JP2005190553A - ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ディスクのローディング動作において、ディスクが正常にクランプされる位置に至ったことに呼応してクランプ動作を許可する安全機構を設ける。安全機構は機械的なストッパであっても電気的な検出手段であっても良い。
【選択図】 図39
Description
図60は従来技術によるディスク装置101の概略を示す上面図である。
ディスクDはベゼル103から使用者の手によって押し込まれると、ディスクDの周縁がディスク支持アーム117先端のホルダー118に接触し、ディスク支持アーム117は位置M1から位置M2まで押し込まれる。
やがてディスクDは、誘引アーム150が従動ピン157を軸として回動すると、誘引アーム150先端のローラ160がディスクDの周縁と接触して及ぼす力によってディスクDがディスク装置101に収納されるに十分な位置に到達する。これがローディング機構駆動開始位置である位置M2である。
ディスク支持アーム117が位置M2に至ると、ディスク支持アーム117に連動している図示しないリミットスイッチがオンになる。
リミットスイッチは図示しないマイコンに接続されており、マイコンはこれを受けて、図示しないローディングモータを駆動制御する。図示しないローディングモータがラック主体143をディスク装置101の奥方向へ駆動させることにより、ラック主体143は誘引アーム150を引っ張る方向に駆動する。
誘引アーム150は、従動ピン157が誘導溝143eに沿ってディスク装置101の奥方向へ移動されることにより、枢支ピン158を軸として、位置Q1から位置Q2方向へ回動する。
程なくして、誘引アーム150先端のローラ160は位置Q2にてディスクDの周縁に接触する。
更に誘引アーム150が回動して、ディスクDはディスク装置101の奥方向に移動し続け、ディスクDの中心がターンテーブル110に至ると、図示しないスピンドルモータがディスクDの記録面に対して垂直方向にせり上がる。
この結果、ディスクDはターンテーブル110に固着されているクランプヘッド107によってクランプされる。
クランプ動作が完了すると、ラック主体143の後端は位置L2に到達し、ラック主体143の後端はローディング終了検出スイッチ180を押す。
ローディング終了検出スイッチ180は図示しないマイコンに接続されており、マイコンはこれを受けて、図示しないローディングモータの駆動を停止させる。
先ず、ラック主体143がベゼル103の方向へ駆動され、これによりディスクDとクランプヘッド107とのクランプ状態が解除される。
次に、ラック主体143に連接するディスク支持アーム117がディスクDを押し出す。
最終的にディスク支持アーム117が位置M1に至ると、ラック主体143の後端は位置L1に到達し、ラック主体143の後端はイジェクト終了検出スイッチ181の押圧を解除する。
イジェクト終了検出スイッチ181は図示しないマイコンに接続されており、マイコンはこれを受けて、図示しないローディングモータの駆動を停止させる。
ローディング動作の途中にディスクを引き抜こうとすると、ディスクDの周縁を通じて誘引アーム150に大きな引っ張り力が加わる。これに呼応して、レバーアーム144に設けられている安全の為のロック機構が外れ、レバーアーム144の長さが長くなる。すると、誘引アーム150はディスクDの引き抜き操作を妨げなくなる。
前述のディスク装置101のローディング機構には、ローディング動作の途中に使用者がディスクを引き抜いたことを検出する手段がない。
このため、ローディング動作の途中でディスクを引き抜こうとすると、前述のレバーアーム144のロックは解除されるものの、ローディング動作は継続されてしまう。
すると、ディスクがクランプ可能な位置に至らないままスピンドルモータがせり上がってしまい、ディスクDはクランプヘッド107とディスク装置101の図示しないトップカバーに挟み込まれてしまう可能性がある。
すなわち、ローディング動作の途中にディスクを引き抜こうとすると、ディスクの記録面をクランプヘッド107で傷つけてしまう可能性がある。
更に、ローディング動作にタイマによるエラー検出の仕組みを設け、ローディング動作が規定時間内に完了しない場合はクランプ動作を禁じると共にディスクをイジェクトするように構成したので、従来と比べてディスク装置及びディスクの破損の可能性を低下できる。
検出手段はローディング機構に対する機械的なストッパであっても、制御手段であるマイコンに接続される電気的なセンサであっても良い。
以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて詳細に説明する。
ベゼル3から最も遠い所に一つ設けられている緩衝支持構造9bは、フレーム部材8を上下動可能に支持する。
後述するラック主体43及びスライド部材51の移動に伴い、フレーム部材8は二つの緩衝支持構造9aを回動支点として、後述するクランプ動作及びクランプ解除動作の際に、ディスクDの記録面に対し斜めに上下動する。
図6は本発明によるディスク装置1の駆動系ユニットAによるクランプ動作を模式的に示す図である。
図6(A)はディスクDがクランプヘッド7に正常にクランプしている状態である。キャリアブロック13の底面部分の高さは、スピンドルモータ11の底面部分の高さよりも低い位置にある。
図6(B)はディスクDがクランプヘッド7から取り外されている状態であり、緩衝支持構造9aを軸として時計回り方向に回動している。もし、キャリアブロック13がスピンドルモータ11に近い位置にあると、キャリアブロック13がスピンドルモータ11から最も遠い位置にある状態と比べて、ディスク装置1の底面にはスピンドルモータ11の底面よりも先にキャリアブロック13の底面が接触してしまい、距離dの分だけスピンドルモータ11が下げられなくなる。このことにより、スピンドルモータ11はディスクDをクランプヘッド7からクランプ解除するに必要な距離だけ下げることができなくなってしまう。結果として、キャリアブロック13の存在によってクランプ解除動作が実現し得なくなってしまう。
以上に示すように、ディスク装置1のクランプ動作及びクランプ解除動作の際には、キャリアブロック13をスピンドルモータから最も遠い位置、すなわち緩衝支持構造9aに最も近い位置に移動させる必要がある。
ベゼル3の通孔3bの後方にはローディングギヤユニットG1のスライダー部材40(図10参照)が配されており、ベゼル3の通孔3cの後方には押圧ピン46のブロック46a(図12参照)が配されている。
図10に示す定常状態においては、ベゼル3の通孔3cの後方にスライダー部材40の封止突起40eが位置しており、通孔3cは封止されている。よって、この状態から通孔3cにイジェクトピンを差し込んでもエマージェンシーイジェクトを行うことはできない。
エマージェンシーイジェクトを行う場合には、始めにベゼル3の通孔3bからイジェクトピンを差し込み、スライダー部材40を押圧する。これにより、スライダー部材40が図11に示すように傾倒し、封止突起40eによる通孔3cの封止状態が解除される。
また、このときスライダー部材40の傾斜面40bがホルダ36の端部36aを底面から押し上げるため、ウオームギア31とダブルギア32の噛合が解除され、ダブルギア32・33・34は自由回転が可能な状態となる。なお、スピンドルモータ11がディスクを回転駆動している場合は、ホルダ36のドグヘッド36bが、ノブ39aを駆動してリミットスイッチ39をオンとしたことに応じて、スピンドルモータ11を停止させる。
続いて、通孔3bから引き抜いたイジェクトピンを通孔3cに差し込み、これを押し込むことにより、押圧ピン46およびギヤ部材45を前進させる。ギヤ部材45が前進することによってダブルギヤ47が回転し、これに伴いラック主体34が後退する。ラック主体34が後退することにより、フレーム部材8が降下してディスクDのクランプが解除され、その後ディスク支持アーム17が揺動してディスクDが排出される。
この時点から、駆動開始位置検出スイッチ28aがオンになっていることに呼応してローディングモータ30が弱い電力にて駆動され、搬送機構Eが駆動を開始する。
この時点では、既に図23の状態から駆動開始位置検出スイッチ28aがオンになっていることに呼応して搬送機構Eが駆動を開始しているので、ラック主体43が後退した状態である。この状態は、ラック主体43の後退に伴い、そのガイド溝43fによりレバーアーム25が揺動され、第2のリンクアーム23が第1のリンクアーム21に追従するようにスライドして前進するため、起動ピン29による押圧から開放されたロックレバー26の係止端26cは、第1、第2のリンクアーム21・23の切欠部21c・23cに介在することになり、第1、第2のリンクアーム21・23の一体化がロックされた状態となる。即ち、ディスクDの搬入時には、第1、第2のリンクアーム21・23は、一旦は伸びる方向に変位(図22の状態から図23の状態へ)してから、縮む方向へ変位(図23の状態から図24の状態へ)して第1、第2のリンクアーム21・23がロック状態となる。
この後、クランプヘッド7がディスクDの中心孔Daに更に侵入してクランプする際には、ディスクDがクランプヘッド7によって上昇する。この上昇動作の際には、ディスク支持アーム17及び誘引アーム50によるチャッキングは邪魔になる。もし、チャッキングを行ったままクランプヘッド7を上昇させると、ディスクDを傘状に変形させることになり、クランプヘッド7の上昇動作に負荷が掛かる。そこで、クランプヘッド7の頂上に形成されているテーパ部分による芯出しを行った後はディスクDからディスク支持アーム17及び誘引アーム50を僅かに離し、チャッキングを解除させて、更にクランプヘッド7を上昇させて、チャック爪7aをディスクDの中心孔Daに噛み込ませる。
ディスク支持アーム17がディスクDの搬入方向の前端側で押し戻されることによって後方へ揺動し、ディスク支持アーム17に連動する支持板19により、角度位置検出スイッチ28内部の駆動開始位置検出スイッチ28aが作動し、ローディングモータ30が弱い電力にて駆動され、駆動機構Cが動作を開始する直前の状態にある。したがって、ラック主体43は同図に示すように最前端に位置し、レバーアーム44の従動ピン57は誘導溝43eの後端位置にある。この後、角度位置検出スイッチ28内部の駆動開始位置検出スイッチ28aが作動すると、ラック主体43が後退を開始する。
ディスクDの搬入過程、即ち、ラック主体43が後退して誘引アーム50によりディスクDが仮想線で示す位置まで搬入されてきた状態において、ディスクDが搬出方向に引き抜かれる状況となり、該ディスクDが同図実線位置に至ると、これに伴い誘引アーム50も揺動する。このとき、レバーアーム44の支持片44Bは、ラック主体43による牽引が継続されている状態であることから矢印X2方向へ移動しており、一方、スライド片44Aは、誘引アーム50の揺動に伴い矢印X1方向へ移動する。
図39、図40、図41、図42及び図43は、ディスク装置1におけるクランプ動作の安全機構を説明する為の、要部のみを示した図である。
ストッパ72はベースパネル6上にて、軸72aを中心に回動可能に設けられている。
板バネ83は、ストッパ72の舌片72bを常にディスク排出方向へ付勢する方向に引っかけられている。
開口部73の近くにはベースパネル6を切り起こした支柱84が設けられている。
図39において、ラック主体43の終端がストッパ72に近付くタイミングにて、ディスクDの周縁がストッパ72の舌片72bを押す。すると、ストッパ72は軸72aを中心に時計回り方向へ回動する。この時、ストッパ72の先端72cはまだラック主体43とは接触していない。
この時、ストッパ72を押圧している板バネ83は、支柱84に接触していない。すなわち、ストッパ72は板バネ83の全長によって弱い付勢力を掛けられている状態である。したがって、ストッパ72はディスクDが誘引アーム50によって引き込まれる際の、ディスクDの周縁から加えられる押圧力によって容易に回動される。
この後、ラック主体43が移動するにつれてストッパ72の先端72cはラック主体43の第1長辺部43iに摺接する。そして、ストッパ72を押圧している板バネ83は、支柱84に接触する。すると、それまでストッパ72は板バネ83によって弱い付勢力が掛かっていた状態から、板バネ83の付勢力を与える範囲が支柱84にて狭められることにより、大きな付勢力を与えられる状態に変わる。すると、ストッパ72の舌片72bは、ディスクDが誘引アーム50によって引き込まれる際の、ディスクDの周縁から加えられる押圧力に対して動き難くなるので、ストッパ72の舌片72bはディスクDの周縁部から及ぼされる押圧力に抗してディスクDの動きを規制する。
この時のストッパ72の舌片72bの位置は、ディスクDの中心孔Daがクランプヘッド7と一致する位置である。すなわち、この時のストッパ72の舌片72bは、クランプ動作の際にディスクDの位置がずれる現象を防ぎ、確実なクランプ動作を行う為のガイドの役割を担っている。
ラック主体43の第1長辺部43iは、その長さがクランプ動作の途中過程そのものであり、その位置がストッパ72の舌片72bをクランプ動作のガイド部材として役立たせるための規制位置である。
すなわち、クランプ動作が完了したらストッパ72の舌片72bのガイドとしての役割は終わるので、ストッパ72の舌片72bをディスクDから離してあげる必要があり、この動作はラック主体43の第2長辺部43kによる規制位置によって実現される。
図42において、ラック主体43の終端がストッパ72に近付くタイミングにて、使用者がディスクDを引き抜こうとしているので、ディスクDの周縁はストッパ72の舌片72bを押さない。
図43において、ラック主体43の終端がストッパ72の先端72cに接触する。ストッパ72はラック主体43の動きを制限するように位置しており、ラック主体43の移動が進んでストッパ72に接触すると、ラック主体43はそれ以上の移動ができなくなる。
ラック主体43にはクランプ動作を司るカム溝43c及びカム溝43dが設けられており、ストッパ72がラック主体43の移動を制限することにより、従動ピン53はカム溝43c及びカム溝43dの傾斜部P3へ移動できなくなる。結果として、ラック主体43によるクランプ動作は禁じられる。
ラック主体43は、その一端が位置U1から位置U2の間で移動する。
位置U1はラック主体43がディスク装置1のベゼル3のある方向(前側)に移動している状態であり、ディスクDがクランプされていない状態である。この時、イジェクト終了検出スイッチ80の検出片80aはラック主体43の一端から離れており、イジェクト終了検出スイッチ80はオフ状態である。同様に、クランプ完了検出手段であるローディング終了検出スイッチ81の検出片81aはラック主体43の一端から離れており、ローディング終了検出スイッチ81もオフ状態である。
位置U2はラック主体43がディスク装置1のベゼル3のある方向の反対方向(後側)に移動している状態であり、ディスクDがクランプされている状態である。この時、イジェクト終了検出スイッチ80の検出片80aはラック主体43の側面に接触しており、イジェクト終了検出スイッチ80はオン状態である。同様に、ローディング終了検出スイッチ81の検出片81aはラック主体43の一端によって押されており、ローディング終了検出スイッチ81もオン状態である。
すなわち、ローディング終了検出スイッチ81がオンになることによってローディングモータ30がオフになり、ディスクDを引き込んでクランプするローディング動作は終了する。
また、イジェクト終了検出スイッチ80がオフになることによってローディングモータ30がオフになり、ディスクDのクランプを解除して吐き出すイジェクト動作は終了する。
キャリアブロック13の、ガイドシャフト15に近い箇所には最外周位置検出スイッチ75が設けられ、キャリアブロック13が最外周位置に至ったら、キャリアブロック13に接触してオフとなる。
図47は、ディスク装置1の状態と動作を示す、タイミングチャートを兼ねた概略図である。
図48乃至図51は、図47のうち、支持板19と角度位置検出スイッチ28の状態を示す拡大平面図である。
ディスク支持アーム17には連動して回動する支持板19が設けられている。
支持板19の周縁部分は、その両端が半径方向に突出する部分と、その間に半径方向に窪んでいる部分とよりなるカムを構成している。
支持板19の近くには支持板19によって作動される角度位置検出スイッチ28が設けられている。
支持板19は角度位置検出スイッチ28の操作片28cを駆動するように設けられており、支持板19が回動すると、操作片28cは支持板19の角度位置に応じて、角度位置検出スイッチ28の本体に対し、左/中央/右に角度位置が変化する。
角度位置検出スイッチ28は内蔵するバネによって操作片28cが中央位置で安定する構成となっており、操作片28cが一方に倒れると一方のスイッチが、もう一方に倒れるともう一方のスイッチがそれぞれ排他的にオフになり、中央位置では二つのスイッチが両方ともオン状態を維持している。
マイコン70のバスには、イジェクトスイッチ4と、スレッドモータ16と、角度位置検出スイッチ28と、モータドライバ71と、最外周位置検出スイッチ75と、データ処理部76と、イジェクト終了検出スイッチ80と、ローディング終了検出スイッチ81とが接続されている。
マイコン70にはこれ以外にも様々な構成要素が接続されているが、本発明に直接関係しない構成要素についてはその接続関係及び/または図示を省略している。
また、ベゼル3には通孔3b、3cが設けられており、通孔3b、3cから図示しないイジェクトピンを差し込むことにより、前述のエマージェンシーイジェクト機構によってラック主体43が駆動され、手動でディスクDの排出が可能なように構成されている。
なお、イジェクトピンは従来の光ディスク装置におけるエマージェンシーイジェクト機構にて使われる、周知の針金状のものである。
なお、これ以降、このメカストップ位置をディスク最外周位置と称する。
マイコン70はモータドライバ71に対して2段階の電力制御を行う。この電力制御については後述する。
これよりローディング制御の動作にかかわる機能を説明する。
図53は、ディスク装置1にディスクDを挿入してローディング動作を行う際の、角度位置検出スイッチ28に内蔵されている駆動開始位置検出スイッチ28a及び中間位置検出スイッチ28bと、イジェクト終了検出スイッチ80と、ローディング終了検出スイッチ81との論理状態を示す図である。
時点t0から時点t1迄は、図47の「排出位置」と図48の状態が該当する。
使用者がディスク装置1へディスクDを押し込み、ディスクDがホルダー18に触れただけの位置である。これはディスク装置1からディスクDを排出し、ディスク支持アーム17が振れ切って排出動作が完了した時の位置でもある。
操作片28cは支持板19の第1の突出部分と接触しており、図48では下方向に振れている。
この時点では駆動開始位置検出スイッチ28aとイジェクト終了検出スイッチ80とローディング終了検出スイッチ81がオフであり、中間位置検出スイッチ28bはオンである。
この時点までは各スイッチの論理は時点t1の状態から変化しない。
図48の状態から使用者がディスク装置1へディスクDを更に押し込み、ディスクDがホルダー18を通じてディスク支持アーム17を押し込む。
これによって支持板19が回動し、操作片28cは支持板19の窪み部分に至る。
支持板19の窪み部分は操作片28cと僅かに接触しないように構成されている為、支持板19と操作片28cは接触しない状態になる。
図49では、操作片28cは中央方向の位置を保っている。
この時点で駆動開始位置検出スイッチ28aがオフからオンに転換する。
なお、イジェクト終了検出スイッチ80とローディング終了検出スイッチ81がオフであり、中間位置検出スイッチ28bはオンのままである。
すると、ローディングモータ30は弱い電力で回転を始め、ラック主体43を駆動し、これに呼応して誘引アーム50が駆動される。程なくして、誘引アーム50先端のローラ60はディスクDの外縁に接触する。しかし、マイコン70によるPWM制御により、ローディングモータ30に供給される電力は弱く、ディスクDをローディング方向或はその逆であるイジェクト方向へ駆動するだけの駆動力は生じ得ない。
すなわち、この状態では実質的に使用者の手によるディスクDをディスク装置1へ押し込む力にて引き込み動作が行われている。そして、誘引アーム50先端のローラ60がディスクDの外縁に接触しながら、ディスクDは使用者の手の力によってディスク装置1のローディング方向へ飲み込まれていく。
この時点では、ローディングモータ30をフルパワー駆動してはならない。何故ならば、誘引アーム50先端のローラ60からディスクDの周縁に接触している点から発生する力の方向が、ディスク装置1のローディング方向に向いていない状態では、逆にディスクDを排出する方向に力が加わってしまうからである。
図49の状態から支持板19が更に回動し、操作片28cは支持板19の窪み部分から第2の突出部分に接触する。
操作片28cは支持板19の第2の突出部分と接触することにより、図50では中央方向から僅かに上方向に振れている。
この時、ディスクDはその過半部分がディスク装置1内部に至っている。
この状態は、角度位置検出スイッチ28には何の論理的変化はない。
マイコン70はローディング終了検出スイッチ81がオンになったことに呼応して、モータドライバ71に対して電源供給を禁止するべく制御する。すると、ローディングモータ30は回転を停止し、ローディング動作は終了する。すなわち、クランプ動作が完了する。
これよりイジェクト制御の動作にかかわる機能を説明する。
マイコン70内部の図示しないROMには、イジェクト制御処理機能とイジェクト準備が必要な状態であるか否かを判断する「要イジェクト準備」判断機能とを提供するプログラムが格納されている。
また、マイコン70には、上位装置からATAPIインターフェースを通じて来る様々な命令がデータ処理部76を経由して入力される。
クランプを解除するには、スピンドルモータ11の上下動の邪魔にならないように、クランプ解除動作に先立って予めキャリアブロック13をディスク最外周位置へ移動させなければならない。
マイコン70は、ディスクDのイジェクト動作を行う際には、先ずキャリアブロック13がディスク最外周位置に位置しているか否かを最外周位置検出スイッチ75にて検出する。
最外周位置検出スイッチ75の検出結果により、キャリアブロック13がディスク最外周位置に位置していないとわかった場合は、キャリアブロック13をディスク最外周位置へ移動させるべくスレッドモータ16を制御する。
スレッドモータ16を制御してキャリアブロック13をディスク最外周位置へ移動させながら最外周位置検出スイッチ75の検出結果を監視し続け、程なくしてキャリアブロック13がディスク最外周位置に位置していることを最外周位置検出スイッチ75の検出結果によって判断されると、これを受けてローディングモータ30を駆動すべくモータドライバ71を制御する。
パソコンは使用者の意思によって電源がオン/オフされるものであり、したがってディスク装置1はパソコンの電源供給が断たれるきっかけを把握することができない。
前述から明らかなように、ディスク装置1は電源の供給が断たれる際にキャリアブロック13がディスク最外周位置に位置していないと、キャリアブロック13がスピンドルモータ11の上下動の邪魔となり、エマージェンシーイジェクト機構を働かせることができない。
そこで、本発明ではディスク装置1が上位装置からすぐにアクセスを要求される可能性が低くなった場合や、上位装置から明示的に待機状態への移行を要求された場合に、キャリアブロック13をディスク最外周位置へ移動させる処理を行う。
すなわち、ディスク装置1を、ディスクDの中心孔Daがクランプヘッド7にクランプされている状態において、ディスクDは排出しないが、キャリアブロック13がディスク最外周位置にあって、ディスクDの排出がすぐにできる状態にする。
これ以降、この状態をイジェクト準備状態と称する。
同様に、ディスクDの中心孔Daがクランプヘッド7にクランプされていない状態をディスク排出状態と称し、ディスクDの中心孔Daがクランプヘッド7にクランプされていると共に、キャリアブロック13がディスク最外周位置になく、ディスクDの排出がすぐにはできない状態をディスク再生状態と称する。
すなわち、本発明によるディスク装置1は、ディスク再生状態からディスクDをイジェクトするには、一旦イジェクト準備状態を経て、ディスク排出状態に移行する。
ステップS200にて開始する制御動作は、ステップS201において、先ずディスクDがローディング機構によってディスク装置1内部に導かれて、ディスクDの中心孔Daがクランプヘッド7にクランプされているか否かが検証される。
ローディング動作の完了時にローディング終了検出スイッチ81がラック主体43によって押されることに呼応して、マイコン70はディスクDがロードされているか否かを把握している。ディスクDがロードされていない場合は、ディスクがロードされるまで確認を続ける。
リードスクリュー79の回転駆動制御はキャリアブロック13がディスク最外周位置に至ることを最外周位置検出スイッチ75によって検出するまで続けられる。
もし、「イジェクト命令」フラグが立っている場合は、ステップS206にてイジェクト動作が行われ、そうでない場合はステップS202に戻り、「要イジェクト準備」フラグが立つまで確認を続ける。
また、ディスクDが装着されていて、且つ「要イジェクト準備」フラグが上がっている状態であっても、上位装置からディスク装置1に再生命令が来ると、キャリアブロック13はディスク内周側へ移動され、「要イジェクト準備」フラグは下ろされる。
ステップS207にて判断ルーチンが開始されると、ステップS208にてイジェクトボタンが押されたか、すなわちイジェクトスイッチ4がオンになったか否かが検証される。
イジェクトスイッチ4がオンになったら、ステップS210にてイジェクト命令フラグを上げる。
イジェクト命令が来ていれば、ステップS210にてイジェクト命令フラグを上げる。
マイコン70はプログラムによりなる図示しないソフトウェアタイマを稼動させており、上位装置から来るコマンドがデータ処理部76を通じて受け入れられ、コマンドが来る度毎にソフトウェアタイマをゼロクリアしている。
ソフトウェアタイマは所定の時間、例えば8分間を計測し、8分を過ぎたらタイムアウト状態に移行する。
ステップS211にて、最後に上位装置から来た命令から8分が経過していると判断された場合は、後述のステップS212に移行する。
ステップS213にて上位装置からスリープコマンドが来ていると判断された場合は、後述のステップS212に移行する。
もし、上位装置がシャットダウン状態になったら、それから暫くするとディスク装置1への電源供給は断たれるので、イジェクト準備状態に移行する必要がある。
ステップS214にて上位装置からシャットダウン命令が来ていないと判断された場合は、ステップS215にて上位装置の電源が外部電源から内装電源、つまりAC電源からDC電源に切り替わったか否かを示す命令が来たか否かを検証する。
もし、上位装置が例えばノートパソコンであり、電源供給手段がACアダプタからDCバッテリへ切り替わった際には、例えば停電等による緊急事態が発生した可能性が考えられる。
同様に、デスクトップパソコンやサーバマシンであって、停電に備えて無停電電源(Uninterruptible Power Supplies:UPS)が接続されている場合でも、停電時にUPSから発せられる制御信号を受けて同様の処置を施す必要がある。
なお、ステップS214及びS215は、標準的なATAPIの規格には存在しない、俗にベンダーユニークと言われる、いわゆるメーカー独自のコマンドである。
本発明によるディスク装置1は、納入先に応じて、製造完了後出荷直前時にマイコン70内の図示しないフラッシュメモリやジャンパスイッチ等を操作することにより、ステップS214及びステップS215を有効にしたり無効にしたりできる。
ステップS214にて上位装置からシャットダウン命令が来たと判断された場合は、後述のステップS212に移行する。
ステップS208から始まりステップS213或はS214或はS215を経てもなお判断結果が偽(N)の場合は、ステップS216にて前述のイジェクト命令フラグ及び「要イジェクト準備」フラグを上げることなくこのサブルーチンを終了する。
ステップS207から始まりステップS216にて終わるサブルーチンは、短いサイクルで繰り返し実行される。
(a) ディスクDの挿入後、ディスクDが中間位置に至ったことを中間位置検出スイッチ28bが検出すると、誘引アーム50はディスクDを強い力にてクランプが可能な位置迄引き込む。
(b) ディスクDがクランプ可能な位置に至ると、ディスクDの周縁がストッパ72を押し込み、ラック主体43に対してクランプ動作への移行が機械的に許可される。
(c) ディスクDのローディング動作が正常に終了したことをクランプ完了検出手段であるローディング終了検出スイッチ81が検出すると、ローディングモータ30は停止する。
(d) 上記動作において、中間位置検出スイッチ28bにてディスクDが中間位置に至ったことを検出してから1.5秒間を経過してもローディング終了検出スイッチ81によるローディング動作の終了が検出できない場合は、ストッパ72の働きによってラック主体43のクランプ動作への移行が許可されなかった等の要因によって、クランプ動作が失敗したものとみなし、ローディングモータ30を逆回転させ、ディスクDのイジェクト動作を行う。
図57は図2と殆ど同じであるが、ディスク装置1'の奥側にディスク装置1のストッパ72、板バネ83などに代えて、フォトインタラプタ86が設けられている。
フォトインタラプタ86は、フォトダイオードとフォトトランジスタの組によりなる周知の反射型光センサであり、ディスクDがクランプ可能な位置においてディスクDの外周部分に隠れるような位置に設けられている。
ディスクDがクランプ可能な位置の近く迄来ると、フォトダイオードの光はディスクDの外周部の記録面で反射し、反射光はフォトトランジスタに照射され、フォトトランジスタがオン動作することにより、ディスクDの存在が把握できる。
なお、ディスク装置1'のケース2の裏面の、フォトインタラプタ86に対向する位置には、ディスクDの非挿着時にケース2からの反射光による誤検出を防止する為の図示しない光反射防止膜が貼付されている。光反射防止膜はつや消し処置された黒或は緑色等の、フォトダイオードの光を殆ど反射しない色と表面処理が施されている。
図58は図44と殆ど同じであるが、ラック主体43の位置を検出するスイッチとして、イジェクト終了検出スイッチ80とローディング終了検出スイッチ81との間に、引き込み終了検出手段であるクランプ位置検出スイッチ87が設けられている。
クランプ位置検出スイッチ87は、ラック主体43の移動動作によって誘引アーム50がディスクDをクランプ可能な位置に至らしめた時にオン動作されるように設けられており、正常にクランプ動作される過程においては、フォトインタラプタ86のオン動作の後にオン動作される位置に設けられている。
すなわち、クランプ位置検出スイッチ87がオンになった時にフォトインタラプタ86がオンであれば、ディスクDは正常にクランプ可能な位置に至っているものと判断でき、逆にフォトインタラプタ86がオフであれば、ディスクDは正常にクランプ可能な位置に至っていないものと判断できる。
フォトインタラプタ86及びクランプ位置検出スイッチ87もまた、第1の実施例と同様にマイコン70に接続されており、マイコン70はローディング動作及びイジェクト動作の制御を司る。
図59は図53と殆ど同じであるが、フォトインタラプタ86とクランプ位置検出スイッチ87の論理状態が追加されている。
図59において、時点t4にてローディングモータ30は強い電力で回転を始め、ディスクDをローディング方向へ駆動する動作迄は第1の実施例と同じである。
ディスクDがクランプ可能な位置の近く迄至ると、時点t7にてフォトインタラプタ86がディスクDを検出してオンになる。
程なくして時点t5にて、クランプ位置検出スイッチ87がラック主体43の移動によってオンになる。
マイコン70はクランプ位置検出スイッチ87がオンになった時にフォトインタラプタ86がオンであれば、ディスクDは正常にクランプ可能な位置に至っているものと判断し、ローディングモータ30の回転制御を続ける。
もし、逆にクランプ位置検出スイッチ87がオンになった時にフォトインタラプタ86がオフであれば、ディスクDは正常にクランプ可能な位置に至っていないものと判断し、直ちにローディングモータ30の回転方向を反転制御する。
(1) ステップS106及びS111におけるエラー検出時のイジェクト動作は、図37及び図38に示したレバーアーム44の復帰をも目的としている。この動作が完了しない間にディスクを再び挿入されると、ディスクの記録面の破損、またはディスク装置1の機構部分の致命的破損に繋がる可能性があるので良くない。そこで、エラー検出時のイジェクト動作の期間は、ベゼル3に設けられているインジケータ5を点滅させるべくマイコン70にて制御するように構成しても良い。
(2) ストッパ72の位置も上記例に限定されず、ディスクDがクランプ可能な位置にある時にディスクDの中心からディスク装置1の奥側で、且つディスクDの外周を検出できる位置に変更可能である。要するに、ディスクDがクランプ可能な位置にある時に限り、ラック主体43に対してクランプ動作への移行が許可されるように構成されていれば良い。
(3) フォトインタラプタ86も同様に上記例に限定されず、ディスクDがクランプ可能な位置に至った時において、ディスクDの中心からディスク装置1の奥側で、且つディスクDの存在を検出できる位置であれば、適宜変更可能である。
2・・・・・・シャーシケース
3・・・・・・ベゼル
4・・・・・・イジェクトスイッチ
5・・・・・・インジケータ
6・・・・・・ベースパネル
7・・・・・・クランプヘッド
8・・・・・・フレーム部材
9・・・・・・緩衝支持構造
10・・・・・ターンテーブル
11・・・・・スピンドルモータ
12・・・・・光ピックアップ
13・・・・・キャリアブロック
14・15・・ガイドシャフト
16・・・・・スレッドモータ
17・・・・・ディスク支持アーム
18・・・・・ホルダー
19・・・・・支持板
20・・・・・枢支ピン
21・・・・・第1のリンクアーム
22・・・・・引張コイルバネ
23・・・・・第2のリンクアーム
24・・・・・リベットピン
25・・・・・枢支ピン
26・・・・・ロックレバー
27・・・・・捻りコイルバネ
28・・・・・角度位置検出スイッチ
28a・・・・・駆動開始位置検出スイッチ
28b・・・・・中間位置検出スイッチ
29・・・・・起動ピン
30・・・・・ローディングモータ
31・・・・・ウオームギヤ
32・・・・・ダブルギヤ
33・・・・・ダブルギヤ
34・・・・・ダブルギヤ
35・・・・・ギヤベース
36・・・・・ホルダー
37・・・・・枢支ピン
38・・・・・圧縮コイルバネ
39・・・・・リミットスイッチ
40・・・・・スライダー部材
41・・・・・枢支ピン
42・・・・・引張コイルバネ
43・・・・・ラック主体
44・・・・・レバーアーム
45・・・・・ギヤ部材
46・・・・・押圧ピン
47・・・・・ダブルギヤ
48・・・・・ギヤフレーム
49・・・・・作用片
50・・・・・誘引アーム
51・・・・・スライド部材
52・・・・・スライド部材
53・・・・・従動ピン
54・・・・・弾性リング
55a・・・・リンク部材
55b・・・・リンク部材
55c・・・・従動ピン
56・・・・・クランプ解除ピン
57・・・・・従動ピン
58・・・・・枢支ピン
59・・・・・枢支ピン
60・・・・・ローラ
70・・・・・マイコン
71・・・・・モータドライバ
72・・・・・ストッパ
73・・・・・開口部
74・・・・・スペーサ
75・・・・・最外周位置検出スイッチ
76・・・・・データ処理部
77・・・・・信号処理回路
79・・・・・リードスクリュー
80・・・・・イジェクト終了検出スイッチ
81・・・・・ローディング終了検出スイッチ
83・・・・・板バネ
84・・・・・支柱
86・・・・・フォトインタラプタ
87・・・・・クランプ位置検出スイッチ
A・・・・・・駆動系ユニット
B・・・・・・ヘッドユニット
C・・・・・・駆動機構
D・・・・・・ディスク
E・・・・・・搬送機構
R1,R2,R3,R4,R5,R6・・・・・・抵抗
Claims (9)
- ディスクをターンテーブルに載置するクランプ動作が可能な位置までディスクを引き込む引き込み動作と、前記引き込み動作後ディスクに前記クランプ動作とを行うローディング機構と、
前記ローディング機構によってクランプ可能位置まで引き込まれたディスクの外周部により駆動される作動手段を有しており、 前記ディスクが前記クランプ可能位置に位置していない時には、前記ローディング機構による前記クランプ動作を禁止し、前記ディスクが前記クランプ可能位置に位置した時には、前記作動手段が駆動されたことに応じて、前記ローディング機構による前記クランプ動作を許可する禁止手段と
を備えてなることを特徴とするディスク装置。 - 前記作動手段は、前記ローディング機構による前記引き込み動作の方向に向って前記ディスクが前記クランプ可能位置に位置した時のディスク中心から奥側の位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
- 前記禁止手段はストッパであり、
前記作動手段は、前記ストッパに設けられているディスク当接部材であって、
前記ストッパは、前記ディスク当接部材が前記ディスクの外周部に当接して駆動されたことに応じて、前記ローディング機構に対する前記クランプ動作の禁止状態を解除することを特徴とする請求項1または2記載のディスク装置。 - 前記ディスク当接部は、前記引き込み動作後、前記クランプ動作時に前記ディスクを位置決めするディスク位置決め機能を有していることを特徴とする請求項3記載のディスク装置。
- 前記作動手段はディスク外周部検出器であって、
前記禁止手段は、
前記ディスク外周部検出器と、
前記ローディング機構に設けられ前記ローディング機構が前記引き込み動作を終了した状態を検出する引き込み終了検出手段とを有し、
前記引き込み終了検出手段によって前記ローディング機構が前記引き込み動作を終了したことを検出し、かつ前記ディスク外周部検出器によって前記クランプ可能位置まで引き込まれたディスクの外周部を検出したことを受けて、前記ローディング機構に対して前記クランプ動作を許可することを特徴とする請求項1または2記載のディスク装置。 - 前記ディスク外周部検出器は反射型フォトインタラプタであって、前記ディスクが前記クランプ可能位置に位置していない時に誤検出を防止するための光反射防止膜が、ディスク装置のケース裏面の前記反射型フォトインタラプタに対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項5記載のディスク装置。
- 前記ローディング機構による前記引き込み動作の開始から所定時間経過した時、前記ディスクがクランプ位置に至っていない場合は、前記ディスクを排出させるべく前記ローディング機構を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1または2または3または4または5または6記載のディスク装置。
- 前記ローディング機構に設けられ前記ローディング機構が前記クランプ動作を完了した状態を検出するクランプ完了検出手段を有し、
前記制御手段は、前記ローディング機構による前記引き込み動作の開始から所定時間経過しても前記クランプ完了検出手段によって前記クランプ動作の完了状態が検出されない場合、前記ディスクを排出させるべく前記ローディング機構を制御することを特徴とする請求項7記載のディスク装置。 - 前記引き込み終了検出手段によって前記ローディング機構が前記引き込み動作を終了したことを検出した時、前記ディスク外周部検出器によって前記クランプ可能位置まで引き込まれたディスクの外周部を検出できなかった場合は、前記ディスクを排出させるべく前記ローディング機構を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項5または6記載のディスク装置。
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