JP2005173910A - 出迎え環境形成システム - Google Patents

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真吾 永井
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Abstract

【課題】帰宅する人を家に迎え入れるときの『出迎え環境』として、帰宅する人に応じたものであって、音響のみならず映像や香りをも含む環境を形成することのできるシステムを提案する。
【解決手段】出迎え環境形成システムを、帰宅人を識別する識別装置40と、人が帰宅したことを検出する帰宅検出装置50と、出迎え時の環境を形成するための映像と音響とを含む情報である環境形成情報を格納する既成映像データベース30bと、帰宅人を識別する情報と環境形成情報を選択する情報とを含む情報である環境設定情報を格納する環境設定データベース30aとを構築した記憶手段20と、映像及び音響を出力可能な出力手段18と、帰宅人を識別し、帰宅人に符合する環境形成情報を記憶手段20より読み出すとともに出力手段に対して出力する演算処理手段16とを備える環境形成装置10とで、構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、人が自宅に帰宅したときに、帰宅した人を迎え入れるお迎えの環境を形成するための技術に関する。
住人が帰宅したときに、誰かの出迎えがあれば、心が和み、癒やされ、外出の疲れも軽減される。しかし、現代では、帰宅しても家に誰もいない単身者や、また、共働き等の理由により無人の家に帰宅する子供等が、多く存在する。
そこで、外出や帰宅に際してメッセージを発する装置が提案されている。例えば、特許文献1では、人の外出・帰宅を、錠前センサにて施錠又は解錠を検出することにより検知し、人の外出・帰宅に際してメッセージを発する在宅支援システムが提案されている。この技術では、人の外出・帰宅に際して確認事項等を含むメッセージを発することによって、忘れ物の防止等が図られている。
また、インターフォン等の装置に、帰宅人を識別する手段を設けて、帰宅人に応じて異なるチャイム音やメロディ音を発する技術が公知となっている。これらは、来訪者を識別して帰宅か来客かを判断する防犯のために設けられていることが多い。
例えば、特許文献2では、本出願人により、家人がそれぞれ所持する単数または複数台のキーリモコンと、このキーリモコンから送信される解錠信号または施錠信号に基づいて玄関錠を解錠または施錠する玄関錠制御手段とを備えたシステムであって、家人の帰宅または外出をメロディ音で知らせる帰宅・外出報知メロディシステムが提案されている。
特開平7−14076号公報 特開2003−232148号公報
上記の従来技術では、いずれも帰宅する人に与えられるのは、音声や音からなる音響情報である。帰宅時に出迎えるのが音響のみであると、誰もいない寂しさが強調されるように感じることもある。
そこで、本発明では、帰宅する人を家に迎え入れるときの『出迎え環境』として、音響のみならず映像をも含む環境を形成することのできるシステムを提案する。また、『出迎え環境』として、外出中の人から帰宅する人へメッセージを伝達することのできるシステムを提案する。さらに、前記『出迎え環境』を、帰宅する人に応じたものとすることのできるシステムを提案する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、帰宅人を識別する識別装置と、人が帰宅したことを検出する帰宅検出装置と、出迎え時の環境を形成するための映像と音響とを含む情報である環境形成情報を格納するデータベースと、帰宅人を識別する情報と環境形成情報を選択する情報とを含む情報である環境設定情報を格納するデータベースとを構築した記憶手段と、映像及び音響を出力可能な出力手段と、帰宅人を識別し、帰宅人に符合する環境形成情報を記憶手段より読み出すとともに出力手段に対して出力する演算処理手段とを、備える環境形成装置とで、構成される出迎え環境形成システムである。
請求項2においては、前記環境形成情報に香りを含み、香りを放出可能な手段を前記環境形成装置に備えるものである。
請求項3においては、前記環境形成装置に、撮像手段と録音手段とを備え、これらの手段にて作成した情報を環境形成情報として出力するものである。
請求項4においては、前記環境形成装置に、通信制御手段を備え、他の情報処理端末と情報を送受信可能とし、情報処理端末より環境形成装置に伝達される情報に基づいて、環境設定情報若しくは環境形成情報のいずれか一方、または、環境設定情報及び環境形成情報を、作成または変更可能とするものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、帰宅する人を家に迎え入れるときの『出迎え環境』として、音響のみならず映像をも含む環境を形成することができる。さらに、『出迎え環境』を、帰宅する人に応じたものとすることができ、帰宅人ごとに異なる『出迎え環境』を形成することができる。
請求項2においては、帰宅する人を家に迎え入れるときの『出迎え環境』として、音響及び映像のみならず、香りをも含む環境を形成することができ、帰宅人の疲れを和らげ、気分のリフレッシュを図ることができる。
請求項3においては、『出迎え環境』として伝言を含む音響及び映像を出力させることができ、外出中の人から帰宅する人へメッセージを伝達することができる。
請求項4においては、『出迎え環境』の設定を場所を限定されずに行うことができる。また、外出中の人から外出中に作成したメッセージを帰宅する人へ伝達することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る出迎え環境形成システムを備えた玄関の様子の一例を示す図、図2は本発明に係る出迎え環境形成システムによって出迎え環境が形成された玄関の様子の一例を示す図である。図3は出迎え環境形成システムの全体的な構成を示すブロック図、図4は環境形成装置の構成を示す図、図5は設定登録処理の流れを示す図、図6は環境設定データベースに登録される環境設定情報の一例を示す図、図7は出迎え環境形成処理の流れを示す図である。
本発明に係る出迎え環境形成システムは、人の帰宅を検出し、帰宅人(帰宅した人)を識別し、映像や音響や香り等の『出迎え環境』を形成するシステムである。また、帰宅人に応じて異なる出迎え環境を形成したり、毎回の帰宅ごとに異なる出迎え環境を形成したり、特定の帰宅人に対してメッセージを伝えたりすることもできる。
本実施例において、出迎え環境形成システムでは、お任せモード、お好みモード、伝言モードの複数のモードが設定されており、環境形成装置にて出迎え環境が形成される。また、前記三種のモードと同時に待機状態に設定することができる非常モードが設定されている。
お任せモードでは、環境形成装置による演算にて出迎え環境が設定される。すなわち、環境形成装置により実行されるプログラムにて、該環境形成装置の記憶手段に構築されたデータベースに登録されている環境形成情報から任意に単数又は複数の情報が選択され、選択された環境形成情報に基づいて出迎え環境が形成される。この場合、環境形成情報を連続して同一の情報を選択せず、また、ランダムに雰囲気の異なる情報を選択するようにプログラムすれば、帰宅人の帰宅のたびに、異なる出迎え環境が形成されることになり、帰宅人は帰宅のひとときを楽しみにすることができる。
また、お任せモードでは、帰宅人の鍵の開け方や玄関前の様子を検出し、帰宅人に適する環境形成情報を選択し、出迎え環境を形成することもできる。
例えば、鍵の解錠と玄関ドアの開放を検出して、鍵を解錠してから玄関ドアが開放されるまでの時間を計測し、この時間に基づいて帰宅人の疲労度を推定して、帰宅人の疲労度に基づいて環境形成情報を決定することができる。また、例えば、帰宅人の表情の画像を取得して、予め登録されている表情の画像と比較することにより、表情の違いを算出して帰宅人の状態を推定し、帰宅人の状態に基づいて環境形成情報を決定することができる。
お好みモードでは、単数又は複数の環境形成情報をデータベースに登録されている環境形成情報のなかから選択し、帰宅人を識別する情報とともに設定することにより、各帰宅人に応じて設定された出迎え環境が形成される。これにより、帰宅人は所望の出迎え環境が形成された家に帰ることができ、帰宅のひとときを楽しみにすることができ、外出での疲労を癒やすことができる。また、家に居る人は、帰宅人ごとに異なる出迎え環境が形成されるため、帰宅人を見ずとも、出迎え環境に具備されるメロディや音声等の音響を聞くことにより、誰が帰宅したのかを知ることができる。
環境形成装置の記憶手段に構築されるデータベースに登録されている環境形成情報は、デフォルトとして予め入力されている環境形成情報に加え、オペレータが環境形成装置に入力することにより新規に環境形成情報を追加することができる。例えば、テレビジョンにより放映されている映像や、DVDやビデオテープに記録されている映画のワンシーンの映像等を、環境形成情報として登録することができ、帰宅人の所望に応じた環境形成情報を登録して出迎え環境を形成することができる。
伝言モードでは、映像と音とから成るメッセージ情報を作成して環境形成装置の記憶手段に構築されたデータベースに登録し、特定の帰宅人に対してメッセージ情報を含む出迎え環境が形成される。例えば、環境形成装置に撮影のためのカメラとマイクとを備えて、オペレータを撮影して、メッセージ情報を作成したり、携帯電話等の携帯情報処理端末に備えられているカメラとマイクとで映像を撮影しメッセージ情報を作成したりすることができる。これにより、外出しているオペレータは帰宅人にメッセージを伝達することができる。さらに、携帯情報処理端末より作成したメッセージ情報を環境形成装置に伝達することで、外出先からでも帰宅人に対してメッセージを伝えることができる。
非常モードでは、認証することのできない帰宅人により玄関ドアが解錠される等の不審者が進入しようとする事態が検出されると、環境形成情報をデータベースに登録されている環境形成情報の中から予め登録されている非常事態用環境形成情報が選択され、非常事態用の出迎え環境が形成される。非常事態用の出迎え環境では、警告音が発されるとともに警告を促す映像が表示される。これに加え、悪臭を発するように構成することもできる。
なお、上記お任せモード、お好みモード、伝言モードの三種のモードは、各帰宅人に対して個々に選択することができる。すなわち、三人家族である場合、例えば、一人はお任せモード、一人はお好みモード、残りの一人は伝言モードとすることもできる。
また、日時を設定することにより、曜日ごとに変化させたり、平日と休日で変化させたり、また、留守番メッセージのように、特定の日に特定の帰宅人に対して出迎え環境を形成することができる。
例えば、平日の夜に、会社から帰る帰宅人Aのために設定する出迎え環境は、以下の通りである。日時は、平日である月曜日から金曜日の午後に、帰宅人A(登録番号1)が帰宅したときに、お任せモードで出迎え環境が形成されるように設定する。
月曜日から金曜日の午後に、帰宅人Aが帰宅したことが検出されると、環境形成装置にて、データベースの中から任意の環境形成情報が選択され、出力される。このようにして形成される出迎え環境は、例えば、音声やメロディ等の音響とともに、映し出される映像である。
また、例えば、学校から帰る帰宅人Cのために設定する出迎え環境は、以下の通りである。日時は、本日の午前に、帰宅人C(識別番号3)が帰宅したときに、メッセージモードで出迎え環境が形成されるように設定する。帰宅人C以外の外出人Dが、帰宅人Bに対するメッセージ情報(例えば、「お帰りなさい。ただいま、買い物に出掛けています。宿題を済ませてから遊びましょう。」の音声及び外出人Dの映像等)を作成登録し、設定する。
本日の午前に、帰宅人Cが帰宅したことが検出されると、環境形成装置にて、データベースの中から外出人Dにより作成されたメッセージ情報が読み出され、出力される。このようにして形成される出迎え環境は、外出人Dの映像及び音声により表現される外出人Dからのメッセージである。
上記出迎え環境を形成する映像は、図1に示すように、玄関に設けられた出力手段18としてのディスプレイ18aに映し出される映像としたり、図2に示すように、出力手段18としての映写機18bにより映し出される映像としたりすることができる。また、映像はホログラフィーを利用して空間に表示することもできる。
また、出迎え環境として、音声や映像に加え、疲れを癒やす香りや、気分をリフレッシュさせる香りや、体調を整えるマイナスイオン等を加えたりすることができる。この場合、環境形成装置に、香りを放出する香放出手段や、マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生手段を備えることになる。
[出迎え環境形成システムの構成]
次に、本発明に係る出迎え環境形成システムの構成について説明する。
図3は本発明に係る出迎え環境形成システムの全体構成を示す概略図である。
本システムは、環境形成装置10と、識別装置40と、帰宅検出装置50と、を備えている。
なお、環境形成装置10、識別装置40、帰宅検出装置50に備えられたコンピュータは汎用的なコンピュータを利用することができ、詳細なハードウエアの説明は省略する。
図1乃至図4に示す如く、前記環境形成装置10は、演算処理手段16と、入力手段17と、出力手段18と、通信制御手段19と、記憶手段20と、撮影手段21等で構成され、これらの各手段はバスを介して接続され、入力手段17、出力手段18、通信制御手段19、記憶手段20及び撮影手段21は、演算処理手段16により制御されている。
前記演算処理手段16は、CPU(中央処理装置)であって、演算処理及び環境形成装置10の実行制御を行うとともに、周辺機器の制御を実行する機能を果たす手段である。
前記入力手段17は、例えば、キーボードやポインティングデバイス、タッチ式ディスプレイ等であり、情報を入力したり、後述するデータベース30を更新するために新規情報を入力したりする機能を果たす手段である。
前記出力手段18は、例えば、ディスプレイ18aや、映写機18bや、スピーカ18cや、発香装置18d等であって、演算処理手段16において、算出された結果を表示出力したり音響出力したり香りとして出力したりする機能を果たす手段である。また、オペレータに対して、入力を必要とする情報を選択させるための表示等を行う機能を果たす手段である。
前記通信制御手段19は、環境形成装置10と他の装置の間で情報を入出力する際に、情報の伝達を制御する機能を果たす手段である。また、環境形成装置10はインターネット等の情報通信手段11を介してパソコン等の情報処理端末13や携帯電話等の携帯情報処理端末14と情報を送受信可能であり、家の内外から、情報処理端末13や携帯情報処理端末14を操作して、メッセージ情報を作成して登録したり、出迎え環境を設定したりすることができる。
例えば、携帯情報処理端末14としての携帯電話で撮影された映像情報を、通信手段15を介して環境形成装置10に伝達することにより、環境形成装置10は受信した映像情報をメッセージ情報として記憶手段20に構築されたデータベース30に格納し、これを、出迎え環境形成のために利用することができる。
前記記憶手段20には、環境形成装置10を運用する際に必要な各種データがデータベース30として登録されており、さらに、入力手段17にて入力された各種データを取得して蓄積可能であるとともに、適宜蓄積データを出力することが可能である。
また、記憶手段20には、出迎え環境形成プログラム31a等の、環境形成装置10にて出迎え環境形成システムを実行する際に必要なプログラム31が蓄積されており、演算処理手段16により適宜これらのプログラム31が読み出されて実行される。
記憶手段20は、データの書き込みと読み出しとを行うことができる記憶媒体であれば良く、ハードディスクドライブやRAM、ROM、フレキシブルディスク、CD−ROM等の種々の媒体を使用可能である。
前記データベース30には、環境設定データベース30a、既成映像データベース30bと、作成映像データベース30cとが構築されている。
環境設定データベース30aには、出迎え環境を設定する環境設定情報が格納されている。
既成映像データベース30bには、出迎え環境を形成するための環境形成情報が格納されている。既成映像データベース30bに格納される環境形成情報は、例えば、音響と映像とから成る情報であり、情報通信手段11を介して取得したり、入力手段17にて入力したりして、情報を追加することができる。これにより、各人の嗜好に応じた出迎え環境を形成することができる。
作成映像データベース30cには、環境形成装置10の撮影手段21にて撮影された映像及び音響からなるメッセージ情報が格納されている。
前記撮影手段21は、伝言モードの際に出力される映像及び音響を作成するための手段であり、カメラ等の撮像装置21aやマイク等の録音装置21b等から成る。撮影手段21にて作成されたメッセージ情報は、作成映像データベース30cに格納される。
そして、環境形成装置10は演算処理手段16の出力する制御信号によって制御されている。すなわち、環境形成装置10はROMやRAM等の記憶手段20と共にプログラム実行環境を形成しており、演算処理手段16がプログラム31を実行しつつ、演算処理手段16がプログラム31に従って所定の演算処理を実行することにより、出迎え環境形成処理が行われ、処理中に必要なデータが記憶手段20に対して出入力され、また、通信手段15・情報通信手段11を介して外部へ出入力可能に構成されている。
前記識別装置40は、帰宅人を識別するための装置である。
本実施例においては、デジタルキーと、デジタルキーの情報を読み取る読取手段とで、識別装置40を構成している。デジタルキーには解錠施錠の情報と、デジタルキーに固有の識別番号(識別情報)が付されており、帰宅人がデジタルキーで玄関ドアを解錠することにより、読取手段にてデジタルキーの持つ情報である識別情報が読み出される。読み出された識別情報は、環境形成装置10に伝達される。環境形成装置10では、識別情報と予め登録されている各識別情報に対する帰宅人情報より、帰宅者が識別される。
但し、上記識別装置40は、帰宅者の画像を撮像する撮像手段とすることもできる。
撮影手段にて撮像され作成された画像情報が識別情報として、識別装置40より環境形成装置10に伝達される。環境形成装置10では、識別情報と、予め登録されている帰宅人画像情報とが比較演算され、これにより帰宅人が識別される。
また、上記識別装置40はインターフォンとすることもできる。
帰宅人により所定時間内に連続して押されたボタンの回数が識別情報として、識別装置40より環境形成装置10に伝達される。環境形成装置10では、予め登録されている帰宅人を識別するためのボタンの押し回数と、識別情報とから、帰宅人が識別される。
この場合、環境形成装置10とインターフォンとを連係させるか、若しくは、同一装置に構成して、環境形成装置10にて帰宅人を特定しその情報をインターフォンに伝達して、インターフォンにて帰宅人により異なるメロディやコールを発するようにすることもできる。
識別装置40は上記の他、指紋、網膜、声紋、静脈の形、暗唱番号等により識別するように構成することも可能である。
前記帰宅検出装置50は、人が帰宅したことを検出するための装置である。
本実施例では、玄関ドアの鍵であるデジタルキーと、鍵が解錠されたことを検出する検出手段にて帰宅検出装置50が構成されている。デジタルキーにて鍵が解錠されたことが検出手段にて検出されると、これが帰宅検出情報として、帰宅検出装置50より環境形成装置10へ伝達される。
但し、帰宅検出装置50は玄関ドアの開閉を検出する検出手段とすることもできる。玄関ドアが開いたことが検出されると、これが帰宅検出情報として、帰宅検出装置50より環境形成装置10へ伝達される。
また、帰宅検出装置50は玄関に人が進入したことを検出する検出手段とすることもできる。玄関ドアを開けて帰宅人が玄関に進入したことが検出手段にて検出されると、これが帰宅検出情報として、帰宅検出装置50より環境形成装置10へ伝達される。人を検知する手段としては赤外線センサ等が使用される。
[出迎え環境設定処理]
次に、出迎え環境形成システムに係る出迎え環境設定処理の処理手順を、図5に示す流れ図を用いて説明する。
出迎え環境形成システムにより、帰宅者の帰宅に際して出迎え環境を形成するために、出迎え環境を設定する環境設定処理が必要となる。環境設定処理は環境形成装置10で行う。なお、環境設定処理は情報処理端末13や携帯情報処理端末14から情報通信手段11を介して環境形成装置10に情報を伝達して環境形成装置10を操作することにより行うこともできる。
まず、オペレータにて環境形成装置10の入力手段17を介して登録番号が入力され(S20)、環境設定処理が開始される。ここで登録番号は識別装置40で識別される識別情報に対応する認証番号である。すなわち、本実施例においては、登録番号が識別装置40を構成するデジタルキーの持つ識別情報と合致或いは対応しており、識別情報により登録番号を介して帰宅人が識別されることとなる。
環境形成装置10では登録番号が取得されると(S21)、続いてモードを選択するための画面が出力手段18としてのディスプレイに出力表示される。オペレータにて入力手段17を介して選択するモードが環境形成装置10に入力されると、環境形成装置10では、この情報を取得してモードが決定される。
お任せモードが選択されると(S22)、環境設定情報が作成される(S24)。環境設定情報は設定番号が付されて環境設定データベース30aに格納される(S33)。
お好みモードが選択されると(S24)、選択可能な出迎え環境情報が出力手段18としてのディスプレイに出力表示される(S25)。選択可能な出迎え環境情報は、既成映像データベース30bに蓄積されている情報である。情報の選択が、オペレータにより入力手段17を介して環境形成装置10に入力され(S26)、環境形成装置10ではこの情報が取得され、環境設定情報が作成される(S27)。環境設定情報は設定番号が付されて環境設定データベース30aに格納される(S33)。
伝言モードが選択されると(S28)、メッセージ情報作成のための処理が開始される。まず、撮影手段21が起動準備され、撮影の開始が入力されれば、撮影が開始される(S29)。このとき撮影手段により撮影された映像と、音響とが同時に記録され、メッセージ情報が作成される。撮影が終了すれば(S30)、作成されたメッセージ情報は作成映像データベース30cに格納され、環境設定情報が作成される(S32)。環境設定情報は設定番号が付されて環境設定データベース30aに格納される(S33)。
上述の如く環境設定情報が作成され、出迎え環境設定処理が終了する。
なお、作成される環境設定情報は、図6の表に示すように、登録番号と、モードと、時間情報と、出迎え環境として出力する情報及びその所在等が具備されており、この情報を作成するために必要な情報はオペレータにより入力手段17を介して環境形成装置10に入力される。
[出迎え環境形成処理]
次に、出迎え環境形成システムに係る出迎え環境形成処理について、図7に示す流れ図を用いて説明する。
帰宅人があれば、識別装置40にて帰宅人の識別情報が検出され、該識別情報が環境形成装置10に伝達される。識別情報を取得した環境形成装置10では(S40)、環境設定データベース30aが参照され、識別情報から決定される登録番号や時間等の情報から、出力する環境設定情報が選択され、既成映像データベース30bまたは作成映像データベース30cより読み出される(S41)。
続いて、帰宅検出装置50にて帰宅人が帰宅したことが検出されれば、帰宅検出情報が環境形成装置10に伝達される。帰宅検出情報が環境形成装置10にて取得されれば(S42)、時間計測が開始され、所定の待機時間が経過すれば(S43)、出迎え環境を形成するために、選択された環境設定情報に具備される出力情報に該当する情報が出力手段18にて出力される(S44)。本実施例では、出力手段18としてのディスプレイに映像が映し出されるとともに音声が流される。
なお、不正な鍵で玄関ドアが解錠される等、識別装置40にて帰宅人の識別情報が検出されることなく、帰宅検出装置50にて玄関ドアの解錠が検出されれば、非常モードが作動し、非常事態用環境設定情報が選択され、出迎え環境が形成される。
前記出力手段18はディスプレイ18aや映写機18bやスピーカ18cの他、香りを放出可能な発香手段18を備えることができ、この場合、芳香剤を収納した容器の放出口を開くようにするものであり、芳香剤を数種類用意して、選択して放出口を開くようにすることもできる。また、放出口にファンを設けて強制的に帰宅人側に放出するようにすることもできる。また、芳香と映像や音楽と組み合わせることも可能である。
なお、前記待機時間は予め登録されており、帰宅人が玄関ドアを開けて帰宅検出装置50にて帰宅が検出されてから出力手段18にて出力される映像を見ることのできる位置に至る迄の時間が考慮されている。従って、本実施例では、出力手段18を玄関に配置しているが、出力手段18は他の場所にも設置することができ、出力手段18の設置位置に応じて待機時間が設定される。
本発明に係る出迎え環境形成システムを備えた玄関の様子の一例を示す図。 本発明に係る出迎え環境形成システムによって出迎え環境が形成された玄関の様子の一例を示す図。 出迎え環境形成システムの全体的な構成を示すブロック図。 環境形成装置の構成を示す図。 設定登録処理の流れを示す図。 環境設定データベースに登録される環境設定情報の一例を示す図。 出迎え環境形成処理の流れを示す図。
符号の説明
10 環境形成装置
11 情報通信手段
13 情報処理端末
14 携帯情報処理端末
15 通信手段
16 演算処理手段
17 入力手段
18 出力手段
19 通信制御手段
20 記憶手段
21 撮影手段
30 データベース
30a 環境設定データベース
30b 既成映像データベース
30c 作成映像データベース
40 識別装置
50 帰宅検出装置

Claims (4)

  1. 帰宅人を識別する識別装置と、
    人が帰宅したことを検出する帰宅検出装置と、
    出迎え時の環境を形成するための映像と音響とを含む情報である環境形成情報を格納するデータベースと、帰宅人を識別する情報と環境形成情報を選択する情報とを含む情報である環境設定情報を格納するデータベースとを構築した記憶手段と、
    映像及び音響を出力可能な出力手段と、
    帰宅人を識別し、帰宅人に符合する環境形成情報を記憶手段より読み出すとともに出力手段に対して出力する演算処理手段とを、備える環境形成装置とで、
    構成されることを特徴とする出迎え環境形成システム。
  2. 前記環境形成情報に香りを含み、香りを放出可能な手段を前記環境形成装置に備える、請求項1に記載の出迎え環境形成システム。
  3. 前記環境形成装置に、撮像手段と録音手段とを備え、これらの手段にて作成した情報を環境形成情報として出力する、
    請求項1または請求項2に記載の出迎え環境形成システム。
  4. 前記環境形成装置に、通信制御手段を備え、他の情報処理端末と情報を送受信可能とし、情報処理端末より環境形成装置に伝達される情報に基づいて、環境設定情報若しくは環境形成情報のいずれか一方、または、環境設定情報及び環境形成情報を、作成または変更可能とする、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の出迎え環境形成システム。
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