JP2005155865A - コネクティングシェルの結合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軸方向位置決めの切り欠き部凹部の応力集中を緩和して板厚を薄くし、軽量な回転部分の結合構造を提供する。
【解決手段】 コネクティングシェル20の噛み合わせ構造において、ドラム10の切り欠き溝は、ドラム10の軸方向の位置を決める位置決め溝である第1溝11と、回転方向のトルク伝達を受け持つトルク伝達溝である第2溝12を有することとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動変速機のドラムにコネクティングシェルを連結して一体に回転させる、コネクティングシェルの結合構造の技術分野に属する。
従来、自動変速機において、ドラムとコネクティングシェルを、噛み合わせ構造を用いて連結し一体となって回転させている。この噛み合わせ構造は、ドラムの外周の端部を等間隔で軸方向に切り欠いて設けられた多数の切り欠き溝と、コネクティングシェルの円周端部を切り欠いて設けられた切り欠き凸部を噛み合わせて結合する構造となっている。
この構造では、ドラムの切り欠き溝とコネクティングシェルの切り欠き凸部の接触面で軸方向および回転方向のトルクを伝達するため、接触面積が不足し座屈変形や圧縮変形のおそれがあった。
よって、この問題を解決するため、従来の自動変速機におけるコネクティングシェルの結合構造においては、噛み合わせ部分の接触面積を大きくするため、ドラムとコネクティングシェルの接触部分の一方または両方の肉厚を増すことにより、接触面積を増大させ、座屈変形等を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−100845号公報
上記従来技術にあっては、ドラムの全切り欠き部で軸方向および回転方向のトルクを伝達するため、ドラムの全切り欠き部の凹部に軸方向位置決めのストレート面が設けられている。このストレート面確保のため切り欠き部根元の凹部の加工代を小さくする必要があった。しかしながら、加工代を小さくすると切り欠き部根元に応力集中が発生し耐久性が低下するおそれがある。よって、強度確保のために結合部全体の板厚を上げる必要があり、軽量化の妨げとなっていた。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、コストアップを招くことなく、更に耐久性の向上を図ることが可能なコネクティングシェルの結合構造を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本願発明では、コネクティングシェルの結合構造において、ドラムの切り欠き溝は、ドラムの軸方向の位置を決める位置決め溝と、回転方向のトルク伝達を受け持つトルク伝達溝を有することとした。
よって、本発明にあっては、結合部において軸方向位置決めと回転方向トルクをそれぞれ別の部位で分担して受け持つことにより、軸方向位置決め溝にかかる応力集中を緩和することで部材を薄肉化でき、耐久性の向上を図りつつ、軽量な結合構造を提供することが可能となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の全体構成を表す概略図である。エンジン1から出力された回転は、エンジン出力軸E1を介してトルクコンバータ2に入力され、トルク増大された回転は、入力軸Inputを介して変速機構部に入力される。トルクコンバータ2はロックアップクラッチ機構を備えており、トルクの伝達効率が低下すると、エンジン出力軸E1と入力軸Inputを直結する。
変速機構部は、第1遊星ギヤG1と遊星ギヤセットGSとから構成され、入力軸Inputから入力された回転を出力ギヤOutputから出力する。
第1遊星ギヤG1は、第1サンギヤS1と、第1リングギヤR1と、両ギヤS1,R1に噛み合う第1ピニオンP1を支持する第1キャリヤC1と、を有する減速装置としてのシングルピニオン型遊星ギヤである。
遊星ギヤセットGSは、第2遊星ギヤG2及び第3遊星ギヤG3から構成されている。
第2遊星ギヤG2は、第2サンギヤS2と、第2リングギヤR2と、両ギヤS2,R2に噛み合う第2ピニオンP2を支持する第2キャリヤC2と、を有するシングルピニオン型遊星ギヤである。
第3遊星ギヤG3は、第3サンギヤS3及び第4サンギヤS4と、第3及び第4サンギヤS3,S4の各々に噛み合う第3ピニオンP3と、この第3ピニオンP3を支持する軸方向の第3キャリヤC3と、該第3キャリヤC3に接続され、両サンギヤS3,S4の間に配置されるセンターメンバCMと、第3ピニオンP3に噛み合う1つの第3リングギヤR3と、を有するダブルサンギヤ型遊星ギヤである。なお、センターメンバCMは、第3キャリヤC3の円周上に隣接する複数の第3ピニオンP3との空間位置において、第3キャリヤC3に結合されている。
入力軸Inputは、第1リングギヤR1に連結され、駆動源であるエンジン1からの回転駆動力を、トルクコンバータ2を介して入力する。
出力ギヤOutputは、第2キャリヤC2に連結され、出力回転駆動力を図外のファイナルギヤ等を介して駆動輪に伝達する。
第2サンギヤS2と第3サンギヤS3とは第1連結メンバM1により一体的に連結されている。第2キャリヤC2と第3リングギヤR3とは第2連結メンバM2により一体的に連結されている。
ロークラッチL/Cは、第1キャリヤC1と第2リングギヤR2とを選択的に断接する。3-5リバースクラッチ3-5R/Cは、第1キャリヤC1と第2サンギヤS2とを選択的に断接する。ハイクラッチH/Cは、入力軸InputとセンターメンバCMとを選択的に断接する。
ローリバースブレーキL&R/Bは、第3キャリヤC3の回転を選択的に停止させる。2-6ブレーキ2-6/Bは、第4サンギヤS4の回転を選択的に停止させる。
前記各クラッチL/C,3-5R/C,H/C及び各ブレーキL&R/B,2-6/Bには、図2の締結作動表に示すように、前進6速後退1速の各変速段にて締結圧(○印)や解放圧(無印)を作り出す図外の変速油圧制御装置が接続されている。なお、変速油圧制御装置としては、油圧制御タイプ,電子制御タイプ,油圧+電子制御タイプ等が採用される。
図3は実施例1の自動変速機における前進6速後退1速の各変速段でのメンバの回転停止状態を示す共線図である。図2に示す締結作動表に従って、1速〜6速及び後退1速を達成する。
図4は、自動変速機の全体構成の断面図である。
第1遊星ギヤG1の第1キャリヤC1は回転軸9に接続され、回転軸9の外周側端にはクラッチドラム3が接続されている。
ドラム10は出力ギヤOutputに連結され、さらにコネクティングシェル20と噛み合わせにより結合している。
コネクティングシェル20は、第3遊星ギヤG3の第3リングギヤR3に溶接により接続し、第3リングギヤR3は、第2連結メンバM2に溶接により接続されている。
クラッチドラム3には、ロークラッチL/Cのドライブ側クラッチプレートとスプライン嵌合する第1スプライン部3aと、3-5リバースクラッチ3-5R/Cのドライブ側クラッチプレートとスプライン嵌合する第2スプライン部3bが設けられている。
クラッチドラム3の内部には第1ピストン4が設けられ、この第1ピストン4のロークラッチL/C側端部にはロークラッチL/Cを押圧する押圧部4aが設けられている。
ロークラッチL/Cのドリブン側クラッチプレートには第1クラッチハブ6がスプライン嵌合して設けられ、第1クラッチハブ6は径方向に延在された支持部材5により支持されている。
支持部材5はスラストベアリングを介して第2遊星ギヤG2の第2キャリヤC2および第2クラッチハブ7と相対回転可能に狭持されている。
3-5リバースクラッチ3-5R/Cは第2クラッチハブ7とスプライン嵌合し、第2ピストン8により押圧される。第2クラッチハブ7は第1メンバM1と接続されている。
図5は、ドラム10の詳細図である。
ドラム10の図中左端部には、ドラム10の軸方向の位置決めを行う第1溝11と、ドラム10の回転トルクをコネクティングシェル20に伝達する第2溝12が設けられている。
第1溝11の凹部には位置決めのためのストレート面11aが設けられており、第1溝11の凹部には、ストレート面11aを加工する際に必要な加工代11cが設けられ、Rを形成している。なお、Rの詳細については後述する。
第2溝12の溝側面にはトルクを伝達する面である第2溝側面12aが設けられており、第2溝12の凹部である第2溝凹部12bにはRが設けられている。
第1溝11の側面である第1溝側面11bはトルク伝達に関与せず、第1溝11の溝数は第2溝12の溝数よりも少ない。
ドラム10の軸方向端部の溝には、軸方向にかかる力を均等に分担するため、第1溝11を1溝備え、第2溝12を複数備えた構成を一組として、等間隔で配置されている。
尚、第一溝11の一組とは、複数の第1溝11を1組とし、1組ずつ等間隔で配置してもよい。
図6は、コネクティングシェル20の詳細図である。
コネクティングシェル20は中空円板状のプレートであり、外周部に凸部21が設けられている。凸部21は全て均等な幅となるよう設けられている。
凸部21の溝側面である凸部側面21aは前記ドラム10の第2溝12における第2溝側面12aと面接触する。凸部21におけるドラム10側の側面には、ドラム10側に設けられたストレート面11aと面接触する軸方向支持部21bが設けられている。この軸方向支持部21bの数はドラム10における第1溝11の数と対応する。
図7は、ドラム10とコネクティングシェル20を噛み合わせる際の斜視図である。
上述のように、ドラム10は円筒状構造の一方の端部に切り欠きを設けて第1溝11および第2溝12を設けており、コネクティングシェル20は外周に切り欠きを設けて切り欠き凸部21を設けている。この凸部21を前記ドラム10の第1溝11、第2溝12に噛み合わせて結合する。
尚、ドラム10とコネクティングシェル20の結合部には特にスナップリング等を設けていない。これは、第3リングギヤR3にかかるスラスト力が出力ギヤOutput側に作用するからであるが、特に限定しない。
図8は、結合部におけるドラム10における第1溝11とコネクティングシェル20における凸部21の詳細図である。
ドラム10の第1溝11において、位置決めのストレート面11aとコネクティングシェル20の軸方向支持部21bが面接触する。
ドラム10における第1溝11の溝幅はコネクティングシェル20の凸部21の幅よりも広く設けられているため、噛み合わせ時にドラム10の第1溝側面11bとコネクティングシェル20の切り欠き凸部側面21aと接触することはない。
ストレート面11aはドラム10の軸方向の位置決めを行うため、相応の精度が要求される。そのため、加工に際して加工代11cを設け、それに伴って加工代11cにはRが設けられている。
上述のように第1溝11の溝幅を広げた場合、第1溝11における加工代11cのRは、溝幅を広げなかった場合の加工代11cのrよりも大きくなる。そのため、第1溝11の溝幅を広げておけば、広げなかった場合と比べ、軸方向、及び隣接する第2溝12を介して伝わる回転方向の力が第1溝11にかかる際に、加工代11cに発生する応力集中が緩和される。
図9は、結合部におけるドラム10の第2溝12とコネクティングシェル20の凸部21の詳細図である。
ドラム10の第2溝12の溝幅はコネクティングシェル20の凸部21の幅とほぼ同じく設けられているため、噛み合わせ時においては、ドラム10の第2溝側面12aとコネクティングシェル20の凸部側面21aは互いに面接触する。
回転トルクの伝達に関しては、ドラム10とコネクティングシェル20は第2溝側面12aと凸部側面21aでのみ面接触していればよく、第2溝凹部の形状は問わない。そのため第2溝12凹部12bにおいては、強度確保のため凹部全体に渡ってRを設け、溝底部に近づくに従って幅が狭くなるよう設けられている。そのため、凸部21は第2溝凹部12bのR部分に入り込むことはない。
よって、凸部21は回転方向トルクのみを伝達し、軸方向の力が加わることはない。
次に、作用を説明する。
図8において、ドラム10の位置決めのストレート面11aとコネクティングシェル20の軸方向支持部21bが面接触しており、これによりドラム10の軸方向の位置決めを行う。
第1溝11の溝幅は第2溝12よりも広く設けられているため、ドラム10の第1溝側面11bはコネクティングシェル20の凸部側面21aとは接触しない。そのため、ドラム10における第1溝11は軸方向の位置決めのみを行い、回転方向トルクを負担することはない。
また、第1溝11の溝幅を広く設けたことにより、広く設けない場合と比べ、第1溝11における加工代11cのRを大きくできるため、加工代11cにかかる応力集中が緩和され、第1溝11へのストレスが減少する。
よって、加工代にかかるストレスが減少し、第1溝11の肉厚を薄くして軽量化を図ることが可能となる。
また、自動変速機においては、トルク伝達は回転方向が中心であり、軸方向位置決めの第1溝11には回転方向ほどの力がかからない。
そのため、ドラム10の軸方向の位置決めに耐えうる強度が確保できれば、第1溝11の溝数はできるだけ少なくし、回転トルクを受け持つ第2溝12の溝数を増やすほうが結合部分の強度向上には有効であり、コスト削減にもつながる。よって、軸方向第1溝11の溝数を第2溝12の溝数よりも少なくしている。
図9において、ドラム10の第2溝側面12aとコネクティングシェル20の凸部側面21aが面接触しており、これによりドラム10の回転方向トルクをコネクティングシェル20に伝達する。
また、ドラム10の第2溝側面12aとコネクティングシェル20の凸部側面21aは、互いに回転方向にのみ面接触している。そのため、コネクティングシェル20の凸部21はドラム10の第2溝凹部12bに接触することがなく、ドラム10における第2溝12は回転方向トルクの伝達のみを行い、軸方向の位置決めを行うことはない。
さらに、第2溝凹部12bは凹部全体に渡ってRを設けているため、回転トルク伝達に伴って凹部に発生する応力集中を緩和できる。
よって、第2溝12においては軸方向のストレスを負担することがなく、また第2溝凹部12bに設けられたRによって、回転方向に大きなトルクがかかる第2溝12のストレスを緩和できるため、肉厚を薄くしても強度を確保することができる。
以上の作用から、自動変速機のコネクティングシェル20の結合構造において、軸方向位置決めと回転トルクの伝達をそれぞれ別の部位で受け持つことにより、強度を確保しつつ薄い部材を用いることができ、結合部の軽量化が可能となる。さらに軸方向位置決めのストレート面11aの数を減らすことができ、コスト削減にも資する。
次に効果を説明する。
実施例1のコネクティングシェルの結合構造にあっては、次に列挙する効果を得ることができる。
(1) ドラムの軸方向の位置を決める第1溝11と、回転方向のトルク伝達を受け持つ第2溝12を設けたことにより、軸方向の力と回転トルクの伝達をそれぞれ別の部位に負担させることができるため、結合部材の各部位にかかるストレスを軽減でき、部材を薄くすることが可能となる。よって、軽量な結合部を提供することができる(請求項1に対応)。
(2) ドラム10側の第2溝側面12a、およびコネクティングシェル20側の凸部側面21aを回転トルク伝達面とし、第2溝12と凸部21はこのトルク伝達面でのみ接触し、もって回転トルクのみを受け持つため、軸方向の力の負担から解放される。また、軸方向の力を受け持たないことで、第2溝凹部12bの凹部を全てRとし、回転トルク伝達に伴う応力集中を緩和することができる。これによりトルク伝達部にかかるストレスが緩和されて耐久性が向上し、トルク伝達部をより薄くしても耐久性は保たれる。よってトルク伝達部の薄肉化が可能となり、軽量な結合部を提供することができる(請求項2に対応)。
(3) 軸方向位置決め溝である第1溝11の溝幅を拡大したことにより、第1溝11はコネクティングシェル20の凸部側面21aと接触せず、ストレート面11aにおいて軸方向のみの力を受け持つことになるため、第1溝11は回転方向トルクの負担から解放される。また、溝幅の拡大に伴って加工代11cのRも拡大し、加工代11cにかかる応力集中も軽減されるため、耐久性の向上が可能となる。また、第1溝11をより薄肉化できるため、結合部の軽量化が可能となる。また、第1溝11が負担するストレスが緩和されることにより、軸方向位置決め溝である第1溝11の溝数を減らすことができるため、ストレート面を持つ軸方向位置決め部を減少させてコスト削減を図ることが可能となる(請求項3に対応)。
(4) 軸方向位置決め溝である第1溝11の数よりも、回転方向トルク伝達溝である第2溝12の数を多く設けた。すなわち、トルク伝達が行われる回転方向の結合部を増加させることで、一カ所の第2溝12が分担するトルクを低減することが可能となり、結合部分の肉厚増大や補強部材の追加を回避できる。また、ストレート面を持つ軸方向位置決め部の数の減少により、コスト削減を図ることが可能となる(請求項4に対応。)。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
実施例1の自動変速機の全体構成を表す概略図である。 実施例1の自動変速機の各変速段における締結作動表である。 実施例1の自動変速機の各変速段における共線図である。 実施例1の自動変速機の全体構成の拡大断面図である。 実施例1のドラムの詳細図である。 実施例1のコネクティングシェルの詳細図である。 実施例1のドラムとコネクティングシェルを噛み合わせる際の斜視図である。 実施例1のドラムとコネクティングシェルの噛み合わせ部における位置決め部の詳細図である。 実施例1のドラムとコネクティングシェルの噛み合わせ部における回転方向トルク伝達部の詳細図である。
符号の説明
1 エンジン
2 トルクコンバータ
3 クラッチドラム
3a 第1スプライン部
3b 第2スプライン部
4 第1ピストン
4a 押圧部
5 支持部材
6 第1クラッチハブ
7 第2クラッチハブ
8 第2ピストン
9 回転軸
10 ドラム
11 第1溝
11a ストレート面
11b 第1溝側面
11c 加工代
12 第2溝
12a 第2溝側面
12b 第2溝凹部
20 コネクティングシェル
21 凸部
21a 凸部側面
21b 軸方向支持部

Claims (4)

  1. 円筒状の外周の端部を軸方向に切り欠いて多数の切り欠き溝を設けたドラムと、
    円周部分を放射方向に切り欠いて多数の切り欠き凸部を設け、前記ドラムと結合するコネクティングシェルと、
    前記切り欠き溝に前記切り欠き凸部を噛み合わせたコネクティングシェルの結合構造において、
    前記切り欠き溝は、前記ドラムの軸方向の位置を決める位置決め溝と、回転方向のトルク伝達を受け持つトルク伝達溝を有することを特徴とするコネクティングシェルの結合構造。
  2. 請求項1に記載のコネクティングシェルの結合構造において、
    前記トルク伝達溝と前記切り欠き凸部の円周方向の側面にトルク伝達面を設け、
    前記トルク伝達溝と前記切り欠き凸部は、このトルク伝達面でのみ接触することを特徴とするコネクティングシェルの結合構造。
  3. 請求項1に記載のコネクティングシェルの結合構造において、
    前記位置決め溝の溝幅は、前記切り欠き凸部の幅よりも広く設けていることを特徴とするコネクティングシェルの結合構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクティングシェルの結合構造において、
    前記位置決め溝の数よりも前記トルク伝達溝の数を多く設けたことを特徴とするコネクティングシェルの結合構造。
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