JP2005185609A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作手段によって遊技の趣向性を高めることが可能な遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の遊技機によれば、遊技球を発射するための操作ノブ28に備えられた第1導電部材76Aと第2導電部材76Bとに対する遊技者の接触状態に応じて、表示器34における背景画像を変化させることができるので、操作ノブ28によって遊技の趣向性をより高めることができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来の遊技機として、遊技球を発射するための操作手段(例えば、操作ノブ)に、遊技球の発射を停止する停止スイッチを複数備えたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−143410号公報([0008]、図3)
しかしながら、上述した従来の遊技機に備えた操作手段では、遊技者は遊技球の発射又は停止に関する操作しかできなかったため、操作手段によって遊技の趣向性を高めることができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、操作手段によって遊技の趣向性を高めることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る遊技機は、遊技を開始するために遊技者が操作する操作手段と、遊技者の遊技操作に応じて遊技進行を制御するための遊技制御装置と、操作手段に設けられ、絶縁部によって互いに区画された複数の導電部とを備え、遊技者が、複数の導電部のうちの何れかの導電部に接触した場合に、その接触した導電部に応じて、別個の遊技状態変更信号が遊技制御装置に入力されるように構成すると共に、遊技制御装置は、入力された遊技状態変更信号の別或いは、入力された複数の遊技状態変更信号の組合わせによって、遊技状態を変化させる遊技状態変化制御を行うところに特徴を有する。
請求項2に係る遊技機は、遊技球が打ち込まれる遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、遊技を開始するために遊技者が操作する操作手段と、遊技者の遊技操作に応じて遊技進行を制御するための遊技制御装置と、操作手段に設けられ、絶縁部によって互いに区画された複数の導電部とを備え、遊技者が、複数の導電部のうちの何れかの導電部に接触した場合に、その接触した導電部に応じて、別個の遊技状態変更信号が遊技制御装置に入力されるように構成すると共に、遊技制御装置は、入力された遊技状態変更信号の別或いは、入力された複数の遊技状態変更信号の組合わせによって、遊技状態を変化させる遊技状態変化制御を行うところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の遊技機において、複数の導電部のうちの少なくとも1つを発射許容導電部として設定し、発射許容導電部に遊技者が接触した場合には、遊技状態変更信号とは異なる、遊技球の発射を許容する発射許容信号が遊技制御装置に入力されるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機において、操作手段は、所定方向に動かすことが可能な可動部材を備えたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の遊技機において、可動部材を動かした位置に応じて異なる発射力により遊技球が発射されるように構成したところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載の遊技機において、可動部材は、操作手段に遊技者が接触してしない場合には第一停止位置で停止すると共に、第一停止位置から所定間隔離れた第二停止位置まで動かすことが可能な構成とされ、第一停止位置で遊技球の発射が停止されると共に、第二停止位置で遊技球の発射力が最大となるように構成されたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項4乃至6の何れかに記載の遊技機において、可動部材は、所定方向に回動可能に構成されたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項4乃至7の何れかに記載の遊技機において、可動部材には、複数の導電部が着脱自在に備えられ、可動部材のうち、複数の導電部同士の間には、複数の導電部同士が互いに接触しないように、絶縁部が形成されたところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項8に記載の遊技機において、複数の導電部は、可動部材のうちの絶縁部以外の部分を被覆した形状であるところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかに記載の遊技機において、操作手段には、第一操作領域と、第一操作領域とは異なる第二操作領域とが設定され、複数の導電部のうちの第一の導電部を第一操作領域に配置し、複数の導電部のうちの第二の導電部を第二操作領域に配置したところに特徴を有する。
請求項11の発明は、請求項10に記載の遊技機において、遊技制御装置は、第一の導電部と第二の導電部との双方に遊技者が接触した第一接触状態と、第一の導電部と第二の導電部とのうちの第一の導電部にのみ遊技者が接触した第二接触状態と、第一の導電部と第二の導電部とのうちの第二の導電部にのみ遊技者が接触した第三接触状態とで、遊技状態を異ならせるところに特徴を有する。
請求項12の発明は、請求項10又は11に記載の遊技機において、第一の導電部と第二の導電部とには、遊技者が接触した場合に遊技状態変更信号を遊技制御装置に送信するための導電接続部が備えられたところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項12に記載の遊技機において、導電接続部は、第一の導電部に接続される第一導電接続部材と第二の導電部に接続される第二導電接続部材とで構成され、第一導電接続部材及び第二導接続電部材は、遊技制御装置に設けられた少なくとも1つの制御基板に接続されたところに特徴を有する。
請求項14に係る遊技機は、遊技を開始するために遊技者が操作する操作手段と、遊技者の遊技操作に応じて遊技進行を制御するための遊技制御装置と、操作手段に設けられ、絶縁部によって互いに区画された少なくとも2つの第一の導電部と第二の導電部とを備え、遊技者が、第一の導電部と第二の導電部のうちの何れかの導電部に接触した場合に、その接触した導電部に応じて、別個の遊技状態変更信号が遊技制御装置に入力されるように構成すると共に、遊技制御装置は、入力された遊技状態変更信号によって遊技状態を変化させる遊技状態変化制御を行い、操作手段には、第一の導電部が配置された第一操作領域と第二の導電部が配置された第二操作領域とが設定され、遊技者が第一操作領域で操作したときには、第二の導電部よりも第一の導電部に接触し易くかつ、遊技者が第二操作領域で操作したときには、第一の導電部よりも第二の導電部に接触し易くなるように構成したところに特徴を有する。
請求項15の発明は、請求項1乃至14の何れかに記載の遊技機において、遊技機には電気的遊技装置が備えられ、遊技状態は、電気的遊技装置による遊技者が認識可能な作動状態であり、遊技制御装置は、作動状態を変化させる遊技状態変化制御を行うところに特徴を有する。
[請求項1,4,7,15の発明]
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、操作手段に対する遊技者の接触状態に応じて遊技状態を変化させることができるので、操作手段によって遊技の趣向性を高めることができる。具体的には、操作手段への遊技者の接触状態に応じて、電気的遊技装置による遊技者が認識可能な作動状態を変化させることが好ましい(請求項15の発明)。ここで、操作手段は、所定方向に動かすことが可能な可動部材を備えていてもよい(請求項4の発明)。また、可動部材は、回動可能な構成としてもよい(請求項7の発明)。
[請求項2,3の発明]
請求項2に係る発明によれば、操作手段に対する遊技者の接触状態に応じて遊技状態を変化させることができるので、操作手段によって遊技の趣向性を高めることができる。ここで、複数の導電部のうちの少なくとも1つを発射許容導電部として設定し、発射許容導電部に遊技者が接触した場合には、遊技状態変更信号とは異なる発射許容信号が遊技制御装置に入力されるようにしてもよい(請求項3の発明)。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、可動部材の位置を変えることで、遊技球の発射力を任意に調整することができる。
[請求項6の発明]
請求項6の発明によれば、可動部材は、第一停止位置で遊技球の発射が停止され、第二停止位置で遊技球の発射力が最大となるので、遊技球が発射されない位置と、遊技球の発射力が最大となる位置とが分かり易い。
[請求項8の発明]
請求項8の発明によれば、複数の導電部が可動部材に対して着脱可能に備えられたので、複数の導電部を別々に交換することができる。
[請求項9の発明]
請求項9の発明によれば、可動部材のうち絶縁部以外の部分が複数の導電部によって被覆されたので、遊技者が操作手段を操作する際に導電部に接触し易くなる。
[請求項10,12,13の発明]
請求項10の発明によれば、遊技者が、操作手段の第一操作領域に触れた場合には、第一の導電部への接触に起因した遊技状態変更信号が遊技制御装置に入力し、操作手段の第二操作領域に触れた場合には、第二の導電部への接触に起因した遊技状態変更信号が遊技制御装置に入力する。ここで、第一の導電部と第二の導電部とには、遊技状態変更信号を遊技制御装置に送信するための導電接続部を備えていてもよい(請求項12の発明)。また、導電接続部を、第一の導電部に接続された第一導電接続部材と第二の導電部に接続された第二導電接続部材とから構成し、これら2つの導電接続部材を、遊技制御装置に設けられた制御基板に接続してもよい(請求項13の発明)。
[請求項11の発明]
請求項11の発明によれば、遊技者が第一の導電部と第二の導電部との双方に接触した場合と、第一の導電部のみに接触した場合と、第二の導電部のみに接触した場合とで遊技状態を異ならせることができる。
[請求項14の発明]
請求項14の発明によれば、操作手段への遊技者の接触状態によって、遊技状態を変化させることができるので、操作手段により遊技の趣向性を高めることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る第1実施形態を、図1〜図12に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技盤11には、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域R1が形成され、中央部には、表示装置13が備えられている。遊技領域R1のうち表示装置13の下方には、始動入賞口14、大入賞口15及び外れ球受け入れ口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち表示装置13等を挟んだ左右の両側には、上から順に、ランプ風車17、始動ゲート18、風車19、一般入賞口20,21が設けられ、遊技領域R1全体に亘って、図示しない複数の障害釘が起立している。さらに、ガイドレール12に沿った両側端部には、サイドランプ22,22が設けられている。
図1に示すように、パチンコ遊技機のうち、遊技盤11より上方には、遊技盤11の前面側に張り出した装飾ランプ35が設けられている。パチンコ遊技機のうち遊技盤11より下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。上皿27Aの両側には、スピーカ56Sが備えられており、上皿27Aに備えたボタン29を押せば、上皿27Aから下皿27Bに遊技球が移動して収容される。そして、下皿27Bの右端部に設けた操作ノブ28(本発明の「操作手段」に相当する)を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11に向けて弾き出されて遊技が開始される。なお、本発明における「遊技進行」とは、遊技盤11上に遊技球が発射され、その遊技球が各入賞口14,15,20,21及び始動ゲート18に入賞し、その入賞に起因して以下に述べる各種役物が作動することをいう。
次に所要の各部位についてさらに詳説する。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなし、通過した遊技球は、その始動ゲート18に内蔵した普通図柄始動センサーによって検出される。そして、その検出信号に基づいて、後述する普通図柄表示領域24の図柄が変動表示される。
始動入賞口14は、所謂、ポケット構造をなして上方に向かって開口しており、その開口の両側部には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼片14C,14Cに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が約1つ入る大きさになっている。そして、始動ゲート18への遊技球の通過を起因に遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されると、可動翼片14C,14Cが横に倒され、遊技球が可動翼片14Cに案内されて始動入賞口14に入り得る状態になる。
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、始動入賞口14内に設けた特別図柄始動センサーが遊技球を検出し、その検出信号に基づいて表示装置13が後述するように図柄を変動表示する。なお、表示装置13が図柄を変動表示している間に、始動入賞口14に入賞した入賞球は、4個まで保留記憶される。
大入賞口15は、横長に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、後述する所定条件の成立によって、パチンコ遊技機が「大当たり状態」になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能になる。ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。
大入賞口15の内部には、継続入賞口と計数入賞口とが設けられており、これら継続入賞口及び計数入賞口が開放される。より詳細には、可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、継続入賞口に入賞後、ソレノイドが駆動されて、継続入賞口が閉鎖される一方、計数入賞口は開放されたままとなる。そして、継続入賞口に遊技球が入賞すると継続権利が発生して、前述した終了条件(可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか)を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口内に設けたカウントセンサが遊技球の入賞を検出すると、前記継続入賞口への入賞球と合わせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。
表示装置13は、全体として枠形構造をなした表示枠体23の後端面に、図示しない液晶モジュール(詳細には、TFT−LCDモジュール)を組み付けてなる。液晶モジュールのうち表示枠体23によって取り囲まれた前面部分は、表示器34となっており、遊技者は、表示枠体23を通して表示器34に表示された画像を見ることができる。なお、この表示装置13が本発明の「電気的遊技装置」に相当し、画像を表示している状態が、「遊技者が認識可能な作動状態」に相当する。
表示器34には、図1に示すように、通常は、3つの左、中、右の特別図柄80,81,82が、横並びに表示されている。これら各特別図柄80,81,82は、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄80,81,82ごと、所定の種類のものが、表示器34に確定表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに当否判定し、各特別図柄80,81,82が、上下方向にスクロールして変動表示され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄80,81,82が停止表示される。このとき、例えば、当否判定の結果が当たりで全ての特別図柄80,81,82が同じ図柄、即ち、ぞろ目になった場合に、遊技が「大当たり状態」になり、可動扉15Tが開かれる。
表示器34のうち、特別図柄80,81,82の表示領域の左下隅には、普通図柄表示領域24が設けられている。この普通図柄表示領域24は、始動ゲート18に遊技球が通過したときに当否判定して、例えば、「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が、例えば、奇数の場合に、遊技盤11の裏に設けた始動入賞口用ソレノイドが駆動されて始動入賞口14に設けた可動翼片14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒)に亘って横に倒される。なお、普通図柄表示領域24で表示する図柄は、数字に限るものではなく、アルファベットや記号等でもよい。
さて、図2に示すように、パチンコ遊技機の後面中央には、メイン制御基板50が設けられ、このメイン制御基板50に重なるようにして、ランプ制御基板55、音声制御基板56及び表示制御基板57が設けられている。さらに、各基板50,55,56,57の下方には、電源基板58、払出制御基板59が備えられ、電源基板58の下方に発射制御基板60が備えられている。
メイン制御基板50は、パチンコ遊技機に備えた各種センサ、スイッチの信号を受けて、各制御基板55〜59に信号を出力する。また、発射制御基板60を介して操作ノブ28から遊技状態変更信号を受け、この信号に基づいて表示制御基板57に制御信号を出力する(図3を参照)。
ランプ制御基板55は、サイドランプ22,22や装飾ランプ35等への電力供給をオンオフする駆動回路を内蔵して備え、メイン制御基板50から受けた信号に基づき、前記駆動回路を作動させて、各ランプ22,35を駆動制御する。
音声制御基板56は、メイン制御基板50から受けた信号に基づいて、所定の音声信号を図示しないROMから取り出し、これをアナログ信号に変換及び増幅してスピーカ56Sに出力する。
表示制御基板57は、メイン制御基板50から受けた制御信号に基づいて、表示器34に表示する特別図柄80,81,82や背景画像等の画像データを作成し、図示しないD/A変換回路にてRGB信号に変換して、表示器34に出力する(図3を参照)。
払出制御基板59は、ワンチップマイコン51から受けた信号に基づき、所定数の遊技球を賞球として前記上皿27Aに払い出す。
発射制御基板60は、操作ノブ28から発射許容信号及び遊技状態変更信号を受信し、遊技状態制御信号をメイン制御基板50に送信すると共に、発射許容信号に基づいて発射装置70を駆動制御する(図3を参照)。
発射装置70は、図4及び図5に示すように、台板65に、種々の部品を組み付けてなる。台板65の後面側(図5における上側)には、発射モータ68及び打撃槌67が組み付けられ、これらに重なるようにして発射制御基板60を収容した基板ケース62が取り付けられている。打撃槌67の先端部は、図6に示すように、発射レール63に形成された打撃窓63Wに臨んでいる。そして、後述するように遊技者が操作ノブ28を手で握って回動操作すると、発射モータ68が駆動して、打撃槌67が回動し、打撃槌67の先端部が打撃窓63Wに進退する。なお、操作ノブ28を握った場合に、親指で触れることが可能な領域(図6における操作レバー28の左半分)が本発明の「第一操作領域」に相当し、人指し指、中指、薬指で触れることが可能な領域(図6における操作レバー28の右半分)が本発明の「第二操作領域」に相当する。
一方、台板65の前面側(図5における下側)には、ねじりバネ66を主要部とする弾発エレメント69が備えられている。この弾発エレメント69は、後述する操作ノブ28とギヤ連結されており、操作ノブ28を回動すると、ねじりバネ66が捻られる。そして、このねじりバネ66の弾発力によって、打撃槌67が往復回動し、発射レール63にセットされた遊技球と打撃槌67とが打撃窓63Wにて衝突して、遊技球が遊技領域R1へ弾き出される。
さて、操作ノブ28は、台板65の前面側の一端部に備えられている。詳細には、操作ノブ28は、台板65に固定された操作ノブ装着部28Tに取り付けられており、装飾部材71と調整部材72と固定部材73とを互いに組み付けてなる。これら各部材71,72,73のうち、調整部材72は、装飾部材71及び固定部材73に対して回動可能に取り付けられている。そして、調整部材72の回動角度が大きくなるに従って、前記弾発エレメント69に備えたねじりバネ66の捻り量が大きくなり、遊技球の発射力が大きくなる。つまり、調整部材72によって、遊技球の発射力を任意に調整することができる。
また、操作ノブ28には、発射停止スイッチ61が備えられている(図5を参照)。発射停止スイッチ61は、調整部材72が回動されていない初期位置(図6の実線で示された状態)のときには常にON状態になっており、調整部材72が初期位置から時計回りに回動されるとOFF状態になる。また、操作ノブ28調整部材72が回動された状態でも、スイッチ操作部61Bを押圧することで発射停止スイッチ61をON状態とすることができる。つまり、調整部材72を回動したままで発射停止スイッチ61のスイッチ操作部61Bを操作すれば、遊技球を所望のタイミングで発射又は停止させることができる。なお、本実施形態では、発射停止スイッチ61がOFF状態のときに、発射制御基板60に対して発射許容信号が出力される。
次に、操作ノブ28を構成する各部材71〜73について詳説する。
図8に示すように、固定部材73は略円筒形状をなし、中心部に貫通形成された軸孔89に回動軸79が遊嵌されている。固定部材73の先端部分には、前方に開口した大径部73Aが形成されている。大径部73の内部には、3つの支持柱74が起立形成されており、大径部73Aの前端縁よりも前側へ突出している。
また、大径部73Aの内部には、前記した発射停止スイッチ61が収容されている。発射停止スイッチ61は、スイッチ本体61Aとスイッチ操作部61Bとから構成され、スイッチ本体61Aから延びた配線85の端部は、発射制御基板60にコネクタ接続されている(図5を参照)。また、スイッチ操作部61Bの先端は、大径部73Aに形成された切り欠き73Bから、外部に露出しており(図5を参照)、この露出したスイッチ操作部61Bの先端を指で押圧することで発射停止スイッチ61をON状態にして、遊技球の発射を停止することができる。
図8に示すように、固定部材73の前端部には、調整部材72が取り付けられている。調整部材72は、図9に示すように、全体として略円盤形状をなし、周面に遊技者の指を係止するための複数の係止爪78a〜78dが突出形成されている。
詳細には、調整部材72は、ベース部材75(本発明の「可動部材」に相当する)と、そのベース部材75に対して着脱自在に装着された2つの導電部材76A,76Bとからなる。
ベース部材75は、例えば、絶縁性を有する樹脂で構成されている。ベース部材75は、円環形状をなした外側構成部75Aの内側に、略円盤形状の内側構成部75Bを備え、これら外側構成部75Aと内側構成部75Bとの間にリブ75C,75C(図9を参照)が形成されている。内側構成部75Bの中心には、貫通孔175が形成されており、この貫通孔175に、固定部材73に遊嵌された回動軸79の一端部が嵌合されて固定されている。これにより、ベース部材75(調整部材72)が回動軸79を中心として固定部材73に対して回動可能となっている。また、ベース部材75のうち、外側構成部75Aと内側構成部75Bとの間には円弧形状の開口部87,87が形成されている。調整部材72と固定部材73との組み付け状態時には、この開口部87,87に固定部材73の支持柱74が突入している(図9(A)を参照)。そして、固定部材73の支持柱74とベース部材75のリブ75Cとが当接することで、調整部材72の回り止めがなされる。なお、本実施形態では、調整部材72は、初期位置(図6の実線で示された状態)から時計回りに約100°回動することができる。
ここで、ベース部材75(調整部材72)に固定された回動軸79の他端部は、操作ノブ装着部28Tにおいて弾発エレメント69とギヤ連結されている。そして、ベース部材75(調整部材72)は、常には、前記ねじりバネ66の付勢力によって、反時計回りの方向に付勢されており、初期位置(図6の実線で示した状態)で停止されている。なお、この初期位置が、本発明の「第一停止位置」に相当する。
また、調整部材72は、上記したように初期位置から時計回りに約100°回動することができる。そして、初期位置から時計回りに約100°回動した位置(本発明の「第二停止位置」に相当する、図6の破線で示した状態)のときに、遊技球の発射力が最大となる。
ベース部材75のうち、外側構成部75Aの互いに約180°離れた位置には、絶縁壁170,170(本発明の「絶縁部」に相当する)が形成されている。これら絶縁壁170,170は、外側構成部75Aの外周面から突出して、ベース部材75の厚さ方向に延びている。そして、これら2つの絶縁壁170,170を、ベース部材75の周方向で挟むようにして2つの導電部材76A,76Bがベース部材75に取り付けられている。
導電部材76A,76Bは、例えば、表面に金属メッキが施された樹脂部材で構成されている。導電部材76A,76Bは、共に略円弧形状をなしており、それぞれの外周面に、係止爪78が突出形成されている。より詳細には、図8において、ベース部材75の左側部分に装着される第1導電部材76A(本発明の「第一の導電部」に相当する)には、係止爪78aが形成されている。また、図8において、ベース部材75の右側部分に装着される第2導電部材76B(本発明の「第二の導電部」に相当する)には、3つの係止爪78b,78c,78dがほぼ等間隔で形成されている。
各導電部材76A,76Bの内周面には突片86が形成されている。第1導電部材76Aの突片86にはアース線160A(本発明の「第一導電接続部材」に相当する)の一端部が接続され、第2導電部材76Bの突片86にはアース線160B(本発明の「第二導電接続部材」に相当する)の一端部が接続されている。これらアース線160A,160Bは、内側構成部75Bに形成された矩形孔88に通され、発射制御基板60にコネクタ接続されている(図5及び図9(A)を参照)。そして、アース線160A,160Bによって、各導電部材76A,76Bへの遊技者の接触の有無が検出される。つまり、導電部材76A,76Bの少なくとも何れか一方に遊技者が触れたことをもって、操作ノブ28に遊技者が触れていると判断される。
図10に示すように、各導電部材76A,76Bの後面側には、それぞれ溝90が形成されている。そして、各導電部材76A,76Bに形成された溝90とベース部材75の外側構成部75Aとが嵌合して、ベース部材75と各導電部材76A,76Bとが組み付けられている。
さて、図9に示すように、各導電部材76A,76Bとベース部材75とが組み付けられると、導電部材76A,76B同士が絶縁壁170,170によって互いに絶縁されると共に、外側構成部75Aの絶縁壁170,170以外の部分が導電部材76A,76Bによって覆われる。これにより、操作ノブ28を手で握った場合には、遊技者の手が導電部材76A,76Bに接触し易くなる。また、絶縁壁170,170により、各導電部材76A,76Bからの遊技状態変更信号が交流することによる誤作動を防止することが可能である。なお、絶縁壁170の上面と導電部材76A、76Bの外周面とは面一となっている。以上が、調整部材72の説明である。
調整部材72の前面側には、装飾部材71が備えられている。図8に示すように、装飾部材71は、半球形状をなしている。装飾部材71の後面には、調整部材72を貫通した支持柱74が突き当てられ、固定部材73を貫通した螺子によって、装飾部材71が固定部材73に固定されている。なお、操作ノブ28を手で握った場合には、通常、この装飾部材71に遊技者の掌が接触する。
ところで、各導電部材76A,76Bに遊技者が触れた場合には、図3に示すように、各導電部材76A,76B毎に別個の遊技状態変更信号が発射制御基板60を介してメイン制御基板50に送信される。また、各導電部材76A,76Bからは、発射制御基板60に対して遊技状態変更信号とは別の発射許容信号が送信される。なお、この場合は、各導電部材76A,76Bが、本発明の「発射許容導電部」に相当する。
発射制御基板60は、発射停止スイッチ61と各導電部材76A,76Bとから発射許容信号が入力すると、発射装置70に備えた発射モータ68を駆動させる(図3を参照)。つまり、各導電部材76A,76Bの少なくとも何れか一方に触れた状態で調整部材72を回動した場合に、発射装置70から遊技球が発射される。
本実施形態のパチンコ遊技機に関する構成は以上であり、以下動作について説明する。操作ノブ28に備えた調整部材72を回動すると、その回動量に応じた発射力で遊技球が遊技領域R1に弾き出され、遊技球は、ランプ風車17、風車19、表示枠体23及び障害釘等に当接しながら下方に向かって流下する。そして、遊技領域R1を流下する途中で、いくつかの遊技球が、始動入賞口14に入賞する。始動入賞口14に遊技球が入賞すると、表示器34において特別図柄80,81,82のスクロール表示が開始される。即ち、操作手段(「操作ノブ28」)の操作により、発射装置70が遊技球を遊技領域R1に発射し、電気的遊技装置(「表示装置13」)は、遊技領域R1に発射された遊技球の挙動を起因として作動開始する。
特別図柄80,81,82の変動表示が所定時間に亘って行われた後で、表示器34において確定表示された特別図柄80,81,82がぞろ目となった場合には、大当たり遊技が行われる。大当たり遊技が開始されると、大入賞口15に備えた可動扉15Tが前側に倒れて、多くの遊技球が可動扉15Tに案内されて大入賞口15に入賞する。そして、遊技球が大入賞口15に入球すると、所定数の賞球が上皿27Aに払い出される。
さて、調整部材72を回動操作する場合には、調整部材72に備えられた係止爪78a〜78dの何れかに手の指を係止させるが、本実施形態では、調整部材72に備えられた導電部材76A,76Bに対する遊技者の接触状態に応じて表示器34における表示画像が変化する。
具体的には、遊技者が、調整部材72に備えた第1導電部材76Aと第2導電部材76Bとの両方に触れた状態(本発明の「第一接触状態」に相当する)、例えば、図11の(A)に示すように、第1導電部材76Aの係止爪78aに親指100aを係止し、第2導電部材76Bの係止爪78b,78c,78dにそれぞれ、人指し指100b、中指100c、薬指100dを係止した場合には、第1導電部材76Aと、第2導電部材76Bとから遊技状態変更信号が出力され、発射制御基板60を介してメイン制御基板50に入力する。つまり、2つの遊技状態変更信号が、発射制御基板60及びメイン制御基板50に入力すると、表示器34における背景画像が、例えば、「朝」を表す画像(図12の(A)を参照)となる。
また、第2導電部材76Bには触れずに第1導電部材76Aにのみ触れた状態(本発明の「第二接触状態」に相当する)、例えば、図11の(B)に示すように、第1導電部材76Aの係止爪78aに親指100aを係止しただけの場合には、第1導電部材76Aからのみ遊技状態変更信号が出力され、発射制御基板60を介してメイン制御基板50に入力する。すると、表示器34における背景画像が例えば、「昼」を表す画像(図12の(B)を参照)となる。
更に、第1導電部材76Aには触れずに第2導電部材76Bにのみ触れた状態(本発明の「第三接触状態」に相当する)、例えば、図11の(C)に示すように、第2導電部材76Bの係止爪78b,78c,78dにそれぞれを人指し指100b、中指100c、薬指100dを係止しただけの場合には、第2導電部材76Bからのみ遊技状態変更信号が出力され、発射制御基板60を介してメイン制御基板50に入力する。すると、表示器34における背景画像が例えば、「夜」を表す表示状態となる。
このように本実施形態によれば、遊技球を発射するための操作ノブ28に備えられた第1導電部材76Aと第2導電部材76Bとに対する遊技者の接触状態に応じて、表示器34における背景画像を変化させることができるので、操作ノブ28によって遊技の趣向性をより高めることができる。なお、本実施形態では、遊技者が操作ノブ28(詳細には、第1及び第2導電部材76A,76B)に接触すると、遊技状態変更信号が発射制御基板60及びメイン制御基板50に入力し、メイン制御基板50は、その遊技状態変更信号に基づいて表示制御基板57に制御信号を送信し、表示制御基板57は、その制御信号に応じて表示器34における背景画像を変化させているので、発射制御基板60、メイン制御基板50及び表示制御基板57が本発明の「遊技制御手段」に相当する。また、表示制御基板57において行われる背景画像を変化させるための処理・制御が、本発明の「遊技状態変化制御」に相当する。
[第2実施形態]
この第2実施形態は、操作ノブ28への接触状態に応じた制御内容が上記第1実施形態と異なる。その他の構成については上記第1実施形態と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。図13に示すように、本実施形態の操作ノブ28では、調整部材72に形成された絶縁壁170,170の幅が、人の指の幅とほぼ同じ幅となっている。
さて、本実施形態においては、操作ノブ28(調整部材72)への遊技者の接触状態に応じて、表示器34における表示画像が以下のように変化する。まず、図13の(A)に示すように、第1導電部材76Aと第2導電部材76Bの何れにも触れない状態、即ち、調整部材72に備えられた絶縁壁170,170の部分を人指し指100bと小指100eとで触っている場合には、表示器34における背景画像が、例えば、「朝」を表す画像(図12の(A)を参照)となる。なお、このとき、操作ノブ28に遊技者が触っていないと判断されるので、調整部材72が回動しても遊技球は発射されない。
図13の(B)に示すように、第2導電部材76Bには触れずに、第1導電部材76Aにのみ触れた場合には、表示器34における背景画像が、例えば、「昼」を表す画像(図12の(B)を参照)となる。
また、図13の(C)に示すように、第1導電部材76Aには触れずに、第2導電部材76Bにのみ触れた場合には、表示器34における背景画像が、例えば、「夜」を表す画像(図12の(C)を参照)となる。
さて、第1導電部材76Aと第2導電部材76Bとの両方に遊技者が触れた場合には、以下のようになる。即ち、メイン制御基板50は、第1導電部材76Aから出力された遊技状態変化信号と、第2導電部材76Bから出力された遊技状態変化信号との両方を無効化する。つまり、第1導電部材76Aと第2導電部材76Bの何れにも触れていない状態と同じ状態となるので、表示器34で表示される背景画像は、調整部材72の絶縁壁170,170だけに触れている場合(図13の(A)の状態)と同じ「朝」を表す画像(図12の(A)を参照)となる。
ここで、第1導電部材76Aと第2導電部材76Bとの両方に遊技者が触れた場合には、第1導電部材76Aから出力された遊技状態変更信号と、第2導電部材76Bから出力された遊技状態変更信号とのうちの、何れか一方の遊技状態変更信号を無効化して、他方の遊技状態変更信号のみがメイン制御基板50に入力するようにしてもよい。また、2つの遊技状態変更信号が同時にメイン制御基板50に入力しないようにする方法としては、第1導電部材76Aと第2導電部材76Bとの両方に遊技者が触った場合に、メイン制御基板50が1つの遊技状態変更信号しか受信できないようにする又は、第1導電部材76Aと第2導電部材76Bとの何れか一方しか遊技状態変更信号を送信できないようにする等の方法が考えられる。また、メイン制御基板50ではなく、発射制御基板60において遊技状態変更信号を無効化してもよい。
[第3実施形態]
第3実施形態は、調整部材72の構成が上記第1及び第2実施形態とは異なる。図14に示すように、本実施形態の調整部材300は、係止爪78aと係止爪78dの間の係止爪78a寄り位置に、第1導電部材301と第2導電部材302とが配置されている。第1導電部材301と第2導電部材302は、それぞれ人の指よりも幅狭となっている。これに対し、第1導電部材301と第2導電部材302との間に形成された絶縁突壁303は、人の指よりも幅広となっている。
さて、調整部材72を回動操作する場合、遊技者は、通常、係止爪78aに親指100aを係止して操作する。つまり遊技者は、第1導電部材301に触れている。ところが、親指100aで第1導電部材301に触れていると、親指以外の指100b〜100eで第2導電部材302に触れることは困難である。一方、親指100aで第2導電部材302に触れている場合にも同様に、親指以外の指100b〜100eで第1導電部材301に触れることは困難である。更に、絶縁突壁303の幅は、人の指の幅よりも幅広なので、親指100aだけで第1導電部材301と第2導電部材302との両方に触れることも困難である。つまり、本実施形態の調整部材300では、第1導電部材301に触っている場合には、第2導電部材302に触ることが困難でかつ、第2導電部材302に触っている場合には、第1導電部材301に触ることが困難な構成となっている。これにより、遊技者が第1導電部材301と第2導電部材302とに同時に接触した状態が起こり難くなり、2つの遊技状態変更信号がメイン制御基板50或いは発射制御基板60に同じタイミングで入力され難くなる。
[第4実施形態]
この第4実施形態は、操作手段の構成が第1乃至第3実施形態とは異なる。本実施形態の操作レバー200は、スロットマシンに備えられており、この操作レバー200を、例えば、上下方向に動かすと、所謂、リールが回転して遊技が開始される。操作レバー200は、図15に示すように、棒状部材201の先端部に球体状のグリップ202を備えてなる。グリップ202は、絶縁性を有する略円盤形状の樹脂部材203を、半球体形状をなした1対の導電部材204A,204Bで上下から挟んでなる。そして、操作レバー200を操作する際に、遊技者がグリップ202のどの部分に触れるか、即ち、樹脂部材203よりも上側の導電部材204Aに触れるか、或いは、樹脂部材203よりも下側の導電部材204Bに触れるかによって遊技状態が変化する。本実施形態においても、前記第1実施形態と同様な効果を奏することができる。なお、操作レバー200は、左右方向、前後方向へ動くように構成してもよい。また、各導電部材204A,204Bと樹脂部材203の形状及び配置は、これに限るものではなく、各導電部材204A,204Bが樹脂部材203によって絶縁された構成であればよい。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1〜第3実施形態では、パチンコ遊技機に本発明を適用していたが、遊技機であれば、アレンジボール、コイン遊技機、スロットマシン等に備えていてもよい。ここで、スロットマシンに本発明を適用した場合には、操作レバー200への遊技者の接触状態に応じて、大当たりの抽選(例えば、「ビッグ」と「レギュラー」と称されるもの)と、大当たり以外の抽選(例えば、AT抽選やストック放出抽選等)との何れかを実行するようにしてもよい。
(2)前記第1〜3実施形態では、操作ノブ28への遊技者の接触状態に応じて、表示器34で表示される画像を変化させていたが、他の役物の動作を変化させてもよい。例えば、装飾ランプ35、サイドランプ22、LED等の発光体の発光状態を変化させてもよいし、スピーカ56S等の音声発生手段から発生される音声やBGMを変化させてもよい。この場合、発光体及びスピーカ56Sは、本発明の「電気的遊技装置」に相当し、発光体による発光状態及びスピーカ56Sからの音声・BGMの発生状態が本発明の「遊技者が認識可能な作動状態」に相当する。
また、操作ノブ28(調整部材72)への接触状態に応じて、本発明に係る「遊技状態」を通常遊技状態と通常遊技状態よりも遊技者に有利な特典遊技状態とに変化させてもよい。なお、特典遊技状態として、特別図柄80,81,82の変動表示(「遊技者が認識可能な作動状態」)の時間を通常遊技状態時よりも短くする時間短縮遊技状態や、大当たり遊技が発生する確率が通常遊技状態時よりも高まる確率変動遊技状態を備えていてもよい。
(3)上記第1〜4実施形態では、操作ノブ28には、2つの導電部材76A,76Bが備えられていたが、複数個であれば、2つに限るものではない。例えば、図16に示すように、3つの導電部材76A〜76Cを備えていてもよい。
(4)上記第1〜3実施形態では、遊技状態変更信号を発射制御基板60を介してメイン制御基板50に入力させていたが、第1導電部材76Aと第2導電部材76Bとから直接メイン制御基板50に入力するようにしてもよい。具体的には、図17に示すように、第1導電部材76Aと第2導電部材76Bの他に第3導電部材76Cを設け、第1導電部材76Aと第2導電部材76Bの何れかに遊技者が触った場合には、遊技状態変更信号がメイン制御基板50に入力して、表示器34における表示画像が変化するように構成し、第3導電部材76Cに触った場合に、発射許容信号が発射制御基板60に入力して遊技球が発射されるようにしてもよい。
これを遊技者側から見ると、第3導電部材76Cに触れずに、第1又は第2導電部材76A,76Bの少なくとも何れか一方に触れている場合には、遊技球が発射されずに、表示画像が変化する。また、第1及び第2導電部材76A,76Bの何れにも触れずに、第3導電部材76Cにのみ触れて調整部材72を回動すると、表示画像の変化が起こらず、遊技球の発射だけが行われる。更に、第3導電部材76Cと、第1及び第2導電部材76A,76Bの少なくとも何れか一方に触れた状態で調整部材72を回動すると、遊技球が発射されると共に、表示画像も変化する。
(5)また、上記第1実施形態では、各導電部材76A,76Bから、遊技状態変更信号と発射許容信号との両方が出力されていた(遊技状態変更信号を遊技制御装置に入力させる導電部と、発射許容信号を遊技制御装置に入力させる発射許容導電部とが同一であった)が、これに限るものではなく、複数の導電部材のうち、遊技状態変更信号を出力する導電部材と、発射許容信号を出力する導電部材とを別々に設けて(複数の導電部のうち、遊技状態変更信号を遊技制御装置に入力させる導電部と、発射制御信号を遊技制御装置に入力させる発射許容導電部とを異ならせて)もよい。即ち、図17に示すように、第1導電部材76Aと第2導電部材76Bとからは、遊技状態変更信号だけが出力されるようにし、第3導電部材76Cからは発射許容信号だけが出力されるように構成してもよい。
(6)上記第1及び第2実施形態では、ねじりバネ66のねじり量によって、遊技球の発射力が変化する構成であったが、発射制御基板60からの信号によって発射力を変化させてもよい。即ち、図18に示すように、操作ノブ28に調整部材72の回動量を検出する検出手段を設け、発射制御基板60は、検出手段からの発射力調整信号に基づいて発射力を調整し、発射装置70を駆動するようにしてもよい。
(7)上記第1又は第2実施形態では、操作ノブ28を構成する調整部材72に導電部材76A,76Bを配置していたが、操作ノブ28の他の部分に導電部材を配置してもよい。例えば、装飾部材71に導電部材を配置してもよい。
本発明の第1実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 パチンコ遊技機の背面図 パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図 発射装置の斜視図 発射装置の平面図 発射装置の正面図 操作ノブの斜視図 操作ノブの分解斜視図 (A)調整部材の正面図(B)調整部材の斜視図 調整部材の断面図 遊技者が接触した状態における操作ノブの正面図 表示部の正面図 第2実施形態に係る操作ノブの正面図 第3実施形態に係る操作ノブの正面図 第4実施形態に係る操作レバーの斜視図 他の実施形態(3)に係る調整部材の正面図 他の実施形態(4)に係る遊技機の電気的構成を示すブロック図 他の実施形態(6)に係る遊技機の電気的構成を示すブロック図
符号の説明
13 表示装置(電気的遊技装置)
28 操作ノブ(操作手段)
50 メイン制御基板(遊技制御装置)
57 表示制御基板(遊技制御装置)
60 発射制御基板(遊技制御装置)
70 発射装置
75 ベース部材(可動部材)
76A,301 第1導電部材(第一の導電部)
76B,302 第2導電部材(第二の導電部)
76C 第3導電部材
160A アース線(第一導電接続部材)
160B アース線(第二導電接続部材)
170,303 絶縁突壁(絶縁部)
200 操作レバー(操作手段)
203 樹脂部材(絶縁部)
204A,204B 導電部材(複数の導電部)

Claims (15)

  1. 遊技を開始するために遊技者が操作する操作手段と、
    遊技者の遊技操作に応じて遊技進行を制御するための遊技制御装置と、
    前記操作手段に設けられ、絶縁部によって互いに区画された複数の導電部とを備え、
    遊技者が、前記複数の導電部のうちの何れかの前記導電部に接触した場合に、その接触した前記導電部に応じて、別個の遊技状態変更信号が前記遊技制御装置に入力されるように構成すると共に、
    前記遊技制御装置は、入力された前記遊技状態変更信号の別或いは、入力された複数の前記遊技状態変更信号の組合わせによって、遊技状態を変化させる遊技状態変化制御を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技球が打ち込まれる遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、
    遊技を開始するために遊技者が操作する操作手段と、
    遊技者の遊技操作に応じて遊技進行を制御するための遊技制御装置と、
    前記操作手段に設けられ、絶縁部によって互いに区画された複数の導電部とを備え、
    遊技者が、前記複数の導電部のうちの何れかの前記導電部に接触した場合に、その接触した前記導電部に応じて、別個の遊技状態変更信号が前記遊技制御装置に入力されるように構成すると共に、
    前記遊技制御装置は、入力された前記遊技状態変更信号の別或いは、入力された複数の前記遊技状態変更信号の組合わせによって、遊技状態を変化させる遊技状態変化制御を行うことを特徴とする遊技機。
  3. 前記複数の導電部のうちの少なくとも1つを発射許容導電部として設定し、前記発射許容導電部に遊技者が接触した場合には、前記遊技状態変更信号とは異なる、遊技球の発射を許容する発射許容信号が前記遊技制御装置に入力されることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記操作手段は、所定方向に動かすことが可能な可動部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記可動部材を動かした位置に応じて異なる発射力により遊技球が発射されるように構成したことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記可動部材は、前記操作手段に遊技者が接触してしない場合には第一停止位置で停止すると共に、前記第一停止位置から所定間隔離れた第二停止位置まで動かすことが可能な構成とされ、
    前記第一停止位置で遊技球の発射が停止されると共に、前記第二停止位置で遊技球の発射力が最大となるように構成されたことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記可動部材は、所定方向に回動可能に構成されたことを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載の遊技機。
  8. 前記可動部材には、前記複数の導電部が着脱自在に備えられ、前記可動部材のうち、前記複数の導電部同士の間には、前記複数の導電部同士が互いに接触しないように、前記絶縁部が形成されたことを特徴とする請求項4乃至7の何れかに記載の遊技機。
  9. 前記複数の導電部は、前記可動部材のうちの前記絶縁部以外の部分を被覆した形状であることを特徴とする請求項8に記載の遊技機。
  10. 前記操作手段には、第一操作領域と、前記第一操作領域とは異なる第二操作領域とが設定され、前記複数の導電部のうちの第一の導電部を前記第一操作領域に配置し、前記複数の導電部のうちの第二の導電部を前記第二操作領域に配置したことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の遊技機。
  11. 前記遊技制御装置は、前記第一の導電部と前記第二の導電部との双方に遊技者が接触した第一接触状態と、
    前記第一の導電部と前記第二の導電部とのうちの前記第一の導電部にのみ遊技者が接触した第二接触状態と、
    前記第一の導電部と前記第二の導電部とのうちの前記第二の導電部にのみ遊技者が接触した第三接触状態とで、前記遊技状態を異ならせることを特徴とする請求項10に記載の遊技機。
  12. 前記第一の導電部と前記第二の導電部とには、遊技者が接触した場合に前記遊技状態変更信号を前記遊技制御装置に送信するための導電接続部が備えられたことを特徴とする請求項10又は11に記載の遊技機。
  13. 前記導電接続部は、前記第一の導電部に接続される第一導電接続部材と前記第二の導電部に接続される第二導電接続部材とで構成され、
    前記第一導電接続部材及び前記第二導接続電部材は、前記遊技制御装置に設けられた少なくとも1つの制御基板に接続されたことを特徴とする請求項12に記載の遊技機。
  14. 遊技を開始するために遊技者が操作する操作手段と、
    遊技者の遊技操作に応じて遊技進行を制御するための遊技制御装置と、
    前記操作手段に設けられ、絶縁部によって互いに区画された少なくとも2つの第一の導電部と第二の導電部とを備え、
    遊技者が、前記第一の導電部と前記第二の導電部のうちの何れかの前記導電部に接触した場合に、その接触した前記導電部に応じて、別個の遊技状態変更信号が前記遊技制御装置に入力されるように構成すると共に、
    前記遊技制御装置は、入力された前記遊技状態変更信号によって遊技状態を変化させる遊技状態変化制御を行い、
    前記操作手段には、前記第一の導電部が配置された第一操作領域と前記第二の導電部が配置された第二操作領域とが設定され、
    遊技者が前記第一操作領域で操作したときには、前記第二の導電部よりも前記第一の導電部に接触し易くかつ、
    遊技者が前記第二操作領域で操作したときには、前記第一の導電部よりも前記第二の導電部に接触し易くなるように構成したことを特徴とする遊技機。
  15. 前記遊技機には電気的遊技装置が備えられ、
    前記遊技状態は、前記電気的遊技装置による遊技者が認識可能な作動状態であり、
    前記遊技制御装置は、前記作動状態を変化させる前記遊技状態変化制御を行うことを特徴とする請求項1乃至14の何れかに記載の遊技機。

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