JP2000184799A - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents
誘導電動機の制御装置Info
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- JP2000184799A JP2000184799A JP10355273A JP35527398A JP2000184799A JP 2000184799 A JP2000184799 A JP 2000184799A JP 10355273 A JP10355273 A JP 10355273A JP 35527398 A JP35527398 A JP 35527398A JP 2000184799 A JP2000184799 A JP 2000184799A
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Abstract
レートに対応したテーブルを付加した、又は誘導電動機
の電圧特性を利用して、リミッタやテーブルの設定によ
っては誘導電動機の最大電圧を変更せずに、速度変動や
トルク変動を抑制することも可能とした誘導電動機の制
御装置を提供するものである。 【解決手段】 磁束基準出力器1、磁束基準と実磁束と
の磁束偏差により動作する磁束コントローラ2、磁束分
電流基準と実磁束分電流との磁束分電流偏差により動作
する磁束分電流コントローラ3、速度基準と実速度との
速度偏差により動作する速度コントローラ4、磁束基準
出力器の出力である磁束基準値に単位時間当たりの変化
率の上限値を規定したdΦ/dtリミッタ5、を備えた
誘導電動機A1の制御装置a1とした。
Description
ル制御により誘導電動機を可変速駆動する場合の当該駆
動電源を制御する装置に関するものである。
速度制御をベクトル制御により行う誘導電動機の制御装
置、及び可変速駆動可能な誘導電動機のトルク制御をベ
クトル制御により行う誘導電動機の制御装置について、
図面を参照しつつ簡単に説明する。
度制御をベクトル制御により行う誘導電動機Xの制御装
置xがベクトル制御で速度制御を行う時の概略制御ブロ
ック図であり、図8は、可変速駆動可能な誘導電動機の
トルク制御をベクトル制御により行う誘導電動機Yの制
御装置yがベクトル制御でトルク制御を行う時の概略制
御ブロック図である。
磁束基準と実磁束との磁束偏差により動作する磁束コン
トローラ、3は磁束分電流基準と実磁束分電流との磁束
分電流偏差により動作する磁束分電流コントローラ、4
は速度基準と実速度との偏差により動作する速度コント
ローラである。そして速度制御時は、速度コントローラ
の出力がトルク分電流基準となる。
磁束コントローラ2、磁束分電流コントローラ3は、図
7に示したものと同一である。そしてトルク制御時は、
トルク基準を磁束基準で除した結果がトルク分電流基準
となる。尚、定出力領域においては、トルク基準を速度
に反比例させた磁束基準で除することによってトルク分
電流基準が得られる。
いて説明する。1の磁束基準出力器は、図9に示す如
く、誘導電動機X、Yのベース速度以下の定トルク領域
では100%一定値を出力し、誘導電動機X、Yのベー
ス速度からトップ速度までの定出力領域では実速度の絶
対値に反比例させて界磁弱めの磁束基準を出力する。
の磁束分電流コントローラにより、図9に示したグラフ
の曲線通りに制御されると、誘導電動機X、Yの端子電
圧V Mは、無負荷状態で一定値となる。
Mは、有負荷時には、電動機の洩れ磁束の影響で、図1
2に示すグラフの曲線のように端子電圧が変化する。つ
まり、トップ速度での過負荷時に誘導電動機X、Yの端
子電圧VMは最大となる。
X、Yが速度制御、又はトルク制御をベクトル制御によ
り行う時は、電動機のベース速度からトップ速度までの
定出力領域では実速度の絶対値に反比例させて、下式の
ように2次磁束Φ2を制御する。 Φ2 =Φ0×NBASE/N(T) …(1) (但し、Φ0:定格の100%磁束、NBASE:誘導電動
機X、Yのベース速度、N(T):時刻Tでの誘導電動機
X、Yの速度、である。)
得られる。 dΦ2/dt = −Φ0×NBASE/N(T) 2 × dN(T)/dt = −Φ0×NBASE/N(T) 2 × NTOP/T0→TOP …(2) (但し、NTOP:誘導電動機X、Yのトップ速度、T
0→TOP:0からTOP速度までの加減速時間(秒)、であ
る。)
量dΦ2/dtが最大となるのは、N(T)=NBASEの時
で、式(3)の値となる。 dΦ2/dt = −Φ0×( NTOP/NBASE)/ T0→TOP …(3)
量dΦ2/dtが最大となるのは、界磁弱め制御に入る
ベース速度時で、NTOP/NBASEの比が大きい程、また
加減速時間が短い程単位時間当たりの磁束変化量が大き
くなることがわかる。
ルクはトルク分電流と2次磁束Φ2の積に比例するた
め、2次磁束Φ2の変動はそのまま速度やトルクの変動
となる。
や、加減速時間が短い場合に、ベース速度付近での単位
時間当たりの磁束変化量が大きくなり、実磁束を基準値
通りに制御することが困難となり、結果的に誘導電動機
の速度やトルクの変動に至る場合があるので問題であっ
た。
次磁束Φ2は下式で表される。 Φ2 = M × Id- /(1 + T2 × s) …(4) (但し、M:誘導電動機X、Yの相互インダクタンス、
Id-:実磁束分電流、T2:誘導電動機X、Yの2次時定
数、s:微分演算子 である。)
すると、式(5)になる。 Id- = Φ2/M + (dΦ2/dt)× T2/M …(5)
2=Mとすると、式(5)は式(6)に変形できる。 Id- = Φ2/M + (dΦ2/dt)/R2 …(6) (但し、L2:誘導電動機X、Yの2次インダクタン
ス、R2:誘導電動機X、Yの2次抵抗 である。)
さい程、Id-の過渡項が大きくなり、単位時間当たりの
磁束分電流の変化が大きくなることが分かる。しかし単
位時間当たりの磁束分電流の変化が大きくなると、磁束
の変化も大きくなり、結果的に誘導電動機の速度やトル
クの変動に至る場合があり、問題であった。
る程、体格が大きくなり、また2次抵抗R2が小さくな
るため、単位時間当たりの磁束分電流の変化が大きくな
る傾向にあり、問題であった。
変動やトルク変動を抑える方法として、電動機の端子電
圧を制御に取り込んで磁束演算に補正をかけるいわゆる
磁束オブザーバ制御を行う方法が考えられるが、電圧セ
ンサを別に設ける必要があるため、コストアップとな
る。また、一般に電圧波形は電流波形と比較してリップ
ルを多く含んでいるため、フィルタ処理が不可欠とな
り、過渡的な磁束変化に対しては有効でない場合もあり
得る。
みてなされたものであり、電圧センサ等の特別な装置を
付加することなく、制御上の単位時間当たりのリミッタ
や加減速レートに対応したテーブルを付加するだけで、
過渡的な磁束変化による速度変動やトルク変動を抑制す
ることを可能とした誘導電動機の制御装置を提供するも
のである。また、誘導電動機の図12のような電圧特性
を利用して、リミッタやテーブルの設定によっては誘導
電動機の最大電圧を変更することなく、速度変動やトル
ク変動を抑制することも可能とした誘導電動機の制御装
置も提供するものである。
の誘導電動機の制御装置では、速度制御を行う可変速装
置を備えた誘導電動機の制御装置において、定出力領域
において実速度の絶対値に反比例させて界磁弱めの磁束
基準を出力する磁束基準出力器と、磁束基準と実磁束と
の磁束偏差により動作する磁束コントローラと、前記磁
束コントローラのマイナーループである磁束分電流基準
と、実磁束分電流との磁束分電流偏差により動作する磁
束分電流コントローラと、からなり、磁束基準の単位時
間当たりの変化率の上限値を規定したリミッタを有する
ことを特徴とする。
御装置では、速度制御を行う可変速装置を備えた誘導電
動機の制御装置において、定出力領域において実速度の
絶対値に反比例させて界磁弱めの磁束基準を出力する磁
束基準出力器と、磁束基準と実磁束との磁束偏差により
動作する磁束コントローラと、前記磁束コントローラの
マイナーループである磁束分電流基準と、実磁束分電流
との磁束分電流偏差により動作する磁束分電流コントロ
ーラと、からなり、磁束分電流基準の単位時間当たりの
変化率の上限値を規定したリミッタを有することを特徴
とする。
御装置では、速度制御を行う可変速装置を備えた誘導電
動機の制御装置において、磁束基準と実磁束との磁束偏
差により動作する磁束コントローラと、前記磁束コント
ローラのマイナーループである磁束分電流基準と、実磁
束分電流との磁束分電流偏差により動作する磁束分電流
コントローラと、からなり、定出力領域において加減速
レートによって異なる界磁弱めの磁束基準を出力する磁
束基準出力器を有することを特徴とする。
御装置では、トルク制御を行う可変速装置を備えた誘導
電動機の制御装置において、定出力領域において実速度
の絶対値に反比例させて界磁弱めの磁束基準を出力する
磁束基準出力器と、磁束基準と実磁束との磁束偏差によ
り動作する磁束コントローラと、前記磁束コントローラ
のマイナーループである磁束分電流基準と、実磁束分電
流との磁束分電流偏差により動作する磁束分電流コント
ローラと、からなり、磁束基準の単位時間当たりの変化
率の上限値を規定したリミッタを有することを特徴とす
る。
御装置では、トルク制御を行う可変速装置を備えた誘導
電動機の制御装置において、定出力領域において実速度
の絶対値に反比例させて界磁弱めの磁束基準を出力する
磁束基準出力器と、磁束基準と実磁束との磁束偏差によ
り動作する磁束コントローラと、前記磁束コントローラ
のマイナーループである磁束分電流基準と実磁束分電流
との磁束分電流偏差により動作する磁束分電流コントロ
ーラと、からなり、磁束分電流基準の単位時間当たりの
変化率の上限値を規定したリミッタを有することを特徴
とする。
御装置では、トルク制御を行う可変速装置を備えた誘導
電動機の制御装置において、磁束基準と実磁束との磁束
偏差により動作する磁束コントローラと、前記磁束コン
トローラのマイナーループである磁束分電流基準と実磁
束分電流との磁束分電流偏差により動作する磁束分電流
コントローラと、からなり、定出力領域において加減速
レートによって異なる界磁弱めの磁束基準を出力する磁
束基準出力器を有することを特徴とする。
て図面を参照しながら説明する。尚、ここで示す実施の
形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施の形
態に限定されるものではない。
的な磁束変化による速度変動を抑制することを可能とし
た誘導電動機A1の制御装置a1について、図面を参照
しつつ説明する。
ベクトル制御で速度制御を行う時の概略制御ブロック図
である。図中、1は磁束基準出力器、2は磁束基準と実
磁束との磁束偏差により動作する磁束コントローラ、3
は磁束分電流基準と実磁束分電流との磁束分電流偏差に
より動作する磁束分電流コントローラ、4は速度基準と
実速度との速度偏差により動作する速度コントローラ、
5は磁束基準出力器の出力である磁束基準値に単位時間
当たりの変化率の上限値を規定したdΦ/dtリミッタ
である。
どのような加減速レートであっても誘導電動機A1の運
転が可能であるが、加減速レートがどれだけ高くなって
も、dΦ/dtリミッタ5により、磁束は図10に示す
グラフの実線の如く、単位時間当たりの磁束の変化量が
制限されるため、過渡的な磁束変化に起因する誘導電動
機A1の速度変動が抑制される。
っている間、誘導電動機A1の端子電圧は図13に示す
グラフの実線の如く、ベース速度付近での端子電圧が上
昇するが、もともと誘導電動機A1のベース速度付近の
端子電圧は、トップ速度時の端子電圧より低いため、d
Φ/dtリミッタ5を任意の値以上に設定すれば、誘導
電動機A1の最大電圧定格を使用状況に応じていちいち
変更する必要がなくなるのでよい。
束基準の単位時間当たりの変化率の上限値を規定するd
Φ/dtリミッタ5を備えているので、単位時間当たり
の磁束変化量をある値以下に抑え、また過渡的な磁束変
化による速度変動を制御するので、誘導電動機A1の最
大電圧定格を使用状況に応じていちいち変更する必要が
なくなり、好適である。実施の形態2.
導電動機A1とは異なる、過渡的な磁束変化による速度
変動を抑制することを可能とした誘導電動機A2の制御
装置a2について、図面を参照しつつ説明する。
ベクトル制御で速度制御を行う時の概略制御ブロック図
である。
合と同じなので、説明を省略する。6は磁束コントロー
ラの出力である磁束分電流基準値に単位時間当たりの変
化率の上限値を規定したdi/dtリミッタである。
どのような加減速レートであっても誘導電動機A2の運
転が可能であるが、加減速レートがどれだけ高くなって
も、di/dtリミッタ6により、磁束は図10の実線
に近い波形となり単位当たりの磁束の変化量が制限され
るため、過渡的な磁束変化に起因する誘導電動機A2の
速度変動が抑制される。
っている間、誘導電動機A2の端子電圧は図13に示す
グラフの実線の如く、ベース速度付近での端子電圧が上
昇するが、もともと誘導電動機A2のベース速度付近の
端子電圧は、トップ速度時の端子電圧より低いため、d
i/dtリミッタ6を任意の値以上に設定すれば、誘導
電動機A2の最大電圧定格を使用状況に応じていちいち
変更する必要がなくなるのでよい。
束分電流基準の単位時間当たりの変化率の上限値を規定
するdi/dtリミッタ6を備えているので、単位時間
当たりの磁束変化量をある値以下に抑え、また過渡的な
磁束変化による速度変動を制御するので、誘導電動機A
2の最大電圧定格を使用状況に応じていちいち変更する
必要がなくなり、好適である。
して、先述の誘導電動機A2とは異なる、過渡的な磁束
変化による速度変動を抑制することを可能とした誘導電
動機A3の制御装置a3について、図面を参照しつつ説
明する。
ベクトル制御で速度制御を行う時の概略制御ブロック図
である。図中、2〜4は先述の誘導電動機A1の場合と
同じなので、説明を省略する。7は加減速レートに対応
した磁束基準を出力する磁束基準出力器である。
「高」の3パターンに固定されている場合、それぞれの
パターンに対して、磁束基準出力器7は図11の如く磁
束基準を選択して出力する。そして加減速レートが
「高」の場合でも、単位時間当たりの磁束の変化量が制
限されるため、過渡的な磁束変化に起因する誘導電動機
A3の速度変動が抑制される。
では、誘導電動機A3の端子電圧は図13の実線の如く
ベース速度付近での端子電圧が上昇するが、もともと誘
導電動機のベース速度付近の端子電圧は、トップ速度時
の端子電圧より低いため、図11の磁束パターンの傾き
をある値以上に設定しておけば、誘導電動機A3の最大
電圧定格を使用状況に応じていちいち変更する必要はな
いのでよい。
出力領域において加減速レートによって異なる界磁弱め
の磁束基準を出力する磁束基準出力器7を備えているの
で、単位時間当たりの磁束変化量をある値以下に抑え、
また過渡的な磁束変化による速度変動を制御するので、
誘導電動機A3の最大電圧定格を使用状況に応じていち
いち変更する必要がなくなり、好適である。
渡的な磁束変化によるトルク変動を抑制することを可能
とした誘導電動機A4の制御装置a4について、図面を
参照しつつ説明する。
ベクトル制御でトルク制御を行う時の概略制御ブロック
図である。図中、1〜3及び5は先述の誘導電動機A1
の場合と同じなので、説明を省略する。
トルク基準を変更することによって、どのような加減速
レートであっても誘導電動機A4の運転が可能である
が、加減速レートがどれだけ高くなっても、dΦ/dt
リミッタ5により、磁束は図10のグラフの実線に示す
如く単位時間当たりの磁束の変化量がリミットされるた
め、過渡的な磁束変化に起因する電動機のトルク変動が
抑制される。
る間、誘導電動機A4の端子電圧は図13の実線の如く
ベース速度付近での端子電圧が上昇するが、もともと誘
導電動機のベース速度付近の端子電圧は、トップ速度時
の端子電圧より低いため、dΦ/dtリミッタ5をある
値以上に設定すれば、誘導電動機A4の最大電圧定格を
使用状況に応じていちいち変更する必要がなくなるので
よい。
束基準の単位時間当たりの変化率の上限値を規定するd
Φ/dtリミッタ5を備えているので、単位時間当たり
の磁束変化量をある値以下に抑え、また過渡的な磁束変
化によるトルク変動を制御するので、誘導電動機A4の
最大電圧定格を使用状況に応じていちいち変更する必要
がなくなり、好適である。
して、先述の誘導電動機A4とは異なる、過渡的な磁束
変化によるトルク変動を抑制することを可能とした誘導
電動機A5の制御装置a5について、図面を参照しつつ
説明する。
ベクトル制御でトルク制御を行う時の概略制御ブロック
図である。図中、1〜3及び6は先述の誘導電動機A1
の場合と同じなので、説明を省略する。
トルク基準を変更することによって、どのような加減速
レートであっても誘導電動機A5の運転が可能である
が、加減速レートがどれだけ高くなっても、di/dt
リミッタ6により、磁束は図10の実線に近い波形とな
り単位当たりの磁束の変化量が制限されるため、過渡的
な磁束変化に起因する電動機のトルク変動が抑制され
る。
っている間、誘導電動機A5の端子電圧は図13に示す
グラフの実線の如く、ベース速度付近での端子電圧が上
昇するが、もともと誘導電動機A5のベース速度付近の
端子電圧は、トップ速度時の端子電圧より低いため、d
i/dtリミッタ6をある値以上に設定すれば、誘導電
動機A5の最大電圧定格を使用状況に応じていちいち変
更する必要がなくなるのでよい。
束分電流基準の単位時間当たりの変化率の上限値を規定
するdi/dtリミッタ6を備えているので、単位時間
当たりの磁束変化量をある値以下に抑え、また過渡的な
磁束変化によるトルク変動を制御するので、誘導電動機
A5の最大電圧定格を使用状況に応じていちいち変更す
る必要がなくなり、好適である。
して、先述の誘導電動機A5とは異なる、過渡的な磁束
変化によるトルク変動を抑制することを可能とした誘導
電動機A6の制御装置a6について、図面を参照しつつ
説明する。
ベクトル制御でトルク制御を行う時の概略制御ブロック
図である。図中、2〜3及び7は先述の誘導電動機A1
の場合と同じなので、説明を省略する。
「高」の3パターンに固定されている場合、それぞれの
パターンに対して、磁束基準出力器7は図11の如く磁
束基準を選択して出力する。そして加減速レートが
「高」の場合でも、単位時間当たりの磁束の変化量が制
限されるため、過渡的な磁束変化に起因する電動機のト
ルク変動が抑制される。
では、誘導電動機A6の端子電圧は図13の実線の如く
ベース速度付近での端子電圧が上昇するが、もともと誘
導電動機のベース速度付近の端子電圧は、トップ速度時
の端子電圧より低いため、図11の磁束パターンの傾き
をある値以上に設定しておけば、誘導電動機A6の最大
電圧定格を使用状況に応じていちいち変更する必要はな
いのでよい。
出力領域において加減速レートによって異なる界磁弱め
の磁束基準を出力する磁束基準出力器7を備えているの
で、単位時間当たりの磁束変化量をある値以下に抑え、
また過渡的な磁束変化によるトルク変動を制御するの
で、誘導電動機A6の最大電圧定格を使用状況に応じて
いちいち変更する必要がなくなり、好適である。
が大きい電動機や、加減速時間が短い場合や、2次抵抗
R2が小さい電動機において、ベース速度付近で発生し
やすい傾向にある過渡的な磁束変化によるトルクの変動
を抑制することができるため、電動機をより高精度で安
定した状態で駆動することができる。
御装置であれば、磁束基準の単位時間当たりの変化率の
上限値を規定するdΦ/dtリミッタを備えているの
で、単位時間当たりの磁束変化量をある値以下に抑え、
また過渡的な磁束変化による速度変動を制御するので、
誘導電動機の最大電圧定格を使用状況に応じていちいち
変更する必要がなくなり、好適である。
装置であれば、磁束分電流基準の単位時間当たりの変化
率の上限値を規定するdi/dtリミッタを備えている
ので、単位時間当たりの磁束変化量をある値以下に抑
え、また過渡的な磁束変化による速度変動を制御するの
で、誘導電動機の最大電圧定格を使用状況に応じていち
いち変更する必要がなくなり、好適である。
御装置であれば、低出力領域において加減速レートによ
って異なる界磁弱めの磁束基準を出力する磁束基準出力
器を備えているので、単位時間当たりの磁束変化量をあ
る値以下に抑え、また過渡的な磁束変化による速度変動
を制御するので、誘導電動機の最大電圧定格を使用状況
に応じていちいち変更する必要がなくなり、好適であ
る。
御装置であれば、磁束基準の単位時間当たりの変化率の
上限値を規定するdΦ/dtリミッタを備えているの
で、単位時間当たりの磁束変化量をある値以下に抑え、
また過渡的な磁束変化によるトルク変動を制御するの
で、誘導電動機の最大電圧定格を使用状況に応じていち
いち変更する必要がなくなり、好適である。
御装置であれば、磁束分電流基準の単位時間当たりの変
化率の上限値を規定するdi/dtリミッタを備えてい
るので、単位時間当たりの磁束変化量をある値以下に抑
え、また過渡的な磁束変化によるトルク変動を制御する
ので、誘導電動機の最大電圧定格を使用状況に応じてい
ちいち変更する必要がなくなり、好適である。
御装置であれば、低出力領域において加減速レートによ
って異なる界磁弱めの磁束基準を出力する磁束基準出力
器を備えているので、単位時間当たりの磁束変化量をあ
る値以下に抑え、また過渡的な磁束変化によるトルク変
動を制御するので、誘導電動機の最大電圧定格を使用状
況に応じていちいち変更する必要がなくなり、好適であ
る。
ク図である。
ク図である。
ク図である。
ク図である。
ク図である。
ク図である。
である。
例である。
例の図である。
した場合の誘導電動機の速度と磁束の関係を示した図で
ある。
せた場合の誘導電動機の速度と磁束の関係を示した図で
ある。
関係を示した従来例の図である。
量をリミットした場合の誘導電動機の速度と端子電圧の
関係を示した図である。
束分電流コントローラ、 4 速度コントローラ、5
dΦ/dtリミッタ、6 di/dtリミッタ、7 磁
束基準出力器2。
Claims (6)
- 【請求項1】 速度制御を行う可変速装置を備えた誘導
電動機の制御装置において、 定出力領域において実速度の絶対値に反比例させて界磁
弱めの磁束基準を出力する磁束基準出力器と、 磁束基準と実磁束との磁束偏差により動作する磁束コン
トローラと、 前記磁束コントローラのマイナーループである磁束分電
流基準と、 実磁束分電流との磁束分電流偏差により動作する磁束分
電流コントローラと、 からなり、 磁束基準の単位時間当たりの変化率の上限値を規定した
リミッタを有することを特徴とする、 誘導電動機の制御装置。 - 【請求項2】 速度制御を行う可変速装置を備えた誘導
電動機の制御装置において、 定出力領域において実速度の絶対値に反比例させて界磁
弱めの磁束基準を出力する磁束基準出力器と、 磁束基準と実磁束との磁束偏差により動作する磁束コン
トローラと、 前記磁束コントローラのマイナーループである磁束分電
流基準と、 実磁束分電流との磁束分電流偏差により動作する磁束分
電流コントローラと、 からなり、 磁束分電流基準の単位時間当たりの変化率の上限値を規
定したリミッタを有することを特徴とする、 誘導電動機の制御装置。 - 【請求項3】 速度制御を行う可変速装置を備えた誘導
電動機の制御装置において、 磁束基準と実磁束との磁束偏差により動作する磁束コン
トローラと、 前記磁束コントローラのマイナーループである磁束分電
流基準と、 実磁束分電流との磁束分電流偏差により動作する磁束分
電流コントローラと、 からなり、 定出力領域において加減速レートによって異なる界磁弱
めの磁束基準を出力する磁束基準出力器を有することを
特徴とする、 誘導電動機の制御装置。 - 【請求項4】 トルク制御を行う可変速装置を備えた誘
導電動機の制御装置において、 定出力領域において実速度の絶対値に反比例させて界磁
弱めの磁束基準を出力する磁束基準出力器と、 磁束基準と実磁束との磁束偏差により動作する磁束コン
トローラと、 前記磁束コントローラのマイナーループである磁束分電
流基準と、 実磁束分電流との磁束分電流偏差により動作する磁束分
電流コントローラと、 からなり、 磁束基準の単位時間当たりの変化率の上限値を規定した
リミッタを有することを特徴とする、 誘導電動機の制御装置。 - 【請求項5】 トルク制御を行う可変速装置を備えた誘
導電動機の制御装置において、 定出力領域において実速度の絶対値に反比例させて界磁
弱めの磁束基準を出力する磁束基準出力器と、 磁束基準と実磁束との磁束偏差により動作する磁束コン
トローラと、 前記磁束コントローラのマイナーループである磁束分電
流基準と実磁束分電流との磁束分電流偏差により動作す
る磁束分電流コントローラと、 からなり、 磁束分電流基準の単位時間当たりの変化率の上限値を規
定したリミッタを有することを特徴とする、 誘導電動機の制御装置。 - 【請求項6】 トルク制御を行う可変速装置を備えた誘
導電動機の制御装置において、 磁束基準と実磁束との磁束偏差により動作する磁束コン
トローラと、 前記磁束コントローラのマイナーループである磁束分電
流基準と実磁束分電流との磁束分電流偏差により動作す
る磁束分電流コントローラと、 からなり、 定出力領域において加減速レートによって異なる界磁弱
めの磁束基準を出力する磁束基準出力器を有することを
特徴とする、 誘導電動機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10355273A JP2000184799A (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | 誘導電動機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10355273A JP2000184799A (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | 誘導電動機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000184799A true JP2000184799A (ja) | 2000-06-30 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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JP2005192295A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Mitsubishi Electric Corp | 誘導電動機の制御装置 |
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