JP6694315B2 - シート設置装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート基礎やコンクリート擁壁といったコンクリート構造物を製造する際に使用される型枠の壁面にシートを設置するためのシート設置装置に関する。
コンクリート構造物の表面には、コンクリートの中性化を抑制するための養生シートや、コンクリート構造物の表面に所定の意匠を付与するための化粧シートなどが接着されることがある。コンクリート構造物の表面にシートを接着する方法としては、例えば、一対の型枠のうち、一方の型枠の内壁面にあらかじめシートを貼り付けておき、その後、一対の型枠間にコンクリートを流し込んで固化させることにより、シートをコンクリート構造物表面に一体化させる方法が挙げられる(特許文献1の請求項15および図2など)。
特開2014−200986号公報
上記の方法を実施するに当たり、従来、型枠の壁面に対するシートの設置は、ロール状に巻回されたシートの一端を型枠に固定しておき、型枠の壁面に沿ってロール状のシートを転がしながら設置していく方法や、所定長さに切断したシートを複数の作業者が協力して設置する方法などによって行われていた。しかしながら、このような方法では、人手が必要であるといった問題や、時間が掛かるという問題があった。さらに、型枠の近くには鉄筋が配置されているため作業がしづらく、シートの設置に時間が掛かるという問題もあった。
本発明は上記課題に鑑みてなされた発明であり、型枠の壁面に容易にシートを設置することができるシート設置装置を提供することを目的とする。
本発明は、コンクリート構造物を製造する際に使用される型枠の壁面にシートを設置するためのシート設置装置に関する。当該シート設置装置は、フレームと、フレームに設けられ、シートがロール状に巻回されたシートロールを回転可能に保持するシートロール保持部材と、を備えることを特徴としている。
本発明のシート設置装置において、シートロールから引き出されたシートの長さ方向が型枠の長さ方向と略平行になるよう、シートの方向を偏向する偏向手段をさらに備えることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、偏向手段は、型枠の壁面に対向すると共に、シートを巻き付けて当該シートの方向を偏向する偏向部材を備えることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、偏向部材は、型枠の高さ方向に対して傾斜して延びていることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、偏向手段は、型枠の高さ方向に対して所定の角度で偏向部材を保持するロック状態と、型枠の高さ方向に対する偏向部材の角度を変更可能とするアンロック状態とに切り替え可能なロック部材をさらに備えることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、シートロールから引き出されたシートを偏向手段に向けてガイドするガイド部材をさらに備えることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、ガイド部材は、隣接して複数設けられており、ガイド部材間にはシートが挟持されることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、ガイド部材は、回転可能なガイドローラからなることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、シート設置装置を型枠に移動不能に固定する固定手段をさらに備えることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、固定手段は、型枠を挟持する第一挟持部材および第二挟持部材を備えることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、第一挟持部材および第二挟持部材は、型枠を当該型枠の厚み方向から挟持し、第一挟持部材および第二挟持部材の少なくとも一方は、型枠の厚み方向において、その位置が変更可能であることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、固定手段は、型枠の厚み方向に位置が変更可能である第一挟持部材および第二挟持部材の少なくとも一方を型枠に向けて押圧する押圧部材をさらに備えることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、シート設置装置を型枠の長さ方向に移動可能に取り付ける移動手段をさらに備えることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、移動手段は、型枠に当接しながら型枠の長さ方向に回転移動する移動ローラを備えることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、移動ローラは、型枠の厚み方向に所定間隔あけて複数設けられると共に、型枠の上面に当接しながら回転するよう構成されていることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、シート設置装置は、磁性材料製の型枠に対して使用され、移動ローラは、その少なくとも一部が永久磁石により構成されていることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、シート設置装置が型枠の厚み方向へ移動することを規制する規制手段をさらに備えることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、規制手段は、型枠の厚み方向において、その位置が変更可能であることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、シートロール保持部材は、型枠の上面よりも上方の位置でフレームに保持されていることが好ましい。
本発明のシート設置装置において、シートロール保持部材は、フレームに着脱可能に保持されていることが好ましい。
本発明のシート設置装置を使用すれば、型枠の壁面に容易にシートを設置することができる。
第一実施形態のシート設置装置の斜視図である。 第一実施形態のシート設置装置の使用状態を表す斜視図である。 フレームおよび固定手段の右側面図である。 フレームの下部および固定手段の斜視図である。 (a)は固定手段の平面図であり、(b)は(a)のVb−Vb線断面図である。 (a)は偏向手段の正面図であり、(b)は外筒部および挿入体の下端部の概略図(挿入体が外筒部内に挿入される前の状態)であり、(c)は外筒部および挿入体の下端部の概略図(挿入体が外筒部内に挿入された後の状態)である。 (a)はシートを引っ張るための引張装置の斜視図であり、(b)は引張装置の分解斜視図である。 (a)はシートを保持した状態の引張装置の斜視図であり、(b)は(a)のVIIIb−VIIIb線断面図である。 (a)は型枠の角部を覆うカバー部材の使用状態を表す斜視図であり、(b)は鉄筋の先端を覆うカバー部材の使用状態を表す斜視図である。 (a)は第一実施形態のシート設置装置および引張装置を使用して型枠にシートを設置している状態を表す斜視図であり、(b)はシートが設置された後の型枠を表す斜視図である。 第二実施形態のシート設置装置の斜視図である。 (a)フレームの下部および移動手段の右側面図であり、(b)はフレームの下部および転倒防止手段の正面図である。 第二実施形態のシート設置装置を使用して型枠にシートを設置している状態を表す斜視図である。 フレームの変形例を表す斜視図であり、(a)はシートロール保持部材に上方フレームを取り付けた状態を表す斜視図であり、(b)はシートロール保持部材から上方フレームを取り外した状態を表す斜視図である。 シートロール保持部材の変形例を表す正面図である。 移動手段の変形例を表す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のXVIb−XVIb線断面図である。
本発明について図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。本発明は、以下の実施形態に限定されず、その主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
<1.第一実施形態>
本発明のシート設置装置1(以下、単に「装置1」と表記する)の第一実施形態について説明する。図1は装置1の斜視図、図2は装置1の使用状態を表す斜視図である。本発明の装置1は、コンクリート基礎やコンクリート擁壁といったコンクリート構造物を製造する際に使用される型枠Fの壁面にシートを設置するための装置である。型枠Fは、水平に延びる上面F1と、上面F1から鉛直方向下方に延び、コンクリートが打設される側の面である内壁面F2と、内壁面F2とは反対側の外壁面F3とを有しており、シートは内壁面F2に設置される。型枠Fは、例えば、鉄鋼材料などの金属材料から構成されている。以下では、図1の上、下、右下、左上、左下および右上をそれぞれ装置1の上、下、右、左、前および後として説明する。装置1の上下方向、左右方向および前後方向はそれぞれ型枠Fの高さ方向、長さ方向および厚み方向と略平行であるため、装置1の上下方向、左右方向および前後方向をそれぞれ型枠Fの高さ方向、長さ方向および厚み方向と表記することもある。
図1および図2に示すように、装置1は、フレーム2、把手部材3、固定手段4、シートロール保持部材5、ガイド部材6および偏向手段7を備えている。本発明において、「シートロール」とは、中心に軸方向にわたって中空部が形成されるよう、シートSがロール状(円筒状)に巻回されたもののことである。シートロールSRは、シートSが円筒状の芯部にロール状に巻回されたものであってもよい。使用されるシートSとしては、コンクリート構造物に接着されるシートであれば特に限定されないが、例えば、コンクリート構造物の中性化を抑制するための養生シートやコンクリート構造物の外面に所定の意匠を付与するための化粧シートなどが挙げられる。木造建築用のコンクリート基礎の場合には、シートSとして、防虫剤を含有する防虫シートや防蟻剤を含有する防蟻シートを使用することもできる。
<1−1.フレーム>
図1から図4を参照して、フレーム2について説明する。図3はフレーム2および固定手段4の右側面図である。図4はフレーム2の下部および固定手段4の斜視図である。なお、図3および図4では偏向手段7は省略されている。装置1は、左右方向に所定間隔あけて設けられた二つのフレーム2を備えている。フレーム2は、型枠Fの上面F1上に配置される脚部21と、脚部21から立設するフレーム本体22と、を備えている。脚部21は、型枠Fの上面F1上に載置される平坦な部分と、その平坦な部分の左右方向外側に一体的に接続され、上方に傾斜する部分と、から構成されている。フレーム本体22には、シートロール保持部材5を挿入保持するための開口部23およびガイド部材6を挿入保持するための開口部24、25が形成されている。二つのフレーム本体22間にはシートロールSRが保持されるため、二つのフレーム本体22間の間隔は、シートロールSRの軸方向長さ(シートSの幅)に合わせて決定される。
<1−2.把手部材>
図1および図2を参照して把手部材3について説明する。把手部材3は、作業者が装置1を持ち運びする際などに掴むための部材であり、フレーム2の上部に取り付けられている。把手部材3は、左右方向に延び、円筒状部材または円柱状部材から成るシャフト31と、シャフト31の軸方向における略中央に取り付けられたスポンジ状部材からなる把手部32と、を備えている。本実施形態では、シャフト31の軸方向両端部はフレーム2に溶接固定されている。しかし、シャフト31はフレーム2に着脱可能に取り付けられていてもよい。また、シャフト31は一方の端部のみがフレーム2に取り付けられ、他方の端部が自由端となった、いわゆる片持ちタイプであってもよい。
<1−3.固定手段>
図3から図5を参照して、固定手段4について説明する。図5(a)は固定手段4の平面図、図5(b)は図5(a)のVb−Vb線断面図である。固定手段4はフレーム2の下部に設けられており、装置1を型枠Fに対して移動不能に固定する。固定手段4は、型枠Fの内壁面F2側に位置する第一挟持部材41と、第一挟持部材41と対向し、型枠Fの外壁面F3側に位置する第二挟持部材42と、第二挟持部材42を型枠Fの厚み方向に移動可能に保持する保持部材43と、第二挟持部材42を型枠Fに向けて押圧する押圧部材44と、を備えている。
保持部材43は、上下方向に延びる第一部分431と、第一部分431の下部に一体的に接続されると共に後方に向けて延びる第二部分432と、第二部分432の後部に一体的に接続されると共に下方に延びる第三部分433と、を備えている。第一部分431、第二部分432および第三部分433は一枚の板状部材を折り曲げることにより形成されている。保持部材43は、第一部分431をボルト等によってフレーム2の後端に接続することにより、フレーム2に取り付けられている。第二部分432には、前後方向に延びる長穴状の開口部434が形成されている。第三部分433には、押圧部材44を保持する保持部435が形成されている。押圧部材44は、その操作時には前後方向に移動可能であるが、非操作時には前後方向へ移動不能なよう、保持部435に保持されている。本実施形態において、押圧部材44はボルトからなり、保持部435は内周面に押圧部材44が螺合する雌ネジが形成された開口部からなる。押圧部材44を回転させることにより(操作時)、押圧部材44は前後方向に移動するが、押圧部材44を回転させていない状態(非操作時)では押圧部材44は保持部435と螺合しているため前後方向に移動しないようになっている。
第一挟持部材41は、板状部材から構成されており、フレーム2の下部に一体的に形成されている。第一挟持部材41は、型枠Fの内壁面F2に当接する当接部411を備えている。
第二挟持部材42は、板状部材から構成されており、型枠Fの外壁面F3に当接する当接部421と、当接部421の下部に一体的に接続され、第一挟持部材41(および型枠F)から離れる方向に傾斜して延びる傾斜部422と、を備えている。第二挟持部材42は、さらに、当接部421の上部に一体的に接続され、保持部材43の開口部434内に挿入される挿入部423と、挿入部423の上部に一体的に接続され、保持部材43の開口部434の幅(左右方向における長さ)よりも大きい幅を有する頭部424と、を備えている。第二挟持部材42の頭部424は保持部材43の第二部分432よりも上方に位置しており、頭部424が第二部分432に引っ掛かることにより、第二挟持部材42は保持部材43に吊り下げられた状態で保持されている。第二挟持部材42の挿入部423は保持部材43の長穴状の開口部434に沿って移動可能となっている。これにより、第二挟持部材42は、型枠Fの厚み方向に移動可能であり、型枠Fの厚み方向においてその位置を変更することができるようになっている。
押圧部材44を型枠Fに向けて締め付けることにより、押圧部材44の先端が第二挟持部材42の当接部421に当接すると共に、第二挟持部材42を型枠Fに向けて移動させる。第二挟持部材42の当接部421が型枠Fの外壁面F3に当接するまで押圧部材44を締め付けることにより、第一挟持部材41と第二挟持部材42とによって型枠Fを挟持することができる。
<1−4.シートロール保持部材>
図1および図2を参照してシートロール保持部材5について説明する。シートロール保持部材5は、シートロールSRを回転可能に保持するための部材であり、把手部材3よりも下方の位置で、フレーム2に着脱可能に保持されている。
シートロール保持部材5は、左右方向に延び、円筒状部材または円柱状部材から構成される保持部51と、フレーム2の開口部23よりも大径のストッパ部52と、ストッパ部52よりも軸方向外側の位置に形成された操作部53と、を備えている。保持部51はフレーム2の開口部23に挿入されると共に、二つのフレーム2によって支持されている。シートロール保持部材5がフレーム2に保持された状態において、ストッパ部52はフレーム2の外側に当接している。そのため、シートロール保持部材5をフレーム2に向けて押し込む方向(図1における左方向)に移動させることはできず、フレーム2から引き抜く方向(図1における右方向)にのみ移動させることができる。操作部53はシートロール保持部材5を操作するために作業者が掴む部分であり、保持部51よりも大径に構成されている。
二つのフレーム2間に配置されたシートロールSRの中心部に保持部51を挿入することにより、シートロールSRは、型枠Fの上面F1よりも上方の位置で、その軸方向(シートSの幅方向)が型枠Fの長さ方向と略平行にフレーム2に保持される。シートロールSRは保持部51に回転可能に保持され、シートロールSRから引き出されたシートSを引っ張ることによりシートロールSRは回転する。このとき、シートロール保持部材5はフレーム2との摩擦力によりシートロールSRと共には回転しないようになっている。
<1−5.ガイド部材>
図1から図3を参照してガイド部材6について説明する。ガイド部材6は、シートロールSRから引き出されたシートSを偏向手段7にスムーズに案内するための部材であり、シートロール保持部材5よりも下方の位置で、フレーム2に取り付けられている。本実施形態において、ガイド部材6は、左右方向に延び、フレーム2に回転可能に保持されたガイドローラからなる。ガイド部材6は、隣接した状態で複数設けられていることが好ましく、本実施形態では、二つのガイド部材6(上方ガイド部材61および下方ガイド部材62)が上下方向に隣接して設けられている。隣接する二つのガイド部材6は、互いに当接しているか、または、シートSの厚み以下の間隔で配置されていることが好ましい。
上方ガイド部材61はフレーム2に形成された開口部24に挿入保持されている。フレーム2の開口部24は、上下方向に延びる長穴状に形成されているため、上方ガイド部材61は、開口部(長穴)24に沿って上下方向に移動可能である。上方ガイド部材61に力が加えられていない状態では、上方ガイド部材61はその自重により、開口部24の下部に位置している。下方ガイド部材62はフレーム2に形成された開口部25に挿入保持されている。下方ガイド部材62の外周面のうちシートSと接触する部分は、シートSとの摩擦力を高めるための抵抗部材によって被覆されている。抵抗部材の材質は、シートSとの摩擦力を高めることができれば特に限定されないが、例えばゴムなどから構成される。そして、上方ガイド部材61と下方ガイド部材62との間には、シートロールSRから引き出されたシートSが挟持される。なお、抵抗部材は必要に応じて設けるものとし、抵抗部材を設けない構成も可能である。
<1−6.偏向手段>
図1、図2および図6を参照して偏向手段7について説明する。図6(a)は偏向手段7の正面図である。なお、図6(a)では、型枠Fの高さ方向と略平行な仮想線を一点鎖線にて記載している。また、図6(a)では、偏向手段7以外の部材については省略されている。偏向手段7は、シートSの方向を偏向するための偏向部材71を備えている。偏向部材71は、型枠Fの内壁面F2と所定間隔あけて内壁面F2に対向するよう配置されている。偏向部材71は、円筒状の外筒部711と、外筒部711内に挿入され、外筒部711の軸方向に移動可能な円筒状の挿入体712と、を備えている。偏向手段7はさらに、外筒部711に取り付けられ、外筒部711をフレーム2に連結するための連結部72と、連結部72をフレーム2に固定するためのロック部材73と、を備えている。ガイド部材6を通過したシートSを偏向部材71に巻き付けることにより、シートSの長さ方向が型枠Fの長さ方向と略平行(シートSの幅方向が型枠Fの高さ方向と略平行)となるよう、シートSの向きが偏向される。
偏向部材71は、装置1の使用時には、右から左に向けて(一方のフレーム2から他方のフレーム2に向かう方向に)、型枠Fの高さ方向に対して所定角度(例えば、θ=45°)傾斜して、型枠Fの上面F1よりも上方の位置から下方に延びている。挿入体712の下端部は外筒部711の下端部よりも軸方向下方に突出すると共に、型枠Fの下端部近傍に位置している。挿入体712は、金属材料などの弾性を有する材料から構成されることが好ましい。
図6(b)は挿入体712の下端部が外筒部711内に挿入される前の状態を表す概略図である。挿入体712の下端部には、その下方先端を始点として軸方向上方に切欠かれた複数の溝部712aが形成されている。この溝部712aにより、挿入体712の下端部は複数の片部712bに分割されている。本実施形態では、二つの溝部712aが軸対称に形成されており、これにより、二つの片部712bが形成されている。二つの片部712b間の間隔は、片部712bが外筒部711内に挿入される前の状態において、外筒部711の内径よりも大きくなるよう広げられている。なお、片部712bが3つ以上存在するときには、いずれか二つの片部712b間の間隔が外筒部711の内径よりも大きくなるよう広げられていればよい。
挿入体712の上端部には、外筒部711の上端部よりも軸方向上方に位置し、かつ、外筒部711の内径よりも大径の操作部712cが形成されている。
図6(c)は挿入体712の下端部が外筒部711内に挿入された後の状態を表す概略図である。作業者が挿入体712を外筒部711から引き抜くよう操作すると、片部712bが外筒部711内に挿入される際に、図6(c)に示すように、片部712bは外筒部711からの力によって強制的に縮径される。この状態において、片部712bは、その弾性により径方向外側へ広がろうとして外筒部711に対して力を及ぼす。この力により挿入体712はそれ以上軸方向へ移動することができないようになっている。そのため、作業者が挿入体712から手を離しても、挿入体712は外筒部711の所定の位置で保持されたままとなる。なお、この状態から挿入体712を軸方向下方へ移動させるには、挿入体712の操作部712cを叩くなどして、挿入体712に衝撃を与えるようにすればよい。
ロック部材73は、本実施形態では、フレーム2に取り付けられたナット731と、連結部72およびフレーム2に形成された開口部に挿入されると共に、ナット731に螺合されるボルト732と、から構成されている。ボルト732を締め付けることにより、連結部72がフレーム2に押圧され、偏向部材71(外筒部711および挿入体712)は型枠Fの高さ方向に対して所定角度傾斜した状態でフレーム2に固定される(ロック状態)。ロック状態では、偏向部材71はその傾斜角度を変更することができない。そして、ボルト732を緩めると偏向部材71はフレーム2に対して回転可能になり、型枠Fの高さ方向に対する偏向部材71の角度を任意に変更することができるようになる(アンロック状態)。前記の通り、装置1の使用時における偏向部材71の傾斜角度は、シートSの長さ方向が型枠Fの長さ方向と略平行になるよう選択される。装置1の非使用時には、図6(a)の二点鎖線で示すように、偏向部材71の軸方向が左右方向と略平行になるよう、偏向部材71を収納することもできる。これにより、装置1の持ち運びが容易になると共に、保管スペースを省スペース化することができる。
<1−7.引張装置>
以下では、装置1を使用して型枠FにシートSを設置する際に、装置1と共に使用される引張装置1000について説明する。引張装置1000は、シートSを保持させた状態で、型枠Fの長さ方向に移動させることにより、シートSを引っ張るための装置である。図7(a)は引張装置1000の斜視図であり、図7(b)は引張装置1000の分解斜視図である。以下では、図7(a)の上、下、右下、左上、左下および右上をそれぞれ引張装置1000の上、下、右、左、前および後として説明する。引張装置1000の上下方向、左右方向および前後方向はそれぞれ型枠Fの高さ方向、長さ方向および厚み方向と略平行であるため、引張装置1000の上下方向、左右方向および前後方向をそれぞれ型枠Fの高さ方向、長さ方向および厚み方向と表記することもある。
引張装置1000は、フレーム1010と、把手部材1020と、シート保持手段1030と、を備えている。フレーム1010は、左右方向に所定間隔あけて配置された二つのフレーム本体1011と、二つのフレーム本体1011を接続する接続部1012と、フレーム本体1011の下端部に形成された脚部1013と、接続部1012に一体的に接続された上方取付部1014と、上方取付部1014と所定間隔あけて下方に配置された下方取付部1015と、を備えている。脚部1013は、フレーム本体1011の下端部から左右方向外側に延びると共に型枠Fの上面F1上に載置される平坦な部分と、その平坦な部分の左右方向外側に一体的に接続され、上方へ向けて傾斜する部分と、から構成されている。上方取付部1014および下方取付部1015には、シート保持手段1030が取り付けられる。
把手部材1020は、フレーム1010の上部に設けられており、両端部がそれぞれフレーム1010に固定されている。
シート保持手段1030は、上下方向に延びるカバー1031と、上下方向に延びるシャフト1032と、シャフト1032の外周に取り付けられた円筒状の抵抗部材1033と、を備えている。シャフト1032および抵抗部材1033は、カバー1031によって覆われている。後述するように、カバー1031とシャフト1032(抵抗部材1033)との間にはシートSが挟持される。
上方取付部材1014には、開口部1016が形成されており、カバー1031の上部は開口部1016に挿入される。下方取付部1015には、上方に向けて延びる規制部1017が形成されており、カバー1031の下部は下方取付部1015上に載置されると共に、規制部1017と抵抗部材1033との間に配置される。カバー1031は、シャフト1032から離れる方向に向けて屈曲または湾曲された部材から構成されており、本実施形態では平面視において三角形状となるよう屈曲されたアングル部材により構成されている。
シャフト1032は円筒状部材または円柱状部材から構成されており、シャフト1032の両端部はそれぞれ上方取付部材1014および下方取付部材1015に例えば溶接などによって固定されている。抵抗部材1033は、シートSとの摩擦力を向上させるためにシャフト1032に回転不能に取り付けられている。抵抗部材1033の材質はシートSとの摩擦力を高めることができれば特に限定されないが、例えばゴムなどを使用することができる。なお、抵抗部材1033は必要に応じて設けるものとし、抵抗部材1033を設けない構成も可能である。
抵抗部材1033の外周面(抵抗部材1033を設けない場合には、シャフト1032の外周面)とカバー1031の内面との間の間隔はシートSの厚み以下に設定され、本実施形態では、抵抗部材1033の外周面とカバー1031の内面とは当接している。
図8(a)は引張装置1000の使用状態を表す斜視図であり、図8(b)は図8(a)のVIIIb−VIIIb線断面図である。シートSを引張装置1000に取り付ける手順としては、まずカバー1031をフレーム1010から外し、その後、抵抗部材1033にシートSを被せ、そしてカバー1031を再度フレーム1010に取り付ける。これにより、図8(b)に示すように、シートSは、抵抗部材1033とカバー1031とによって挟持され、引張装置1000に対して固定される。シートSが引張装置1000に固定されると、シートSは引張装置1000に対して移動しないため、引張装置1000を型枠Fの長さ方向に移動させると、シートSは引張装置1000と共に移動する。
<1−8.使用方法および効果>
以下では、住宅のコンクリート基礎用型枠Fに、装置1を使用してシートSを設置する方法を説明する。さらに、本発明の作用効果についても説明する。
まず、装置1を使用する前に、型枠Fに対して行う準備工程について説明する。図9(a)では、所定の角度(0°および180°を除く角度であり、図9(a)では約90°)で交差するよう連結された二つの型枠Fを示している。なお、図9(a)では、二つの型枠Fにそれぞれ対向する型枠および鉄筋は省略されている。図9(a)に示すように、型枠Fの内壁面F2にシートSを設置する前に、型枠Fの内壁面F2側の角部をカバー部材1100によってあらかじめ覆っておくことが好ましい。カバー部材1100は、型枠Fの角部の角度と略同じ角度を有するアングル部材により構成されている。カバー部材1100は、平滑な表面を有しており、カバー部材1100の角部は尖っておらず、角丸状に形成されている。型枠Fの角部をカバー部材1100で覆うことにより、型枠Fの角部にシートSが引っ掛かって、シートSが破れたり、シートSをスムーズに移動させることができなくなったりすることを防ぐことができる。
図9(b)は、型枠F間に配置された鉄筋R(縦筋R1、横筋R2)をカバー部材1200で覆った状態を表している。なお、図9(b)では、型枠Fは省略されている。カバー部材1200は、所定間隔あけて配置された水平に延びる二つの脚部1210と、脚部1210の端部から立設するカバー本体1220と、を備えている。カバー本体1220は、平面視において三角形状の先端部と、先端部に一体的に接続されると共に、二つの脚部1210の前端部からそれぞれ立設する互いに平行な側壁部と、を備えている。
図9(b)に示すように、鉄筋Rの先端は、カバー本体1220の先端部と側壁部とによって形成される空間内に収容される。このとき、二つの脚部1210の間に縦筋R1が位置するようカバー部材1200を配置することにより、カバー部材1200が水平面内で回転したとしても脚部1210が縦筋R1に当接するため、カバー部材1200の回転が規制される。これにより、カバー部材1200が鉄筋Rから外れてしまうことを防止することができる。なお、カバー部材1200は、上下逆さまにして、すなわち、脚部1210が上になるようにして使用することもできる。
鉄筋Rの先端をカバー部材1200で覆うことにより、シートSが鉄筋Rの先端に引っ掛かることによって、シートSが破れたり、シートSをスムーズに移動させることができなくなったりすることを防ぐこができる。特に、間仕切り基礎を施工するための型枠Fは鉄筋Rを囲むようにして配置されているため、その型枠Fの内壁面F2にシートSを設置する場合には、鉄筋Rの周囲を回るようにしてシートSを設置する必要がある。そのため、シートSが鉄筋Rの先端に引っ掛かりやすくなるが、鉄筋Rの先端をカバー部材1200で覆うことにより、シートSの鉄筋Rへの引っ掛かりを防止することができる。
次に、図1から図8および図10を参照して、装置1の使用方法および効果について説明する。図10(a)は装置1および引張装置1000を使用して型枠FにシートSを設置している状態を表す斜視図であり、図10(b)はシートS設置後の型枠Fを表す斜視図である。図10(b)では、二つの型枠Fにそれぞれ対向する型枠は省略されている。
固定手段4の第一挟持部材41と第二挟持部材42との間に型枠Fが位置するよう装置1を取り付ける。押圧部材44を締め付け、第一挟持部材41と第二挟持部材42とによって型枠Fを挟持することにより装置1を型枠Fに固定する。これにより、装置1は型枠Fに対して移動不能になる。第二挟持部材42は型枠Fの厚み方向におけるその位置を変更可能に構成されているため、装置1を、様々な厚みの型枠Fに取り付けることが可能になる。また、第二挟持部材42の下方には、第一挟持部材41から離れる方向に傾斜する傾斜部422が形成されているため、装置1を型枠Fの上方から下ろして、第一挟持部材41と第二挟持部材42とによって型枠Fを挟み込む操作が行いやすくなる。
シートロール保持部材5をフレーム2から引き抜いた後、シートロールSRを二つのフレーム2間に配置すると共に、シートロール保持部材5をフレーム2の開口部23およびシートロールSRの中心部に挿入し、シートロールSRを装置1に取り付ける。シートロールSRは、型枠Fよりも上方の位置でシートロール保持部材5によって保持される。シートロール保持部材5はフレーム2に着脱可能であるため、シートロールSRの取り付けおよび交換を容易に行うことができる。また、型枠Fの上方の空間には障害物が存在しないため、シートロールSRを型枠Fよりも上方の位置で保持することにより、シートロールSRが障害物と干渉することがない。そのため、シートロールSRをスムーズに回転させることができる。さらに、直径が大きいシートロールSRであっても使用することができる。
上方ガイド部材61を持ち上げ、シートロールSRから引き出したシートSを上方ガイド部材61と下方ガイド部材62との間に通す。その後、上方ガイド部材61を下げ、上方ガイド部材61と下方ガイド部材62とにより、シートSを挟持する。上方ガイド部材61は上下方向に移動可能であるため、上方ガイド部材61と下方ガイド部材62との間にシートSを挟む操作が行いやすくなっている。
シートSを型枠Fと偏向部材71との間に通すと共に、シートSを偏向部材71に巻き付けるように方向転換させる(折り返す)。このとき、偏向されたシートSの長さ方向は、型枠Fの長さ方向と略平行となっている。偏向部材71は、型枠Fの高さ方向に対する角度を変更可能に構成されているため、型枠Fの高さやシートSの幅などに応じて適宜その角度を調節することができる。また、偏向部材71は、挿入体712を軸方向上方へ引き抜くことによって、挿入体712を外筒部711内に保持することができるようになっている。そのため、型枠Fの高さがそれほど高くない場合など、挿入体712を使用する必要がない場合に、邪魔にならないよう挿入体712を収納することができる。
シートSをさらに引き出し、シートSの先端を型枠Fに設置された引張装置1000のカバー1031と抵抗部材1033との間に挟む。引張装置1000の脚部1013を型枠Fの上面F1に当接させながら上面F1上を滑らせるようにして、引張装置1000を型枠Fの長さ方向に移動させる(図10(a)では引張装置1000の移動方向を矢印で記載しており、引張装置1000は左方向に移動される)。このとき、脚部1013の左右方向外側は上方へ向けて傾斜しているため、引張装置1000の移動中に、脚部1013が型枠Fの上面F1に引っ掛かることが少なくなる。
引張装置1000の移動に伴い、シートロールSRが回転して、シートSが順次シートロールSRから引き出される。シートSは回転するガイド部材6により、スムーズに偏向部材71に案内される。また、シートSは、上方ガイド部材61と下方ガイド部材62との間に挟持されているため、シートSとガイド部材6との間の摩擦力により、シートSの引き出される速度が適度に緩和される。そのため、シートSが勢いよく引っ張られ、それによりシートロールSRが高速回転してシートSが不必要に大量に引き出される現象を抑えることができる。
型枠Fの角部に到達したら、引張装置1000をもう一方の型枠Fに移動させ、同様に引張装置1000を型枠Fの長さ方向に移動させる。もう一方の型枠FへのシートSの設置が終了したら、引張装置1000からシートSを外すと共に、引張装置1000によって保持されていたシートSを型枠Fに固定する。シートSの固定方法は特に限定されないが、例えば、クリップなど挟持部材、片面粘着テープ若しくは両面粘着テープなどの接着部材または永久磁石(型枠Fが磁性材料製の場合)などを使用して型枠Fに固定する方法が挙げられる。シートSが型枠Fに静電気などによって自発的に付着する場合には、これらの部材を使用する必要はない。装置1側の任意の位置でシートSを切断し、シートSを同様に型枠Fに固定する。なお、引張装置1000は必要に応じて使用されるものであり、引張装置1000を使用せず、作業者自身がシートSの先端を掴んで引っ張るようにしてもよい。
その後、型枠F間にコンクリートを打設することにより、シートSが表面に一体化されたコンクリート基礎が施工される。
なお、シートSは、図10(b)に示すように、型枠Fの上面F1よりも上方にはみ出て設置されることが好ましく、このはみ出た部分の長さは、型枠Fの厚みよりも大きいことが好ましい。本実施形態では、偏向部材71は型枠Fの上面F1よりも上方の位置から下方に向けて延びているため、シートSが型枠Fの上面F1よりも上方にはみ出した状態で設置することができる。シートSの、型枠Fの上面F1よりもはみ出た部分は、型枠Fの外壁面F3側に向けて折り返され、型枠Fの上面F1はシートSによって覆われる。これにより、一対の型枠F間にコンクリートを流し込んだときに、型枠FとシートSとの間にコンクリートが入り込んでしまうことを防止することができる。さらには、型枠Fの上面F1にコンクリートが付着することを防止することもできる。
上記の通り、本発明の装置1では、装置1を型枠Fに固定しておき、引張装置1000を使用して、または、作業者自身によってシートSを引っ張れば、シートロールSRが回転して順次シートSが引き出されるため、一人の作業者でも簡単に型枠Fの内壁面F2にシートSを設置することが可能になる。
<2.第二実施形態>
図11および図12を参照して、本発明の第二実施形態について説明する。第一実施形態の装置1は型枠Fに移動不能に固定されて使用されるが、第二実施形態のシート設置装置11(以下、単に「装置11」と表記する)は、装置11自体を型枠Fに対して移動させることにより、型枠Fの内壁面F2にシートSを設置する。以下では、第一実施形態との相違点を中心に説明し、第一実施形態で既に説明した部材については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図11は、第二実施形態の装置11の斜視図である。図12(a)は装置11の下部の右側面図であり、図12(b)は装置11の下部の正面図である。装置11は、装置1と異なり、移動手段8、規制手段9および転倒防止手段10を備えているが、固定手段4は備えていない。なお、図12(a)では転倒防止手段10は省略されている。
<2−1.移動手段>
図11および図12(a)を参照して、移動手段8について説明する。フレーム2の下部には、装置11を型枠Fの長さ方向に移動可能に型枠Fに取り付ける移動手段8が設けられている。移動手段8は、前後方向(型枠の厚み方向)に所定間隔あけて配置された少なくとも二つの移動ローラ81と、移動ローラ81を回転可能にフレーム2に軸支する軸部材82と、を備えている。各移動ローラ81は永久磁石から成り、前後方向における二つの移動ローラ81は、永久磁石の反発力によって互いに所定間隔あけて配置されている。作業者が装置11を型枠Fの長さ方向に移動させようと力を加えると、移動ローラ81は型枠Fの上面F1に当接しながら型枠Fの長さ方向に回転移動する。
なお、移動ローラ81はその全体が永久磁石によって構成されている必要はなく、少なくとも一部が永久磁石によって構成されていればよい。また、移動ローラ81は永久磁石以外の材料で構成されていてもよい。
<2−2.規制手段>
フレーム2の下部には、装置11が型枠Fの厚み方向へ移動することを規制する規制手段9が設けられている。規制手段9の構成は、固定手段4と同一であるためその説明を省略する。また、図12(a)において規制手段9を構成する各部材の符号は、固定手段4を構成する各部材の符号と同一の符号を付している。規制手段9の第一挟持部材41および第二挟持部材42を型枠Fに軽く当接させるか、または、第一挟持部材41および第二挟持部材42を型枠Fとわずかな隙間をあけて配置させることにより、装置11は型枠Fに固定されず、型枠Fの長さ方向に移動させることができる。
<2−3.転倒防止手段>
図11および図12(b)を参照して、装置11の移動時の転倒を防止する転倒防止手段10について説明する。転倒防止手段10は、フレーム2の左右方向端部よりも外側下方に突出する部材により構成されている。具体的には、転倒防止手段10は、フレーム2の左右方向端部から左右方向外側下方に傾斜して延びる下方傾斜部101と、下方傾斜部101に一体的に接続された屈曲部102と、屈曲部102に一体的に接続され、斜め上方へ向けて延びる上方傾斜部103と、を備えている。なお、本実施形態では、図12(b)に示すように、屈曲部102は型枠Fの上面F1に当接しているが、屈曲部102は型枠Fの上面F1よりも上方に位置していてもよい。
<2−4.使用方法および効果>
第一実施形態と同様に、住宅のコンクリート基礎用型枠Fに、第二実施形態の装置11を使用してシートSを設置する方法を図13を参照して説明する。図13は装置11を使用して型枠FにシートSを設置している状態を表す斜視図であり、装置11の移動方向が矢印にて示されている(図13では、装置11は右方向へ移動される)。以下では、第一実施形態の装置1の使用方法および効果と同一の内容については適宜省略し、相違点を中心として説明する。
装置11を型枠Fの上面F1上に載置する。移動手段8の移動ローラ81は型枠Fの上面F1上に載置される。規制手段9の第一挟持部材41および第二挟持部材42をそれぞれ型枠Fの内壁面F2および外壁面F3に軽く当接させるか、または、型枠Fの内壁面F2および外壁面F3とわずかな隙間をあけて配置させる。
シートロールSRをシート保持部材5に取り付ける。シートロールSRからシートSを引き出し、引き出されたシートSを上方ガイド部材61と下方ガイド部材62との間に通し、偏向部材71に巻き付けシートSの方向を偏向させる。シートSの先端を型枠Fに固定する。シートSの固定方法は、第一実施形態で既に説明した方法を使用することができる。
作業者が把手部材3を掴んで装置11を型枠Fに長さ方向に移動させる。装置11の移動に伴って、シートロールSRが回転して、シートSが順次シートロールSRから引き出される。
装置11では、移動手段8が型枠の長さ方向に回転移動する移動ローラ81を備えているため、作業者は装置11を型枠Fの長さ方向に容易に移動させることができる。移動ローラ81は型枠Fの厚み方向に所定間隔あけて複数設けられているため、装置11を型枠Fの上面F1上で安定して移動させることができる。移動ローラ81は永久磁石により構成されているため、型枠Fが磁性材料製の場合には、型枠Fと移動ローラ81とが磁力により引き付け合う。これにより、移動ローラ81が型枠Fに密着すると共に、装置11が型枠Fから外れ難くなり、装置11を型枠Fの上面F1上で安定して移動させることができる。
装置11に規制手段9が設けられていることにより、装置11が型枠Fの厚み方向へ移動したり倒れたりしてしまうことを防止することができる。また、規制手段9の第二挟持部材42は、型枠Fの厚み方向においてその位置を変更可能に構成されているため、様々な厚みの型枠Fに対応することができる。
装置11に転倒防止手段10が設けられていることにより、装置11が型枠Fの長さ方向へ転倒してしまうことを防止することができる。
第一実施形態と同様に、装置11側の任意の位置でシートSを切断し、型枠Fに固定する。そして、一対の型枠F間にコンクリートを打設する。
上記の通り、本発明の装置11では、シートSを型枠Fに固定しておき、作業者が装置11を移動させれば、シートロールSRが回転して順次シートSが引き出されるため、一人の作業者でも簡単に型枠Fの内壁面F2にシートSを設置することが可能になる。
<3.変形例>
以下では、装置1、11の変形例について説明する。なお、第一実施形態および第二実施形態で既に説明した部材については同一の符号を付して、その説明を省略する。
第一実施形態および第二実施形態では、装置1、11を型枠Fに取り付けて使用する形態について説明したが、装置1、11は型枠Fに取り付けて使用する形態に限定されず、例えば、地面に設置して使用する形態であってもよい。
<3−1.フレームの変形例>
図14(a)および図14(b)はフレーム2の変形例を表す斜視図である。二つのフレーム2のうち左側のフレーム2(シートロール保持部材5のストッパ部52が当接しないほうのフレーム)は、上方フレーム26と、軸部材27と、下方フレーム28と、から構成されていてもよい。上方フレーム26は軸部材27によって上下方向に旋回可能に下方フレーム28に接続されている。この実施形態では、シートロール保持部材5を保持するための開口部23は上方フレーム26に形成されており、ガイド部材6を保持するための開口部24、25(図示しない)は下方フレーム28に形成されている。図14(b)に示すように、上方フレーム26を下方に向けて旋回することにより、シートロール保持部材5の端部から上方フレーム26を取り外すことができる。これにより、左側にシートロールSRを引き抜くことができるようになる。上方フレーム26が下方に旋回した状態でも上方フレーム26は軸部材27によって下方フレーム28に接続されたままの状態であるため、上方フレーム26をシートロール保持部材5の端部に容易に再度取り付けることができる。
<3−2.固定手段の変形例>
第二挟持部材42の代わりに第一挟持部材41を型枠Fの厚み方向へ移動可能としてもよく、または、第一挟持部材41および第二挟持部材42の両方を型枠Fの厚み方向へ移動可能としてもよい。第一挟持部材41を型枠Fの厚み方向へ移動可能とする構成は、第二挟持部材42を型枠Fの厚み方向へ移動可能とする構成と同様の構成を採用することができる。また、第一挟持部材41の当接部411の下部にも、当接部411に一体的に接続され、かつ、第二挟持部材42(および型枠F)から離れる方向に傾斜する傾斜部が設けられていてもよい。
第一挟持部材41の当接部411および/または第二挟持部材42の当接部421および/または押圧部材44は、少なくともその一部が永久磁石によって構成されていてもよく、あるいは、それらの部材には永久磁石が取り付けられていてもよい。これにより、型枠Fが磁性材料製の場合には、第一挟持部材41および第二挟持部材42を型枠Fに密着させることができるため、より強固に型枠Fを挟持することができる。なお、第一挟持部材41の当接部411および/または第二挟持部材42の当接部421の少なくとも一部を永久磁石で構成する場合、または、それらの部材に永久磁石を取り付ける場合には、必ずしも押圧部材44を設ける必要はない。
型枠Fの厚み方向から型枠Fを挟持するのではなく、型枠Fの上面F1を上下方向から挟持するようにしてもよい。
<3−3.シートロール保持部材の変形例>
シートロール保持部材5は、固定部材によってフレーム2に着脱可能に固定されていてもよい。例えば、フレーム2とストッパ部52に、内周面に雌ネジが形成された開口部をそれぞれ設け、それらの開口部にボルトを螺合することにより、フレーム2とストッパ部52とを着脱可能に固定することができる。また、フレーム2が磁性材料製である場合には、ストッパ部52の少なくとも一部を永久磁石で構成するか、または、ストッパ部52に永久磁石を取り付けることにより、ストッパ部52をフレーム2に着脱可能に固定することができる。このような構成とすることにより、使用時にシートロール保持部材5の軸方向への移動を抑えることができる。
シートロールSRは、その軸方向が型枠Fの長さ方向と略平行になるよう保持される形態に限定されず、例えば、軸方向が型枠Fの高さ方向と略平行または型枠Fの高さ方向に対して所定角度傾斜した状態で保持される形態でもよい。これに合わせて、シートロール保持部材5は、保持部51が型枠Fの高さ方向に延びるよう、または、型枠Fの高さ方向に対して所定角度傾斜して延びるよう、構成されていてもよい。
図15は、シートロール保持部材5の変形例を表す正面図である。シートロール保持部材5は、シートロールSRの中心部を通る一本の部材から構成するのではなく、図15に示すように、シートロールSRの両端部をそれぞれ保持する互いに離間した二つのシートロール保持部材5から構成されていてもよい。この場合、シートロール保持部材5の保持部51は、シートロールSRの軸方向全長を保持するのではなく、シートロールSRの端部のみを保持する。また、二つのシートロール保持部材5は、その両方がフレーム2から着脱可能であってもよく、または、一方はフレーム2から着脱可能であるが他方はフレーム2に着脱不能に固定されていてもよい。
<3−4.偏向手段の変形例>
偏向部材71は、外筒部711と挿入体712の二つの部材によって構成するのではなく、一つの部材によって構成されていてもよい。
偏向部材71は、軸方向に所定間隔あけて形成された複数の開口部を有する外筒部711と、少なくとも一つの開口部を有する挿入体712と、それらの開口部に挿入されるピンなどの連結部材と、から構成されていてもよい。外筒部711の開口部と挿入体712の開口部とを整合させた状態で連結部材をそれらの開口部に挿入することにより、外筒部711と挿入体712とは軸方向に相対移動不能に連結される。外筒部711の開口部は軸方向に複数形成されているため、外筒部711の開口部と挿入体712の開口部との整合位置を変えることにより、偏向部材71の長さを調節することが可能になる。なお、外筒部711に少なくとも一つの開口部を形成し、挿入体712に軸方向に所定間隔あけて複数の開口部を形成するようにしてもよい。
<3−5.移動手段の変形例>
移動手段8は、移動ローラ81および軸部材82を設けず、フレーム2の下部に設けられた脚部21によって構成されていてもよい。この場合、転倒防止手段10も設けられない。装置11は、脚部21を型枠Fの上面F1に当接させながら上面F1上を滑らせるようにして、型枠Fの長さ方向に移動させることができる。脚部21の左右方向外側は上方に向けて傾斜しているため、装置11の移動中に、脚部21が型枠Fの上面F1に引っ掛かることが少なくなる。
図16は移動手段8の変形例を表す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のXVIb−XVIb線断面図である。型枠Fの上面F1上を回転移動する移動ローラ81に代えて、または、移動ローラ81に加えて、移動手段8は型枠Fの内壁面F2および/または外壁面F3に当接しながら回転する移動ローラ83を備えていてもよい。
移動ローラ83は、フレーム2の後端から後方に延びる保持部材84に取り付けられた軸部材85に回転可能に軸支されている。保持部材84には前後方向に延びる長穴状の開口部841が形成されている。軸部材85は、開口部841内に挿入されると共に、移動ローラ83が取り付けられる軸部材本体851と、軸部材本体851の上部に形成された上方鍔部852と、軸部材本体851の下部に形成された下方鍔部853と、を備えている。上方鍔部852は保持部材84よりも上方に形成されると共に、開口部841の幅(左右方向の長さ)よりも大径に構成されている。そのため、上方鍔部852が保持部材84に引っ掛かることにより、軸部材85は保持部材84に吊り下げられた状態で保持されている。軸部材85は長穴状の開口部841に沿って移動可能であり、これにより様々な厚みの型枠Fに対応することができる。
型枠Fが磁性材料製の場合には、移動ローラ83は少なくともその一部が永久磁石によって構成されていることが好ましい。これにより、移動ローラ83と型枠Fとが引きつけ合うため、移動ローラ83を型枠Fに密着させることができ、装置11を安定して移動させることができる。
なお、軸部材85は保持部材84に対して移動不能であってもよい。また、上方鍔部852および下方鍔部853の少なくとも一方は軸部材本体851に着脱可能であってもよい。
<3−6.規制手段の変形例>
固定手段4と同様、規制手段9においても、第二挟持部材42の代わりに第一挟持部材41を型枠Fの厚み方向へ移動可能としてもよく、または、第一挟持部材41および第二挟持部材42の両方を型枠の厚み方向へ移動可能としてもよい。第一挟持部材41を型枠Fの厚み方向へ移動可能とする構成は、第二挟持部材42を型枠Fの厚み方向へ移動可能とする構成と同様の構成を採用することができる。
第一挟持部材41および第二挟持部材42のいずれも型枠Fの厚み方向へ移動不能とすることも可能である。この場合、第二挟持部材42は第一挟持部材41のようにフレーム2に一体的に形成されることが好ましい。
規制手段9の第一挟持部材41および第二挟持部材42は、両方設ける必要はなく、一方のみであってもよい。この場合、作業者は、第一挟持部材41または第二挟持部材42を型枠Fの内壁面F2または外壁面F3に当接させながら(押し付けながら)装置11を移動させることにより、装置11が型枠Fの厚み方向へ移動してしまうことを防止することができる。
1、11 シート設置装置
2 フレーム
3 把手部材
4 固定手段
41 第一挟持部材
42 第二挟持部材
44 押圧部材
5 シートロール保持部材
6 ガイド部材
7 偏向手段
71 偏向部材
73 ロック部材
8 移動手段
81 移動ローラ
9 規制手段
F 型枠
F1 型枠の上面
F2 型枠の内壁面
F3 型枠の外壁面
SR シートロール
S シート

Claims (19)

  1. コンクリート構造物を製造する際に使用される型枠の壁面にシートを設置するためのシート設置装置であって、
    フレームと、
    前記フレームに設けられ、シートがロール状に巻回されたシートロールを回転可能に保持するシートロール保持部材と、
    シートロールから引き出されたシートの長さ方向が前記型枠の長さ方向と略平行になるよう、前記シートの方向を偏向する偏向手段と、
    を備える、
    シート設置装置。
  2. 前記偏向手段は、前記型枠の前記壁面に対向すると共に、前記シートを巻き付けて当該シートの方向を偏向する偏向部材を備える、
    請求項に記載のシート設置装置。
  3. 前記偏向部材は、前記型枠の高さ方向に対して傾斜して延びている、
    請求項に記載のシート設置装置。
  4. 前記偏向手段は、前記型枠の高さ方向に対して所定の角度で前記偏向部材を保持するロック状態と、前記型枠の高さ方向に対する前記偏向部材の角度を変更可能とするアンロック状態とに切り替え可能なロック部材をさらに備える、
    請求項またはに記載のシート設置装置。
  5. シートロールから引き出されたシートを前記偏向手段に向けてガイドするガイド部材をさらに備える、
    請求項1からのいずれか1項に記載のシート設置装置。
  6. 前記ガイド部材は、隣接して複数設けられており、
    前記ガイド部材間には前記シートが挟持される、
    請求項に記載のシート設置装置。
  7. 前記ガイド部材は、回転可能なガイドローラからなる、
    請求項またはに記載のシート設置装置。
  8. 前記シート設置装置を前記型枠に移動不能に固定する固定手段をさらに備える、
    請求項1からのいずれか1項に記載のシート設置装置。
  9. 前記固定手段は、前記型枠を挟持する第一挟持部材および第二挟持部材を備える、
    請求項に記載のシート設置装置。
  10. 前記第一挟持部材および前記第二挟持部材は、前記型枠を当該型枠の厚み方向から挟持し、
    前記第一挟持部材および前記第二挟持部材の少なくとも一方は、前記型枠の厚み方向において、その位置が変更可能である、
    請求項に記載のシート設置装置。
  11. 前記固定手段は、前記型枠の厚み方向に位置が変更可能である前記第一挟持部材および前記第二挟持部材の少なくとも一方を前記型枠に向けて押圧する押圧部材をさらに備える、
    請求項10に記載のシート設置装置。
  12. 前記シート設置装置を前記型枠の長さ方向に移動可能に取り付ける移動手段をさらに備える、
    請求項1からのいずれか1項に記載のシート設置装置。
  13. 前記移動手段は、前記型枠に当接しながら前記型枠の長さ方向に回転移動する移動ローラを備える、
    請求項12に記載のシート設置装置。
  14. 前記移動ローラは、前記型枠の厚み方向に所定間隔あけて複数設けられると共に、前記型枠の上面に当接しながら回転する、
    請求項13に記載のシート設置装置。
  15. 前記シート設置装置は、磁性材料製の型枠に対して使用され、
    前記移動ローラは、その少なくとも一部が永久磁石により構成されている、
    請求項13または14に記載のシート設置装置。
  16. 前記シート設置装置が前記型枠の厚み方向へ移動することを規制する規制手段をさらに備える、
    請求項12から15のいずれか1項に記載のシート設置装置。
  17. 前記規制手段は、前記型枠の厚み方向において、その位置が変更可能である、
    請求項16に記載のシート設置装置。
  18. 前記シートロール保持部材は、前記型枠の上面よりも上方の位置で前記フレームに保持されている、
    請求項1から17のいずれか1項に記載のシート設置装置。
  19. 前記シートロール保持部材は、前記フレームに着脱可能に保持されている、
    請求項1から18のいずれか1項に記載のシート設置装置。
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