JP2005155304A - セパレートブームおよびそれを備えた解体作業機 - Google Patents

セパレートブームおよびそれを備えた解体作業機 Download PDF

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Abstract

【課題】 ブームに継足しブームを接続して作業高さを高くし、高所で大型の圧砕機を使用することができるようにしたセパレートブームおよびそれを備えた解体作業機を提供するものである。
【解決手段】 第1ブーム9aと第2ブーム9bが連結され、両者の連結部分で折り曲げられるように構成されているセパレートブーム9において、第1ブーム9aと第2ブーム9bの間に継足しブーム15が介設され、この継足しブーム15は、その下端側に第1ブーム9aに対して回動不能に固定される固定部を有し、その上端側に第2ブーム9bを水平軸まわりに回動自在に支持する支持部15g,15hを有し、第1ブーム9aの上端部に、継足しブーム15を固定または第2ブーム9bを回動自在に連結するための兼用取付部9cが備えられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンクリート構造物の解体や砕石作業等を行うための解体作業機、およびその解体作業機に好適なセパレートブームに関するものである。
従来、使用されなくなったビルを解体するのに解体作業機が使用されている。
この種の解体作業機の作業アタッチメントは、作業の目的とビルの高さに応じて異なる仕様のものに組み換えられるようになっており、大別すると、図9(a)に示す超ロングアタッチメント仕様、同図(b)に示すセパレートブーム仕様、同図(c)に示す解体バックホウ仕様がある。
図9(a)に示す三つ折れ式の超ロングアタッチメント40は、ブーム40aと中継ぎブーム40bとアーム40cとから構成されており、8〜9階建ての比較的高層のビル解体時に使用される。この超ロングアタッチメント40は、ブーム40aを傾斜させずに前後方向にアーム40cを移動させることによりそのアーム先端部に備えられた圧砕機41で解体作業を行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。
図9(b)に示すセパレートブーム仕様の作業アタッチメント42は、5階建て程度の中層のビル解体時に使用されている。セパレートブーム43は第1ブーム43aおよび第2ブーム43bに分割され、両者の連結部分で折り曲げられるように構成されているため、広い作業範囲で解体作業を行うことができるようになっている(例えば、特許文献2参照)。なお、44はアーム、45は圧砕機である。
図9(c)に示す解体バックホウ仕様は、基本的に油圧ショベルの作業アタッチメントと同じ構成の作業アタッチメント46を有し、ブーム47の先端にアーム48を連結し、アーム48の先端にバケット49を備えている。なお、このバケット49は、解体後のコンクリートガラの収集や積み込みがスムーズに行えるよう大容量のものが備えられている。
特開平7−310432号公報 特開2003−172033号公報
このように各種作業アタッチメントが用意されているが、超ロングアタッチメント仕様では解体対象に対して高さが高くなり過ぎ、また、上記セパレートブーム仕様では高さが足りない場合がある。
セパレートブーム仕様では基礎部分の解体をも対象としているため、圧砕機は大型のものが装着されており、ブームはその圧砕機に耐え得るように剛性が高められている。これに対し超ロングアタッチメント仕様では作業高さを確保することを目的としているため圧砕機はセパレートブーム仕様に比べて小型化されており、超ロングアタッチメントはその小型の圧砕機を装着することのできる相応の強度に設計されている。
このことからセパレートブーム仕様のブームを延長することができれば、大型の圧砕機を使用することができる点で有利である。しかしながら、専用の長尺な第1ブームに交換することは交換作業が煩わしく、また第1ブームを2種類用意しなければならない。
なお、従来から第1ブームに継足しブームを単数乃至複数接続して図9(a)に示すような超ロングアタッチメント仕様とすることは行われていたが、第2ブームの回動機能を失わずにセパレートブームのブーム長を延長して作業範囲を大きくしたセパレートブームは実現されていない。
本発明は以上のような従来の解体作業機における課題を考慮してなされたものであり、ブームを延長して作業高さを高くし、高所で大型の圧砕機を使用することができるようにしたセパレートブームおよびそれを備えた解体作業機を提供するものである。
本発明に係るセパレートブームの第一の形態は、第1ブームと第2ブームが連結され、両者の連結部分で折り曲げられるように構成されているセパレートブームにおいて、第1ブームと第2ブームの間に継足しブームが介設され、この継足しブームは、その下端側に上記第1ブームに対して回動不能に固定される固定部を有し、その上端側に第2ブームを水平軸まわりに回動自在に支持する支持部を有し、第1ブームの上端部に、継足しブームを固定または第2ブームを回動自在に連結するための兼用取付部が備えられていることを要旨とする。
上記継足しブームにおいて、固定部として連結ピンを挿入するためのボス部を前後に配設し、支持部として継足しブームの上端側側面から延設される一対のブラケットと、これらのブラケットに対向して穿設され第2ブームの連結側端部を軸通する回転軸を軸支する軸孔とを設けることができる。
また、継足しブームにおいて、ボス部の配置と対応してブラケットに二つの軸孔を設けることができる。このようにボス部と軸孔の配置が対応するように構成された継足しブームを第1ブームと第2ブームの間に複数段配置すれば、継足しブームを複数段接続することが可能になり作業高さに応じてブームの長さを調節することができるようになる。
また、第2ブームと連結される継足しブームに、第2ブームを回動させる油圧シリンダのシリンダ取付部を設ければ、継足しブームの他方端側に接続されるブームをその油圧シリンダで回動させることができるようになる。
本発明に係るセパレートブームの第二の形態は、第1ブームと第2ブームが連結され、両者の連結部分で折り曲げられるように構成されているセパレートブームにおいて、第1ブームは、機体側に配置される基端ブームと、この基端ブームと上記第2ブームとの間に配置される先端ブームとを有し、先端ブームの基端部および基端ブームの先端部に、両ブームを着脱可能に接続するための継手部が設けられていることを要旨とする。
上記先端ブームの基端部および基端ブームの先端部に設けられた継手部に対して接続し得る接続部を両端に備えた中継ぎブームを用意し、基端ブームと先端ブームとを離脱させて両ブーム間にその中継ぎブームを介設することができるように構成することができる。
上記継手部における基端ブーム側および先端ブーム側のいずれか一方に、両ブームを位置決めするための位置決め部材を設け、いずれか他方にその位置決め部材を位置決め用の所定位置に案内するガイド手段を設ければ、分割された先端ブームと基端ブームとを接続する際に位置決めが簡便に行えるようになる。
また、中継ぎブームについても一方の接続部に上記位置決め部材を案内するガイド手段、他方の接続部に上記ガイド手段に案内される位置決め部材を設ければ、先端ブームと基端ブームの間に中継ぎブームを介設する場合に各ブームの位置決めが簡便に行えるようになる。
また、本発明の解体作業機は、下部走行体上に上部旋回体を旋回自在に搭載し、この上部旋回体の前部に装備されるセパレートブームとして、上記構成を有するセパレートブームが備えられていることを要旨とする。
本発明に係る第一の形態のセパレートブームによれば、圧砕機の能力を落とすことなく作業アタッチメントの作業高さを高くすることができる。
また、複数の継足しブームを第1ブームと第2ブームの間に配置するセパレートブームによれば、作業高さに応じてブームの長さを調節することができる。
本発明に係る第二の形態のセパレートブームによれば、第2ブームを起伏させる第二ブームシリンダ、基端ブームを起伏させるブームシリンダを装着したままで先端ブームと基端ブームを着脱することができ、短時間で作業アタッチメントの作業高さを変更することができる。
本発明の解体作業機によれば、解体対象の高さに応じて長さの異なるブームを選択することができるように構成されているため、基礎部分の解体から高所の解体まで幅広く対応することができる。
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る解体作業機の実施形態を示したものである。
同図において、解体作業機1は油圧ショベル本体をベースマシンとしており、クローラ2を装着した下部走行体3上に上部旋回体4を旋回自在に搭載している。
上部旋回体4の前部左側にはキャビン5が配置され、その後方にはエンジンルーム6とカウンタウエイト7が配置されている。
キャビン5右側のフレームには、図示しないブームフットピンを介して作業アタッチメント8の基端部が接続されている。
作業アタッチメント8は、複数のブームセクションとして、後述する継足しブームによって離間しているが第1ブーム9aと第2ブーム9bからなるセパレートブーム9と、このセパレートブーム9の先端部に連結されるアーム10とを備えており、このアーム10の先端部に作業装置として圧砕機11が備えられている。
ブーム9は第1ブーム9aの左右両側に配置されたブームシリンダ12a,12b(手前側のみ図示)を伸縮させることによって起伏するようになっている。
アーム10はそのアーム10と第2ブーム9bとに架設されたアームシリンダ13を伸縮させることによって前後方向に回動するようになっている。
圧砕機11はアーム10の背面に設けられた圧砕機用シリンダ14を伸縮させることにより、図中、実線で示した位置から二点鎖線で示した位置の間で略180°回動するようになっている。
圧砕機11は、一対の破砕アーム11aおよび11bを備え、各アームの内側にはクラッシャー部11c,11dが形成されている。
各破砕アーム11a,11bの略中間部は、支持フレーム11e,11fに対し連結ピン11g,11hを介して支持されており、後端部は旋回部11iの円盤面と平行に配置された図示しない油圧シリンダのロッドと接続されている。したがってその油圧シリンダを伸縮させると連結ピン11g,11hを支点として破砕アーム11a,11bが開閉動作するようになっている。
次に、本発明の特徴部分であるブーム継足し構造について説明する。
上記した第1ブーム9aと第2ブーム9bの間には継足しブーム15が介設されており、図2にその拡大図を示す。
同図において、第1ブーム9aの上端部には、従来から第2ブーム9bを回動自在に連結するための取付部が形成されているが、本実施形態では単に第2ブーム9bを連結するだけでなく別の継足しブーム15も接続することができるように構成されている。
詳しくは、第1ブーム9aの上端部には、第2ブーム9bを連結することができるとともに、ブーム長さを延長する場合には継足しブーム15を接続して固定することができる兼用取付部9cが形成されており、この兼用取付部9cには、連結ピンを挿入するための二つの軸孔9d,9eが左右両側に設けられている。
継足しブーム15は、図3(a)の正面図および図3(b)の側面図に示すように、筒箱状に形成されており、その下端部15aの前後には二本の連結ピンを挿入するためのボス部15b,15cが設けられている。このボス部15b,15cは第1ブーム9aに対して回動不能に継足しブーム15を固定する固定部として機能する。
また、継足しブーム15の上端部15dの前後にも二本の連結ピンを挿入するための軸孔15e,15fが設けられており、これらの軸孔15e,15fは、継足しブーム15の上端部15dの左右両側面に固定された一対のブラケット15g,15hにそれぞれ対向して設けられている。このブラケット15g,15hはアーム10を回動自在に支持する支持部として機能する。
また、上記した各ボス部15b,15cおよび各軸孔15e,15fは、仮想の平行四辺形Sの各頂点に位置するようにそれぞれ配置されている。したがって、ボス部15bと15cの各中心を結ぶ線分S1の長さ=軸孔15eと15fの各中心を結ぶ線分S2の長さ、且つ、軸孔15eとボス部15bの各中心を結ぶ線分S3の長さ=軸孔15fとボス部15cの各中心を結ぶ線分S4の長さとなっている。また、軸孔15fは軸孔15eよりも高い位置に配置されている。
なお、線分S1の傾斜角θは、図2に示した兼用取付部9cの二つの軸孔9d,9eの各中心を結ぶ線分S5の傾斜角θと同じに設定されている。
このようにボス部15b,15cの配置と軸孔15e,15fの配置が対応しているため、継足しブーム15の上端部15dに形成されているブラケット15g,15h間に、別の継足しブームの下端部を挿入すると、そのボス部と継足しブーム15の軸孔15e,15fとが対応し、それにより、連結ピンを挿入すれば継足しブーム15を多段に接続することができる。
その結果、作業アタッチメント8の作業高さを段階的に高くすることが可能になる。
また、継足しブーム15の前面には第二ブームシリンダ(油圧シリンダ)16のチューブ側端部を連結するための一対のブラケット15i,15iがシリンダ取付部として設けられており、各ブラケット15i,15iにはそのチューブ側端部に軸通された連結ピンの両端を軸支する軸孔15j,15jが対向して設けられている。
図2に戻って説明する。
a)継足しブーム15を継ぎ足す場合
第1ブーム9aの兼用取付部9cにおいて、軸孔9dおよび9eと、継足しブーム15のボス部15b,15c(図3参照)とをそれぞれ対応させて位置決めし、軸孔9d→ボス部15b、軸孔9e→ボス部15cにそれぞれ連結ピンP1,P2を挿入し、ピンの抜け止めを行う。この状態で第1ブーム9aと継足しブーム15とが接続され一体化される。
次に、継足しブーム15上端部の一方の軸孔15fに、第2ブーム9bの下端部に設けられているボス部を対向させ、連結ピンP3を挿入して両者を連結する。このとき、軸孔15eは使用されず遊んでいる。
さらに、継足しブーム15のブラケット15iに第2ブームシリンダ16のチューブ側端部を対応させ、連結ピンP4を挿入することにより両者を連結する。
この状態でセパレートブーム9は高さH分かさ上げされたことになり、作業アタッチメント8の作業高さを高くすることができる。
上記高さHを、例えばほぼビル1階分に相当する高さである3〜4mに設定すれば、継足しブーム15を一段継ぎ足した場合に、従来よりも、ビル1階分上層階を解体作業することができるようになる。
また、同じ構成からなる継足しブーム15を複数個用意し、第1ブーム9aに継ぎ足し、最上段の継足しブーム15に第2ブーム9bを連結すれば、従来よりもビル2階分、または3階分上層階を解体することも可能になる。
その場合、最上段以外の継足しブーム15については、第2ブームシリンダ16を架設しないため、最上段以外の継足しブーム15についてはブラケット15iを備えていない構成にしてもよい。
また、継足しブーム15を一段または複数段接続しても第2ブーム9bは従来通り、連結ピンP3を中心として回動させることができるため、基礎部分の低い作業をもカバーすることができる。
b)継足しブーム15を使用しない場合
図4は、継足しブーム15を取り外して本来のセパレートブーム9として使用する場合を示している。
同図において、兼用取付部9cに対し第1ブーム9aの基端部を連結し、その第1ブーム9aの前面に形成されている一対のブラケット17に第2ブームシリンダ16のチューブ側端部を連結する。それにより、従来のセパレートブーム9仕様の解体作業機に戻して解体作業を行うことができるようになる。
なお、この場合、兼用取付部9cの他方の軸孔9dは使用されず遊んでいる。
このようにして、中層のビル解体時には図4に示したセパレートブーム9を使用して解体を行うことができ、そのセパレートブーム9では作業高さが足らない場合には図1に示したように第1ブーム9aと第2ブーム9bの間に継足しブーム15を介設することにより、より高所の解体作業が可能になる。
しかも、継足しブーム15はセパレートブーム9の断面形状と略同じもので構成されており、ブーム9の剛性が低下することがないため、ブームを延長してもセパレートブーム仕様の大型の圧砕機11をそのまま使用することができる。従来は、作業高さが不足する場合に超ロングアタッチメントを使用せざるを得ず、それに応じて圧砕機も小型化してしまい、解体作業の効率が低下するという問題があったが、これを解消することができる。
また、上述した実施形態では、第1ブーム9aに継足しブーム15を接続してその第1ブーム9aを延長したが、これに限らず、第2ブーム9bの下端部に継足しブーム15を接続してその第2ブーム9bを延長することもできる。
ただし、この場合、第2ブーム9bの下端部には連結ピンP3を軸通させる一つのボス部しか備えられていないため、固定用のボス部を別途、その下端部の前側に形成し、二本の連結ピンを挿入できるようにして第2ブーム9bの回動を不能にする必要がある。また、シリンダ取付部15iは、第2ブームシリンダ16のロッド側端部を連結することになる。
図5は、作業アタッチメントの別の実施形態を示したものである。なお、同図において図1と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図5に示す作業アタッチメント20は、中継ぎブーム21を装着することによって分割された基端ブーム90および先端ブーム91を第1ブーム9aとして有し、この第1ブーム9aと第2ブーム9bによってセパレートブーム9が構成されている。
基端ブーム90は、この基端ブーム90と上部旋回体のメインフレーム(二点鎖線で示す)22とに架設されたブームシリンダ23を伸縮させることによって起伏するようになっている。
図6は基端ブーム90を拡大して示したものであり、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図を示している。
両図において、基端ブーム90の上端部には中継ぎブーム21(または先端ブーム91)を接続するための継手部90aが設けられている。なお、以下の説明では、まず、中継ぎブーム21を基端ブーム90と先端ブーム91の間に介設する場合についてその構成を説明する。
この継手部90aには、基端ブーム90の上部に前下がりに形成された傾斜面90bに沿って一対のボス部90cおよび90dが備えられている。
両ボス部90c,90dは、正面から見て傾斜面90bから平行に立設された左右のブラケット90e,90fに支持されており、ブラケット90e,90fの外側には、中継ぎブーム21を接続する際にその位置決めを行うためのガイド板90g,90hが設けられている。
このガイド板90g,90hは、左右のブラケット90e,90fと平行に配置されており、ブラケット90eとガイド板90gの隙間A1、およびブラケット90fとガイド板90hの隙間A2には、中継ぎブーム21の各下端部(二点鎖線で示す)21u,21v(図7参照)が挿入されるようになっている。
また、ブラケット90e,90fに形成されている軸孔90k,90nとボス部90c,90dに形成されている軸孔90k′,90n′とは、図示しない連結ピンを貫通させることができるように対向している。
一方、ガイド板90g,90hの後部にはV字溝(ガイド手段)90i,90iが形成されており、中継ぎブーム21の位置決めピン(位置決め部材)21p,21pがそのV字溝90i,90i内に嵌まるように中継ぎブーム21を前方向に移動させれば、位置決めピン21p,21pが各V字溝90iの底部(位置決め用の所定位置)90jに案内され、中継ぎブーム21の貫通孔21d(図7(a)参照)とボス部90dの貫通孔90kが対応し、その結果、基端ブーム90と中継ぎブーム21が位置決めされる。
なお、90lはブームシリンダ23のロッド側が取り付けられる取付部であり、90mはそのブッシュに挿入される固定ピン(図示しない)のピン孔である。
図7は上記中継ぎブーム21の構成を示したものであり、同図(a)は側面図、同図(b)は背面図である。
両図において、中継ぎブーム21は筒箱状に形成されており、前下がりの傾斜面21aを有する下端部21bの前後には二本の連結ピンを挿入するための軸孔21c,21dが設けられている。これらの軸孔21c,21dは、上記した基端ブーム90に対し中継ぎブーム21を回動不能に固定するためのものである。なお、上記軸孔21c,21dを備えた下端部21bは、基端ブームの継手部90aと接続し得る接続部として機能するようになっている。
また、前下がりの傾斜面21eを有する上端部21fの前後にも二本の連結ピンを挿入するための軸孔21g,21hが設けられており、これらの軸孔21g,21hは、背面から見て傾斜面21eから平行に立設されたガイド板21i,21jにそれぞれ対向して設けられている。なお、ガイド板21i,21jは上述したガイド板90g,90hと同じ機能を有し、V字溝(ガイド手段)21k,21lが形成されている。
また、傾斜面21eには、上記したガイド板21i,21jの内側に平行な状態でブラケット21m,21nが立設されており、このブラケット21m,21nには軸孔21gと対向して軸孔21g′が、軸孔21hと対向して軸孔21h′がそれぞれ形成されている。なお、図7(b)では軸孔21h′のみを図示している。
上記ガイド板21i,21jおよびブラケット21m,21nは、後述する先端ブーム91の継手部に接続される接続部として機能し、先端ブーム91を回動不能に固定するようになっている。
また、中継ぎブーム21下部のブラケット21rにはピン21sが貫通しており、このピン21sにおけるブラケット21r外側に突出する位置決めピン(位置決め部材)21pは、基端ブーム90と接続する際にその基端ブーム90のV字溝90iに係合するようになっている。
図8は上記中継ぎブーム21に接続される先端ブーム91の構成を示したものであり、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図を示している。
両図において、前下がりの傾斜面91aを有する下端部としての継手部91bには、上記中継ぎブーム21の上端部に形成されている軸孔21g,21hに対応する二つの軸孔91c,91dが形成されている。一方、上端部91eには第2ブーム9bの下端部を連結するための軸孔91fを備えた連結部91gが形成されている。
各軸孔91c,91d,91fは、正面から見て平行に配置されており側面から見て三角形状の側板91h,91hに対向する状態で穿設されている。
側板91h,91hの前後は前板91iおよび後板91jによって接続されており、前板91iには一対のブラケット91k,91kが前方向に突出して形成され、このブラケット91k,91k間に、第2ブーム9bを起伏させる第2ブームシリンダ16のチューブ側端部が挿入されて連結されるようになっている。なお、図中、91pは位置決めピン(位置決め部材)であり、中継ぎブーム21のV字溝21k,21lに係合するようになっている。
また、軸孔91c,91dは、基端ブーム90における継手部90aの二つの軸孔90n,90k(図6(b)参照)とも対応するようになっている。
上記構成を有する作業アタッチメント20の使用方法について図5を参照しながら説明する。
a)中継ぎブーム21を継ぎ足す場合
基端ブーム90における継手部90aの軸孔90n,90kと、中継ぎブーム21の接続部としての軸孔21c,21d(図7参照)とをそれぞれ対応させ、軸孔90n→軸孔21c→ボス部90cの順に、また、軸孔90k→軸孔21d→ボス部90dの順にそれぞれ連結ピンを挿入し、挿入後にピンの抜け止めを行う。この状態で基端ブーム90と中継ぎブーム21とが接続され一体化される。また、接続時には中継ぎブーム21側のピン21pを基端ブーム90側のガイド板90hのV字溝90iに進入させることにより、両者の位置決めが簡便に行われる。
次に、中継ぎブーム21の上端部21fに形成されている二つの軸孔21g,21hと、先端ブーム91の二つの軸孔91c,91dとを対応させ、軸孔21g→軸孔91c→軸孔21g′の順に、また、軸孔21h→軸孔91d→軸孔21h′の順にそれぞれ図示しない連結ピンを挿入し、ピンの抜け止めを行う。この状態で中継ぎブーム21と先端ブーム91が接続され一体化される。また、接続時には先端ブーム91側の位置決めピン91kが中継ぎブーム21側のガイド板21j,21kのV字溝に案内されることにより、両者の位置決めが簡便に行われる。
このようにして基端ブーム90と中継ぎブーム21と先端ブーム91がこの順に接続されて固定され、セパレートブーム9は高さH分かさ上げされたことになり、作業アタッチメント20の作業高さを高くすることができる。
b)基端ブーム90に先端ブーム91を直接、接続する場合
基端ブーム90における継手部90aの軸孔90n,90kと、先端ブーム91における継手部91bの軸孔91c,91dとを対応させ、軸孔90n→軸孔91cに、また、軸孔90k→軸孔91dにそれぞれ図示しない連結ピンを挿入し、ピンの抜け止めを行う。この状態で基端ブーム90と先端ブーム91が接続され一体化される。
それにより、従来のセパレートブーム仕様の解体作業機に戻して解体作業を行うことができるようになる。
また、中継ぎブーム21を装着する場合、取り外す場合のいずれの場合も、第二ブームシリンダ16は上端ブーム91に装着したまま、またブームシリンダ23は基端ブーム90に装着したままで作業を行うことができるため、短時間で作業アタッチメント20の作業高さを変更することができる。
本発明に係る解体作業機の全体構成を示す側面図である。 図1に示す継足しブームの接続状態を示す拡大図である。 (a)は継足しブームの構成を示す正面図、(b)はその側面図である。 継足しブームを取り外しセパレートブーム仕様にした場合の側面図である。 セパレートブームの別の実施形態を示す側面図である。 (a)は基端ブームの構成を示す正面図、(b)はその側面図である。 (a)は中継ぎブームの構成を示す側面図、(b)はその背面図である。 (a)は先端ブームの構成を示す正面図、(b)はその側面図である。 従来の解体作業機の側面図であって、(a)は超ロングアタッチメント仕様、(b)はセパレートブーム仕様、(c)は解体バックホウ仕様である。
符号の説明
1 解体作業機
2 クローラ
3 下部走行体
4 上部旋回体
5 キャビン
8 作業アタッチメント
9 セパレートブーム
9a 第1ブーム
9b 第2ブーム
9c 兼用取付部
9d,9e 軸孔
10 アーム
11 圧砕機
12a,12b ブームシリンダ
13 アームシリンダ
14 圧砕機用シリンダ
15 継足しブーム
15e,15f 軸孔
15g,15h ブラケット
15i ブラケット(シリンダ取付部)
16 第2ブームシリンダ

Claims (9)

  1. 第1ブームと第2ブームが連結され、両者の連結部分で折り曲げられるように構成されているセパレートブームにおいて、
    上記第1ブームと上記第2ブームの間に継足しブームが介設され、この継足しブームは、その下端側に上記第1ブームに対して回動不能に固定される固定部を有し、その上端側に上記第2ブームを水平軸まわりに回動自在に支持する支持部を有し、
    上記第1ブームの上端部に、上記継足しブームを固定または上記第2ブームを回動自在に連結するための兼用取付部が備えられていることを特徴とするセパレートブーム。
  2. 上記固定部として連結ピンを挿入するためのボス部が前後に配設され、上記支持部として上記継足しブームの上端側側面から延設される一対のブラケットと、これらのブラケットに対向して穿設され上記第2ブームの連結側端部を軸通する回転軸を軸支する軸孔とが設けられている請求項1記載のセパレートブーム。
  3. 上記ボス部の配置と対応して上記ブラケットに二つの軸孔が設けられている請求項2記載のセパレートブーム。
  4. 複数の上記継足しブームが上記第1ブームと上記第2ブームの間に介設される請求項3記載のセパレートブーム。
  5. 上記第2ブームと連結される上記継足しブームに、上記第2ブームを回動させる油圧シリンダのシリンダ取付部が設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のセパレートブーム。
  6. 第1ブームと第2ブームが連結され、両者の連結部分で折り曲げられるように構成されているセパレートブームにおいて、
    上記第1ブームは、機体側に配置される基端ブームと、この基端ブームと上記第2ブームとの間に配置される先端ブームとを有し、上記先端ブームの基端部および上記基端ブームの先端部に、両ブームを着脱可能に接続するための継手部が設けられていることを特徴とするセパレートブーム。
  7. 上記先端ブームの基端部および上記基端ブームの先端部に設けられた継手部に対して接続し得る接続部を両端に備えた中継ぎブームを有し、上記基端ブームと上記先端ブームとを離脱させて両ブーム間に上記中継ぎブームを介設してなるセパレートブーム。
  8. 上記継手部における基端ブーム側および先端ブーム側のいずれか一方に、両ブームを位置決めするための位置決め部材が設けられ、いずれか他方にその位置決め部材を位置決め用の所定位置に案内するガイド手段が設けられている請求項6または7記載のセパレートブーム。
  9. 下部走行体上に上部旋回体を旋回自在に搭載し、この上部旋回体の前部に装備されるセパレートブームとして、請求項1〜8のいずれか1項に記載のセパレートブームが備えられていることを特徴とする解体作業機。
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