JP2005186457A - 塗布具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 使用時、塗布液が必要以上に吐出するのを防止するため、塗布体と軸先端開口部との隙間を小さくして塗布液の膜を形成し、非塗布時における塗布液の吐出を防止しているものの、塗布時において塗布液が消費されると空気が前記膜を介して容器本体内に侵入する、所謂、空気交換を抑制することによって吐出量を調節している。
しかしながら、使用後、塗布具を上方に向けて穂先を軸筒内に後退させた際、塗布体と軸先端開口部との間に塗布液膜が形成されていると、軸筒内の空気に押し上げられて軸筒先端から溢れ出す恐れがあった。
【構成】 内部に塗布液収容部を形成した軸筒の先部に、錘体と塗布部材からなる塗布体を摺動自在に配置すると共に、その塗布体を前記軸筒に対して出没可能に配置した塗布具において、前記軸筒の先部に小径部と大径部を形成し、前記塗布体の収容時においてはその塗布体が大径部に位置させた塗布具。
【選択図】 図1
しかしながら、使用後、塗布具を上方に向けて穂先を軸筒内に後退させた際、塗布体と軸先端開口部との間に塗布液膜が形成されていると、軸筒内の空気に押し上げられて軸筒先端から溢れ出す恐れがあった。
【構成】 内部に塗布液収容部を形成した軸筒の先部に、錘体と塗布部材からなる塗布体を摺動自在に配置すると共に、その塗布体を前記軸筒に対して出没可能に配置した塗布具において、前記軸筒の先部に小径部と大径部を形成し、前記塗布体の収容時においてはその塗布体が大径部に位置させた塗布具。
【選択図】 図1
Description
本発明は、内部に塗布液収容部を形成した軸筒の先部に、錘体と塗布部材からなる塗布体を摺動自在に配置すると共に、その塗布体を前記軸筒に対して出没可能に配置した塗布具に関する。
1例として、容器本体とキャップとからなり、前記容器本体の先端部に、筒状ホルダーとこれを内挿され、上下移動可能な刷毛体と通液孔を有するフタ体とを備えた刷毛アッセンブリが装着され、かつ刷毛体がおもりを有している液状化粧料容器がある。
実開平2−15018
前記従来技術におけるような塗布具は、使用時、塗布液が必要以上に吐出するのを防止するため、塗布体と軸先端開口部との隙間を小さくして塗布液の膜を形成し、非塗布時における塗布液の吐出を防止しているものの、塗布時において塗布液が消費されると空気が前記膜を介して容器本体内に侵入する、所謂、空気交換を抑制することによって吐出量を調節している。
しかしながら、使用後、塗布具を上方に向けて穂先を軸筒内に後退させた際、塗布体と軸先端開口部との間に塗布液膜が形成されていると、軸筒内の空気に押し上げられて軸筒先端から溢れ出す恐れがあった。
そのため、塗布体と軸先端開口部との間に形成される塗布液の膜は、使用時、すなわち塗布体が突出している際には確実に形成され、又、不使用時、すなわち、塗布体が後方に移動した際には速やかに消滅することが望ましい。
しかしながら、使用後、塗布具を上方に向けて穂先を軸筒内に後退させた際、塗布体と軸先端開口部との間に塗布液膜が形成されていると、軸筒内の空気に押し上げられて軸筒先端から溢れ出す恐れがあった。
そのため、塗布体と軸先端開口部との間に形成される塗布液の膜は、使用時、すなわち塗布体が突出している際には確実に形成され、又、不使用時、すなわち、塗布体が後方に移動した際には速やかに消滅することが望ましい。
本発明は、内部に塗布液収容部を形成した軸筒の先部に、錘体と塗布部材からなる塗布体を摺動自在に配置すると共に、その塗布体を前記軸筒に対して出没可能に配置した塗布具において、前記軸筒の先部に小径部と大径部を形成し、前記塗布体の収容時においてはその塗布体が大径部に位置することを要旨とする。
本発明は、内部に塗布液収容部を形成した軸筒の先部に、錘体と塗布部材からなる塗布体を摺動自在に配置すると共に、その塗布体を前記軸筒に対して出没可能に配置した塗布具において、前記軸筒の先部に小径部と大径部を形成し、前記塗布体の収容時においてはその塗布体が大径部に位置させたので、使用時には過度の吐出が防止され、又、使用後、塗布体を軸筒内に収容した際にはインキの溢れ出しなどの不具合が防止される。
作用について説明する。本塗布具を使用する場合、塗布具を下向きにするため、塗布体が前方に移動し、軸筒の先端開口部から突出して使用可能となるが、その際、塗布体と軸筒先端開口部の小径部との間に塗布液膜が形成され、非塗布時における塗布液の吐出を防止しているものの、塗布時において塗布液が消費されると空気が前記塗布液膜を介して容器本体内に侵入する、所謂、空気交換が抑制されるため、過度の吐出を防止される。また、本塗布具の使用後、塗布具を上向きにして塗布体が後方に移動した際には、その塗布体が先端開口部の大径部と対峙する部分まで移動するため、軸筒内壁との毛管力が減少して塗布液膜が消滅し、軸筒内の空気が小径部などを介して外部に逃げてインキの溢れ出し等の不具合が防止される。
図1、図2に示し説明する。図1は本発明にかかる塗布具の未使用状態である。参照符号1は、内部に塗布液収容部2を形成した有底筒状の後軸である。その後軸1の前方には筒状の前軸3が、後端部内壁に設けた雌ねじと前記後軸1の開口端側の外壁に設けられた雄ネジとで螺着している。ここで、その前軸3と後軸1との接合は螺着に限らず、接着や嵌着、圧入等の既知の手段をとることができる。前記前軸3の内部には、前端面に凹部を設けた略円柱状の錘体4と、前方にナイロン繊維を束ねた塗布部材5を接着固定し、後方に凸部を形成した円錐形の塗布部材固定部6とを、前記錘体3の凹部に塗布部材固定部6の凸部を圧入して一体化した塗布体7が摺動自在に配置されている。ここで、塗布部材5と塗布部材固定部6との固定は接着に限らず、束ねた毛束を二つ折りにして金属片で固定する方法や束ねた毛束の一端を溶着して鍔部を形成し、筒状になした塗布部材固定部6の後方から挿入して塗布部材固定部6の端面と錘体4の凹部端面とで挟持する方法及び塗布部固定部材を介さずに錘体4に直接、前記のような方法で固定する等の手段をとることができる。
前記前軸3の後方には、鍔部8aを境として前方筒状部8bと後方筒状部8cとを形成した中軸8が、前方筒状部8bを前軸内壁に圧入し、後方筒部を後軸1の先端開口部に挿入し、鍔部を前軸3の段部と後軸1の先端面とで挟持されている。その中軸8の内壁には、塗布体5の後軸1の塗布液収容部2内への侵入を防止する仕切り部8dが設けてあり、その中心部には塗布液流通路8eが形成してある。前軸3には、内部に軟質材からなるパッキン9を配置したキャップ10が被覆している。キャップ10は、前軸3に対して着脱自在に嵌着しており、このとき、前軸3の先端はパッキン9によってシールされている。なお、前軸3とキャップ10との接合は、脱着が可能であれば嵌着に限らず、螺着や圧着など、既知の手段をとることができる。前軸3の先端部には、塗布部材5の外径より僅かに大きい内径の小径部3aと大径部3bがテーパー部3cを介して形成されている。ここで、大径部3bは、塗布体6が最も後方に位置したときに、塗布部材5の先端部と対峙する位置に形成されている。
前記前軸3の後方には、鍔部8aを境として前方筒状部8bと後方筒状部8cとを形成した中軸8が、前方筒状部8bを前軸内壁に圧入し、後方筒部を後軸1の先端開口部に挿入し、鍔部を前軸3の段部と後軸1の先端面とで挟持されている。その中軸8の内壁には、塗布体5の後軸1の塗布液収容部2内への侵入を防止する仕切り部8dが設けてあり、その中心部には塗布液流通路8eが形成してある。前軸3には、内部に軟質材からなるパッキン9を配置したキャップ10が被覆している。キャップ10は、前軸3に対して着脱自在に嵌着しており、このとき、前軸3の先端はパッキン9によってシールされている。なお、前軸3とキャップ10との接合は、脱着が可能であれば嵌着に限らず、螺着や圧着など、既知の手段をとることができる。前軸3の先端部には、塗布部材5の外径より僅かに大きい内径の小径部3aと大径部3bがテーパー部3cを介して形成されている。ここで、大径部3bは、塗布体6が最も後方に位置したときに、塗布部材5の先端部と対峙する位置に形成されている。
また、塗布部材5が毛束のように柔らかい材質である場合、小径部3aの長さが短いとその塗布部材5の案内(ガイド)が不十分なものとなり、錘体4の重さと相まって塗布部材5が座屈し、かつ、小径部3aと塗布部材5との間の毛管力も弱くなり塗布液の吐出が不安定になることが推測される。然るに、塗布液の吐出や塗布体の摺動に影響を与えない範囲で、小径部3aを極力長くすることが望ましい。尚、前記テーパー部3cは角度は、鋭角にすれば塗布部材5が小径部3aにスムーズに挿入でき、鈍角にすると塗布部材5の移動の際、小径部3aから大径部3bへの変化が急激になるため、塗布部材5と小径部3aに介在しているインキ塗布膜を消滅させる効果が高くなる。
次ぎに、動作について説明する。使用時、塗布具を下向きにすると、塗布体7が自重で下方(塗布具先端方向)に移動し、その先端が前軸3の小径部3aを通って外部に突出する。次に、後軸1の側壁を押圧することで、塗布液収容部2内の塗布液が中軸仕切り部8dに設けた塗布液流通路8eを通って前軸3の内部に移動する。塗布液は自重で下方に移動し、塗布部材5と前軸3の小径部3aとの隙間に塗布液の膜を形成する。その後、塗布液は塗布部材5の内部を通って先端に到達し使用可能となる。この時、前軸3内は塗布液膜によって外部から遮断されるため、空気交換が行われず、塗布液のボタ落ち等は起こらない。尚、前記塗布液膜を形成している塗布液は塗布具の使用とともに消費されるが、消費した分の空気が気泡の状態で塗布液膜内を通過して前軸3内に入り、此に変わり、塗布液膜には前軸3内の塗布液が供給される。よって、前軸3内の塗布液がなくなるまで塗布液膜が消滅することはなく、塗布液は常に安定した状態で吐出される。
使用後、塗布具を上向きにすると、塗布体7は自重で下方(塗布具後端方向)に移動する。その際、前軸3内部の空気は外部に逃げようとするため、塗布液膜が形成されているとその塗布液が空気によって押し上げられて前軸先端から溢れ出す恐れがある。しかし、本発明にかかる塗布具は、塗布体7の塗布部材5が前軸3大径部3bと対峙するようなしたため、塗布部材5と大径部3bとの毛管力が弱くなって塗布液膜が消滅する。その結果、前軸3内部の空気は塗布部材5と小径部3aとの間を通って外部に逃げるため、インキが溢れ出すことがない。
使用後、塗布具を上向きにすると、塗布体7は自重で下方(塗布具後端方向)に移動する。その際、前軸3内部の空気は外部に逃げようとするため、塗布液膜が形成されているとその塗布液が空気によって押し上げられて前軸先端から溢れ出す恐れがある。しかし、本発明にかかる塗布具は、塗布体7の塗布部材5が前軸3大径部3bと対峙するようなしたため、塗布部材5と大径部3bとの毛管力が弱くなって塗布液膜が消滅する。その結果、前軸3内部の空気は塗布部材5と小径部3aとの間を通って外部に逃げるため、インキが溢れ出すことがない。
第2例を図3に示し説明する。第2例は第1例にかかる塗布具の前軸3の小径部3a及び大径部3bを、内壁の長手方向に設けた縦リブによって小径部31a、並びに、大径部31bを形成している。他の構成は、第1例と同様である。この第2例にかかる塗布具は、小径部31aを縦リブによって形成している為、使用時、塗布部材5が第1例と比較して小径部31aの中心近傍に位置するため、安定した塗布液膜ができやすく、更に、塗布部材5と小径部31aとの隙間に加えて隣り合う縦リブ間でも毛管力が生じるため、塗布液の保持力が向上している。また、大径部31bの内壁にも縦リブを設けたため、使用後、塗布具を上向きにした際、塗布部材5と大径部31b内壁との間にある塗布液が隣り合うリブ間の毛管力によって大径部31b内壁方向に移動し、塗布液膜が消滅しやすくなる。なお、縦リブの断面形状は上記効果を発揮するものであれば、図示例の略三角形に限らず、四角形や他の多角形、円弧状など種々の形状を選択することが可能であり、縦リブの数も適宜設定できるものである。
1 後軸
2 塗布液収容室
3 前軸
4 錐体
5 塗布部材
6 塗布部材固定部
7 塗布体
8 中軸
9 パッキン
10 キャップ
2 塗布液収容室
3 前軸
4 錐体
5 塗布部材
6 塗布部材固定部
7 塗布体
8 中軸
9 パッキン
10 キャップ
Claims (1)
- 内部に塗布液収容部を形成した軸筒の先部に、錘体と塗布部材からなる塗布体を摺動自在に配置すると共に、その塗布体を前記軸筒に対して出没可能に配置した塗布具において、前記軸筒の先部に小径部と大径部を形成し、前記塗布体の収容時においてはその塗布体が大径部に位置することを特徴とする塗布具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003431051A JP2005186457A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003431051A JP2005186457A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 塗布具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005186457A true JP2005186457A (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=34789235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003431051A Pending JP2005186457A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 塗布具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005186457A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108167629A (zh) * | 2018-02-05 | 2018-06-15 | 镇江艾润润滑油有限公司 | 一种组装式润滑剂挤压管 |
CN108160404A (zh) * | 2018-02-05 | 2018-06-15 | 镇江艾润润滑油有限公司 | 一种便捷式润滑剂挤压装置 |
-
2003
- 2003-12-25 JP JP2003431051A patent/JP2005186457A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108160404A (zh) * | 2018-02-05 | 2018-06-15 | 镇江艾润润滑油有限公司 | 一种便捷式润滑剂挤压装置 |
CN108160404B (zh) * | 2018-02-05 | 2023-12-08 | 艾润工业介质(镇江)有限公司 | 一种便捷式润滑剂挤压装置 |
CN108167629B (zh) * | 2018-02-05 | 2024-04-09 | 艾润工业介质(镇江)有限公司 | 一种组装式润滑剂挤压管 |
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