JP2005160528A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数の増加や制御系の負担を増大させることなく、大役の権利行使時に特別演出を実行するか否かを決める通常遊技の所定回数の設定を、遊技者の技術介入の要素を取り入れることで、遊技意欲を満足させる。
【解決手段】 ビッグボーナス(BB)の権利行使後の30回の通常遊技を、キャラクタ獲得ゲームとして設定し、この間の小役(リプレイ)の内部当選、かつ権利行使によって、キャラクタカードを1個獲得するようにしたため、通常遊技とは別にキャラクタ獲得ゲームが実行されるのではなく、通常遊技と並行してキャラクタ獲得ゲームを進行させることができるため、本来の遊技の時間を減らしてしまうような不具合がなく、結果として遊技者に不利益が被ることがない。
【選択図】 図4

Description

本発明は、メダル、コイン、遊技球等を遊技媒体として使用するスロットマシン等の遊技機に関するものである。さらに、詳しくは、例えば、遊技媒体を投入し、遊技者の始動操作によって再遊技を含む複数の小役、並びに大役の内部抽選が実行されると共に、複数列の図柄変動が開始され、遊技者の停止操作に基づいて前記変動する図柄を停止させる通常遊技において、前記停止した図柄の配列によって当該通常遊技の前記内部抽選結果を報知、並びに内部抽選における当選の権利行使として、前記当選役が小役の場合には当該小役に予め設定した配当を行い、前記当選役が大役の場合には所定期間、前記小役の当選を飛躍的に増大させ短期間で多くの配当を受けることが可能な回胴式遊技機等の遊技機に適用して好適な遊技機に関するものである。
従来より、遊技機、特にパチスロ機では、所定枚数のメダルを投入し、始動レバーを操作することで、抽選を実行し、周面に複数の図柄が表示された複数列(通常3列)の図柄変動リール(表示装置)を回転させるようにしている。
始動レバーによって回転を開始した図柄変動リールは、それぞれに対応して設けられた停止ボタンを操作することで、ほぼ遊技者の意図する時期に停止させることができる。
ここで、前記始動レバーの操作時に、内部抽選が実行され当たり/外れが決められており、遊技者が停止ボタンにより各図柄変動リールの停止操作を行い、当該内部抽選に当選している場合に、当該当選に対応する図柄が揃った時点で権利行使がなされる。
当たりには小役と大役とがあり、小役当選の権利行使は、予め設定された遊技媒体の配当が実行される(基本的には、当該遊技に投入した遊技媒体以上の配当)。また、小役には再遊技(リプレイ)を含んでおり、リプレイの際には、当該遊技のために投入した遊技媒体と同等の配当がなされたとして、再遊技の権利が与えられる。
一方、大役当選の権利行使は、上記通常遊技状態から所謂ボーナスゲーム(レギュラーボーナスとビッグボーナスとがある)と称される、所定期間の特別遊技状態に移行する。このボーナスゲームでは、小役(リプレイ図柄を含む)の当選確率が飛躍的に高まり、短期間で多くの遊技媒体を獲得することができる(レギュラーボーナス)。なお、前記レギュラーボーナスが複数回(3回)組み合わされて構成される特別遊技をビッグボーナスという(特許文献1参照)。
ところで、パチスロ機においては、ボーナスゲーム(特に、ビッグボーナス)の際、所謂小役の取りこぼしの可能性を秘めており、この取りこぼしの発生率によって、遊技者が獲得する遊技媒体の数が異なる。
このため、ビッグボーナスの成立の時期により、このビッグボーナスの権利行使中の取りこぼしを回避するためのアシストを演出によって行う(スーパービッグボーナス)仕様のパチスロ機が開発されている。以下、このような演出を特別演出という。
例えば、ある特定の機種では、ビッグボーナス終了後、100回のチャンスタイムゲーム中に、ビッグボーナスの内部当選(フラグ成立)すると、スーパービッグボーナスとなり、大役の権利行使の際に特別演出が実行される。また、他の機種では、ビッグボーナス終了後のチャンスタイムゲームが増減し、チャンスタイムでビッグボーナスが内部当選(フラグ成立)すると、スーパービッグボーナスとなり、大役の権利行使の際に特別演出が実行される。
このように、特別演出が実行されるスーパービッグボーナスとすることで、遊技者は、より多くの遊技媒体を獲得することができると共に、初心者、熟練者間の不公平さを解消することができる。
特開平11−290502号公報
しかしながら、従来のスーパービッグボーナスを得るためのチャンスタイムゲーム数が固定であるか、増減したとしても、遊技者の技術介入的要素がないため、スーパービッグボーナスを獲得したという達成感に乏しく、予め決められた演出の1つにすぎないと感じ、遊技意欲を減退させることになる。
このため、遊技者が介入可能なチャンスタイムゲームを通常の遊技とは別に搭載すれば、遊技者は自身の技術によってチャンスゲームを獲得したという感覚が増し、遊技意欲を高めることができるが、別途チャンスタイムゲーム機能を搭載するためには、遊技機自体の部品点数が増加するばかりでなく、制御系の複雑となり、遊技機の組立工数も増え、作業性が低下する。
本発明は上記事実を考慮し、部品点数の増加や制御系の負担を増大させることなく、大役の権利行使時に特別演出を実行するか否かを決める遊技の所定回数の設定を、遊技者による遊技操作の要素を取り入れることで、遊技意欲を満足させることができる遊技機を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技媒体の投入を受けて遊技可能となり、遊技者の始動操作に基づいて再遊技を含む複数の小役、並びに大役の抽選を行い、当該抽選により当選した役に対応する図柄が前記表示手段に表示された場合に当選した役を成立させ、当該成立した役が小役の場合には当該小役に予め設定した配当を行い、前記成立した役が大役の場合には所定期間前記小役の成立機会を飛躍的に増大させ遊技者に短期間で多くの配当を行う大役遊技の権利行使を可能とする遊技機であって、前記大役遊技の権利行使の際に、遊技者への配当が有利となるような特別演出を実行する特別演出実行制御手段と、前記特別演出実行制御手段による特別演出を実行するか否かを、所定回数の遊技の間で大役の抽選に当選するか否かによって判断する判断手段と、前記所定回数を、所定の役の取得により獲得する第1の所定回数及びこの第1の所定回数の遊技の間に成立した小役の数又は種類に応じて設定されている第2の所定回数とで設定する所定回数設定手段と、を有している。
請求項1に記載の発明によれば、特別演出実行制御手段において、大役遊技にかかる権利行使の際に、遊技者への配当が有利となるような特別演出を実行する。但し、この特別演出の実行には条件があり、当該大役が、所定回数の遊技で内部当選しなければならない(判断手段)。
所定回数設定手段では、大役等の所定の役の取得により獲得する第1の所定回数、例えば、前回の大役の権利行使直後から、予め定めた回数の遊技で内部当選し、かつ成立させた小役の数及び種類に応じて設定する第2の所定回数と共に所定回数を設定する。すなわち、遊技者による遊技操作のタイミングによって、所定回数の設定が変わるため、遊技者は、大役の権利行使が終了した直後の遊技であっても、遊技意欲が増大し、全般的に遊技の趣向性を高めることができる。
また、遊技の小役の成立如何を利用しているため、別途所定回数を設定するための機能を持つ必要がなく、部品点数の増加や制御系の負担を強いられることがない。
ここで、所定回数設定手段が、単に所定回数を設定するのではなく、所定回数を例えばキャラクタで表現し、このキャラクタを獲得するゲームとして実行する。遊技者の技量でキャラクタの獲得数が異なるため、遊技の趣向性を高めることができる。
また、このキャラクタ獲得ゲームは、通常遊技と兼用することで、通常の遊技を継続しながら、キャラクタ獲得ゲームを楽しむことができ、単調な遊技を解消することができる。
なお、小役の成立とは、小役に内部当選したときに当該小役に対応する図柄を揃えることをいい、小役の成立によりその小役に対応して予め定められた配当を受ける小役の権利行使が可能となる。図柄を揃えられない場合は、内部当選はしたが、権利行使はされない。従って、内部当選と、権利行使とは、全く異なる条件(1:1に対応していない)である。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記所定回数の遊技は、大役遊技の終了後に前記大役遊技とは異なる通常遊技として行われることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、第2の所定回数設定手段で設定される所定回数は大役遊技終了後の通常遊技として行われるので、遊技性をさらに高めることができる。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記所定回数の遊技の間、当該所定回数の遊技の期間である旨を報知する報知手段をさらに備えていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、遊技者は報知手段による報知がなされている間は、当選した大当たりが特別演出がつくことを期待して、より一層遊技に励むことができる。
以上説明した如く本発明では、部品点数の増加や制御系の負担を増大させることなく、大役の権利行使時に特別演出を実行するか否かを決める遊技の所定回数の設定を、遊技者による遊技操作の要素を取り入れることで、遊技意欲を満足させることができるという優れた効果を有する。
図1に示される如く、パチスロ機300は、本体302と、本体302の正面に設けられた開閉カバーとしての操作兼装飾部303と、で構成されている。
操作兼装飾部303は、上から装飾部304、操作部306、払出部310とに分類することができる。
装飾部304は、内部でバックライト部(図示省略)が点灯することで、印刷された絵や文字が透過照明される表示パネル部312が取り付けられている。また、装飾部304の一部として、前記装飾部304をアーチ状に囲む立体的な電飾部304Aも設けられている。
装飾部304の表示パネル部312の中央は、表示窓314とされている。表示窓314は、前記表示パネル部312と一体成型される透明領域で構成されている。
この表示窓314の内部には、3個のリール350A、350B、350Cを主要部として構成された図柄変動部316が配設されている。
また、表示窓314の下部には、メダル払出枚数を表示する7セグメント表示部315A、ジャックゲーム残回数や遊技状態の設定(6段階)表示等を行なう表示部315B、クレジット枚数を表示する7セグメント表示部315Cが設けられている。
操作部306は、その上部が手前に突き出ており、この突き出し部分の上面(テーブル306A)の右端部にはメダル投入部320が設けられ、また、上面左端部からは順にキャンセルボタン355、1枚ベットボタン352A、マックスベットボタン352Bが設けられている。また、突き出し部分の前面左端部からは、順に始動レバー354、停止ボタン356A、356B、356C等が設けられている。
払出部310は、メダル排出口326と、このメダル排出口326から排出されるメダルを受取る受け皿328とで構成されている。
3個のリール350A、350B、350Cは、回転することで図柄が順次前記表示窓314から見えるようになり、表示窓314の横並びの中央の行に停止した図柄が基本停止図柄ライン(有効ライン)となる。なお、この基本停止図柄は、1枚のメダルをベットした場合であり、最大1回のゲームで3枚のメダルをベットすることができ、この場合は、上行と下行に沿って停止している図柄、並びに2本の対角線上に停止している図柄が順次メダルの投資数に応じて組み合わせ停止図柄ライン(有効ライン)として採用されるようになっている。
前記停止ボタン356A、356B、356Cは、図柄変動部316下部に設けられており、各リール350A、350B、350Cに対応している。すなわち、対応するそれぞれのリール350A、350B、350Cの回転を遊技者による停止ボタン356A、356B、356Cの操作で停止させることができる。
また、この停止ボタン356A、356B、356Cの左側に設けられた始動レバー354を操作(傾倒)することで、各リール350A、350B、350Cが回転を開始するようになっている。なお、この回転は、通常は3個のリール350A、350B、350Cが同時に回転を開始するようになっている。
また、この始動レバー354による操作タイミングは、抽選のタイミングとなっており、始動レバー354の操作によって、当たり(役当選)/外れが決定するようになっている。
ここで、抽選が当たり(役当選)の場合は、フラグ成立となり、その後に当たり図柄が揃うと、権利行使可能となって、遊技者に有利な状態となる。なお、当たり(役当選)には大役(BB:ビッグボーナス、RB:レギュラーボーナス)と、小役とがあり、それぞれ遊技者に有利な状態の度合いが異なる。
図2には、上記パチスロ機300の動作を制御するための制御ブロック図が示されている。
パチスロ機300の制御系は、主制御部100を中心に構成されており、この主制御部100には、メダル検出部102、始動レバー354、リール350A、350B、350Cのそれぞれに対応する停止ボタン356A、356B、356C、MAXベットボタン352B、1枚ベットボタン352A、キャンセルボタン355、並びに図1では図示を省略したが、遊技を中止する際にクレジットしたるメダルを戻すための払い戻しボタン103(以下、総称する場合操作入力系という)が接続されている。
主制御部100では、前記各操作入力系からの入力に応じて、リール350A、350B、350C等の動作が制御される。すなわち、主制御部100には、左(L)、中(C)、右(R)用の各リールモータ106A、106B、106Cが接続されており、それぞれに左、中、右の各リール350A、350B、350Cが接続されている。
また、主制御部100には、表示制御部108とランプ制御部110とが接続され、表示制御部108では、前述した7セグメント表示部315A、表示部315B、7セグメント表示部315Cを含む表示装置群317の表示を制御すると共に、演出のために設けられた液晶表示装置(LCD)313の表示を制御する。また、ランプ制御部110では、電飾部304Aに内蔵されているランプ112等の点灯を制御する。さらに、主制御部100には、音声制御部114が接続され、スピーカ305L、305Rからの音声(効果音)出力を制御する。
また、主制御部100には、払出制御部150が接続され、払出装置152を制御することで、装置内部に設けられたホッパー(図示省略)からメダルを受け皿328へ向けて払い出すようになっている。
なお、本実施の形態では、表示制御部108、ランプ制御部110、音声制御部114を主制御部100と分離して説明したが、全ての機能を主制御部100に搭載してもよいし、表示制御部108、ランプ制御部110、音声制御部114をまとめて副制御部を構成してもよい。
ここで、抽選が当たりの場合は、フラグ成立となり、その後に当たり図柄が揃うと、当たりとなって、遊技者に有利な状態となる。なお、当たりには大当たり(ビッグボーナス)と通常当たり(レギュラーボーナス)とがあり、それぞれ遊技者に有利な状態の度合いが異なる。当然ビッグボーナスの方がレギュラーボーナスよりも有利である。
なお、この停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作の際、内部抽選の当/外に応じて、所定コマ数の滑り制御を実行するようになっている。
すなわち、内部抽選が外れのとき、当りの場合のみ停止する図柄の停止タイミングで停止ボタン356A、356B、356Cが操作された場合、意図的にこの図柄での停止を回避するため、停止位置をずらす(蹴飛ばし)。
一方、内部抽選が当りのとき、遊技者が操作した停止タイミングでは当り図柄が停止しない場合に、意図的にこの図柄で停止するように停止位置をずらす(引き込み)。
上記蹴飛ばし、引き込みを行うことで、抽選の結果との統一性を持たせることができると共に、若干停止操作タイミングがずれても当り図柄を揃えることが可能となる。
図3は、主制御部100における通常遊技制御のための制御系を機能的に示したブロック図である。
始動レバー354は、抽選部154に接続されており、始動レバー354の操作をトリガとして、抽選が実行されるようになっている(なお、ベットについては省略)。
抽選部154では、始動レバー354の操作時に取得した乱数値を当/外判定部156へ送出する。当/外判定部156では、取得した乱数値と、予め設定されている当たり乱数値とを比較し、当たり/外れを判定し、この判定結果に基づいて、当選役・図柄判別部158では、当選役(小役(リプレイを含む)、大役(レギュラーボーナス、ビッグボーナス))の判別と、当選図柄を判別し、遊技状態制御部160へ送出する。
遊技状態制御部160には、遊技実行制御部160Aとキャラクタゲーム実行制御部160Bとが設けられており、遊技プログラムメモリ162から適宜プログラムデータが読み出され、このプログラムデータに基づいて処理が実行されるようになっている。なお、キャラクタゲーム実行制御部160Bについては、後述する。
通常遊技の場合は、遊技プログラムメモリ162から通常遊技プログラムが読み出され、大役遊技の場合は、大役遊技プログラムが読み出されて、それぞれのプログラムデータに基づいて処理が実行される。
また、遊技プログラムメモリ162には、キャラクタゲームプログラム(2種類)が格納されており、遊技状態制御部160のキャラクタゲーム実行制御部160Bにおいて適宜読み出して、処理が実行されるようになっている。
遊技状態制御部160における通常遊技制御では、当選役・図柄判別部158からの情報に基づいて、リール駆動制御部164を制御して、リールモータ106A、106B、106Cを介してリール350、350B、350Cの駆動を開始する。また、遊技状態制御部160には、フラグ管理制御部166が接続されており、内部当選役に対応したフラグの成立、不成立を管理し、それぞれ小役フラグメモリ168又は大役フラグメモリ170にフラグの状態を記憶する。なお、一般には、小役フラグメモリ168のフラグの状態は、1回の遊技で消滅(フラグ不成立)し、大役フラグメモリ170のフラグの状態は、大役を権利行使するまで維持される。
この小役フラグメモリ168と大役フラグメモリ170の状態は、リール駆動制御部164に送出されており、停止ボタン356A、356B、356Cの操作に基づく、停止制御の際の滑り制御のパラメータとして適用されるようになっている。
また、リール350A、350B、350Cには、それぞれ位置検出センサ172A、172B、172Cが取り付けられており、リール350A、350B、350Cのそれぞれの停止位置をリール駆動制御部164で認識し、前記滑り制御を加味した状態でリール350A、350B、350Cを停止させると共に、停止したリール350A、350B、350Cにおける図柄配列を遊技状態制御部160へ送出する。
この図柄配列により、遊技状態制御部160では、内部当選していた役が成立したか否かが判断され、小役であれば所定の配当し、リプレイであればリプレイ制御を実行し、大役であれば大役遊技ブログラムを遊技プログラムメモリ162から読み出す。
ここで、本実施の形態では、上記通常の遊技に加え、キャラクタを絡めたゲーム(キャラクタゲーム)機能を備えている。このキャラクタゲームは、前記ビッグボーナスをスーパービッグボーナスに変更するか否かを決めるゲームである。スーパービッグボーナスとは、ビッグボーナスに当選し、その権利行使中のJACゲーム間のインタバルでの小役の当選をLCD313の上段に位置する第1の表示領域313A(図5参照)に演出表示しアシストする頻度が高い遊技仕様である。スーパービッグボーナスは、本実施の形態では、前記アシストの頻度を、通常時の50%アシストから100%アシストとしており、遊技者はほぼ確実に(取りこぼすことなく)、小役の当選を獲得することができる。
チャンスゲームは、大きく分けてキャラクタ獲得ゲームと、キャラクタチャンスゲームとに分類することができる。
(キャラクタ獲得ゲーム)
キャラクタ獲得ゲームとは、予め定められたキャラクタ174(図5参照)を前記スーパービッグボーナスを得るためのキャラクタカード(本実施の形態では、1個のキャラクタカードで5回分のチャンス)として提供するゲームである。このキャラクタ獲得ゲームは、遊技状態がビッグボーナスの権利行使が終了した後の予め定められた回数の通常遊技(ここでは、30回の通常遊技)を利用(併用)している。
遊技者がキャラクタカードを獲得するためには、前記30回の遊技の機会に、小役(リプレイを含む)に内部当選し、かつ当該当選にかかる配当を受ける(権利行使する)か否かによる。なお、小役の内部当選後の権利行使とは、小役に内部当選すると小役フラグが成立するが、当該小役フラグを成立させた遊技において、当該小役に対応する図柄を揃えることで配当を受けることをいい、図柄を揃えられない場合は、内部当選はしたが、権利行使はされない。従って、内部当選と、権利行使とは、全く異なる条件である。
小役に内部当選し、かつ権利行使をすると、その小役(図柄)に対応した配当を受け取ると共に、キャラクタカードを所定数獲得することが可能となっている。
本実施の形態では、表1に示される如く、小役の種類を問わず、小役の権利行使によって一律1個のキャクラタカードを獲得することができる。
Figure 2005160528
なお、本実施の形態では、前記キャラクタ獲得ゲーム開始時にサービスとして、1個のキャラクタカードを付与しているため、最大31個のキャラクタカードを獲得する可能性がある。
なお、特別仕様として、キャラクタ獲得ゲーム期間中以外であり、かつキャラクタカードを1個の獲得していない状態で、特定の小役(ここでは、図柄として「スイカ」)に内部当選し、かつ権利行使した場合には、所定数(例えば、3個)のキャラクタカードを付与する、救済措置も実行している。
(キャラクタチャンスゲーム)
キャラクタチャンスゲームとは、前記キャラクタ獲得ゲームの終了、或いは、救済措置によるキャラクタカード獲得に続いて実行され、前記キャラクタカードの取得を条件として、その取得分の連続する通常遊技の回数(特許請求の範囲の「所定回数」に相当する)の抽選結果でビッグボーナスに内部当選した場合、このビッグボーナスが前記スーパービッグボーナスに移行させることができるゲームである。
1個のキャラクタカードは、5回分の通常遊技に相当するため、最小5回、最大155回の通常遊技の間にビッグボーナスに当選すれば、スーパービッグボーナスとなり得る。
上記キャラクタ獲得ゲーム及びキャラクタチャンスゲームの実行は、主制御部150の遊技状態制御部160におけるキャラクタゲーム実行制御部160Bにおいて制御される。
以下、図4に、このキャラクタゲーム実行制御部160Bを中心として、キャラクタゲーム実行制御のための機能ブロック図を示す。
キャラクタゲーム実行制御部160Bは、遊技実行制御部160Aからビッグボーナス(BB)内部当選情報、小役権利行使情報、BB権利行使終了情報、通常遊技終了情報を受けて動作する。
通常遊技終了情報は、信号切替部10へ入力されるようになっている。信号切替部10は、後述するキャラクタフラグFの状態によりパルス信号に基づく減算を、キャラクタ獲得ゲーム数を管理するAカウンタ12に対して行うか、キャラクタチャンスゲーム数を管理するBカウンタ14に対して行うかを切り替えるようになっている。
BB権利行使終了情報は、Aカウンタ12とキャラクタフラグセット部16に入力されるようになっており、Aカウンタ12では、BB権利行使終了情報の入力に基づいて、初期値(=30)にリセットされ、キャラクタフラグセット部16では、キャラクタフラグFがセット(1)がされる。キャラクタフラグセット部16は、キャラクタフラグFメモリ18に接続されており、このキャラクタフラグセット部16によるセット状態を記憶する。
また、Aカウンタ12では、前記通常遊技終了情報が入力される信号切替部10からのパルス信号(通常遊技終了情報入力毎に発生)に基づいて1ずつ減算(デクリメント)されるようになっており、カウントアップ(A=0)となると、キャラクタフラグリセット部20でキャラクタフラグFがリセット(0)されるようになっている。キャラクタフラグリセット部20は、キャラクタフラグFメモリ18に接続されており、このキャラクタフラグリセット部20によるリセット状態を記憶する。
すなわち、キャラクタフラグFメモリ18のキャラクタフラグFは、BB権利行使終了後にセット(1)され、その後の通常遊技が30回消化された時点でリセット(0)されることになる。
キャラクタフラグFメモリ18は、キャラクタカード増減処理部22、前記信号切替部10及び特別演出実行指示部24にそれぞれ接続されている。
キャラクタカード増減処理部22は、キャラクタフラグFがセット(1)されているときアクティブとなり、キャラクタカードの増減処理を実行する。
また、信号切替部10は、キャラクタフラグFがセット(1)のときパルス信号をAカウンタへ送出し、キャラクタフラグFをリセット(0)のときパルス信号をBカウンタへ送出する。
さらに、特別演出実行指示部24は、キャラクタフラグFがリセット(0)されているときにアクティブとなる。特別演出実行指示部24のアクティブの状態では、キャラクタカードを取得していること(後述する、キャラクタカード取出部26からのアクティブ信号入力)を条件に、ビッグボーナス内部当選情報が入力されると、ビッグボーナス中のアシスト演出を100%実行するように表示制御部108並びに音声制御部114へ指示する(スーパービッグボーナスへの移行)。
小役権利行使情報は、小役種類判別部28に入力され、小役の種類が判別される。
小役種類判別部28は、前記キャラクタカード増減処理部22に接続され、小役(リプレイを含む)に内部当選し、かつ権利行使したことを示す小役信号が入力される。
キャラクタカード増減処理部22にあh、前記表1の配分データが記憶されており、この表1に基づいてキャラクタカードの配分がなされる。
すなわち、前記小役信号が入力すると、キャラクタカード増減処理部22がアクティブであれば、前記小役信号に基づいてキャラクタカードを増減(本実施の形態では、全ての小役(リプレイを含む)が+1)し、キャラクタカードメモリ30に更新記憶される。
また、小役種類判別部28は、キャラクタ特別増加処理部32に接続されている。このキャラクタ特別増加処理部32では、予め定めた特定の図柄での小役(例えば、スイカ図柄)に内部当選し、かつ権利行使した場合に、キャラクタカードを1個付与する役目(救済措置)を有しており、この付与したキャラクタカードは、キャラクタカードメモリ30に格納される。なお、救済措置は、救済措置の異議を確立(キャラクタカードを持たない遊技者への救済)するべく、キャラクタカードメモリ30内にキャラクタカードがない(0個)状態でのみ機能させることが好ましい。
キャラクタカードメモリ30は、キャラクタカード取出部26によって、1個ずつ取り出されるようになっている。すなわち、キャラクタカード取出部26による取り出しに応じて、キャラクタカードメモリ30に記憶されたキャラクタカード数が1ずつ減算される。
また、キャラクタカードメモリ30には、キャラクタカード数表示指示部34が接続されており、現在のキャラクタカードの数を、表示制御部108を介してLCD313の下段に位置する第2の表示領域313B(図5参照)に表示するようになっている。この表示形態は、キャラクタカードに見立てたキャラクタ174を個数分、横列に表示するようになっている。
但し、前述のようにキャラクタカードは最大で31個であるため、5個を1つの束として、表示するキャラクタ174に5個分であることを示すプラカード174Aを持たせることで、キャラクタ174の表示数を減らしている。
すなわち、図5に示される如く、キャラクタカードを1個取得する毎に、キャラクタ174が表示されていき(図5(A)参照)、これが横列に5個並ぶと(図5(B)参照)、瞬時に最も左端に位置するキャラクタ174を、当該キャラクタ174が、「×5」のプラカード174Aを持った画像に変更する(図5(C)参照)。
さらに、キャラクタカードを取得していき、10個になると、左端のキャラクタ175が、「×10」のプラカード174Bを持った画像に変更する(図5(D)参照)。以後、5個単位で、「×15」のプラカード174C(図5(E)参照)・・・のように左端のキャラクタ174の表示画像を変更していくことで、限られたスペースでのキャラクタカード数の表示を実現している。
前記キャラクタカード取出部26では、1個のキャラクタカードを取り出すと、これを保持し、Bカウンタ14からのカウントアップ(B=0)信号によって、保持していたキャラクタカードを廃棄して、次のキャラクタカードを取り出すことを繰り返すようになっている。
キャラクタカード取出部26にキャラクタカードが存在する場合には、このキャラクタカード取出部26から特別演出実行指示部24へアクティブ信号が送出されるようになっており、このアクティブ信号の入力と、前記キャラクタフラグFメモリ18からのリセット(0)信号の入力と、があるときにBB大役内部当選情報が入力されることで、当該ビッグボーナースの権利行使時にスーパービッグボーナスとすることができる。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(通常遊技の流れ)
メダルが投入済であり、1枚ベットボタン352A、マックスベットボタン352Bによるベットが完了すると、始動レバー354が操作されたか否かが判断される。この操作と同時に当り/外れの抽選がなされる。
この抽選の結果を判別し、当りの場合には内部制御的にフラグの成立とし(内部当選)、リール350A、350B、350Cが回転を開始する。
その後、遊技者が、停止ボタン356A、356B、356Cを操作すると、この停止操作によってリール350A、350B、350Cの回転を停止させるが、滑り制御を加味してリール350A、350B、350Cの停止制御が実行される。すなわち、前記フラグが成立している場合には、的確な目押しタイミングによって当たり図柄を停止させることができる。また、多少の停止操作タイミングのずれは滑り制御によって矯正される。逆に、フラグが成立していない場合には、目押しを行っても、リール350A、350B、350Cの回転に滑りを生じさせ、当り図柄では停止しないようにする。
次に、全てのリール350A、350B、350Cが停止すると、停止図柄が当たりか否かが判断され、当たりの場合には当たり役を判別する。
この判別で、大役と判定された場合には、ボーナスゲーム制御を実行し(権利行使)、小役と判定された場合には、当該小役に予め設定されている所定の払出し制御を実行する。
ここで、本実施の形態では、大役、特にビッグボーナスの権利行使が終了すると、通常遊技に戻ると共にチャンスゲームに投入する。チャンスゲームでは、キャラクタカード獲得ゲームと、キャラクタチャンスゲームとが実行され、通常遊技の抽選結果に応じて、キャラクタカードを取得し、かつビッグボーナスのスーパービッグボーナスへの進展のチャンスが与えられる。
以下、図6のフローチャートに従い、チャンスゲームの流れを説明する。
ステップ200では、現在の遊技状態を判断し、ビッグボーナス(BB)権利行使中中か、通常遊技中か、それ以外(ビッグ/レギュラーボーナス内部当選中、レギュラーボーナス権利行使中)かを分類する。
このステップ200で、BB権利行使中と判定されると、ステップ202へ移行して当該BB権利行使が終了したか否かが判断される。ここで、否定判定された場合には、このルーチンは終了し、BB権利行使後は、BB権利行使が終了するまで、ステップ200、202を繰り返す。
ステップ202で肯定判定されると、キャラクタ獲得ゲームのスタートとなり、その初期設定として、まず、ステップ204へ移行してキャラクタフラグFをセット(1)し、次いでAカウンタ206を「30」にセットして、ステップ208へ移行する。
ステップ208は、サービスとしてキャラクタ獲得ゲームのスタート時に1個のキャラクタカードを獲得させ、このルーチンは終了する。
次にステップ200で通常遊技と判定されると、ステップ210へ移行する。なお、前記BB権利行使が終了すると、通常の遊技に戻るため、次のステップ200での判定は、通常遊技となる。
ステップ210では、キャラクタフラグFがセット(1)されているか否かが判断され、セットされていると判定(肯定判定)されると、BB権利行使後からの通常遊技への移行と判断され、キャラクタ獲得ゲームに突入するべく、ステップ212へ移行する。
ステップ212では、通常遊技中において、小役(リプレイを含む)に内部当選し、かつ権利行使したか否かが判断される。
このステップ212で肯定判定されると、ステップ214へ移行して、前述した表1に基づいて、キャラクタカードを1個増加して、ステップ216へ移行する。すなわち、本実施の形態では、小役の種類(A乃至D)に拘わらず、一律1個の増加としている。
ステップ216では、キャラクタ表示制御により、LCD313の第2の表示領域313Bへキャラクタを表示し、ステップ218へ移行する。
一方、ステップ212で否定判定された場合は、キャラクタカードの増加はなく、ステップ220へ移行する。ステップ220では、BBに内部当選したか否かが判断され、否定判定された場合はこのルーチンは終了する。
また、ステップ220で肯定判定されると、当該BBがスーパービッグボーナスの権利を得たと判断し、ステップ222へ移行して、前記BBをスーパービッグボーナスに設定し、次いでステップ224でキャラクタの現表示状態を維持して、このルーチンは終了する。
前記ステップ218では、Aカウンタ12の数値を1減らし(デクリメント)、ステップ226へ移行する。ステップ226では、Aカウンタが0になったか(カウントアップしたか)否かが判断され、否定判定された場合は、キャラクタ獲得ゲームが残っていると判断され、このルーチンは終了する。
また、ステップで肯定判定されると、キャラクタ獲得ゲームが終了したと判断され、ステップ228へ移行して、キャラクタフラグFをリセット(0)し、次いでステップ230へ移行して、キャラクタチャンスゲームの初期設定として、Bカウンタ14を「5」にセットして、このルーチンは終了する。
次に、ステップ200で通常遊技であると判定され、かつステップ210で否定判定(キャラクタフラグFがリセット(0)状態であると判定)されると、ステップ232へ移行する。すなわち、このステップ232へは、キャラクタ獲得ゲームが終了した時点、或いは、チャンスゲームには関係ないときの通常遊技状態で移行する。
ステップ232では、獲得キャラクタカードが有るか否かが判断され、これによって、キャラクタ獲得ゲーム終了時点なのか、チャンスゲームには関係ない通常遊技なのかが判別できる。
ステップ232で肯定判定されると、キャラクタ獲得ゲーム終了時点であり、少なくとも1個(最大31個)のキャラクタカードを獲得していると判断され、ステップ234へ移行して、今回の通常遊技の抽選において、BBに内部当選したか否かが判断される。ステップ234で肯定判定されると、当該BBがスーパービッグボーナスの権利を得たと判断し、ステップ248へ移行して、前記BBをスーパービッグボーナスに設定し、次いでステップ250でキャラクタの現表示状態を維持して、このルーチンは終了する。
ステップ234で否定判定された場合には、キャラクタチャンスゲームを継続するべく、ステップ236でBカウンタ14を1つ減少し(デクリメント)、ステップ238へ移行する。
ステップ238では、Bカウンタ14が「0」になったか否かが判断され、否定判定の場合には、このルーチンは終了する。また、ステップ238で肯定判定されると、1個のキャラクタカード分の通常遊技(5回)が終了したと判断され、ステップ240へ移行してキャラクタカードが残っているか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ242へ移行して、キャラクタカードを1個減少させ(キャラクタカードメモリ30内から取り出すことでキャラクタカードが1つ減らし)、次いでステップ244の表示制御によって、獲得したキャラクタの数をLCD313の第2の表示領域313Bに表示し、ステップ246へ移行する。
ステップ246では、Bカウント14をリセット(B←5)し、このルーチンは終了する。また、ステップ240で否定判定された場合は、キャラクタチャンスゲームの終了と判断し、このルーチンは終了する。
次に、ステップ232で否定判定、すなわち、獲得キャラクタがない場合は、チャンスゲームに関係ない通常遊技と判断され、ステップ251へ移行してBBに内部当選しているか否かが判断される。このステップ251で肯定判定された場合は、既にスーパービッグボーナスを得ていると判断し、このルーチンは終了する。
また、ステップ251で否定判定された場合は、ステップ252へ移行して、当該通常遊技において特定小役に内部当選し、かつ権利行使したか否かが判断される。ここでの特定小役は、「スイカ図柄」であり、スイカ図柄での小役が内部当選し、かつ権利行使すると、ステップ252で肯定判定され、ステップ254へ移行して、キャラクタカードを3個獲得し、次いでステップ256へ移行して、Bカウンタ14を初期値の[5]にセットしてこのルーチンは終了する。なお、ステップ252で否定判定の場合には、このルーチンは終了する。
前記特定小役の内部当選(スイカ図柄)、かつ権利行使でのキャラクタカードの獲得は、所謂救済措置であり、BBになかなか当選せず、BB権利行使がない遊技者でも、キャラクタカードを獲得するチャンスを得ることができる。
このような救済措置を受けた状態では、ステップ232で肯定肯定され、Bカウンタ14も初期値であるため、キャラクタチャンスゲームを3個のキャラクタカード分(すなわち、15回)行うことができる。
以上が、チャンスゲームにおける、キャラクタ獲得ゲームとキャラクタチャンスゲームの流れであり、このチャンスゲームは、通常遊技と並行して実行されるため、単純にチャンスゲームプログラムを追加するのみでよいため、パチスロ機300における部品点数の増加がなく、増加による制御負担もない。
また、本実施の形態で示したチャンスゲームを実行するにあたり、以下に挙げるような、作用効果を得ることができる。
(1) ビッグボーナス(BB)の権利行使後の30回の通常遊技を、キャラクタ獲得ゲームとして設定し、この間の小役(リプレイを含む)の内部当選、かつ権利行使によって、キャラクタカードを1個獲得するようにしたため、通常遊技とは別にキャラクタ獲得ゲームが実行されるのではなく、通常遊技と並行してキャラクタ獲得ゲームを進行させることができる。このため、本来の遊技の時間を減らしてしまうような不具合がなく、結果として遊技者に不利益が被ることがない。
(2) キャラクタゲームは、BBの権利行使が終了した時点で、キャラクタ獲得ゲーム、続いてキャラクタチャンスゲームと進むため、ビッグボーナスに当選しない遊技者は、このチャンスゲームを行うことができない。そこで、通常遊技中に特定の図柄(本実施の形態では、「スイカ図柄」)の小役内部当選、かつ権利行使があった場合には、救済措置として、無条件でキャラクタカードを3個付与する。このキャラクタカードを獲得した遊技者は、15回のキャラクタチャンスゲームを行うことができる。
(3) キャラクタ獲得ゲームによってキャラクタカードを獲得した場合、LCD313の第2の表示領域313Bに獲得した数に相当するキャラクタ174が表示される。このLCD313は、上下に分割され、上段(第1の表示領域313A)は、通常遊技や大役遊技時等の演出表示がなされ、スーパービッグボーナスの権利を得たときは、特別演出であるアシスト表示がなされる。一方、LCD313の下段(第2の表示領域313B)には、前記キャラクタ174が表示される。このように、遊技者が常に注目するLCD313の一部(第2の表示領域313B)にキャラクタ174を表示することで、遊技者はキャラクタの存在及びその数を認識し易くなる。
キャラクタ174は、キャラクタチャンスゲームが終了するまで、最低1個のキャラクタカードを所持していることになる。
この場合、キャラクタチャンスゲーム中でのビッグボーナスの内部当選の際に、スーパービッグボーナスとするを主体としているが、キャラクタ獲得ゲーム中においても、キャラクタカード所持していることを考慮し、このキャラクタ獲得ゲーム中において、ビッグボーナスが内部当選した場合にスーパービッグボーナスとした。これにより、スーパービッグボーナスとなるチャンスが増え、遊技者が不利益をこうむることがない。
(4) キャラクタ獲得ゲームでは、チャンスカードの増加によって、LCD313の第2の表示領域313Bに表示するキャラクタ174の数が増える。一方、キャラクタチャンスゲームでは、チャンスカードの消化によって、LCD313の第2の表示領域313Bに表示するキャラクタ174の数が減る。いずれにしても、キャラクタゲーム中は、少なくとも1個のキャラクタ174がLCD313の第2の表示領域313Bに表示されている。この状態で、ビッグボーナスに内部当選すると、表示されているキャラクタ174の現表示状態を維持する(フリーズ)ようにした。すなわち、キャラクタ獲得ゲームでキャラクタカードを獲得しても、キャラクタチャンスゲームでキャラクタが消化されても、LCD313の第2の表示領域313B上の表示に何ら変化がないことになる。遊技者はこれを見て、ビッグボーナスに内部当選し、スーパービッグボーナスを得たことの予告と判断することができる。このように、キャラクタ174の表示形態を、予告に用いることで、遊技者は、LCD313の第2の表示領域313Bへの表示状態をより重視することになり、遊技意欲を増大させることができる。
(5) また、救済措置として、特定の図柄の小役に内部当選し、かつ権利行使した場合、無条件で3個のキャラクタカードを付与するようにしているが、このとき、既にビッグボーナスに内部当選している場合には、キャラクタチャンスゲームを増やす意味がないため、前記救済措置を回避し、早期に通常遊技に戻すことで、遊技者はスーパービッグボーナスの権利行使のための入賞(図柄を揃えるための目押し操作)に集中することができる。
(6) キャラクタカードを1個取得する毎に、LCD313の第2の表示領域313Bにキャラクタ174を1個ずつ増やすようにして、遊技者にキャラクタカード数を報知するようにしているが、最大31個のキャラクタ174を表示しなければならない。そこで、5個のキャラクタ174単位で、当該キャラクタ174にプラカード174A(「×5」表示)、174B(「×10」表示)、174C(「×15」表示)・・・を持たせた表示形態に変更することで、LCD313の第2の表示領域313B上にキャラクタ5個分の領域を確保しておけばよく、LCD313の第2の表示領域313Bの表示領域を有効利用することができる。
本実施の形態に係るパチスロ機の斜視図である。 本実施の形態に係るパチスロ機の動作制御ブロック図である。 主制御部における通常遊技を主体とした制御系を機能的に示したブロック図である。 主制御部における遊技状態制御部に含まれるキャラクタゲーム実行制御部の機能ブロック図である。 LCDに表示されるキャラクタの表示形態を示す正面図である。 本実施の形態に係るキャラクタ獲得ゲーム及びキャラクタチャンスゲームの流れを示す制御フローチャートである。
符号の説明
10 信号切替部
12 Aカウンタ
14 Bカウンタ
16 キャラクタフラグセット部
18 キャラクタフラグFメモリ
20 キャラクタフラグリセット部
22 キャラクタカード増減処理部(所定回数設定手段)
24 特別演出実行指示部(判断手段)
26 キャラクタカード取出部
28 小役種類判別部(判断手段)
30 キャラクタカードメモリ(所定回数設定手段)
32 キャラクタ特別増加処理部
34 キャラクタカード数表示指示部
100 主制御部
108 表示制御部(特別演出実行制御手段)
154 抽選部
156 当/外判定部
158 当選役・図柄判別部
160 遊技状態制御部
160A 遊技実行制御部
160B キャラクタゲーム実行制御部
162 遊技プログラムメモリ
164 リール駆動制御部
106A、106B、106C リールモータ
166 フラグ管理制御部
168 小役フラグメモリ
170 大役フラグメモリ
172A、172B、172C 位置検出センサ
174 キャラクタ
174A、174B、174C プラカード
300 パチスロ機(回胴遊技機)
306 操作部
313 LCD
313A 第1の表示領域
313B 第2の表示領域
316 図柄変動部
352A 1枚ベットボタン
352B マックスベットボタン
354 始動レバー
350A、350B、350C リール
356A、356B、356C 停止ボタン

Claims (3)

  1. 図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技媒体の投入を受けて遊技可能となり、遊技者の始動操作に基づいて再遊技を含む複数の小役、並びに大役の抽選を行い、当該抽選により当選した役に対応する図柄が前記表示手段に表示された場合に当選した役を成立させ、当該成立した役が小役の場合には当該小役に予め設定した配当を行い、前記成立した役が大役の場合には所定期間前記小役の成立機会を飛躍的に増大させ遊技者に短期間で多くの配当を行う大役遊技の権利行使を可能とする遊技機であって、
    前記大役遊技の権利行使の際に、遊技者への配当が有利となるような特別演出を実行する特別演出実行制御手段と、
    前記特別演出実行制御手段による特別演出を実行するか否かを、所定回数の遊技の間で大役の抽選に当選するか否かによって判断する判断手段と、
    前記所定回数を、所定の役の取得により獲得する第1の所定回数及びこの第1の所定回数の遊技の間に成立した小役の数又は種類に応じて設定されている第2の所定回数とで設定する所定回数設定手段と、
    を有する遊技機。
  2. 前記所定回数の遊技は、大役遊技の終了後に前記大役遊技とは異なる通常遊技として行われることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記所定回数の遊技の間、当該所定回数の遊技の期間である旨を報知する報知手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
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