JP2005180354A - エンジンの空燃比制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転性の悪化を抑制しつつ、始動直後における空燃比を速やかにストイキへと収束させる。
【解決手段】目標空燃比補正係数TFBYAの設定により、始動直後に空燃比をリッチ化し、時間経過と共にTFBYAを徐々に減少させる。O2センサの活性を検出した時点(活性判定)で、O2センサの出力がリッチ領域にあるときは(VO2>VOSL1)、TFBYAによる増量分(KAS)をカットし(第1の制御)、空燃比フィードバック制御を開始する一方、O2センサの出力がストイキ領域にあるときは(VOSL1≧VO2≧VOSL2)、引き続き、時間経過と共にTFBYAを減少させ(第2の制御)、増量分が0になってから空燃比フィードバック制御を開始する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、始動直後にリッチ空燃比で運転し、その後に空燃比フィードバック制御を行うエンジンの空燃比制御装置に関する。
特許文献1には、始動直後に空燃比をリッチ化し、時間経過と共に空燃比を徐々にストイキに収束させるように設定される目標空燃比補正係数TFBYAと、空燃比フィードバック制御条件にて空燃比センサからの信号に基づいて空燃比をストイキに収束させるように設定される空燃比フィードバック補正係数ALPHAとを用いて、燃料噴射量を演算・制御するエンジンの空燃比制御装置において、空燃比センサの活性検出後、目標空燃比補正係数TFBYAによる燃料噴射量の増量分を0にすると共に、その増量分を空燃比フィードバック補正係数ALPHAに上乗してから、空燃比フィードバック制御に移行することが開示されている。
特開2001−234779号公報
冷間時には燃料の気化性が悪く、壁流が増大して筒内に吸入される燃料が不足するため、始動直後の空燃比は、目標空燃比補正係数TFBYAによりリッチ化して燃焼を安定させ、その後の時間経過と共に徐々にストイキに収束させるようにする。そして、空燃比フィードバック制御の開始時に、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分が残っていた場合にはその増量分をカットすることになるが、そうすると空燃比が急にリーン側へと変化してトルク段差が発生し、運転性の悪化を招くので、そのカット分を空燃比フィードバック補正係数ALPHAに上乗せするようにしている。
しかし、目標空燃比補正係数TFBYAは、通常、揮発性の悪い重質燃料に適合されているため、軽質燃料等の比較的揮発性のよい燃料の場合には、始動直後の空燃比がよりリッチ傾向となることから、前記増量分を空燃比フィードバック補正係数ALPHAに上乗せすると、ストイキへの収束が遅れて、エミッションや燃費の悪化を招いてしまうという問題がある。
また、始動時の温度条件や部品バラツキの影響によっては、目標空燃比補正係数TFBYAによりリッチ化しようとしても、実際の空燃比はストイキ近傍となっている場合があり、かかる場合において空燃比フィードバック制御を開始してしまうと、空燃比の振動を招いて、かえって運転性を悪化させるおそれがある。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであり、運転性の悪化を抑制しつつ、始動直後における空燃比を速やかにストイキへと収束させることを目的とする。
このため、本発明に係るエンジンの空燃比制御装置は、空燃比センサの活性を検出した時点で、目標空燃比補正係数による増量分をカットする第1の制御と、空燃比センサの活性を検出した後も、引き続き、時間経過と共に前記目標空燃比補正係数を減少させる第2の制御と、を選択可能に構成し、その活性を検出した時点における空燃比センサの出力がリッチ領域にあるときは第1の制御を、空燃比センサの出力がストイキ領域にあるときは第2の制御を選択するようにした。
本発明に係るエンジンの空燃比制御装置によると、空燃比センサの活性を検出した時点における空燃比に応じて、始動直後における空燃比制御の方法を切り換えるようにしたので、運転性の悪化を最小限に抑制しつつ、ストイキへの収束性を高め、エミッション及び燃費を向上させることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すエンジン(内燃機関)のシステム図である。
エンジン1の各気筒の燃焼室には、エアクリーナ2から吸気ダクト3、スロットル弁4
及び吸気マニホールド5を経て空気が吸入される。吸入空気量Qaは、スロットル弁4の開度に応じて制御される。吸気マニホールド5の各ブランチ部には各気筒毎に燃料噴射弁6が設けられている。但し、燃料噴射弁6は燃焼室内に直接臨ませる配置としてもよい。
燃料噴射弁6は、ソレノイドに通電されて開弁し、通電停止されて閉弁する電磁式燃料噴射弁(インジェクタ)であって、後述するエンジンコントロールユニット(以下ECUという)12からの駆動パルス信号により通電されて開弁し、図示しない燃料ポンプから圧送されてプレッシャレギュレータにより所定圧力に調整された燃料を噴射供給する。従って、駆動パルス信号のパルス幅により燃料噴射量が制御される。
エンジン1の各燃焼室には点火プラグ7が設けられており、これにより火花点火して混合気を着火燃焼させる。
エンジン1の各燃焼室からの排気は、排気マニホールド8を介して排出される。また、排気マニホールド8からEGR通路9が導出され、これによりEGR弁10を介して排気の一部を吸気マニホールド5に還流している。
一方、排気通路には、排気マニホールド8の直下などに位置させて、排気浄化触媒11が設けられている。
ECU12は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インターフェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種センサからの入力信号を受け、後述のごとく演算処理して、燃料噴射弁6や点火プラグ7等の作動を制御する。
前記各種センサとしては、エンジン1のクランク軸又はカム軸回転よりクランク角度と共にエンジン回転数Neを検出可能なクランク角センサ13、吸気ダクト3内で吸入空気量Qaを検出するエアフローメータ14、スロットル弁4の開度TVOを検出するスロットルセンサ15(スロットル弁4の全閉位置でONとなるアイドルスイッチを含む)、エンジン1の冷却水温Twを検出する水温センサ16、排気マニホールド8の集合部にて排気空燃比のリッチ・リーンに応じた信号を出力する空燃比センサとしてのO2センサ17、このO2センサ近傍の排気温度(あるいは、O2センサの温度)TO2を検出する温度センサ18などが設けられている。尚、O2センサ17はヒータを内蔵しており、始動時からヒータに通電して素子温度を上昇させることで早期活性化を図ることができる。また、O2センサに代えて、空燃比に対して出力がリニアに変化するA/Fセンサを用いるようにしてもよい。ECU12には、さらにスタートスイッチ19などからの動作信号も入力されている。
次に、ECU12にて実行される処理についてフローチャートを用いて説明する。
図2は、燃料噴射量演算ルーチンのフローチャートであり、エンジン始動後(スタートスイッチON→OFF後)に時間同期又は回転同期で実行される。尚、始動時の燃料噴射量は別の方法で演算される。
S1では、エアフローメータにより検出される吸入空気量Qaと、クランク角センサにより検出されるエンジン回転数Neとを読み込む。尚、吸入空気量Qaについては、検出信号に基づいて平滑化処理を行うが、フローでは省略した。
S2では、読み込んだ吸入空気量Qaとエンジン回転数Neとから、次式により、基本燃料噴射量(基本噴射パルス幅)Tpを演算する。
Tp=K×Qa/Ne 但し、Kは定数
S3では、後述のごとく設定される目標空燃比補正係数(始動後空燃比リッチ化補正係
数)TFBYA、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを読み込み、次式により、最終的な燃料噴射量(噴射パルス幅)Tiを演算する。
Ti=Tp×TFBYA×ALPHA
なお、目標空燃比補正係数TFBYA及び空燃比フィードバック補正係数ALPHAは、その基準値を1とする。また、燃料噴射量(噴射パルス幅)Tiの演算には、この他、スロットル開度TVOの変化に基づく過渡補正や、バッテリ電圧に基づく無効噴射パルス幅の加算等がなされるが、ここでは省略する。
このようにして燃料噴射量Tiが演算されると、このTiに相当するパルス幅の駆動パルス信号がエンジン回転に同期して各気筒毎に所定のタイミングで燃料噴射弁6に出力され、燃料噴射が行われる。
図3は、始動後の空燃比制御を示すフローチャートである。ここで、前記目標空燃比補正係数(始動後空燃比リッチ化補正係数)TFBYA及び前記空燃比フィードバック補正係数ALPHAが設定される。
S11では、始動時の水温Twを検出し、これに応じて、始動後の燃料増量率(以下、始動後増量率という)の初期値KAS、及び、その後の単位減量率ΔKを設定する(次式参照)。
KAS=f1(Tw)
ΔK=f2(Tw)
具体的には、始動時水温Twが低いほど始動後増量率の初期値KASを大きく設定し、また、始動時水温Twが低いほど時間をかけて減量するように単位減量率ΔKを小さく設定する。
S12では、目標空燃比補正係数TFBYAを始動後増量率KASに基づいて設定し、空燃比フィードバック補正係数ALPHAは1に固定する(次式参照)。
TFBYA=1+KAS
ALPHA=1
ここでの設定値が始動後初回の燃料噴射量Tiの演算に用いられ、目標空燃比補正係数TFBYAにより、空燃比がリッチ化される。
その後、S13では、時間同期で、始動後増量率KASを単位減量率ΔK分ずつ減少させ(KAS=KAS−ΔK)、減少させた始動後増量率KASに基づいて、目標空燃比補正係数TFBYAを算出することで(TFBYA=1+KAS)、目標空燃比補正係数TFBYAを減少させる。このような目標空燃比補正係数TFBYAの設定により、始動直後に空燃比をリッチ化し、その後の時間経過と共に空燃比を徐々にストイキに収束させるようにすることができる。
S14では、排気温度(O2センサの温度)TO2が予め定めた活性判定レベルSLを超えたか否かを判定する。TO2が活性判定レベルSL以下であればS13へ戻り、目標空燃比補正係数TFBYAを減少させる。一方、TO2が活性判定レベルSLを超えていれば、O2センサの活性を検出したものとして、S14からS15へ進む。なお、ここでは、排気温度(O2センサの温度)に基づいて活性判定を行うようにしているが、それ以外の方法(例えば、O2センサの素子抵抗値に基づく活性判定)を用いてもよい。
S15では、O2センサの出力電圧VO2が予め定めたストイキ領域(VOSL1≧VO2≧VOSL2)にあるか否かを判定する。出力電圧VO2がストイキ領域にあればO2センサ活性時に空燃比がストイキ近傍にあるとしてS16に進み、ストイキ領域にないときはS17に進む。なお、ここで用いるVOSL1はリッチ側スライスレベルとして、VOSL2(<VOSL1)はリーン側スライスレベルとして予め定められた値である。
S16では、始動後増量率KASが0になったか否か(目標空燃比補正係数TFBYAが1になったか否か)を判定する。始動後増量分KAS=0(TFBYA=1)であれば通常の空燃比フィードバック制御(λ制御)に移行する(図4参照)。このとき、目標空燃比補正係数TFBYA=1、空燃比フィードバック補正係数ALPHA(初期値)=1となっている。一方、KAS>0(TFBYA>1)であればS13に戻り、引き続き、TFBYAを減少させる。
これにより、O2センサの活性が検出されても(空燃比フィードバック制御の開始が許可されても)、その時点における空燃比がストイキ近傍である場合には、直ちに空燃比フィードバック制御を開始することなく、始動後増量率KASが0になるのを待ってから空燃比フィードバック制御を開始することになる。但し、O2センサの活性時における空燃比がストイキ近傍であっても、その後、始動後補正率KASが0になるまでの間に、O2センサの出力電圧がストイキ領域から外れたときは、S15からS17へと進み、後述する処理が行われることになる。
S17では、O2センサの出力電圧VO2がリッチ側スライスレベルVOSL1を超えている(リッチ領域にあるか)否かを判定する。YESの場合はO2センサの活性時における空燃比がリッチであるとしてS18に進み、NOの場合はO2センサの活性時における空燃比がリーンであるとしてS19に進む。
S18では、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)をカットし(ここでは0にする)、その後、通常の空燃比フィードバック制御(λ制御)に移行する。従って、このとき、目標空燃比補正係数TFBYA=1、空燃比フィードバック補正係数ALPHA(初期値)=1となっている。
S19では、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)をカットする(ここでは0にする)と共に、その増量分(KAS)を空燃比フィードバック補正係数ALPHAに上乗せし、その後、通常の空燃比フィードバック制御(λ制御)に移行する。従って、このとき、目標空燃比補正係数TFBYA=1、空燃比フィードバック補正係数ALPHA(初期値)=1+KASとなっている。
これにより、O2センサ活性時に空燃比がリッチの場合には、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)をカットして、直ちに空燃比フィードバック制御が開始され、O2センサ活性時に空燃比がリーンの場合には、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)をカットすると共にその増量分(KAS)を空燃比フィードバック補正係数ALPHAに上乗せしたうえで、直ちに空燃比フィードバック制御が開始されることになる。
図4は、通常の空燃比フィードバック制御(通常λ制御)のフローチャートである。
S21では、O2センサの出力電圧に基づいてリーン/リッチを判定する。リーンであればS22へ進み、リッチであればS25に進む。
S22では、リッチ→リーンへの反転時(前回リッチ)であるか否かを判定する。リッチ→リーンへの反転時であればS23へ進み、リーン状態継続中であればS24に進む。
S23では、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを比較的大きく設定した比例分(比例定数)P増加させて、更新する(ALPHA=ALPHA+P)。
S24では、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを微小の積分分(積分定数)I増加させて、更新する(ALPHA=ALPHA+I)。
S25では、リーン→リッチへの反転時(前回リーン)であるか否かを判定する。リーン→リッチへの反転時であればS26へ進み、リッチ状態継続中であればS27に進む。
S26では、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを比較的大きく設定した比例分P減少させて、更新する(ALPHA=ALPHA−P)。
S27では、空燃比フィードバック補正係数ALPHAを微小の積分分I減少させて、更新する(ALPHA=ALPHA−I)。
図5は、本実施形態におけるタイムチャートである。図5において、O2センサ活性時の空燃比がリッチの場合を実線、O2センサ活性時の空燃比がストイキ近傍の場合を破線で示している。
目標空燃比補正係数TFBYAの設定により、始動直後に空燃比をリッチ化し、その後の時間経過と共に空燃比を徐々にストイキに収束させるように制御している。
ここで、O2センサの活性を検出したときに(時刻t1)、実線で示すように、O2センサの出力電圧VO2がリッチ側スライスレベルVOSL1を超えていると(すなわち、空燃比がリッチのときは)、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)を0にすると共に空燃比フィードバック補正係数ALPHAを1に設定し、直ちに空燃比フィードバック制御が開始される。
このように、O2センサの活性を検出した時点で空燃比がリッチのときは、直ちに空燃比フィードバック制御を開始することで、ストイキへの収束を早めて、エミッション及び燃費を向上できる。
一方、O2センサの活性を検出したときに(時刻t1)、破線で示すように、O2センサの出力電圧VO2がリッチ側スライスレベルVOSL1とリーン側スライスレベルVOSL2の間にあると(すなわち、空燃比がストイキ近傍のときは)、引き続き、目標空燃比補正係数TFBYAを減少させ、その増量分(KAS)が0となった時点で空燃比フィードバック制御が開始される(時刻tb)。
2センサ活性時における空燃比がストイキ近傍のときは、そのままであってもエミッション及び運転性に悪影響はない。しかし、空燃比フィードバック制御を開始すると、ストイキへ収束させることにはなるが、かかるフィードバック制御によって実際の空燃比が振動することになるから、かえって運転性を悪化させるおそれがある。そこで、すでに空燃比がストイキ近傍となっているときは、空燃比フィードバック制御の開始を意図的に遅らせて、すなわち、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)が0になるのを待ってから空燃比フィードバック制御を開始することとし、空燃比の振動に伴う運転性の悪化を防止するようにしたものである。
この実施形態によると、O2センサの活性を検出した時点で空燃比がリッチのときは、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)をカットすると共に空燃比フィードバック制御を開始する一方、O2センサ活性時における空燃比がストイキ近傍のときには、引き続き、時間経過と共に目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)を減少させ、この増量分(KAS)が0近傍(0又はほぼ0)になってから空燃比フィードバック制御を開始するので、運転性の悪化を抑制しつつ、ストイキへの収束を早めてエミション及び燃費を向上できる。
なお、以上では、O2センサ活性時における空燃比がストイキ近傍のときは、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)が0になるのを待ってから空燃比フィードバック制御を開始するようにしているが、KASが完全に0になっていなくとも、0近傍となったときに空燃比フィードバック制御を開始するようにしても、ほぼ同様の効果が得られる。
また、O2センサ活性時における空燃比がストイキ近傍で、時間経過と共に目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)を減少させているときであっても、その途中でO2センサの出力電圧(空燃比)がストイキ領域を外れたときは、増量分(KAS)を0にし、空燃比フィードバック制御を開始するようにしたので、運転状態等の状況の変化によって空燃比が急変した場合であっても、ストイキへの収束性を良好に維持できる。
図6は、始動後の空燃比制御の第2実施形態示すフローチャートであり、上記図3に代えて用いられるものである。
図6において、S31〜S38及びS40は、図3におけるS11〜S18及びS20と同じであるので説明を省略する。
S38において、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)をカット(ここでは0にする)した後、S39に進む。
S39では、O2センサの出力電圧VO2がフィードバック制御開始判定スライスレベルVOSL3(<VOSL1)に達したか否かを判定し、NOの場合は、時間待ちを行う。そして、O2センサの出力電圧がVOSL3に達したら、通常の空燃比フィードバック制御(λ制御)に移行する(図4参照)。なお、このとき、目標空燃比補正係数TFBYA=1、空燃比フィードバック補正係数ALPHA(初期値)=1となっている。
図7は、始動後の空燃比制御としてかかる第2実施形態を用いた場合におけるタイムチャートである。図5と同様に、O2センサ活性時の空燃比がリッチの場合を実線、O2センサ活性時の空燃比がストイキ近傍の場合を破線で示している。
目標空燃比補正係数TFBYAの設定により、始動直後に空燃比をリッチ化し、その後の時間経過と共に空燃比を徐々にストイキに収束させるように制御している。
ここで、O2センサの活性を検出したときに(時刻t1)、実線で示すように、O2センサの出力電圧VO2がリッチ側スライスレベルVOSL1を超えていると(すなわち、空燃比がリッチのときは)、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)を0にするが、第1実施形態(図5参照)と異なり、この時点(時刻t1)では空燃比フィードバック制御(λ制御)を開始せずに、O2センサの出力電圧VO2がフィードバック制御開始判定スライスレベルVOSL3に達してから空燃比フィードバック制御が開始される(時刻ta)。
これにより、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)を0にした効果が反映された後に(検出遅れを待って)、検出空燃比(O2センサからの信号)に基づく空燃比フィードバック制御が開始されるので、図中一点鎖線で示すような過補正(過制御)を抑制して運転性の悪化を防止すると共に、ストイキへの収束を早めることができる。
一方、O2センサの活性を検出したときに(時刻t1)、O2センサの出力電圧VO2がリッチ側スライスレベルVOSL1とリーン側スライスレベルVOSL2の間にあると(すなわち、空燃比がストイキ近傍のときは)、引き続き、目標空燃比補正係数TFBYAを減少させ、その増量分(KAS)が0となった時点で空燃比フィードバック制御が開始される(時刻tb)。
なお、この実施形態では、O2センサの出力電圧がフィードバック制御開始判定スライスレベルVOSL3に達した時点で空燃比フィードバック制御を開始するようにしているが、例えば、増量分(KAS)を0にした後にO2センサの出力電圧の所定量以上変化(減少)するのを待って空燃比フィードバック制御を開始するようにしてもよい。
この実施形態によると、第1実施形態(図3)に対して、空燃比がリッチにときに空燃比センサの出力電圧がフィードバック制御開始判定スライスレベルに達した時点から、空燃比フィードバック制御を開始するようにしたので、過補正によるオーバーシュートを抑制して運転性の悪化を防止でき、また、ストイキへの収束をより早めることができる。
図8は、始動後の空燃比制御の第3実施形態示すフローチャートであり、上記図3に代えて用いられる。
図8において、S41〜S47及びS51は、図3におけるS11〜S17及びS20と同じであるので説明を省略する。
S48では、O2センサの出力電圧(空燃比)に応じて、点火時期の進角補正量ΔIT(=f3(VO2))を設定する。具体的には、O2センサの出力電圧が高いほど(空燃比がリッチであるほど)進角補正量ΔITを大きく設定する。
S49では、基本点火時期ITbaseと進角補正量ΔITとから、次式により補正後の点火時期を算出し、点火プラグ7に出力する(点火時期の遅角補正を行う)。
IT=ITbase−ΔIT
なお、基本点火時期ITbaseは、エンジン回転数Ne及び基本燃料噴射量Tpに応じて割り付けられた基本点火時期マップを参照することにより算出する。また、基本点火時期ITbaseの算出には、この他、冷却水温度Twやスロットル開度TVOに基づく補正がなされるが、ここでは省略する。
S50では、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)をカットして(ここでは0にする)、通常の空燃比フィードバック制御(λ制御)に移行する。なお、このとき、目標空燃比補正係数TFBYA=1、空燃比フィードバック補正係数ALPHA(初期値)=1となっている。
2センサ活性時に空燃比がリッチの場合には、空燃比フィードバック制御を行うが、この空燃比フィードバック制御の開始時には、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)を0にするため、空燃比が急にリーン側へと変化しトルク段差が発生するおそれがある。そして、このトルク段差はフィードバック制御開始時に空燃比がリッチであるほど大きい。そこで、空燃比フィードバック制御を開始するに際して、空燃比がリッチであるほど点火時期を進角させる(進角補正する)ことでトルクの減少分を補い、空燃比フィードバック制御の開始直後におけるトルク段差の発生を最小限に抑制する。
これにより、始動直後において、ストイキへの収束を早めてエミッション及び燃費を向上しつつ、空燃比フィードバック制御の開始直後におけるトルク段差の発生を最小限に抑制できる。
なお、この実施形態では、点火時期を進角補正することにより空燃比フィードバック制御の開始直後のトルク段差を抑制するようにしているが、空燃比フィードバック制御の開始(オープン制御からフィードバック制御への切り換え)時におけるトルク減少分を補うものであれば他の制御であってもよく、例えば、点火時期の進角補正に代えて、又は加えて、吸入空気量Qaを増量補正するようにしてもよい。この場合、O2センサの出力電圧が高いほど(空燃比がリッチであるほど)吸入空気量を増量させることになる。
図9は、始動後の空燃比制御として上記第3実施形態を用いた場合におけるタイムチャートである。図5、図7と同様に、O2センサ活性時の空燃比がリッチの場合を実線、O2センサ活性時の空燃比がストイキ近傍の場合を破線で示している。
目標空燃比補正係数TFBYAの設定により、始動直後に空燃比をリッチ化し、その後の時間経過と共に空燃比を徐々にストイキに収束させるように制御している。
ここで、O2センサの活性を検出したときに(時刻t1)、実線で示すように、O2センサの出力電圧VO2がリッチ側スライスレベルVOSL1を超えていると(すなわち、空燃比がリッチのときは)、目標空燃比補正係数TFBYAによる増量分(KAS)を0にすると共に空燃比フィードバック補正係数ALPHAを1に設定し、直ちに空燃比フィードバック制御が開始される。このとき、空燃比フィードバック制御の開始に伴うトルク減少分を補うトルク補正制御(点火時期の進角補正又は/及び吸入空気量Qaの増量補正)も開始される。
このように、O2センサの活性を検出した時点で空燃比がリッチのときは、直ちに空燃比フィードバック制御を開始すると共に、トルク補正制御を実行することで、ストイキへの収束を早めて、エミッション及び燃費を向上しつつ、空燃比フィードバック制御の開始に伴うトルク段差(増量分KASを0にすることで生じるトルク減少)の発生を抑制して運転性の悪化を防止できる。
一方、O2センサの活性を検出したときに(時刻t1)、破線で示すように、O2センサの出力電圧VO2がリッチ側スライスレベルVOSL1とリーン側スライスレベルVOSL2の間にあると(すなわち、空燃比がストイキ近傍のときは)、引き続き、目標空燃比補正係数TFBYAを減少させ、その増量分(KAS)が0となった時点で空燃比フィードバック制御が開始される(時刻tb)。
この実施形態によると、空燃比フィードバック制御の開始時にトルク補正制御(点火時期の進角補正、吸入空気量の増量補正等)を実行するので、ストイキへの収束を早めて、エミッション及び燃費を向上しつつ、空燃比フィードバック制御の開始に伴うトルク段差の発生を抑制して運転性の悪化を防止できる。
なお、第3実施形態においても、第2実施形態(図5)のように、空燃比がリッチのときは、O2センサの出力電圧VO2がフィードバック制御開始判定スライスレベルVOSL3に達してから空燃比フィードバック制御を開始するようにしてもよい。このようにすれば、トルク補正制御によるトルク増大分をより小さなものにできる。
本発明の一実施形態を示すエンジンのシステム図である。 燃料噴射量演算ルーチンのフローチャートである。 始動後の空燃比制御の第1実施形態を示すフローチャートである。 空燃比フィードバック制御ルーチンのフローチャートである。 第1実施形態のタイムチャートである。 始動後の空燃比制御の第2実施形態を示すフローチャートである。 第2実施形態のタイムチャートである。 始動後の空燃比制御の第3実施形態を示すフローチャートである。 第3実施形態のタイムチャートである。
符号の説明
1…エンジン、スロットル弁…4、6…燃料噴射弁、7…点火プラグ、12…ECU、17…O2センサ

Claims (8)

  1. 始動直後に空燃比をリッチ化し、時間経過と共に空燃比を徐々にストイキに収束させるように設定される目標空燃比補正係数と、空燃比フィードバック制御条件にて空燃比センサからの信号に基づいて空燃比をストイキに収束させるように設定される空燃比フィードバック補正係数とを用いて、燃料噴射量を演算・制御するエンジンの空燃比制御装置において、
    前記空燃比センサの活性を検出した時点で、前記目標空燃比補正係数による増量分をカットする第1の制御と、
    前記空燃比センサの活性を検出した後も、引き続き、時間経過と共に前記目標空燃比補正係数を減少させる第2の制御と、を選択可能に構成し、
    前記空燃比センサの活性を検出した時点で、該空燃比センサの出力がリッチ領域にあるときは前記第1の制御を、前記空燃比センサの出力が所定のストイキ領域にあるときは前記第2の制御を選択することを特徴とするエンジンの空燃比制御装置。
  2. 前記空燃比センサの活性を検出した時点で、前記空燃比センサの出力がリッチ領域にあるときは、前記目標空燃比補正係数による増量分をカットすると共に、空燃比フィードバック制御を開始することを特徴とする請求項1記載のエンジンの空燃比制御装置。
  3. 前記空燃比センサの活性を検出した時点で、前記空燃比センサの出力がリッチ領域にあるときは、前記目標空燃比補正係数による増量分をカットした後、前記空燃比センサの出力が所定のフィードバック制御開始判定スライスレベルに達してから空燃比フィードバック制御を開始することを特徴とする請求項1記載のエンジンの空燃比制御装置。
  4. 前記空燃比センサの活性を検出した時点で、前記空燃比センサの出力が所定のストイキ領域にあるときは、時間経過と共に前記目標空燃比補正係数を減少させ、該目標空燃比補正係数による増量分が0近傍になってから空燃比フィードバック制御を開始することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のエンジンの空燃比制御装置。
  5. 前記目標空燃比補正係数を減少させる途中で、前記空燃比センサの出力が所定のストイキ領域を外れたときには、前記目標空燃比補正係数による増量分をカットし、空燃比フィードバック制御を開始するようにしたことを特徴とする請求項4記載のエンジンの空燃比制御装置。
  6. 前記空燃比フィードバック制御を開始すると共に、前記目標空燃比補正係数による増量分をカットすることで生じる減少分を補うようにトルク補正制御を行うことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載のエンジンの空燃比制御装置。
  7. 前記トルク補正制御は、活性を検出した時点における前記空燃比センサの出力に基づいて補正量を設定することを特徴とする請求項6記載のエンジンの空燃比制御装置。
  8. 前記トルク補正制御は、点火時期の進角補正又は吸入空気量の増量補正の少なくとも一方を行うことを特徴とする請求項6又は7記載のエンジンの空燃比制御装置。
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