JP2005175737A - 資料提示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プレゼンテーションにおいて、資料に対するカメラの撮影状態を容易に設定することができる資料提示装置を提供する。
【解決手段】 RFID部51には、撮影状態情報として、資料の撮影フレーミングを決定するカメラヘッド40の傾動角度や、ターンテーブル12の回転角度、アーム20の傾動角度等からなる1組の設定値が記憶される。上記1組の設定値が記憶されたRFID部51は立体物Sの裏面に設ける。RFID部51が設けられた立体物Sをターンテーブル12の所定の位置に載置したときに、リーダライタ部52は、RFID部51に記憶された1組の設定値を読み取る。制御部は、リーダライタ部52によって得られた各設定値に設定されるように、ターンテーブル12やアーム20等を調整する。これにより、カメラ部は、RFID部51に記憶されている1組の設定値に対応した撮影状態に自動的に再現される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、資料載置台上に載置された原稿や立体物等の資料をカメラ等の撮像手段で撮影し、その撮影画像をモニタやスクリーン等の表示手段に表示させる資料提示装置に係り、特に撮像手段のアングル等の撮影状態を設定する機能を改良した資料提示装置に関する。
モニタやスクリーン等の表示手段に資料の画像を投映し、その画像を参照しながら聴衆に対して資料の内容の説明を行うプレゼンテーションでは、資料の画像をスクリーンに投映するための手段として、近年、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)に代わって、資料提示装置が用いられている。
資料提示装置は、たとえば特許文献1に開示されているように、原稿などの資料を載置するための資料載置台と、この資料載置台に載置された資料の画像を撮影するCCD(Charge Coupled Device)カメラなどの撮像手段を備えている。このような資料提示装置では、資料載置台に載置された原稿が撮像手段で撮影され、その撮影された画像が、表示手段に投影される。
特許第3201707号公報(第6項、図1)
ところで、撮像手段によって資料載置台上の資料を撮影する際、資料に対して所望の撮影領域をフレーミングするために、資料の載置位置や撮像手段の撮影倍率などを調整する必要があるが、その調整作業は面倒であり、特に装置の操作に慣れない者にとっては手間がかかるものであった。
そこで、撮影領域のフレーミングを容易に行うために種々の技術が提案されている。たとえば、LEDから光を発光させ、その発光された光を用いて、資料載置台上にカメラの撮影範囲を示す技術が考えられている(たとえば、特許文献2)。しかしながら、この場合、LEDからの光によりカメラの撮影範囲が示されるだけであるため、その撮影範囲を参照しながら撮影領域をフレーミングする際に、上記のような面倒な調整作業を行う必要があった。
特開平7−298103号公報(要約)
したがって、本発明は、プレゼンテーションにおいて資料の載置位置や撮像手段の撮影倍率などを調整する必要がなく、資料に対して所望の撮影領域をフレーミングすることができる資料提示装置を提供することを目的としている。
本発明の資料提示装置は、資料が載置される資料載置面を有する資料載置手段と、資料載置面に載置された資料を撮影する撮像手段と、資料に対するフレーミングを決定する撮像手段の撮影状態に関する撮影状態情報を記憶する記憶手段と、記憶手段から撮影状態情報を読み出し、撮影状態情報に基づいて撮像手段の撮影状態を再現する制御手段とを備えたことを特徴としている。
本発明の資料提示装置では、資料に対するフレーミングを決定する撮像手段の撮影状態に関する撮影状態情報を記憶する記憶手段を設けたので、記憶手段に所望の撮影状態に関する撮影状態情報を事前に記憶しておき、資料載置面の所定の位置に資料を載置すると、制御手段によって撮影状態情報が記憶手段から読み出され、読み出された撮影状態情報に基づいて所望の撮影状態が再現される。これにより、プレゼンテーションにおいて資料の載置位置や撮像手段の撮影倍率などを調整するための面倒な作業の必要がなく、資料に対する所望の撮影状態を自動的に再現することができる。したがって、的確かつ速やかに資料を所望の撮影状態で撮影することができる。
たとえば、資料載置面に複数の資料を順々に載置する場合、それぞれの資料毎に記憶手段を設け、それぞれの資料について記憶手段に所望の撮影状態に関する撮影状態情報をあらかじめ記憶することができるので、資料を交換する毎に、それぞれの資料について所望の撮影状態を自動的に再現することができる。さらに、記憶手段は、特にその形状や大きさに関係なく備えることができるので、資料が平面資料であるか立体物であるかに関係なく適用することができる。したがって、資料が複数ある場合や立体物である場合でも、的確かつ速やかに資料を所望の撮影状態で撮影することができる。
上記記憶手段に対して、撮像手段の撮影状態情報の書込み、読取り、あるいは消去を実行するには種々の手段を用いることができる。たとえば、撮像手段の撮影状態情報の書込み、読取り、および消去を記憶手段に対して実行するリーダライタ手段を備える。この場合、記憶手段は、資料に着脱自在に設けられる。リーダライタ手段は、撮像手段の撮影状態情報が記憶されている記憶手段が設けられた資料が資料載置面に載置されたときに、撮影状態情報を読み取る。そして、制御手段は、リーダライタ手段によって得られた撮影状態情報に基づいて、撮像手段の撮影状態を再現する。
上記態様では、資料に記憶手段が着脱自在に設けられ、この記憶手段に記憶される撮影状態情報がリーダライタ手段により書き換えられるので、種々の資料に対して記憶手段を用いることができ、1つの資料につき様々な撮影状態を再現することができる。
上記記憶手段は、ICタグ、ICカードあるいは磁気カードから構成するのが好適である。リーダライタ手段は、関連情報保持手段がICタグおよびICカードの場合には電波信号を通じて、関連情報保持手段が磁気カードの場合には磁気信号を通じて、書込み、読取り、および消去を実行する。
上記態様では、資料載置面上に、資料載置面における資料の載置位置を示すためのマークを設けるのが好適である。たとえば、資料の載置位置を示すためのマークとして、資料載置面に互いに直交する2直線を印刷する。また、資料としてA4サイズやB4サイズの原稿を用いる場合、その載置位置を示すためのマークとして、それぞれの原稿のサイズに対応した領域の4隅に「』」の印を印刷する。また、記憶手段をリーダライタ手段に正対させるための位置決め手段(たとえば、ストッパ)を設けるようにしてもよい。
撮像手段の撮影状態情報の書込み、読取り、および消去を記憶手段に対して実行するリーダライタ手段を備える代わりに、たとえば、記憶手段に記憶された撮影状態情報が関連付けられた関連情報を記憶する関連情報保持手段と、関連情報の読取りを関連情報保持手段に対して実行するリーダ手段とを備えるようにしてもよい。この場合、関連情報保持手段は、資料に着脱自在に設けられ、リーダ手段は、関連情報が記憶されている関連情報保持手段が設けられた資料が資料載置面に載置されたときに関連情報を読み取り、制御手段は、リーダ手段により得られた関連情報に関連付けられた撮影状態情報を記憶手段から読み出し、撮影状態情報に基づいて、撮像手段の撮影状態を再現する。
関連情報保持手段は、無線周波識別子(RFID:Radio Frequency Identifier、たとえば、ICタグあるいはICカード)、あるいは磁気カードから構成される。この場合、リーダ手段は、資料載置手段の内部に設けられるとともに、ICタグ、ICカードあるいは磁気カードに対して書込みおよび消去を実行する機能を兼ね備えるようにしてもよい。リーダ手段は、関連情報保持手段がICタグおよびICカードの場合には電波信号を通じて、関連情報保持手段が磁気カードの場合には磁気信号を通じて、書込み、読取り、および消去を実行する。
あるいは、関連情報保持手段は、関連情報をバーコード、二次元バーコード、文字あるいは記号として表示するようにしてもよい。この場合、撮像手段は、リーダ手段としての機能を兼ね備え、関連情報保持手段に表示されたバーコード、二次元バーコード、文字、あるいは記号を撮影することにより読み取る。これらバーコード、二次元バーコード、文字、あるいは記号は、たとえばプリンタを用いて、シートやシール等に印刷し、それを撮像手段で撮影される資料上の所定のの位置に着脱自在に設けるようにしてもよい。
上記態様では、資料載置面上に、資料載置面における資料の載置位置を示すためのマークを設けるか、あるいは関連情報保持手段をリーダライタ手段に正対させるための位置決め手段を設けるのが好適である。
撮影状態を決定する構成としては、次のようなものが挙げられる。たとえば、資料載置手段に回転自在に設けられ、資料載置面を有するターンテーブルや、資料載置手段に傾動自在に取り付けられ、撮像手段を支持するアーム、撮像手段を左右方向/前後方向に傾動させるパン/チルト機構、撮像手段に設けられ、資料に対する撮像手段のズーム倍率を設定するズーム機能、資料に光を照射する照明手段などがある。この場合、撮影状態情報は、ターンテーブルの回転角度や、アームの傾動角度、パン/チルト機構による撮像手段の左右方向/前後方向の傾動角度、撮像手段のズーム機能のズーム倍率、照明手段からの光の照射方向および光量、撮像手段により撮影された撮影画像の濃度を補正するための濃度補正情報、撮像手段により撮影された撮影画像の色を補正するための色補正情報などがある。
本発明の資料提示装置によれば、資料に対するフレーミングを決定する撮像手段の撮影状態に関する撮影状態情報を記憶する記憶手段を設けたので、記憶手段に所望の撮影状態に関する撮影状態情報を事前に記憶しておき、資料載置面の所定の位置に資料を載置すると、制御手段によって撮影状態情報が記憶手段から読み出され、読み出された撮影状態情報に基づいて所望の撮影状態が再現される。これにより、プレゼンテーションにおいて資料の載置位置や撮像手段の撮影倍率などを調整するための面倒な作業の必要がなく、資料に対する所望の撮影状態を自動的に再現することができる。したがって、的確かつ速やかに資料を所望の撮影状態で撮影することができる等の効果が得られる。
(1)第1実施形態
(A)実施形態の構成
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、資料提示装置10の概略構成を示す斜視図である。図2は、資料提示装置10に載置される立体物Sの底部側からみた斜視図である。資料提示装置10は、装置の基台としての資料載置台(資料載置手段)11を備えている。資料載置台11の上面には、回転可能なターンテーブル12が設けられている。ターンテーブル12には、資料として、たとえば立体物Sが載置される。また、資料載置台11には、一側部の中央にアーム20が傾動可能に取り付けられている。アーム20の上端部には、パン/チルト機構30を介してカメラヘッド40が支持されている。カメラヘッド40は、図6に示すようにカメラ部(撮像手段)40Aを備えている。
立体物Sには、RFID部(記憶手段)51が着脱自在に設けられ、RFID部51には、カメラ部40Aの撮影状態に関する撮影状態情報が記憶される。資料提示装置10の内部には、リーダライタ部(リーダライタ手段)52が設けられ、リーダライタ部52は、RFID部51に対して上記撮影状態情報の書込み、読取り、および消去を実行する。また、資料載置台11の正面には操作パネル60が設けられている。操作パネル60を操作することにより、RFID部51に対して上記撮影状態情報が記憶される。ターンテーブル12に立体物Sが載置された場合、リーダライタ部52によって、立体物SのRFID部51に記憶されている撮影状態情報が読み取られる。カメラ部40Aは、その撮影状態が撮影状態情報に基づいて再現され、再現された撮影状態で立体物Sを撮影する。撮影された立体物Sの撮影画像の画像データは、画像出力端子(図示略)に接続された画像出力装置(図示略)に出力される。
画像出力端子は、資料載置台11の背面等に配置されている。画像出力装置は、CRTや液晶ディスプレイ等のモニタ、あるいは液晶プロジェクタなどである。モニタの場合は、そこにカメラ部40Aで撮影された撮影画像が表示される。また、液晶プロジェクタの場合は、そこからスクリーンなどにカメラ部40Aで撮影された撮影画像が投影される。本実施形態では、RFID部51およびリーダライタ部52とこれら部位により実現されるカメラ部40Aの撮影状態の再現機能について詳述し、それ以外の構成・作用の説明については簡略化する。
ターンテーブル12は、円盤状の資料載置面を有し、そこには資料として、たとえば家の模型などの立体物Sが載置される。ターンテーブル12は、図1に示すように、その中心を軸として、資料載置台11に対して時計回り・反時計回りの両方向(図1で矢印G−H方向、回転角度θに対応)に回転可能に設けられている。この場合、ターンテーブル12は、上記両方向ともに、360゜以上回転することが可能である。このようなターンテーブル12の資料載置面には、図3に示すように資料の載置位置を示すためのマークとして互いに直交する2つの直線が印刷されている。この場合、それぞれの直線に等間隔に目盛りを付しておいてもよい。また、これら直線に加えて、資料としてA4サイズやB4サイズの原稿を載置する場合、その載置位置を示すためのマークとして、「』」の印が、それぞれの原稿のサイズに対応した領域の4隅に印刷されている。
アーム20は、その基端部が、傾動軸21を介して、資料載置台11の一側部に形成されたヒンジ突起22に傾動可能に取り付けられている。アーム20は、図4に示すように資料載置台11に対して垂直方向(すなわち、90゜に起立した状態)から水平方向(すなわち、0゜に傾倒した状態)までの範囲内で(図1,図4でK−L方向、傾動角度θに対応)傾動する。
パン/チルト機構30は、図5(A),(B)に示すようにアーム20の上端部前面に形成された円筒状のホルダ31を備えている。ホルダ31内には、パン軸32が回転可能に取り付けられ、パン軸32の先端には、チルト軸33が取り付けられている。チルト軸33には、カメラヘッド40が回転可能に取り付けられている。パン軸32がホルダ31内で回転することによって、カメラヘッド40が資料載置台11の資料載置面に対し左右方向(図1でX−X’方向に対応)に傾動する。また、チルト軸33を中心としてT−T’方向に回転することにより、カメラヘッド40が資料載置台11の資料載置面に対し前後方向(図1でY−Y’方向に対応)に傾動する。
カメラヘッド40の下面には、資料載置台11に対して光を照射する複数のライト(照明手段)41が取り付けられている(図1にのみ図示)。カメラヘッド40の内部には、カメラ部40Aが配置されている。
カメラ部40Aは、図6に示すようにカメラヘッド40の下端に配置されたズームレンズ42と、このズームレンズ42の上方に所定間隔をおいて配置されたCCDカメラ等からなる動画撮影用のカメラ43とから構成されている。ズームレンズ42は、その光軸がターンテーブル12に直交する状態で取り付けられている。カメラ43には、ズームレンズ42によってターンテーブル12上の立体物Sの画像が結像される。なお、ズームレンズ42の光軸(図4では一点鎖線で示している)は、アーム20の傾動角度θがいかなる場合でもターンテーブル12の中心より若干上方部分であって、アーム20の傾動軸21の中心軸線上を通るようになっている。
RFID部51は、無線周波識別子(たとえば、ICタグあるいはICカード)により構成されている。RFID部51には、立体物Sに対するフレーミングを決定するカメラ部40Aの撮影状態に関する撮影状態情報が記憶される。撮影状態情報としては、たとえば、ターンテーブル12の回転角度、アーム20の傾動角度、パン/チルト機構30の左右/前後方向の傾動角度、およびズームレンズ42のズーム倍率の各設定値が挙げられる。
リーダライタ部52は、ターンテーブル12に立体物Sが載置されているときに、RFID部51に対してカメラ部40Aの撮影状態情報の書込み、読取り、および消去を実行する。この場合、リーダライタ部52は、RFID部51との間で電波信号の送受信を行う。たとえば、リーダライタ部52は、書込みを行う場合、RFID部51に対して撮影状態情報を有する電波信号を送信する。リーダライタ部52は、読取りを行う場合、RFID部51から送信される撮影状態情報を有する電波信号を受信する。リーダライタ部52は、消去を行う場合、RFID部51に対して撮影状態情報を消去するための電波信号を送信する。
また、資料提示装置10は、図7に示すように、上記各部位を電動で駆動するための駆動部91〜94と、これら駆動部91〜94を制御する制御部95とを備えている。図7は、資料提示装置10の制御ブロック図を示している。ターンテーブル駆動部91は、ターンテーブル12を回転させる。アーム駆動部92は、アーム20を傾動させる。パン/チルト駆動部93は、パン軸32およびチルト軸33を回転させることにより、左右/前後方向にカメラヘッド40を傾動させる。ズームレンズ駆動部94は、ズームレンズ42を駆動してズーム倍率を調整する。制御部95は、上記操作パネル60からの操作信号に基づいて駆動部91〜94を駆動する。
操作パネル60は、マニュアル撮影用操作パネル70およびオート撮影用操作パネル80から構成されている。図8に示すように、資料載置台11の正面の右側にマニュアル撮影用操作パネル70が設けられ、その左側にオート撮影用操作パネル80が設けられている。これら操作パネル70,80は、押した状態ではオンとなり、押さない状態ではオフとなるプッシュ式ボタンから構成されている。
マニュアル撮影用操作パネル70は、カメラ部40Aの撮影状態を手動で設定するためパネルであり、そこにはボタン71〜74が設けられている。ターンテーブルボタン71は、ターンテーブル12を時計回りに回転させるためのボタンと、ターンテーブル12を反時計回りに回転させるためのボタンとから構成されている。このようなターンテーブルボタン71を操作することにより、ターンテーブル12の回転角度θが調整される。アームボタン72は、アーム20を起立方向に傾動させるためのボタンと、傾倒方向に傾動させるためのボタンとから構成されている。このようなアームボタン72を操作することにより、アーム20の傾動角度θが調整される。
パン/チルトボタン73は、パン軸32およびチルト軸33を各方向ごとに回転させるための4つのボタンから構成されている。このようなパン/チルトボタン73を操作することにより、カメラヘッド40の左右/前後方向(X−X’/Y−Y’方向)の傾動角度が調整される。ズームボタン74は、ズームアップするためのテレ(望遠)ボタンと、ズームダウンするためのワイド(広角)ボタンから構成されている。このようなズームボタン74を操作することにより、ズームレンズ42のズーム倍率が調整される。
オート撮影用操作パネル80は、カメラ部40Aの撮影状態を自動で再現するためのパネルであり、そこにはボタン81〜84が設けられている。登録ボタン81は、上記マニュアル撮影用操作パネル70の操作により設定されたターンテーブル12の回転角度θ、アーム20の傾動角度θ、パン/チルト機構30により傾動させられたカメラ部40Aの左右/前後方向の傾動角度、およびズームレンズ42のズーム倍率からなる設定値の組をRFID部51に記憶するためのボタンである。リセットボタン82は、RFID部51に記憶されている設定値の組を消去するためのボタンである。撮影状態再現ボタン83は、RFID部51に記憶されている設定値となるように、ターンテーブル12、アーム20、パン/チルト機構30およびズームレンズ42のそれぞれを調整して、カメラ部40Aの撮影状態を自動で再現するためのボタンである。上記部位の設定値を1組のみ扱う場合は、これらボタン81〜83を用いる。具体的には、登録ボタン81を押下することにより、上記部位の設定値の1組をRFID部51に記憶し、撮影状態再現ボタン83を押下することにより、RFID部51に記憶されている上記部位の設定値の1組に基づいて、カメラ部40Aの撮影状態を自動で再現し、リセットボタン82を押下することにより、RFID部51に記憶されている上記部位の設定値の1組を消去する。
上記部位の設定値の組を複数扱う場合は、上記ボタン81〜83に加えて番号指定ボタン84を用いる。番号指定ボタン84は、上記部位の1組の設定値により設定されるカメラ部40Aの撮影状態情報を複数記憶するためのボタンである。番号指定ボタン84は、たとえば1〜4の番号が付された番号ボタン84a〜84dから構成されている。このような番号指定ボタン84は、たとえば、1つの資料に対して複数の撮影状態を設定する場合や、ターンテーブル12に複数の資料を載置し、それぞれの資料に対して撮影状態を設定する場合に用いられる。たとえば、番号ボタン84a〜84dのいずれか1つ(たとえば、番号ボタン84a)を押下してから登録ボタン81を押下すると、上記部位の1組の設定値は、”撮影状態1”としてRFID部51に記憶される。この場合、番号ボタン84aを押下してから撮影状態再現ボタン83を押下すると、”撮影状態1”としてRFID部51に記憶されているカメラ部40Aの撮影状態が再現される。また、番号ボタン84aを押下してからリセットボタン82を押下すると、”撮影状態1”としてRFID部51に記憶されているカメラ部40Aの撮影状態情報が消去される。本実施形態では、番号指定ボタン84は番号ボタン84a〜84dの4つのボタンから構成されるので、RFID部51は、上記部位の設定値の組を最大4つまで記憶することができる。
(B)実施形態の動作
次に、上記構成を有する資料提示装置10の動作について説明する。まず、資料(たとえば、立体物S)にRFID部51を貼り付ける。この場合、RFID部51がカメラ部40Aのアングル内に入らないよう立体物Sの裏面に貼り付けるのが好適である。次に、ターンテーブル12の資料載置面の所定の位置に、RFID部51が貼り付けられた立体物Sを載置する。この場合、ターンテーブル12の資料載置面に印刷された互いに直交する2直線を基準にすると、たとえばプレゼンテーション時に立体物Sを同じ位置に再度載置することが容易となる。
続いて、マニュアル撮影用操作パネル70のボタン71〜74を選択的に押下することにより、ターンテーブル12、アーム20、パン/チルト機構30、およびズームレンズ42のそれぞれを調整して、立体物Sに対して複数(たとえば、3つ)の撮影状態を順に設定し、オートマニュアル撮影用操作パネル80のボタン81,84を選択的に押下することにより、それぞれの撮影状態が設定された時のターンテーブル12の回転角度θ、アーム20の傾動角度θ、パン/チルト機構30の左右/前後方向の傾動角度、およびズームレンズ42のズーム倍率からなる1組の設定値をRFID部51に順次記憶する。
この場合、最初にカメラ部40Aの撮影状態を設定した後に、番号ボタン84aを押下してから登録ボタン81を押下し、2回目にカメラ部40Aの撮影状態を設定した後に、番号ボタン84bを押下してから登録ボタン81を押下し、3回目にカメラ部40Aの撮影状態を設定した後に、番号ボタン84cを押下してから登録ボタン81を押下することにより、リーダライタ部52によって、それぞれのカメラ部40Aの撮影状態に対応した上記部位の設定値の組が、”撮影状態1”、”撮影状態2”、”撮影状態3”としてRFID部51に順次書き込まれる。以上のような操作は、プレゼンテーションの前に予め行っておく。
次いで、プレゼンテーションにおいて、プレゼンター(図示略)は、ターンテーブル12の資料載置面上に、RFID部51が貼り付けられた立体物Sを載置する。このRFID部51には、上記部位の設定値の組が3つ、”撮影状態1”、”撮影状態2”および”撮影状態3”として記憶されている。この場合、資料載置面における立体物Sの載置箇所は、プレゼンテーション前にカメラ部40Aの撮影状態を記憶したときと同じ位置とする。
次に、プレゼンターが番号ボタン84aを押下してから撮影状態再現ボタン83を押下すると、リーダライタ部52は”撮影状態1”としてRFID部51に記憶されている上記部位の1組の設定値を読み取る。そして、制御部95は、各駆動部91〜94を駆動し、ターンテーブル12、アーム20、パン/チルト機構30、およびズームレンズ42のそれぞれを調整し、これら各部位をRFID部51から読み出された設定値に設定する。これにより、”撮影状態1”として記憶されたカメラ部40Aの撮影状態が自動的に再現される。次いで、カメラ部40Aは、自動的に再現された撮影状態で立体物Sを撮影する。そして、撮影された立体物Sの画像データは、画像出力装置(たとえば、液晶プロジェクタ)に出力され、その撮影画像がスクリーンに投影される。
続いて、プレゼンターは、RFID部51に”撮影状態2”(あるいは、”撮影状態3”)として記憶されたカメラ部40Aの撮影状態で立体物Sを撮影したい場合、番号ボタン84b(あるいは、番号ボタン84c)を押下し、撮影状態再現ボタン83を押下することにより、上記と同様にして”撮影状態2”あるいは、”撮影状態3”として記憶されたカメラ部40Aの撮影状態が自動的に再現される。
なお、上記実施形態では、マニュアル撮影用操作パネル70でカメラ部40Aの撮影状態を設定し、オート撮影用操作パネル80でカメラ部40Aの撮影状態を再現する撮影状態自動再現機能について説明したが、撮影状態自動再現機能を用いず、マニュアル撮影用操作パネル70で設定した撮影状態で立体物Sを撮影することも可能である。また、マニュアル撮影用操作パネル70を用いて、オート撮影用操作パネル80で再現されたカメラ部40Aの撮影状態を調整することも可能である。さらに、上記実施形態では、資料載置面に1つの資料を載置する場合について説明したが、資料載置面に複数の資料を1度に載置することも可能である。この場合、複数の資料のうちの1つにRFID部51を貼り付け、そのRFID部51に対して、たとえば、上記のようにして番号指定ボタン84を用いて複数の撮影状態情報を記憶するようにしてもよい。あるいは、それぞれの資料にRFID部51を貼り付け、上記のようにして番号指定ボタン84を用いてRFID部51毎に、それが貼り付けられた資料の撮影状態情報を記憶するようにしてもよい。
本実施形態の資料提示装置10では、立体物Sに対するフレーミングを決定するカメラ部40Aの撮影状態に関する撮影状態情報を記憶するRFID部51を設けたので、RFID部51に所望の撮影状態に関する撮影状態情報を事前に記憶しておき、資料載置面の所定の位置に資料を載置すると、制御部95によって撮影状態情報がRFID部51から読み出され、読み出された撮影状態情報に基づいて所望の撮影状態が再現される。これにより、プレゼンテーションにおいて立体物Sの載置位置やカメラ部40Aの撮影倍率などを調整するための面倒な作業の必要がなく、立体物Sに対する所望の撮影状態を自動的に再現することができる。したがって、的確かつ速やかに立体物Sを所望の撮影状態で撮影することができる。
たとえば、資料載置面に複数の資料を順々に載置する場合、それぞれの資料毎にRFID部51を設け、それぞれの資料についてRFID部51に所望の撮影状態に関する撮影状態情報をあらかじめ記憶することができるので、資料を交換する毎に、それぞれの資料について所望の撮影状態を自動的に再現することができる。さらに、RFID部51は、特にその形状や大きさに関係なく資料に設けることができるので、資料が平面資料であるか立体物であるかに関係なく適用することができる。したがって、資料が複数ある場合や立体物である場合でも、的確かつ速やかに資料を所望の撮影状態で撮影することができる。
また、立体物SにRFID部51が着脱自在に設けられ、このRFID部51に記憶される撮影状態情報がリーダライタ部52により書き換えられるので、種々の資料に対してRFID部51を用いることができ、1つの資料につき様々な撮影状態を再現することができる。
(2)第2実施形態
図9などを参照して、本発明の第2実施形態について説明する。図9は、第2実施形態の制御ブロック図を示している。なお、以下の実施形態では、第1実施形態と同様な構成要素には同符号を付して、その構成・作用の説明は省略する。第1実施形態では、カメラ部40Aの撮影状態情報を記憶する記憶手段としてRFID部51を立体物Sに対して着脱自在に設け、RFID部51に対して撮影状態情報の書込み、読取りおよび消去を実行するリーダライタ手段としてリーダライタ部52を用いたが、第2実施形態では、たとえば記憶手段として資料提示装置10の内部に記憶部96を設け、記憶部96に記憶された撮影状態情報が関連付けられた関連情報を記憶する関連情報保持手段として上記RFID部51を用い、RFID部51に対して関連情報の読取りを実行するリーダ手段として上記リーダライタ部52を用いる。なお、リーダライタ部52は、RFID部51に対して関連情報の読取りだけでなく、関連情報の書込みおよび消去も実行する。
第2実施形態では、まず、第1実施形態と同様にしてRFID部51を貼り付けられた立体物Sをターンテーブル12の所定の箇所に載置し、マニュアル撮影用操作パネル70の操作によって、ターンテーブル12、アーム20、パン/チルト機構30、およびズームレンズ42のそれぞれを調整して、ターンテーブル12の回転角度θ、アーム20の傾動角度θ、パン/チルト機構30によるカメラ部40Aの左右/前後方向の傾動角度、およびズームレンズ42のズーム倍率を設定し、オート撮影用操作パネル80の登録ボタン81を押下する。すると、制御部95は、上記部位の設定値の1組をカメラ部40Aの撮影状態情報として記憶部96に記憶するとともに、この撮影状態情報に対して関連情報として番号(たとえば、3桁〜4桁の番号)を付与し、その付与された番号をRFID部51に書き込む。
そして、プレゼンテーションにおいて、プレゼンターは、RFID部51が貼り付けられた立体物Sをターンテーブル12上の上記位置に載置した後、撮影状態再現ボタン83を押下する。すると、リーダライタ部52は、RFID部51に記憶されている番号を読み取り、制御部95は、その番号に関連付けられた上記部位の設定値の1組を記憶部96から読み出すことにより、ターンテーブル12、アーム20、パン/チルト機構30、およびズームレンズ42のそれぞれを調整し、これら各部位を記憶部96から読み出された設定値に設定する。これにより、カメラ部40Aの撮影状態が自動的に再現される。したがって、第1実施形態と同様な作用・効果を得ることができる。
なお、リーダライタ部52がRFID部51に対して関連情報の消去を実行するとき、その関連情報に関連付けられている撮影状態情報を記憶部96から消去する。
上記態様では、関連情報保持手段としてRFID部51を用い、RFID部51に対して電波信号を通じて関連情報の読取りを実行するリーダ手段としてリーダライタ部52を用いたが、これに限定されるものではない。たとえば、関連情報保持手段として、シート(あるいは、シール等)を用い、そこに、上記1組の設定値が関連付けられたバーコード(あるいは、二次元バーコードや、英数字等の文字、記号等)を表示し、表示されたバーコードを読み取るリーダ手段としてカメラ部40Aを用いる。
この場合、オート撮影用操作パネル80の登録ボタン81を押下すると、制御部95によって、上記1組の設定値が記憶部96に記憶されるとともに、上記1組の設定値に関連付けられたバーコードが発行される。バーコードは、たとえばプリンタを用いてシートに印刷する。このようにバーコードが印刷されたシートは、カメラ部40Aのアングル内に入るように、資料上の所定の位置に貼り付ける。リーダ手段としての機能を兼ね備えたカメラ部40Aは、資料上のシートに印刷されたバーコードを撮影することにより読み取り、制御部95は、カメラ部40Aで読み取られたバーコードに関連付けられた上記1組の設定値を記憶部96から読み出す。以降、RFID部51を用いた場合と同様にして、読み出された撮影状態情報に基づいてカメラ部40Aの撮影状態が自動的に再現される。
(3)変形例
上記実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、上記実施形態では、記憶手段あるいは関連情報保持手段として、ICカードやICタグから構成されるRFID部51を用いたが、たとえば磁気カードを用いるようにしてもよい。この場合、リーダライタ部52としては、磁気カードとの間で磁気信号の送受信を行うことができるものを用いる。
また、上記実施形態では、撮影状態情報として、ターンテーブル12の回転角度θ、アーム20の傾動角度θ、パン/チルト機構30によるカメラヘッド40の左右/前後方向の傾動角度、およびズームレンズ42のズーム倍率を用いたが、これら値に加えて、カメラ43の回転角度、ライト41からの光の照射方向および光量、カメラ部40Aにより撮影された撮影画像の濃度を補正するための濃度補正情報、およびカメラ部40Aにより撮影された撮影画像の色を補正するための色補正情報も用いてもよい。さらに、これら情報のうち少なくとも一つを用いるようにしてもよい。
ここで、撮影状態情報としてライト41の光の照射方向を用いる場合、ライト駆動部を設け、そのライト駆動部の操作を行うためのライトボタンをマニュアル撮影用操作パネル70に設け、そのライトボタンの操作により電動でライト41の位置を移動可能とする。この場合、ライト41の光の照射方向および光量を調整することにより、照明光による資料反射(テカリ)が撮影画像に生じることを防止することができ、かつ、資料として立体物を用いる場合、その立体物がより立体的に見えるように撮影することができる。
さらに、上記実施形態では、ターンテーブル12の回転角度θ、アーム20の傾動角度θ、パン/チルト機構30によるカメラヘッド40の左右方向/前後方向の傾動角度、およびズームレンズ42のズーム倍率を調整可能としたが、これに限定されるものではなく、たとえば上記部位の少なくとも一つを調整可能としてもよい。たとえば、ターンテーブル12の回転角度θおよびアーム20の傾動角度θを調整可能とする、あるいはパン/チルト機構30によるカメラヘッド40の左右方向/前後方向の傾動角度およびズームレンズ42のズーム倍率を調整可能とし、これら部位を調整することによってカメラ部40Aの撮影状態を設定するようにしてもよい。
加えて、上記実施形態では、ターンテーブル12の資料載置面上に、資料載置面における資料の載置位置を示すためのマークとして、直交する2直線および「』」の印を設けたが、RFID部51をリーダライタ部52に正対させるための位置決め手段(たとえば、ストッパ)を設けるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る資料提示装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る資料提示装置に載置される立体物の底部側からみた斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る資料提示装置のターンテーブルの上面図である。 本発明の第1実施形態に係る資料提示装置の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る資料提示装置のパン/チルト機構の(A)上面図、(B)側面図である。 本発明の第1実施形態に係る資料提示装置のカメラヘッドの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る資料提示装置の制御部の動作系統を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る資料提示装置の操作パネルを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る資料提示装置の制御部の動作系統を示すブロック図である。
符号の説明
10…資料提示装置、11…資料載置台(資料載置手段)、12…ターンテーブル、20…アーム、30…パン/チルト機構、40A…カメラ部(撮像手段)、41…ライト(照明手段)、42…ズームレンズ、43…カメラ、51…RFID部(記憶手段)、52…リーダライタ部(リーダライタ手段)、91…ターンテーブル駆動部(駆動手段)、92…アーム駆動部(駆動手段)、93…パン/チルト駆動部(駆動手段)、94…ズームレンズ駆動部(駆動手段)、95…制御部(制御手段)

Claims (9)

  1. 資料が載置される資料載置面を有する資料載置手段と、
    前記資料載置面に載置された資料を撮影する撮像手段と、
    前記資料に対するフレーミングを決定する前記撮像手段の撮影状態に関する撮影状態情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記撮影状態情報を読み出し、この撮影状態情報に基づいて前記撮像手段の前記撮影状態を再現する制御手段とを備えたことを特徴とする資料提示装置。
  2. 前記撮像手段の撮影状態情報の書込み、読取り、および消去を前記記憶手段に対して実行するリーダライタ手段を備え、
    前記記憶手段は、前記資料に着脱自在に設けられ、前記リーダライタ手段は、前記撮像手段の撮影状態情報が記憶されている前記記憶手段が設けられた資料が前記資料載置面に載置されたときに、前記撮影状態情報を読み取り、前記制御手段は、前記リーダライタ手段によって得られた前記撮影状態情報に基づいて、前記撮像手段の撮影状態を再現することを特徴とする請求項1に記載の資料提示装置。
  3. 前記記憶手段はICタグ、ICカードあるいは磁気カードから構成され、該ICタグ、該ICカードあるいは該磁気カードに対して書込み、読取り、および消去を実行する前記リーダライタ手段は、前記資料載置手段の内部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の資料提示装置。
  4. 前記資料載置面上に、前記資料載置面における前記資料の載置位置を示すためのマーク、あるいは前記記憶手段を前記リーダライタ手段に正対させるための位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の資料提示装置。
  5. 前記記憶手段に記憶された前記撮影状態情報が関連付けられた関連情報の表示または記憶を実行する関連情報保持手段と、
    前記関連情報の読取りを前記関連情報保持手段に対して実行するリーダ手段とを備え、
    前記関連情報保持手段は、前記資料に着脱自在に設けられ、前記リーダ手段は、前記関連情報が記憶されている前記関連情報保持手段が設けられた前記資料が前記資料載置面に載置されたときに前記関連情報を読み取り、前記制御手段は、前記リーダ手段により得られた前記関連情報に関連付けられた前記撮影状態情報を前記記憶手段から読み出し、前記撮影状態情報に基づいて、前記撮像手段の撮影状態を再現することを特徴とする請求項1に記載の資料提示装置。
  6. 前記関連情報保持手段はICタグ、ICカードあるいは磁気カードから構成され、前記リーダ手段は、前記資料載置手段の内部に設けられるとともに、該ICタグ、該ICカードあるいは該磁気カードに対して書込みおよび消去を実行する機能を兼ね備えたことを特徴とする請求項5に記載の資料提示装置。
  7. 前記関連情報保持手段は、前記関連情報をバーコード、二次元バーコード、文字、あるいは記号として表示し、前記リーダ手段としての機能を兼ね備えた前記撮像手段は、前記関連情報保持手段に表示された前記バーコード、二次元バーコード、文字、あるいは記号を撮影することにより読み取ることを特徴とする請求項5に記載の資料提示装置。
  8. 前記資料載置面上に、前記資料載置面における前記資料の載置位置を示すためのマーク、あるいは前記関連情報保持手段を前記リーダ手段に正対させるための位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の資料提示装置。
  9. 前記資料載置手段に回転自在に設けられ、前記資料載置面を有するターンテーブルと、
    前記資料載置手段に傾動自在に取り付けられ、前記撮像手段を支持するアームと、
    前記撮像手段を左右方向/前後方向に傾動させるパン/チルト機構と、
    前記撮像手段に設けられ、前記資料に対する前記撮像手段のズーム倍率を設定するズーム機能と、
    前記資料に光を照射する照明手段とを備え、
    前記撮影状態情報は、前記ターンテーブルの回転角度、前記アームの傾動角度、前記パン/チルト機構による撮像手段の左右方向/前後方向の傾動角度、前記撮像手段のズーム機能のズーム倍率、前記照明手段からの光の照射方向および光量、前記撮像手段により撮影された撮影画像の濃度を補正するための濃度補正情報、および前記撮像手段により撮影された撮影画像の色を補正するための色補正情報の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の資料提示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007180952A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Casio Comput Co Ltd 書画カメラ装置、及び影認識方法

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