JP2004132140A - 自動ロック式通船ゲート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】二枚の扉体3,3のうちいずれか一方に、相手側の扉体3にまで延び出ていてこの扉体3の溝3cに係脱させ得る可倒式のロックピン5を、軸を中心として回動するように取り付ける。溝3cの直下には、押上部材であって前記ロックピン5と係合させ得る押上ピン5aを上下移動可能に配置する。二枚の扉体3,3には、各扉体3,3に対して摺動させ得るスライドアーム6を前後方向に取り付ける。このスライドアーム6の前後両端には、船舶保護材7,7を取り付ける。また、このスライドアーム6には、ブイプレート8を取り付け、このブイプレート8に圧縮ばね8aを備える。ブイプレート8の上縁部にV字形の傾斜面8bを形成し、この傾斜面8bに前記押上ピン5aの下端を係合させる。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、貯水池やダム湖等の取水口に塵芥や流木などが流れ込むのを防止するためにその前方に設けられる流木止め設備などに用いられる通船ゲート、さらに詳しくは、通船により扉体を自動的に開扉し、通船後自動的に施錠、ロックできる形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
貯水池やダム湖等に設置されている流木止め設備Aの途中には、図1に示すように、集塵船や巡視船が通過できるように通船ゲートBが設けられ、常時は閉じていて塵芥、流木などが流れるのを阻止し、通船時はゲートを開いて船を通す役目をしている。
この通船ゲートBは、従来、図9及び図10に示すように、流木止め設備Aの途中にフロート1により半水没状に支持される枠体2を配置し、該枠体2に取り付けた扉支持金具2b’に扉体3を支持させ、それを片開き又は観音開きさせ得るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この扉体3は施・解錠させ得るようになっており、従来の場合には、図11に示すように、扉体3の上部に位置させた可倒式の錠部材Cを手動(手あるいはボートフックその他のもの)で開閉させる方式であった。すなわち、通船時には船の前側から作業員が手動で錠部材Cを図11の点線で示すように起こして解錠し、船舶の推進力で解錠後の扉体3を開扉し、通船後再び作業員が手動で錠部材Cを図11の実線で示すように倒して施錠する方式であった。従って、通船開始から完了までに時間を要するのみならず、扉体3を施・解錠するための錠部材Cの開閉作業時に作業員が落水する可能性があった。また、従来の場合には、施・解錠作業が手動で行われるため、船舶には操縦士のほかに施・解錠作業を行う人員が必要であった。
【0004】
これらの欠点を解消するために、船舶の推進力だけで解錠、開扉されるようにし、作業員の安全性の向上を図るとともに電動機等扉体を自動的に開扉するための機器を備えたものに比べて安価となるようにしたものとして、開閉部分における被固定側となる扉体に、防舷フロートと、この防舷フロートを船舶の船首が押したとき扉体に対してスライドさせ得るロックピン軸とを、相手側の扉体に、前記ロックピン軸の先端に備えられているロックピンを係脱させ得るロック金具を備えたものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−129540号公報(第2〜5頁、第2〜6図)
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明も船舶の推進力だけで解錠、開扉されるようにしたものであって、特許文献1に示す機構とは異なる機構を採用したものである。すなわち、本発明は、フロートにより半水没状に支持される枠体を有し、この枠体に開閉自在の扉体を取り付けた通船ゲートにおいて、開閉部分における固定側に、被固定側となる扉体にまで延び出ていてこれと係脱させ得る可倒式のロック部材が備えられ、前記扉体には、通船時において船舶が船舶保護材を押したとき前記ロック部材と係合して被固定側となる扉体に対するロック部材の係合を自動的に解き、通船後の閉扉時において被固定側となる扉体に前記ロック部材を自動的に係合させる自動ロック手段が備えられている。
【0007】
通船時において、船舶が船舶保護材を押すと、それに連動して被固定側となる扉体と係合しているロック部材の係合が自動的に解け、自動的に解錠することができる。通船後閉扉されると、自動ロック手段により、被固定側となる扉体に前記ロック部材が自動的に係合せしめられ、自動的に施錠、ロックできる。すなわち、通船により扉体を自動的に開扉し、通船後自動的に施錠、ロックできる。
このように、船舶の推進力だけで解錠することができるから、作業員の安全性の向上を図ることができるのみならず、利便性が大幅に向上する。また、電動機等扉体を自動的に開扉するための高価な機器を備えていないから、そのような機器を備えたものに比べて安価となる。
【0008】
自動ロック手段を、船舶保護材に取り付けられていて船舶がこの船舶保護材を押したとき扉体に対して摺動させ得るスライドアームと、このスライドアームに取り付けられたブイプレートと、被固定側となる扉体と係脱させ得るロック部材と係合する押上部材と、前記ブイプレートに備えられている圧縮ばねと、通船後の閉扉時において前記ロック部材を扉体の溝に導く案内部材とで構成し、前記ブイプレートの傾斜面を前記押上部材と係合させておくのがよい。
【0009】
通船時において、船舶が船舶保護材を押すと、それに連動して扉体に対してスライドアームが摺動し、このスライドアームに取り付けられているブイプレートも同じ方向に移動する。この時、ブイプレートの傾斜面が押上部材を押し上げるので、被固定側となる扉体に係合していたロック部材がこの押上部材により押し上げられ、被固定側となる扉体に対するロック部材の係合が自動的に解け、船舶の推進力だけで自動的に解錠することができる。そして、船舶の推進力でその扉体を開扉することができる。
【0010】
通船後は船舶が船舶保護材を押さなくなるから、ブイプレートに備えられている圧縮ばねの反撥力によりスライドアームは元の位置に戻り、それに伴ってブイプレートも元の位置へと摺動し、押上部材を下げる。そして、通船後開いていた扉体が閉まると、それに応じて案内部材がロック部材を扉体の溝に導き、やがてロック部材はその溝に係合せしめられ、自動的に施錠、ロックできる。
このように、極めて簡単かつ安価な自動ロック手段を用いて、通船により扉体を自動的に開扉し、通船後自動的に施錠、ロックできる。
なお、この場合においては、船舶が船舶保護材を押すことによる水平運動が、スライドアームに取り付けられているブイプレートの傾斜面により上下運動に変換され、さらに、これがロック部材の回転運動に変換されることになる。
【0011】
開扉された扉体を自動的に閉扉する手段を備え、この手段による閉扉に応じてロック部材を被固定側となる扉体に自動的に係合させて施錠、ロックし得るようになっていることが望ましい。
この場合には、開扉された扉体を自動的に閉扉する手段により、開扉された扉体は自動的に閉扉される。そして、この閉扉に応じてロック部材が被固定側となる扉体に自動的に係合し、自動的に施錠、ロックできる。
【0012】
開扉された扉体を自動的に閉扉する手段を、枠体に扉体を開閉自在に取り付けるためのテーパー型ヒンジと、このヒンジの枢軸に取り付けられている圧縮ばねとねじりばねとで構成するとよい。
この場合には、テーパー型ヒンジにより枠体に取り付けられている扉体が、このヒンジの枢軸に取り付けられている圧縮ばねの圧縮力とねじりばねのねじり力により、テーパー型ヒンジの枢軸を中心にして自動的に閉まる。従って、開扉された扉体を自動的に閉扉することができる。
【0013】
開扉された扉体を自動的に閉扉する手段を、枠体に扉体を開閉自在に取り付けるために通常用いられるヒンジの枢軸に取り付けられている圧縮ばねとねじりばねと補助的に扉体から吊り下げられているウエイトとで構成するとよい。
この場合には、通常のヒンジにより枠体に取り付けられている扉体が、このヒンジの枢軸に取り付けられている圧縮ばねの圧縮力とねじりばねのねじり力と補助的に扉体から吊り下げられているウエイトの重みにより、通常用いられるヒンジの枢軸を中心にして自動的に閉まる。従って、開扉された扉体を自動的に閉扉することができる。
【0014】
開扉された扉体を自動的に閉扉する手段を、扉体から吊り下げられているウエイトのみで構成してもよい。この場合には、扉体から吊り下げられているウエイトの重みのみの極めて簡単な機構で、開扉された扉体を自動的に閉扉することができる。
【0015】
開扉された扉体を自動的に閉扉する手段を、扉体から枠体内に延び出させたワイヤロープを枠体内で掛架する動滑車とこれに取り付けられているウエイトとで構成してもよい。この場合には、たとえ水深がない場合でもウエイトが着底しないため、扉体の自動閉扉が可能となり、扉体からウエイトを吊り下げる場合に比べて極めて有利である。
【0016】
本発明は、片開き式の扉、観音開き式の扉のいずれにも適用できる。片開き式の扉に適用する場合には、開閉部分における固定側に、被固定側となる扉体、すなわち、開扉側にまで延び出ていてこれと係脱させ得る可倒式のロック部材を設け、前記扉体には、通船時において船舶が船舶保護材を押したとき前記ロック部材と係合して被固定側となる扉体に対するロック部材の係合を自動的に解き、通船後の閉扉時において被固定側となる扉体に前記ロック部材を自動的に係合させる自動ロック手段を設けておけばよい。
観音開き式の扉に適用する場合には、二枚の扉体のうちの一方をもう一方の扉体に固定できればよいから、この場合には、二枚の扉体のうちいずれか一方に、相手側の扉体にまで延び出ていてこれと係脱させ得る可倒式のロック部材を設け、前記二枚の扉体のうち少なくともいずれか一方に、通船時において船舶が船舶保護材を押したとき前記ロック部材と係合して相手側の扉体に対するロック部材の係合を自動的に解き、通船後の閉扉時において相手側の扉体に前記ロック部材を自動的に係合させる自動ロック手段を設けておけばよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を、図面に基いて詳細に説明する。
流木止め設備Aは、図1に示すように、貯水池やダム湖等の取水口の前方に設置されるものであり、その途中には通船ゲートBが設けられている。
図2、図3に、本発明の通船ゲートBの概要を示す。なお、図9〜図11に示す従来のものと根本的に異なる所は船舶の推進力だけで解錠して再び施錠できるか否かの点のみであるから、それ以外で両者共通するものについては同じ図面符号を付すこととする。
【0018】
ここに示す通船ゲートBは、左右二つのフロート1,1により半水没状に支持されるU字状の枠体2が配置され、該枠体2にテーパー型ヒンジ2bを介して観音開き式に開閉させ得る二枚の扉体3,3を設け、両扉体3,3を施・解錠し得るようにしたものである。左右二枚の扉体3,3は、図2の実線と鎖線とで示すように開閉自在である。テーパー型ヒンジ2bの枢軸には、図7に示すように、圧縮ばね10とねじりばね11とが取り付けられており、この圧縮ばね10の圧縮力とねじりばね11のねじり力により、両扉体3,3はテーパー型ヒンジ2bの枢軸を中心にして自動的に閉まるようになっている。すなわち、開扉された扉体を自動的に閉扉することができる。なお、枠体2にはプラットホーム2aが設けられている。
【0019】
両扉体3,3はそれぞれの扉枠3a,3aに網3b,3bを張ったもので、その高さは流木止め設備Aの高さと同じにしてある。また、両扉体3,3にはフロート4,4を取り付けて水中重量を減ずるようにしてある。なお、網3bの周縁部は結束ロープで扉枠3aに結び付けてある。
両扉体3,3のうちの一方の扉体(図2〜図5の右側の扉体)には、相手側の扉体(図2〜図5の左側の扉体)にまで延び出ていてこれと係脱させ得る可倒式のロックピン5が軸を中心として回動し得るように取り付けられている。このロックピン5は両扉体3,3にそれぞれ形成されている溝3c,3cに嵌合させることができるロック部材であって、これが相手側の扉体3の溝3cに嵌合すると、その扉体3をロックすることになる。両扉体3,3にそれぞれ形成されている溝3c,3cの直下には、押上部材であってロックピン5と係合させ得る押上ピン5aが上下移動可能に配置されている。
【0020】
左右二枚の扉体3,3には、各扉体3,3に対して摺動させ得るスライドアーム6,6が前後方向(図4では、上下方向、図6では、左右方向)に取り付けられている。そして、このスライドアーム6の前後両端には、取付腕6aを介して船舶保護材7,7が図4において左右一対に、図6において上下二段に取り付けられている。
また、このスライドアーム6には、図6に示すように、ブイプレート8が取り付けられている。このブイプレート8には、左右に2つの圧縮ばね8a,8aが備えられている。一方、ブイプレート8の上緑部には図6においてV字形の傾斜面8bが形成されており、この傾斜面8bに前記押上ピン5aの下端が係合させてある。
【0021】
また、前記扉体3の上端部には、図4に示すように、前記溝3cが中心となるように平面菱形となる枠状の案内部材9が取り付けられている。この案内部材9には、図6に示すように、通船後の閉扉時において扉体3,3にそれぞれ形成されている溝3c,3cに前記ロックピン5を導くための傾斜面9aが形成されている。
以上述べた装置が、通船時において船舶Cが船舶保護材7を押したときロック部材であるロックピン5と係合して相手側の扉体3に対するロックピン5の係合を自動的に解き、通船後の閉扉時において相手側の扉体3に前記ロックピン5を自動的に係合させる自動ロック手段である。
【0022】
通船ゲートBとなる閉扉状態の左右二枚の扉体3,3に、図2及び図6(a)の矢印方向から船舶Cが近づいてきて、図6(b)に示すようにいずれか一方の船舶保護材7を押すと、それに連動して扉体3に対してスライドア−ム6が図6の左側に向って摺動し、このスライドアーム6に取り付けられているブイプレート8も同じ方向に移動する。この時、ブイプレート8の傾斜面8bが、図6(b)に示すように、押上部材である押上ピン5aを押し上げるので、両扉体3,3にそれぞれ形成されている溝3c,3cに係合していたロック部材であるロックピン5がこの押上ピン5aにより押し上げられて図6(c)に示すように溝3cから外れ、少なくとも被固定側となる扉体3(図2〜図5の左側に現れる)に対するロックピン5の係合が自動的に解け、船舶Cの推進力だけで自動的に解錠することができる。そして、船舶Cの堆進力でその扉体3,3を開扉することができる。
【0023】
通船後は船舶Cが船舶保護材7を押さなくなるから、ブイプレート8に備えられている圧縮ばね8aの反撥力により、スライドアーム6は図6(c)に示すように元の位置に戻り、それに伴ってブイプレート8も元の位置へと摺動して最も低い位置で押上ピン5aと係合することになるから、この押上ピン5aを下げる。
そして、通船後開いていた扉体3が閉まると、それに応じて案内部材9の傾斜面9aがロックされていないロックピン5を、図6(c)のP1からP2を経て矢印で示すように扉体3,3の溝3c,3cに導き、やがてロックピン5は図6(a)に示すように自重でその溝3cに落ちて係合せしめられることになり、自動的に施錠、ロックすることができる。
【0024】
このように、通船により二枚の扉体3,3を自動的に開扉し、通船後自動的に施錠、ロックすることができる。この場合において、船舶Cが船舶保護材7を押すことによる水平運動が、スライドアーム6に取り付けられているブイプレート8の傾斜面8bにより上下運動に変換され、さらに、これがロック部材であるロックピン5の回転運動に変換されることになる。
二枚の扉体3,3を開扉するに当っては、船舶Cの推進力だけで解錠することができるから、作業員の安全性の向上を図ることができるのみならず、利便性が大幅に向上する。また、電動機等扉体を自動的に開扉するための高価な機器を備えていないから、そのような機器を備えたものに比べて安価となる。
【0025】
本通船ゲートにおいては、開扉された扉体3を自動的に閉扉する装置が備えられている。
この装置の一例としては、図7に示すように、観音開き式に開閉させ得る二枚の扉体3,3を前記枠体2に取り付けるためのテーパー型ヒンジ2bとこのテーパー型ヒンジ2bの枢軸に取り付けられている圧縮ばね10とねじりばね11とを挙げることができる。この圧縮ばね10の圧縮力とねじりばね11のねじり力により、開いている両扉体3,3をテーパー型ヒンジ2bの枢軸を中心にして自動的に閉じることができる。すなわち、開扉された扉体を自動的に閉扉することができる。
【0026】
開扉された扉体を自動的に閉扉する装置として、上記の場合とは別に、枠体2に扉体3を開閉自在に取り付けるために通常用いられるヒンジ(例えば、図9、図10において、図面符号2b’で示す扉支持金具など)の枢軸に取り付けられている圧縮ばねとねじりばねと補助的に扉体3から吊り下げられているウエイト12とを挙げることができる。この場合には、通常用いられるヒンジにより枠体2に取り付けられている扉体3が、このヒンジの枢軸に取り付けられている圧縮ばねの圧縮力とねじりばねのねじり力と補助的に扉体3から吊り下げられているウエイト12の重みにより、通常のヒンジの枢軸を中心にして自動的に閉まる。従って、開扉された扉体を自動的に閉扉することができる。
【0027】
開扉された扉体を自動的に閉扉する装置として、扉体3から吊り下げられているウエイト12を用いてもよい。この場合には、扉体から吊り下げられているウエイトの重みのみの極めて簡単な機構で、開扉された扉体を自動的に閉扉することができる。
【0028】
ウエイト12を設ける場合においては、本発明の一例を示す図3及び従来例を示す図10に示すように、左右二枚の扉体3,3の下方にそれらに対応させてワイヤ取付金具13,13を取り付け、これによりウエイト12を吊り下げるためのワイヤロープ14を左右二枚の扉体3,3にそれぞれ定着するとともに、各ワイヤロープ14,14の途中を前記枠体2にそれぞれ取り付けたガイドローラ15,15に掛架してある場合が多い。本実施形態の場合も従来例を示す図10の場合も、ウエイト12を取り付ける方式は同じである。従って、同じ部材については同じ図面符号で示してある。
左右二枚の扉体3,3を押し開いて船舶Cが通過すると、ウエイト12の重みによって左右二枚の扉体3,3を自動的に閉じることができる。
【0029】
また、図3及び図10に示す場合とは異なるウエイト取付方式も考えられる。例えば、図8に示すように、左右二枚の扉体3,3の下方にそれらに対応させてワイヤ取付金具13a,13aを取り付け、これによりワイヤロープ14aの一端を左右二枚の扉体3,3にそれぞれ定着するとともに、各ワイヤロープ14a,14aの途中を前記枠体2内に配置した方向転換ローラ15aにより水平状に延び出させ、さらに、別の方向転換ローラ15aにより直角に方向転換させて枠体2の垂直方向上端近くまで延長し、この枠体2の上端近くに配置した別の方向転換ローラ15aによりさらに方向転換させるとともに、動滑車16に掛架した後の端部を枠体2の上端近くに定着し、前記動滑車16にウエイト12aを取り付けた場合を挙げることができる。
【0030】
この方式は、少なくとも各ワイヤロープ14a,14aの途中以遠とウエイト12aとを枠体2内に収納できるようにしたものである。この方式を採用した場合には、たとえ水深がない場合でもウエイト12aが着底しないため、扉体3の自動閉鎖(自動閉扉)が可能となり、この点において、扉体3からウエイト12を吊り下げる場合に比べて極めて有利である。
【0031】
扉体3が閉扉しているとき、両ウエイト12a,12aは図8の実線の位置にあり、船舶Cにより左右二枚の扉体3,3が押し開かれると、両ワイヤロープ14a,14aは引き出され、それに伴って両ウエイト12a,12aは図8の鎖線の位置にくる。
左右二枚の扉体3,3を押し開いて船舶Cが通過すると、各ウエイト12a,12aの重みによって左右二枚の扉体3,3を自動的に閉じることができる。左右二枚の扉体3,3が閉じると、図8の鎖線の位置にあった両ウエイト12a,12aは図8の実線の位置に戻る。
【0032】
上に例示したように、開扉された扉体を自動的に閉扉する装置が備えられていると、通船後、開扉された左右二枚の扉体3,3は上述したように自動的に閉扉するとともに、閉扉された図2〜図5の右側の扉体3に取り付けられているロックピン5が、回転運動に変換されて上述したように両扉体3,3にそれぞれ形成されている溝3c,3cに自動的に嵌まり込み、自動的に施錠、ロックすることができる。
【0033】
そして、ここに示す場合には、通船ゲートBを船舶Cが通過する際、その推進力だけで左右二枚の扉体3,3を解錠、開扉することができ、逆に、通船後においては、左右二枚の扉体3,3を自動的に施錠、ロックすることができる。従って、左右二枚の扉体3,3の解錠、開扉ならびに施錠作業の安全性を向上させることができるのみならず、利便性が大幅に向上する。また、電動機等扉体3を自動的に開扉するための高価な機器を備えていないから、それらを備えたものに比べて安価となる。
【0034】
ここには、観音開き式の二枚扉に本発明を適用した場合を例示した。この場合には、二枚の扉体3,3のうちの一方をもう一方の扉体3に固定できれば良いから、この場合には、二枚の扉体3,3のうちのいずれか一方(例えば、図2〜図5の右側に現れる扉体3)に、ロックピン5を取り付け、少なくとも相手側の扉体(図2〜図5の左側に現れる扉体3)に、前記ロックピン5を嵌め込むための溝3cを形成しておけばよい。
開閉部分における被固定側と開閉部分における固定側との位置関係を逆にしても良く、その場合には、ロックピン5を設ける位置と、前記溝3cを設ける位置とを逆にすれば良い。
【0035】
また、本発明はここに例示した観音開き式の二枚扉の場合のほか、片開き式の一枚扉にも適用することができる。この場合には、観音開き式の二枚扉の場合とは異なって枠体2に扉体3を固定するのが普通であり、片開き式の一枚扉にロックピン5を設け、枠体2側に溝3cを設ける。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の通船ゲートによれば、船舶の堆進力だけで解錠することができるから、作業員の安全性の向上を図ることができるのみならず、利便性が大幅に向上する。また、電動機等扉体を自動的に開扉するための高価な機器を備えていないから、そのような機器を備えたものに比べて安価となる。
【0037】
請求項2記載の通船ゲートによれば、極めて簡単かつ安価な自動ロック手段を用いて、通船後、開扉された扉体が自動的に閉扉するとともに、閉扉された扉体を自動的に施錠、ロックできる。また、船舶の堆進力だけで解錠することができるから、作業員の安全性の向上を図ることができるのみならず、利便性が大幅に向上する。さらに、電動機等扉体を自動的に開扉するための高価な機器を備えていないから、そのような機器を備えたものに比べて安価となる。
【0038】
請求項3記載の通船ゲートによれば、開扉された扉体を自動的に閉扉する手段により、開扉された扉体を自動的に閉扉し、この閉扉に応じてロック部材を被固定側となる扉体に自動的に係合し、自動的に施錠、ロックできるので、施錠に便ならしめ得る効果がある。
【0039】
請求項4記載の通船ゲートによれば、テーパー型ヒンジとこのヒンジの枢軸に取り付けられている圧縮ばねの圧縮力とねじりばねのねじり力により、開扉された扉体を自動的に閉扉することができるから、ロック部材が少なくとも相手側の扉体に施錠、ロックされた閉扉状態を自動的に維持できる効果がある。
【0040】
請求項5記載の通船ゲートによれば、通常用いられるヒンジとこのヒンジの枢軸に取り付けられている圧縮ばねの圧縮力とねじりばねのねじり力と補助的に扉体から吊り下げられているウエイトの重みにより、開扉された扉体を自動的に閉扉することができるから、ロック部材が少なくとも相手側の扉体に施錠、ロックされた閉扉状態を自動的に維持できる効果がある。
【0041】
請求項6記載の通船ゲートによれば、扉体から吊り下げられているウエイトの重みのみで、開扉された扉体を自動的に閉扉することができるから、ロック部材が少なくとも相手側の扉体に施錠、ロックされた閉扉状態を極めて簡単な機構で自動的に維持できる効果がある。
【0042】
請求項7記載の通船ゲートによれば、たとえ水深がない場合でもウエイトが着底しないため、扉体の自動閉鎖(自動閉扉)が可能となり、この点において、扉体からウエイトを吊り下げる場合に比べて極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】通船ゲートを有する流木止め設備の設置状態を示す平面図である。
【図2】本発明の通船ゲートの一例を示す平面図である。
【図3】本発明の通船ゲートの一例を示す正面図である。
【図4】本発明の通船ゲートの一部を拡大して示す平面図である。
【図5】本発明の通船ゲートの解錠、施錠状態を示す概略図で、ロック部材であるロックピンで施錠されている状態を実線で、解錠されている状態を鎖線で示す。
【図6】本発明の通船ゲートの作動状態を段階的に示す概略図である。
【図7】本発明の通船ゲートにおける、開扉された扉体を自動的に閉扉する装置の一例を示す拡大正面図である。
【図8】開扉された扉体を自動的に閉扉するための別の装置を備えている通船ゲートを示す正面図である。
【図9】従来の通船ゲートの一例を示す平面図である。
【図10】従来の通船ゲートの一例を示す正面図である。
【図11】従来の手動による施・解錠装置の一例を示す拡大正面図である。
【符号の説明】
2…枠体、2b…テーパー型ヒンジ、3…扉体、3c…溝、5…ロックピン、5a…押上ピン、6…スライドアーム、7…船舶保護材、8…ブイプレート、8a…圧縮ばね、8b…傾斜面、9…案内部材、9a…傾斜面、10…圧縮ばね、11…ねじりばね、12,12a…ウエイト、13,13a…ワイヤ取付金具、14,14a…ワイヤロープ、15…ガイドローラ、15a…方向転換ローラ、16…動滑車、A…流木止め設備、B…通船ゲート、C…船舶。
Claims (7)
- フロートにより半水没状に支持される枠体を有し、この枠体に開閉自在の扉体を取り付けた通船ゲートにおいて、開閉部分における固定側に、被固定側となる扉体にまで延び出ていてこれと係脱させ得る可倒式のロック部材を備え、前記扉体には、通船時において船舶が船舶保護材を押したとき前記ロック部材と係合して被固定側となる扉体に対するロック部材の係合を自動的に解き、通船後の閉扉時において被固定側となる扉体に前記ロック部材を自動的に係合させる自動ロック手段を備えたことを特徴とする自動ロック式通船ゲート。
- 自動ロック手段が、船舶保護材に取り付けられていて船舶がこの船舶保護材を押したとき扉体に対して摺動させ得るスライドアームと、このスライドアームに取り付けられたブイプレートと、被固定側となる扉体と係脱させ得るロック部材と係合する押上部材と、前記ブイプレートに備えられている圧縮ばねと、通船後の閉扉時において前記ロック部材を扉体の溝に導く案内部材とで構成され、前記ブイプレートの傾斜面を前記押上部材と係合させたことを特徴とする請求項1記載の自動ロック式通船ゲート。
- 開扉された扉体を自動的に閉扉する手段を備え、この手段による閉扉に応じてロック部材を被固定側となる扉体に自動的に係合させて施錠し得るようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載の自動ロック式通船ゲート。
- 開扉された扉体を自動的に閉扉する手段が、枠体に扉体を開閉自在に取り付けるためのテーパー型ヒンジと、このヒンジの枢軸に取り付けられている圧縮ばねとねじりばねとで構成されることを特徴とする請求項3記載の自動ロック式通船ゲート。
- 開扉された扉体を自動的に閉扉する手段が、枠体に扉体を開閉自在に取り付けるために通常用いられるヒンジの枢軸に取り付けられている圧縮ばねとねじりばねと補助的に扉体から吊り下げられているウエイトとで構成されることを特徴とする請求項3記載の自動ロック式通船ゲート。
- 開扉された扉体を自動的に閉扉する手段が、扉体から吊り下げられているウエイトのみで構成されることを特徴とする請求項3記載の自動ロック式通船ゲート。
- 開扉された扉体を自動的に閉扉する手段が、扉体から枠体内に延び出させたワイヤロープを枠体内で掛架する動滑車とこれに取り付けられているウエイトとで構成されることを特徴とする請求項3記載の自動ロック式通船ゲート。
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