JP2005170226A - ブレーキ付き台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワイヤーを使用せずにブレーキ操作系を構成するとともに、階段などと段差や坂などの斜面で荷台を傾けたときに、段や面とブレーキ操作系が抵触を生じないようにする。
【解決手段】 荷台下に設けられている車輪に制動をかけるブレーキ部材と荷台側に設けたハンドルを、ブレーキ操作系によって連絡した構成を有するブレーキ付き台車につい
て、車輪14に摩擦抵抗を加えるブレーキ部材19の一端を荷台下に回転可能に軸支する一方、ブレーキ部材19の他端をブレーキ操作系に接続し、荷台側に設けられているハンドル21とブレーキ部材19の他端とをリンク機構22により連続し、坂や階段などにて荷台を傾けたときに、ハンドル21からブレーキ部材19に到るブレーキ操作系が、車輪14と荷台最外部を結ぶ線の外に出ないように、リンク機構22の構成部材に逃げ部を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、荷台下に設けられている車輪に制動をかけるブレーキ部材と荷台側に設けたハンドルとを、ブレーキ操作系により連絡した構成を有するブレーキ付き台車に関するものである。
物流台車などと呼ばれる、荷物等の運搬用台車には、坂などの傾斜面や階段などを移動するときに使用されるブレーキ装置を装備したものがあり、この型の台車では、手元のハンドルを操作してブレーキを掛け外すことができる。このようなブレーキ装置を有する発明、考案には、実開平6−20101号、同7−31560号などがある。これらのブレーキ装置は、ブレーキシューにより車輪を加圧して制動を行わせるために、ワイヤーを用いてハンドルとブレーキシューとを接続している。そのため経時的にワイヤーに伸びが生じ、ブレーキを解除できなくなるという問題があった。またワイヤーによる操作方式ではプーリーを用いるため、使用中に外れることがあり、またワイヤーに何かを引っ掛ける可能性も常にある。また、ブレーキシューとワイヤーとの接続部が台車の後端下部に近いため、階段などの段差と抵触すると安全性に問題を生ずる。
実開平6−20101 実開平7−31560
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、ワイヤーを使用せずにブレーキを操作するとともに、坂や階段などと抵触を生じないブレーキ操作系を有するブレーキ付き台車を提供することである。
前記の課題を解決するため、本発明は、荷台下に設けられている車輪に制動をかけるブレーキ部材と、ブレーキ部材と荷台側に設けたハンドルをブレーキ操作系により連絡した構成を有するブレーキ付き台車について、車輪に摩擦抵抗を加えるブレーキ部材の一端を荷台下に回転可能に軸支する一方、ブレーキ部材の他端をブレーキ操作系に接続し、荷台側に設けられているハンドルとブレーキ部材の他端とをリンク機構により連絡し、階段などの段差にて荷台を傾けたときに、ハンドルからブレーキ部材に到るブレーキ操作系が、車輪と荷台最外部を結ぶ線外に出ないように、リンク機構の構成部材に逃げ部を設けるという手段を講じたものである。
本発明のブレーキ付き台車は、荷台下の車輪近くに設けたブレーキ部材と、荷台側に設けたハンドルとを有し、ブレーキ部材とハンドルをブレーキ操作系により連絡した基本的構成を有しているという点では先行技術のあるものと共通性がある。しかしながら、本発明ではブレーキ操作系をリンク機構によって構成し、ワイヤーを用いた場合における伸びによる動作の不確実性を解消するとともに、階段などの段差におけるブレーキ操作系の抵触の問題の解決を試みている。
リンク機構は、上部にてハンドルの両端に取り付けられた左右一対の縦リンクと、両縦リンクの下部に一端を軸支し、他端を荷台側に軸支し、中間で交叉状に配置される一対の横リンクと、横リンクの交叉部に上端が軸支されている単一の中央縦リンク、と中央縦リンクの下端に設けられ、左右の車輪方向に延びたブレーキ取り付け部材を有し、ブレーキ取り付け部材の両端にブレーキ部材が設けられている。ブレーキ部材には、それを制動方向へ常時付勢する手段を作用させておくことが望ましい。
ブレーキ付き台車を階段などの段差にて傾けたときには、車輪とその近くの荷台最外部との間の箇所が段差などに接触することになるが(図5参照)、車輪と荷台最外部が接触する前にはブレーキ操作系が段差などには接触しないように、リンク構成部材に逃げ部を設けている。逃げ部は、段差等に対する接触から逃げる意味であるので、具体的形状は選択できることである。例示されている逃げ部は、単一の中央縦リンクの該当箇所に曲げ加工を行って、ブレーキ操作系が、車輪と荷台最外部を結ぶ線外に出ないように構成している。
本発明の例として示されているブレーキ操作系のリンク機構は、ハンドルの左右に接続する一対の縦リンクとそれらに接続する一対の横リンクを交叉させ、その交叉部に中央縦リンクを設けているので、左右の車輪のブレーキ部材を単一の中央縦リンクで同時に操作することができる。また逃げ部を単一の中央縦リンクに設けることができるので、1箇所の加工で良く、構成が単純化され、製造が容易かつ作動部位の中央部集中、故障原因の除去等の利点がある。特にリンクプレートの曲げ加工により逃げ部を設け得る点は、ワイヤー操作系では期待できないことである。
本発明は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、ワイヤーを使用せずにブレーキを操作することができるとともに、階段などの段差で抵触しないブレーキ操作系であるから、特に階段を降りる場合にブレーキ操作がより確実になり、安全性が高まり、しかも長期間同等の制動性能を発揮するという効果を奏する。
以下図示の実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。本発明に係るブレーキ付き台車10は、荷台11とその一側に立ち上がる立て枠12を有し、荷台下に前後各2輪ずつ車輪13、14が設けられている。前車輪13は方向転回自由なキャスター輪、後車輪14は固定車輪であり、ブレーキ装置15が設けられている。
ブレーキ装置15は、一端16を荷台下に回転可能に軸支し、他端17を立て枠12下方へ配置し、中間部18を車輪周面に押し当てるようにしたブレーキ部材19を有しており、左右後車輪14、14に夫々設けられている(図1参照)。例示のブレーキ部材19は車輪14、14を囲むように両側を車輪両側方向へハの字形に曲げ、剛性と接触面積を増した構成を有している(図3参照)。ブレーキ部材19には、他端17と荷台11との間に常に制動方向へ付勢する手段20として圧縮ばねが設けられている。
例示のブレーキ部材19を操作するハンドル21は、立て枠12の上部外面に設けられており、前記ブレーキ装置15の操作系としてリンク機構22がブレーキ部材19とハンドル21を連絡している。ハンドル21は左右の案内軸23、24及び樹脂製の滑りの良い軸受23´24´に案内されて上下可能であり、軸受23´24´が樹脂製のため騒音を低減することができる。リンク機構22は、立て枠12に設けられているガイド部25、26に上下動可能に配置されていて、上端にてハンドル21の両端部分に夫々取り付けられた左右一対の縦リンク27、28を有する。縦リンク27、28は長さ調節部29を有しており、それによって、部品のばらつき等があってもハンドル21の動作量を一定に保持でき、さらにブレーキ部材が最適の位置に配置されるようになっている。
縦リンク27、28の下部には、一対の横リンク31、32の一端が夫々軸支されており、一対の横リンク31、32は互いに交叉する配置を取り、他端部にて立て枠12に軸支され、回転可能になっている。横リンク31、32は対称的に動作するように設けられた交叉部を有し、交叉部に支軸34によって中央縦リンク33の上端部が軸支されてお
り、中央縦リンク33の下端には、左右車輪方向に延びたブレーキ取り付け部材35が設けられている。またブレーキ取り付け部材35の左右両端部に、前記のブレーキ部材19の移動端が接続されているものである。36はブレーキ取り付け部材軸端、37はその軸受けを示しており、ブレーキ操作系の末端に当たる。
さらに、階段等の段差にて荷台11を傾けたときに、ハンドル21からブレーキ部材
19に到るブレーキ操作系が、車輪14と荷台最外部38を結ぶ線39から外へ出ないように、逃げ部40を設けている。実施例ではブレーキ取り付け部材近くの中央縦リンク33に逃げ部40として曲げ加工を実施している。例示の場合、逃げ部40を上下に長い中央縦リンク33の下部に設けており、曲げ角度も比較的小さく設定することにより、操作力による弾性変形を抑制して確実な制動が得られるように図っている。なお、操作力については、左右一対の縦リンク27、28と中央縦リンク33とを連絡する横リンク31、32のモーメントアームの比率により軽く操作できるように設定している。
このように構成された本発明のブレーキ付き台車10においては、ハンドル21を操作しない状態では、制動方向への付勢手段20が常時作用しているため、後車輪14にブレーキがかかった状態になる。そこで、移動させるにはハンドル21を操作するが、ハンドル21は立て枠12のグリップ41の近くにあって指先で操作し易く、ハンドル21の左端、右端、中央のどの位置を握っても、ハンドル21及びリンク機構22ないしブレーキ部材19がスムーズに動作するという特徴を発揮する。またブレーキ操作系もリンク機構22のモーメントアームの比率により軽く動作させることができるので、操作は極く容易である。階段のような段差のある場所では荷台11を傾けることになるが、ブレーキ操作系は車輪と荷台最外部39を結ぶ線以上出ないので、ブレーキ操作が妨害を受けたり、引っ掛ってブレーキが解除されたりするようなことがない。
(a)図1(b)のA−A線断面図。(b)本発明に係るブレーキ付き台車の1例を示す後面図。 同上の側面図。 ブレーキ装置部分の拡大図。 同じく側面拡大図。 使用状態を示す説明図。
符号の説明
10 ブレーキ付き台車
11 荷台
13、14 車輪
15 ブレーキ装置
19 ブレーキ部材
20 付勢手段
21 ハンドル
22 リンク機構
27、28 縦リンク
31、32 横リンク
33 中央縦リンク
35 ブレーキ取り付け部材
38 荷台最外部
39 線
40 逃げ部


Claims (3)

  1. 荷台下に設けられている車輪に制動をかけるブレーキ部材と、荷台側に設けたハンドルを、ブレーキ操作系によって連絡した構成を有するブレーキ付き台車であって、車輪に走行抵抗を加えるブレーキ部材の一端を荷台下に回転可能に軸支する一方、ブレーキ部材の他端をブレーキ操作系に接続して成り、荷台側に設けられているハンドルとブレーキ部材の他端とをリンク機構により連絡し、坂や階段などにて荷台を傾けたときに、ハンドルからブレーキ部材に到るブレーキ操作系が、車輪と荷台最外部を結ぶ線外に出ないように、リンク機構の構成部材に逃げ部を設けた構成を有するブレーキ付き台車。
  2. リンク機構は、上部にてハンドルの両端に取り付けられた左右一対の縦リンクと、両縦リンクの下部に一端を軸支し、他端を荷台側に軸支し、中間で交叉状に配置される一対の横リンクと、横リンクの交叉部に上端が軸支されている単一の中央縦リンクと中央縦リンクの下端に設けられ、左右の車輪方向に延びたブレーキ取り付け部材を有し、ブレーキ取り付け部材の両端にブレーキ部材が設けられており、ハンドルの左右中央のどこを操作しても、中央縦リンクが同じように上下動可能に設けられている請求項1記載のブレーキ付き台車。
  3. 逃げ部は、単一の中央縦リンクの該当箇所に曲げ加工を行って、ブレーキ操作系が、車輪と荷台最外部を結ぶ線外に出ないように構成されている請求項1又は2記載のブレーキ付き台車。


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KR102163682B1 (ko) * 2019-12-31 2020-10-08 김정익 수동식 제동장치를 가지는 선로용 트롤리

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