JPH0756687A - 入力表示方法および装置、情報処理装置並びに電子機器制御装置 - Google Patents

入力表示方法および装置、情報処理装置並びに電子機器制御装置

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JPH0756687A
JPH0756687A JP20601593A JP20601593A JPH0756687A JP H0756687 A JPH0756687 A JP H0756687A JP 20601593 A JP20601593 A JP 20601593A JP 20601593 A JP20601593 A JP 20601593A JP H0756687 A JPH0756687 A JP H0756687A
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JP20601593A
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Inventor
Masashi Tonomura
昌司 外村
Ryoichi Suga
良一 須賀
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単かつ迅速に、モニタとタッチパネルの視
差を補正する。 【構成】 モニタ1に点ADを白点として表示させる。
使用者は、この白点をタッチすべく、タッチパネル2上
をタッチする。タッチパネル2上において、実際にタッ
チされた点a(Xa,Ya)と、モニタ1上の点ADに対
応する点A(XA,YA)との座標の差から、位置ずれΔ
A=Xa−XA,ΔyA=Ya−YAを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、各種のAV機
器を制御するAV機器制御装置に用いて好適な入力表示
方法および装置、情報処理装置並びに電子機器制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、モニタに所定の画像を表示し、使
用者がその画像にタッチしたとき所定の動作を実行させ
るコンピュータシステムが普及しつつある。このモニタ
上に表示される画像は、例えばアイコンが代表的なもの
である。
【0003】このように、モニタ上に画像を表示し、そ
の画像がタッチされたかどうかを検出するには、図11
に示すように、モニタ1の前面にタッチパネル2を配置
する必要がある。タッチパネル2は透明な材質で形成さ
れているため、モニタ1に表示された表示点3は、タッ
チパネル2を介して、これを黙視することができる。使
用者は、必要に応じて、この表示点3をタッチする。
【0004】モニタ1の前面にはタッチパネル2が配置
されているため、実際には表示点3を直接タッチするこ
とはできないが、タッチパネル2とモニタ1は、その位
置関係が対応するように予め配置されているため、タッ
チパネル2により実際にタッチされた押圧点4の座標
と、モニタ1上の表示点3の座標とを比較することによ
り、押圧点4と表示点3が一致するかどうか(即ち、使
用者が表示点3を押圧したのかどうか)を判定すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モニタ
1とタッチパネル2との間には、物理的に所定の隔たり
が形成されるため、モニタ1上の表示点3とタッチパネ
ル2上の押圧点4は、正確には一致せず、両者の間には
視差が発生する。そして、その視差は、使用者によって
バラツキが存在する。
【0006】この視差を補正するように、従来、種々の
提案がなされている。例えば、モニタ1のHsize,Vsi
ze,Hshift,Vshiftなどのボリウムを調整して、表示
画像の大きさ(サイズ)を変更したり、表示位置を全体
的にずらして視差を補正している。
【0007】しかしながら、このような調整を行うと、
画像の縦と横の比が変化して、画像が歪んだり、表示画
像がタッチパネル2の座標に影響されて、画像をモニタ
1の全体に表示することができなくなるようなことがあ
った。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、表示画像に悪影響を与えずに、視差を簡単
かつ迅速に補正することができるようにするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の入力表
示方法は、所定の画像を表示するモニタ1と、モニタ1
の前に配置され、モニタ1に表示された画像に対応する
点のタッチを検出するタッチパネル2とを備える装置の
入力表示方法において、視差を補正するとき視差補正用
のモードを設定し、モードが設定されたとき、タッチす
べき第1の点をモニタ1に表示し、第1の点がタッチさ
れたとき、実際にタッチされたタッチパネル2上の第2
の点の位置を検出し、モニタ1上の第1の点に対応する
タッチパネル2上の第3の点と、実際にタッチされた第
2の点の位置の差を演算し、確認のために、タッチパネ
ル2上の第4の点がタッチされたとき、第4の点のタッ
チパネル2上の位置を検出し、第4の点に対応する第5
の点を、演算結果を考慮してモニタ1上に表示し、第4
の点と第5の点の視差を確認させることを特徴とする。
【0010】第4の点と第5の点の視差の存在が確認さ
れたとき、再度第1の点を表示させるようにすることが
できる。また、視差補正用のモードは、モニタ1に表示
する画像を制御するプログラムをインストールするとき
設定できるようにすることができる。
【0011】また、第1の点をモニタ1に表示すると
き、モニタ1の表示領域を区分する形状を同時に表示す
るようにすることができる。さらに、モニタ1の表示領
域を水平方向と垂直方向にそれぞれ2等分して形成され
る4つの区分領域のうち、対角線上に配置される区分領
域のほぼ中央に、第1の点を表示するようにすることが
できる。
【0012】請求項6に記載の入力表示装置は、所定の
画像を表示するモニタ1と、モニタ1の前に配置され、
モニタ1に表示された画像に対応する点のタッチを検出
するタッチパネル2とを備える入力表示装置において、
視差を補正するとき視差補正用のモードを設定するモー
ド設定手段(例えば図2のプログラム上のステップS
7)と、モードが設定されたとき、タッチすべき第1の
点をモニタ1に表示する第1の表示手段(例えば図3の
プログラム上のステップS21,S24)と、第1の点
がタッチされたとき、実際にタッチされたタッチパネル
2上の第2の点の位置を検出する第1の検出手段(例え
ば図3のプログラム上のステップS22,S25)と、
モニタ1上の第1の点に対応するタッチパネル2上の第
3の点と、第2の点の位置の差を演算する演算手段(例
えば図3のプログラム上のステップS23,S26)
と、確認のために、タッチパネル2上の第4の点がタッ
チされたとき、第4の点のタッチパネル2上の位置を検
出する第2の検出手段(例えば図2のプログラム上のス
テップS10)と、第4の点に対応する第5の点を、演
算結果を考慮してモニタ1上に表示する第2の表示手段
(例えば図2のプログラム上のステップS11)と、第
4の点と第5の点の視差を確認させる確認手段(例えば
図2のプログラム上のステップS13,S14)とを備
えることを特徴とする。
【0013】請求項7または請求項8に記載の情報処理
装置または電子機器制御装置は、請求項6に記載の入力
表示装置と同様の構成を有している。
【0014】
【作用】上記した入力表示方法および装置、情報処理装
置並びに電子機器制御装置においては、モニタ1上に第
1の点が表示されると、使用者がこの第1の点にタッチ
すべく、タッチパネル上の第2の点をタッチする。この
実際にタッチした第2の点の位置が検出される。そし
て、モニタ1上の第1の点に対応するタッチパネル2上
の第3の点と、実際にタッチされたタッチパネル2上の
第2の点の位置の差が演算される。
【0015】そして確認のために、使用者がさらにタッ
チパネル2上の所定の第4の点にタッチすると、この第
4の点に対応する第5の点がモニタ1上に表示される。
使用者は、この実際にタッチした第4の点と、そのタッ
チした点に対応する点として表示された第5の点との視
差を確認する。視差が補正されていない場合、視差補正
の処理が同様に繰り返される。
【0016】従って、表示画像に悪影響を与えずに、簡
単かつ迅速に視差を補正することが可能となる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の入力表示装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。CPU11は、プログラ
ムROM12またはハードディスク14に記憶されてい
るプログラムに従って各種の演算を行い、各種の処理を
実行する。RAM13には、各種の処理を行うに当たっ
て必要なデータなどが記憶される。
【0018】V−RAM15には、モニタ1に表示すべ
きビットマップデータが展開される。このモニタ1の前
面にはタッチパネル2が配置され、そのタッチした位置
に対応する座標データが、データ取込装置17により取
り込まれるようになされている。インタフェース16
は、V−RAM15に展開されたビットマップデータに
対応する映像信号をモニタ1に供給したり、データ取込
装置17より取り込んだデータをCPU11に供給す
る。また、このインタフェース16には、キーボード1
8が接続されており、各種の指令をCPU11に供給す
ることができるようになされている。
【0019】FDドライブ装置19には、所定のフロッ
ピィディスク(FD)が装着され、そこに必要なデータ
やプログラムを記録させたり、既に記録されているデー
タやプログラムを、インタフェース16を介してハード
ディスク14やRAM13に転送することができるよう
になされている。
【0020】さらにまた、インタフェース16には、必
要に応じてビデオ機器コントロール装置21が接続され
る。CPU11は、ビデオ機器コントロール装置21を
介して、このビデオ機器コントロール装置21に接続さ
れている各種のビデオ機器を制御することができるよう
になされている。換言すれば、入力表示装置は、CPU
11乃至キーボード18により構成されており、ビデオ
機器コントロール装置21は、この入力表示装置に接続
される電子機器の1つである。
【0021】次に、図2のフローチャートを参照して、
この入力表示装置に、所定のプログラムをインストール
する場合の動作について説明する。
【0022】プログラムをインストールするとき、図2
に示す処理が行われる。最初にステップS1において、
使用者は、プログラムが記録されているフロッピィディ
スク(プログラムFD)をFDドライブ装置19に装着
する。次にステップS2に進み、キーボード18を操作
して、INSTの文字を入力した後、エンタ(Ente
r)キーを操作すると、インストールの処理が開始され
る。即ち、CPU11は、ステップS3に進み、FDド
ライブ装置19に装着されたフロッピィディスクに記録
されているプログラムを読み出し、インタフェース16
を介してハードディスク14に転送し、記録させる。
【0023】次に使用者はステップS4に進み、FDド
ライブ装置19に装着されたフロッピィディスク(プロ
グラムFD)を取り出し、それに代わって、各種のデー
タが記録されているフロッピィディスク(データFD)
を装着する。このデータFDには、システム1乃至シス
テム4(後述する図10の操作ボタンの表示例に関し、
それぞれ異なった標準パターンを有している)の4種類
の標準的なシステムに関するデータが記録されている。
そこでステップS5に進み、使用者は、この4種類のシ
ステムのうち、いずれのシステムをインストールするか
を、キーボード18を操作することで指定する。
【0024】ステップS5において、システム1乃至シ
ステム4のうち、いずれか1つのシステムをインストー
ルするシステムとして指定すると、ステップS6に進
み、そのシステムに関するデータが、データFDより読
み出され、インタフェース16を介してハードディスク
14に転送、記録される。
【0025】このとき、CPU11は、指定されたシス
テムに対応する画面定義ファイルとスケジュール定義フ
ァイルを作成する。画面定義ファイルは、モニタ1に各
種のボタンを表示するために必要なものであり、スケジ
ュール定義ファイルは、これら各種のボタンを所定の時
刻に操作した場合と同様の動作を実行させる場合に必要
となるものである。
【0026】次にステップS7に進み、タッチパネル2
の視差の調整の要否が判定される。即ち、CPU11
は、V−RAM15に、タッチパネル2の視差の調整の
要否を使用者に問い合わせるためのメッセージに対応す
るデータを展開し、これを読み出して、インタフェース
16を介してモニタ1に出力、表示させる。これによ
り、例えば「タッチパネルの調整を行いますか」などの
メッセージがモニタ1に表示されることになる。使用者
は、このメッセージに対応して、調整を行うとき、キー
ボード18のYESキーを選択、操作し、調整を行わな
いとき、NOキーを操作する。
【0027】タッチパネル調整の実行が指令されたと
き、ステップS7からステップS8に進み、モニタ1上
に所定の白い点Aを表示させる。そして、使用者に、こ
の点Aをタッチさせる。同様のことが、ステップS9に
おいても行われ、白い点Bが表示され、この白い点Bが
使用者によりタッチされる。そして、タッチパネル2上
のタッチされた点の座標データが、データ取込装置1
7、インタフェース16を介してCPU11に供給され
る。
【0028】このステップS8およびステップS9のよ
り詳細な処理を、図3と図4のフローチャートを参照し
て、さらに説明する。最初にステップS21において、
モニタ1上の右上の3/4の位置に点ADが表示され
る。
【0029】即ち、図5に示すように、モニタの表示領
域を水平な2等分線LHと、垂直な2等分線LVにより、
それぞれ2等分して形成される4つの区分領域のうち、
右上の区分領域の略中央に、点ADが白い点として表示
される。そして、このとき、モニタ1の所定の位置に
は、「白い点をタッチしてください」のメッセージが表
示される。
【0030】そしてステップS22に進み、使用者がこ
の点ADをタッチするまで待機し、タッチしたとき、ス
テップS23に進み、タッチした点と点ADとのずれの
ベクトル(ΔxA,ΔyA)を求める。
【0031】即ち、図5に示すように、使用者は、白い
点ADがモニタ1上に表示されると、この点ADを指でタ
ッチする。しかしながら、上述したように、モニタ1の
前面にはタッチパネル2が配置されているため、使用者
は、実際には、モニタ1上の点ADを直接タッチするこ
とはできない。実際にタッチするのは、タッチパネル2
上の点aとなる。
【0032】実際にタッチした点aは、タッチパネル2
上の点であるのに対して、表示された点ADは、モニタ
1上の点であるので、両者のずれを直接検出することは
できない。そこで、モニタ1上の表示された点ADに対
応するタッチパネル2上の点Aが求められる。モニタ1
とタッチパネル2とは、予め対応するように配置されて
おり、表示する点ADも、予め定められているため、こ
れに対応する点Aも、既知のものとなる。
【0033】いま、このモニタ1上の点ADに対応する
タッチパネル2上の点Aの座標を(XA,YA)とし、使
用者により実際にタッチされた点aの座標を(Xa
a)とする。尚、タッチパネル2上の原点O(0,
0)を、便宜上、図5における左下の点とする。
【0034】この場合に、ずれのベクトルΔxAとΔyA
は、次式により求められる。 ΔxA=Xa−XA ΔyA=Ya−YA
【0035】次にステップS24に進み、モニタ1の左
下1/4の位置に、2つめの白い点BDが表示される。
即ち、図6に示すように、この点BDは、モニタ1の4
つの区分領域のうち、点ADが配置された区分領域に対
して対角線上に配置された左下の区分領域とされる。点
Dは、この区分領域の中央に配置される。そして、こ
の場合においても、モニタ1上に、「白い点をタッチし
てください」のメッセージが表示される。
【0036】そしてステップS25において、この白い
点BDがタッチされるまで待機し、タッチされたとき、
ステップS26に進み、表示された点BDと、実際にタ
ッチされた点bとのずれのベクトルが求められる。
【0037】即ち、図5において説明した場合と同様
に、モニタ1上の白い点BDに対応するタッチパネル2
上の点Bの座標が(XB,YB)とされる。また、使用者
により実際にタッチされたタッチパネル2上の点bの座
標が(Xb,Yb)とされる。このとき、ずれのベクトル
(ΔxB,ΔyB)は、次式より求められる。 ΔxB=Xb−XB ΔyB=Yb−YB
【0038】次にステップS27に進み、ステップS2
3,S26で求めたずれのベクトルから、次の方程式が
生成される。 ΔxA=αXA+β ΔxB=αXB+β ΔyA=α’YA+β’ ΔyB=α’YB+β’
【0039】そしてステップS28に進み、この方程式
を解いて、α,β,α’,β’が、次式より求められ
る。 α=(ΔxA−ΔxB)/(XA−XB) β=ΔxA−((ΔxA−ΔxB)/(XA−XB))XA α’=(ΔyA−ΔyB)/(YA−YB) β’=ΔyA−((ΔyA−ΔyB)/(YA−YB))YA
【0040】次にステップS29に進み、タッチパネル
2によるコントロールシステムの起動が行われると(こ
のステップは、省略してもよい)、ステップS30にお
いて、タッチパネル2上の任意の点がタッチされるまで
待機する。
【0041】そして、使用者が任意の点をタッチする
と、ステップS31に進み、次式に従って、ずれ量Δ
x,Δyが演算される。ここで、α,β,α’,β’
は、ステップS28で求めた値である。(X,Y)は、
使用者がタッチパネル2により実際にタッチした点の座
標である。 Δx=αX+β Δy=α’Y+β’
【0042】即ち、この実施例の場合、図7および図8
に示すように、点Aと点B以外の点(X,Y)における
ずれ量が、比例配分によって演算される。図7に示すよ
うに、X軸方向のずれ量は、座標XAの点AにおいてΔ
Aであり、座標XBの点BにおいてΔxBであるため、
このずれ量ΔxA,ΔxBにより規定される2つの点AX
とBXを結んで得られる直線LXから、任意の座標値Xに
おけるずれ量Δxが求められる。
【0043】また、Y軸方向においても、図8に示すよ
うに、Y座標がYAである点Aにおけるずれ量がΔyA
あり、Y座標がYBである点Bにおけるずれ量がΔyB
あるため、ずれ量ΔyA,ΔyBにより規定される点AY
と点BYを結んで得られる直線LY上に、任意の座標値Y
におけるずれ量Δyが存在するものとされる。
【0044】図4のステップS31の次にステップS3
2に進み、ステップS30において、タッチされたとき
に検出された座標(X,Y)を、ステップS31で求め
たずれ量Δx,Δyで、次式に従って補正した座標(X
C,YC)を求める。 XC=X−Δx=X−(αX+β) YC=Y−Δy=Y−(α’Y+β’)
【0045】そしてステップS33に進み、ステップS
32で求めた座標(XC,YC)が、使用者によりタッチ
された位置の座標として利用される。即ち、この座標
(XC,YC)は、タッチパネル2により実際に検出され
た座標(X,Y)から、視差に対応する成分を減算した
ものとなるため、使用者から見ると、視差が補正された
ものとなる。
【0046】ステップS33の処理の次にステップS3
0に戻り、以下同様の処理が繰り返される。
【0047】以上においては、タッチパネル2がタッチ
される毎に、ステップS31,S32の処理を実行する
ようにしたが、各検出座標データに対応する補正データ
をRAM上にテーブルとして記憶させ、そのテーブルか
ら読み出すようにすることも可能である。
【0048】図2に戻って、以上のようにして、ステッ
プS8とステップS9において、視差の検出が行われた
後、ステップS10に進み、使用者に任意の位置にタッ
チさせる処理が実行される。即ち、このとき、CPU1
1は、モニタ1上に、例えば「任意の位置にタッチして
ください」のメッセージを表示させる。使用者は、この
メッセージに従って、タッチパネル2上の任意の点を指
でタッチする。このときの座標位置がデータ取込装置1
7により取り込まれ、インタフェース16を介してCP
U11に供給される。
【0049】次にステップS11に進み、CPU11
は、使用者がいまタッチした位置に対応する点を、例え
ば緑色の点として表示させる。また、このときCPU1
1は、使用者がタッチした座標値を、図4のステップS
32で説明したように、視差に対応する分だけ補正す
る。
【0050】即ち、例えば図5において、タッチパネル
2上の点aが使用者によりタッチされたとすると、その
とき検出される座標は(Xa,Ya)であるが、この座標
から視差に対応する成分ΔxA,ΔyAが減算された座標
(XA(=Xa−ΔxA),YA(=Ya−ΔyA))の座標
が求められる。そして、この座標(XA,YA)が、使用
者によりタッチされたものとして処理されるため、点a
に対応するモニタ1上の点としては、点ADが設定され
ることになる。点aと点ADは、X軸方向とY軸方向
に、それぞれΔxAとΔyAだけずれているのであるが、
このずれは、使用者が有している視差であるため、使用
者は、点ADを点aに対応する点として認識するのであ
る。
【0051】また、例えば図6の点bが使用者によりタ
ッチされたとすると、CPU11は、点Bがタッチされ
たものとしてこれを処理し、点Bに対応するモニタ1上
の点BDを緑色の点として表示する。その結果、ステッ
プS8,S9において、視差の補正処理を行った使用者
にとっては、自らがタッチした点が正しく表示されたも
のとして認識することになる。
【0052】使用者は、ステップS10とステップS1
1よりなる確認処理を、希望する回数だけ行った後、ス
テップS12に進み、ステップS10でタッチした点
と、ステップS11において表示された緑色の点とが、
ずれているか否かを判定し、まだずれていると認識した
場合においては、ステップS13に進み、キャンセル
(CANCEL)キーをタッチする。
【0053】即ち、ステップS8とステップS9の処理
を実行した後、モニタ1は、図9に示すような表示状態
となる。その左上にはOK領域R1が表示され、右下に
はキャンセル(CANCEL)領域R2が表示される。
さらに、同心状の矩形F1と、対角線F2が表示される。
これらの矩形F1と対角線F2よりなる図形は、ステップ
S10において、使用者が任意の位置にタッチすると
き、タッチする位置を選択するのに、ガイドとして利用
される。即ち、任意の位置をタッチするとしても、タッ
チする目的は視差を補正するものであるため、視差を補
正するのに、モニタ1の表示領域がこれらの図形F1
2により区分されていることが望ましい。これによ
り、使用者は、各領域毎に視差を確認することができる
からである。
【0054】使用者が任意の位置にタッチすると、図9
に点Pで示すように、その位置が緑色の点として表示さ
れる。
【0055】ステップS13において、キャンセル領域
2をタッチすると、処理はステップS8に戻る。その
結果、モニタ1上に再び白い点が表示され、視差補正の
処理が再び実行されることになる。
【0056】一方、ステップS12において、位置ずれ
が存在しないと判定したとき、ステップS14に進み、
使用者は、OK領域R1をタッチする。これにより、C
PU11は、視差補正の処理が完了したものとして、以
後、タッチパネル2がタッチされたとき、図4のステッ
プS31に示したような演算を行って、タッチパネル2
の座標を検出する。
【0057】次にステップS15に進み、FDドライブ
装置19に装着されているデータFDを取り出し、ステ
ップS16において、装置をリセットする。
【0058】以上により、ハードディスク14にプログ
ラムと必要なデータがインストールされたことになる。
従って、以後、このプログラムを起動すると、モニタ1
上に表示された画像と、タッチパネル2をタッチした位
置とが正確に一致するようになる。
【0059】図10は、以上のようにして、ハードディ
スク14にインストールされるプログラムを実行するこ
とにより実現される表示画面の例を表している。この実
施例においては、モニタ1上に各種のボタン31が表示
されている。そして、使用者が、このボタン31のう
ち、所定のものをタッチすることで、そのボタンに割り
当てられている所定の機能を実行させることができるよ
うになっている。
【0060】例えば、VHS1の文字が対応表示されて
いるボタン31を使用者がタッチすると、そのタッチし
た位置が、データ取込装置17により取り込まれ、イン
タフェース16を介してCPU11に供給される。CP
U11は、入力された座標データから、どの機能が割り
当てられているボタンが操作されたのかを判定する。こ
の座標データは、上述したように、視差を補正してある
ため、使用者が操作対象として選択したものを正確に検
知することが可能となる。
【0061】CPU11は、操作されたボタンに対応す
るコマンドを発生し、このコマンドを、インタフェース
16を介してビデオ機器コントロール装置21に出力す
る。ビデオ機器コントロール装置21は、入力されたコ
マンドに対応するビデオ機器を制御する制御信号を、そ
の対象とするビデオ機器に出力する。これにより、その
対象とするビデオ機器(例えば、VHS方式のビデオテ
ープレコーダ)を、モニタ1に表示されたボタンを操作
することで、動作させることができる。
【0062】尚、視差補正の処理モードは、プログラム
をインストールする場合の他、所定のメインメニューが
表示されている状態から選択できるようにしてもよい。
【0063】以上、本発明をビデオ機器を制御する場合
に応用した例を説明したが、本発明はこの他、コンピュ
ータシステム、CADシステム、その他の情報処理装置
など、モニタ1に表示された画像に対応して、タッチパ
ネル2から所定の入力を行う装置に応用することが可能
である。
【0064】
【発明の効果】以上の如く本発明の入力表示方法および
装置、情報処理装置並びに電子機器制御装置によれば、
モニタ上の第1の点に対応するタッチパネル上の第3の
点と、実際にタッチされた第2の点の位置の差を求め、
その差に対応して、実際にタッチされた第4の点に対応
する第5の点をモニタ上に表示し、第4の点と第5の点
の視差を確認させるようにしたので、簡単かつ迅速に視
差を補正することが可能となる。また、表示画像が歪ん
だり、一部が欠落してしまうようなことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力表示装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図3】図2のステップS8およびステップS9のより
詳細な処理を説明するフローチャートである。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【図5】図2のステップS8の処理を説明する図であ
る。
【図6】図2のステップS9の処理を説明する図であ
る。
【図7】図4のステップS31の処理を説明する図であ
る。
【図8】図4のステップS31の処理を説明する図であ
る。
【図9】図2のステップS11における表示例の図であ
る。
【図10】図1のハードディスク14にインストールさ
れるプログラムにより実行される機能を説明する図であ
る。
【図11】従来のモニタとタッチパネルの関係を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 モニタ 2 タッチパネル 3 表示点 4 押圧点 11 CPU 12 プログラムROM 13 RAM 14 ハードディスク 15 V−RAM 16 インタフェース 17 データ取込装置 18 キーボード 19 FDドライブ装置 21 ビデオ機器コントロール装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の画像を表示するモニタと、 前記モニタの前に配置され、前記モニタに表示された画
    像に対応する点のタッチを検出するタッチパネルとを備
    える装置の入力表示方法において、 視差を補正するとき視差補正用のモードを設定し、 前記モードが設定されたとき、タッチすべき第1の点を
    前記モニタに表示し、 前記第1の点がタッチされたとき、実際にタッチされた
    前記タッチパネル上の第2の点の位置を検出し、 前記モニタ上の前記第1の点に対応する前記タッチパネ
    ル上の第3の点と、実際にタッチされた前記第2の点の
    位置の差を演算し、 確認のために、前記タッチパネル上の第4の点がタッチ
    されたとき、前記第4の点の前記タッチパネル上の位置
    を検出し、 前記第4の点に対応する第5の点を、前記演算結果を考
    慮して前記モニタ上に表示し、 前記第4の点と第5の点の視差を確認させることを特徴
    とする入力表示方法。
  2. 【請求項2】 前記第4の点と第5の点の視差の有無を
    確認させ、 視差の存在が確認されたとき、前記第1の点を再度表示
    することを特徴とする請求項1に記載の入力表示方法。
  3. 【請求項3】 前記視差補正用のモードは、前記モニタ
    に表示する画像を制御するプログラムをインストールす
    るとき設定されることを特徴とする請求項1または2に
    記載の入力表示方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記第1の点を前記モニタに
    表示するとき、前記モニタの表示領域を区分する形状を
    同時に表示することを特徴とする請求項1,2または3
    に記載の入力表示方法。
  5. 【請求項5】 前記モニタの表示領域を水平方向と垂直
    方向にそれぞれ2等分して形成される4つの区分領域の
    うち、対角線上に配置される前記区分領域のほぼ中央
    に、前記第1の点を表示することを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の入力表示方法。
  6. 【請求項6】 所定の画像を表示するモニタと、 前記モニタの前に配置され、前記モニタに表示された画
    像に対応する点のタッチを検出するタッチパネルとを備
    える入力表示装置において、 視差を補正するとき視差補正用のモードを設定するモー
    ド設定手段と、 前記モードが設定されたとき、タッチすべき第1の点を
    前記モニタに表示する第1の表示手段と、 前記第1の点がタッチされたとき、実際にタッチされた
    前記タッチパネル上の第2の点の位置を検出する第1の
    検出手段と、 前記モニタ上の前記第1の点に対応する前記タッチパネ
    ル上の第3の点と、前記第2の点の位置の差を演算する
    演算手段と、 確認のために、前記タッチパネル上の第4の点がタッチ
    されたとき、前記第4の点の前記タッチパネル上の位置
    を検出する第2の検出手段と、 前記第4の点に対応する第5の点を、前記演算結果を考
    慮して前記モニタ上に表示する第2の表示手段と、 前記第4の点と第5の点の視差を確認させる確認手段と
    を備えることを特徴とする入力表示装置。
  7. 【請求項7】 所定の画像を表示するモニタと、 前記モニタの前に配置され、前記モニタに表示された画
    像に対応する点のタッチを検出するタッチパネルとを備
    える情報処理装置において、 視差を補正するとき視差補正用のモードを設定するモー
    ド設定手順と、 前記モードが設定されたとき、タッチすべき第1の点を
    前記モニタに表示する第1の表示手順と、 前記第1の点がタッチされたとき、実際にタッチされた
    前記タッチパネル上の第2の点の位置を検出する第1の
    検出手順と、 前記モニタ上の前記第1の点に対応する前記タッチパネ
    ル上の第3の点と、前記第2の点の位置の差を演算する
    演算手順と、 確認のために、前記タッチパネル上の第4の点がタッチ
    されたとき、前記第4の点の前記タッチパネル上の位置
    を検出する第2の検出手順と、 前記第4の点に対応する第5の点を、前記演算結果を考
    慮して前記モニタ上に表示する第2の表示手順と、 前記第4の点と第5の点の視差を確認させる確認手順と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 電子機器を制御するための操作ボタンを
    表示するモニタと、 前記操作ボタンのタッチを検出するために、前記モニタ
    の前に配置されたタッチパネルとを備える電子機器制御
    装置において、 視差を補正するとき視差補正用のモードを設定するモー
    ド設定手段と、 前記モードが設定されたとき、タッチすべき第1の点を
    前記モニタに表示する第1の表示手段と、 前記第1の点がタッチされたとき、実際にタッチされた
    前記タッチパネル上の第2の点の位置を検出する第1の
    検出手段と、 前記モニタ上の前記第1の点に対応する前記タッチパネ
    ル上の第3の点と、前記第2の点の位置の差を演算する
    演算手段と、 確認のために、前記タッチパネル上の第4の点がタッチ
    されたとき、前記第4の点の前記タッチパネル上の位置
    を検出する第2の検出手段と、 前記第4の点に対応する第5の点を、前記演算結果を考
    慮して前記モニタ上に表示する第2の表示手段と、 前記第4の点と第5の点の視差を確認させる確認手段と
    を備えることを特徴とする電子機器制御装置。
JP20601593A 1993-08-20 1993-08-20 入力表示方法および装置、情報処理装置並びに電子機器制御装置 Pending JPH0756687A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196248A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Murata Mach Ltd 表示入力装置
KR100968249B1 (ko) * 2008-07-14 2010-07-06 (주)모아린 터치스크린과 디스플레이화면의 좌표 보정방법

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