表示モードを右モード又は左モードに切り替える。例えば、電子装置1は、通常モード時に、右手の前腕を軸にして電子装置1を所定回数以上回転させる操作をした場合には、表示モードを右モードに切り替える。また、電子装置1は、通常モード時に、左手で電子装置1を把持し、ユーザが左手の前腕を軸にして電子装置1を所定回数以上回転させる操作をした場合には、表示モードを左モードに切り替える。
より具体的には、信号処理部112は、電子装置1のいずれかの対角線を軸にした所定角度以上の電子装置1の回転運動と、同じ対角線を軸にした、反対方向への所定角度以上の電子装置1の回転運動とを、所定時間以内に所定回数検出したときに、表示モードを右モード又は左モードに切り替える。以下、対角線を軸にした所定角度以上の電子装置1の回転運動及び同じ対角線を軸にした反対方向への所定角度以上の電子装置1の回転運動を、「対角線を軸にした回転」と称する。
信号処理部112は、回転の軸に基づいて、ユーザが左右どちらの手で電子装置1を把持しているかを判定する。例えば、信号処理部112は、表示部13の表示方向において左上の角と右下の角とを結ぶ対角線LN_Rを軸にした回転(以下、「右下向き軸の回転」と称する。)を検出した場合には、ユーザが電子装置1を右手で把持して右手の親指で操作すると判定し(図5(A)参照)、表示モードを右モードに切り替える。これにより、画面が右下部の領域に表示されるため、ユーザは右手の親指で操作し易くなる。
また、信号処理部112は、表示部13の表示方向において右上の角と左下の角を結ぶ対角線LN_Lを軸にした回転(以下、「左下向き軸の回転)と称する。)を検出した場合には、ユーザが電子装置1を左手で把持して左手の親指で操作すると判定し(図5(B)参照)、表示モードを左モードに切り替える。これにより、画面が左下部の領域に表示されるため、ユーザは左手の親指で操作し易くなる。
続いて、右下向き軸の回転及び左下向き軸の回転の検出方法について説明する。図6は、ユーザが回転ジェスチャをしたときに検出される角速度を示すグラフである。本図において、横軸は時間(単位はミリ秒)であり、縦軸は角速度(単位はラジアン毎秒)である。また、ω_xはジャイロセンサ12が検出する角速度のx成分であり、ω_yはジャイロセンサ12が検出する角速度のy成分である。本グラフには、電子装置1を左右に5回振った場合におけるデータ例を示している。図示するように、電子装置1の回転に応じて角速度は正方向及び負方向に5回変動する。
図6(A)は、左下向き軸の回転のときの角速度を示す。図示するように、グラフに示すx成分のピーク及びy成分のピークは、その値の正負方向及び時間が略一致する。すなわち、電子装置1を左手で回転させた場合には、角速度のx成分及びy成分は同じ方向へその値が変動する。
図6(B)は、右下向き軸の回転のときの角速度を示す。図示するように、グラフに示すx成分のピーク及びy成分のピークは、その値の正負方向が略反転し、時間が略一致している。すなわち、電子装置1を右手で回転させた場合には、角速度のx成分及びy成分はそれぞれ反対の方向へその値が変動する。
よって、信号処理部112は、所定の時間幅についての角速度のx成分とy成分の積の総和を算出する。算出した総和は、右下向き軸の回転のときは負の値になり、左下向き軸の回転のときは正の値になる。そのため、信号処理部112は、算出した総和と予め設定された正の閾値又は負の閾値とを比較することにより、右下向き軸の回転であるか左下向きの回転であるかを判定する。
具体的には、まず、信号処理部112は、所定の時間幅の角速度を格納可能なFIFOに、ジャイロセンサ12の測定値を蓄積する。所定の時間幅は、電子装置1を回転させる回数に応じた時間幅であり、例えば、2回回転させたときに表示モードを切り替える場合には、数100ミリ秒から1秒程度である。また、信号処理部112は、測定値をFIFOに格納する際、特定の周波数帯域を通すフィルタで、格納する測定値の帯域制限をしてもよい。特定の周波数帯域は、電子装置1を回転させるときの周波数周辺の周波数帯域である。電子装置1を回転させるときの周波数はおおよそ決まっており、予めその周辺の周波数帯域以外の測定値を遮断することにより、誤識別を抑制することができる。
続いて、信号処理部112は、FIFOに格納されている測定値のx成分とy成分との積の総和Sを算出する。そして、信号処理部112は、算出した総和Sが正の閾値より大きい場合には、左手で回転させている(すなわち、左下向き軸の回転)と判定し、表示モードを左モードに切り替える。一方、信号処理部112は、算出した総和Sが負の閾値より小さい場合には、右手で回転させている(すなわち、右下向き軸の回転)と判定し、表示モードを右モードに切り替える。
表示制御部113は、表示モードが右モードに切り替わると、右下部にある領域AR11に画面を移動させる。また、タッチ制御部114は、表示モードが右モードに切り替わると、領域AR11の表示に応じて、タッチセンサ14における入力座標を変換する。一方、表示制御部113は、表示モードが左モードに切り替わると、左下部にある領域AR21に画面を移動させる。また、タッチ制御部114は、表示モードが左モードに切り替わると、領域AR21の表示に応じて、タッチセンサ14における入力座標を変換する。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る電子装置1の表示部13における表示例を示す図である。表示制御部113は、通常モード時には、表示部13の表示面全体に画面を表示する(図7(A)参照)。
一方、表示制御部113は、右モード又は左モード時には、一部領域に画面全体を縮小表示してもよいし、画面をずらして一部領域に画面の一部をスライド表示してもよい。例えば、表示制御部113は、右モード時に画面を縮小表示する場合には、右下部にある領域AR11に、画面全体を縮小表示させる(図7(B)参照)。また、表示制御部113は、右モード時に画面をスライド表示する場合には、画面全体を右下にずらして、右下部にある領域AR11に、画面の左上部分を表示させる(図7(C)参照)。なお、右モード時又は左モード時に縮小表示するかスライド表示するかは、設定により切り替え可能にしてもよし、出荷時に予め設定されていてもよい。
また、電子装置1は、右モード又は左モードのときに画面を縮小表示している場合には、タッチセンサ14において表示領域(画面を表示している領域)以外の領域に対するタップ操作がされると、表示モードを通常モードに戻す。タップ操作とは、指先等で1回叩く操作である。例えば、信号処理部112は、右モード時に縮小表示している場合には、タッチ制御部114がタッチセンサ14において縮小領域AR11以外の領域AR12にタップ操作を検出すると、表示モードを通常モードに切り替える。表示制御部113は、表示モードが通常モードになると、表示部13の表示を元に戻す。
また、電子装置1は、右モード又は左モードのときに画面をスライド表示している場合には、表示部13の表示面外からのスワイプ操作がされると、表示モードを通常モードに戻す。スワイプ操作とは、指等を滑らせる操作である。例えば、信号処理部112は、右モード時にスライド表示している場合には、タッチ制御部114がタッチセンサ14の右側にある辺EG21又は下側にある辺EG22からのスワイプ操作を検出すると、表示モードを通常モードに切り替える。表示制御部113は、表示モードが通常モードになると、表示部13の表示を元に戻す。なお、電子装置1は、右モード又は左モードのときに画面をスライド表示している場合には、表示面外からのスワイプ操作がされる毎に、画面を表示させる領域を段階的に拡大させて、元の位置(通常モード時の表示位置)に画面を段階的にスライドさせるようにしてもよい。
なお、上述した例では、メニューを表示するメニュー画面の操作を優先させるために、表示モードを右モード又は左モードから通常モードへ戻す復帰動作が縮小表示とスライド表示とで異なるようにしているが、縮小表示とスライド表示とで復帰動作を同一にしてもよい。その場合には、復帰動作は、表示領域以外の領域に対するタップ操作であってもよいし、表示面外からのスワイプ操作であってもよいし、その両方であってもよい。或いは、縮小表示時の復帰動作を表示画面外からのスワイプ操作にしてもよいし、スライド表示時の復帰動作を表示領域以外の領域に対するタップ操作にしてもよい。
また、復帰動作は上述したものに限られず、例えば、電子装置1を上下に振る操作や電源ボタンの押下等であってもよい。或いは、電子装置1は、右モード又は左モードに切り替えてから所定時間経過すると、自動的に表示モードを通常モードへ戻してもよい。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る表示切替処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS101において、センサ読取部111は、ジャイロセンサ12からのデータ(測定値)の取得を開始する。
ステップS103において、信号処理部112は、現在の表示モードが通常モードであるか否かを判定する。通常モードであると判定した場合(ステップS103;YES)、信号処理部112は、ステップS105の処理を実行する。一方、通常モードでないと判定した場合(ステップS103;NO)、信号処理部112は、ステップS113の処理を実行する。
ステップS105において、信号処理部112は、センサ読取部111が取得した測定値に基づいて、右下向き軸の回転があるか否かを判定する。右下向き軸の回転があると判定した場合(ステップS105;YES)、信号処理部112は、ステップS107の処理を実行する。一方、右下向き軸の回転がないと判定した場合(ステップS105;NO)、信号処理部112は、ステップS109の処理を実行する。
ステップS107において、信号処理部112は、表示モードを右モードへ切り替える。表示制御部113は、表示部13の表示を右モード時のものに切り替える。また、タッチ制御部114は、表示部13の表示に応じてタッチセンサ14における入力座標を変換する。その後、信号処理部112は、ステップS103の処理に戻る。
ステップS109において、信号処理部112は、センサ読取部111が取得した測定値に基づいて、左下向き軸の回転があるか否かを判定する。左下向き軸の回転があると判定した場合(ステップS109;YES)、信号処理部112は、ステップS111の処理を実行する。一方、左下向き軸の回転がないと判定した場合(ステップS109;NO)、信号処理部112は、ステップS103の処理に戻る。
ステップS111において、信号処理部112は、表示モードを左モードへ切り替える。表示制御部113は、表示部13の表示を左モード時のものに切り替える。また、タッチ制御部114は、表示部13の表示に応じてタッチセンサ14における入力座標を変換する。その後、信号処理部112は、ステップS103の処理に戻る。
ステップS113において、信号処理部112は、タッチ制御部114が復帰動作を検出したか否かを判定する。復帰動作があると判定した場合(ステップS113;YES)、信号処理部112は、ステップS115の処理を実行する。一方、復帰動作がないと判定した場合(ステップS113;NO)、信号処理部112は、ステップS103の処理に戻る。
ステップS115において、信号処理部112は、表示モードを通常モードに切り替える。表示制御部113は、表示部13の表示を通常モード時のものに戻す。また、タッチ制御部114は、表示部13の表示に応じてタッチセンサ14における入力座標を元に戻す。その後、信号処理部112は、ステップS103の処理に戻る。
図9は、本発明の第1の実施形態に係る回転検出処理の一例を示すフローチャートである。本図に示す処理は、上述した表示切替処理のステップS105〜ステップS111において信号処理部112が実行する処理の詳細である。
ステップS201において、信号処理部112は、センサ読取部111が取得したジャイロセンサ12の測定値を帯域通過フィルタに通す。
ステップS203において、信号処理部112は、ステップS101において帯域通過フィルタを通過した測定値をFIFOに追加する。
ステップS205において、信号処理部112は、FIFOに格納されている測定値のx成分とy成分の積の総和Sを算出する。
ステップS207において、信号処理部112は、総和Sが正の閾値Th_Uより大きいか否かを判定する。総和Sが正の閾値Th_Uより大きい場合(ステップS207;YES)、信号処理部112は、ステップS209の処理を実行する。一方、総和Sが正の閾値Th_U以下である場合(ステップS207;NO)、信号処理部112は、ステップS211の処理を実行する。
ステップS209において、信号処理部112は、表示モードを左モードに切り替える。その後、信号処理部112は、回転検出処理を終了する。
ステップS211において、信号処理部112は、総和Sが負の閾値Th_Lより小さいか否かを判定する。総和Sが負の閾値Th_Lより小さい場合(ステップS211;YES)、信号処理部112は、ステップS213の処理を実行する。一方、総和Sが負の閾値Th_L以上である場合(ステップS211;NO)、信号処理部112は、回転検出処理を終了する。
ステップS213において、信号処理部112は、表示モードを右モードに切り替える。その後、信号処理部112は、回転検出処理を終了する。
このように、第1の実施形態に係る電子装置1は、表示部13と、表示部13の表示に対する操作を検出するタッチセンサ14と、角速度センサ(ジャイロセンサ12)と、制御部11と、を備え、角速度センサ(ジャイロセンサ12)が検出した角速度に基づいて自装置(電子装置1)の回転を検出し、検出した回転の軸の傾きが所定の条件を満たす場合に、表示の少なくとも一部を移動させる。
このような構成により、ユーザは、電子装置1を片手で回転させるように振る回転ジェスチャという簡単な操作で表示を移動させることができる。また、ユーザは回転ジェスチャを無意識に行うことはないため、ユーザが意図しない表示の移動が発生することがなくなる。
また、制御部11は、回転の軸の傾きを参照して、表示の少なくとも一部を移動させる。
また、制御部11は、表示の少なくとも一部を縮小して移動させる。
また、制御部11は、表示の一部が表示されるように、表示を移動させる。
また、制御部11は、検出した回転の軸の傾きが、表示部13の表示方向に対して左に傾いている場合には、表示部13の表示方向において右下の一部領域に表示の少なくとも一部を移動させ、検出した回転の軸の傾きが、表示部13の表示方向に対して右に傾いている場合には、表示部13の表示方向において左下の一部領域に表示の少なくとも一部を移動させる。
このような構成により、ユーザが把持している手の親指でその反対方向にある表示を操作することができる。
また、制御部11は、表示の少なくとも一部を移動させた領域以外の領域に対する操作をタッチセンサ14が検出した場合に、表示を元に戻す。
また、制御部11は、表示部13の表示面外からスワイプ操作をタッチセンサ14が検出した場合に、表示を元に戻す。
このような構成により、簡単な操作で、表示部13の表示を元に戻すことができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、測定値のx成分及びy成分の積の総和と正の閾値又は負の閾値とを比較して左下向き軸の回転又は右下向き軸の回転を検出する場合について説明した。第2の実施形態では、測定値における特定方向の成分のエネルギーと所定の閾値とを比較して左下向き軸の回転又は右下向き軸の回転を検出する場合の一例について説明する。
ここで、第1の実施形態に係る電子装置1の構成と第2の実施形態に係る電子装置1の構成とは、同様の構成であるため、図示を省略し、第2の実施形態で異なる部分を中心に説明する。
信号処理部112は、左手で回転させるときに軸となる対角線LN_L方向の成分のエネルギーが予め設定された左の閾値より大きい場合に、左下向き軸の回転を検出し、左手で電子装置1を把持していると判定する。また、信号処理部112は、右手で回転させるときに軸となる対角線LN_R方向の成分のエネルギーが予め設定された右の閾値より大きい場合に、右下向き軸の回転を検出し、右手で電子装置1を把持していると判定する。
具体的には、まず、信号処理部112は、測定値のx成分ω_xとy成分ω_yとを2次元ベクトル(ω_x,ω_y)とする。そして、信号処理部112は、2次元ベクトル(ω_x,ω_y)を、対角線LN_LとX軸とのなす角度θL回転変換し、そのx成分ω_Lを算出する。ω_Lは、対角線LN_L方向の成分であり、左下向き軸の回転であるほどその値が大きくなる。また、信号処理部112は、2次元ベクトル(ω_x,ω_y)を、対角線LN_RとX軸とのなす角度θR回転変換し、そのx成分ω_Rを算出する。ω_Rは、対角線LN_R方向の成分あり、右下向き軸の回転であるほどその値が大きくなる。
そして、信号処理部112は、算出したω_L及びω_RをそれぞれのFIFOに追加する。FIFOは、電子装置1を回転させる回数に応じた時間幅のω_L又はω_Rをそれぞれ格納可能である。続いて、信号処理部112は、FIFOに格納されているω_Lの自乗和SLを算出する。また、信号処理部112は、FIFOに格納されているω_Rの自乗和SRを算出する。そして、信号処理部112は、SLが予め設定された左の閾値TH_Lより大きい場合には、左下向き軸の回転と判定し、表示モードを左モードに切り替える。また、信号処理部112は、SRが予め設定された左の閾値TH_Rより大きい場合には、右下向き軸の回転と判定し、表示モードを右モードに切り替える。他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る回転検出処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態における表示切替処理は、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。本図に示す処理は、表示切替処理の上述したステップS105〜ステップS111において信号処理部112が実行する処理の詳細である。
ステップS401において、信号処理部112は、センサ読取部111が取得したジャイロセンサ12の測定値を帯域通過フィルタに通す。
ステップS403において、信号処理部112は、ステップS401において帯域通過フィルタを通過した測定値のx成分ω_x及びy成分ω_yを2次元ベクトル(ω_x,ω_y)とし、2次元ベクトル(ω_x,ω_y)をθL回転変換したときのx成分ω_Lと、2次元ベクトル(ω_x,ω_y)をθR回転変換したときのx成分ω_Rとを算出する。
ステップS405において、信号処理部112は、算出したω_L及びω_RをそれぞれのFIFOに追加する。
ステップS407において、信号処理部112は、FIFOに格納されているω_Lの自乗和SLと、FIFOに格納されているω_Rの自乗和SRとを算出する。
ステップS409において、信号処理部112は、算出したSLが左の閾値Th_Lより大きいか否かを判定する。SLが左の閾値Th_Lより大きい場合(ステップS409;YES)、信号処理部112は、ステップS411の処理を実行する。一方、SLが左の閾値Th_L以下である場合(ステップS409;NO)、信号処理部112は、ステップS413の処理を実行する。
ステップS411において、信号処理部112は、表示モードを左モードに切り替える。その後、信号処理部112は、回転検出処理を終了する。
ステップS413において、信号処理部112は、算出したSRが右の閾値Th_Rより大きいか否かを判定する。SRが右の閾値Th_Rより大きい場合(ステップS413;YES)、信号処理部112は、ステップS415の処理を実行する。一方、SRが右の閾値Th_R以下である場合(ステップS413;NO)、信号処理部112は、回転検出処理を終了する。
ステップS415において、信号処理部112は、表示モードを右モードに切り替える。その後、信号処理部112は、回転検出処理を終了する。
このように、第2の実施形態に係る電子装置1は、表示部13と、表示部13の表示に対する操作を検出するタッチセンサ14と、角速度センサ(ジャイロセンサ12)と、制御部11と、を備え、制御部11は、角速度センサ(ジャイロセンサ12)が検出した角速度に基づいて自装置の回転を検出し、検出した回転の軸の傾きが所定の上k現を満たす場合に、表示の少なくとも一部を移動させる表示制御部113と、を備える。
また、制御部11は、角速度センサ(ジャイロセンサ12)が検出した角速度の所定の軸方向の成分に基づいて、所定の軸による回転を検出する。
このような構成により、第1の実施形態の効果に加えて、所定の軸(対角線LN_L及び対角線LN_R)による回転をより精度良く検出することができる。また、電子装置1の縦横比や重心の位置が変わり自然な回転ジェスチャの回転軸が変わった場合であっても、適切なパラメータ(θL及びθR)を設定することで精度良く回転ジェスチャを検出できる。
なお、上述した各実施形態や各変形例では、右モード又は左モード時に、画面を縮小表示又はスライド表示させているが、これに限らず、例えば、把持している手と反対方向にあるアイテムを、把持している手の方向へ移動させたり、画面を縮小表示させ且つスライド表示させたり等、把持している手の親指で遠い位置にあるアイテムを操作できるようにするものであればよい。
なお、上述した各実施形態や各変形例では、表示部13の表示方向が縦画面モード(画面の上下方向が左右方向より長い表示)である場合について説明したが、電子装置1が横向きになったとき等に表示部13の表示方向が横画面モード(画面の上下方向が左右方向より短い表示)になった際にも、同様に、表示部13における表示方向及び検出した回転軸に応じて表示を移動させる。
なお、上述した各実施形態や各変形例では、電子装置1は、対角線を軸にした回転を検出した場合に、表示モードを右モード又は左モードに切り替えているが、他の操作により表示モードを切り替え可能にしてもよい。
なお、上述した各実施形態や各変形例の1つまたは複数、上述した各実施形態や各変形例の一部または全部を組み合わせて本発明の一態様を実現するようにしてもよい。
なお、本発明の一態様における電子装置1で動作するプログラムは、本発明の一態様に関わる上記の各実施形態や変形例で示した機能を実現するように、1つ、または複数の、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これらの各装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、フラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)等の各種ストレージに格納され、必要に応じてCPU等によって読み出し、修正・書き込みが行われても良い。
なお、上述した各実施形態や変形例における電子装置1の一部又は全部を1つ、または複数のプロセッサを備えたコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、電子装置1に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した各実施形態や変形例における電子装置1の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。また、上述した各実施形態や変形例における電子装置1の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法は、LSIに限らず専用回路、および/または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の一態様として各実施形態や変形例に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は各実施形態や変形例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明の一態様は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態や変形例に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1 電子装置
11 制御部
12 ジャイロセンサ
13 表示部
14 タッチセンサ
15 記憶部
101 CPU
102 記憶媒体インタフェース部
103 記憶媒体
104 入力部
105 出力部
106 ROM
107 RAM
108 補助記憶部
109 通信部
111 センサ読取部
112 信号処理部
113 表示制御部
114 タッチ制御部

Claims (9)

  1. 表示部と、
    前記表示部の表示に対する操作を検出するタッチセンサと、
    角速度センサと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記角速度センサが検出した角速度に基づいて自装置の回転を検出し、検出した前記回転の軸の傾きが所定の条件を満たす場合に、前記表示の少なくとも一部を移動させる、
    電子装置。
  2. 前記制御部は、検出した前記回転の軸の傾きを参照して、前記表示の少なくとも一部を移動させる方向を特定する、
    請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記制御部は、検出した前記回転の軸の傾きが、前記表示部の表示方向に対して左に傾いている場合には、前記表示部の表示方向において右下の一部領域に前記表示の少なくとも一部を移動させ、検出した前記回転の軸の傾きが、前記表示部の表示方向に対して右に傾いている場合には、前記表示部の表示方向において左下の一部領域に前記表示の少なくとも一部を移動させる、
    請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記制御部は、前記表示の少なくとも一部を縮小して移動させる、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子装置。
  5. 前記制御部は、前記表示の一部が表示されるように前記表示を移動させる、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子装置。
  6. 前記制御部は、前記表示の少なくとも一部を移動させた領域以外の領域に対する操作を前記タッチセンサが検出した場合に、前記表示を元に戻す、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子装置。
  7. 前記制御部は、前記表示部の表示面外からのスワイプ操作を前記タッチセンサが検出した場合に、前記表示を元に戻す、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電子装置。
  8. 表示部と、前記表示部の表示に対する操作を検出するタッチセンサと、角速度センサと、を備える電子装置が実行する表示方法であって、
    前記角速度センサが検出した角速度に基づいて自装置の回転を検出し、検出した回転の軸の傾きがが所定の条件を満たす場合に、前記表示の少なくとも一部を移動させる過程と、
    を有することを特徴とする表示方法。
  9. 表示部と、前記表示部の表示に対する操作を検出するタッチセンサと、角速度センサと、を備える電子装置としてのコンピュータが、
    前記角速度センサが検出した角速度に基づいて自装置の回転を検出し、検出した前記回転の軸の傾きがが所定の条件を満たす場合に、前記表示の少なくとも一部を移動させるステップ、
    を実行するためのプログラム。
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