JP2005170165A - 車両の操作レバー装置 - Google Patents
車両の操作レバー装置Info
- Publication number
- JP2005170165A JP2005170165A JP2003411272A JP2003411272A JP2005170165A JP 2005170165 A JP2005170165 A JP 2005170165A JP 2003411272 A JP2003411272 A JP 2003411272A JP 2003411272 A JP2003411272 A JP 2003411272A JP 2005170165 A JP2005170165 A JP 2005170165A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boot
- operation lever
- grommet
- lever
- periphery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H59/0213—Selector apparatus with sealing means, e.g. against entry of dust
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Abstract
【課題】 操作レバーが貫通するパネルの開孔を操作レバーの周囲を覆うブーツで塞ぐように構成する操作レバー装置にあって、操作レバーとブーツの間の隙間から吹き出す塵埃の量を少なくすると共に、ブーツの汎用性を高める。
【解決手段】 操作レバー(10)の周囲を覆うブーツを、ブーツ本体(15)とブーツの頂部(15b) に装着するグロメット(20)から構成するとともに、当該グロメットの挿通孔(20b) に操作レバーの上部(11)を通して、操作レバーとブーツとの間の隙間を少なくするように構成する。
【選択図】 図3
【解決手段】 操作レバー(10)の周囲を覆うブーツを、ブーツ本体(15)とブーツの頂部(15b) に装着するグロメット(20)から構成するとともに、当該グロメットの挿通孔(20b) に操作レバーの上部(11)を通して、操作レバーとブーツとの間の隙間を少なくするように構成する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、農業機械等の車両の操作レバー装置に関する。
従来、フロアパネル等から上方に突出させて設けた、例えば車両の変速等を行う操作レバー装置にあっては、操作レバーが貫通するフロアパネルの開孔を、操作レバーの周囲を覆う蛇腹状のブーツで塞ぎ、この開孔から上方への塵埃の吹き出し、或いは下方からの騒音の侵入を防ぐようにしていた。(例えば、特許文献1,2参照)
実開昭56−334号公報(第1頁、第2図)。
実開昭57−133424号公報(第1頁、第2図)。
しかし、従来公知の特許文献1並びに特許文献2に記載の操作レバー装置では、操作レバーとブーツ頂部との間のヒッティング性があまり芳しくなく、ややもすると塵埃が操作レバーとブーツ頂部との間の隙間から吹き出してしまう不具合があった。
また、車両に多数存在する操作レバーは、全て同一種のレバーが使用されているわけではなく、種々のレバーが採用されてそのレバー径も異なるところ、夫々の操作レバーに合わせてヒッティング性の良いブーツを用意するとなると製作コスト面で不利となるとともに、止むなく同一種のブーツを兼用して複数の操作レバーを覆うようにすると、前記隙間が大となるものが少なからず発生し、好ましくなかった。
そして、農業機械のように泥土や泥水,塵埃等の多い環境下で作業を行う車両にあっては、特に操作レバー装置の高度なシール性が要求される現状にあった。
本発明の目的は、上記従来の不具合を改善する点にある。
また、車両に多数存在する操作レバーは、全て同一種のレバーが使用されているわけではなく、種々のレバーが採用されてそのレバー径も異なるところ、夫々の操作レバーに合わせてヒッティング性の良いブーツを用意するとなると製作コスト面で不利となるとともに、止むなく同一種のブーツを兼用して複数の操作レバーを覆うようにすると、前記隙間が大となるものが少なからず発生し、好ましくなかった。
そして、農業機械のように泥土や泥水,塵埃等の多い環境下で作業を行う車両にあっては、特に操作レバー装置の高度なシール性が要求される現状にあった。
本発明の目的は、上記従来の不具合を改善する点にある。
本発明は、操作レバーが貫通するパネルの開孔を操作レバーの周囲を覆うブーツで塞ぐように構成する操作レバー装置において、前記操作レバーの周囲を覆うブーツを、ブーツ本体とブーツの頂部に装着するグロメットから構成するとともに、当該グロメットの挿通孔に操作レバーの上部を通して、操作レバーとブーツとの間の隙間を少なくするように構成することを特徴とする。
本発明は、操作レバーの周囲を覆うブーツを、ブーツ本体とブーツの頂部に装着するグロメットから構成するとともに、当該グロメットの挿通孔に操作レバーの上部を通すことにより、操作レバーとブーツ頂部との間の隙間をグロメットの存在により少なくすることができ、それによりパネルの開孔から上記隙間を介して吹き出す塵埃の量を極力減らすことができる。
また、操作レバーの特に径の大小に対応させて、挿通孔の径が異なるグロメットを複数種用意しておき、操作レバーの径の大小に合わせて適合するグロメットをブーツ本体に装着すれば、操作レバーとブーツ頂部との間の隙間をより少なくすることができ、しかも、ブーツ本体は一種類のもので足りるので、ブーツの型費の発生を抑制して、製作コスト面で有利なものにすることができる。
また、操作レバーの特に径の大小に対応させて、挿通孔の径が異なるグロメットを複数種用意しておき、操作レバーの径の大小に合わせて適合するグロメットをブーツ本体に装着すれば、操作レバーとブーツ頂部との間の隙間をより少なくすることができ、しかも、ブーツ本体は一種類のもので足りるので、ブーツの型費の発生を抑制して、製作コスト面で有利なものにすることができる。
本発明の実施の形態を以下図面に基づいて説明する。
図1は農業用トラクタの全体斜視図であって、トラクタ1は、前方より順にボンネット2と、その内部に収納されたエンジン3と、操縦部4と、安全フレーム5を備えており、機体の下方には左右の前輪6,6と後輪7,7を、更に、機体の後方には作業装置としてロータリ耕耘装置Sを装着している。
また、操縦部4には、ステアリングハンドルHと座席Zが設置されている他、走行変速を行う主変速レバー81、副変速レバー82、前後進変速レバー83、或いは作業装置に動力を伝達するPTO軸の変速を行うPTO変速レバー等が備えられている。
図1は農業用トラクタの全体斜視図であって、トラクタ1は、前方より順にボンネット2と、その内部に収納されたエンジン3と、操縦部4と、安全フレーム5を備えており、機体の下方には左右の前輪6,6と後輪7,7を、更に、機体の後方には作業装置としてロータリ耕耘装置Sを装着している。
また、操縦部4には、ステアリングハンドルHと座席Zが設置されている他、走行変速を行う主変速レバー81、副変速レバー82、前後進変速レバー83、或いは作業装置に動力を伝達するPTO軸の変速を行うPTO変速レバー等が備えられている。
図2は操縦部4の側面図であって、本発明の操作レバー装置をPTO変速レバー装置8に適用したものである。また、詳細は後述するが、PTO変速レバー10は、運転者がPTO変速レバー10の先端側に設けた操作グリップ11を握って揺動変速操作することにより、中立の実線位置から鎖線位置に変姿され、これに伴ってPTO変速レバー10基部のゴムブーツ12内の支点を中心にして、PTO変速レバー10の下部側の変速アーム13が移動して、ミッションケース14内に設けた変速歯車の組合わせを変えることにより、PTO軸の回転数を変更して、それによって装着した作業装置Sの必要とする回転数に適合させるようになっている。
なお、15はPTO変速レバー10の上部側に備えた蛇腹状のブーツである。
なお、15はPTO変速レバー10の上部側に備えた蛇腹状のブーツである。
更に、図3は、PTO変速レバー装置8の側断面図であって、機体下部のミッションケース14から上方に突出させたPTO変速レバー10の先端部分には、図示しない操作グリップ11を取付けるための螺子部が刻設され、該螺子部に操作グリップ11をねじ込むことにより操作グリップ11はPTO変速レバー10の先端部分に装着される。
また、前記座席Zの下方と運転者の足を置くステップ部には、フロアパネル17が敷設されており、フロアパネル17はミッションケース14の下方から跳ね上がる泥土等を運転者側に掛かることを遮断する。そして、座席Zの下方と前方のステップ部とを結ぶフロアパネル17の傾斜状の立ち上がり部には、その左右一側に凹部が形成され、その凹部の上面を形成するフロアパネル17に溶接したプレート18の中央には、PTO変速レバー10が上下方向に貫通する長方形状の開孔Kが穿設されている。また、前記開孔Kに臨むプレート18の周囲には、接着剤を塗布して縁ゴム19が接着してある。
さらに、この開孔Kの縁ゴム19の周囲には蛇腹状のゴム製のブーツ本体15の根元部15aが嵌め込まれており、ブーツ本体15の下方への脱落が阻止された状態でブーツは着脱自在に保持される。また、ブーツ本体15の先端側の環状頂部15bには、グロメット20が装着してあり、ブーツ本体15の環状頂部15bは、グロメット20の外周側に形成した溝部20aに嵌まって位置決めされるとともに、ブーツ本体15とグロメット20とは予め接着剤を塗布しておくことにより、両者は一体に接着される。
さらに、この開孔Kの縁ゴム19の周囲には蛇腹状のゴム製のブーツ本体15の根元部15aが嵌め込まれており、ブーツ本体15の下方への脱落が阻止された状態でブーツは着脱自在に保持される。また、ブーツ本体15の先端側の環状頂部15bには、グロメット20が装着してあり、ブーツ本体15の環状頂部15bは、グロメット20の外周側に形成した溝部20aに嵌まって位置決めされるとともに、ブーツ本体15とグロメット20とは予め接着剤を塗布しておくことにより、両者は一体に接着される。
そして、前記グロメット20は、その挿通孔20bの内径が操作グリップ11の下部側の径と略一致するものを選択しておくものであり、前記グロメット20の挿通孔20bに操作グリップ11を通した図3の状態にあっては、前記開孔Kを塞ぐブーツの先端側の頂部15bはグロメット20を介して操作グリップ11の周面に密着し、両者間には隙間が殆ど存在しない状態となる。
なお、前述の操作レバー装置8を構成するに当たっては、予めPTO変速レバー10の先端側に装着する操作グリップ11を取り外した状態で、グロメット20とブーツ本体15とを接着して一体となったブーツを、PTO変速レバー10の上方側より被せ、また、ブーツの根元部15aを折り曲げながらプレート18に形成した開孔Kに通して、縁ゴム19の周囲が蛇腹の谷部分に位置するように配置する。そして、その後、PTO変速レバー10の先端側に操作グリップ11をねじ込めば、それと同時に操作グリップ11はグロメット20の挿通孔20bに通されることになる。
従って、本発明にあっては、グロメット20の挿通孔20bに操作レバー10のグリップ11が、或いは操作レバーの杆自体が隙間無く、或いは隙間少なくヒッティングするグロメット20を用意して、このグロメット20をブーツ本体15に装着したものを操作レバーを覆うブーツとして用いることによって、種々の操作レバーに対して少なくともブーツ本体15を共通のものとして使用することができ、ブーツの汎用性が向上すると共に、コスト的にも有利となる。
また、このようなブーツを操作レバー装置に用いると、泥土や泥水、或いは塵埃が操作レバーの開孔Kを通して上がってきた場合にも、ブーツと操作レバーとの間の気密性がグロメット20の存在によって保たれて、操作レバーのグリップ側への吹き出しが未然に防止され、清潔な状態での変速操作が可能となる。
なお、ブーツ本体15の根元部15aをプレート18の開孔Kに嵌め込むにあたって、プレート18に接着した縁ゴム19は、ブーツ本体15の谷部と密着して両者のヒッティイング性を向上させ、それにより当該箇所からの塵埃等の吹き出しを良好に阻止すると共に、ブーツ本体15とプレート18の端面が直接、接当する際のブーツの損傷を未然に防止するものである。
また、このようなブーツを操作レバー装置に用いると、泥土や泥水、或いは塵埃が操作レバーの開孔Kを通して上がってきた場合にも、ブーツと操作レバーとの間の気密性がグロメット20の存在によって保たれて、操作レバーのグリップ側への吹き出しが未然に防止され、清潔な状態での変速操作が可能となる。
なお、ブーツ本体15の根元部15aをプレート18の開孔Kに嵌め込むにあたって、プレート18に接着した縁ゴム19は、ブーツ本体15の谷部と密着して両者のヒッティイング性を向上させ、それにより当該箇所からの塵埃等の吹き出しを良好に阻止すると共に、ブーツ本体15とプレート18の端面が直接、接当する際のブーツの損傷を未然に防止するものである。
4 操縦部
10 PTO変速レバー
11 操作グリップ
15 ブーツ本体
20 グロメット
10 PTO変速レバー
11 操作グリップ
15 ブーツ本体
20 グロメット
Claims (1)
- 操作レバー(10)が貫通するパネルの開孔(K) を操作レバーの周囲を覆うブーツで塞ぐように構成する操作レバー装置において、前記操作レバー(10)の周囲を覆うブーツを、ブーツ本体(15)とブーツの頂部に装着するグロメット(20)から構成するとともに、当該グロメットの挿通孔(20b) に操作レバーの上部を通して、操作レバーとブーツとの間の隙間を少なくするように構成することを特徴とする車両の操作レバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003411272A JP2005170165A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | 車両の操作レバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003411272A JP2005170165A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | 車両の操作レバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005170165A true JP2005170165A (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=34732060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003411272A Pending JP2005170165A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | 車両の操作レバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005170165A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107662495A (zh) * | 2016-07-28 | 2018-02-06 | 鬼怒川橡胶工业株式会社 | 地板镶板上的变速杆开口部的密封结构 |
JP2020038457A (ja) * | 2018-09-03 | 2020-03-12 | 株式会社クボタ | 作業車両の操作レバー用カバーおよび作業車両の操作機構 |
-
2003
- 2003-12-10 JP JP2003411272A patent/JP2005170165A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107662495A (zh) * | 2016-07-28 | 2018-02-06 | 鬼怒川橡胶工业株式会社 | 地板镶板上的变速杆开口部的密封结构 |
CN107662495B (zh) * | 2016-07-28 | 2020-07-07 | 鬼怒川橡胶工业株式会社 | 地板镶板上的变速杆开口部的密封结构 |
JP2020038457A (ja) * | 2018-09-03 | 2020-03-12 | 株式会社クボタ | 作業車両の操作レバー用カバーおよび作業車両の操作機構 |
JP7009335B2 (ja) | 2018-09-03 | 2022-01-25 | 株式会社クボタ | 作業車両の操作レバー用カバーおよび作業車両の操作機構 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE602005027528D1 (de) | Anordnung mit mindestens einem Antriebsrad und einer Verkleidung für Lastkraftwagen und korrespondierender Lastkraftwagen | |
US9242553B2 (en) | Vehicle | |
JP2005170165A (ja) | 車両の操作レバー装置 | |
WO2018180905A1 (ja) | 水田作業機 | |
JP4546264B2 (ja) | 自動二輪車のスイングアーム支持部構造 | |
JP2003095292A (ja) | 農作業機の燃料タンク構造 | |
JP7020275B2 (ja) | 車両用ジョイントカバー | |
JP2005067498A (ja) | 作業車両。 | |
JP4570510B2 (ja) | トラクタ | |
JP4262835B2 (ja) | 電動式自転車 | |
JP5427466B2 (ja) | 作業車両 | |
JP2006001504A (ja) | ステアリング装置用シール装置 | |
JP2005041370A (ja) | 作業車両 | |
JP2014236712A (ja) | 乗用型移植機 | |
KR102060767B1 (ko) | 자동차용 브레이크 파이프의 회전방지 조립 지그 | |
JPH0734781Y2 (ja) | トラクタのフェンダー機構 | |
KR100589198B1 (ko) | 자동차 타이어 궤적 능동제어장치의 액츄에이터 실링구조 | |
JP2005096588A (ja) | トラクタのフロントフェンダ装置 | |
JP4824614B2 (ja) | 作業車両のシートベルト保持構造 | |
JP2009137560A (ja) | クラッチ駆動装置およびそれを備えた車両 | |
KR20170024186A (ko) | 회전 가능한 운전석이 구비된 트랙터의 운전캡 | |
JPH0715815Y2 (ja) | ステアリングギヤボックスの防水装置 | |
JP2001224211A (ja) | 乗用型田植機 | |
JP6623874B2 (ja) | トラクタ | |
JP2007269189A (ja) | 自動二輪車のシフト装置、および自動二輪車 |