JP2005164484A - 巻尺 - Google Patents

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照剛 原
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Abstract

【目的】
鉄骨などの金属部材を取り扱う高所の現場では、巻尺が磁着固定できることが落下防止の観点から極めて有効であり、従って、巻尺を水平方向あるいは鉛直方向に有する磁着可能な金属部材に磁着でき、且つ磁着面に多少の凹凸がある場合でも磁着できる巻尺を提供することを目的とする。
【解決手段】
第1の態様として、ケース1の底壁2と後壁3のそれぞれに、外向面61がプレート端部71より後退した状態でヨークプレート7に挟まれたマグネット6を設け、また、ヨークプレート7のプレート端部71をケース1の短手方向の略両端に位置させ、且つそのプレート端部71をケース1とほぼ面一にまたはケース1より突出させて設ける。

【選択図】 図1


Description

本発明は、巻尺に関し、特にケースを磁着可能な金属部材に磁着固定するためのマグネットが設けられている巻尺に関するものである。
巻尺は、その基本機能である測定を如何にやり易くするために、日々改善が行われている。特に、測定用のテープを自動的に巻き取る自動巻取式のもは小型で携帯性に優れているので多種多用な現場で用いられており、このことから、製造する側も、より扱い易くそして安全に使用することができる巻尺を提供しようと努力している。
結果、巻尺は使用される現場すなわち使用する者を選ぶことなく多くの人がオールマイティに選ぶことができる機能を持って提供されている。
その中で、従来、巻尺本体となるケースを鉄部材等の金属部材の上に置いた状態でテープを繰り出し固定して測定する際、ケースを安定よく置けるようにと、ケースの底面にマグネットを設けて、その磁力によってケースを鉄部材に固定できるようにされたものもあった。
このマグネットをケースの底面に設けているものは、金属部材をその職者巻尺を磁着可能な金属部材の上で使用する時にはこのような機能があったら便利であるという発想から提供されたものであり、単にケースの底面に適当なマグネットを取り付けているだけであった。このため、ケースを固定する形態が限られており、すなわち、ケースを磁着可能な平滑面の金属部材の上に置いた時にのみ安全にケースを金属部材の上に固定することができただけなので、この巻尺はいつしか消え去ってしまった。
しかして、鉄骨などの金属部材を取り扱う現場では、磁力によってケースを鉄部材に固定できる巻尺は作業性に優れ、また、ビル建設等の鉄骨組立現場で使用する場合すなわち高所で使用する際は落下防止の観点から極めて有効に機能するものであるということが現場の聞き取りによって新たに判明した。
従って、本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、巻尺を水平方向あるいは鉛直方向に有する磁着可能な金属部材に磁着でき、且つ磁着面に多少の凹凸がある場合でも磁着できる巻尺を提供することを目的とするものである。
本発明の要旨とするところの第1の態様は、ケース内に立設する軸に、テープを周囲に巻回する回転ドラムを軸支し、この回転ドラムにテープを巻き込み方向に付勢する付勢手段を備えた巻尺において、ケースの底壁および/または後壁に、ヨークプレートに挟まれたマグネットが設けられており、そのマグネットの外向面はヨークプレートのプレート端部よりケース内方に後退していることを特徴とする巻尺である。
第2の態様は、ケース内に立設する軸に、テープを周囲に巻回する回転ドラムを軸支し、この回転ドラムにテープを巻き込み方向に付勢する付勢手段を備えた巻尺において、巻尺にマグネットが付属されており、そのマグネットがケースの底壁および/または後壁に着脱自在に装着できることを特徴とする巻尺である。
第3の態様は、ケース内に立設する軸に、テープを周囲に巻回する回転ドラムを軸支する巻尺において、マグネットがその一端をケースの底壁と後壁の境界に軸支され、且つそのマグネットは軸を中心に回転して底壁または後壁と着脱自在に係着することを特徴とする巻尺である。
本発明の巻尺を詳しく説明すると、ケースとは、普通左右の半ケースが合わされてなる測定用のテープを収容する部材であり巻尺の本体でもある。また、ケースは、中央ケースと右側ケースおよび左側ケースの3ピース構造のケースもある。説明では上述全ての形態を含めてケースと呼ぶものとする。
ケースは、樹脂素材あるいは金属素材から形成されており、そのケース内の側壁に軸が立設され、その軸にメモリが印刷された測定用のテープを周囲に巻回した回転ドラムが軸支されている。また、その回転ドラムの内部にはテープを巻き取るためのコイル状の巻き取りバネが設けられており、テープは巻き取り方向に付勢されている。
テープは、ケースの下方に設けられているテープ出入口から出入りしており、また、テープの巻き取り終了の際にはテープ先端に有する係止片がテープ出入口に係止することにより、テープのケース内への引き込まれが阻止される。また、テープ出入口には係止片の衝突エネルギーを緩和(吸収作用も含む)する衝撃緩衝部材が設けられているのが普通である。
そのテープ出入口が設けられている壁がケースの前壁であり、前壁はテープ出入口から上方に立ち上がってケースの頂部に至る。その頂部を境に立ち下がる壁がケースの後壁となり、後壁の下方部と前壁の下方部を結ぶ壁がケースの底壁である。そして、各壁の同一側を結ぶ壁がケースの側壁である。しかして、ケースによっては前壁の上方部と後壁の上方部を結ぶ天壁を有するケースもある。
マグネットとは、磁力を有する部材であり、マグネット単体は勿論のことマグネットに付属部材が設けらている形態のものを含めてマグネットと呼ぶ。付属部材とは、例えば、マグネットの保護や支持、マグネットをケースへ取り付ける際に有効となるマグネットとは別に設けられている部材である。時に、その付属部材がマグネットまたはケースの取り付け部位に対応した形状になっている。
そして、マグネットはケースに配置されて磁着可能な金属に磁着した際に、磁着による固定が簡単に外れない程度に着磁されたマグネットを用いなければならない。具体的には、ケースを磁着面と平行に引き離そうとした時、容易に離すことができないものがよい。マグネットの素材も特に限定するものではなく、好適な素材によって形成したり、市販のマグネットを利用すればよく、また、用いる数も一個であっても、また、複数個であってもよい。マグネットの形状も如何なる形状でもよく使用に適した形状とすればよい。例えば、平板状にしてもよい。さらには、マグネットに通孔や窪みまた突起等を形成してもよい。
ヨークプレートとは、磁着可能な金属から形成されている部材であり、マグネットの磁着力と磁着性を向上させるために設けられ、それは、マグネットに磁着させ、且つマグネットよりも突出させて設けるのがよい。すなわち、マグネットを金属に磁着させる際、マグネット本体ではなくマグネットの磁力がヨークプレートに作用しそのヨークプレートのマグネットから突出するプレート端部が金属に磁着するのである。マグネットは、ヨークプレートに挟まれて位置する。
プレート端部とは、ヨークプレートの金属に磁着するプレートの端部である。そのヨークプレートを形成する磁着可能な金属素材も特に限定するものではなく好適なものを用いればよい。また、マグネットより突出させる突出長も特に限定するものではなく、巻尺の形態によって僅かな突出としたりまたかなりの長さ突出させてもよい。
そして、ヨークプレートのマグネットへの配置形態においては、ヨークプレートの任意のプレートを、マグネットのケースへの取り付け面の両側からマグネットより突出させて設ける。すなわち、ヨークプレートはマグネットを挟んだ状態に配置される。また、ヨークプレートはマグネットの磁力によって磁着するだけでもよい。ヨークプレートとマグネットはほぼ同一の長さがよい。
また、ヨークプレートの形状も特に限定するものではなく、例えば、平板状としたり、コ字状に形成してもよい。コ字状とした場合は、その中央部分をマグネットに磁着させればよい。また、その中央部と共に、その両側に形成されたそれぞれの部位もマグネットに磁着させてもよい。
さらに、ヨークプレートのプレート端部の形状は平坦でもまた凹凸状にしてもよく、その凹凸は略パルス波形のように段を有する形状がよい。勿論、磁着に有効であれば如何なる凹凸の形状であってもよい。
さらには、ヨークプレート全体、あるいは、プレート端部を有するプレートを複数連接して形成して、その連接部分に適当な隙間を設けてもよい。
そして、ヨークプレートとケースとの対応においては、ヨークプレートを備えるマグネットがケースに取り付けられた際は、ヨークプレートのマグネットより突出するプレート端部がケースとほぼ面一にまたはケースより突出するようになっていなければならない。
しかして、ヨークプレートはマグネットに設けるのではなくケースに設けてもよく、この場合、ヨークプレートの任意のプレートのプレート端部はケースとほぼ面一にまたはケースより突出するようになっていなければならない。そして、マグネットがケースの所定の部位に装着された際はヨークプレートの少なくとも一箇所がマグネットと接触(磁着)できるようになっていなければならない。
そして、ヨークプレートの金属に磁着するプレート端部は、ケースの短手方向の両端付近に位置するように設けるのが望ましい。マグネットは、ヨークプレートの間に挟まれて位置する。
マグネットをケースに設置するのに有効な部位は、ケースの底壁および/または後壁がよい。また、マグネットが位置するケースの部位を凹状にし、マグネットが納まるようにしてもよい。
第1の態様においては、底壁および/または後壁に、ヨークプレートに挟まれたマグネットを直接的にまたは間接的に固定する。マグネットの固定方法も特に限定するものではなく、嵌め込み、ネジ止め、インサート、オンサート等によって行えばよい。そして、ヨークプレートのプレート端部は、ケースとほぼ面一またはケースより突出させるのがよい。
また、底壁にマグネットを設けた時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と平行に設け、また、後壁にマグネットを設けた時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と直角に設けるのがよい。
そして、ケースの形状によってはマグネットをケースの前壁および/または天壁にも設けてもよい。また、マグネットをケースの側面にも設けてもよく、そのマグネットは柔軟または硬質の平板状のマグネットでもよく、また、マグネットの適当な部位にヨークプレートを設けてもよい。
第2の態様においては、巻尺にマグネットを1個あるいは2個以上付属させ、そのマグネットを必要に応じてケースの底壁または後壁に着脱自在に装着できるようにする。マグネットは、マグネットのみだけでもよいが、適当な保護部材等を取り付けてもよい。
また、着脱形態も直接的にまたは間接的に行えばよく、その着脱方法も特に限定するものではないが、ケースに装着するマグネットがその磁着力に負けてケースから引き離されないものでなければならない。マグネットの装着の具体的な形態は、ケースの底壁と後壁の境界にそれぞれの装着部へ続く案内口を設けて、その案内口からそれぞれの装着部すなわち底壁および後壁の装着部位にスライドさせて装着させてもよい。装着の際はロックできるようにするのがよい。
そして、底壁および/または後壁に、装着したマグネットと接触するヨークプレートを設けるのがよく、その場合、ヨークプレートの金属と磁着するプレート端部は、ケースの短手方向の両端付近に設け、且つケースとほぼ面一にまたはケースより突出させて設けるのがよい。
底壁にヨークプレートを設けた時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と平行に設け、また、後壁にヨークプレートを設けた時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と直角に設けるのがよい。
また、マグネットにヨークプレートを設けてもよく、その場合、ヨークプレートのプレート端部は、マグネットの装着面の両側からマグネットの端部より突出して設けるのがよい。すなわち、マグネットの外向面はプレート端部より後退して位置する。
そして、マグネットが底壁に装着された時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と平行に、また、後壁にマグネットが装着された時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と直角になるようにするのがよい。
そして、ケースの形状によってはマグネットをケースの前壁および/または天壁に着脱自在に装着できるようにしてもよい。マグネット、ケースの装着部位、ヨークプレートのそれぞれの関係は、マグネットの装着部位が異なるだけであってそれらの関係は上述の説明に準ずる。
また、マグネットをケースの側面に固定的にまたは着脱自在に設けても設けてもよく、そのマグネットは柔軟または硬質の平板状のマグネットでもよく、また、マグネットの適当な部位にヨークプレートを設けてもよい。
第3の態様においては、マグネットの一端をケースの底壁と後壁の境界に軸支し、必要に応じて軸を中心にマグネットを回転させ、底壁または後壁に着脱自在に係着させる。マグネットは、マグネットだけで取り扱ってもよいが適当な保護部材等を取り付けてもよい。マグネットの軸支においては、マグネットを直接にまたは適当な支持部材等を介して軸支すればよい。また、係着形態も直接的にまたは間接的に行えばよく、マグネットの係着方法も特に限定するものではないが、ケースに係着するマグネットがその磁着力に負けてケースから引き離されないものでなければならない。装着はロック可能にするのがよい。
そして、底壁および/または後壁にマグネットが係着された際に、そのマグネットと接触するヨークプレートを設けるのがよく、その場合、ヨークプレートの金属と磁着するプレート端部は、ケースの短手方向の両端付近に設け、且つケースとほぼ面一にまたはケースより突出させて設けるのがよい。
底壁にヨークプレートを設けた時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と平行に設け、また、後壁にヨークプレートを設けた時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と直角に設けるのがよい。
また、マグネットにヨークプレートを設けてもよく、その場合、ヨークプレートのプレート端部は、マグネットの係着面の両側からマグネットのそれぞれの係着面の端部より突出して設けるのがよい。マグネットの係着面はプレート端部より後退して位置する。マグネットは回動してケースの底壁または後壁に係着するため、それぞれの係着部ではマグネットの外向面は表裏が逆となる。
そして、マグネットが底壁に係着された時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と平行に、また、後壁にマグネットが係着された時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と直角となるようにするのがよい。
そして、ケースの形状によっては第2のマグネットを設けて、その第2のマグネットの一端をケースの前壁と天壁の境界に軸支し、必要に応じて軸を中心に第2のマグネットを回転させ、前壁または天壁と着脱自在に係着させてもよい。マグネット、ケースの装着部位、ヨークプレートのそれぞれの関係は、マグネットの装着部位が異なるだけであってそれらの関係は上述の説明に準ずる。
また、マグネットをケースの側面に固定的にまたは着脱自在に設けても設けてもよく、そのマグネットは柔軟または硬質の平板状のマグネットでもよく、また、マグネットの適当な部位にヨークプレートを設けてもよい。
以上のことから、第1の態様では、ケースの底壁下方または後壁後方のいずれかに磁着可能な金属部材がある時、ケースの底壁または後壁のマグネットに備えるヨークプレートのプレート端部が金属部材に磁着する。また、両側のヨークプレートの間が凹所となっているので、磁着面に突起がある場合も跨ぐことができる。そして、マグネットの磁力はヨークプレートを介すことにより強力になる。
第2の態様では、ケースの底壁下方または後壁後方のいずれかに磁着可能な金属部材がある時、付属するマグネットをケースの底壁または後壁に装着することにより、マグネットに備えるヨークプレートのプレート端部が金属部材に磁着する。また、両側のヨークプレートの間が凹所となっているので、磁着面に突起がある場合も跨ぐことができる。そして、マグネットの磁力はヨークプレートを介すことで強力になる。
第3の態様は、ケースの底壁方向または後壁方向のいずれかに磁着可能な金属部材がある時、回動自在に軸支するマグネットをケースの底壁または後壁に係着することにより、係着によってマグネットに備えるヨークプレートのプレート端部が金属部材に磁着する。また、両側のヨークプレートの間が凹所となっているので、磁着面に突起がある場合も跨ぐことができる。そして、マグネットの磁力はヨークプレートを介すことで強力になる。
そして、第1および第2および第3の態様において、金属部材に磁着するプレート端部を有するヨークプレートはケースの短手方向の両端付近にそれぞれ位置しており、また、マグネットの外向面はプレート端部より後退しているのでそのプレートの間には凹所が存在する。従って、ケースにその短手方向の押力が掛かった場合も踏ん張れる。また、ヨークプレート間の金属部材の表面に突起等があってもそれを跨いで磁着できる。
また、プレート端部が凹凸状に形成されているものは、さらに柔軟に金属部材の表面の突起等を避けられる。
本発明の巻尺は、マグネットをケースの底壁および/または後壁に固定的に設けた第1の態様、マグネットを付属して底壁または後壁に着脱自在に装着できるようにした第2の態様、マグネットを回動自在にケースに軸支して底壁または後壁のいずれかに係着できるようにした第3の態様のように構成されているので、巻尺を磁着固定しようとする金属部材が、巻尺すなわちケースの底壁が接する水平方向あるいはケースの後壁が接する鉛直方向のいずれかに存在すれば、巻尺をその金属部材に磁着固定することができる。
そして、金属部材に磁着するヨークプレートのプレート端部はケースの短手方向の両端付近にそれぞれ位置しており、また、マグネットの外向面はヨークプレート端部より後退しているのでヨークプレート間には凹所が存在する。従って、ケースにその短手方向の押力が掛かった場合も踏ん張ることができ、また、ヨークプレート間の金属部材の表面に突起等があってもそれを跨跨ぐことができる。すなわち、突起等を避けて磁着することができる。そして、ヨークプレートのプレート端部が凹凸状に形成されているものは、さらに柔軟に金属部材の表面の突起等を避けることができる。
本巻尺は、平面は勿論のこと、円柱材や金属パイプの表面にも確実に磁着することができる。従って、鉄骨や金属パイプ等の金属部材を取り扱う現場の作業者が望んでいる巻尺を提供することができ、何より、高所作業での巻尺の落下防止に極めて高い効果が発揮されるものである。
本発明の巻尺を以下図面に従って説明すると、図1は、第1の形態の巻尺を示す図であり、左図は巻尺の側面図、右図は巻尺の後面図である。
1は巻尺のケース、2はケース1の底壁、3はケース1の後壁、4はケース1の前壁である。また、13は測定用のテープ、14は係止片である。6はマグネット、61はマグネット6の外向面、7はヨークプレート、71はヨークプレート7のプレート端部である。図では示していないがヨーク7はマグネット6に磁着状態で設けられている。
図2は、第2の形態の巻尺を示す図であり、左図は巻尺の側面図、右図は巻尺の後面図である。
1は巻尺のケース、2はケース1の底壁、3はケース1の後壁、4はケース1の前壁である。また、13は測定用のテープ、14は係止片である。6aはマグネット、8はマグネット6aが装着される装着部である。図では示していないが、マグネット6aに適当な保護部材等を設けてもよい。
図3は、マグネットが装着された図2の巻尺を示す図であり、図(a)は、マグネット6aをケース1の底壁2に装着したものである。図(b)は、マグネット6aをケース1の後壁3に装着したものである。7aはヨークプレート、71はヨークプレート7aのプレート端部で、ケース1より突出して位置する。図では示していないがヨーク7aはマグネット6aに磁着状態で設けられている。
図4は、図2の巻尺のマグネットの装着の一例を示す図であり、ケース1の底壁2と後壁3の境からマグネット6aを底壁2の装着部または後壁3の装着部8にスライド装着するものである。左図はケース1の底壁2の装着部8へスライド装着する図、右図はケース1の後壁3の装着部8へスライド装着する図である。
図5は、図4のマグネットのスライド装着構造の一例を示す図であり、巻尺のケース1に形成された突条1aと、マグネット6aおよびヨークプレート7aを支持する支持部材9に形成された溝9とが係合されて、マグネット6a(マグネット6aASSY)をケース1の底壁2の装着部または後壁3の装着部8へスライド装着させる。61はマグネット6aの外向面、7aはヨークプレート、71はヨークプレート7aのプレート端部である。図では、突条1aと溝9との係合に隙間があるが、勿論、この隙間はスライド装着可能であればあってもなくてもよい。
図6は、第3の形態の巻尺を示す図であり、左図は巻尺の側面図、右図は巻尺の後面図である。
1は巻尺のケース、2はケース1の底壁、3はケース1の後壁、4はケース1の前壁である。また、13は測定用のテープ、14は係止片である。6bはマグネット、10はマグネット6bが係着される係着部である。11はマグネット6bを支持する支持アーム、12は支持アームの軸で、支持アーム11はこの軸12を支点に底壁2側および後壁3側に回動する。図は、マグネット6bを支持アーム11を介して軸支している。図では示していないが、マグネット6bに適当な保護部材等を設けてもよい。
図7は、マグネットが係着された図6の巻尺を示す図であり、図(a)は、マグネット6bをケース1の底壁2に係着したものである。図(b)は、マグネット6bをケース1の後壁3に係着したものである。7bはヨークプレート、71はヨークプレート7bのプレート端部で、ケース1より突出して位置する。図では示していないがヨーク7bはマグネット6bに磁着状態で設けられている。
図8は、ケースにヨークプレートを設けた際の概略図である。本図は、図2の巻尺を例に上げている。
図(a)は、平板状のヨークプレート7aを2枚設けたものであり、ヨークプレート7aは装着部8内の短手方向の両端に固定され、それぞれのヨークプレート7aのプレート端部71がケース1から突出して位置する。61はマグネット6aの外向面、そして、マグネット6aを装着する時はそれぞれのヨークプレート7aの間に、且つヨーク7aに接触させて装着する。
図(b)は、装着部8内に略嵌合するコ字状のヨークプレート7cを設けたものであり、ヨークプレート7cのプレート端部71がケース1から突出して位置する。61はマグネット6aの外向面、そして、マグネット6aを装着する時はヨークプレート7cの間に、且つヨーク7cに接触させて装着する。
図9は、マグネットにヨークプレートを設けた際の概略図である。本図は、図2の巻尺を例にあげている。
図(a)は、平板状のヨークプレート7aをマグネット6aの両側に2枚設けたものである。61はマグネット6aの外向面、71はヨークプレート7aのプレート端部である。そして、マグネット6aが装着部8に装着されると、ヨークプレート7aのプレート端部72がケース1から突出して位置する。
図(b)は、コ字状のヨークプレート7cをマグネット6aに設けたものである。そして、61はマグネット6aの外向面、71はヨークプレート7cのプレート端部である。そして、マグネット6aが装着部8に装着されると、ヨークプレート7cのプレート端部71がケース1から突出して位置する。
図10は、他の第1の形態の巻尺を示す図であり、ケースを周回する面、すなわち、底壁2、後壁3、前壁4、天壁5のそれぞれにマグネット6を固定的に設けたものである。71はヨークプレート7のプレート端部である。図では示していないがヨークプレート7はマグネット6に磁着状態で設けられている。
図11は、他の第2の形態の巻尺を示す図であり、巻尺にマグネット6aを付属させ、図は2個付属させており、そのマグネット6aがケース1を周回する面に、すなわち、底壁2、後壁3、前壁4、天壁5のそれぞれに着脱自在に装着できるようにしたものである。
図12は、他の第3の形態の巻尺を示す図であり、マグネット6bをケース1の底壁2と後壁3の境界および前壁4と天壁5の境界のそれぞれに軸支し、必要に応じて軸を中心にマグネット6bを回転させ、底壁または後壁および前壁4と天壁5に着脱自在に係着できるようにしたものである。
図13は、他の第1/第2/第3に係る形態の巻尺を示す図であり、本図は、第2の形態の巻尺を例に上げたもので、プレート状のマグネット6cをケース1の両側面(両側壁)にそれぞれ設けたものである。
第1の形態の巻尺を示す図 第2の形態の巻尺を示す図 マグネットが装着された図2の巻尺を示す図 図2の巻尺のマグネットの装着の一例を示す図 図4のマグネットのスライド装着構造の一例を示す図 第3の形態の巻尺を示す図 マグネットが係着された図6の巻尺を示す図 ケースにヨークプレートを設けた際の概略図 マグネットにヨークプレートを設けた際の概略図 他の第1の形態の巻尺を示す図 他の第2の形態の巻尺を示す図 他の第3の形態の巻尺を示す図 他の第1/第2/第3に係る形態の巻尺を示す図
符号の説明
1−ケース,1a−突条,2−底壁,3−後壁,4−前壁,5−天壁,6/6a/6b/6c−マグネット,61−外向面,7/7a/7b/7c−ヨークプレート,71−プレート端部,8−装着部,9−支持部材,9a−溝,10−係着部,11−支持アーム,12−軸,13−テープ,14−係止片

Claims (21)

  1. ケース内に立設する軸に、テープを周囲に巻回する回転ドラムを軸支し、この回転ドラムにテープを巻き込み方向に付勢する付勢手段を備えた巻尺において、ケースの底壁および/または後壁に、ヨークプレートに挟まれたマグネットが設けられており、そのマグネットの外向面はヨークプレートのプレート端部よりケース内方に後退していることを特徴とする巻尺
  2. 前記ヨークプレートのプレート端部は、ケースとほぼ面一またはケースより突出していることを特徴とする請求項1の巻尺
  3. 前記底壁にマグネットが設けられた時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と平行に設けられ、また、後壁にマグネットが設けられた時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と直角に設けられていることを特徴とする請求項1の巻尺
  4. 前記マグネットがケースの前壁および/または天壁に設けられていることを特徴とする請求項1の巻尺
  5. ケース内に立設する軸に、テープを周囲に巻回する回転ドラムを軸支し、この回転ドラムにテープを巻き込み方向に付勢する付勢手段を備えた巻尺において、巻尺にマグネットが付属されており、そのマグネットがケースの底壁および/または後壁に着脱自在に装着できることを特徴とする巻尺
  6. 前記底壁および/または後壁にはマグネットが装着された際にマグネットと接触するヨークプレートが設けられており、そのヨークプレートのプレート端部はケースとほぼ面一にまたはケースより突出し、また、マグネットはその外向面がヨークプレートのプレート端部より後退して装着されることを特徴とする請求項5の巻尺
  7. 前記底壁にヨークプレートが設けられた時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と平行に設けられ、また、後壁にヨークプレートが設けられた時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と直角に設けられていることを特徴とする請求項6の巻尺
  8. 前記マグネットにはヨークプレートが設けられており、そのヨークプレートのプレート端部は、マグネットの装着面の両側からマグネットの端部より突出して設けられていることを特徴とする請求項5の巻尺
  9. 前記底壁にマグネットが装着された時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と平行になり、また、後壁にマグネットが装着された時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と直角になることを特徴とする請求項8の巻尺
  10. 前記マグネットの底壁および後壁への装着は、ケースの底壁と後壁の境界に設けられたそれぞれの装着部へ続く案内口からスライドさせて装着することを特徴とする請求項5の巻尺
  11. 前記マグネットが前壁および/または天壁に装着できることを特徴とする請求項5の巻尺
  12. ケース内に立設する軸に、テープを周囲に巻回する回転ドラムを軸支する巻尺において、マグネットがその一端をケースの底壁と後壁の境界に軸支され、且つそのマグネットは軸を中心に回転して底壁または後壁と着脱自在に係着することを特徴とする巻尺
  13. 前記底壁および/または後壁にはマグネットが係着された際にマグネットと接触するヨークプレートが設けられており、そのヨークプレートのプレート端部はケースとほぼ面一にまたはケースより突出し、また、マグネットはその外向面がヨークプレートのプレート端部より後退して装着されることを特徴とする請求項12の巻尺
  14. 前記底壁にヨークプレートが設けられた時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と平行に設けられ、また、後壁にヨークプレートが設けられた時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と直角に設けられていることを特徴とする請求項13の巻尺
  15. 前記マグネットにはヨークプレートが設けられており、そのヨークプレートのプレート端部は、マグネットの係着面の両側からマグネットのそれぞれの係着面の端部より突出して設けられていることを特徴とする請求項12の巻尺
  16. 前記底壁にマグネットが係着された時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と平行になり、また、後壁にマグネットが係着された時、そのヨークプレートのプレート端部は底壁と直角になることを特徴とする請求項15の巻尺
  17. 第2のマグネットがその一端をケースの前壁と天壁の境界に軸支され、且つその第2のマグネットは軸を中心に回転して前壁または天壁と着脱自在に係着することを特徴とする請求項12の巻尺
  18. 前記ヨークプレートがコ字状であると共に、少なくともその中央部がマグネットと接することを特徴とする請求項1または請求項6または請求項8または請求項13または請求項15の巻尺
  19. 前記ヨークプレートのプレート端部が凹凸状になっていることを特徴とする請求項1または請求項6または請求項8または請求項13または請求項15の巻尺
  20. 前記ヨークプレートは、プレート端部を有するプレートが複数連接されて成っており、且つその連接部分には適当な隙間が開けられていることを特徴とする請求項1または請求項6または請求項8または請求項13または請求項15の巻尺
  21. 前記マグネットは平板状であることを特徴とする請求項1または請求項6または請求項8または請求項13または請求項15の巻尺
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