JP2008258727A - 建物の扉応答システム - Google Patents

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Abstract

【課題】関与の度合いが異なる様々な来訪者が訪れる場合にもその対応を容易にする。
【解決手段】建物の玄関ドア12には電気錠装置14が設けられている。また、同玄関ドア12の近傍には、ユーザUが携帯する携帯機31と無線通信可能な屋外通信装置21が設けられるとともに、入力操作部22a、表示部22b及び音声部22cを備えてなるドア操作装置22が設けられている。ドアコントローラ23は、屋外通信装置21やドア操作装置22から送信される各種情報に基づいて電気錠装置14の施解錠制御を実施する。また、ドアコントローラ23は、玄関ドア12の付近にいる相手が誰であるかを判定し、該判定した相手に応じてドア操作装置22による異なる応答処理を実施する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の扉応答システムに関するものである。
住宅等の建物では、例えば玄関にテレビドアホン装置が設けられており、来訪者がある場合には、ドアホン屋外器に設けられたカメラにより来訪者が撮影され、その撮影画像がドアホン屋内器の表示パネルに表示される。これにより、来訪者の存在が分かるとともに、来訪者が誰であるかが分かるようになっている(例えば、特許文献1参照)。こうしてテレビドアホン装置が設けられている場合、来訪者がドアホン屋外器にて来訪を告げると、建物内の住人等がドアホン屋内器にて応答する。
特開2005−286539号公報
ここで、建物への来訪者は様々であり、住人等にとっても関与の度合いが様々である。かかる場合、毎回対応しなければならない相手もあれば、毎回対応しなくてもよい相手もある。しかしながら、既存のテレビドアホン装置では、来訪者がある都度、その相手にかかわらず急いで応答に出向かなければならない。そのため、来訪者への対応が煩わしいものとなっており、改善の余地があると考えられる。
本発明は、関与の度合いが異なる様々な来訪者が訪れる場合にもその対応を容易にすることができる建物の扉応答システムを提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。なお以下では、理解を容易にするため、発明の実施形態において対応する構成例を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
第1の発明は、建物に設けられた扉体(玄関ドア12)又はその付近に設置される応答装置(ドア操作装置22)と、前記扉体の付近にいる相手が誰であるかを判定する判定手段(ドアコントローラ23)と、前記判定手段により判定された相手に応じて前記応答装置による異なる応答処理を実施する応答制御手段(ドアコントローラ23)とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、扉体付近に来訪者が近づいた場合、その来訪者(相手)が誰であるかが判定され、その来訪者(相手)に応じて異なる応答処理が適宜実施される。したがって、例えば建物内にいる人が毎回対応に出向かなくても、本応答システムによって来訪者に対して適宜望ましい対応が行われる。その結果、関与の度合いが異なる様々な来訪者が訪れる場合にもその対応が容易となる。
なお本明細書において、「扉体」は建物や部屋等の出入り口に設けられるものであり、その扉体には回動式ドアやスライド式の引き戸が含まれる。
ここで、応答装置の応答は、音声によるものや画像表示によるものが適用できる。ただし、第2の発明のように、前記応答装置は音声による応答を行うものであることが望ましい。音声応答を行う構成であれば、来訪者が応答装置を見たりしなくても建物側からの応答を知ることができ、来訪者側に応答内容を好適に伝えることができる。また、画像表示による応答を行うものでは、使い勝手向上のためには画像表示を行う表示パネルを大型化したりすることが強いられ、構成の煩雑化やコスト上昇等の問題が生じ得るが、音声応答を行うものでは、音量調整を行うなど比較的簡易な調整で使い勝手のよいものが実現できる。
第3の発明では、前記扉体を通じての建物への出入りが許可されているユーザを登録ユーザとして判定するユーザ判定機能を有している。そして、前記判定手段は、扉体付近にいる相手が前記登録ユーザであるか否かを判定し、前記応答制御手段は、前記判定手段により判定された相手が登録ユーザか否かに応じて異なる応答処理を実施する。
具体的には、第4の発明のように、前記応答制御手段は、前記判定手段により登録ユーザでないと判定された場合に相手が誰であるかの問い合わせを行い、登録ユーザであると判定された場合に相手が誰であるかの問い合わせを行わないとよい。例えば、来訪者(相手)が登録ユーザでない場合に、『どなたですか?』『何のご用ですか?』といったメッセージを音声や画像によって来訪者(相手)に通知するとよい。また、来訪者(相手)からの返答がある場合にその返答を建物内に通知するとよい。これにより、相手が登録ユーザでなく、誰であるのかを特定できない場合にも、好適な対応が可能となる。
登録ユーザに対しては、相手が誰であるかを問い合わせる必要がなく、無応答にしたり、相手が誰であるかの問い合わせに代えて『おかえりなさい』といった応答を返したりするとよい。
なお、「扉体を通じての建物への出入りが許可されているユーザ」とは、住宅にあってはその住人(家族の各人)であり、要は建物への自由な出入りが可能とされたユーザを意味する。
第5の発明では、前記登録ユーザにより携帯され同登録ユーザの個人識別情報(ID情報)を記憶した携帯型通信装置(携帯機31)との間で情報通信が行われる建物の扉応答システムにおいて、前記判定手段は、前記携帯型通信装置から送信される個人識別情報に基づいて扉体付近にいる相手が誰であるかを判定する。この場合、登録ユーザの特別な処理を要することなく、該登録ユーザの判定が迅速に行われる。したがって、登録ユーザにとって利便性の高いものとなる。
なおここで、建物側に設けた通信装置(屋外通信装置21)は、扉体近傍エリアを送信エリアとしてリクエスト信号を送信し、携帯型通信装置は、建物側の通信装置からのリクエスト信号に応答して個人識別情報を返信するものであるとよい。
第6の発明では、前記携帯型通信装置を所持する登録ユーザの身体に関する身体情報を記憶する記憶手段(携帯機31のメモリ32)を備えている。そして、前記応答制御手段は、前記携帯型通信装置から受信した前記個人識別情報と、前記記憶手段に記憶されている身体情報とに応じて応答処理を変更する。例えば、登録ユーザが聴覚能力の低いユーザである場合には、音声による応答メッセージの音量を大きくする。これにより、登録ユーザの各々にとって使い勝手の良い扉応答制御が実現できる。
第7の発明では、前記携帯型通信装置を所持する登録ユーザの嗜好に関する嗜好情報を記憶する記憶手段(携帯機31のメモリ32)を備えている。そして、前記応答制御手段は、前記携帯型通信装置から受信した前記個人識別情報と、前記記憶手段に記憶されている嗜好情報とに応じて応答処理を変更する。例えば、登録ユーザが特定のミュージシャンを好んでいる場合には、その好みのミュージシャンの楽曲が嗜好情報として記憶されており、その楽曲と共に音声メッセージを出力する。これにより、各登録ユーザの好みにあった扉応答制御が実現できる。
なお、第6,第7の発明では、携帯型通信装置に一体に設けられる記憶媒体を記憶手段として用いるとよい。
第8の発明における建物では、前記扉体にその開閉を規制する施錠装置(電気錠装置14)が設けられている。そして、前記判定手段により相手が登録ユーザであると判定された場合に前記施錠装置を解錠させる施解錠制御手段(ドアコントローラ23)を備えている。この場合、登録ユーザにとっては、施錠装置が自動で解錠されることで扉体を通じて建物内に入る際の利便性が向上する。また、登録ユーザでないと判定された場合には、施錠装置を施錠状態で保持させることで、防犯上望ましい構成が実現できる。
第9の発明では、前記扉体を通じての建物への出入りが許可されていないが登録対象になっている登録ビジタを判定するビジタ判定機能を有している。そして、前記判定手段は、扉体付近にいる相手が前記登録ビジタであるか否かを判定し、前記応答制御手段は、前記判定手段により判定された相手が登録ビジタか否かに応じて異なる応答処理を実施する。登録ビジタは、例えば新聞等の集金者や、荷物宅配業者、近所の住人などであり、住宅(本建物)の住人等にとってはあらかじめ想定された来訪者である。例えばホテルの宿泊施設においては、部屋内を清掃したりする部屋係の人が登録ビジタに相当する。本発明では、こうしたあらかじめ想定された来訪者が来た場合において好適なる対応が可能となる。
第10の発明では、複数の登録ビジタを登録するビジタ登録手段(ドアコントローラ23)を備え、前記応答制御手段は、前記複数の登録ビジタごとに応答内容をあらかじめ定めておき、相手がどの登録ビジタであるかに応じて応答内容を選択して応答処理を実施する。これにより、登録ビジタ側にとっても自身が認識されたことが分かり、扉応答システム側と登録ビジタとの間で好適なるやりとりが可能となる。例えば、登録ビジタが荷物宅配業者である場合、『午後3時に戻りますので再度来てください』等の応答メッセージを返すとよい。
登録ビジタであるかどうかの判定は、第11の発明のように行われるとよい。すなわち、相手側が発した音声を認識する音声認識手段(ドアコントローラ23)を備え、前記判定手段は、前記音声認識手段により認識した音声中に含まれるワードに基づいて相手がどの登録ビジタであるかを判定する。例えば、相手側が発した音声中に『集金』のワードが含まれたら新聞等の集金者であると判定し、『荷物』『宅配』等のワードが含まれたら荷物宅配業者であると判定する。
なお、音声ワードに基づいて登録ビジタであるかどうかを判定する以外に、登録ビジタにより操作入力されるパスワード等により登録ビジタであるかどうかを判定することも可能である。
第12の発明では、ユーザの入力操作により設定される音声メッセージを登録するメッセージ登録手段(ドアコントローラ23)を備え、前記応答制御手段は、前記メッセージ登録手段により登録された音声メッセージにより応答を行う。これにより、来訪者(相手)に対して、ユーザの望み通りに応答を返すことができる。
第13の発明では、前記判定手段は、前記扉体の側面又は柄部(柄部13)に相手が触れたことをトリガとして相手が誰であるかの判定を実施する。これにより、来訪者がある場合にのみ所定の判定処理や応答処理を実施することができる。また、例えば不審者が扉体を不正に開放して建物内に侵入しようとする場合には、その相手の判定と応答とが直ちに行われる。したがって、不審者に対する威嚇処理にもなり、防犯効果も期待できる。
その他、扉体付近にいる相手を判定するための手法として以下が考えられる。
・第14の発明では、前記扉体の付近にいる相手を撮影する撮影装置(カメラ17)を備え、前記判定手段は、前記撮影装置により撮影した相手画像に基づいて相手が誰であるかを判定する。
・第15の発明では、前記扉体の付近にいる相手の生体情報を取得する生体情報取得手段(生体情報取得装置41)を備え、前記判定手段は、前記生体情報取得手段により取得した生体情報に基づいて相手が誰であるかを判定する。生体情報としては、身長、指紋、網膜、虹彩パターン、血管の静脈パターン、音声(声紋)のいずれかが取得されるとよい。
・第16の発明では、来訪者が持ち込む物品には電子タグ(電子タグ43)が設けられており、同電子タグから発信される物品識別情報を受信可能とした建物の扉応答システムであって、前記判定手段は、前記電子タグから発信される物品識別情報に基づいて相手が誰であるかを判定する。
ここで、撮影装置による撮影画像(相手画像)と携帯型通信装置から受信した個人識別情報とを双方用いて、相手が「登録ユーザ」であることを判定してもよい(第14の発明&第5の発明の組み合わせ)。又は、生体情報取得手段により取得した生体情報と携帯型通信装置から受信した個人識別情報とを双方用いて、相手が「登録ユーザ」であることを判定してもよい(第15の発明&第5の発明の組み合わせ)。さらに、電子タグから発信される物品識別情報と携帯型通信装置から受信した個人識別情報とを双方用いて、相手が「登録ユーザ」であることを判定してもよい(第16の発明&第5の発明の組み合わせ)。いずれにしても、登録ユーザの判定において信頼性の向上を図ることができる。
また、撮影装置による撮影画像(相手画像)と相手側が発した音声中のワードとを双方用いて、相手が「登録ビジタ」であることを判定してもよい(第14の発明&第11の発明の組み合わせ)。又は、生体情報取得手段により取得した生体情報と相手側が発した音声中のワードとを双方用いて、相手が「登録ビジタ」であることを判定してもよい(第15の発明&第11の発明の組み合わせ)。さらに、電子タグから発信される物品識別情報と相手側が発した音声中のワードとを双方用いて、相手が「登録ビジタ」であることを判定してもよい(第16の発明&第11の発明の組み合わせ)。いずれにしても、登録ビジタの判定において信頼性の向上を図ることができる。
第14〜第16の発明を任意に組み合わせ、その組み合わせの処理により登録ユーザ又は登録ビジタの判定を実施することも可能である。
第17の発明のように、前記応答制御手段は、建物内に、応答できる人がいるかいないかに応じて前記応答装置による応答処理を変更するとよい。例えば、建物内に現実に対応できる人がいる場合には、『しばらくお待ち下さい』といった音声メッセージを出力し、対応できる人がいない場合には(子供のみがいる場合も該当)、『あらためてお越し下さい』『留守にしています』といった音声メッセージを出力する。
また、第18の発明のように、前記応答制御手段は、来訪者があった時の時刻又は曜日に応じて前記応答装置による応答処理を変更するとよい。例えば、来訪者のあった時刻が夜中である場合には、『もう寝ています、明日また来てください』といった音声メッセージを出力する。
第19の発明では、前記判定手段により判定した結果を建物内に通知する。これにより、建物内にいる人が、来訪者が誰であるかを容易に知ることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、玄関ドアの施解錠制御等を実施する玄関ドア制御システムに本発明を具体化しており、同システムの構成を図1の概略図に示す。
図1に示すように、建物(住宅)の玄関11には玄関ドア12が設けられ、玄関ドア12の屋外側面には柄部13が取り付けられている。また、玄関ドア12には、電気錠装置14が設けられている。電気錠装置14は何ら新規の構成ではないため簡単に説明すれば、同電気錠装置14はロックバーと電気的なアクチュエータ(共に図示略)を備えており、アクチュエータの駆動によりロックバーが出没し、玄関ドア12が施錠又は解錠のいずれかの状態となるよう構成されている。すなわち、ロックバーが突出状態になることで玄関ドア12が施錠状態となり、同ロックバーが突出状態から没入状態に移行することで玄関ドア12が解錠状態となる。
本システムでは、住人等(図中のユーザU)が携帯する携帯機31との無線通信により電気錠装置14の施解錠が自動制御されるものとなっており、当該制御のための構成として、屋外通信装置21とドア操作装置22とドアコントローラ23とが設けられている。屋外通信装置21は玄関ドア12の近傍(又は玄関ドア12の側面でも可)に設けられ、玄関ドア近傍の所定エリアが通信エリアとなっている。また、ドア操作装置22も屋外通信装置21と同様に玄関ドア12の近傍(又は玄関ドア12の側面でも可)に設けられている。ドア装置装置22は、住人等により入力操作される入力操作部22aと、液晶パネル等からなる表示部22bと、スピーカ及びマイク等からなる音声部22cとを備える。なお、ドア操作装置22に一体に屋外通信装置21が設けられる構成であってもよい。
ドアコントローラ23は、CPUやメモリ等を有するマイクロコンピュータを備えるものであり、このドアコントローラ23に屋外通信装置21及びドア操作装置22が電気的に接続されている。ドアコントローラ23に対しては、携帯機31からの受信情報が屋外通信装置21を通じて送信されるとともに、住人等がドア操作装置22への入力操作を行った場合においてその入力情報が逐次送信される。ドアコントローラ23は、屋外通信装置21やドア操作装置22から送信される各種情報に基づいて電気錠装置14を解錠又は施錠するかを判定し、解錠する場合には電気錠装置14に対して解錠信号を出力し、施錠する場合には電気錠装置14に対して施錠信号を出力する。
また、玄関ドア12の柄部13には、誰かが柄部13に触れたことを検出するタッチセンサ15が設けられており、そのタッチセンサ15の検出信号がドアコントローラ23に入力されるようになっている。さらに、玄関ドア12付近には、その近傍エリアに存在する人を検出する人感センサ16と、玄関ドア12の屋外側所定エリアを対象に撮影を行うカメラ(撮影装置)17とが設けられており、人感センサ16の検出信号とカメラ17の撮影画像もドアコントローラ23に入力されるようになっている。
携帯機31は小型携帯装置よりなり、携帯しても邪魔になりにくくかつ常備しやすいものとなっている。例えば、携帯機本体にリストバンドを取り付けた構成のブレスレット式携帯機や、同携帯機本体にネックチェーンを取り付けた構成のペンダント式携帯機、同携帯機本体にバネフックやバッジピンを取り付けた構成のバッジ式携帯機などとして具現化することが考えられる。また、スマートキーシステムで使用される電子キーを携帯機31として用いたり、日常的に使用される携帯電話を携帯機31として用いたり、通信機能を有するICカードを携帯機31として用いたりすることも可能である。
携帯機31は、記憶部としてのメモリ32を有しており、そのメモリ32には、所有者(ユーザU等)ごとに固有のID情報(個人識別情報)と各所有者の身体に関するユーザ特有情報とが記憶されている。ID情報は、少なくとも本制御システムで認証されるユーザであってかつ認証対象とされる複数のユーザ(例えば同居する家族)が個別に識別可能となる情報となっている。また、ユーザ特有情報(ここでは特に身体情報)には、例えば年齢、性別、身長、視覚能力、聴覚能力などの情報が含まれる。
ここで、屋外通信装置21は、リクエスト信号を常時又は所定の時間周期で送信するのに対し、携帯機31は、屋外通信装置21との通信可能エリアに進入してリクエスト信号を受信すると、そのリクエスト信号に応答してID情報とユーザ特有情報とを屋外通信装置21に送信する。そして、ID情報がドアコントローラ23に送信された後、ドアコントローラ23は、ID情報による認証を行うとともに、電気錠装置14に対して解錠信号又は施錠信号を出力する。このとき、携帯機31から受信したID情報が正規ユーザに該当するものであれば電気錠装置14が自動で解錠される。これに対し、同ID情報が正規ユーザに該当しないものであれば電気錠装置14の解錠が行われない。
また本実施形態では特に、ドアコントローラ23が、玄関ドア12の付近にいる相手が誰であるかを判定するとともに、都度判定した相手に応じて、音声による異なる応答処理を実施することとしており、以下その詳細を説明する。
すなわち、ドアコントローラ23は、
(1)ユーザ判定機能
(2)ビジタ判定機能
(3)音声応答機能
を有している。
上記(1)のユーザ判定機能は、玄関ドア前(玄関ドア屋外側近傍)にいる相手が、建物への自由な出入りが許可されている登録ユーザであるか否かを判定する機能である。具体的には、ドアコントローラ23は、携帯機31から送信されてくるID情報に基づいて、登録ユーザか否かの判定を実施する。又は、ドアコントローラ23において、カメラ17によって撮影された撮影画像(相手画像)を画像解析し、その画像解析の結果と携帯機31から送信されてくるID情報とを双方用いて、相手が登録ユーザか否かを判定することも可能である。例えば、撮影画像を用いた判定手法として、撮影画像の画像解析結果から想定される相手の体型(身長等)と、あらかじめ登録されているユーザ体型情報とを比較し、ユーザ判定することが考えられる。
上記(2)のビジタ判定機能は、玄関ドア前にいる相手が、建物への自由な出入りは許可されていないが登録対象にはなっている登録ビジタであるか否かを判定する機能である。具体的には、相手側が発した音声をドア操作装置22の音声部22cを通じてドアコントローラ23に入力するとともに、ドアコントローラ23が、前記入力した音声に対して音声認識処理を行い当該音声中に含まれるワードに基づいて相手がどの登録ビジタであるかを判定する。
例えば、登録ビジタとして新聞料金の集金者を登録しておく場合には、その集金者に関するワードとして『新聞料金』『集金』等のワードを記憶しておく。そして、相手側が発した音声中に『新聞料金』『集金』のワードが含まれたら新聞料金の集金者であると判定する。また、登録ビジタとして荷物宅配業者を登録しておく場合には、その宅配業者に関するワードとして『荷物』『宅配』等のワードを記憶しておく。そして、相手側が発した音声中に『荷物』『宅配』のワードが含まれたら荷物宅配業者であると判定する。
なお、相手側が発した音声中に、事前に記憶したワードがいずれも含まれていない場合には、登録ビジタでないと判定する。
又は、ドアコントローラ23において、カメラ17によって撮影された撮影画像(相手画像)を画像解析し、その画像解析の結果と相手側が発した音声中のワードとを双方用いて、相手が登録ビジタか否かを判定することも可能である。
上記(3)の音声応答機能は、玄関ドア前にいる相手が登録ユーザか、登録ビジタか、それ以外の非登録者かに応じて各々異なる応答処理を行うものである。次に、登録ユーザ用の応答処理と、登録ビジタ用の応答処理と、非登録者用の応答処理とを説明する。
(3−1)登録ユーザ用の応答処理
玄関ドア前にいる相手が登録ユーザである場合、ドアコントローラ23は、『○○さん、おかえりなさい』等の音声メッセージをドア操作装置22の音声部22cから出力させる。また、携帯機31からのID情報が受信される際には、ID情報に加えて登録ユーザのユーザ特有情報(身体情報)が受信される。そこで、ユーザ特有情報(身体情報)に含まれる年齢や身長情報に基づいて音声メッセージを変更することも可能である。例えば、相手が聴覚能力の低いユーザ(高齢者等)である場合には、音声メッセージの音量を大きくする。また、相手が仕事から帰宅した父親である場合には、『パパ、おかえりなさい』等の音声メッセージを子供の声にして出力させる。なお、登録ユーザであると判定された場合には無条件で玄関ドア12を通過してよいため、無応答としてもよい。もちろん、『どなたですか?』といった問い合わせは行わない。
(3−2)登録ビジタ用の応答処理
玄関ドア前にいる相手が登録ビジタである場合、ドアコントローラ23は、複数の登録ビジタごとにあらかじめ定められた音声メッセージをドア操作装置22の音声部22cから出力させる。すなわち、ドアコントローラ23に、複数の登録ビジタを記憶しておくとともに、複数の登録ビジタごとに応答メッセージを定めて記憶しておく。そして、相手がどの登録ビジタであるかに応じて応答内容を選択して応答処理を実施する。
登録ビジタは、例えば新聞等の集金者や、荷物宅配業者、近所の住人などであり、住宅(本建物)の住人等にとってはあらかじめ想定された来訪者である。例えば、新聞等の集金者や、荷物宅配業者の場合には、『ご苦労様です、しばらくお待ち下さい』『午後3時に再度来てください』等の音声メッセージを出力させる。近所の住人の場合には、『こんにちは、お寒いですね』等の音声メッセージを出力させる。
(3−3)非登録者用の応答処理
玄関ドア前にいる相手が非登録者である場合、ドアコントローラ23は、『どなたですか?』『何のご用ですか?』といった音声メッセージをドア操作装置22の音声部22cから出力させる。また、不審者の警戒のために、犬の吠え声を音声部22cから出力させてもよい。
上記(3−1)〜(3−3)の各応答処理において、各々の音声メッセージをユーザの入力操作により可変に設定することも可能である。すなわち、ドアコントローラ23に、ユーザの入力操作により任意の音声メッセージを登録し、その登録された音声メッセージにより応答を行うこととする。これにより、来訪者(相手)に対して、ユーザの望み通りに応答を返すことができる。
玄関ドア12の付近にいる相手が誰であるか判定した結果を建物内に通知する構成であってもよい。例えば、ドアコントローラ23が、建物内の音声装置(ドアホン屋外器等)を操作して音声出力させる。これにより、建物内にいる人が、来訪者が誰であるかを容易に知ることができる。
次に、ドアコントローラ23により実行される玄関ドア応答制御の処理手順を図2にフローチャートにより説明する。
図2において、まずステップS11では、玄関ドア前に誰かがいるか否か、すなわち来訪者があるか否かを判定する。この判定は、玄関ドア12の柄部13に設けられたタッチセンサ15の検出信号に基づいて行われ、誰かが柄部13に触れている旨検出された場合に来訪者有りと判定される。又は、玄関ドア12付近に設けられた人感センサ16の検出信号に基づいて行われる。来訪者がある場合、後続のステップS12に進み、来訪者がいない場合、そのまま本処理を終了する。
ステップS12では、携帯機31からID情報を受信しているか否かを判定する。ID情報を受信している場合にはステップS13に進んで、ID情報に基づくユーザ判定処理を行い、続くステップS14では、今回ID情報を受信した相手が登録ユーザであるか否かを判定する。そして、登録ユーザであると判定された場合にステップS15に進む。ステップS15では、登録ユーザ用の応答処理を実行する(上記(3−1)を参照)。なお、ステップS14がNOの場合にそのまま本処理を終了することに代えて、ステップS19に進む構成としてもよい。
また、来訪者有りと判定されたがID情報を受信していない場合(ステップS11がYES、ステップS12がNOの場合)には、ステップS16に進み、ビジタ判定処理を実施する。このビジタ判定処理は、前述したとおり来訪者が発した音声ワードに基づいて実施される。続くステップS17では、来訪者が登録ビジタであるか否かを判定し、登録ビジタであればステップS18に進む。ステップS18では、登録ビジタ用の応答処理を実行する(上記(3−2)を参照)。
また、来訪者が登録ユーザでも登録ビジタでも無い場合、ステップS19に進む。ステップS19では、非登録者用の応答処理を実行する(上記(3−3)を参照)。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
玄関ドア12付近にいる相手が誰であるかを判定し、その相手に応じて異なる応答処理を実施する構成としたため、建物内にいる人が毎回対応に出向かなくても、本制御システムによって来訪者に対して適宜望ましい対応が行われる。その結果、関与の度合いが異なる様々な来訪者が訪れる場合にもその対応が容易となる。
ドア操作装置22は音声メッセージによる応答を行うため、来訪者がドア操作装置22の表示部22bを見たりしなくても建物側からの応答を知ることができ、来訪者側に応答内容を好適に伝えることができる。不審者に対しては、不意に音声応答を行うことで驚かせることができる。また、画像表示によってのみ応答を行うものでは、使い勝手向上のためには表示部22bを大型化したりすることが強いられ、構成の煩雑化やコスト上昇等の問題が生じ得るが、音声応答を行うものでは、音量調整を行うなど比較的簡易な調整で使い勝手のよいものが実現できる。
玄関ドア付近にいる相手が登録ユーザであるか、登録ビジタであるか、非登録者であるかに応じて異なる応答処理を実施する構成としたため、相手に応じて都度好適な対応が可能となる。
また、登録ユーザ(建物の住人等)の判定は、携帯機31から送信されるID情報に基づいて行われるため、登録ユーザに特別な処理が強いられることはなく、該登録ユーザの判定が迅速に行われる。したがって、登録ユーザにとって利便性の高いものとなる。
玄関ドア前にいる相手が登録ユーザである場合、携帯機31からID情報と共に送信されてくる身体情報に応じて応答処理を変更する構成としたため、登録ユーザの各々にとって使い勝手の良い扉応答制御が実現できる。
相手が登録ユーザであると判定された場合に電気錠装置14を自動で解錠させる構成としたため、登録ユーザにとっては、玄関ドア12を通じて建物内に入る際の利便性が向上する。また、登録ユーザでないと判定された場合には、電気錠装置14を施錠状態で保持させることで、防犯上望ましい構成が実現できる。
玄関ドア12の柄部13に相手が触れたことをトリガとして相手が誰であるかの判定を実施する構成としたため、来訪者がある場合にのみ所定の判定処理や応答処理を実施することができる。また、例えば不審者が玄関ドア12を不正に開放して建物内に侵入しようとする場合には、その相手の判定と応答とが直ちに行われる。したがって、不審者に対する威嚇処理にもなり、防犯効果も期待できる。
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されても良い。
玄関ドア付近にいる相手を判定するための手法として以下が考えられる。すなわち、図3の(a)に示すように、玄関ドア12付近(屋外側)に生体情報取得装置41を設けておき、ドアコントローラ23は、生体情報取得装置41により取得した生体情報に基づいて相手が誰であるかを判定する。生体情報取得装置41は、来訪者が身体の一部を接触させたりかざしたりすることで生体情報を取得するものであり、生体情報としては、身長、指紋、網膜、虹彩パターン、血管の静脈パターン、音声(声紋)のいずれかが取得されるとよい。
この場合、生体情報取得装置41により取得した生体情報と携帯機31から受信したID情報とを双方用いて、相手が登録ユーザであることを判定してもよい。また、生体情報取得装置41により取得した生体情報と相手側が発した音声中のワードとを双方用いて、相手が登録ビジタであることを判定してもよい。
また、図3の(b)に示すように、来訪者が持ち込む物品42に電子タグ43(RFID、無線タグ)が設けられている場合に、その電子タグ43から発信される物品識別情報を屋外通信装置21により受信し、ドアコントローラ23は、電子タグ43から発信される物品識別情報に基づいて相手が誰であるかを判定する。
この場合、電子タグ43から発信される物品識別情報と携帯機31から受信したID情報とを双方用いて、相手が登録ユーザであることを判定してもよい。また、電子タグ43から発信される物品識別情報と相手側が発した音声中のワードとを双方用いて、相手が登録ビジタであることを判定してもよい。
その他、相手側が発した音声中のワード(事前に登録したワード)に基づいて登録ビジタであるかどうかを判定する構成に代えて、登録ビジタにより操作入力されるパスワード等により登録ビジタであるかどうかを判定することも可能である。カメラ17により撮影した相手画像のみに基づいて相手が誰であるかを判定することも可能である。
携帯機31のメモリ32に登録ユーザの嗜好に関する嗜好情報を記憶しておく構成とし、ドアコントローラ23は、携帯機31からID情報と共に送信されてくる嗜好情報に応じて応答処理を変更するようにしてもよい。例えば、登録ユーザが特定のミュージシャンを好んでいる場合には、ドア操作装置22によって、好みのミュージシャンの楽曲と共に音声メッセージを出力させる。これにより、各登録ユーザの好みにあった扉応答制御が実現できる。
登録ユーザの身体情報や嗜好情報を、携帯機31のメモリ32ではなく、ドアコントローラ23のメモリに記憶する構成であってもよい。この場合、携帯機31からドアコントローラ23に対してはID情報のみが送信される。
携帯機31のメモリ32に、ユーザ特有情報として身体情報と嗜好情報とを共に記憶しておく構成にすることも可能であるし、同携帯機31のメモリ32に、ユーザ特有情報(身体情報や嗜好情報)を記憶せずに、ID情報のみを記憶しておく構成にすることも可能である。
ドアコントローラ23は、建物内に、応答できる人がいるかいないかに応じて、換言すれば在宅者の有無に応じてドア操作装置22による応答処理を変更するとよい。在宅判定は、携帯機31から送信されてくる各ユーザのID情報に基づき行われる。例えば、建物内に現実に対応できる人がいる場合には、『しばらくお待ち下さい』といった音声メッセージを出力し、対応できる人がいない場合には(子供のみがいる場合も該当)、『あらためてお越し下さい』『留守にしています』といった音声メッセージを出力する。在宅者が全くいない場合と、子供(幼児等)のみが在宅している場合とを区別して応答処理を行うことも可能である。
また、ドアコントローラ23は、来訪者があった時の時刻又は曜日に応じてドア操作装置22による応答処理を変更するとよい。例えば、来訪者のあった時刻が夜中である場合には、『もう寝ています、明日また来てください』といった音声メッセージを出力する。
上記実施形態では、屋外通信装置21がリクエスト信号を常時又は所定の時間周期で送信する構成としたが、これを変更し、来訪者(登録ユーザ、登録ビジタ含む)が玄関ドア12の柄部13を触る等したことを条件に、屋外通信装置21がリクエスト信号を送信する構成としてもよい。
上記実施形態では、応答装置としてのドア操作装置22が、音声による応答を行う構成としたが、これに代えて画像表示による応答を行う構成としてもよい。
玄関ドアを通過して人が建物の出入りを行う際、その通過履歴を記憶する構成としてもよい。この場合、登録ユーザ、登録ビジタ、非登録者に分けて、個々に通過時刻等が記憶されるとよい。
ID所有者(携帯機を携帯する正規ユーザ)が複数いる場合には、そのうち誰かを優先して音声メッセージを出力するとよい。その優先順位はあらかじめ定められていると良く、例えば、低年齢者(幼児等)や高齢者を優先して音声メッセージを出力する。登録ユーザ、登録ビジタ及び非登録者が共に存在している場合には、優先順位を、登録ユーザ(最優先者)>登録ビジタ>非登録者とするとよい。
上記実施形態では、住宅の玄関ドアに設けた扉応答システムについて説明したが、住宅以外の建物のドアや引き戸等にも適用できる。例えばホテルの宿泊施設においては、各部屋の入り口ドアに扉応答システムを設けるとよい。この場合、部屋内を清掃したりするホテル従業員(部屋係の人)が登録ビジタに相当する。ドアコントローラ側の応答例としては『部屋を掃除してください』『Don't Disturb』等の音声メッセージを出力することが考えられる。いずれにしても、本発明によればあらかじめ想定された来訪者が来た場合において好適なる対応が可能となる。
その他、非常時用の避難室を備える建物では、その避難室のドアに本発明の扉応答システムを設けてもよい。避難室は、不審者等の侵入時に住人が逃げ込む(避難する)するための部屋(空間)であり、ID所有者(携帯機を携帯する正規ユーザ)のみが避難室ドアを開放することができるようになっている。なお、こうした避難室では、住人等が逃げ込んだ後、非常スイッチの起動によりドアの閉鎖がパワーアシストされ、ドアが開放不可な状態で保持されるとよい。
玄関ドア制御システムの概要を示す図。 玄関ドア応答制御の処理手順を示すフローチャート。 ユーザ判定に関して別の構成例を説明するための図。
符号の説明
11…玄関、12…玄関ドア、14…電気錠装置、17…カメラ、21…屋外通信装置、22…ドア操作装置、23…ドアコントローラ、31…携帯機、32…メモリ、41…生体情報取得装置、42…物品、43…電子タグ。

Claims (19)

  1. 建物に設けられた扉体又はその付近に設置される応答装置と、
    前記扉体の付近にいる相手が誰であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された相手に応じて前記応答装置による異なる応答処理を実施する応答制御手段と、
    を備えることを特徴とする建物の扉応答システム。
  2. 前記応答装置は音声による応答を行うものである請求項1に記載の建物の扉応答システム。
  3. 前記扉体を通じての建物への出入りが許可されているユーザを登録ユーザとして判定するユーザ判定機能を有し、
    前記判定手段は、扉体付近にいる相手が前記登録ユーザであるか否かを判定し、
    前記応答制御手段は、前記判定手段により判定された相手が登録ユーザか否かに応じて異なる応答処理を実施する請求項1又は2に記載の建物の扉応答システム。
  4. 前記応答制御手段は、前記判定手段により登録ユーザでないと判定された場合に相手が誰であるかの問い合わせを行い、登録ユーザであると判定された場合に相手が誰であるかの問い合わせを行わない請求項3に記載の建物の扉応答システム。
  5. 前記登録ユーザにより携帯され同登録ユーザの個人識別情報を記憶した携帯型通信装置との間で情報通信が行われる建物の扉応答システムであって、
    前記判定手段は、前記携帯型通信装置から送信される個人識別情報に基づいて扉体付近にいる相手が誰であるかを判定する請求項3又は4のいずれかに記載の建物の扉応答システム。
  6. 前記携帯型通信装置を所持する登録ユーザの身体に関する身体情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記応答制御手段は、前記携帯型通信装置から受信した前記個人識別情報と、前記記憶手段に記憶されている身体情報とに応じて応答処理を変更する請求項5に記載の建物の扉応答システム。
  7. 前記携帯型通信装置を所持する登録ユーザの嗜好に関する嗜好情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記応答制御手段は、前記携帯型通信装置から受信した前記個人識別情報と、前記記憶手段に記憶されている嗜好情報とに応じて応答処理を変更する請求項5又は6に記載の建物の扉応答システム。
  8. 前記扉体にその開閉を規制する施錠装置を設けた建物に適用され、
    前記判定手段により相手が前記登録ユーザであると判定された場合に前記施錠装置を解錠させる施解錠制御手段を更に備える請求項3乃至7のいずれかに記載の建物の扉応答システム。
  9. 前記扉体を通じての建物への出入りが許可されていないが登録対象になっている登録ビジタを判定するビジタ判定機能を有し、
    前記判定手段は、扉体付近にいる相手が前記登録ビジタであるか否かを判定し、
    前記応答制御手段は、前記判定手段により判定された相手が登録ビジタか否かに応じて異なる応答処理を実施する請求項1乃至8のいずれかに記載の建物の扉応答システム。
  10. 複数の登録ビジタを登録するビジタ登録手段を備え、
    前記応答制御手段は、前記複数の登録ビジタごとに応答内容をあらかじめ定めておき、相手がどの登録ビジタであるかに応じて応答内容を選択して応答処理を実施する請求項9に記載の建物の扉応答システム。
  11. 相手側が発した音声を認識する音声認識手段を備え、
    前記判定手段は、前記音声認識手段により認識した音声中に含まれるワードに基づいて相手がどの登録ビジタであるかを判定する請求項9又は10に記載の建物の扉応答システム。
  12. ユーザの入力操作により設定される音声メッセージを登録するメッセージ登録手段を備え、
    前記応答制御手段は、前記メッセージ登録手段により登録された音声メッセージにより応答を行う請求項1乃至11のいずれかに記載の建物の扉応答システム。
  13. 前記判定手段は、前記扉体の側面又は柄部に相手が触れたことをトリガとして相手が誰であるかの判定を実施する請求項1乃至12のいずれかに記載の建物の扉応答システム。
  14. 前記扉体の付近にいる相手を撮影する撮影装置を備え、
    前記判定手段は、前記撮影装置により撮影した相手画像に基づいて相手が誰であるかを判定する請求項1乃至13のいずれかに記載の建物の扉応答システム。
  15. 前記扉体の付近にいる相手の生体情報を取得する生体情報取得手段を備え、
    前記判定手段は、前記生体情報取得手段により取得した生体情報に基づいて相手が誰であるかを判定する請求項1乃至14のいずれかに記載の建物の扉応答システム。
  16. 来訪者が持ち込む物品には電子タグが設けられており、同電子タグから発信される物品識別情報を受信可能とした建物の扉応答システムであって、
    前記判定手段は、前記電子タグから発信される物品識別情報に基づいて相手が誰であるかを判定する請求項1乃至15のいずれかに記載の建物の扉応答システム。
  17. 前記応答制御手段は、建物内に、応答できる人がいるかいないかに応じて前記応答装置による応答処理を変更する請求項1乃至15のいずれかに記載の建物の扉応答システム。
  18. 前記応答制御手段は、来訪者があった時の時刻又は曜日に応じて前記応答装置による応答処理を変更する請求項1乃至17のいずれかに記載の建物の扉応答システム。
  19. 前記判定手段により判定した結果を建物内に通知する請求項1乃至18のいずれかに記載の建物の扉応答システム。
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