JP2005192295A - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents

誘導電動機の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005192295A
JP2005192295A JP2003428528A JP2003428528A JP2005192295A JP 2005192295 A JP2005192295 A JP 2005192295A JP 2003428528 A JP2003428528 A JP 2003428528A JP 2003428528 A JP2003428528 A JP 2003428528A JP 2005192295 A JP2005192295 A JP 2005192295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command value
magnetic flux
induction motor
voltage command
power conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003428528A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4667741B2 (ja
Inventor
Hisanori Yamazaki
尚徳 山崎
Masaki Kono
雅樹 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2003428528A priority Critical patent/JP4667741B2/ja
Publication of JP2005192295A publication Critical patent/JP2005192295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4667741B2 publication Critical patent/JP4667741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】 従来、誘導電動機のフリーラン状態からインバータを再起動させるのに、電力供給休止期間の残留電圧を検知し、残留電圧の位相、周波数、振幅と同じ電圧を印加して再起動する。しかしこの方法では残留電圧を検知する手段を必要とし、コスト高の要因となっていた。また残留磁束が充分に減衰する期間をおいて再起動すれば過電流を抑制した再起動が可能だが、迅速な再起動ができないという課題を解決する目的で、電圧検知手段を設けず、休止期間の長短に依存せず、安定な再起動制御装置を提供する。
【解決手段】 電力変換手段の運転休止中に、電圧指令値演算手段が給電再開時の電圧指令値を取得し、その値を電力変換手段の初期値としての電圧指令値にセットし、その後電圧指令値の振幅を増加させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電車や工作機械、ファン、ポンプ等の駆動用誘導電動機の制御装置に関するものであって、特に、電力変換装置への電力供給が休止され誘導電動機がフリーランしている状態から安定に再起動させる制御装置に係るものである。
従来、電力供給停止時におけるモータの残留磁束によって発生する線間電圧を検出してその線間電圧の正負に対応したパルス信号を出力する残留磁束検出回路と、インバータの出力を決定していた電圧指令、出力周波数指令、及び相回転方向を記憶する記憶手段と、電力供給停止時間を管理するタイマを備え、線間電圧の正負から得たパルス信号から速度信号を求め、速度信号と電力供給停止期間と電力供給停止時点の電圧指令値とから残留電圧の大きさを推定取得し、推定取得した電圧の大きさ、周波数、位相角に基づいて再起動時の電圧初期値とすることが示されている(例えば特許文献1参照)。
特開平1−194892号公報(図1)
しかしながら、前記特許文献1に示されたものは、フリーラン状態からインバータを再起動させるのに電力供給休止期間の残留電圧を検知し、残留電圧の位相、周波数、振幅と同じ電圧を印加して再起動することが示されており、そのために残留電圧を検知する手段が必要であり、コスト削減の妨げとなっていた。一方、残留磁束が充分に減衰する期間をおいて再起動すれば過電流を抑制した再起動が可能であるが、この場合には、電力供給が休止された時点から、必ず残留磁束減衰期間を設ける必要があり、再起動制御への制約となるという問題点を有していた。
この発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであって、電圧検知手段を設けることなく、かつ電力休止期間の長短に依存せず、過大な電流やトルクショックを発生させずに安定にインバータを再起動制御した誘導電動機の制御装置を提供することを目的としている。
この発明に係る誘導電動機の制御装置は、誘導電動機と電力変換手段と、速度検知手段と電圧指令値演算手段とを備え、
電力変換手段は、誘導電動機に給電し、速度検知手段は、誘導電動機の回転速度を検知し、
電圧指令値演算手段は、電力変換手段への電圧指令値を演算、出力し、
電力変換手段が運転を停止し誘導電動機への給電を停止している期間に、電圧指令値演算手段は、電力変換手段が運転停止した時点における電圧指令値の振幅値と、速度検知手段が出力する回転速度と、誘導電動機の回路定数とに基いて演算することにより、誘導電動機への給電再開時の電圧指令値を取得しておき、電力変換手段の運転を再開して誘導電動機への給電再開時に、
電力変換手段への電圧指令値の初期値として、給電再開時の電圧指令値にセットし、その後所望の値まで電圧指令値の振幅を増加させるよう出力するものである。
この発明の誘導電動機の制御装置は、誘導電動機への給電を停止している期間に、給電停止時点での電圧指令値の振幅値と、誘導電動機回路定数と回転速度に基づいて演算した電圧指令値を給電再開時の初期値としてセットし、その後所望の値まで電圧指令値の振幅を増加させるので、電圧検知手段を用いることなく、給電停止期間の長短(残留磁束の大きさ)によらず、過電流やトルクショックを抑制して安定に再起動することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、実施の形態1における誘導電動機の制御装置100を示すブロック図であり、誘導電動機1、電力変換手段2、電圧指令値演算手段3、磁束指令値演算手段4、速度検知手段5、シーケンス管理手段6、トルク指令値演算手段7で構成されている。
まず誘導電動機1のトルク制御方法について説明する。磁束指令値演算手段4、トルク指令値演算手段7は、誘導電動機1を制御するための所望の磁束指令値Φr_ref、トルク指令値τ_refを電圧指令値演算手段3に出力する。また、速度検知手段5は誘導電動機1の回転速度wrを検知し、これも電圧指令値演算手段3に出力される。以下、この発明の実施の形態では機械角回転速度に誘導電動機の極対数をかけた電気角回転速度を回転速度wrと表記する。
なお、次に誘導電動機1の制御法、すなわち電圧指令値演算手段3の動作ついて説明する前に、この発明の説明で用いる表記について以下に整理しておく。
誘導電動機の状態量の表記
dq軸:誘導電動機の磁束ベクトルに同期して回転する直交2軸座標系
Φd,Φq:d軸磁束 およびq軸磁束(通常、d軸を磁束ベクトルに一致させるためΦq=0)
id,iq:d軸電流およびq軸電流
vd,vq:d軸電圧およびq軸電圧
vu,vv,vw:三相におけるu相電圧、v相電圧、w相電圧
wr:電気角回転速度
w:磁束ベクトルの回転周波数
ws:すべり(w−wr)
θ:固定軸からみたd軸位相角(ベクトル制御の基準位相角)
誘導機定数の表記
Rs:一次抵抗値
Ls:一次インダクタンス値
Rr:二次抵抗値
Lr:二次インダクタンス値
M:相互インダクタンス値
σ:漏れ係数(1−M/Ls/Lr)
電圧指令値演算手段3では、磁束指令値Φr_ref、トルク指令値τ_ref、回転速度wrに基づいて、誘導電動機1に出力すべき電圧の指令値を演算し、電力変換手段2へ出力する。一例としていわゆるベクトル制御を用いる場合の演算手段を以下で説明する。
磁束指令値Φr_ref、トルク指令値τ_refからすべり周波数指令ws_refを算出すると同時に、誘導電動機1の磁束に同期して回転するdq座標系を利用して電圧や電流を直流量として捉え、磁束分電流指令値ids_ref、トルク分電流指令値iqs_refを一度算出する。これら磁束分電流指令値ids_ref、トルク分電流指令値iqs_refに基づいてd軸電圧指令値vd_ref、q軸電圧指令値vq_refを算出し、さらに電圧指令値の振幅値と位相角に変換し、最終的にはvd_ref、vq_refを固定子座標上の3相交流の電圧指令値Vu_ref、Vv_ref、Vw_refへと座標変換することで、三相交流の電圧指令値を算出する。
こうして得られた三相交流の電圧指令値が、電力変換手段2へと出力される。電力変換手段2は、具体的には電圧指令値に基づいてPWM変調をおこなってゲート駆動信号を出力し、そのゲート信号にもとづいていわゆるインバータの主回路をスイッチング動作させることで、PWM三相電圧を誘導電動機1に出力し、これを駆動する。
次に誘導電動機1の給電停止、再起動のシーケンスについて説明する。シーケンス管理手段6は、図示省略した更に上位の制御器からの指令、例えば電力変換手段2の電力源の停電、および復電をモニタする手段から発せられる、運転停止指令、および運転再開指令に基づいて、電力変換手段2、磁束指令値演算手段4、トルク指令値演算手段7に対してゲートオフ信号、およびゲートオン信号を出力する。ちなみに電気鉄道の用途では、主回路そのもののスイッチング動作による電力損失を抑制すべく、トルクを発生しない期間は積極的にゲート遮断して電力供給動作を休止する期間とするため、シーケンス管理手段6の動作は頻繁、かつ重要である。
図2はシーケンス管理手段6が出力するゲートオフ信号、およびゲートオン信号と各指令値のタイミングを模式的に表したものである。まず、電力供給を停止させるゲートオフのシーケンスについて説明する。
通常の運転中にシーケンス管理手段6から、ゲートオフ信号が出力されると、電力変換手段2はゲート遮断し、これに応じて誘導電動機1への電流の供給が停止する。しかし、誘導電動機1には磁束が残留しており、これに起因する残留電圧が端子間に発生していることは既に述べたとおりである。
具体的には、dq軸座標でみた二次磁束(d軸成分)Φdrは以下の式1のように振舞う(通常、二次磁束ベクトルをd軸に採用するため、q軸成分Φqrは0である)。
Figure 2005192295
ただし、Φdr_offは、ゲート遮断時点の磁束の大きさを示し、sはラプラス演算子である。その他の定数表記は既出のとおりである。
式1は、誘導電動機の二次側回路の特性を示す、以下の式2、3において、ゲート遮断の瞬間からd軸電流id、q軸電流iqとも電流が0になることから導出できる。
Figure 2005192295
Figure 2005192295
本実施の形態1においては、図2に示すとおり、ゲート遮断中においては、式1に示した残留磁束と一致する再起動用磁束指令値Φdr_ref_onを磁束指令値演算手段4にて演算する。ここで、Φdr_ref_onは、式1に基づいた以下の式4で演算する。
Figure 2005192295
ただし、ここでΦdr_offはゲート遮断時点における磁束指令値であり、Rr、Lr、は磁束指令値演算手段4にあらかじめ設定された二次抵抗Rr、二次インダクタンスLrの設定値である。
さらに、ゲート遮断中にもベクトル制御の基準座標軸を維持すべく、d軸が固定子座標基準軸(例えばuvwの三相のうちu相)から成す角θの演算をそのまま続行する。ただし、ここで実際のd軸と電圧制御手段で管理するd軸に誤差がでないよう、ゲート遮断中には実際のすべりすなわち磁束の回転周波数と回転子の電気角回転周波数の差が0であることを勘案して、すべり指令ws_refを0として以下の式5でθを演算する。なお、トルク指令値演算手段からトルク指令値τ_ref=0を出力するようにしても間接的にすべり指令ws_ref=0とする演算が可能であることは言うまでもない。
Figure 2005192295
そして、以上によってゲート遮断中も演算を続行して得られる再起動用磁束指令値Φdr_ref_on、およびd軸位相角θ、そしてトルク指令τ_ref=0を用いて、電圧指令値演算手段3における演算を続行すれば、残留磁束に起因する誘起電圧に等しい電圧指令値が算出可能となる。
次に、電力供給を再開するゲートオン時のシーケンスについて説明する。
電力供給を休止しているゲート遮断期間中に、シーケンス管理手段6からゲートオン信号が出力されると、誘導電動機の磁束制御、トルク制御を再開する。磁束指令値演算手段4では、所望の目標値まで磁束指令値Φdr_refを立ち上げるが、そのときの初期値として、ゲート遮断中に演算するΦdr_ref_onのゲート遮断期間の終端における値を採用し、磁束指令値Φdr_refの演算出力を開始する。同様に、ゲート遮断中に演算を続行して得ていたd軸位相角θについても、そのままリセットすることなく前記式5の積分動作を続行し、トルク指令τ_refの立ち上がりに応じたすべり指令ws_refを反映させながら、通常のベクトル制御位相角の演算とする。このように電力供給再開時の磁束指令値Φdr_ref、d軸位相角θに基づいて電圧指令演算手段3において電圧指令値を演算することで、ゲート遮断中の誘起電圧値に等しい初期電圧値から滑らかに再起動に向けた電圧指令値演算に移行できる。すなわち、この状態でゲートオン信号に同期して電力変換手段2のPWM変調動作を再開することによって、電流のショック、トルクのショックを発生させることなく、誘導電動機1の再起動が可能になる。
以上、図1、図2に示したように、この実施の形態1では電力供給が停止している期間に、速度検知手段5が出力する回転速度と、電力変換停止時点の磁束指令値と、誘導電動機1の回路定数とに基づく演算によってベクトル情報としての運転再開用磁束指令値を取得しておくことにより、誘導電動機1における残留磁束と運転再開用磁束指令値を一致させる演算が可能となるため、
電力変換手段2の運転を再開し誘導電動機1への電力供給を再開するにあたって、磁束指令値の初期値として、上記運転再開用磁束指令値をセットしてから、磁束指令値の大きさを所望の値まで増加させることによって、残留磁束を考慮した磁束立ち上げ制御が可能となり、電力供給の停止期間に依らず、安定した電流制御、トルク制御を、電圧検出器を用いることなく実施できる。
実施の形態2.
次に実施の形態2を図に基づいて説明する。
図3は、実施の形態2における誘導電動機の制御装置100を示すもので、前記図1に示した実施の形態1の構成に対して、飽和特性テーブル40を付加したものである。
誘導電動機1のインダクタンス値は、磁束の大きさによって変化する。具体的には、磁束分電流であるd軸電流idsと二次磁束Φdrの関係は線形ではなく、idsを大きくしていくとΦdrは飽和する特性を持っており、idsやΦdrが大きいほど、誘導電動機1の相互インダクタンスM、一次側インダクタンスLs、二次側インダクタンスLrは小さくなる特性をもつ。
上記に起因して、式1における一次遅れ特性に関する定数であるRr/Lrは、二次磁束Φdrの大きさに応じて変化することになる。例えば、磁束指令値演算手段4における二次インダクタンス値Lrとして、定格磁束における二次インダクタンス値Lr_100が固定値として設定されている場合、ゲート遮断期間における磁束の大きさの低下に伴い、実際の二次インダクタンスLrがLr_100、Lrより相対的に増加していくため、真の磁束を表す式1と、磁束指令値演算手段4の演算内容である式4の出力結果との間は、厳密には図4のような差が生じることになる。このまま、式4のΦdr_ref_onの演算結果を用いて磁束立ち上げシーケンスに入ると、運転再開用磁束指令値と実際の磁束の差に起因した制御誤差から、電流やトルクのショックが発生する。
そこでこの実施の形態2では、実際の磁束の大きさΦdrと実際の二次インダクタンスLrの間にある飽和特性を記録した飽和特性テーブル40を設け、刻々と変化するΦdr_refの大きさと、飽和特性テーブル40とから二次インダクタンス設定値Lrを求め、磁束指令値演算手段4における式4の演算中のLrとして反映させるようにする。こうすることによって、実際の磁束の挙動を記述する式1におけるΦdrと、磁束指令値演算手段4における運転再開用磁束指令値Φdr_ref_onとが精度良く一致することになり、ゲートオン時、すなわち電力供給開始時の電流ショック、トルクショックを一層抑制することが可能となる。
以上、図3のように、図1の構成に対して、誘導電動機1の磁束とインダクタンスとの間の関係を記録した飽和特性テーブル40を設け、運転再開用磁束指令値Φdr_ref_onの演算に反映させることによって、前記実施の形態1における効果に加え、
実際の残留磁束の挙動とより精度良く一致する運転再開用磁束指令値を演算することが可能となるため、残留磁束を考慮した磁束立ち上げ制御がよりスムーズになり、電流ショック、トルクショックをさらに低減できる効果が得られる。
なお、以上では、誘導電動機定数のうち、二次インダクタンスが飽和特性に起因して変動することによって式4の演算に及ぼす影響を回避する方法について述べたが、同様にして、温度変化に起因して変動する二次抵抗Rrの値を誘導電動機1に付加した抵抗値検出手段で検知し、これを式4のRrに反映させれば、運転再開用磁束指令値Φdr_ref_onと実際の磁束ΦRdがさらに精度良く一致することは言うまでもない。なお前記抵抗値検出手段の図示は省略した。
前記二次抵抗値検知手段としては、誘導電動機1の回転子の温度を計測して二次抵抗R2の対温度特性を記録したテーブルから実際のRrを求める手法や、温度計を用いずにRrを求める手法などが既に知られており、これらを組み合わせることによって式4の運転再開用磁束指令値Φdr_ref_onの演算精度を改善できる。
実施の形態3.
次に実施の形態3を図に基づいて説明する。
図5は、実施の形態3における誘導電動機の制御装置100を示すもので、前記図1に示した実施の形態1の構成に対して、磁束指令値変化率リミッタ41を付加したものである。図2で説明したように、ゲートオン時には運転再開用磁束指令値Φdr_ref_onを初期値として磁束指令値
Φdr_refを目標値まで増加させるが、磁束指令値変化率リミッタ41は、このときの変化率を制限して電圧指令値演算手段3に出力するものである。これによってゲートオンから磁束指令値Φdr_refが目標値に達するまでの間に生じる電流ショックやトルクショックを一層低減できることを以下で説明する。
誘導電動機の二次側回路の特性を示す式2、3のうち、二次磁束Φdrの大きさに関する式2に対し移項操作したものを以下の式6に示す。
Figure 2005192295
この式6に従うと、磁束の変化率が大きいほど、大きなd軸電流idsが発生することが言える。
次に誘導電動機1の一次側回路の電圧方程式は以下の式7とおりである。式2、3と同様に、二次磁束ベクトルをd軸とした回転座標上での表記である。
Figure 2005192295
なお、状態量や誘導電動機1の定数表記については既に説明したとおりである。
ここで前記q軸の式に注目すると、d軸からの干渉項として(w・σLs・ids)が存在することが分かる。すなわち、磁束の変化率が大きいときには、式6に従って大きなd軸電流idsが発生し、かつq軸電圧に対する干渉電圧(w・σLs・ids)が発生すると言える。電圧指令値演算手段3において、干渉電圧を正確に指令値に反映させる、すなわち正確にd軸位相角θを制御した上で正確に非干渉化制御ができれば、上記干渉電圧が電流の過渡応答に外乱となることはないが、実際には過渡的にθが実際の二次磁束ベクトルからずれた値となったり、電圧指令値演算手段における漏れインダクタンスの設定値が実際のσLsに対して誤差を有すること等によって、完全な非干渉化は困難である。その結果、q軸電圧に対する干渉電圧(w・σLs・ids)が外乱として急激に発生する場合、過渡的にq軸電流が発生することになり、磁束との積で過渡的なトルクが発生することになる。
以上から、急激に磁束を変化させると、過渡的に大きなd軸電流が発生し、これがq軸へ外乱としての干渉電圧を発生させ、過渡的なq軸電流制御も発生し、ひいては過渡的なトルク制御誤差も発生すると言える。逆を言えば、磁束の変化が緩やかであれば、上記の過渡電流、過渡トルクは発生しにくい。
そこで、磁束指令値発生手段4の出力に磁束指令値変化率リミッタ41を設け、磁束指令値の変化率を制限する。これによって、ゲートオンの後、磁束指令値を目標値まで増加させるときに発生する電流ショックやトルクショックを低減することができる。
以上、図5のように、前記実施の形態1に示した図1の構成に対して、磁束指令値の変化率を制限する磁束指令値変化率リミッタ41を設けることによって、前記実施の形態1における効果に加え、
d軸電流idsが過渡的に大きくなることを抑制し、同時にq軸への過渡的な外乱電圧の発生や過渡的なq軸電流制御誤差、トルク制御誤差を抑制することが可能となるため、再起動時の電流ショック、トルクショックをさらに低減できる。
実施の形態4.
次に実施の形態4を図に基づいて説明する。
図6は、実施の形態4における誘導電動機の制御装置100を示すもので、構成要素1〜7は実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。この実施の形態4は、磁束推定手段9を設ける制御装置の構成において、その出力である磁束推定値に基づいて、ゲートオン時の磁束制御を行うことを特徴とする。以下、その動作について説明する。
まず電流検出手段8は、誘導電動機1の一次側回路に流れる電流を検出する。このように電流検出手段8を設置する場合には、検出された電流を電圧指令値演算手段3にフイードバックし、電流指令値との差に基づいて電圧指令値を調節するいわゆる電流ループを構成すると電流の制御応答や制御精度が向上し、ひいてはトルク制御精度が向上することは、電動機制御における一般的技術として良く知られているとおりである。
磁束推定手段9は、速度検知手段5で得られる誘導電動機1の回転速度、電流検知手段8で得られる電流値、そして電圧指令値演算手段3の出力である電圧指令値に基づいて、誘導電動機1の磁束を推定する。磁束推定手段9の構成例としては例えば電気学会産業応用部門論文誌121巻8号(2001年)金原他;「抵抗変動にロバストな最適オブザーバを用いた誘導電動機のベクトル制御法」に示されている。その演算式を以下に引用する。
Figure 2005192295
Figure 2005192295
二次磁束推定値の位相角情報はd軸位相角θとして電圧指令値演算手段3に出力され、座標変換に用いられる。前記文献では、以下のようにして二次磁束の回転周波数wを算出し、それを用いてθを算出している。
Figure 2005192295
Figure 2005192295
また、二次磁束推定値は磁束指令値演算手段4に出力され、磁束の制御に用いる。
ここで、ゲートオフ、ゲートオンに伴う磁束推定手段9の動作について説明する。
電力変換手段2、誘導電動機1に電力が供給されている期間、すなわち所望のPWM動作により電圧が誘導電動機1に出力されている期間には、誘導電動機1の一次側端子電圧は、ほぼ電圧指令値演算手段3の出力に等しい。したがって、磁束推定手段9に必要な一次側端子電圧の信号として、電圧指令値を代用することで、電圧を検知するハードウェアを省略してコストを抑制しつつ、磁束推定を行うことが可能である。当然、大きさの情報だけでなく、二次磁束の位相角の情報も推定できるため、d軸位相角θの演算も可能であり、ベクトル制御のための座標変換操作が可能である。
一方、電力変換手段2、誘導電動機1に電力が供給されていない期間、ゲート遮断期間中には、誘導電動機1の一次側端子電圧と電圧指令値演算手段3の出力とは必ずしも一致しない。従って、上記のように電圧指令値で代用する方法で磁束推定手段9の入力に用いると、磁束推定手段9の出力である磁束推定値の精度は著しく低下してしまう。そこで、ゲート遮断期間中には、一次側端子電圧を用いない磁束推定演算手法に切り替える。前記文献における例では、フィードバックゲインHを以下の式9のH_offに置き換えることで、二次磁束Φdr、Φqrの推定演算については実施の形態1の説明に用いた式2、3と等価になり、電圧値を用いない磁束推定演算形式とすることができる。
Figure 2005192295
こうして、ゲート遮断期間用にはフィードバックゲイン行列HをH_offに切り替えて、前記式9、10の磁束オブザーバによる磁束推定演算を続行することで、ゲート遮断期間中の二次磁束、いわゆる残留磁束を推定することが可能であり、これを磁束指令値演算手段4に出力して給電再開用磁束指令値としてセットしておく。また、磁束の大きさの情報だけでなく、二次磁束の位相角の情報も推定できるため、遮断期間中におけるd軸位相角θの演算も可能である。
なお、ゲート遮断期間中は、誘導電動機1の端子が開放されることとほぼ等価であり、原則として一次電流ids、iqsは共に0となる。結局、式12のH_offを用いて式9、10をゲート遮断期間中に演算することは、ゲートオフ時点の磁束推定値と回転速度wrと誘導機の回路定数のみに基づいた演算である。従って、0を積算する演算を省略した簡易な演算式に切り替えても同様の磁束推定演算が可能であり、切り替え項目の省略によるシーケンス簡易化とのバランスを考慮して磁束推定手段9に実装すれば良い。
以上のようにして、電力供給期間、ゲート遮断期間にかかわらず、二次磁束の推定演算、およびd軸位相角θの演算が可能である。従って、ゲートオン時には、その時点における磁束推定値Φdrを運転再開用磁束指令値として、磁束指令値演算手段4のΦdr_refの初期値に設定すれば、電圧指令値演算手段3は残留磁束を考慮した電圧指令値を出力することができ、この状態から電力変換手段2の動作を再開すれば、電流ショック、トルクショックを発生させることなく安定に誘導電動機1、電力変換手段2の運転を再開できる。その後、所望の目標値まで磁束指令値Φdr_refを増加させるようにすれば、所望の運転状態に移行することができる。
以上、この実施の形態4の図6に示すように電力供給が停止している期間に、電力変換手段2の停止時の磁束推定値と、速度検知手段5が出力する回転速度と、誘導電動機1の回路定数とに基づく演算によってベクトル情報としての運転再開用磁束指令値を取得しておくことにより、誘導電動機1における残留磁束と運転再開用磁束指令値を一致させる演算が可能となるため、
電力変換手段2の運転を再開し誘導電動機1への電力供給を再開するにあたって、磁束指令値の初期値として、上記運転再開用磁束指令値をセットしてから、磁束指令値の大きさを所望の値まで増加させることによって、残留磁束を考慮した磁束立ち上げ制御が可能となり、電力供給の停止期間に依らず、安定した電流制御、トルク制御を、電圧検出器を用いることなく実施できる効果が得られる。
以上のように、この発明の実施の形態1〜4による誘導電動機の制御装置は、電車、工作機械、ファン、ポンプ等の駆動に用いられている誘導電動機に適用可能である。
この発明の実施の形態1の誘導電動機の制御装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1の信号タイミングを模式的に示す図である。 この発明の実施の形態2の誘導電動機の制御装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2の信号タイミングを模式的に示す図である。 この発明の実施の形態3の誘導電動機の制御装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4の誘導電動機の制御装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 誘導電動機、2 電力変換手段、3 電圧指令値演算手段、
4 磁束指令値演算手段、5 速度検知手段、7 トルク指令値演算手段、
8 電流検出手段、9 磁束推定手段、40 飽和特性テーブル、
41 磁束指令値変化率リミッタ、100 誘導電動機の制御装置。

Claims (7)

  1. 誘導電動機の制御装置であって、
    誘導電動機と電力変換手段と、速度検知手段と電圧指令値演算手段とを備え、
    前記電力変換手段は、前記誘導電動機に給電するものであり、前記速度検知手段は、前記誘導電動機の回転速度を検知するものであり、
    前記電圧指令値演算手段は、前記電力変換手段への電圧指令値を演算、出力するものであり、
    前記電力変換手段が運転を停止し前記誘導電動機への給電を停止している期間に、前記電圧指令値演算手段は、前記電力変換手段が運転停止した時点における電圧指令値の振幅値と、前記速度検知手段が出力する回転速度と、前記誘導電動機の回路定数とに基づいて演算することにより、前記誘導電動機への給電再開時の電圧指令値を取得しておき、前記電力変換手段の運転を再開して前記誘導電動機への給電再開時に、
    前記電力変換手段への電圧指令値の初期値として、前記給電再開時の電圧指令値をセットし、その後所望の値まで電圧指令値の振幅を増加させるよう出力することを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  2. 誘導電動機の制御装置であって、
    誘導電動機と電力変換手段と速度検知手段と電圧指令値演算手段および磁束指令値演算手段とを備え、
    前記電力変換手段は、前記誘導電動機に給電するものであり、前記速度検知手段は、前記誘導電動機の回転速度を検知するものであり、
    前記電圧指令値演算手段は、前記電力変換手段への電圧指令値を演算、出力するものであり、
    前記磁束指令値演算手段は、前記誘導電動機を制御するための所望の磁束指令値を演算して、前記電圧指令値演算手段に出力するものであり、
    前記電力変換手段が運転を停止し前記誘導電動機への給電を停止している期間に、
    前記磁束指令値演算手段は前記誘導電動機の回転速度と回路定数と給電停止時の磁束指令値とに基づいて、給電再開時の磁束指令値を演算して前記電圧指令値演算手段に出力し、
    前記電圧指令値演算手段は、前記電力変換手段の運転停止中にも前記速度検知手段が出力する回転速度に基づき、電圧指令値の基準位相角の演算を連続して実行するとともに、前記給電再開時の磁束指令値と前記基準位相角とに基づき演算することにより給電再開時の電圧指令値を取得し、この電圧指令値を前記誘導電動機への給電再開時の、前記電力変換手段への電圧指令値の初期値としてセットし、その後所望の値まで電圧指令値の振幅を増加させるよう出力することを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  3. 前記誘導電動機の制御装置にはさらに加えてトルク指令値演算手段が設けられており、
    前記トルク指令値演算手段は、前記誘導電動機を制御するための所望のトルク指令値を前記電圧指令値演算手段に出力するものであり、
    前記電圧指令値演算手段は、前記電力変換手段の運転中止中にも、前記トルク指令値に基づき、電圧指令値の基準位相角の演算を連続して実行するとともに、前記給電再開時の磁束指令値と前記基準位相角とに基づき演算することにより、給電再開時の電圧指令値を取得し、この電圧指令値を前記誘導電動機の給電再開時の前記電力変換手段への電圧指令値の初期値としてセットし、その後所望の値まで電圧指令値の振幅を増加させるよう出力することを特徴とする請求項2に記載の誘導電動機の制御装置。
  4. 前記誘導電動機の制御装置には、さらに加えて前記磁束指令値演算手段に付属して飽和特性テーブルが設けられており、前記飽和特性テーブルは、前記誘導電動機の磁束とインダクタンスとの間の飽和特性を記録したものであり、
    前記磁束指令値演算手段が給電再開時の磁束指令値を演算する際、前記飽和特性テーブルを前記演算に反映させることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれか1項に記載の誘導電動機の制御装置。
  5. 前記誘導電動機の制御装置には、さらに加えて磁束指令値変化率リミッタが設けられており、
    前記磁束指令値変化率リミッタは、前記磁束指令値演算手段が出力する給電再開時の磁束指令値の変化率を制限するものであり、前記誘導電動機への給電再開時、前記磁束指令値変化率リミッタは磁束指定値の変化率を制御して前記電圧指令値演算手段に出力することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の誘導電動機の制御装置。
  6. 前記誘導電動機の制御装置には、さらに加えて抵抗値検出手段が設けられており、
    前記抵抗値検出手段は2次側巻線回路の温度変化に伴う抵抗値を推定して前記磁束指令値演算手段に出力するものであり、前記磁束指令値演算手段は、前記推定抵抗値を給電再開時の磁束指令値を演算する際の回路定数に反映させることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載の誘導電動機の制御装置。
  7. 誘導電動機の制御装置であって、
    誘導電動機と電力変換手段と速度検知手段と電流検出手段と電圧指令値演算手段および磁束指令値演算手段および磁束推定手段とを備え、
    前記電力変換手段は、前記誘導電動機に給電するものであり、前記速度検知手段は、前記誘導電動機の回転速度を検知するものであり、
    前記電流検出手段は前記誘導電動機の1次側回路電流を検出するとともに、前記電圧指令値演算手段にフィードバックするものであり、
    前記電圧指令値演算手段は、前記電力変換手段に電圧の指令値を演算、出力するとともに、電圧指令値の基準位相角を演算するものであり、
    前記磁束指令値演算手段は、前記誘導電動機を制御するための所望の磁束指令値を演算して、前記電圧指令値演算手段に出力するものであり、前記磁束推定手段は、前記誘導電動機を制御するための磁束推定値を演算して、前記電圧指令値演算手段および前記磁束指令値演算手段に出力するものであり、
    前記電力変換手段が運転を停止し前記誘導電動機への給電を停止している期間に、
    前記磁束指令値演算手段は前記誘導電動機の回転速度と回路定数と給電停止時の磁束推定値とに基づいて、給電再開時の磁束指令値を演算して前記電圧指令値演算手段に出力し、
    前記電圧指令値演算手段は、前記電力変換手段の運転停止中にも前記速度検知手段が出力する回転速度に基づき、電圧指令値の基準位相角の演算を連続して実行するとともに、前記給電再開時の磁束指令値と前記基準位相角とに基づき演算することにより給電再開時の電圧指令値を取得し、この電圧指令値を前記誘導電動機の給電再開時の前記電力変換手段への電圧指令値の初期値としてセットして前記誘導電動機を再始動させ、始動開始後は前記磁束推定手段が前記回転速度、1次側回路電流および電圧指令値演算手段の出力する電圧指令値に基づいて推定磁束を演算するとともに前記電圧指令値演算手段に出力し、前記電圧指令値演算手段は前記推定磁束値と基準位相角とに基づいて演算した電圧指令値を前記電力変換手段に出力し、その後所望の値まで電圧指令値の振幅を増加させるよう出力することを特徴とする誘導電動機の制御装置。
JP2003428528A 2003-12-25 2003-12-25 誘導電動機の制御装置 Expired - Fee Related JP4667741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003428528A JP4667741B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 誘導電動機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003428528A JP4667741B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 誘導電動機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005192295A true JP2005192295A (ja) 2005-07-14
JP4667741B2 JP4667741B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=34787458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003428528A Expired - Fee Related JP4667741B2 (ja) 2003-12-25 2003-12-25 誘導電動機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4667741B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008172904A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置
JP2009213331A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Fuji Electric Systems Co Ltd 誘導電動機の制御装置
JP2012527859A (ja) * 2009-05-18 2012-11-08 ボンバルディール・トランスポーテイション・ゲゼルシヤフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 電流変換器供給される三相交流機のコントロールにおける過剰電流の制限
JP2016129476A (ja) * 2014-12-30 2016-07-14 テスラ モーターズ,インコーポレーテッド フラックス角度に複数の参照フレームを用いた電動機
KR101786335B1 (ko) * 2016-04-27 2017-10-17 엘에스산전 주식회사 인버터 제어장치
WO2018163420A1 (ja) * 2017-03-10 2018-09-13 三菱電機株式会社 電気車推進制御装置
JP2021022965A (ja) * 2019-07-24 2021-02-18 株式会社日立製作所 誘導電動機の駆動装置、駆動方法、および電気車

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6460284A (en) * 1987-08-29 1989-03-07 Yaskawa Denki Seisakusho Kk Vector control system for induction motor
JPH0487591A (ja) * 1990-07-24 1992-03-19 Fuji Electric Co Ltd 誘導電動機の制御装置
JPH08154305A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Toyota Motor Corp 誘導モータの制御方法
JPH09502334A (ja) * 1992-07-29 1997-03-04 エイビービー ストロームベルグ ドライブズ オサケ ユキチュア インバータ給電式篭形誘導機の残留磁束決定方法
JPH1052100A (ja) * 1996-08-02 1998-02-20 Okuma Mach Works Ltd 誘導電動機の制御装置
WO1998035903A1 (en) * 1997-02-14 1998-08-20 Hitachi, Ltd. Control device for induction motor and control device for elevator
JPH1155980A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Toshiba Corp リニア誘導電動機のベクトル制御装置
JP2000184799A (ja) * 1998-12-15 2000-06-30 Mitsubishi Electric Corp 誘導電動機の制御装置
JP2003259699A (ja) * 2002-03-06 2003-09-12 Toshiba Corp 電力変換装置
JP2003274687A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Mitsubishi Electric Corp 回転機の制御装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6460284A (en) * 1987-08-29 1989-03-07 Yaskawa Denki Seisakusho Kk Vector control system for induction motor
JPH0487591A (ja) * 1990-07-24 1992-03-19 Fuji Electric Co Ltd 誘導電動機の制御装置
JPH09502334A (ja) * 1992-07-29 1997-03-04 エイビービー ストロームベルグ ドライブズ オサケ ユキチュア インバータ給電式篭形誘導機の残留磁束決定方法
JPH08154305A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Toyota Motor Corp 誘導モータの制御方法
JPH1052100A (ja) * 1996-08-02 1998-02-20 Okuma Mach Works Ltd 誘導電動機の制御装置
WO1998035903A1 (en) * 1997-02-14 1998-08-20 Hitachi, Ltd. Control device for induction motor and control device for elevator
JPH1155980A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Toshiba Corp リニア誘導電動機のベクトル制御装置
JP2000184799A (ja) * 1998-12-15 2000-06-30 Mitsubishi Electric Corp 誘導電動機の制御装置
JP2003259699A (ja) * 2002-03-06 2003-09-12 Toshiba Corp 電力変換装置
JP2003274687A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Mitsubishi Electric Corp 回転機の制御装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008172904A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置
JP2009213331A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Fuji Electric Systems Co Ltd 誘導電動機の制御装置
JP2012527859A (ja) * 2009-05-18 2012-11-08 ボンバルディール・トランスポーテイション・ゲゼルシヤフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 電流変換器供給される三相交流機のコントロールにおける過剰電流の制限
JP2016129476A (ja) * 2014-12-30 2016-07-14 テスラ モーターズ,インコーポレーテッド フラックス角度に複数の参照フレームを用いた電動機
KR101786335B1 (ko) * 2016-04-27 2017-10-17 엘에스산전 주식회사 인버터 제어장치
WO2018163420A1 (ja) * 2017-03-10 2018-09-13 三菱電機株式会社 電気車推進制御装置
JPWO2018163420A1 (ja) * 2017-03-10 2019-06-27 三菱電機株式会社 電気車推進制御装置
JP2021022965A (ja) * 2019-07-24 2021-02-18 株式会社日立製作所 誘導電動機の駆動装置、駆動方法、および電気車
JP7245739B2 (ja) 2019-07-24 2023-03-24 株式会社日立製作所 誘導電動機の駆動装置、駆動方法、および電気車

Also Published As

Publication number Publication date
JP4667741B2 (ja) 2011-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5957704B2 (ja) 電動機制御装置
JP4989075B2 (ja) 電動機駆動制御装置及び電動機駆動システム
TWI587622B (zh) Drive system and inverter device
JP5445892B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP6776066B2 (ja) インバータ制御装置および電動機駆動システム
JP2009142116A (ja) 永久磁石モータの位置センサレス制御装置
WO2013137146A1 (ja) 電動機の制御装置及び電動機の制御方法
JP2009290929A (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JPWO2016121373A1 (ja) モータ制御装置、およびこのモータ制御装置におけるトルク定数の補正方法
JP6124808B2 (ja) 同期電動機の制御装置及び制御方法
KR20170030260A (ko) 유도 전동기의 재기동 방법
JP2007135345A (ja) 磁石モータ制御装置
JP4667741B2 (ja) 誘導電動機の制御装置
WO2015097734A1 (ja) 電力変換装置
JP2007336645A (ja) 同期機の制御装置
JP2011067066A (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP2009284598A (ja) 交流電動機の制御装置
JP5862690B2 (ja) 電動機駆動装置の制御装置および電動機駆動システム
JP7206679B2 (ja) 電気モータの駆動装置および電動ポンプ装置
JP7009861B2 (ja) モータ制御装置
JP2009284557A (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP5307578B2 (ja) 電動機制御装置
JP5862691B2 (ja) 電動機駆動装置の制御装置および電動機駆動システム
JP5092572B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP5511531B2 (ja) 同期電動機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090629

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100225

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100302

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100402

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees