JP2004504230A - 貨物船ヒンジ式ハッチカバー装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、貨物船ハッチカバー(2)を船体構造物(5)にヒンジ式で取付けるための装置であって、ハッチカバー(2)が、実質上垂直の開放位置から実質上水平の閉鎖位置に、およびその逆方向に回転可能にされる、例えば、油圧シリンダー(6)のような、船体構造物(5)にハッチカバー(2)を結合する軸支機構に加えて、前記ハッチカバー(2)と前記船体構造物との間に取付けられた少なくとも1つの駆動装置を有し,前記閉鎖位置が、下方よりハッチカバーを支持するように配置された支持体ブラケット(8)によって、安定化されている装置に関する。本発明は、ハッチカバー(2)を船体構造物(2)に結合する蝶番が、該ハッチカバーが所望の高さに調節されることができるように、垂直方向において、該ハッチカバー(2)の蝶番側端部の限定された動きを容易にする機構に基づくように完成される。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明は、船体構造物に取付けられた貨物船ヒンジ式ハッチカバー装置であって、ハッチカバーと船体構造物とを結合する軸支機構に加えて、ハッチカバーと船体構造物との間に適用された駆動装置であって、ハッチカバーが、実質上垂直の開放位置から実質上水平の閉鎖位置に、およびその逆方向に回転可能とされる、例えば、水圧シリンダーのような装置を備え、前記閉鎖位置が、下方よりハッチカバーを支持するように配置された支持体ブラケットによって固定されていることを特徴とする該装置に関する。
本発明は、特に(限定的ではなく)、中間貨物搭載デッキに使用されるヒンジ式ハッチカバーに関する。貨物船においては、中間貨物搭載デッキにハッチカバーがあり、該ハッチカバーは、船倉内にある露天デッキの下方に位置され、かつ、その上に置かれた貨物の重量を支えるために使用される。従来の中間貨物搭載デッキのハッチカバーは、昇降機によって積み込まれるタイプのハッチカバーか、蝶番側端部を中心に回転可能に装着されたシリンダー操作型ハッチカバーパネルか、通常、どちらか一方である。昇降機操作型ハッチカバーは、船倉内における異なる高さ位置に配置可能な支持体ブラケット上に載置されており、したがって、前記ハッチカバーをブラケットの高さ位置に調節されることができる。中間貨物搭載デッキにある昇降機操作型ハッチカバーパネルが使用されない期間中、ハッチカバーパネルは、露天デッキ上若しくは船倉内に積まれるか、船から積み下ろされる。対して、ヒンジ式ハッチカバーは、高さ位置調節をする必要がない。
昇降機による中間貨物搭載デッキの移動は、時間の無駄であり、かつ、作業性が悪い。中間貨物搭載デッキ構造は、一般的に、面積が大きくかつ重量があるので、港で使用されるクレーンの巻き上げ能力では、デッキパネルの取り扱いに不向きである。ヒンジ式構造は、貨物搭載位置において、垂直に立てられており(この時点で、それらは貨物を搭載してはいない。)、これによって貴重な貨物を船倉に首尾良く置く。さらに、貨物が取扱われる時に、保管位置にあるパネルが、損傷を受けることもあり得る。
本発明の目的は、汎用性に富み、しかも使いやすい新規な装置であって、国際貨物船向けのヒンジ式ハッチカバー装置を提供することにある。本発明によれば、このような装置は、ハッチカバーを船体構造物に結合する蝶番が、該ハッチカバーが所望の高さに調節されることができるように、垂直方向において、該ハッチカバーの蝶番側端部の限定された動きを容易にする機構を採用することによって完成されることに特徴付けられる。
本発明の好適な態様は、前記装置が、関節式接続アームを備え、該関節式接続アームは、その一端が前記船体構造物に結合し、他端がハッチカバーに結合し、また、閉鎖位置のハッチカバーを支持する各支持体ブラケットが、少なくとも、2段の高さに配置されることを特徴とする。
他の好適な態様は、少なくとも、上段支持体ブラケットが、ハッチカバーを支持する作動位置、または、上段支持体ブラケットが、下段支持体ブラケットを中心としたハッチカバーの回転を容易にする定位置のいずれかに配置可能であることを特徴とする。
さらに他の好適な態様は、上段支持体ブラケットの作動位置と定位置との間の操作が、手動式、水圧式その他の類似する方式により行われることに特徴を有する。
その他の効果として、本発明は、昇降機を使用することなく迅速かつ簡単な作業をもたらす。さらに、ハッチカバーパネルを保管するための船倉は不要になる。装置は、簡単かつ確実に使用できる。開放、閉鎖、ハッチカバーの上段への上昇および水平位置へのハッチカバーの下降は、1つの駆動装置により行われる。本発明によれば、装置は、船倉の範囲内で貨物搭載デッキカバーの上段への上昇およびそれとは異なる高さ位置への下降、開閉操作を容易にする。
以下、図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1に示すように、船倉1は、その上に中間貨物搭載デッキを配置しており、また、中間貨物搭載デッキのハッチ2の開閉位置が図に示されている。貨物搭載デッキのハッチカバーパネルの作動軌跡は、ハッチの輪郭線によって描かれる。中間貨物搭載デッキのハッチカバー2上には、露天デッキハッチカバー3が配置され、該露天デッキハッチカバー3の開閉位置が示されている。鋼板ロール4のような貨物は、貨物搭載デッキのハッチカバー2上に積載されて運搬される。
図2では、本発明におけるヒンジ式装置が詳しく描かれている。該装置は、水圧シリンダー6のような駆動部から構成されており、該水圧シリンダー6の一端は、ハッチカバー2の蝶番側端部に回転可能に軸支され、その他端は、船体構造物5に取付けられている。ハッチカバー2と船体構造物5との間には、接続アーム7が使用されており、該接続アーム7の一端は、ハッチカバー2の蝶番側端部に回転可能に軸支され、その他端は、船体構造物5に取付けられている。両支点により、接続アーム7は、所定範囲内において、ハッチカバー2の蝶番側端部の垂直方向の動作を容易にする。図2に示される状態では、貨物搭載デッキのハッチカバー2は、作動位置に配置され、下段支持体ブラケット8により支持されている。この状態で、貨物搭載デッキのハッチカバーは、貨物4を積載することができる。さらに、ハッチカバー上に、露天デッキハッチカバーが、閉鎖状態で配置される。図から明らかなように、実際の船倉1の全容積が、貨物搭載用として利用可能である。
図3に示される状態においては、露天ハッチカバー3が、図には示されていない駆動部によって、脇にしまい込まれている。それから、貨物4は、貨物搭載中間デッキにあるハッチカバー2上から積み下ろされる。図4においては、水圧シリンダー6が作動して貨物搭載デッキのハッチカバー2を開放位置に回転させる。図5に示される状態においては、上段支持体ブラケット9が配置され、たとえば、手動式または水圧式により支持位置へと回転または引き出される。しかしながら、図2および3に示される状態においては、下段支持体ブラケットまでハッチカバーを通過させるために、上段支持体ブラケットは配置されていない。作動位置にある上段支持体ブラケットを使用することによって、貨物搭載ハッチカバー2が回転しながら下降し、前記ハッチカバー2が、カバー2の蝶番側端部の近傍に配置された第一支持体ブラケット9に接する。これによって、該ブラケットは、ハッチカバー2の回転の中心となる。続いて、接続アーム7は、ハッチカバー2の蝶番側端部を上昇可能にし、ハッチカバーは、最終的に、図6に示すような状態になる。これによって、貨物搭載デッキのハッチカバー2は、上段ブラケット9上に載置される。この状態にある貨物搭載デッキハッチカバーは、積載可能な位置であり、実際の貨物を積載する空間から最小の容積となり、同時に、貨物が積載されることができなくなる。図7は、露天デッキハッチカバー3が閉鎖した位置に配置されている状態を示している。
貨物搭載デッキハッチカバーの実際の回転運動は、水圧シリンダー6の助力によって駆動され、ハッチカバー2の高さ位置の変化が、接続アーム7および支持体ブラケット8ならびに9によって実行される。この形式において、上述した装置は、貨物搭載デッキハッチカバーの開閉および船倉内での異なる高さへの昇降を可能にする。要するに、本装置の機能は、2点の回転軸支を有する接続装置に基づく。補足すると、リンク機構の近傍に配置された支持体ブラケットであって、最下段支持体ブラケットよりも上方に配置された支持体ブラケットが、ハッチカバー2の回転中心として作用する。支持体ブラケット8および9は、一般的には、船倉内の側壁に配置されている。
本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、本発明が上記に例示した態様に限られないことは、明白である、というよりはむしろ添付した特許請求の範囲の趣旨および技術的範囲内で変更可能である。もし、上記に詳述した上段および下段面の間に、多段にデッキを備えたいならば、例えば、非常に低い位置にある貨物用デッキを備えるために、多数のブラケットが配置されることも可能である。同時に、大容量の船倉は、貨物搭載デッキの下方も利用することができる。
多数の軸支点を使用する一層複雑な接続アーム機構によって、等価な蝶番構造を実現することが可能である。さらに、ガイドレールおよびスライド面が、上述された幾何学的曲線を実現するために、採用されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、船倉及びハッチカバーを示した図である。
【図2】図2は、装置を装備するハッチカバー機構を示した図であり、本発明によれば、中間貨物搭載デッキハッチカバーは、最下段支持体ブラケット上に載置している作動位置にあり、また、露天デッキハッチカバーは閉鎖位置にある。
【図3】図3は、図2と同図であって、開放位置に操作された露天デッキハッチカバーを示す図である。
【図4】図4は、図3と同図であって、開放位置に操作された中間デッキハッチカバーを示す図である。
【図5】図5は、図4と同図であって、上段支持体ブラケットが駆動し、中間デッキハッチカバーが、同時に、上段支持体ブラケットを中心に回転している状態を示す図である。
【図6】図6は、図5と同図であって、中間デッキハッチカバーが上段支持体ブラケットを中心に回転した後の貨物搭載位置にある状態を示した図である。
【図7】図7は、図6と同図であって、露天ハッチカバーが閉鎖位置にあることを示した図である。
【符号の説明】2・・・ハッチカバー、3・・・露天ハッチカバー、
4・・・貨物、6・・・水圧シリンダー、7・・・関節式接続アーム、
8・・・下段支持体ブラケット、9・・・上段支持体ブラケット
本発明は、特に(限定的ではなく)、中間貨物搭載デッキに使用されるヒンジ式ハッチカバーに関する。貨物船においては、中間貨物搭載デッキにハッチカバーがあり、該ハッチカバーは、船倉内にある露天デッキの下方に位置され、かつ、その上に置かれた貨物の重量を支えるために使用される。従来の中間貨物搭載デッキのハッチカバーは、昇降機によって積み込まれるタイプのハッチカバーか、蝶番側端部を中心に回転可能に装着されたシリンダー操作型ハッチカバーパネルか、通常、どちらか一方である。昇降機操作型ハッチカバーは、船倉内における異なる高さ位置に配置可能な支持体ブラケット上に載置されており、したがって、前記ハッチカバーをブラケットの高さ位置に調節されることができる。中間貨物搭載デッキにある昇降機操作型ハッチカバーパネルが使用されない期間中、ハッチカバーパネルは、露天デッキ上若しくは船倉内に積まれるか、船から積み下ろされる。対して、ヒンジ式ハッチカバーは、高さ位置調節をする必要がない。
昇降機による中間貨物搭載デッキの移動は、時間の無駄であり、かつ、作業性が悪い。中間貨物搭載デッキ構造は、一般的に、面積が大きくかつ重量があるので、港で使用されるクレーンの巻き上げ能力では、デッキパネルの取り扱いに不向きである。ヒンジ式構造は、貨物搭載位置において、垂直に立てられており(この時点で、それらは貨物を搭載してはいない。)、これによって貴重な貨物を船倉に首尾良く置く。さらに、貨物が取扱われる時に、保管位置にあるパネルが、損傷を受けることもあり得る。
本発明の目的は、汎用性に富み、しかも使いやすい新規な装置であって、国際貨物船向けのヒンジ式ハッチカバー装置を提供することにある。本発明によれば、このような装置は、ハッチカバーを船体構造物に結合する蝶番が、該ハッチカバーが所望の高さに調節されることができるように、垂直方向において、該ハッチカバーの蝶番側端部の限定された動きを容易にする機構を採用することによって完成されることに特徴付けられる。
本発明の好適な態様は、前記装置が、関節式接続アームを備え、該関節式接続アームは、その一端が前記船体構造物に結合し、他端がハッチカバーに結合し、また、閉鎖位置のハッチカバーを支持する各支持体ブラケットが、少なくとも、2段の高さに配置されることを特徴とする。
他の好適な態様は、少なくとも、上段支持体ブラケットが、ハッチカバーを支持する作動位置、または、上段支持体ブラケットが、下段支持体ブラケットを中心としたハッチカバーの回転を容易にする定位置のいずれかに配置可能であることを特徴とする。
さらに他の好適な態様は、上段支持体ブラケットの作動位置と定位置との間の操作が、手動式、水圧式その他の類似する方式により行われることに特徴を有する。
その他の効果として、本発明は、昇降機を使用することなく迅速かつ簡単な作業をもたらす。さらに、ハッチカバーパネルを保管するための船倉は不要になる。装置は、簡単かつ確実に使用できる。開放、閉鎖、ハッチカバーの上段への上昇および水平位置へのハッチカバーの下降は、1つの駆動装置により行われる。本発明によれば、装置は、船倉の範囲内で貨物搭載デッキカバーの上段への上昇およびそれとは異なる高さ位置への下降、開閉操作を容易にする。
以下、図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1に示すように、船倉1は、その上に中間貨物搭載デッキを配置しており、また、中間貨物搭載デッキのハッチ2の開閉位置が図に示されている。貨物搭載デッキのハッチカバーパネルの作動軌跡は、ハッチの輪郭線によって描かれる。中間貨物搭載デッキのハッチカバー2上には、露天デッキハッチカバー3が配置され、該露天デッキハッチカバー3の開閉位置が示されている。鋼板ロール4のような貨物は、貨物搭載デッキのハッチカバー2上に積載されて運搬される。
図2では、本発明におけるヒンジ式装置が詳しく描かれている。該装置は、水圧シリンダー6のような駆動部から構成されており、該水圧シリンダー6の一端は、ハッチカバー2の蝶番側端部に回転可能に軸支され、その他端は、船体構造物5に取付けられている。ハッチカバー2と船体構造物5との間には、接続アーム7が使用されており、該接続アーム7の一端は、ハッチカバー2の蝶番側端部に回転可能に軸支され、その他端は、船体構造物5に取付けられている。両支点により、接続アーム7は、所定範囲内において、ハッチカバー2の蝶番側端部の垂直方向の動作を容易にする。図2に示される状態では、貨物搭載デッキのハッチカバー2は、作動位置に配置され、下段支持体ブラケット8により支持されている。この状態で、貨物搭載デッキのハッチカバーは、貨物4を積載することができる。さらに、ハッチカバー上に、露天デッキハッチカバーが、閉鎖状態で配置される。図から明らかなように、実際の船倉1の全容積が、貨物搭載用として利用可能である。
図3に示される状態においては、露天ハッチカバー3が、図には示されていない駆動部によって、脇にしまい込まれている。それから、貨物4は、貨物搭載中間デッキにあるハッチカバー2上から積み下ろされる。図4においては、水圧シリンダー6が作動して貨物搭載デッキのハッチカバー2を開放位置に回転させる。図5に示される状態においては、上段支持体ブラケット9が配置され、たとえば、手動式または水圧式により支持位置へと回転または引き出される。しかしながら、図2および3に示される状態においては、下段支持体ブラケットまでハッチカバーを通過させるために、上段支持体ブラケットは配置されていない。作動位置にある上段支持体ブラケットを使用することによって、貨物搭載ハッチカバー2が回転しながら下降し、前記ハッチカバー2が、カバー2の蝶番側端部の近傍に配置された第一支持体ブラケット9に接する。これによって、該ブラケットは、ハッチカバー2の回転の中心となる。続いて、接続アーム7は、ハッチカバー2の蝶番側端部を上昇可能にし、ハッチカバーは、最終的に、図6に示すような状態になる。これによって、貨物搭載デッキのハッチカバー2は、上段ブラケット9上に載置される。この状態にある貨物搭載デッキハッチカバーは、積載可能な位置であり、実際の貨物を積載する空間から最小の容積となり、同時に、貨物が積載されることができなくなる。図7は、露天デッキハッチカバー3が閉鎖した位置に配置されている状態を示している。
貨物搭載デッキハッチカバーの実際の回転運動は、水圧シリンダー6の助力によって駆動され、ハッチカバー2の高さ位置の変化が、接続アーム7および支持体ブラケット8ならびに9によって実行される。この形式において、上述した装置は、貨物搭載デッキハッチカバーの開閉および船倉内での異なる高さへの昇降を可能にする。要するに、本装置の機能は、2点の回転軸支を有する接続装置に基づく。補足すると、リンク機構の近傍に配置された支持体ブラケットであって、最下段支持体ブラケットよりも上方に配置された支持体ブラケットが、ハッチカバー2の回転中心として作用する。支持体ブラケット8および9は、一般的には、船倉内の側壁に配置されている。
本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、本発明が上記に例示した態様に限られないことは、明白である、というよりはむしろ添付した特許請求の範囲の趣旨および技術的範囲内で変更可能である。もし、上記に詳述した上段および下段面の間に、多段にデッキを備えたいならば、例えば、非常に低い位置にある貨物用デッキを備えるために、多数のブラケットが配置されることも可能である。同時に、大容量の船倉は、貨物搭載デッキの下方も利用することができる。
多数の軸支点を使用する一層複雑な接続アーム機構によって、等価な蝶番構造を実現することが可能である。さらに、ガイドレールおよびスライド面が、上述された幾何学的曲線を実現するために、採用されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、船倉及びハッチカバーを示した図である。
【図2】図2は、装置を装備するハッチカバー機構を示した図であり、本発明によれば、中間貨物搭載デッキハッチカバーは、最下段支持体ブラケット上に載置している作動位置にあり、また、露天デッキハッチカバーは閉鎖位置にある。
【図3】図3は、図2と同図であって、開放位置に操作された露天デッキハッチカバーを示す図である。
【図4】図4は、図3と同図であって、開放位置に操作された中間デッキハッチカバーを示す図である。
【図5】図5は、図4と同図であって、上段支持体ブラケットが駆動し、中間デッキハッチカバーが、同時に、上段支持体ブラケットを中心に回転している状態を示す図である。
【図6】図6は、図5と同図であって、中間デッキハッチカバーが上段支持体ブラケットを中心に回転した後の貨物搭載位置にある状態を示した図である。
【図7】図7は、図6と同図であって、露天ハッチカバーが閉鎖位置にあることを示した図である。
【符号の説明】2・・・ハッチカバー、3・・・露天ハッチカバー、
4・・・貨物、6・・・水圧シリンダー、7・・・関節式接続アーム、
8・・・下段支持体ブラケット、9・・・上段支持体ブラケット
Claims (5)
- 貨物船ハッチカバー(2)を船体構造物(5)にヒンジ式で取付けるための装置であって、
ハッチカバー(2)が、実質上垂直の開放位置から実質上水平の閉鎖位置に、およびその逆方向に回転可能にされる、例えば、油圧シリンダー(6)のような、船体構造物(5)にハッチカバー(2)を結合する軸支機構に加えて、前記ハッチカバー(2)と前記船体構造物との間に取付けられた少なくとも1つの駆動装置を有し,
前記閉鎖位置が、下方よりハッチカバーを支持するように配置された支持体ブラケット(8)によって、安定化されている装置において、船体構造物(5)とハッチカバー(2)との前記蝶番式結合が、ハッチカバーが所望の高さに調節可能となるように、垂直状態にあるハッチカバー(2)の蝶番側端部の限定された動きを容易にすることを特徴とする装置。 - 前記請求項1に記載の装置であって、
前記装置が、前記船体構造物(5)に結合された一端とハッチカバー(2)に結合された他端とを有する関節式接続アーム(7)から構成されて成ることを特徴とし、
閉鎖位置において、ハッチカバー(2)を支持するための支持体ブラケット(8および9)が、少なくとも、2段の異なる高さ位置に配置されることを特徴とする。 - 前記請求項1または2のいずれかに記載の装置であって、
少なくとも、上段支持体ブラケット(9)が、前記ハッチカバー(2)を支持する作動位置と、上段ブラケットが、下段支持体ブラケット(8)を中心としたハッチカバーの回転を容易にする定位置との両方に配置可能であることを特徴とする。 - 前記請求項3に記載の装置であって、作動位置と定位置との間における上段支持体ブラケット(9)の操作が、手動式、水圧式またはその他の類似する方法により行われることを特徴とする。
- 前記請求項1〜4のいずれかに記載の装置であって、
ハッチカバーが、前記上段支持体ブラケット上に下ろされるときに、最下段支持体ブラケットよりも上方において、リンク機構の近傍に配置された支持体ブラケット(9)が、ハッチカバーの回転中心として作用することを特徴とする。
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