JPS5853913Y2 - 扉開閉装置 - Google Patents

扉開閉装置

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Publication number
JPS5853913Y2
JPS5853913Y2 JP1662279U JP1662279U JPS5853913Y2 JP S5853913 Y2 JPS5853913 Y2 JP S5853913Y2 JP 1662279 U JP1662279 U JP 1662279U JP 1662279 U JP1662279 U JP 1662279U JP S5853913 Y2 JPS5853913 Y2 JP S5853913Y2
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JP
Japan
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door
opening
lever
cable
closing
Prior art date
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Expired
Application number
JP1662279U
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English (en)
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JPS55117574U (ja
Inventor
利治 田中
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP1662279U priority Critical patent/JPS5853913Y2/ja
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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は構造物の壁面に設けられた開口を蔽う二つ折り
の扉を開閉する装置に関する。
構造物の壁面に設けられた開口を蔽う扉としては種々の
ものがあるが、構造物によっては開いた扉を開口の邪魔
とならなC・ように収める空間を開口の側方に確保でき
ない場合がある。
このような場合には二つ折りにして開口の上方に畳める
ような扉か゛採用される。
第1〜3図に示すように、船舶の上部甲板01と下部甲
板02との間の壁面03に設けられた開口04を蔽う扉
05は、壁面63の上部を回転自在に止められ開口04
の上部を蔽う上部扉06と前記開口O4の下部を蔽う下
部扉07とを油圧式のトルクヒンジ08で連結してなっ
ており、扉05は前記トルクヒンジ08の作動により第
3図中二点鎖線で示す如く上部扉06と下部扉07とが
開口04の上側で折り畳まれて開放状態とされ、或いは
図面中実線で示す如く壁面03に沿って伸びて閉鎖状態
とされる。
このように従来の折り畳み式の扉の開閉はトルクヒンジ
により行なっているが、トルクヒンジは注文生産であり
、注文から納入までに長期間(約4ケ月)を要し、又非
常に高価(1台約300万円)で扉装置全体の価格の士
を占めていた。
従ってトルクヒンジは改造船や修繕船等あまり費用をか
けずしかも短期間に納入する必要のある船には到底使用
できなかった。
本考案は二つ折りの扉を開閉するトルクヒンジには上述
の如く欠点があったことに鑑みなされたもので、安価で
且つ容易にととのえることのできる扉開閉装置を提供す
ることを目的とするもので、その構成は、構造物の壁面
に設けられた開口の上方に回転自在に支持され前記開口
の上部を蔽う上部扉と前記開口の下部を蔽う下部扉とを
蝶番連結し、前記上部扉の内側に一端か係合する扉押出
しレバーを前記壁面上に支点をとって支持し、前記開口
の上方において構造物に巻き上げ手段を設置すると共に
該巻き上げ手段により巻き上げられる索条を前記下部扉
の下部及び前記扉押出しレバの他端に掛は渡してなるこ
とを特徴とする。
次に本考案に係る扉開閉装置の一実施例を図面第4〜1
0図に基づき詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施例では船舶の上下の甲板間の壁面
に設けられた開口を蔽う扉に本考案を実施したものを挙
げているが、本考案は船舶に限らず他の構造物に設けら
れた開口を蔽う二つ折りの扉にも適用可能である。
船舶例えばカーフェリー等の上部甲板1と下部甲板2と
を結ぶ壁面3に設けられた開口4を蔽う扉5は開口4の
上部を蔽う上部扉6と開口4の下部を蔽う下部扉7とか
らなっている。
上部扉6はその上部二個所に固着されたアーム8を前記
開口4の上方における壁面3上に設けられたアーム受台
9に支持ピン10で止めて、支持ピン10を中心として
回転自在に吊り下げ支持されている。
上部扉6の下部内側二個所にはヒンジプレート11が取
付けられ、又前記下部扉7の上部内側二個所にもヒンジ
プレー1・12が取付けられ、これらヒンジプレー)
11.12はピンジンを13で連結されている。
つまり上部扉6と下部扉7とは互いに回動して二つ折り
にできるように蝶番連結されているのである。
前記上部扉6の上部中央には受は金具14が一体に具え
付けられている。
一方前記開口4の幅方向中央上方の壁面3にレバー受台
15が設けられ、L字形の扉押出しレバー16がそのコ
ーナ一部を前記レバー受台15にピン17で止めて回転
自在に支持されている。
扉押出しレバー16の一端部はピン18により回転自在
な係合ローラ19を具え、このローラ19を介して前記
受は金具14の内側に係合している。
扉押出しレバー16の他端部にはレバー用シーブ20が
回転自在にピン21で゛止められている。
尚前記レバー受台15には扉押出しレバー16の作動範
囲を制約するためのストッパ22が設けられている。
前記下部扉7の下部両側面にはピン軸23が突設され、
これらピン軸23にはそれぞれホイール24とシーブ2
5とが回転自在に並設されている。
前記コイール24は扉開放時下部層7の移動を円滑にす
るためのもので、開口4両側の壁面3に敷設されたレー
ル26に接触している。
レール26の上部には下部扉7が必要以上に移動しない
ようにホイール24を止めるストッパ27か゛設けられ
ている。
又レール26の下部前面には下部扉7の始動時ホイール
24が外方へ飛出さないようにジャンプ止め28が設け
られている。
上部甲板1の壁面3寄りの縁左右両側には水平軸回りに
回転自在な導滑車29が二つずつ設けられ、これらの間
には水平軸回りに回転自在な導滑車30が二つ設けられ
ている。
前記導滑車29の後方には略垂直軸回りに回転自在な導
滑車31.32が前後及び左右に位置をずらして設けら
れ、前側に位置する左右の導滑車31の間には垂直軸回
りに回転自在な導滑車33が二つ並べて設けられ、後側
の左右の導滑車32の間には以上挙げた導滑車29〜3
3を介して下部扉7両側のシーブ25及び扉押出しレバ
ー16のレバー用シーブ20に掛は渡されているワイヤ
ロープ等の索条34を巻き」二げる巻き上げ手段として
扉開閉用ウエンチ(小形ウエンチ、ジガウインチ等)3
5が設置されている。
第4゜7図及び第10図を参照し7て索条34の巻き掛
は状態を一方の側から追って行くと、扉開閉用ウィンチ
35に繋留されている索条34は導滑車32及び導滑車
29の一つを経て壁面3に沿って下方に伸ばされ、下部
扉7の一方の側のシーブ25に掛けられ、上方に戻って
もう一つの導滑車29を経、更に導滑車31及び導滑車
33を経て中央に導かれ、導滑車30の一つを経てレバ
ー用シーブ20に掛けられ、導滑車30の他の一つ及び
導滑車31を経て他方側に導かれ、他方側において導滑
車31.導滑車29の一つを経て壁面3に沿って下方に
伸ばされ、下部扉7の他方の側のシーブ25に掛けられ
、上方に戻って導滑車29の他の一つを経、更に導滑車
32を経て扉開閉用ウエンチ35に繋留されている。
従って、扉開閉用ウエンチ35が作動して索条34が巻
き上げられれば、レバー用シーブ20を介して扉押出し
レバー16には上部扉6を外側へ押し出す向きの力が作
用し、又下部扉7のシーブ25には上向きの力か′作用
する。
前記扉開閉用ウィンチ35は図示されていない圧力源か
らの圧力流体の供給によって作動され、その操作は上部
甲板1に設置されている操作スタンド36によってなさ
れる。
下部扉7の下端面にはガイド37が突設され、下部甲板
2上の前記ガイド37に対応する位置にはり’J −)
38が設けられ、扉閉鎖時前記ガイド37が前記クリ
ート38に接触し扉5を定位置へ導くようにしている。
又扉5の周囲及び上部扉6の下端面には水密パツキン3
9が設けられ、下部甲板2、壁面3及び下部扉7の上端
面にはパツキン当り40が設けられ、扉閉鎖時パツキン
39とパツキン当り40とが密着して扉5の周囲及び上
部扉6と下部扉7との合わせ部を密閉するようになって
いる。
更に、開口4の上部及び両側部には締付シリンダ41に
より作動される扉締付金具42が具えられ、扉閉鎖時扉
締付金具42が扉5の内側の上部及び側部に係合して扉
5を強く壁面3側に押し付けるようになっている。
次に本装置による扉5の開閉について説明する。
閉鎖状態にある扉5を開放するには、先ず扉締付金具4
2を解放し扉5の拘束力を解く。
次に操作スタンド36を扉開側に操作し扉開閉用ウィン
チ35を作動させて索条34を巻き取る。
索条34が巻き取られることにより、下部扉7の下部に
は上昇させようとする力及び゛牌押出しレバー16には
回動させようにする力が作用するが、上部扉6の回転中
心である支持ピン10.上部扉6と下部扉7とを蝶番連
結するヒンジピン13及びシー125を支持するピン軸
23の三点は、扉5を二つ折りにした時の扉5の取合い
の関係上結果として扉閉鎖時にはほぼ一直線上に位置す
るようになっており、下部扉7を引き上げようとする力
の作用点であるシーブ25を前記三点と同じ方向に索条
34を介して引張るので下部扉7は動かず、索条34の
張力が増し、そしてこの張力がある大きさ以上になると
牌押出しレバー16か゛図面中矢印方向へ回動し、ロー
ラ19を介して上部扉6を外方へ押し出す。
尚、牌押出しレバー16の腕の長さ比は前記ウィンチ3
5のトルクに応じて決められる。
上部扉6が押し出され、ヒンジピン13が支持ピン10
とピン軸23とを結ぶ直線上からずれると、つまりヒン
ジピン13が第6図中矢印a1方向へ移動すると、上部
扉6に蝶番連結されている下部扉7の重心の移動により
下部扉7の下部もa2方向へ飛び出そうとするが、ジャ
ンプ止め28があるのでホイール24の飛出しは防止さ
れ、ホイール24はジャンプ止め28に沿って移動する
上部扉6が押し出されシーブ25と導滑車29とを結ぶ
索条34と移動したヒンジピン13との間隔a3が大き
くなって扉5の重心が外方へ移動するにつれて、索条3
4を介しての引き上げ力が有効にシーブ25に作用する
ようになり、扉5が第5,6図及び第9図中Aで示す位
置に来て牌押出しレバー16がストッパ22に当って停
止した後は、扉開閉用ウィンチ35の引き上げ力が全面
的にシーブ25に作用し、下部扉7の下部は引き上げら
れる。
この時扉5の重心が外方へ移動しているので、下部扉7
下部のホイール24はレール26に押し付けられ、レー
ル26から離れることなく移動する。
扉開閉用ウィンチ35により更に索条34が巻き上げら
れて行くとホイール24はストッパ27に当って停止し
、扉5は第6図中Bで示すように、上部扉6と下部扉7
とが開口4の上方で折り畳まれた状態となり、開放が完
了する。
扉5を閉鎖するには操作スタンド36を扉開側へ操作す
る。
この操作により扉開閉用ウィンチ35による索条34の
引き上げ力は解除され、扉5の自重によりホイール24
がレール26上を回転しながら、上部扉6と下部扉7と
は垂直方向に広がって開口4を蔽う。
扉閉鎖後締付シリンダ41により締付金具42が作動し
扉5は強固に密閉される。
上述した実施例では、牌押出しレバー16の回動と、下
部扉7の引き上げとを索条34を介して同一の扉開閉用
ウィンチ35で行なうようにしているが、これらの動作
を別々のウィンチにより行なうようにすることも可能で
ある。
又下部扉7の下部に掛は渡される索条34は下部扉7下
部に撃留することもできるが、本実施例の如くシーブ2
5を介して掛は渡せば巻き上げ力は軽減される。
尚牌押出しレバー16を回動させ且つ下部扉7下部を引
き上げるウィンチ、索条、滑車等の組合せはその他種々
考えられる。
以上のよ−うに、本考案の扉開閉装置はウィンチ等の巻
き上げ手段により索条を介して牌押出しレバーを回動さ
せて上部扉を外側に押し出すと共に下部扉の下部を引き
上げて扉を二つ折りに開放し、巻き上げ手段による巻き
上げ力の解除により上部扉と下部扉とが自重で垂直に伸
びて扉を閉鎖するようにしたので、高価な部材及び用意
に時間のかかる部材がなくなり、安価に且つ容易にとと
のえることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1.2.3図はトルクヒンジを用いた従来の二つ折り
扉の正面図、側断面図及び側面図である。 第4〜9図は本考案に係る扉開閉装置の一実施例を示す
図面で、第4図は正面図、第5図は側断面図、第6図は
側面図、第7図は平面図、第8図は牌押出し部の詳細図
、第9図は牌押出し部の作動説明図である。 第10図は索条の巻き掛は状態を示す説明図である。 図面中、1は上部甲板、2は下部甲板、3は壁面、4は
開口、5は扉、6は上部扉、7は下部扉、8はアーム、
9はアーム受台、10は支持ピン、11.12はヒンジ
プレート、13はヒンジピン、14は受は金具、16は
牌押出しレバー、20はレバー用シーブ、22はストツ
パ、23はピン軸、24はホイール、25はシーブ、2
6はレール、28はジャンプ止め、29〜33は導滑車
、34は索条、35は扉開閉用ウィンチである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 構造物の壁面に設けられた開口の上方に回転自在に支持
    され前記開口の上部を蔽う上部扉と前記開口の下部を蔽
    う下部扉とを蝶番連結し、前記上部扉の内側に一端が係
    合する扉押出しレバーを前記壁面上に支点をとって支持
    し、前記開口の上方において構造物に巻き上げ手段を設
    置すると共に該巻き上げ手段により巻き上げられる索条
    を前記下部扉の下部及び前記扉押出しレバーの他端に掛
    は渡してなることを特徴とする扉開閉装置。
JP1662279U 1979-02-14 1979-02-14 扉開閉装置 Expired JPS5853913Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1662279U JPS5853913Y2 (ja) 1979-02-14 1979-02-14 扉開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1662279U JPS5853913Y2 (ja) 1979-02-14 1979-02-14 扉開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPS55117574U JPS55117574U (ja) 1980-08-19
JPS5853913Y2 true JPS5853913Y2 (ja) 1983-12-07

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ID=28840474

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JP1662279U Expired JPS5853913Y2 (ja) 1979-02-14 1979-02-14 扉開閉装置

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FI120580B (fi) * 2004-06-21 2009-12-15 Stx Finland Cabins Oy Sovitelma vesikulkuneuvossa
CN103225469B (zh) * 2013-04-24 2015-04-15 特威盾门业(苏州)有限公司 一种升降折叠门或窗
CN103225470B (zh) * 2013-04-24 2015-10-21 特威盾门业(苏州)有限公司 一种升降式折叠门或窗
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CN112459658B (zh) * 2020-11-25 2021-12-28 江阴市滨江舰船设备有限公司 舷梯侧开口屏蔽门

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