JP2005170180A - 車両操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サイドエアバッグの展開を円滑に行わせる。
【解決手段】 車両衝突時における車体前方側へ倒れたジョイスティック28の軸線L1と、ジョイスティック28を把持した乗員22の腕部22Cの軸線L2との側面視における車体前方上側の交差角度θ1が、通常使用時における車体前方側へ倒れたジョイスティック28の軸線と、ジョイスティック28を把持した乗員22の腕部22Cの軸線との側面視における車体前方上側の交差角度に比べて小さくなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両操作装置に関し、特に、自動車等の車両において衝突時に乗員を保護する車両操作装置に関する。
従来、一般的な舵取りハンドルを省いた車両操作装置においては、走行中の車両が衝突した場合、車両操作装置における操作レバーの変位位置に応じた操作レバーに対する反力の発生を禁止する構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、車両操作装置における互いに無関係に操作できる二つの操作レバーの一方をサイドドア側に設けた構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、車両操作装置における操作レバーをシート付きアームレストに設けた構成が知られている(例えば、特許文献3、4参照。)。また、車両操作装置における操作レバーをセンタアームレストに設けた構成が知られている(例えば、特許文献5参照。)。
特開2003−202926号公報 特開平9−301193号公報 特開平8−34353号公報 特開2000−66753号公報 特開2002−258959号公報
しかしながら、前記特許文献1における車両操作装置においては、走行中の車両が衝突した場合に、シートに着座した乗員の側部に膨張展開し、乗員を保護するサイドエアバッグとの関係が明確になっていない。この結果、車両操作装置における操作レバーを把持している乗員の腕部に、乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開しようとするサイドエアバッグが干渉した場合には、操作レバーを把持している乗員の腕部が抵抗となってサイドエアバッグの展開が邪魔され、サイドエアバッグ展開が円滑に行われないことが考えられる。
本発明は上記事実を考慮し、サイドエアバッグの展開が円滑に行われる車両操作装置を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明の車両操作装置は、車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、
アームレスト上に配設された操作レバーと、
車両衝突時における車体前方側へ倒れた前記操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度が、通常使用時における車体前方側へ倒れた前記操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度に比べて小さくなる位置に前記操作レバーを移動可能とする操作レバー移動制限手段と、
を有することを特徴とする。
従って、車両衝突時には、サイドエアバッグが乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開する。この際、操作レバー移動制限手段によって、アームレスト上に配設され車体前方側へ倒れた操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度が、通常使用時における車体前方側へ倒れた操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度に比べて小さくなる。この結果、膨張展開するサイドエアバッグによって、乗員の腕部が車体後方側から押圧された場合に、操作レバーを把持した乗員の手を操作レバーから容易に離脱させることができる。このため、乗員の腕部を車体前方側へ円滑に移動させることができ、サイドエアバッグの展開が円滑に行われる。
請求項2記載の本発明の車両操作装置は、車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、
アームレスト上に配設された操作レバーと、
車両衝突時における前記操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度が、通常使用時における前記操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度に比べて小さくなる位置に前記乗員の腕部を移動する腕部移動手段と、
を有することを特徴とする。
従って、車両衝突時には、サイドエアバッグが乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開する。この際、腕部移動手段によって、アームレスト上に配設された操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度が、通常使用時における操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度に比べて小さくなる位置に乗員の腕部が移動する。この結果、膨張展開するサイドエアバッグによって、乗員の腕部が車体後方側から押圧された場合に、操作レバーを把持した乗員の手を操作レバーから容易に離脱させることができる。このため、乗員の腕部を車体前方側へ円滑に移動させることができ、サイドエアバッグの展開が円滑に行われる。
請求項3記載の本発明の車両操作装置は、車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、
アームレスト上に配設された操作レバーと、
車両衝突時に、前記操作レバーの少なくとも把持部を車体前方側へ変位させる操作レバー変位手段と、
を有することを特徴とする。
従って、車両衝突時には、サイドエアバッグが乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開する。この際、操作レバー変位手段によって、操作レバーの少なくとも把持部が車体前方側へ変位する。この結果、手で操作レバーを把持している乗員の腕部全体が車体前方へ移動する。このため、膨張展開するサイドエアバッグによって、乗員の腕部が車体後方側から押圧された場合に、乗員の腕部が車体前方側へ円滑に移動でき、サイドエアバッグの展開が円滑に行われる。
請求項4記載の本発明の車両操作装置は、車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、
アームレスト上に配設された操作レバーと、
車両衝突時に、前記操作レバーを操作する乗員の腕部の肘を前記アームレストから浮かす肘移動手段と、
を有することを特徴とする。
従って、車両衝突時には、サイドエアバッグが乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開する。この際、肘移動手段によって、操作レバーを操作する乗員の腕部の肘をアームレストから浮かすることができる。この結果、乗員の腕部の肘とアームレストとの間にサイドエアバッグを挿入させることができ、サイドエアバッグによって乗員の腕部を車体斜め前側上方へ移動させることができる。このため、膨張展開するサイドエアバッグによって、乗員の腕部が車体後方側から押圧された場合に、操作レバーを把持した乗員の手を操作レバーから容易に離脱させることができるので、サイドエアバッグの展開が円滑に行われる。
請求項5記載の本発明の車両操作装置は、車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、
アームレスト上に配設された操作レバーと、
車両衝突時に、乗員の手と前記操作レバーの把持部とを相対的に離間する方向へ移動し、乗員の手と前記操作レバーの把持部とを分離する分離手段と、
を有することを特徴とする。
従って、車両衝突時には、サイドエアバッグが乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開する。この際、分離手段によって、乗員の手と操作レバーの把持部とが相対的に離間する方向へ移動し、乗員の手と操作レバーの把持部とを分離することができる。この結果、膨張展開するサイドエアバッグによって、乗員の腕部が車体後方側から押圧された場合に、乗員の腕部を車体前方側へ円滑に移動させることができ、サイドエアバッグの展開が円滑に行われる。
請求項6記載の本発明の車両操作装置は、車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、
アームレスト上に配設された操作レバーと、
車両衝突時に、前記操作レバーのドア側への傾倒を防止する操作レバー傾倒防止手段と、
を有することを特徴とする。
従って、車両衝突時には、サイドエアバッグが乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開する。この際、操作レバー傾倒防止手段によって、操作レバーのドア側への傾倒を防止できる。この結果、操作レバーがドア側へ傾倒し、ドアと干渉することを防止できる。このため、膨張展開するサイドエアバッグによって、乗員の腕部が車体後方側から押圧された場合に、操作レバーとともに乗員の腕部を車体前方側へ円滑に移動させることができ、サイドエアバッグの展開が円滑に行われる。
請求項1記載の本発明の車両操作装置は、車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、アームレスト上に配設された操作レバーと、車両衝突時における車体前方側へ倒れた操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度が、通常使用時における車体前方側へ倒れた操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度に比べて小さくなる位置に操作レバーを移動可能とする操作レバー移動制限手段と、を有するため、サイドエアバッグの展開が円滑に行われるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明の車両操作装置は、車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、アームレスト上に配設された操作レバーと、車両衝突時における操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度が、通常使用時における前記操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度に比べて小さくなる位置に前記乗員の腕部を移動する腕部移動手段と、を有するため、サイドエアバッグの展開が円滑に行われるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明の車両操作装置は、車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、アームレスト上に配設された操作レバーと、車両衝突時に、操作レバーの少なくとも把持部を車体前方側へ変位させる操作レバー変位手段と、を有するため、サイドエアバッグの展開が円滑に行われるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明の車両操作装置は、車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、アームレスト上に配設された操作レバーと、車両衝突時に、操作レバーを操作する乗員の腕部の肘をアームレストから浮かす肘移動手段と、を有するため、サイドエアバッグの展開が円滑に行われるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明の車両操作装置は、車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、アームレスト上に配設された操作レバーと、車両衝突時に、乗員の手と操作レバーの把持部とを相対的に離間する方向へ移動し、乗員の手と操作レバーの把持部とを分離する分離手段と、を有するため、サイドエアバッグの展開が円滑に行われるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明の車両操作装置は、車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、アームレスト上に配設された操作レバーと、車両衝突時に、操作レバーのドア側への傾倒を防止する操作レバー傾倒防止手段と、を有するため、サイドエアバッグの展開が円滑に行われるという優れた効果を有する。
本発明における車両操作装置の第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
なお、図中矢印UPは車体上方方向を、図中矢印FRは車体前方方向を、図中矢印INは車幅内側方向を示している。
図1に示される如く、本実施形態に係る側突用エアバッグ装置10は、フロントシート12におけるシートバック14の車幅方向外側側部14Aに配設されており、インフレータ16とサイドエアバッグ18とを備えている。インフレータ16は制御回路20に接続されており、インフレータ16は制御回路20からの出力信号によって作動するようになっている。
サイドエアバッグ18は折り畳まれた状態でシートバック14の側部14Aに格納されており、車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20がインフレータ16を作動すると、インフレータ16からのガスによって、シートバック14の側部14Aから車体前方(図1の矢印A)方向に向って膨張展開するようになっている。
また、サイドエアバッグ18は、図1に二点鎖線で示すように、乗員22の上半身22Aとフロントサイドドア(図示省略)との間に展開するようになっている。
図3に示される如く、シートバック14の側部14Aにおける側突用エアバッグ装置10の配設位置の下方の部位には、アームレスト26の後端部26Aが連結されている。また、アームレスト26の上面26Bの前部26Cには、操作レバーとしての周知のジョイスティック28が配設されている。
なお、シートバック14の車幅方向内側側部14Bにも、アームレスト30の後端部30Aが連結されており、アームレスト30の上面30Bの前部30Cにもジョイスティック32が配設されている。
図4に示される如く、ジョイスティック28の上部は把持部28Aとなっており、図1に示される如く、乗員22は手22Bで把持部28Aを握り、ジョイスティック28を前後左右に操作するようになっている。
また、ジョイスティック28の下部は軸部28Bとなっており、軸部28Bの中間部に形成された揺動中心28Cを中心にジョイスティック28は前後左右方向に揺動可能になっている。
ジョイスティック28の軸部28Bの車体前方側には、操作レバー移動制限手段としてのストッパ34が車体前後方向(図4の矢印A方向とその反対方向)へ移動可能に配設されている。ストッパ34は通常、ばね等の付勢手段36によって車体前方(図4の矢印A方向)へ付勢されているが、下面側に形成された凹部38にソレノイド40のロッド40Aが係合しているため、図4に実線で示す通常位置に保持されている。
一方、ソレノイド40が作動しロッド40Aが下方(図4の矢印B方向)へ移動した場合には、ストッパ34の凹部38とソレノイド40のロッド40Aとの係合が解除され、ストッパ34は、図4に二点鎖線で示す前方の位置へ移動するようになっている。
この結果、ソレノイド40が作動した場合には、ジョイスティック28を車体前方側へ倒した際に、軸部28Bとストッパ34とが当接する位置が、車体前方へ移動するため、ジョイスティック28の最大傾斜角度α2が、ソレノイド40が作動しない通常の場合の最大傾斜角度α1より大きくなる(α2>α1)。
ソレノイド40は制御回路20に接続されており、車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20がソレノイド40を作動させるようになっている。
従って、図1に示される如く、車両衝突時における車体前方側へ倒れたジョイスティック28の軸線L1と、ジョイスティック28を把持した乗員22の腕部22Cの軸線L2との側面視における車体前方上側の交差角度θ1が、図2に示される如く、通常使用時における車体前方側へ倒れたジョイスティック28の軸線L3と、ジョイスティック28を把持した乗員22の腕部22Cの軸線L4との側面視における車体前方上側の交差角度θ2に比べて小さくなるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20がインフレータ16を作動すると、図1に示される如く、インフレータ16からのガスによって、側突用エアバッグ装置10のサイドエアバッグ18がシートバック14の側部14Aから車体前方(図1の矢印A)方向に向って膨張展開する。
また、衝突センサ53からの検出信号に基づいて、制御回路20がソレノイド40を作動させるため、ソレノイド40が作動し、ロッド40Aが下方(図4の矢印B方向)へ移動することで、ストッパ34の凹部38とソレノイド40のロッド40Aとの係合が解除され、ストッパ34は、図4に二点鎖線で示す車体前方側の位置へ移動する。
この結果、図1に示される如く、車両衝突時における車体前方側へ倒れたジョイスティック28の軸線L1と、ジョイスティック28を把持した乗員22の腕部22Cの軸線L2との側面視における車体前方上側の交差角度θ1が、図2に示される如く、通常使用時における車体前方側へ倒れたジョイスティック28の軸線L3と、ジョイスティック28を把持した乗員22の腕部22Cの軸線L4との側面視における車体前方上側の交差角度θ2に比べて小さくなる。
このため、乗員22の上腕部22Dに車体後方側からサイドエアバッグ18が干渉し、乗員22の腕部22Cが車体後方側から車体前方側へ押圧された場合に、ジョイスティック28を把持した乗員22の手22Bをジョイスティック28から容易に離脱させることができる。このため、乗員22の腕部22Cを車体前方側へ円滑に移動させることができ、サイドエアバッグ18の展開が円滑に行われる。
次に、本発明の車両操作装置の第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図5に示される如く、本実施形態では、アームレスト26の前側部26Dが、アームレスト26の前後方向中央部に設けた軸44を中心に下方(図5の矢印C方向)へ回転可能になっており、腕部移動手段となっている。また、アームレスト26の前側部26Dは、軸44の外周部に配設したコイルバネ等の付勢手段46によって下方(図5の矢印C方向)へ付勢されている。
図6に示される如く、アームレスト26の前側部26Dの下部には、フロントサイドドア48側に配設したストッパ50が当接しており、アームレスト26の前側部26Dの車体下方(図6の矢印C方向)への移動を阻止している。また、ストッパ50はソレノイド等のアクチュエータ52によって、フロントサイドドア48側(図6の矢印D方向)へ移動可能となっている。
この結果、アクチュエータ52が作動した場合には、ストッパ50が図6の矢印D方向へ移動し、アームレスト26の前側部26Dの下部との係合が解除されるため、アームレスト26の前側部26Dは付勢手段46の付勢力によって、図5に二点鎖線で示すように軸44を中心に下方(図5の矢印C方向)へ回転するようになっている。
アクチュエータ52は制御回路20に接続されており、車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20がアクチュエータ52を作動させるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20がインフレータ16を作動すると、図5に二点鎖線で示される如く、インフレータ16からのガスによって、側突用エアバッグ装置10のサイドエアバッグ18がシートバック14の側部14Aから車体前方(図5の矢印A)方向に向って膨張展開する。
また、衝突センサ53からの検出信号に基づいて、制御回路20がアクチュエータ52を作動させるため、ストッパ50がフロントサイドドア48側(図6の矢印D方向)へ移動し、ストッパ50とアームレスト26の前側部26Dの下部との係合との係合が解除され、アームレスト26の前側部26Dは付勢手段46の付勢力によって、図5に二点鎖線で示すように軸44を中心に下方(図5の矢印C方向)へ回転する。
この結果、図5に二点鎖線で示される如く、車両衝突時におけるジョイスティック28の軸線L5と、ジョイスティック28を把持した乗員22の腕部22Cの軸線L6との側面視における車体前方上側の交差角度θ3が、図5に実線で示される如く、通常使用時におけるジョイスティック28の軸線L7と、ジョイスティック28を把持した乗員22の腕部22Cの軸線L8との側面視における車体前方上側の交差角度θ4に比べて小さくなる。
このため、乗員22の上腕部22Dに車体後方側からサイドエアバッグ18が干渉し、乗員22の腕部22Cが車体後方側から車体前方側へ押圧された場合に、ジョイスティック28を把持した乗員22の手22Bをジョイスティック28から容易に離脱させることができる。このため、乗員22の腕部22Cを車体前方側へ円滑に移動させることができ、サイドエアバッグ18の展開が円滑に行われる。
また、本実施形態では、アームレスト26の前側部26Dが肘移動手段にもなっており、車両衝突時にアームレスト26の前側部26Dが付勢手段46の付勢力によって、軸44を中心に下方(図5の矢印C方向)へ大きく回転することで、ジョイスティック28を操作する乗員22の腕部22Cの肘22Gをアームレスト26から浮かすことができる。
この結果、乗員22の腕部22Cの肘22Gとアームレスト26との間にサイドエアバッグ18を挿入させることができ、サイドエアバッグ18によって乗員22の腕部22Cを車体斜め前側上方へ移動させることができる。このため、膨張展開するサイドエアバッグ18によって、乗員22の腕部22Cが車体後方側から押圧された場合に、ジョイスティック28を把持した乗員22の手22Bをジョイスティック28から容易に離脱させることができるので、サイドエアバッグ18の展開が更に円滑に行われる。
なお、本実施形態では、アームレスト26の前側部26Dが、アームレスト26の前後方向中央部に設けた軸44を中心に下方(図5の矢印C方向)へ回転する構成としたが、これに代えて、図7に示される如く、アームレスト26の全体が、アームレスト26の後端部26Aに設けた軸44を中心に下方(図7の矢印C方向)へ回転する構成としても良い。
次に、本発明の車両操作装置の第3実施形態を図8に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図8に示される如く、本実施形態では、アームレスト30の上面30B側の部位におけるジョイスティック32の後方近傍に腕部移動手段としてのエアバッグ装置56が配設されている。エアバッグ装置56のインフレータ58は制御回路20に接続されており、車両衝突時に、衝突センサ53からの検出信号に基づいて、制御回路20がインフレータ58を作動させるようになっている。また、インフレータ58が作動すると、折り畳まれた状態で格納されたエアバッグ袋体60が、図8に二点鎖線で示すように車体上方に向かって膨張展開し、乗員22の手首22Eの近傍を上方へ押し上げるようになっている。
この結果、図8に二点鎖線で示される如く、車両衝突時におけるジョイスティック28の軸線L8と、ジョイスティック28を把持した乗員22の腕部22Cの軸線L9の側面視における車体前方上側の交差角度θ5が、通常使用時におけるジョイスティック28の軸線L8と、ジョイスティック28を把持した乗員22の腕部22Cの軸線L10の側面視における車体前方上側の交差角度θ6に比べて小さくなるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20が側突用エアバッグ装置10のインフレータ16を作動すると、図8に二点鎖線で示される如く、インフレータ16からのガスによって、側突用エアバッグ装置10のサイドエアバッグ18がシートバック14の側部14Aから車体前方に向って膨張展開する。
また、衝突センサ53からの検出信号に基づいて、制御回路20がエアバッグ装置56のインフレータ58を作動させるため、エアバッグ袋体60が、図8に二点鎖線で示すように車体上方に向かって膨張展開し、乗員22の手首22Eの近傍を上方へ押し上げる。
この結果、図8に示される如く、車両衝突時におけるジョイスティック28の軸線L8と、ジョイスティック28を把持した乗員22の腕部22Cの軸線L9の側面視における車体前方上側の交差角度θ5が、通常使用時におけるジョイスティック28の軸線L8と、ジョイスティック28を把持した乗員22の腕部22Cの軸線L10の側面視における車体前方上側の交差角度θ6に比べて小さくなる。
このため、乗員22の上腕部22Dに車体後方側からサイドエアバッグ18が干渉し、乗員22の腕部22Cが車体後方側から車体前方側へ押圧された場合に、ジョイスティック28を把持した乗員22の手22Bをジョイスティック28から容易に離脱させることができる。このため、乗員22の腕部22Cを車体前方側へ円滑に移動させることができ、サイドエアバッグ18の展開が円滑に行われる。
次に、本発明の車両操作装置の第4実施形態を図9及び図10に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図10に示される如く、本実施形態では、ジョイスティック28の軸部28Bの車体後方側に、操作レバー変位手段としての押圧棒61が車体前方(図10の矢印A方向)へ移動可能に配設されている。なお、押圧棒61は通常、図10に実線で示す車体後方側の位置に保持されており、ジョイスティック28に干渉しないようになっている。
また、押圧棒61はソレノイド等のアクチュエータ62に連結されており、アクチュエータ62が作動すると押圧棒61は車体前方(図10の矢印A方向)へ移動し、図10に二点鎖線で示す位置に移動するようになっている。
この結果、押圧棒61がジョイスティック28の軸部28Bに当たり、図10に二点鎖線で示すようにジョイスティック28を車体前方側へ倒すようになっている。
なお、アクチュエータ62は制御回路20に接続されており、車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20がアクチュエータ62を作動させるようになっている。
従って、図9に示される如く、車両衝突時にジョイスティック28が車体前方側へ倒れ、ジョイスティック28の把持部28Aを把持した乗員22の腕部22Cが車体前方側へ変位するようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20が側突用エアバッグ装置10のインフレータ16を作動すると、図9に示される如く、インフレータ16からのガスによって、側突用エアバッグ装置10のサイドエアバッグ18がシートバック14の側部14Aから車体前方(図9の矢印A方向)に向って膨張展開する。
また、衝突センサ53からの検出信号に基づいて、制御回路20がアクチュエータ62を作動させるため、図10に示される如く、押圧棒61がジョイスティック28の軸部28Bに当たり、ジョイスティック28が車体前方側へ倒れ、ジョイスティック28の把持部28Aを把持した乗員22の腕部22Cが車体前方側へ変位する。
この結果、膨張展開するサイドエアバッグ18によって、乗員22の腕部22Cが車体後方側から押圧される場合に、乗員22の腕部22Cを車体前方側へ円滑に移動させることができ、サイドエアバッグ18の展開が円滑に行われる。
次に、本発明の車両操作装置の第5実施形態を図11に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図11に示される如く、本実施形態では、ジョイスティック28が配設されたアームレスト26の前側部26Dが操作レバー変位手段となっており、前側部26Dが車体前方(図11の矢印A方向)へ移動可能に配設されている。なお、前側部26Dは通常、図11に実線で示す車体後方側の位置に保持されている。
また、アームレスト26の前側部26Dはソレノイド等のアクチュエータ64に連結されており、アクチュエータ64が作動するとアームレスト26の前側部26Dは車体前方(図11の矢印A方向)へ移動し、図11に二点鎖線で示す車体前方の位置に移動するようになっている。
なお、アクチュエータ64は制御回路20に接続されており、車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20がアクチュエータ64を作動させるようになっている。
従って、図11に二点鎖線で示される如く、車両衝突時にジョイスティック28が車体前方側へ移動し、ジョイスティック28の把持部28Aを把持した乗員22の腕部22Cが車体前方側へ変位するようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20が側突用エアバッグ装置10のインフレータ16を作動すると、図11に二点鎖線で示される如く、インフレータ16からのガスによって、側突用エアバッグ装置10のサイドエアバッグ18がシートバック14の側部14Aから車体前方に向って膨張展開する。
また、衝突センサ53からの検出信号に基づいて、制御回路20がアクチュエータ64を作動させるため、車両衝突時にアームレスト26の前側部26Dとともにジョイスティック28が車体前方側へ移動し、ジョイスティック28の把持部28Aを把持した乗員22の腕部22Cが車体前方側へ変位する。
この結果、膨張展開するサイドエアバッグ18によって、乗員22の腕部22Cが車体後方側から押圧される場合に、乗員22の腕部22Cを車体前方側へ円滑に移動させることができ、サイドエアバッグ18の展開が円滑に行われる。
また、本実施形態では、アームレスト26の前側部26Dが肘移動手段にもなっており、車両衝突時にアームレスト26の前側部26Dとともにジョイスティック28が車体前方側へ移動すると、ジョイスティック28を操作する乗員22の腕部22Cの肘22Gをアームレスト26から浮かすことができる。
この結果、乗員22の腕部22Cの肘22Gとアームレスト26との間にサイドエアバッグ18を挿入させることができ、サイドエアバッグ18によって乗員22の腕部22Cを車体斜め前側上方へ移動させることができる。このため、膨張展開するサイドエアバッグ18によって、乗員22の腕部22Cが車体後方側から押圧された場合に、ジョイスティック28を把持した乗員22の手22Bをジョイスティック28から容易に離脱させることができるので、サイドエアバッグ18の展開が円滑に行われる。
次に、本発明の車両操作装置の第6実施形態を図12に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図12に示される如く、本実施形態では、乗員22の背中22Fを支持するフロントシート12におけるシートバック14の車幅方向中央部14Cが肘移動手段となっており、シートバック14の車幅方向中央部14Cは、下端部に配設した回転軸66を中心に車体後方(図12の矢印E方向)へ回転可能に配設されている。なお、シートバック14の車幅方向中央部14Cは通常、図12に実線で示す車体前方側の位置に保持されている。
また、シートバック14の車幅方向中央部14Cの下部にはモータ等のアクチュエータ70に連結されており、アクチュエータ70が作動するとシートバック14の車幅方向中央部14Cは車体後方(図12の矢印E方向)へ回転し、図12に二点鎖線で示す車体後方の位置に移動するようになっている。
なお、アクチュエータ70は制御回路20に接続されており、車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20がアクチュエータ70を作動させるようになっている。
従って、図12に二点鎖線で示される如く、車両衝突時に乗員22が、シートバック14の車幅方向中央部14Cとともに車体後方(図12の矢印E方向)へ移動することによって、ジョイスティック28を操作する乗員22の腕部22Cの肘22Gをアームレスト26から浮かすことができるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20が側突用エアバッグ装置10のインフレータ16を作動すると、図12に二点鎖線で示される如く、インフレータ16からのガスによって、側突用エアバッグ装置10のサイドエアバッグ18がシートバック14の側部14Aから車体前方に向って膨張展開する。
また、衝突センサ53からの検出信号に基づいて、制御回路20がアクチュエータ70を作動させるため、車両衝突時にシートバック14の車幅方向中央部14Cは車体後方(図12の矢印E方向)へ回転し、図12に二点鎖線で示す車体後方の位置に移動することで、ジョイスティック28を操作する乗員22の腕部22Cの肘22Gをアームレスト26から浮かすことができる。
この結果、乗員22の腕部22Cの肘22Gとアームレスト26との間にサイドエアバッグ18を挿入させることができ、サイドエアバッグ18によって乗員22の腕部22Cを車体斜め前側上方へ移動させることができる。このため、膨張展開するサイドエアバッグ18によって、乗員22の腕部22Cが車体後方側から押圧された場合に、ジョイスティック28を把持した乗員22の手22Bをジョイスティック28から容易に離脱させることができるので、サイドエアバッグ18の展開が円滑に行われる。
次に、本発明の車両操作装置の第7実施形態を図13に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図13に示される如く、本実施形態では、アームレスト30の上面30Bにおけるジョイスティック32を囲む部位に分離手段としてのエアバッグ装置72が配設されている。エアバッグ装置72のインフレータ74は制御回路20に接続されており、車両衝突時に、衝突センサ53からの検出信号に基づいて、制御回路20がインフレータ74を作動させるようになっている。また、インフレータ74が作動すると、折り畳まれた状態で格納されたエアバッグ袋体76が、図13に二点鎖線で示すようにジョイスティック28の外周部に沿って車体上方へ向かって膨張展開し、図13に二点鎖線で示すように、乗員22の手22Bを上方へ押し上げ、乗員22の手22Bとジョイスティック28の把持部28Aとを分離するようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20が側突用エアバッグ装置10のインフレータ16を作動すると、図13に二点鎖線で示される如く、インフレータ16からのガスによって、側突用エアバッグ装置10のサイドエアバッグ18がシートバック14の側部14Aから車体前方に向って膨張展開する。
また、衝突センサ53からの検出信号に基づいて、制御回路20がインフレータ74を作動させるため、折り畳まれた状態で格納されたエアバッグ袋体76が、図13に二点鎖線で示すようにジョイスティック28の外周部に沿って車体上方へ向かって膨張展開し、図13に二点鎖線で示すように、乗員22の手22Bを上方へ押し上げ、乗員22の手22Bとジョイスティック28の把持部28Aとを分離する。
この結果、膨張展開するサイドエアバッグ18によって、乗員22の腕部22Cが車体後方側から押圧された場合に、乗員22の腕部22Cを車体前方側へ円滑に移動させることができ、サイドエアバッグ18の展開が円滑に行われる。
次に、本発明の車両操作装置の第8実施形態を図14に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図14に示される如く、本実施形態では、アームレスト78がフロントサイドドア48に配設されており、ジョイスティック28を設けたアームレスト78の前部78Aが分離手段としてのアクチュエータ80によって車体下方(図14の矢印F方向)へ移動可能となっている。
アクチュエータ80は制御回路20に接続されており、車両衝突時に、衝突センサ53からの検出信号に基づいて、制御回路20がアクチュエータ80を作動させると、アームレスト78の前部78Aがアクチュエータ80によって車体下方(図14の矢印F方向)へ移動し、乗員22の手22Bとジョイスティック28の把持部28Aとを分離するようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20が側突用エアバッグ装置10のインフレータ16を作動すると、図14に二点鎖線で示される如く、インフレータ16からのガスによって、側突用エアバッグ装置10のサイドエアバッグ18がシートバック14の側部14Aから車体前方に向って膨張展開する。
また、衝突センサ53からの検出信号に基づいて、制御回路20がアクチュエータ80を作動させるため、図14に二点鎖線で示すようにジョイスティック28を設けたアームレスト78の前部78Aがアクチュエータ80によって車体下方(図14の矢印F方向)へ移動し、乗員22の手22Bとジョイスティック28の把持部28Aとを分離する。
この結果、膨張展開するサイドエアバッグ18によって、乗員22の腕部22Cが車体後方側から押圧された場合に、乗員22の腕部22Cを車体前方側へ円滑に移動させることができ、サイドエアバッグ18の展開が円滑に行われる。
なお、アームレスト78の前部78Aを後部78Bに、車体下方(図14の矢印F方向)へ移動可能とする平行リンク機構81を介して連結し、アームレスト78の前部78Aを車体下方へ移動する構成としても良い。
次に、本発明の車両操作装置の第9実施形態を図15に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図15に示される如く、本実施形態では、ジョイスティック28の軸部28Bのフロントサイドドア48側に、操作レバー傾倒防止手段としてのストッパ84が車体前方(図15の矢印A方向)へ移動可能に配設されている。なお、ストッパ84は通常、図15に二点鎖線で示す車体後方側の位置に保持されており、ジョイスティック28に干渉しないようになっている。
また、ストッパ84はソレノイド等のアクチュエータ86に連結されており、アクチュエータ86が作動するとストッパ84は車体前方(図15の矢印A方向)へ移動し、図15に実線で示す位置に移動するようになっている。この結果、ストッパ84がジョイスティック28の軸部28Bのフロントサイドドア48側に当たり、ジョイスティック28のフロントサイドドア48側への傾倒を防止するようになっている。
アクチュエータ86は制御回路20に接続されており、車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20がアクチュエータ86を作動させるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
車両衝突時には、衝突センサ53が車両の衝突状態を検出し、この検出信号に基づいて、制御回路20が側突用エアバッグ装置10のインフレータ16を作動すると、図15に二点鎖線で示される如く、インフレータ16からのガスによって、側突用エアバッグ装置10のサイドエアバッグ18がシートバック14の側部14Aから車体前方に向って膨張展開する。
また、衝突センサ53からの検出信号に基づいて、制御回路20がアクチュエータ86を作動させるため、ストッパ84は車体前方(図15の矢印A方向)へ移動し、図15に実線で示す位置に移動し、ストッパ84がジョイスティック28の軸部28Bのフロントサイドドア48側に当たり、ジョイスティック28のフロントサイドドア48側への傾倒を防止する。
この結果、ジョイスティック28がフロントサイドドア48側へ傾倒し、フロントサイドドア48と干渉することを防止できる。このため、膨張展開するサイドエアバッグ18によって、乗員22の腕部22Cが車体後方側から押圧された場合に、ジョイスティック28とともに乗員22の腕部22Cを車体前方側へ円滑に移動させることができ、サイドエアバッグ18の展開が円滑に行われる。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
例えば、本発明の車両操作装置は、シートバックの車幅方向外側部やサイドドアに設けられたアームレスト以外にも、シートバックの車幅方向内側部やセンターコンソール等に設けられたアームレストにも適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る車両操作装置の車両衝突時の状態を示すサイドドア側から見た側面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両操作装置の通常状態を示すサイドドア側から見た側面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両操作装置を示す車体斜め前方外側から見た斜視図図である。 本発明の第1実施形態に係る車両操作装置の要部を示すサイドドア側から見た拡大側断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両操作装置を示すサイドドア側から見た側面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両操作装置の要部を示す車体前方側から見た拡大正面図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る車両操作装置を示すサイドドア側から見た側面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両操作装置を示すサイドドア側から見た側面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両操作装置を示すサイドドア側から見た側面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両操作装置の要部を示す拡大側断面図である。 本発明の第5実施形態に係る車両操作装置を示すサイドドア側から見た側面図である。 本発明の第6実施形態に係る車両操作装置を示すサイドドア側から見た側面図である。 本発明の第7実施形態に係る車両操作装置を示すサイドドア側から見た側面図である。 本発明の第8実施形態に係る車両操作装置を示すサイドドア側から見た側面図である。 本発明の第9実施形態に係る車両操作装置を示す平面図である。
符号の説明
10 側突用エアバッグ装置
12 フロントシート
14 シートバック
14C シートバックの車幅方向中央部(肘移動手段)
18 サイドエアバッグ
20 制御回路
26 アームレスト
26D アームレストの前側部(腕部移動手段、操作レバー変位手段、肘移動手段)
28 ジョイスティック(操作レバー)
28A ジョイスティックの把持部
28B ジョイスティックの軸部
34 ストッパ(操作レバー移動制限手段)
40 ソレノイド
48 フロントサイドドア
50 ストッパ
52 アクチュエータ
53 衝突センサ
56 エアバッグ装置(腕部移動手段)
60 エアバッグ袋体
61 押圧棒(操作レバー変位手段)
70 アクチュエータ
72 エアバッグ装置(分離手段)
76 エアバッグ袋体
78 アームレスト
80 アクチュエータ(分離手段)
84 ストッパ(操作レバー傾倒防止手段)
86 アクチュエータ

Claims (6)

  1. 車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、
    アームレスト上に配設された操作レバーと、
    車両衝突時における車体前方側へ倒れた前記操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度が、通常使用時における車体前方側へ倒れた前記操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度に比べて小さくなる位置に前記操作レバーを移動可能とする操作レバー移動制限手段と、
    を有することを特徴とする車両操作装置。
  2. 車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、
    アームレスト上に配設された操作レバーと、
    車両衝突時における前記操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度が、通常使用時における前記操作レバーの軸線と乗員腕部の軸線との側面視における車体前方上側の交差角度に比べて小さくなる位置に前記乗員の腕部を移動する腕部移動手段と、
    を有することを特徴とする車両操作装置。
  3. 車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、
    アームレスト上に配設された操作レバーと、
    車両衝突時に、前記操作レバーの少なくとも把持部を車体前方側へ変位させる操作レバー変位手段と、
    を有することを特徴とする車両操作装置。
  4. 車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、
    アームレスト上に配設された操作レバーと、
    車両衝突時に、前記操作レバーを操作する乗員の腕部の肘を前記アームレストから浮かす肘移動手段と、
    を有することを特徴とする車両操作装置。
  5. 車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、
    アームレスト上に配設された操作レバーと、
    車両衝突時に、乗員の手と前記操作レバーの把持部とを相対的に離間する方向へ移動し、乗員の手と前記操作レバーの把持部とを分離する分離手段と、
    を有することを特徴とする車両操作装置。
  6. 車両衝突時に乗員の腕部の後方側から乗員の側部に膨張展開するサイドエアバッグと、
    アームレスト上に配設された操作レバーと、
    車両衝突時に、前記操作レバーのドア側への傾倒を防止する操作レバー傾倒防止手段と、
    を有することを特徴とする車両操作装置。
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