JP2005168644A - 遊技データ集計方法及び遊技データ集計装置 - Google Patents

遊技データ集計方法及び遊技データ集計装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 スロットマシンにゲーム開始信号の出力端子を追加したり、遊技データ集計装置にゲーム開始信号の入力端子を追加することなく、スロットマシンの小役当り発生状況を集計できるようにする。
【解決手段】 メダルが賭けられた後のゲーム開始操作に応じてゲームを開始し、その結果が小役当りのとき、その小役に応じた枚数のメダルを払い出すスロットマシン1の遊技データ集計方法であって、スロットマシン1が、ゲーム開始操作に応じて、メダル賭け数信号を外部出力するとともに、小役当りに応じて、メダル払い出し数信号を外部出力し、遊技データ集計装置が、メダル賭け数信号及びメダル払い出し数信号にもとづいて、小役当りの発生状況を集計する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スロットマシンの遊技データを集計するための遊技データ集計方法に関し、更には、この遊技データ集計方法に用いられる遊技データ集計装置に関する。
メダルが賭けられた後のゲーム開始操作に応じてゲームを開始し、その結果に応じてメダルを払い出すスロットマシンが知られている。この種のスロットマシンでは、ゲーム開始時に内部当り抽選(特賞役当り、小役当りなど)を行っており、その結果が当りのとき、当り種別に応じた図柄を揃えることが可能となる。
近年、内部当り抽選の乱数が一定周期で更新されることを悪用し、当りを狙い打ちする不正行為が増えている。このような不正行為には、スロットマシンの当り周期を通知する装置(以下、体感機という。)が使用されており、不正遊技者は、隠し持った体感機の通知タイミングに応じてゲーム開始操作を行っている。
また、体感機を用いた不正行為では、特賞役当りだけでなく、小役当りも狙い打ちされるようになってきている。これは、特定の小役当りに応じて、遊技者に有利な状態を出現させるスロットマシンが増えているからである。例えば、ストック機能を備えるスロットマシンでは、成立したボーナスを一旦ストックするとともに、特定の小役当りに応じて放出抽選を行い、その結果が当りのとき、ストックしているボーナスを放出するので、特定の小役当りを狙い打ちすることにより、ストックされているボーナスの放出確率を大幅に引き上げることが可能になる。
ところで、スロットマシンに一般に設けられている入賞の種類には、例えば、特賞役当り,再遊技当り,小役当りなどがある。さらに、それらのうち特賞役当りには、レギュラーボーナス当りやビッグボーナス当りがある。
レギュラーボーナスに入賞すると、所定回数(通常は一回)のボーナスゲーム(役物遊技)が行なわれる。これに対し、ビッグボーナスに入賞すると、複数回(通常は三回)のボーナスゲームあるいは一般ゲーム(通常は三十回、小役ゲーム)のいずれかが終了するまでのビッグチャンスゲームが行なわれる。
このビッグチャンスゲームにおいては、ボーナスゲームに突入するための図柄(ボーナス突入図柄、通常は「リプレイ」図柄)が入賞配列に揃いやすくなっている。このため、一般の遊技者は、ボーナスゲームを三回と小役ゲームを数回行なってビッグチャンスゲームを終了する。
これに対し、熟練度の高い遊技者は、ボーナスゲームを三回行うとともに、小役ゲームを二十数回行なっている。これは、ビッグチャンスゲーム中の小役ゲームにおいても入賞により所定枚数のメダルが払い出され、しかも、最大三十回までプレイできるためである。例えば、一回の小役ゲームで五枚のメダルを獲得できるとすると、二十七回の小役ゲームで最大百三十五枚のメダルを得ることができる。
ところが、ビッグチャンスゲーム中はボーナス突入図柄が高確率で揃うように制御される。つまり、ビッグチャンスゲーム中はボーナスゲームに突入しやすくなっており、小役ゲームはそのままでは数回程度しか行えない。このため、熟練度の高い遊技者は、ボーナス突入図柄が揃うのを意図的にはずして小役が当るようにし(いわゆるリプレイはずし)、この小役ゲームを三十回近くまで行いながら、一方でボーナスゲームを三回とも消化するようにしている。このようなリプレイはずしを行なうことで、熟練者は、一回のビッグチャンスゲームで、一般遊技者よりも多くのメダルの獲得を可能としている。
ここで、一般の遊技者と熟練度の高い遊技者とを比較すると、ビッグチャンスゲームにおける小役ゲームの回数は、一般遊技者が数回であるのに対し、熟練者は三十回に近い回数である。このため、ビッグチャンスゲーム中における小役ゲームの回数を管理できれば、その遊技者の熟練度が高いかどうかを知ることができる。
そこで、ホールコンピュータなどの遊技データ集計装置において、スロットマシンの小役当り発生状況を監視することが提案されている。例えば、特許文献1では、スロットマシンから出力されるゲーム開始信号及びメダル払い出し数信号にもとづいて、小役当りの発生状況(小役当り発生回数、小役当り発生確率など)を集計するようにしてある。このようにすると、小役当りの発生状況にもとづいて、体感機を用いた小役当りの狙い打ちを監視することが可能になる。
特開2002−291963号公報
しかしながら、現行のスロットマシンは、メダルの賭け数を示すメダル賭け数信号、メダルの払い出し数を示すメダル払い出し数信号、ビッグボーナス状態を示すBB信号、レギュラボーナス状態を示すRB信号、チャレンジタイム状態を示すCT信号などを外部出力するものの、ゲーム開始信号を外部出力する機能が無いため、特許文献1に示されるデータ集計方法を実施するには、スロットマシンにゲーム開始信号の出力端子を追加したり、遊技データ集計装置にゲーム開始信号の入力端子を追加しなければならないという問題がある。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、スロットマシンにゲーム開始信号の出力端子を追加したり、遊技データ集計装置にゲーム開始信号の入力端子を追加することなく、スロットマシンの小役当り発生状況を集計することができる遊技データ集計方法及び遊技データ集計装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため本発明の遊技データ集計方法は、メダルが賭けられた後のゲーム開始操作に応じてゲームを開始し、その結果が小役当りのとき、その小役に応じた枚数のメダルを払い出すスロットマシンの遊技データ集計方法であって、前記スロットマシンが、前記ゲーム開始操作に応じて、メダル賭け数信号を外部出力するとともに、前記小役当りに応じて、メダル払い出し数信号を外部出力し、遊技データ集計装置が、前記メダル賭け数信号及び/又は前記メダル払い出し数信号にもとづいて、前記小役当りの発生状況を集計する方法としてある。
このような方法にすれば、遊技データ集計装置は、スロットマシンからメダル賭け数信号とメダル払い出し数信号を取得するだけで、スロットマシンにおける小役当りの発生状況を集計することが可能になる。
これにより、スロットマシンにゲーム開始信号の出力端子を追加したり、遊技データ集計装置にゲーム開始信号の入力端子を追加することなく、現行のハードウエアを承継できるとともに、簡単なソフトウエアの変更だけで小役当りの発生状況を監視することが可能になる。
しかも、ビッグチャンスゲーム中における小役ゲームの回数を監視可能とすることで、その遊技者の熟練度が高いかどうかを知ることができる。
また、本発明の遊技データ集計方法は、前記遊技データ集計装置が、前記メダル賭け数信号にもとづいて、ゲーム開始回数を集計するとともに、前記メダル払い出し数信号にもとづいて、小役当り回数を集計し、更に、前記ゲーム開始回数及び/又は前記小役当り回数にもとづいて、小役の発生確率を算出する方法としてある。
このような方法にすれば、小役の発生確率にもとづいて、体感機を用いた小役の狙い打ちを監視することにより、体感機の使用を早期に発見し、不正なメダルの獲得を未然に防止することができる。
また、本発明の遊技データ集計方法は、前記遊技データ集計装置が、特定小役の前記発生確率と所定の警報基準値を比較し、前記発生確率が前記警報基準値を超えたとき、警報を行う方法としてある。
このような方法にすれば、ホール管理者は、小役の発生確率を常に監視しなくても、警報によって体感機の使用を認識することが可能になる。これにより、ホール管理者の監視労力を軽減できるだけでなく、体感機の使用を確実に発見することができる。
また、本発明の遊技データ集計方法は、前記遊技データ集計装置が、前記メダル賭け数信号にもとづいて、ゲーム開始タイミングの周期を判断するとともに、この周期が所定のパターンで推移したとき、警報を行う方法としてある。
このような方法にすれば、体感機の使用を高い精度で判定することができる。しかも、判定結果に応じて警報が行われるので、体感機の使用を早期に中止させることができる。
なお、警報の対象となる周期のパターンとしては、例えば、ゲーム開始タイミングの周期が当り周期の倍数に一致し、かつ、この周期が所定回数継続した場合が挙られる。
また、本発明の遊技データ集計方法は、前記遊技データ集計装置が、ゲーム開始タイミングの周期が所定のパターンで推移し、かつ、特定小役の発生確率が所定の警報基準値を超えたとき、警報を行う方法としてある。
このような方法にすれば、体感機による小役の狙い打ちを高い精度で判定することができるだけでなく、警報にもとづいて体感機の使用を早期に中止させることができる。
また、本発明の遊技データ集計方法は、前記遊技データ集計装置が、前記ゲーム開始回数及び前記小役当り回数にもとづいて、所定ゲーム開始回数毎の小役当り発生回数及び/又は小役発生確率を小役発生履歴として保存する方法としてある。
このような方法にすれば、小役発生履歴にもとづいて、小役当りの発生状況を容易に検証できるだけでなく、体感機の使用を的確に判定することができる。
また、上記目的を達成するため本発明の遊技データ集計装置は、メダルが賭けられた後のゲーム開始操作に応じてゲームを開始し、その結果が小役当りのとき、その小役に応じた枚数のメダルを払い出すスロットマシンの遊技データ集計装置であって、前記スロットマシンが前記ゲーム開始操作に応じて外部出力するメダル賭け数信号と、前記スロットマシンが前記小役当りに応じて外部出力するメダル払い出し数信号とにもとづいて、前記小役当りの発生状況を集計する構成としてある。
このように構成すれば、スロットマシンからゲーム開始信号を取得することなく、メダル賭け数信号とメダル払い出し数信号を取得するだけで、スロットマシンにおける小役当りの発生状況を集計することができるので、スロットマシンにゲーム開始信号の出力端子を追加したり、遊技データ集計装置にゲーム開始信号の入力端子を追加することが不要となる。これにより、現行のハードウエアを承継し、簡単なソフトウエアの変更だけで小役当りの発生状況を監視することが可能になる。
以上のように、本発明によれば、スロットマシンがゲーム開始操作に応じて外部出力するメダル賭け数信号と、スロットマシンが小役当りに応じて外部出力するメダル払い出し数信号とにもとづいて、スロットマシンにおける小役当りの発生状況を集計するので、ゲーム開始信号とメダル払い出し数信号にもとづいて、小役当りの発生状況を集計するもののように、スロットマシンにゲーム開始信号の出力端子を追加したり、遊技データ集計装置にゲーム開始信号の入力端子を追加する必要がない。これにより、現行のハードウエアを有効活用し、最少限のコストで体感機による小役の狙い打ちを監視することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、ホールの構成を示すブロック図である。
この図に示すように、ホールには、スロットマシン1、台ユニット2、島ユニット3、ホールコンピュータ4、遊技データ表示装置5などが設置されている。
スロットマシン1は、メダルの払い出し枚数を示すメダル払い出し数信号、メダルの賭け枚数を示すメダル賭け数信号、ビッグボーナス状態を示すBB信号、レギュラボーナス状態を示すRB信号、チャレンジタイム状態を示すCT信号などを外部出力するための外部出力端子を備えている。
台ユニット2は、一又は複数のスロットマシン1に接続され、前記外部出力端子から出力される信号を蓄積又は集計し、これを島ユニット3へ送信する中継ユニットである。
島ユニット3は、一又は複数の台ユニット2に接続され、台ユニット2から受信した信号を蓄積又は集計し、これをハブ6などを介してホールコンピュータ4や遊技データ表示装置5へ送信する中継ユニットである。
ホールコンピュータ4は、ハブ6を介して一又は複数の島ユニット3に接続され、島ユニット3から受信した信号を集計し、その表示や保存を行う。ホールコンピュータ4の操作は、主にホールの管理者が行い、集計された遊技データは、ホールの運営管理に利用される。
遊技データ表示装置5は、ハブ6を介して一又は複数の島ユニット3に接続され、島ユニット3から受信した信号を集計し、その表示や保存を行う。遊技データ表示装置5の操作は、主に遊技者が行い、集計された遊技データは、遊技者の台選びなどに利用される。
本発明の遊技データ集計方法では、スロットマシン1と遊技データ集計装置が用いられる。この遊技データ集計装置は、スロットマシン1の外部出力信号を集計するものであれば特に制限はない。例えば、台ユニット2、島ユニット3、ホールコンピュータ4及び遊技データ表示装置5は、いずれも本発明の遊技データ集計装置に相当し得るものである。以下の説明では、これらの装置を遊技データ集計装置と称する。
次に、スロットマシン1の構成について、図2〜図4を参照して説明する。
図2は、スロットマシンの正面図である。
この図に示すように、スロットマシン1は、前面パネル10に、メダル投入口11、BETスイッチ12、MAXBETスイッチ13、ゲーム開始レバー14、ストップボタン15a〜15c、表示窓16などを有し、また、内部に、図示しないドラムユニット、制御部などを備えている。
メダル投入口11は、ゲームに賭けるメダルが直接投入される。BETスイッチ12及びMAXBETスイッチ13は、クレジットに貯留されたメダルの中からゲームに賭けるメダルの枚数を決める。BETスイッチ12は、一回の操作につき一枚の貯留メダルを賭けるように設定され、MAXBETスイッチ13は、一回の操作で三枚の貯留メダルを賭けるように設定されている。
ゲーム開始レバー14は、その操作に応じてゲームを開始するように設定されている。ゲーム開始レバー14を操作すると、メダル投入口11から投入されたメダルの賭け数、又は、BETスイッチ12、MAXBETスイッチ13でセットしたメダルの賭け数が確定し、ドラムの回転が開始される。ただし、前回のゲーム開始からゲーム開始最小時間(例えば、4.1秒)が経過していないときは、ゲーム開始レバー14を操作しても、ゲームは開始されない。
ストップボタン15a〜15cは、ドラムと同数(通常は三つ)設けられており、このストップボタン15a〜15cが押下されたとき、対応するドラムの回転が停止される。
表示窓16は、ドラムの外周面に描かれた複数の図柄のうち、一又は複数の図柄を表示する。
制御部は、ゲーム開始レバー14が操作されたとき、内部的に特賞役当りや小役当りの抽選処理を行う。この内部当り抽選で特賞役が当ると、ドラムのビッグボーナス図柄やレギュラボーナス図柄を有効ライン上に揃えることが可能になり、また、小役が当たると、小役図柄(例えば、「スイカ」、「プラム」、「チェリー」、「リプレイ」など)を有効ライン上に揃えることが可能になる。
なお、一回のゲームに対するメダル賭け数に応じて、表示窓16における図柄の有効ライン数が変更される。当然ながら、メダル賭け数が多いほど有効ライン数が多くなる。
図3は、スロットマシンの外部出力信号を示すブロック図である。
スロットマシン1は、前述したように、メダル払い出し数信号、メダル賭け数信号、BB信号、RB信号及びCT信号を外部出力する外部出力端子を備えている。
メダル払い出し数信号は、メダルを払い出すとき、メダルの払い出し数に応じた数だけ出力される。
メダル賭け数信号は、メダルの賭け数に応じた数だけ出力されるが、その出力タイミングは後述する。
BB信号、RB信号、CT信号は、それぞれビッグボーナス状態、レギュラボーナス状態、チャレンジタイム状態を示す信号であり、その状態に応じて出力される。
図4は、メダル払い出し数信号及びメダル賭け数信号の出力波形を示す説明図である。
この図に示すように、メダル払い出し数信号は、一定パルス幅のパルス信号であり、メダル払い出し数に対応する数だけ一定間隔で出力される。メダル払い出し数は、当り図柄毎に予め設定されており、例えば、ビッグボーナス、レギュラボーナス及び「スイカ」がそれぞれ15枚、「プラム」が7枚、「チェリー」が2枚、「リプレイ」が3枚となっている。したがって、メダル払い出し数信号をカウントすることにより、当り図柄を特定することが可能になる。
なお、ビッグボーナス、レギュラボーナス及び「スイカ」は、メダル払い出し数が同じであるが、BB信号及びRB信号を参照すれば、当り図柄を特定することができる。
メダル賭け数信号は、従来、メダル投入口11にメダルが投入されたとき、又は、BETスイッチ12やMAXBETスイッチ13が操作されたときに出力されていたが、本実施形態では、ゲーム開始操作から所定時間後(T1)に出力されるようにしてある。
上記の所定時間(T1)は、前述したゲーム開始最小時間を超えなければ任意に設定することができる。また、メダル賭け数信号の出力間隔やパルス幅も任意に設定可能であるが、一定パルス幅のメダル投入信号を一定間隔で出力することが好ましい。また、信号出力処理には、ゲーム開始最小時間を計測しているタイマを利用することができる。
次に、遊技データ集計装置について説明する。
遊技データ集計装置は、各スロットマシン1が出力したメダル払い出し数信号、メダル賭け数信号、BB信号、RB信号及びCT信号にもとづいて、各スロットマシン1の遊技データを集計するように構成してある。
集計する遊技データとしては、ゲーム開始回数、メダル賭け数、メダル払い出し数、ビッグボーナスの発生回数及び発生確率、レギュラボーナスの発生回数及び発生確率、各小役の発生回数及び発生確率などが挙られる。また、各小役の発生回数及び発生確率は、通常時とビッグボーナス時に分けて集計することが好ましい。
なお、従来の遊技データ集計装置では、各スロットマシン1のゲーム開始回数を集計するにあたり、全てのゲームが三枚賭けで行われていると想定し、メダル賭け数信号の累計データを3で割って総ゲーム開始回数としていたが、本実施形態では、スロットマシン1から出力されるメダル賭け数信号にもとづいて、一回のゲームに対するメダル賭け数を判断するので、例えば、ゲームの種類を一枚賭けゲーム、二枚賭けゲーム及び三枚賭けゲームに分類し、ゲームの種類毎に遊技データを集計することができる。また、一枚賭けゲーム及び二枚賭けゲームを除外し、三枚掛けゲームの遊技データだけを集計するようにしてもよい。
次に、遊技データ集計装置が行うメダル賭け数信号処理、メダル払い出し数信号処理、履歴処理及び警報処理の具体的な処理内容について、図面を参照して説明する。
図5は、遊技データ集計装置におけるメダル賭け数信号処理の処理手順を示すフローチャートである。
この図に示すように、メダル賭け数信号処理では、まず、メダル賭け数信号の入力を判断する(S101)。メダル賭け数信号の入力を判断すると、タイマをセットし(S102)、メダル賭け数信号の数をカウントする(S103)。このタイマ時間は、前述したゲーム開始最小時間以内で、かつ、スロットマシン1がメダル賭け数信号の出力を完了し得る時間以上であれば、任意に設定することができる。
タイマ時間が経過したら(S104)、メダル賭け数信号のカウント値を判定する(S105〜S107)。メダル賭け数信号のカウント値が1である場合は、一枚賭けゲーム数及び総ゲーム開始回数をインクリメントし(S108)、メダル賭け数信号のカウント値が2である場合は、二枚賭けゲーム数及び総ゲーム開始回数をインクリメントし(S109)、メダル賭け数信号のカウント値が3である場合は、三枚賭けゲーム数及び総ゲーム開始回数をインクリメントする(S110)。その後、S101に戻り、メダル賭け数信号の入力判断を繰り返す。
一方、メダル賭け数信号のカウント値が4以上である場合は、エラー処理を実行した後(S111)、S101に戻る。
図6は、遊技データ集計装置におけるメダル払い出し数信号処理の処理手順を示すフローチャートである。
この図に示すように、メダル払い出し数信号処理では、まず、メダル払い出し数信号の入力を判断する(S201)。メダル払い出し信号の入力を判断すると、タイマをセットし(S202)、メダル払い出し数信号の数をカウントする(S203)。このタイマ時間は、前述したゲーム開始最小時間以内で、かつ、スロットマシン1がメダル払い出し数信号の出力を完了し得る時間以上であれば、任意に設定することができる。
タイマ時間が経過したら(S204)、メダル払い出し数信号のカウント値を判定する(S205〜S208)。メダル払い出し数信号のカウント値が2である場合は、チェリー当り回数をインクリメント(S209)するとともに、チェリー当り回数を総ゲーム開始回数で割り、チェリー発生確率を算出する(S210)。メダル払い出し数信号のカウント値が3である場合は、リプレイ当り回数をインクリメント(S211)するとともに、リプレイ当り回数を総ゲーム開始回数で割り、リプレイ発生確率を算出する(S212)。メダル払い出し数信号のカウント値が7である場合は、プラム当り回数をインクリメント(S213)するとともに、プラム当り回数を総ゲーム開始回数で割り、プラム発生確率を算出する(S214)。
メダル払い出し数信号のカウント値が15である場合は、更に、BB信号及びRB信号を参照する。BB信号が今回のゲームで立ち上がった場合は(S215)、BB当り回数をインクリメント(S216)するとともに、BB当り回数を総ゲーム開始回数で割り、BB発生確率を算出する(S217)。RB信号が今回のゲームで立ち上がった場合は(S218)、RB当り回数をインクリメント(S219)するとともに、RB当り回数を総ゲーム開始回数で割り、RB発生確率を算出する(S220)。BB信号及びRB信号が今回のゲームで立ち上がっていない場合は、スイカ当り回数をインクリメント(S221)するとともに、スイカ当り回数を総ゲーム開始回数で割り、スイカ発生確率を算出する(S222)。
なお、メダル払い出し数信号のカウント値が2、3、7、15以外である場合は、エラー処理を実行した後(S223)、S201に戻る。
図7は、遊技データ集計装置における履歴処理の処理手順を示すフローチャートである。
この図に示すように、履歴処理では、まず、総ゲーム開始回数(図5のS108〜S110で更新された総ゲーム開始回数)が履歴保存周期(例えば、100×n)であるか否かを判断する(S301)。この判断がYESの場合は、過去所定ゲーム回数分(例えば、100回)のビッグボーナス発生回数及び発生確率、レギュラボーナス発生回数及び発生確率、各小役発生回数及び発生確率を履歴ファイルに追加保存する(S302)。
図8は、遊技データ集計装置における警報処理の処理手順を示すフローチャートである。
この図に示すように、警報処理では、まず、過去所定ゲーム回数分の特定小役発生確率(又は発生回数)と、予め設定される警報基準値とを比較し(S401)、発生確率が警報基準値を超えたときは、特定小役が狙い打ちされていると判断し、第一の警報を行う(S402)。第一の警報としては、例えば、遊技データ表示画面の特定小役発生確率部分を点滅させる方法などが挙られる。
また、警報処理では、メダル賭け数信号にもとづいて、ゲーム開始タイミングの周期(T2)を判断する(S403)。そして、この周期が所定のパターンで推移した場合は、体感機が使用されていると判断し、第二の警報を行う(S404)。第二の警報としては、例えば、遊技データ表示画面に警報メッセージを表示させる方法などが挙られる。
なお、警報の対象となる周期のパターンとしては、例えば、ゲーム開始タイミングの周期が当り周期の倍数に一致し、かつ、この周期が所定回数継続した場合が挙られる。
また、第一の警報条件及び第二の警報条件を満たすときは(S405)、体感機を使用した特定小役の狙い打ちであると判断し、第三の警報を行う(S406)。第三の警報としては、例えば、警報音を発生させる方法が挙られる。
以上のように構成された本実施形態によれば、スロットマシン1が、ゲーム開始操作に応じて、メダル賭け数信号を外部出力するとともに、小役当りに応じて、メダル払い出し数信号を外部出力し、遊技データ集計装置が、メダル賭け数信号及びメダル払い出し数信号にもとづいて、小役当りの発生状況を集計するので、スロットマシン1にゲーム開始信号の出力端子を追加したり、遊技データ集計装置にゲーム開始信号の入力端子を追加することなく、スロットマシン1における小役の発生状況を監視することが可能になる。
また、遊技データ集計装置は、メダル賭け数信号にもとづいて、ゲーム開始回数を集計するとともに、メダル払い出し数信号にもとづいて、小役当り回数を集計し、更に、ゲーム開始回数及び前記小役当り回数にもとづいて、小役の発生確率を算出するので、小役の発生確率にもとづいて、体感機を用いた小役の狙い打ちを監視することにより、体感機の使用を早期に発見し、不正なメダルの獲得を未然に防止することができる。
さらに、遊技データ集計装置は、特定小役の発生確率と所定の警報基準値を比較し、発生確率が警報基準値を超えたとき、第一の警報を行うので、ホール管理者は、小役の発生確率を常に監視しなくても、警報によって体感機の使用を認識することが可能になる。これにより、ホール管理者の監視労力を軽減できるだけでなく、体感機の使用を確実に発見することができる。
しかも、遊技データ集計装置は、メダル賭け数信号にもとづいて、ゲーム開始タイミングの周期を判断するとともに、この周期が所定のパターンで推移したとき、第二の警報を行うので、体感機の使用を高い精度で判定することができる。しかも、判定結果に応じて警報が行われるので、体感機の使用を早期に中止させることができる。
そして、遊技データ集計装置は、ゲーム開始タイミングの周期が所定のパターンで推移し、かつ、特定小役の発生確率が所定の警報基準値を超えたとき、第三の警報を行うので、体感機による小役の狙い打ちを高い精度で判定することができるだけでなく、警報にもとづいて体感機の使用を早期に中止させることができる。
加えて、遊技データ集計装置は、ゲーム開始回数及び小役当り回数にもとづいて、所定ゲーム開始回数毎の小役当り発生回数及び/又は小役発生確率を小役発生履歴として保存するので、この小役発生履歴にもとづいて、小役当りの発生状況を容易に検証できるだけでなく、体感機の使用を的確に判定することができる。
しかも、ビッグチャンスゲーム中における小役ゲームの回数もカウント可能となり、遊技者の熟練度を把握・管理できる。
本発明は、スロットマシンの遊技データを集計するための遊技データ集計方法及び遊技データ集計装置に関するものであり、台ユニット、島ユニット、ホールコンピュータなどに適用される。
ホールの構成を示すブロック図である。 スロットマシンの正面図である。 スロットマシンの外部出力信号を示すブロック図である。 メダル払い出し数信号及びメダル賭け数信号の出力波形を示す説明図である。 遊技データ集計装置におけるメダル賭け数信号処理の処理手順を示すフローチャートである。 遊技データ集計装置におけるメダル払い出し数信号処理の処理手順を示すフローチャートである。 遊技データ集計装置における履歴処理の処理手順を示すフローチャートである。 遊技データ集計装置における警報処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
2 台ユニット
3 島ユニット
4 ホールコンピュータ
10 前面パネル
11 メダル投入口
12 BETスイッチ
13 MAXBETスイッチ
14 ゲーム開始レバー
15a〜15c ストップボタン
16 表示窓

Claims (7)

  1. メダルが賭けられた後のゲーム開始操作に応じてゲームを開始し、その結果が小役当りのとき、その小役に応じた枚数のメダルを払い出すスロットマシンの遊技データ集計方法であって、
    前記スロットマシンが、前記ゲーム開始操作に応じて、メダル賭け数信号を外部出力するとともに、前記小役当りに応じて、メダル払い出し数信号を外部出力し、
    遊技データ集計装置が、前記メダル賭け数信号及び/又は前記メダル払い出し数信号にもとづいて、前記小役当りの発生状況を集計する
    ことを特徴とする遊技データ集計方法。
  2. 前記遊技データ集計装置が、前記メダル賭け数信号にもとづいて、ゲーム開始回数を集計するとともに、前記メダル払い出し数信号にもとづいて、小役当り回数を集計し、更に、前記ゲーム開始回数及び/又は前記小役当り回数にもとづいて、小役の発生確率を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技データ集計方法。
  3. 前記遊技データ集計装置が、特定小役の前記発生確率と所定の警報基準値を比較し、前記発生確率が前記警報基準値を超えたとき、警報を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の遊技データ集計方法。
  4. 前記遊技データ集計装置が、前記メダル賭け数信号にもとづいて、ゲーム開始タイミングの周期を判断するとともに、この周期が所定のパターンで推移したとき、警報を行う
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技データ集計方法。
  5. 前記遊技データ集計装置が、ゲーム開始タイミングの周期が所定のパターンで推移し、かつ、特定小役の発生確率が所定の警報基準値を超えたとき、警報を行う
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技データ集計方法。
  6. 前記遊技データ集計装置が、前記ゲーム開始回数及び前記小役当り回数にもとづいて、所定ゲーム開始回数毎の小役当り発生回数及び/又は小役発生確率を小役発生履歴として保存する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技データ集計方法。
  7. メダルが賭けられた後のゲーム開始操作に応じてゲームを開始し、その結果が小役当りのとき、その小役に応じた枚数のメダルを払い出すスロットマシンの遊技データ集計装置であって、
    前記スロットマシンが前記ゲーム開始操作に応じて外部出力するメダル賭け数信号と、前記スロットマシンが前記小役当りに応じて外部出力するメダル払い出し数信号とにもとづいて、前記小役当りの発生状況を集計する
    ことを特徴とする遊技データ集計装置。
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