JP2015063290A

JP2015063290A - 船舶用ハッチカバー装置

Info

Publication number: JP2015063290A
Application number: JP2014021003A
Authority: JP
Inventors: ベ，イトン; Dong Bae Lee
Original assignee: M T KOREA CO Ltd
Current assignee: M T KOREA CO Ltd
Priority date: 2013-09-25
Filing date: 2014-02-06
Publication date: 2015-04-09
Anticipated expiration: 2034-02-06
Also published as: TW201512034A; KR101345195B1; PH12014000082A1; JP5785629B2; CN103832544A; CN103832544B; TWI549863B

Abstract

【課題】開閉動作が易しく、開放した状態を簡単に固定することができる船舶用ハッチカバー装置を提供する。
【解決手段】四角板状のハッチカバー１１０；ハッチカバーを支持するために四角フレーム状に形成されるハッチフレーム１２０；ハッチカバーとハッチフレームの上側面に備えられ、ハッチカバーをハッチフレームに対して回動可能に結合させるハッチヒンジ１３０；ハッチカバーの左側面または右側面のいずれか一側面から側方に突出し、ハッチカバーの開放動作に連動して前方に回動する開放突起１４０；及び上下方に伸びる板状に形成され、下端部がハッチフレームの一側面に回動可能に締結され、側面に沿って長孔型のガイド孔が形成され、ガイド孔の上部が後側にさらに伸びて支持段を形成し、開放突起と締結してハッチカバーの開閉動作をガイドし、ハッチカバーの開放状態を固定する側面ガイドバー１５０；を含む。
【選択図】図１

Description

本発明はハッチカバー装置に係り、より詳しくは開閉動作が易しく、開放した状態を簡単に固定することができる船舶用ハッチカバー装置に関する。

一般に、ハッチとは船舶の艙口及び昇降口などを総称するもので、特に貨物を積み下ろしするとか人が出入りするために甲板に開いている貫通部を言う。ハッチのサイズは使用目的によって決定されるが、船体の強度及び安全上必要な最小限のサイズに製作され、普遍的に荷役能率向上の観点で大きくなるほど好ましい。

そして、波止場に貨物を積み下ろしする通路をカーゴハッチと言い、海水が船内に流入することを防止するために、ハッチの周りに十分な高さの倉口縁材を設置してその上部を被せるものをハッチカバーと言う。

従来のハッチカバーのうち、船舶の排気管などに使われるハッチカバーは壁面が立てられた状態で付着され、ハッチカバーが前方に回動して開放動作を行い、下方に回動して遮蔽動作を行うことになる。従来の場合、人の手作業によってハッチカバーを開閉しているが、壁面に採用されるハッチカバーの場合、通常人の背中より高い位置に設置される特性上、梯子や竿を用いて開閉しなければならない不便さがある。

また、金属材のハッチカバーは高重量であるため、開放動作に多大な力が要求され、遮蔽動作の際に速い回動によって挟まりなどが発生して事故につながる問題点がある。

また、高重量のハッチカバーを別途のガイドなしに繰り返し開閉する過程で撓むとか破損するなどの問題点がある。

本発明は前記の問題を解決するためになされたもので、高い壁面に設置されたハッチカバーを小さな力で手軽く開閉することができる船舶用ハッチカバー装置を提供することにその目的がある。

また、本発明は、ハッチカバーを開閉するに際して、安全事故を防止することができる船舶用ハッチカバー装置を提供することに他の目的がある。

また、本発明は、ハッチカバーの反復的な開閉動作をガイドする別途の手段を設置して耐久性を向上させることができる船舶用ハッチカバー装置を提供することにさらに他の目的がある。

本発明が解決しようとする課題は前述した課題に限定されなく、ここに言及しなかった本発明が解決しようとするさらに他の課題は以降の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を持った者によって明らかに理解可能であろう。

本発明による船舶用ハッチカバー装置は、四角板状のハッチカバー；前記ハッチカバーを支持するために四角フレーム状に形成されるハッチフレーム；前記ハッチカバーと前記ハッチフレームの上側面に備えられ、前記ハッチカバーを前記ハッチフレームに対して回動可能に結合させるハッチヒンジ；前記ハッチカバーの左側面または右側面のいずれか一側面から側方に突出し、ハッチカバーの開放動作に連動して前方に回動する開放突起；及び上下方に伸びる板状に形成され、下端部が前記ハッチフレームの一側面に回動可能に締結され、側面に沿って長孔型のガイド孔が形成され、前記ガイド孔の上部が後側にさらに伸びて支持段を形成し、前記開放突起と締結して前記ハッチカバーの開閉動作をガイドし、前記ハッチカバーの開放状態を固定する側面ガイドバー；を含む。

また、本発明の船舶用ハッチカバーは、前記ハッチカバーの前面から上下方に移動可能に伸び、下端部が前記ハッチフレームの下側フレームの中央に備えられるロック溝に締結して前記ハッチカバーを前記ハッチフレームに対してロック固定するロックバー；及び前記ハッチヒンジに備えられ、前記ロックバーが上方に移動してロック解除されれば、前記ハッチカバーが一部開放するように弾発力を提供するトーションスプリング；をさらに含むことができる。

また、本発明の船舶用ハッチカバーは、前記ロックバーがロック解除され、前記トーションスプリングによって前記ハッチカバーが一部開放した状態で、前記ハッチカバーを完全開放させるために前方に回動させる動作によって、前記開放突起の前方回動動作に連動して前記側面ガイドバーの上端が上方から前方に回動し、前記ハッチカバーの開放動作を側面でガイドし、前記ハッチカバーの完全開放の際、前記開放突起が前記ガイド孔の支持段に支持されることによって前記ハッチカバーの開放状態を固定し、前記側面ガイドバーを上方に回動させる動作によって前記開放突起を前記支持段から離脱させれば、前記ハッチカバーの自重によって前方から下方に加速しながら回動し、前記ロックバーのロックによって前記ハッチカバーが前記ハッチフレームを遮蔽させ、前記ハッチカバーの下方回動の際、前記側面ガイドバーが前記開放突起の下方回動動作に連動して上端が前方から上方に回動し、前記ハッチカバーの遮蔽動作を側面でガイドすることができる。

また、本発明の船舶用ハッチカバーは、前記トーションスプリングの弾発力が、開放の際、前記ハッチカバーを１０°以上かつ４５°以下に瞬間的に開放可能にし、遮蔽の際、前記ハッチカバーの自重による下方回動動作を邪魔しないようにする範囲に設定されることができる。

また、本発明の船舶用ハッチカバーは、前記ロックバーの下部外周面に下方に移動するように弾発力を提供する圧縮スプリングがさらに備えられ、前記ハッチカバーの下方回動時に前記ロック溝に挿入されるように、前記ロックバーの下端は後側から前側に傾いたスライド面をなすことができる。

また、本発明の船舶用ハッチカバーは、前記ロックバーをロック解除するための第１取っ手の機能をするハンドルバーが前記ロックバーの上端部から前方にさらに伸び、前記ハッチカバーが前記トーションスプリングによって一部開放した状態で、前記ハッチカバーを前方に全く回動させるための第２取っ手の機能をする回動取っ手が前記ハッチカバーの前面にさらに備えられ、前記側面ガイドバーを上方に回動させて前記支持段から前記開放突起を離脱させるための第３取っ手の機能をする離脱突起が前記側面ガイドバーの上端にさらに形成されることができる。

前記課題の解決手段によって、本発明の船舶用ハッチカバー装置は、高い壁面に設置されたハッチカバーを小さな力で手軽く開閉することができる効果がある。

また、本発明の船舶用ハッチカバー装置は、ハッチカバーを開閉するに際して安全事故を防止することができる効果がある。

また、本発明の船舶用ハッチカバー装置は、ハッチカバーの反復的な開閉動作をガイドする別途の手段を設置して耐久性を向上させることができる効果がある。

本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置の遮蔽状態を示す斜視図である。本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置の開放状態を示す斜視図である。本発明の一実施例による側面ガイドバーの側面図である。本発明の一実施例によるロックバーの断面図である。本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置の開閉動作を説明する図である。本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置の開閉動作を説明する他の図である。本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置の開閉動作を説明するさらに他の図である。本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置の開閉動作を説明するさらに他の図である。本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置の開閉動作を説明するさらに他の図である。

以上のような本発明の解決しようとする課題、課題の解決手段、発明の効果を含む具体的な事項は以降に説明する実施例及び図面に開示されている。本発明の利点及び特徴、そしてそれを達成する方法は添付図面に基づいて詳細に説明する実施例から明らかになるであろう。

以下、添付図面に基づいて本発明をより詳細に説明する。

図１〜図４は本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置を説明する図である。具体的に、図１は本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置の遮蔽状態を示す斜視図、図２は本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置の開放状態を示す斜視図、図３は本発明の一実施例による側面ガイドバーの側面図、図４は本発明の一実施例によるロックバーの断面図である。

図１〜図４に示すように、本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置は、ハッチカバー１１０、ハッチフレーム１２０、ハッチヒンジ１３０、開放突起１４０及び側面ガイドバー１５０を含む。

ハッチカバー１１０は、船舶の艙口、昇降口、排気口などを選択的に開閉するために四角板状に形成される。また、ハッチカバー１１０は必要によって厚さの調節が可能である。ハッチカバー１１０の前面にはロックバー１６０を上下方に移動可能に支持するためのロックバー支持部１１１が上下方に沿って複数設けられる。

ハッチフレーム１２０は、ハッチカバー１１０を支持するために四角フレーム状に形成される。ハッチフレーム１２０の左側面には側面ガイドバー１５０を回動可能に締結するための締結軸が備えられ、ハッチフレーム１２０の下側面にはロックバー１６０と締結してロック機能を果たすロック溝１２２が形成される。ロック溝１２２はハッチフレーム１２０に直接備えられて締結されることができ、図１〜図９に示すように、ハッチフレーム１２０の中央下端に別途のロックフレーム１２１をさらに形成し、ロックフレーム１２１にロック溝１２２を別に形成することも可能である。さらに、図１及び図２はロックフレーム１２１の形状及び装着位置を板材状に概略的に示したもので、実質的には図４のようにロックバー１６０をロック固定するために、左右両側板材の間においてロック溝１２２の前側にロック段構造が備えられることができる。

ハッチヒンジ１３０はハッチカバー１１０とハッチフレーム１２０の上側面に備えられ、ハッチカバー１１０をハッチフレーム１２０に対して前方に回動可能に結合させる。

開放突起１４０はハッチカバー１１０の左側面または右側面のいずれか一側面（本発明の一実施例においては左側面）から側方に突出し、ハッチカバー１１０の開放動作に連動して前方に回動する。

側面ガイドバー１５０は上下方に伸びる板状に形成され、下端部がハッチフレーム１２０の一側面に回動可能に締結され、側面に沿って長孔型のガイド孔１５１が形成され、ガイド孔１５１の上部が後側にさらに伸びて支持段１５２を形成し、開放突起１４０と締結してハッチカバー１１０の開閉動作をガイドし、ハッチカバー１１０の開放状態を固定する。

このように、本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置は、ハッチカバー１１０に備えられる開放突起１４０と、ハッチフレーム１２０に備えられる側面ガイドバー１５０が互いに結合され、開放突起１４０がガイド孔１５１に沿ってスライドして移動する動作特性によって、ハッチフレーム１２０に対するハッチカバー１１０の開閉動作を容易にガイドすることができ、ハッチカバー１１０の開放状態も簡単に固定させることができる。

また、本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置は、ハッチカバー１１０の前面から上下方に移動可能に伸び、下端部がハッチフレーム１２０の下側フレーム中央に備えられるロック溝１２２に締結され、ハッチカバー１１０をハッチフレーム１２０に対してロック固定するロックバー１６０と、ハッチヒンジ１３０に備えられ、ロックバー１６０が上方に移動してロック解除されれば、ハッチカバー１１０が一部開放するように弾発力を提供するトーションスプリング１７０とをさらに含むことができる。

このように、ロックバー１６０によってトーションスプリング１７０の弾性が抑制された状態で、ロックバー１６０のロックが解除されれば、瞬間的な弾発力が作用して高重量のハッチカバー１１０を前方に少し押し上げることができる。これにより、手軽くハッチカバーを開放することができる。

ここで、トーションスプリング１７０の弾発力は、開放の際、ハッチカバー１１０を１０°以上かつ４５°以下に瞬間的に開放することができるようにし、遮蔽の際、ハッチカバー１１０の自重による下方回動動作を邪魔しないようにする範囲に設定されることが好ましい。

また、図４を参照すれば、ロックバー１６０の下部外周面には下方に移動するように弾発力を提供する圧縮スプリング１６１がさらに設けられ、ハッチカバー１１０の下方回動時にロック溝１２２に挿入されるように、ロックバー１６０の下端は後側から前側に傾いたスライド面をなすことが可能である。

具体的に、圧縮スプリング１６１はロックバー１６０の外周面に装着されるスプリング固定部１６２とハッチカバー１１０に設置されるロックバー支持部１１１との間でロックバー１６０をいつも下方に移動させようとする弾発力を発生させるようになる。加えて、ロックバー１６０の下端部が傾いた形状を成すことにより、自重によるハッチカバー１１０の下方回動の際、ロックバー１６０のスライド面とハッチフレーム１２０の外側面が接触して、ロックバー１６０が自然に上方に押し上げられ、続いて圧縮スプリング１６１の弾発力によってロックバー１６０が下方にさらに移動してロック溝１２２に自動で結合するようになる。

また、本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置は、ロックバー１６０をロック解除するための第１取っ手の機能をするハンドルバー１６３がロックバー１６０の上端部から前方にさらに伸び、ハッチカバー１１０がトーションスプリング１７０によって一部開放した状態で、ハッチカバー１１０を前方に全く回動させるための第２取っ手の機能をする回動取っ手１８０がハッチカバー１１０の前面にさらに設けられ、側面ガイドバー１５０を上方に回動させて支持段１５２から開放突起１４０を離脱させるための第３取っ手の機能をする離脱突起１５３が側面ガイドバー１５０の上端にさらに形成されることができる。

すなわち、後述する動作特性から分かるように、ハッチカバー１１０を開閉する動作において一部外部の人力が必要な半自動の作動システムをなしているので、人の手が触れない高い位置にある場合、作動棒（図示せず）でこれを簡単に３回くらい押し上げる動作だけで充分に開放及び遮蔽の動作を行うことができる。このように、作動棒で押し上げる動作をなだらかに行うために、本発明の一実施例においては、前記の構成要素をさらに含むようにする。一方、ハッチカバーが低く設置された場合には、取っ手を人の手で握って手軽く開閉動作を行うこともできる。

図５〜図９は本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置の開閉動作を説明する側面図である。

まず、図５を参照すれば、ハンドルバー１６３でロックバー１６０を押し上げる動作によってロック溝１２２からロックバー１６０を離脱させてロックを解除する。

ついで、図６を参照すれば、ロックバー１６０のロック解除直後、トーションスプリング１７０の弾発力によってハッチカバー１１０が１０°以上かつ４５°以下に瞬間的に一部開放するようになる。弾発による先開放動作によって後続の完全開放まで手軽く開放作動を行うことができる。

ついで、図７を参照すれば、ハッチカバー１１０を完全開放させるために、回動取っ手１８０を作動棒を用いるとか把持して前方に回動させる動作によって、側面ガイドバー１５０が開放突起１４０の下方からの前方への回動動作に連動して上端が上方から前方に回動して、ハッチカバー１１０の開放動作を側面でガイドする。開放突起１４０がガイド孔１５１に沿ってスライドしているうちに、ハッチカバー１１０の完全開放の際、開放突起１４０がガイド孔１５１の支持段に支持されることによってハッチカバー１１０の開放状態を固定するようになる。

ついで、図８を参照すれば、離脱突起１５３で側面ガイドバー１５０を上方に回動させる動作によって開放突起１４０を支持段から離脱させるようになる。

ついで、図９を参照すれば、離脱動作の直後、ハッチカバー１１０の自重によって前方から下方に加速しながら回動し、ロックバー１６０が自動でロック溝１２２に締結されてロックされることによって、ハッチカバー１１０がハッチフレーム１２０を遮蔽させる。この際、ハッチカバー１１０の下方回動の際、側面ガイドバー１５０が開放突起１４０の前方からの下方への回動動作に連動して上端が前方から上方に回動し、ハッチカバー１１０の遮蔽動作を側面でガイドすることができる。

このように、本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置は、高い壁面に設置されたハッチカバーを小さな力で手軽く開閉することができる利点がある。

また、本発明の一実施例による船舶用ハッチカバー装置は、ハッチカバーを開閉するに際して安全事故を防止することができる利点がある。

また、本発明の船舶用ハッチカバー装置は、ハッチカバーの反復的な開閉動作をガイドする別途の手段を設置して耐久性を向上させることができる利点がある。

このように、前述した本発明の技術的構成は本発明が属する技術分野の当業者が本発明の技術的思想または必須特徴を変更しなくても他の具体的な形態に実施することができるということを理解することが可能であろう。

したがって、以上説明した実施例は例示的なもので限定的なものではないことを理解しなければならなく、本発明の範囲は前記詳細な説明よりは後述する特許請求範囲によって決められ、特許請求範囲の意味及び範囲そしてその等価の概念から導出されるすべての変更または変形形態が本発明の範囲に含まれるものである。

本発明は、開閉動作が易しく、開放した状態を簡単に固定することができる船舶用ハッチカバー装置に適用可能である。

１１０ハッチカバー
１１１ロックバー支持部
１２０ハッチフレーム
１２１ロックフレーム
１２２ロック溝
１３０ハッチヒンジ
１４０開放突起
１５０側面ガイドバー
１５１ガイド孔
１５２支持段
１５３離脱突起
１６０ロックバー
１６１圧縮スプリング
１６２スプリング固定部
１６３ハンドルバー
１７０トーションスプリング
１８０回動取っ手

Claims

四角板状のハッチカバーと、
前記ハッチカバーを支持するために四角フレーム状に形成されるハッチフレームと、
前記ハッチカバーと前記ハッチフレームの上側面に備えられ、前記ハッチカバーを前記ハッチフレームに対して回動可能に結合させるハッチヒンジと、
前記ハッチカバーの左側面または右側面のいずれか一側面から側方に突出し、ハッチカバーの開放動作に連動して前方に回動する開放突起と、
上下方に伸びる板状に形成され、下端部が前記ハッチフレームの一側面に回動可能に締結され、側面に沿って長孔型のガイド孔が形成され、前記ガイド孔の上部が後側にさらに伸びて支持段を形成し、前記開放突起と締結して前記ハッチカバーの開閉動作をガイドし、前記ハッチカバーの開放状態を固定する側面ガイドバーと、
を含むことを特徴とする、船舶用ハッチカバー装置。
前記ハッチカバーの前面から上下方に移動可能に伸び、下端部が前記ハッチフレームの下側フレームの中央に備えられるロック溝に締結して前記ハッチカバーを前記ハッチフレームに対してロック固定するロックバーと、
前記ハッチヒンジに備えられ、前記ロックバーが上方に移動してロック解除されれば、前記ハッチカバーが一部開放するように弾発力を提供するトーションスプリングと、
をさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の船舶用ハッチカバー装置。
前記ロックバーがロック解除され、前記トーションスプリングによって前記ハッチカバーが一部開放した状態で、
前記ハッチカバーを完全開放させるために前方に回動させる動作によって、前記開放突起の前方回動動作に連動して前記側面ガイドバーの上端が上方から前方に回動し、前記ハッチカバーの開放動作を側面でガイドし、
前記ハッチカバーの完全開放の際、前記開放突起が前記ガイド孔の支持段に支持されることによって前記ハッチカバーの開放状態を固定し、
前記側面ガイドバーを上方に回動させる動作によって前記開放突起を前記支持段から離脱させれば、前記ハッチカバーの自重によって前方から下方に加速しながら回動し、前記ロックバーのロックによって前記ハッチカバーが前記ハッチフレームを遮蔽させ、
前記ハッチカバーの下方回動の際、前記側面ガイドバーが前記開放突起の下方回動動作に連動して上端が前方から上方に回動し、前記ハッチカバーの遮蔽動作を側面でガイドすることを特徴とする、請求項２に記載の船舶用ハッチカバー装置。
前記トーションスプリングの弾発力は、開放の際、前記ハッチカバーを１０°以上かつ４５°以下に瞬間的に開放可能にし、遮蔽の際、前記ハッチカバーの自重による下方回動動作を邪魔しないようにする範囲に設定されることを特徴とする、請求項３に記載の船舶用ハッチカバー装置。
前記ロックバーの下部外周面には下方に移動するように弾発力を提供する圧縮スプリングがさらに備えられ、
前記ハッチカバーの下方回動時に前記ロック溝に挿入されるように、前記ロックバーの下端は後側から前側に傾いたスライド面をなすことを特徴とする、請求項３に記載の船舶用ハッチカバー装置。
前記ロックバーをロック解除するための第１取っ手の機能をするハンドルバーが前記ロックバーの上端部から前方にさらに伸び、
前記ハッチカバーが前記トーションスプリングによって一部開放した状態で、前記ハッチカバーを前方に全く回動させるための第２取っ手の機能をする回動取っ手が前記ハッチカバーの前面にさらに備えられ、
前記側面ガイドバーを上方に回動させて前記支持段から前記開放突起を離脱させるための第３取っ手の機能をする離脱突起が前記側面ガイドバーの上端にさらに形成されることを特徴とする、請求項３に記載の船舶用ハッチカバー装置。