JP2005185713A - 昇降棚 - Google Patents

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秀一 追田
Kenichi Kubota
健一 久保田
Takeshi Manabe
剛 眞鍋
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Abstract

【課題】簡単な構成により、可動棚を手前下方に引き出すと同時にフラップ扉を自動的に開けることのできる昇降棚を提供すること目的とする。
【解決手段】 前方開口状の固定筐体1と、固定筐体1に揺動支持部材2を介して取り付けられ手前下方の引き出し状態と後上方の収納状態とに切り替え自在の可動棚3と、固定筐体1に上部側を中心として揺動開閉するよう取り付けられたフラップ扉4と、を備えている。固定筐体1の底壁5の前部に切欠開口部6が形成され、上記収納状態で上記可動棚3の下部に設けた取手部7が切欠開口部6に垂下状に配設され、可動棚3が、フラップ扉4の裏面4aに摺接しつつフラップ扉4を開閉させる側板9を有する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、固定筐体に対して可動棚が昇降する昇降棚に関するものである。
固定筐体と、固定筐体に支持部材を介して取り付けられた可動棚と、固定筐体の前方開口部を開閉する扉と、有し、可動棚が揺動により固定筐体に対して昇降する従来の昇降棚は、扉を一旦開けてから可動棚を引き出すというものであった。
また、可動棚の引き出しと同時に扉を開けさせる昇降棚として従来より知られるものは、支持部材の一部に扉を開閉させる連動リンクアームを設け、可動棚の手前引き出しによる支持部材の動作にて、連動リンクアームを介在させて扉を開けるものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来の連動リンクアームの構成は非常に複雑で、部品点数が多くなり、また、動作に際して収納物がひっかかり収納物が邪魔になって、スムーズに動作しないというおそれがある。
また、可動棚を引き出す際に、連動リンクアームを介して支持部材に扉の重量が作用するため、可動棚を引き出すために大きな力が必要となり、操作がしにくいという欠点がある。
特開2001−314248号公報(第8図)
解決しようとする課題は、構成が複雑となり、部品点数及び可動部が多く、また、収納物がひっかかり、操作する際に収納物が邪魔になって、スムーズに動作しないという点である。大きな操作力が必要となる点である。
本発明は、前方開口状の固定筐体と、該固定筐体に揺動支持部材を介して取り付けられ手前下方の引き出し状態と後上方の収納状態とに切り替え自在の可動棚と、該固定筐体に上部側を中心として揺動開閉するよう取り付けられたフラップ扉と、を備えた昇降棚であって、上記固定筐体の底壁の前部に切欠開口部が形成され、上記収納状態で上記可動棚の下部に設けた取手部が該切欠開口部に垂下状に配設され、上記可動棚が、前縁部乃至上縁部にわたってアール形状とされて上記フラップ扉の裏面に摺接しつつ該フラップ扉を開閉させる側板を有するものである。
また、上記フラップ扉はその裏面に、上記可動棚の上記側板が摺接するすべり部材が配設されている。上記すべり部材は、下部に向かって上記フラップ扉の裏面から離れる傾斜面が形成され、上記フラップ扉の開動作開始の際に、該フラップ扉の下部において該すべり部材を介して上記可動棚が接触するものである。
また、上記可動棚は、前側の低床部と後側の高床部とを有する2段式載置部を有している。また、上記側板の外方側面に、挿し入れ収納部を配設している。
本発明の昇降棚は、可動棚を手前下方に引き出すと同時にフラップ扉を自動的に開けることができ、また、可動棚を後上方へ収納させると同時にフラップ扉を自動的に閉じることができ、操作性のよい昇降棚とすることができる。
フラップ扉を開閉させるための連動リンクアームを別途設ける必要がなく、構成が非常に簡単で部品点数も少なく、動作が簡単でスムーズに可動棚を昇降させ同時にフラップ扉を閉・開させることができる。
可動棚の取手部における操作力が小さくて済む。
また、取手部が昇降棚の前方側に張り出すのではなく、固定筐体の前部の切欠開口部にて垂下状となるため、昇降棚の設置位置が身長より僅かに低い場合は特に、圧迫感がなく、目障りで邪魔になることがない。
また、収納状態で、固定筐体の底壁上面近傍まで可動棚の物品収納部を形成でき、収納空間が広がる。
図1は、本発明の昇降棚の実施の一形態を示す正面図であり、図2はその平面図、図3は底面図である。この昇降棚は、固定筐体1に対して可動棚3が揺動して昇降するものであり、図1〜図3は、可動棚3が固定筐体1に収納された収納状態を示す。
図4は、収納状態にある昇降棚の断面側面図であり、図5と図6は、可動棚3を引き出す途中の状態にある昇降棚の断面側面図であり、図7は、可動棚3を固定筐体1から手前下方に引き出した状態にある昇降棚の断面側面図である。
本発明の昇降棚は、前方開口状の固定筐体1と、固定筐体1に揺動支持部材2を介して取り付けられた可動棚3と、固定筐体1に上部側を中心として揺動開閉するよう取り付けられたフラップ扉4と、を備えたものである。
なお、図1ではフラップ扉4を2点鎖線にて示しており、図2は上壁を外した状態を示している。
固定筐体1は、前方に開口部16を有し、後方側が壁面等に沿って固定される箱体である。固定筐体1の水平状の底壁5の前部(前半分部)には、切欠開口部6が形成されており、図3に示すように、この昇降棚の切欠開口部6は、底壁5の前方両側部を残して底壁5の前縁から切欠いて形成した一文字状の切欠開口部6である。
そして、切欠開口部6の幅方向寸法(左右方向寸法)は、可動棚3の幅方向寸法より(少し)大きく、切欠開口部6の奥行き寸法(前後方向寸法)は、底壁5全体の奥行き寸法の40%〜60%とされている。従って、底壁5はコ字型となる。
可動棚3は、固定筐体1に揺動支持部材2を介して取り付けられ、手前下方の引き出し状態と後上方の収納状態とに切り替え自在となるものであり、可動棚3は、左右両側の側板9,9と、物品載置床部となる底壁17とを有し、物品を収納する収納部である。
また、可動棚3は、図1と図4に示すように、可動棚3の底壁17の前部下方位置に取手部7を有している。取手部7は水平杆部材であり、可動棚3の両側板9,9の下部に形成する取付片部18,18に取着されている。
従って、収納状態では、可動棚3の下部に設けられた取手部7は、固定筐体1の切欠開口部6に垂下状に配設されることとなり、取手部7は、固定筐体1の底壁5より下方に突出した状態となる。なお、収納状態で、固定筐体1の底壁5の下面と可動棚3の底壁17の下面とは、(略)同一面状となる。
揺動支持部材2は、固定筐体1の内側の左右両側に夫々配置され、一端部が固定筐体1側に取り付けられ他端部が可動棚3に取り付けられる4節平行リンク機構とされ、第1アーム19と第2アーム20とを有する。
具体的に説明すると、固定筐体1の後方両側部に取付部材25,25が取着されており、取付部材25にベース部材38が嵌め込み固定され、ベース部材38において、第1アーム19の一端部が第1水平軸心21廻りに揺動自在に枢着され、第2アーム20の一端部が第2水平軸心22廻りに揺動自在に枢着されている。
そして、可動棚3が有する両側板9,9の外方側面9a,9aの後方上部には、夫々、取付板26が取着されており、取付板26において、第1アーム19の他端部が第3水平軸心23廻りに揺動自在に枢着され、第2アーム20の他端部が第4水平軸心24廻りに揺動自在に枢着されている。
これにより、可動棚3は後上方と手前下方との間を揺動し、図4の収納状態と図7の引き出し状態とに切り替え自在となる。
なお、左右両側の揺動支持部材2,2は、水平連結バー部材29(図2)にて連結されており、同調動作が可能とされている。
フラップ扉4は、固定筐体1の内側の上前方部に扉支持部材(扉ヒンジ)27を介して取り付けられ、固定筐体1の上部側を揺動中心として上下揺動し、固定筐体1の開口部16を開閉する扉である。扉支持部材27は、自重にて閉方向へ閉じる力が作用する。
また、フラップ扉4を開方向へ弾発付勢させるよう、図7に示すように弾発部材28(圧縮コイルバネ)を有しており、フラップ扉4の自重による負荷を相殺させている。なお、扉支持部材27は、2本のアームを有するリンク機構とされている。
そして、本発明の昇降棚は、可動棚3が、フラップ扉4の裏面4aに摺接しつつ、可動棚3の揺動により自動的に、フラップ扉4を開閉させる縦板8を有している。
縦板8は、可動棚3の左右方向中間位置(途中位置)に設けた鉛直面状の仕切り板(図示省略)でもよいが、図示説明する昇降棚では、縦板8は、可動棚3の左右両側の鉛直面状の側板9,9としている。
つまり、図4の収納状態から図5と図6を介して図7の引き出し状態に至るまで、可動棚3の揺動動作により、可動棚3の縦板8がフラップ扉4の裏面4aに摺接し、縦板8の鉛直状の前縁部乃至上縁部がフラップ扉4を押し上げ、可動棚3を手前引き出し状態にすると共に、フラップ扉4を自動的に開かせている。
また、可動棚3の縦板8(側板9)は、前縁部乃至上縁部にわたってアール形状に形成されている。これにより、前縁部乃至上縁部のアール形状面がフラップ扉4の下部に当接してフラップ扉4を押すことができ、さらに、フラップ扉4の最大開閉角度を小さくすることができ、フラップ扉4の開閉に要する負荷を軽減することが可能となる。
そして、このアール形状部の曲率半径Rを、50mm以上(好ましくは100mm以上)が好ましい。曲率半径Rの上限値については特に制限はない。しかし、見た目の好ましさの点で、縦板8の奥行き寸法以下とすることができる。なお、曲率半径Rを大きくする程負荷を軽減できる。
また、縦板8を前縁部乃至上縁部にわたってアール形状とすることで、フラップ扉4との摺接を滑らかにするとともに、可動棚3を手前へ引き出す方向の力の一部を、アール形状部により、フラップ扉4を上方へ押し上げる方向の力成分に変換させ、取手部7における引き出し力にてフラップ扉4を同時に開けさせることができる。
または、図4の破線に示すように、アール形状の代わりに、可動棚3の縦板8(側板9)の前縁部乃至上縁部(角部)を直線的に切り欠いた形状にしてもよい。つまり、縦板8の前方上部に傾斜面部37を形成してもよい。
さらに、フラップ扉4はその裏面4aに、可動棚3の縦板8が摺接するすべり部材10が配設されている。
すべり部材10は、図3に示すように、フラップ扉4の裏面4aにおいて上下方向に沿って可動棚3の縦板8前面に対面するよう取着されるものであり、下部に向かってフラップ扉4の裏面4aから離れる傾斜面15が形成される。つまり、すべり部材10は、側面視において下部が拡大し上部が縮小する形状とされている。
すべり部材10は、その下部がフラップ扉4の下部に位置しており、すべり部材10が可動棚3の縦板8前面との当接部となる。すべり部材10の上部は、フラップ扉4の上部よりも下方位置であり、すべり部材10よりも上方のフラップ扉4の上部には、縦板8が当接しない非当接部が存在する。つまり、本発明では、当接部をフラップ扉4の高さ方向中央部乃至下部としている。これにより、フラップ扉4の上部が扉揺動中心に近いためにフラップ扉4を上方へ揺動させる必要な力が大きくなることを防止している。
従って、すべり部材10の形状を上記のようにすることで、特に、図4に示すように、フラップ扉4の開動作開始の際には、フラップ扉4の下部においてすべり部材10を介して可動棚3が接触するようにし、開動作開始の際、フラップ扉4を上方へ揺動させるのに必要な力を小さくしている。
また、すべり部材10は摩擦抵抗の小さい材質がよく、例えば、フッ素樹脂等の樹脂材料としている。
さらに、すべり部材10の下端部には保護部材(図示省略)が被覆され、縦板8と接触するすべり部材10の角部を保護している。
さらに、図3に示すように、フラップ扉4の裏面4aの下部には、すきま部材36が配設されており、収納状態でフラップ扉4の下部と可動棚3の前面下部との切欠開口部6における隙間を埋めている。また、このすきま部材36は、弾性部材とされ、手のはさみを防止する部材としても機能する。
可動棚3についてさらに説明すると、可動棚3は、前側の低床部11と後方側の高床部12とを有する2段式載置部13を有している。これは、可動棚3を固定筐体1から手前に引き出す際、及び、収納状態で、可動棚3と固定筐体1との干渉を避け、また、固定筐体1内に収まる可動棚3の容積をできるだけ大きくさせ、収納した物品の取り出しを容易にするためである。
即ち、2段式載置部13を構成することにより、例えば高床部12の水平面部をそのまま手前に延長した1段式の形状と比較すると、収納状態で固定筐体1内に無駄な空間を生じさせず、可動棚3の容積を大きくさせることができる。
物品の取り出しが容易となるのは、階段状にすることで、棚板(低床部11)の位置を低くすることができ、さらに、可動棚3の奥部(高床部12)の物品が見えやすくかつ手に取りやすくなるからである。
つまり、可動棚3を手前に引き出す際、可動棚3の後下部と固定筐体1の底壁5との干渉を避け、また、固定筐体1の下方奥部には可動棚3の動作を制御する弾発部材(図示省略)等が存在するため、収納状態で、その部材に干渉しないよう、可動棚3の底壁17は階段状としている。
なお、可動棚3の動作を制御する上記弾発部材とは、揺動支持部材2に対しその揺動中心廻りに弾発力を作用させるバネ部材である。つまり、弾発部材は、揺動支持部材2の第1アーム19又は第2アーム20と(中間部材を介して)連結されており、可動棚3を手前下方へ揺動引き下げる際は、バネ部材が捩じられてその弾発力(復元力)により、可動棚3が急降下するのを防ぎ、かつ、可動棚3を後上方へ戻す際には、捩じられたバネ部材が復元する方向の弾発力が作用し、物品を載せて重くなった可動棚3を引き上げる補助力として働くものである。
なお、バネ部材としては、例えば、ベース部材38において、第1水平軸心21又は第2水平軸心22又はこれらに平行な軸心上に配設された板バネとしたり、これらの軸心の何れかを軸心とする渦巻きバネ等でもよい。
さらに、揺動支持部材2には、図1と図2に示すように、可動棚3が揺動急降下するのを防ぐためダンパー手段30を設けている。
次に、図8は、本発明の昇降棚の他の実施の形態を示す正面図であり、図9は、底面図、図10は収納状態の断面側面図で図11が引き出し状態の断面側面図である。なお、図8ではフラップ扉4を2点鎖線にて示している。
この昇降棚は、固定筐体1の底壁5の切欠形状、つまり、切欠開口部6の形状が、図3の実施の形態のものと異なり、かつ、側板9の外方側面9aに、上方開口状の挿し入れ収納部14が配設されている。その他の構成・作用は同様であり、説明を省略する。
図9に示すように、固定筐体1の水平状の底壁5の前部には、切欠開口部6が形成されており、この昇降棚の切欠開口部6は、底壁5の後ろ部分を残して底壁5を前縁から全幅にわたって切欠いて形成した一文字状の切欠開口部6である。
つまり、切欠開口部6の幅方向寸法(左右方向寸法)は、固定筐体1の開口部16の幅方向寸法と同じであり、切欠開口部6の奥行き寸法(前後方向寸法)は、切欠開口部6が形成される前の底壁5の奥行き寸法の40%〜60%とされている。従って、底壁5は一文字状となる。
また、この構成を言い換えると、固定筐体1を底面から見ると、固定筐体1の両側板と一文字状の底壁5とでコ字状とされており、この場合も、本発明では、底壁5に切欠開口部6が形成されていると定義する。
そして、可動棚3が有する側板9の外方側面9aの前方下部に、挿し入れ収納部14が設けられ、可動棚3の底壁17の下面と収納部14の底壁31の下面とが同一面状となる。
従って、可動棚3の収納状態で、可動棚3と固定筐体1の両側壁32,32との間に挿し入れ収納部14の底壁31が配置され、固定筐体1の切欠開口部6を閉ざすこととなる。これにより、可動棚3の収納状態で、下方からの見た目がきれいであり、ほこり等の侵入を防ぐことができる。
また、図10と図11に示すように、挿し入れ収納部14の本体が、収納状態でベース部材38の一部と干渉するために小さくした場合には、切欠開口部6を閉ざすように、収納部14の底壁31を収納本体部33の底面より広くした突出底壁部34を形成している。
また、挿し入れ収納部14の収納本体部33の底部は、図8に示すように、左右方向外方へ向かって下傾する傾斜底面35が形成されており、挿し入れ収納部14に挿し入れた物品は、下部が外方へ誘導され上部が側板9にもたれかかって当接して位置保持され、収納した物品が可動棚3の揺動の際に固定筐体1に引っ掛からないようにしている。
以上のように本発明によれば、前方開口状の固定筐体1と、固定筐体1に揺動支持部材2を介して取り付けられ手前下方の引き出し状態と後上方の収納状態とに切り替え自在の可動棚3と、固定筐体1に上部側を中心として揺動開閉するよう取り付けられたフラップ扉4と、を備えた昇降棚であって、固定筐体1の底壁5の前部に切欠開口部6が形成され、収納状態で可動棚3の下部に設けた取手部7が切欠開口部6に垂下状に配設され、可動棚3が、前縁部乃至上縁部にわたってアール形状とされてフラップ扉4の裏面4aに摺接しつつフラップ扉4を開閉させる側板9を有するため、可動棚3を手前下方に引き出すと同時にフラップ扉4を自動的に開けることができ、また、可動棚3を後上方へ収納させると同時にフラップ扉4を自動的に閉じることができ、操作性のよい昇降棚とすることができる。
可動棚3の動作に応じてフラップ扉4を開閉させるための連動リンクアームなるものを別途設ける必要がなく、構成が非常に簡単で部品点数も少なく、動作が簡単でスムーズに可動棚3を昇降させ、同時に、フラップ扉4を閉・開させることができる。
また、取手部7が昇降棚の前面側に張り出されるのではなく、固定筐体の前部の切欠開口部にて垂下状となるため、昇降棚の設置位置が身長より僅かに低い場合は特に、圧迫感がなく、目障りで邪魔になることがない。
また、収納状態で、固定筐体1の底壁5上面近傍まで可動棚3の物品収納部を形成でき、収納空間が広がる。
また、可動棚3の側板9にてフラップ扉4を自動的に開けるようされているため、構成部品を増やすことなく確実にフラップ扉4を左右両側で支持して開閉させることができる。
また、可動棚3の側板9は、前縁部乃至上縁部にわたってアール形状に形成されているため、前縁部乃至上縁部のアール形状面がフラップ扉4の下部に当接してフラップ扉4を押すことができ、さらに、フラップ扉4の最大開閉角度を小さくすることができ、フラップ扉4の開閉に要する負荷を軽減することが可能となる。
さらに、フラップ扉4との摺接を滑らかにするとともに、可動棚3を手前へ引き出す方向の力の一部を、アール形状部により、フラップ扉4を上方へ押し上げる方向の力成分に変換させ、取手部7における小さい引き出し力にてフラップ扉4を同時に開けることができる。つまり、可動棚3の取手部7における開閉のための操作力が小さくて済む。
フラップ扉4はその裏面4aに、可動棚3の側板9が摺接するすべり部材10が配設されているため、フラップ扉4と可動棚3の側板9との摩擦抵抗を小さくし、スムーズに開閉させることができる。さらに、フラップ扉4の下端部及び裏面4aを傷つけることがない。
また、すべり部材10は、下部に向かってフラップ扉4の裏面4aから離れる傾斜面15が形成され、フラップ扉4の開動作開始の際に、フラップ扉4の下部においてすべり部材10を介して可動棚3が接触するため、開動作開始の際は、フラップ扉4の揺動中心から離れた位置にてフラップ扉4を押し上げるため、小さな力で済む。
また、可動棚3は、前側の低床部11と後側の高床部12とを有する2段式載置部13を有するため、他の構成部分との干渉を避けると共に、可動棚3の容積をできるだけ大きくさせ、また、階段状にすることで棚板(低床部11)の位置を低くすることができるため、収納した物品の取り出しを容易にすることができる。
側板9の外方側面9aに、挿し入れ収納部14を配設したため、収納スペースの有効活用ができる。また、挿し入れ収納部14により切欠開口部6の隙間を閉ざすことができる。切欠開口部6の隙間を閉ざすことにより、可動棚3の収納状態で、下方からの見た目がきれいになり、さらに、ほこり等の侵入を防ぐことができる。
本発明の昇降棚の実施の一形態を示す正面図である。 昇降棚の平面図である。 昇降棚の底面図である。 収納状態にある昇降棚の断面側面図である。 可動棚を少し引き出した状態にある昇降棚の断面側面図である。 可動棚を中間位置まで引き出した状態にある昇降棚の断面側面図である。 引き出し状態にある昇降棚の断面側面図である。 本発明の昇降棚の他の実施の形態を示す正面図である。 昇降棚の底面図である。 収納状態にある昇降棚の断面側面図である。 引き出し状態にある昇降棚の断面側面図である。
符号の説明
1 固定筐体
2 揺動支持部材
3 可動棚
4 フラップ扉
4a 裏面
5 底壁
6 切欠開口部
7 取手部
9 側板
9a 外方側面
10 すべり部材
11 低床部
12 高床部
13 2段式載置部
14 挿し入れ収納部
15 傾斜面

Claims (5)

  1. 前方開口状の固定筐体(1)と、該固定筐体(1)に揺動支持部材(2)を介して取り付けられ手前下方の引き出し状態と後上方の収納状態とに切り替え自在の可動棚(3)と、該固定筐体(1)に上部側を中心として揺動開閉するよう取り付けられたフラップ扉(4)と、を備えた昇降棚であって、上記固定筐体(1)の底壁(5)の前部に切欠開口部(6)が形成され、上記収納状態で上記可動棚(3)の下部に設けた取手部(7)が該切欠開口部(6)に垂下状に配設され、上記可動棚(3)が、前縁部乃至上縁部にわたってアール形状とされて上記フラップ扉(4)の裏面(4a)に摺接しつつ該フラップ扉(4)を開閉させる側板(9)を有することを特徴とする昇降棚。
  2. 上記フラップ扉(4)はその裏面(4a)に、上記可動棚(3)の上記側板(9)が摺接するすべり部材(10)が配設されている請求項1記載の昇降棚。
  3. 上記すべり部材(10)は、下部に向かって上記フラップ扉(4)の裏面(4a)から離れる傾斜面(15)が形成され、上記フラップ扉(4)の開動作開始の際に、該フラップ扉(4)の下部において該すべり部材(10)を介して上記可動棚(3)が接触する請求項2記載の昇降棚。
  4. 上記可動棚(3)は、前側の低床部(11)と後側の高床部(12)とを有する2段式載置部(13)を有する請求項1,2又は3いずれかに記載の昇降棚。
  5. 上記側板(9)の外方側面(9a)に、挿し入れ収納部(14)を配設した請求項1,2,3又は4いずれかに記載の昇降棚。
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