JP4127167B2 - 吊戸棚 - Google Patents

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Description

この出願の発明は、吊戸棚に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、開閉操作が容易で、扉が開いた状態にあってもその存在を邪魔に感じさせない使い勝手に優れた吊戸棚に関するものである。
システムキッチン、洗面化粧台等に組み込まれる吊戸棚の扉は、観音開き式のものが主流となっている。しかしながら、吊戸棚は高い位置に設置されるため、たとえ取っ手を扉の下部に配設しても、開く際には扉を前方及び左右へ回動させねばならず、その操作は決して容易でない。この問題は扉を閉じる場合にも共通する。また、扉を開け放した状態にしておくと、扉は前方に大きく突出するため、その存在が邪魔に感ずることもままある。
一方、扉には、上方へ移動して開く開閉扉や、上端に回動軸が設けられ、前方へ回動させた後、回動軸ごと箱体上端部に収納可能な回動扉等も知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平6−261815号公報(第4頁、第6欄、段落0025−0026、第1図、第3図−第4図、及び第5頁、第8欄、段落0037、第12図)
しかしながら、上記特許文献に記載された扉は、いずれも吊戸棚の扉としては適当でない。なぜならば、吊戸棚は、天井付近の高い位置に設置されるからである。
前者の扉は、開いた時、その下端が吊戸棚の上端部まで上がるため、吊戸棚に採用することはできない。つまり、扉を開けることができないのである。上方への移動距離を短くすると、収納棚の前端開口部が完全に開かなくなり、収納物の出し入れ作業を阻害することになる。
後者の扉は開けることはできるが、踏み台等を利用しないと、吊戸棚本体の上端部に収納することはほとんど不可能である。また、閉める際の操作は困難を極める。
この出願の発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、開閉操作が容易で、扉が開いた状態にあってもその存在を邪魔に感じさせない使い勝手に優れた吊戸棚を提供することを解決すべき課題としている。
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、第1には、前端が開口した箱状の吊戸棚本体と、この吊戸棚本体の前端開口部を開閉する扉と、前記吊戸棚本体の前側下部に配設され、横長平板状の形状を有し、吊戸棚本体の前端開口部の略真下方向への上下移動により操作が可能な操作具と、この操作具の下方移動に連動させて前記扉を上方へ回動させて開かせ、操作具の上方移動に連動させて扉を下方へ回動させて閉じさせる扉開閉機構とを備えていることを特徴とする吊戸棚ことを特徴とする吊戸棚を提供する。
この出願の発明は、第2には、吊戸棚は、さらに、扉を開いた状態に保持する保持手段を備えている吊戸棚を提供する。
この出願の発明は、第3には、保持手段は扉を閉めた状態にも保持する吊戸棚を提供する。
この出願の発明は、第4には、扉は、吊戸棚本体の前端上端部にヒンジ結合され、扉開閉機構は、扉裏面に吊戸棚本体の奥側に向かって突設されたアームと、吊戸棚本体の少なくとも一方の側部内面に上下方向に配設されたレールと、このレール上を摺動し、操作具に連結された支点を一端に有し、他端に前記アームと回動自在に連結した作用点を有する連結杆とを備え、操作具の下方移動に連動して連結杆の支点がレール上を下向きに摺動し、この摺動にともなって連結杆の作用点がアームを引き下げ、扉がヒンジを中心に上方に回動して開き、操作具の上方移動に連動して連結杆の支点がレール上を上向きに摺動し、この摺動にともなって連結杆の作用点がアームを押し上げ、扉がヒンジを中心に下方に回動して閉まる吊戸棚を提供する。
この出願の発明は、第5には、保持手段は、扉開閉機構が備えるレールの下部がJ字、略J字、U字若しくは略U字状に屈曲した屈曲部であり、この屈曲部に扉開閉機構が備える連結杆の支点が入り込むことにより支点がその屈曲部に係止され、扉が開いた状態に保持される吊戸棚を提供する。
この出願の発明は、第6には、扉は、吊戸棚本体の前端上端部にヒンジ結合され、扉開閉機構は、吊戸棚本体の少なくとも一方の側部内面に、吊戸棚本体の奥側上部から前端開口部に向かって斜め下方に配設されたレールと、このレールに係合して摺動可能とされ、一端部において操作具に連結された係合摺動部と、この係合摺動部と扉裏面とを連結し、それぞれに対し回動自在に固定されたアームとを備え、保持手段として吊戸棚本体と係合摺動部とに接続されたダンパーが設けられ、操作具の斜め下方の移動に連動して係合摺動部がレールに沿って斜め下方に摺動し、この摺動にともなってアームが扉を押し上げ、扉がヒンジを中心に上方に回動して開き、操作具の斜め上方の移動に連動して係合摺動部がレールに沿って斜め上方に摺動し、この摺動にともなってアームが扉を引き下げ、扉がヒンジを中心に下方に回動して閉まる吊戸棚を提供する。
この出願の発明は、第7には、アームは中程で折れ曲がり、その折曲部において、レールが配設された側の吊戸棚本体の側部内面に回動自在に固定されている吊戸棚を提供する。
この出願の発明は、第8には、扉は、吊戸棚本体の前端上端部にヒンジ結合され、扉開閉機構は、略くの字型形状を有し、一端が操作具の裏面上部に回動自在に連結され、屈曲部において吊戸棚本体の底部に軸支された連結竿と、扉裏面に一端が回動自在に連結され、他端が連結竿の他端に回動自在に連結されたアームと、連結竿の屈曲部から操作具の裏面上部に連結された一端までの部分に平行に配置され、一端が操作具の裏面上部に回動自在に連結され、他端が吊戸棚本体の底部に軸支されたリンクとを備え、操作具の下方移動に連動して連結竿及びリンクが下方に回動し、この時、連結竿がアームを押し上げることにより扉がヒンジを中心に上方に回動して開き、操作具の上方移動に連動して連結竿及びリンクが上方に回動し、この時、連結竿がアームを引き下げることにより扉がヒンジを中心に下方に回動して閉まる吊戸棚を提供する。
この出願の発明は、第9には、保持手段は、係脱自在なロック装置であり、吊戸棚本体の底部に係合側が、連結竿又はリンクに被係合側がそれぞれ設けられ、このロック装置では、被係合側が係合側と係合することにより扉開閉機構をロックして扉を開けた状態に保持し、ロック状態において操作具をわずかに下方に移動させることによりロック状態が解除される吊戸棚を提供する。
この出願の発明は、第10には、連結竿の屈曲部からリンクに平行な延設部が設けられ、この延設部における屈曲部と反対側の一端と吊戸棚本体の底部との間に保持手段としてキックバネが設けられ、キックバネは、扉がわずかに開いた状態にある時、弾性力が扉を閉める方向にも開ける方向にも作用しない中立点を有する吊戸棚を提供する。
この出願の発明によれば、開閉操作が容易で、扉が開いた状態にあってもその存在を邪魔に感じさせない使い勝手に優れた吊戸棚が実現される。
以下、図面に沿ってこの出願の発明の吊戸棚についてさらに詳しく説明する。
図1、図2は、それぞれ、この出願の発明の吊戸棚の一実施形態を示した斜視図、断面図である。
たとえば図1及び図2に示したように、この出願の発明の吊戸棚は、前端が開口した箱状の吊戸棚本体(1)と、この吊戸棚本体(1)の前端開口部(2)を開閉する扉(3)と、吊戸棚本体(1)の前側下部に配設され、上下方向の操作が可能な操作具(4)とを備えている。また、この出願の発明の吊戸棚は、操作具(4)の下方移動に連動させて扉(3)を上方へ回動させて開かせ、操作具(4)の上方移動に連動させて扉(3)を下方へ回動させて閉じさせる扉開閉機構(5)も備えている。
したがって、この出願の発明の吊戸棚では、これまで主流であった観音開き式の扉の欠点であった開閉操作性が改善されている。上記のとおり、扉(3)の開閉は、操作具(4)の上下方向の移動により可能とされている。すなわち、操作具(4)を下方に移動させることにより、これに連動して扉(3)は上方に回動して開く。また、操作具(4)を上方に移動させることにより、これに連動して扉(3)は下方に回動して閉まる。天井付近に設置される吊戸棚は、身長により異なるが、その下部は、ほぼ人の手の届く範囲の高さに位置し、操作具(4)は、吊戸棚において、吊戸棚本体(1)の前側下部に配設されているため、操作具(4)の上下方向の操作は容易である。
また、この出願の発明の吊戸棚では、扉(3)が上方へ跳ね上げられるように開くため、開いた状態においても、たいていの人の頭より高く位置することになり、その存在を邪魔に感じさせることはない。
さらに、この出願の発明の吊戸棚では、扉(3)が、図1及び図2の図中に示した矢印方向、すなわち上下方向に回動するため、前述の特許文献に記載された開閉扉のように開けることができなかったり、収納物の出し入れ作業を阻害したりすることもない。また、前述の特許文献に記載された回動扉と異なり、扉(3)を吊戸棚本体(1)に収納することはないため、開閉操作は容易である。
このように、この出願の発明の吊戸棚は、開閉操作が容易で、扉(3)が開いた状態にあってもその存在を邪魔に感じさせない使い勝手に優れた吊戸棚である。
そして、この出願の発明の吊戸棚は、扉(3)を開いた状態に保持する保持手段(6)を備えることができる。この保持手段(6)により、収納物の出し入れのたびに扉(3)を開閉させたり、扉(3)を開け放した状態にするために操作具(4)を引き下げ続けたりする必要はなく、収納物の出し入れ作業の効率が上がる。
この出願の発明の吊戸棚では、具体的には図2に示したように、扉(3)を吊戸棚本体(1)の前端上端部にヒンジ結合することができる。図2図中の符号7がヒンジである。この場合、ヒンジ(7)が扉(3)の回動の中心となり、扉(3)の上下方向の回動が可能となる。
また、扉開閉機構(5)は、図1及び図2に示したように、扉(3)の裏面に吊戸棚本体(1)の奥側に向かって突設されたアーム(8)と、吊戸棚本体(1)の少なくとも一方の側部内面に上下方向に配設されたレール(9)と、このレール(9)上を摺動し、操作具(4)に連結された支点(10)を一端に有し、他端にアーム(8)と回動自在に連結した作用点(11)を有する連結杆(12)とを備えたものとすることができる。
以上の扉開閉機構(5)の場合、図3に示したように、操作具(4)を下方に移動させると、これに連動して連結杆(12)の支点(10)がレール(9)上を下向きに摺動し、この摺動にともなって連結杆(12)の作用点(11)がアーム(8)を引き下げ、扉(3)がヒンジ(7)を中心に上方に回動し、開く。一方、操作具(4)を上方に移動させると、これに連動して連結杆(12)の支点(10)がレール(9)上を上向きに摺動し、この摺動にともなって連結杆(12)の作用点(11)がアーム(8)を押し上げ、扉(3)がヒンジ(7)を中心に下方に回動し、閉まる。
このような扉開閉機構(5)では、扉(3)の重さ等に応じ、操作具(4)の上下移動の操作感を良好なものとするために、アーム(8)における吊戸棚本体(1)の奥側の端部にバランス(13)を適宜配設することができる。
また、以上の扉開閉機構(5)の場合、保持手段(6)は、図2に示したように、扉開閉機構(5)が備えるレール(9)の下部がJ字、略J字、U字若しくは略U字状に屈曲した屈曲部(14)とすることができる。保持手段(6)は、そのような屈曲部(14)により容易に実現される。この保持手段(6)の場合、扉(3)を開いた状態に保持するには、図3に示したように、保持手段(6)としての屈曲部(14)に扉開閉機構(5)が備える連結杆(12)の支点(10)を入り込ませ、支点(10)を屈曲部(14)に係止させる。このためには、図1及び図2に示した実施形態では、屈曲部(14)が吊戸棚本体(1)の奥側に向かって屈曲しているので、操作具(4)を後方へ押し込む操作が必要となる。だが、この押し込み操作にさほどの操作力は要しない。こうして、連結杆(12)の支点(10)が屈曲部(14)に係止されると、扉(3)は開いた状態に保持される。
扉(3)を閉める際には、図1及び図2に示した実施形態では、操作具(4)を少し引き下げた後、前方に引き出すことにより、連結杆(12)の支点(10)が屈曲部(14)から抜け、扉(3)の開いた状態を解除することができる。
なお、屈曲部(14)は、図2に示したように、吊戸棚本体(1)の奥側に向かって屈曲したものばかりでなく、前方に屈曲したものであってもよい。この場合、扉(3)を開いた状態に保持するための操作は、上記の操作と逆となる。すなわち、前方へ引き出すことにより扉(3)は開いた状態に保持され、少し引き下げた後、奥側に押し込むことにより扉(3)の開いた状態の保持が解除される。
また、この出願の発明の吊戸棚では、図2に示したように、扉(3)の縦寸法と操作具(4)の縦寸法の合計を吊戸棚本体(1)の前端の縦寸法とすることができる。この場合、扉(3)を閉めた状態において、扉(3)と操作具(4)とが別部材という印象を与えず、あたかも分割された扉であるかのような意匠が可能となる。
さらに、扉開閉機構(5)及び保持手段(6)については、扉(3)を開いた状態に保持する時、操作具(4)の上端面が吊戸棚本体(1)の内底面と一致若しくはほぼ一致する高さとなるように構成することも可能である。この場合、操作具(4)の上端面と吊戸棚本体(1)の内底面とが面一若しくはほぼ面一となるため、操作具(4)の上端部が収納物の出し入れ作業の邪魔にならず、出し入れ作業をスムーズに行える。
さらにまた、操作具(4)には、上下移動させる操作を容易とするために、表面下部に取っ手(15)を設けることができる。
図4<a><b><c>は、それぞれ、この出願の発明の吊戸棚の一実施形態と扉開閉機構の動作を示した断面図である。
この出願の発明の吊戸棚では、前述のとおり、扉(3)と吊戸棚本体(1)とを吊戸棚本体(1)の前端上端部においてヒンジ(7)により結合することができる。ヒンジ(7)が扉(3)の回動の中心となり、扉(3)の上下方向の回動が可能となる。
図4<a><b><c>に示した吊戸棚では、図1及び図2に示した扉開閉機構(5)が異なっている。すなわち、図4<a>に示したように、扉開閉機構(5)は、吊戸棚本体(1)の少なくとも一方の側部内面に、吊戸棚本体(1)の奥側上部から前端開口部(2)に向かって斜め下方に配設されたレール(16)と、このレール(16)に係合して摺動可能とされ、一端部において操作具(4)に連結された係合摺動部(17)と、この係合摺動部(17)と扉(3)の裏面とを連結し、それぞれに対し回動自在に固定されたアーム(18)とを備えている。また、図4<a><b><c>に示した吊戸棚では、吊戸棚本体(1)と係合摺動部(17)とに接続されたダンパー(19)が、扉(3)を開いた状態に保持し、また、扉(3)を閉めた状態にも保持する保持手段として設けられている。ダンパー(19)にはガススプリングが好適に用いられる。図4<a>に示した扉(3)が閉じた状態では、ダンパー(19)には復元力が発生し、扉(3)を閉じる方向に作用している。このため、扉(3)は閉じた状態に保持される。
この吊戸棚では、図4<b>に示したように、操作具(4)を斜め下方に引き下げると、操作具(4)の斜め下方の移動に連動して係合摺動部(17)がレール(16)に沿って斜め下方に摺動する。この摺動にともなってアーム(18)は扉(3)を押し上げる。その結果、図4<c>に示したように、扉(3)がヒンジ(7)を中心に上方に回動して開く。ダンパー(19)に発生する復元力は、扉(3)に作用する重力と釣り合い、扉(3)は開いた状態に保持される。
扉(3)を閉める場合には、上記と逆の動作となる。すなわち、図4<c>に示した状態において、操作具(4)を斜め上方に押し上げると、操作具(4)の斜め上方の移動に連動して係合摺動部(17)がレール(16)に沿って斜め上方に摺動する。この摺動にともなってアーム(18)は扉(3)を引き下げ、図4<a>に示したように、扉(3)がヒンジ(7)を中心に下方に回動して閉まる。
なお、以上の扉開閉機構(5)は、図5<a><b><c>に示したように、アーム(18)を中程で折れ曲がったものにし、その折曲部(20)において、レール(16)が配設された側の吊戸棚本体(1)の側部内面に回動自在に固定することができる。この場合、アーム(18)のレール(16)側の端部には長穴(21)を形成し、この長穴(21)へ係合摺動部(17)に立設したピン(22)等を挿入し、長穴(21)に沿ってのピン(22)等の移動を可能にすることができる。
このような図5<a><b><c>に示した扉開閉機構(5)は以下のとおりに動作する。すなわち、図5<b>に示したように、操作具(4)を斜め下方に引き下げると、操作具(4)の斜め下方の移動に連動して係合摺動部(17)がレール(16)に沿って斜め下方に摺動する。この摺動にともなってアーム(18)は、折曲部(20)を中心にして回動し、扉(3)を押し上げる。その結果、図5<c>に示したように、扉(3)がヒンジ(7)を中心に上方に回動して開く。扉(3)の回動角の大きさにともない係合摺動部(17)に立設されたピン(22)等は、アーム(18)の端部に形成された長穴(21)に沿って移動する。図5<c>に示した状態において、ダンパー(19)に発生する復元力は、扉(3)に作用する重力と釣り合い、扉(3)は開いた状態に保持される。
扉(3)を閉める場合には、上記と逆の動作となる。すなわち、図5<c>に示した状態において、操作具(4)を斜め上方に押し上げると、操作具(4)の斜め上方の移動に連動して係合摺動部(17)はレール(16)に沿って斜め上方に摺動し、この摺動にともなってアーム(18)が折曲部(20)を中心にして回動する。その結果、アーム(18)は扉(3)を引き下げ、図5<a>に示したように、扉(3)がヒンジ(7)を中心に下方に回動して閉まる。ダンパー(19)に発生する復元力により扉(3)は閉じた状態に保持される。
以上の図5<a><b><c>に示した扉開閉機構(5)は、アーム(18)が中程で折れ曲がり、折曲部(20)において、レール(16)が配設された側の吊戸棚本体(1)の側部内面に回動自在に固定されているため、図4<a><b><c>に示した扉開閉機構(5)に比べ、操作具(4)を引き下げ、押し上げる長さが短くてすみ、操作性に優れている。また、扉(3)の回動角を大きくとることができ、収納物の出し入れが容易となる。
なお、この出願の発明の吊戸棚では、図1及び図2、図4<a><b><c>に示したいずれの実施形態においても図5<a><b><c>に示したように、密閉性を高めるために吊戸棚本体(1)の前端周面若しくはこれに対向する扉(3)及び操作具(4)の裏面にパッキン(23)を設けることができる。このようなパッキン(23)は、操作具(4)の上端縁部若しくは扉(3)の下端縁部にも同様に設けることができる。図4<a><b><c>及び図5<a><b><c>に示した実施形態では、操作具(4)の引き下げ及び押し上げ方向が斜めとなっているため、吊戸棚本体(1)の前端下面若しくはこれに対向する操作具(4)の裏面に配設されるパッキン(23)が磨耗しにくいという利点がある。
図6は、この出願の発明の吊戸棚の一実施形態を示した断面図である。
この図6に示した吊戸棚においても、前述の吊戸棚と同様に、扉(3)と吊戸棚本体(1)とが吊戸棚本体(1)の前端上端部においてヒンジ(7)により結合され、ヒンジ(7)を中心とする扉(3)の上下方向の回動が可能とされている。
一方、図6に示した吊戸棚では、扉開閉機構(5)は、略くの字型形状を有し、一端(24a)が操作具(4)の裏面上部に回動自在に連結され、屈曲部(24b)において吊戸棚本体(1)の底部に軸支された連結竿(24)と、扉(3)の裏面に一端(25a)が回動自在に連結され、他端(25b)が連結竿(24)の他端(24c)に回動自在に連結されたアーム(25)と、連結竿(24)の屈曲部(24b)から操作具(4)の裏面上部に連結された一端(24a)までの部分に平行に配置され、一端(26a)が操作具(4)の裏面上部に回動自在に連結され、他端(26b)が吊戸棚本体(1)の底部に軸支されたリンク(26)とを備えている。
以上の扉開閉機構(5)を備えた吊戸棚では、操作具(4)の下方移動に連動して連結竿(24)及びリンク(26)が下方に回動し、この時、連結竿(24)がその他端(24c)においてアーム(25)を押し上げ、これによって扉(3)がヒンジ(7)を中心にして上方に回動して開く。扉(3)を閉める場合には、前述の吊戸棚と同様に、操作具(4)を上方に移動させる。この操作具(4)の上方移動に連動して連結竿(24)及びリンク(26)が上方に回動し、この時、連結竿(24)がアーム(25)を引き下げることにより扉(3)がヒンジ(7)を中心に下方に回動して閉まる。
なお、図6に示した吊戸棚では、扉(3)はその自重により閉まる方向に回動しやすいため、操作具(4)を上方へ移動させるのに要する操作力は小さくてすむ。また、図6に示した吊戸棚では、連結竿(24)が略くの字型の形状を有しているため、扉(3)を開けるために操作具(4)を下方移動させる際の吊戸棚前方への突出幅は小さい。
このような吊戸棚においては、図6に示したように、連結竿(24)及びリンク(26)と操作具(4)との連結位置、具体的には、連結竿(24)の一端(24a)及びリンク(26)の一端(26a)の位置を、操作具(4)の裏面上部のできるだけ上方に配置するのが好ましい。この配置により、扉(3)を開けた時の操作具(4)の上端面が吊戸棚本体(1)の内底面と一致若しくはそれ以下の高さとなり、その結果、扉(3)が上方により大きく回動して開き、吊戸棚本体(1)の前端開口部(2)が大きく開放され、収納物の出し入れが容易となる。
この他、扉(3)をより大きく上方に回動させ、吊戸棚本体(1)の前端開口部(2)を大きく開放させるために、図6に示した吊戸棚では、連結竿(24)の一端(24a)側及びリンク(26)の一端(26a)側を下方に屈曲させることができる。これにより、操作具(4)を吊戸棚前方への突出幅を抑えつつ、より下方に移動させることができる。その結果、扉(3)はより大きく上方に回動し、吊戸棚本体(1)の前端開口部(2)が大きく開放される。
なお、図6に示した吊戸棚において、連結竿(24)とリンク(26)との位置関係は平行であればよく、上下関係は、図6に示した関係と異なっていても同様に機能する。つまり、図6に示した吊戸棚では、連結竿(24)がリンク(26)の上方に配置されているが、これとは逆に、リンク(26)を連結竿(24)の上方に配置することも可能である。
保持手段(6)については、図6に示した吊戸棚では、係脱自在なロック装置が採用されている。ロック装置は、係合側(27a)と被係合側(27b)とを有し、係合側(27a)は吊戸棚本体(1)の底部に、被係合側(27b)は連結竿(24)又はリンク(26)にそれぞれ設けられている。具体的には、図7に要部を拡大して示したように、被係合側(27b)を雄側とし、係合側(27a)を雌側とすることができる。
このようなロック装置では、被係合側(27b)が係合側(27a)と係合することにより扉開閉機構(5)をロックして扉(3)を開けた状態に保持することができる。また、ロック装置では、ロック状態において操作具(4)をわずかに下方に移動させることによりロック状態が解除されるようになっている。ロック状態の解除により、扉(3)を閉めるのが可能となる。
なお、図6に示した吊戸棚についても、図5<a><b><c>に示した吊戸棚と同様に、所定の部位にパッキン(23)を設けることができる。
図8は、この出願の発明の吊戸棚の一実施形態を示した断面図である。
図8に示した吊戸棚では、扉開閉機構(5)については、図6及び図7に示した扉開閉機構(5)とほぼ同様の構成が採用されている。異なる点は、連結竿(24)の屈曲部(24b)からリンク(26)に平行な延設部(28)が設けられている点である。
一方、図8に示した吊戸棚では、扉(3)を開いた状態に保持し、また、閉じた状態にも保持する保持手段としてキックバネ(29)が設けられている。このキックバネ(29)は、延設部(28)における屈曲部(24b)と反対側の一端と吊戸棚本体(1)の底部との間に設けられている。図8に示したように扉(3)が閉じた状態にある時、キックバネ(29)の弾性力は扉(3)を閉める方向に作用する。このため、扉(3)は、吊戸棚本体(1)の前端開口部(2)を閉じ、扉(3)と吊戸棚本体(1)との間には隙間は生じない。
このようなキックバネ(29)は、図9<a>に示したように、扉(3)がわずかに開いた状態にある時、弾性力が扉(3)を閉める方向にも開ける方向にも作用しない中立点を有する。図9<b>に示したように、操作具(4)の操作により扉(3)をさらに開けると、その中立点を超えるため、キックバネ(29)の弾性力は、今度は、扉(3)を開ける方向に作用する。したがって、操作具(4)を引き下げるための操作力は小さくてすむ。図9<c>に示した扉(3)の全開状態では、扉(3)は、キックバネ(29)の弾性力により全開状態に保持される。
もちろん、この出願の発明は、以上の実施形態によって限定されるものではない。操作具及び開閉機構の構成及び構造等については様々な態様が可能であることはいうまでもない。
以上詳しく説明した通り、この出願の発明によって、開閉操作が容易で、扉が開いた状態にあってもその存在を邪魔に感じさせない使い勝手に優れた吊戸棚が実現される。
この出願の発明の吊戸棚の一実施形態を示した斜視図である。 図1に示した実施形態の断面図である。 図1に示した実施形態の扉の開閉操作及び開いた状態に保持する操作を示した断面図である。 <a><b><c>は、それぞれ、この出願の発明の吊戸棚の一実施形態と扉開閉機構の動作を示した断面図である。 <a><b><c>は、それぞれ、この出願の発明の吊戸棚の一実施形態と扉開閉機構の動作を示した断面図である。 この出願の発明の吊戸棚の一実施形態を示した断面図である。 図6に示した実施形態の要部断面図である。 この出願の発明の吊戸棚の一実施形態を示した断面図である。 <a><b><c>は、それぞれ、図8に示した吊戸棚の動作を示した断面図である。
符号の説明
1 吊戸棚本体
2 前端開口部
3 扉
4 操作具
5 扉開閉機構
6 保持手段
7 ヒンジ
8 アーム
9 レール
10 支点
11 作用点
12 連結杆
13 バランス
14 屈曲部
15 取っ手
16 レール
17 係合摺動部
18 アーム
19 ダンパー
20 折曲部
21 長穴
22 ピン
23 パッキン
24 連結竿
24a 一端
24b 屈曲部
24c 他端
25 アーム
25a 一端
25b 他端
26 リンク
26a 一端
26b 他端
27a 係合側
27b 被係合側
28 延設部
29 キックバネ

Claims (10)

  1. 前端が開口した箱状の吊戸棚本体と、この吊戸棚本体の前端開口部を開閉する扉と、前記吊戸棚本体の前側下部に配設され、横長平板状の形状を有し、吊戸棚本体の前端開口部の略真下方向への上下移動により操作が可能な操作具と、この操作具の下方移動に連動させて前記扉を上方へ回動させて開かせ、操作具の上方移動に連動させて扉を下方へ回動させて閉じさせる扉開閉機構とを備えていることを特徴とする吊戸棚。
  2. 吊戸棚は、さらに、扉を開いた状態に保持する保持手段を備えている請求項1記載の吊戸棚。
  3. 保持手段は扉を閉めた状態にも保持する請求項2記載の吊戸棚。
  4. 扉は、吊戸棚本体の前端上端部にヒンジ結合され、扉開閉機構は、扉裏面に吊戸棚本体の奥側に向かって突設されたアームと、吊戸棚本体の少なくとも一方の側部内面に上下方向に配設されたレールと、このレール上を摺動し、操作具に連結された支点を一端に有し、他端に前記アームと回動自在に連結した作用点を有する連結杆とを備え、操作具の下方移動に連動して連結杆の支点がレール上を下向きに摺動し、この摺動にともなって連結杆の作用点がアームを引き下げ、扉がヒンジを中心に上方に回動して開き、操作具の上方移動に連動して連結杆の支点がレール上を上向きに摺動し、この摺動にともなって連結杆の作用点がアームを押し上げ、扉がヒンジを中心に下方に回動して閉まる請求項1又は2記載の吊戸棚。
  5. 保持手段は、扉開閉機構が備えるレールの下部がJ字、略J字、U字若しくは略U字状に屈曲した屈曲部であり、この屈曲部に扉開閉機構が備える連結杆の支点が入り込むことにより支点がその屈曲部に係止され、扉が開いた状態に保持される請求項2又は4記載の吊戸棚。
  6. 扉は、吊戸棚本体の前端上端部にヒンジ結合され、扉開閉機構は、吊戸棚本体の少なくとも一方の側部内面に、吊戸棚本体の奥側上部から前端開口部に向かって斜め下方に配設されたレールと、このレールに係合して摺動可能とされ、一端部において操作具に連結された係合摺動部と、この係合摺動部と扉裏面とを連結し、それぞれに対し回動自在に固定されたアームとを備え、保持手段として吊戸棚本体と係合摺動部とに接続されたダンパーが設けられ、操作具の斜め下方の移動に連動して係合摺動部がレールに沿って斜め下方に摺動し、この摺動にともなってアームが扉を押し上げ、扉がヒンジを中心に上方に回動して開き、操作具の斜め上方の移動に連動して係合摺動部がレールに沿って斜め上方に摺動し、この摺動にともなってアームが扉を引き下げ、扉がヒンジを中心に下方に回動して閉まる請求項1、2又は3記載の吊戸棚。
  7. アームは中程で折れ曲がり、その折曲部において、レールが配設された側の吊戸棚本体の側部内面に回動自在に固定されている請求項6記載の吊戸棚。
  8. 扉は、吊戸棚本体の前端上端部にヒンジ結合され、扉開閉機構は、略くの字型形状を有し、一端が操作具の裏面上部に回動自在に連結され、屈曲部において吊戸棚本体の底部に軸支された連結竿と、扉裏面に一端が回動自在に連結され、他端が連結竿の他端に回動自在に連結されたアームと、連結竿の屈曲部から操作具の裏面上部に連結された一端までの部分に平行に配置され、一端が操作具の裏面上部に回動自在に連結され、他端が吊戸棚本体の底部に軸支されたリンクとを備え、操作具の下方移動に連動して連結竿及びリンクが下方に回動し、この時、連結竿がアームを押し上げることにより扉がヒンジを中心に上方に回動して開き、操作具の上方移動に連動して連結竿及びリンクが上方に回動し、この時、連結竿がアームを引き下げることにより扉がヒンジを中心に下方に回動して閉まる請求項1又は2記載の吊戸棚。
  9. 保持手段は、係脱自在なロック装置であり、吊戸棚本体の底部に係合側が、連結竿又はリンクに被係合側がそれぞれ設けられ、このロック装置では、被係合側が係合側と係合することにより扉開閉機構をロックして扉を開けた状態に保持し、ロック状態において操作具をわずかに下方に移動させることによりロック状態が解除される請求項2又は8記載の吊戸棚。
  10. 連結竿の屈曲部からリンクに平行な延設部が設けられ、この延設部における屈曲部と反対側の一端と吊戸棚本体の底部との間に保持手段としてキックバネが設けられ、キックバネは、扉がわずかに開いた状態にある時、弾性力が扉を閉める方向にも開ける方向にも作用しない中立点を有する請求項3又は8記載の吊戸棚。
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