JP2005155052A - 外装材留め金具及び外装材の固定構造 - Google Patents

外装材留め金具及び外装材の固定構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 地震等により下地である胴縁を保持している躯体が傾斜しても、外装材がほとんど変形することなく、外観を保持することの可能な外装材留め金具を提供する。
【解決手段】 建物壁面の下地と外装材の間に装着されて、前記外装材を保持する外装材留め金具であって、前記外装材を係止して保持する係止片と、前記外装材留め金具を前記下地に固定するためのベース板と、前記ベース板に固定されていて前記下地と前記係止片との距離を調整するネジ部と、を有してなり、前記係止片は前記外装材を保持しながら、前記外装材につれて回動することが可能なものであることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、外装材を下地に固定するために用いられる外装材留め金具に関し、特に、下地の不陸を調整することのできる外装材留め金具に関するものである。
従来から、建物壁面の下地と外装材の間に装着されて、外装材を保持するために外装材留め金具として、図6に示すように、係止片52、ベース板53とからなる外装材留め金具51が使用されている。この外装材留め金具51を用いて、外装材6を、下地である胴縁7に固定するには、図7に示すように、ビス等によりベース板53を透湿防水シート8を介して胴縁7に固定して、外装材6の間の下端部を係止片52で保持していた。この場合、図7(a)に示すように、胴縁7に不陸がない状態では、外装材6、6の表面もそろった状態となり、建物の外観を損なうことはなかった。しかし、図7(b)に示すように、施行誤差や反りのために胴縁7に不陸を生じると、これに取り付けられた外装材6、6の表面は不ぞろいとなり、建物の外観を損なうことがあった。これを防止するために、図7(b)に示すように、胴縁7とベース板53との間にスペーサー56を挿入することにより、不陸を調整していた。この方法だと、不陸に応じたスペーサーを作製する必要があり、作業効率の低下、コストアップを招いていた。
これに対して、外装材6と胴縁7の距離を調整することのできる外装材留め金具が、特開2001−355326号公報や特開2003−147785号公報に開示されている。これらの外装材留め金具は、ネジ部によって胴縁と外装材の距離を調整し、外装材の表面の不ぞろいを防止している。例えば、特開2001−355326号公報に開示されている外装材留め金具61は、図8(a)に示すように、係止片62、押圧板63とネジ64を有している。そして、図8(b)に示すように、押圧板63を胴縁7に固定して、係止片62により、外装材6を保持している。このとき、ネジ64によって胴縁7と外装材6との距離を調整している。
特開2001−355326号公報 特開2003−147785号公報
しかしながら、特開2001−355326号公報や特開2003−147785号公報に開示されている外装材留め金具は、施工後に外装材が固定された状態では、外装材と胴縁とが独立して変形することができなくなっていた。このために、地震により胴縁を固定している躯体が傾斜した場合には、この外装材留め金具によって保持されている外装材も同様に傾斜してしまう。この結果として、外装材間に隙間ができたり、外装材同士がぶつかって歪を生じるおそれがあった。
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、地震により下地である胴縁を固定している躯体が傾斜しても、外装材がほとんど変形することなく、外観を保持することの可能な外装材留め金具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願発明の外装材留め金具は、建物壁面の下地と外装材の間に装着されて、前記外装材を保持する外装材留め金具であって、前記外装材を係止して保持する係止片と、前記係止片を前記下地に固定するためのベース板と、前記ベース板に固定されていて前記下地と前記係止片との距離を調整するネジ部と、を有してなり、前記係止片は前記外装材を保持しながら、前記外装材につれて回動することが可能なものであることを特徴としている。
本願発明の外装材留め金具は、係止片は外装材を保持しながら、外装材につれてわずかに回動することが可能なものであるため、地震により下地を固定している躯体が傾斜した場合であっても、外装材と外装材留め金具との位置関係が保持され、外装材はほとんど変形することなく、その表面がそろった状態を保持して、外観を保持することができる。
(実施形態1)
実施形態1の外装材留め金具を図1〜3に基づいて説明する。本実施形態の外装材留め金具1は、図1及び図2に示すように、外装材11を係止して保持する係止片2と、外装材留め金具1を下地である胴縁7に固定するためのベース板3と、ベース板3に固定されていて胴縁7と係止片2との距離を調整するネジ部4とを有している。係止片2は、金属板を曲げ加工してなるものであり、中央部にはネジ孔5が穿設されている。このネジ孔5に、ネジ部4を螺嵌させることによってベース部1に係止片2が取付けられ、あわせて、ベース板3と係止片2との距離を調整することができる。
以下に、この外装材留め金具1を用いて、胴縁7に外装材6を取り付ける手順を説明する。まず、係止片2をベース板3に取付けた状態で、図3に示すように、ベース板3を透湿防水シート8を介して、胴縁7にビス等によって固定する。この状態で、外装材6の下端部を係止片2の上部に設置する。次に、この外装材6の上端部に他の外装材留め金具1の係止片2が覆い重なるようにして、外装材留め金具1を同様にして保持する。このようにして、下側に配置される外装材6から順に胴縁7に取付けていく。
ここで、図3(a)に示したように、胴縁7に不陸がなく、平面となっている場合には、外装材留め金具1の係止片2とベース板3との距離を短い状態にしておく。一方、図3(b)に示したように、胴縁7に不陸がある場合には、外装材留め金具1の係止片2とベース板3との距離を長くすることにより、不陸を調整して、外装材6の表面が不ぞろいとならないようにする。
本願発明の外装材留め金具は、建物壁面の下地と外装材の間に装着されて、外装材を保持する外装材留め金具であって、外装材を係止して保持する係止片と、外装材留め金具を下地に固定するためのベース板と、ベース板に固定されていて前記下地と係止片との距離を調整するネジ部と、を有している。このため、下地である胴縁に不陸が生じても、これを調整するためのスペーサー等を使用することなく、下地と係止片との距離を調整することができ、外装材の表面をそろえることができる。また、本願発明の外装材留め金具は、係止片を取り付けるためのネジ部が1箇所のみであるために、係止片は外装材を保持しながら、外装材につれて回動することが可能となっている。したがって、地震により下地を固定している躯体が傾斜した場合であっても、外装材と外装材留め金具との位置関係が保持され、外装材はほとんど変形することなく、外観を保持することができる。
(実施形態2)
実施形態2の外装材の固定構造を図4、5に基づいて説明する。本実施形態の外装材の固定構造では、不陸のある胴縁7の最上部に取付けられる外装材6aについて表面の高さを調整するためのものである。この外装材6aの下端部は、実施形態1と同様に、外装材留め金具1にっよって胴縁7に取付けられる。一方、外装材6aの上端部と胴縁7との間に、厚さ調整可能のスペーサー部材9が取付けられている。ここで、スペーサー部材9は、硬質樹脂製で、円柱形状をしていて、断面を図4に示すように、内周に雌ネジが螺刻されているスペーサー上部10と、外周に雄ネジが螺刻されているスペーサー低部11とを螺嵌させたものである。スペーサー上部10又はスペーサー低部11を回動させることにより、スペーサー部材9の厚さを調整することができる。
以下に、外装材留め金具1とスペーサー部材9とを用いて、胴縁7に外装材6aを取付ける手順を説明する。まず、実施形態1で説明した外装材留め金具1により通常の外装材6の上端部を保持した後、最上部に配置される外装材6aの下端部を外装材留め金具1の係止片2の上部に設置することで、外装材6aを保持する。ここで、外装材6aの上端部に、見切金具12を係合させて、外部からの見栄えを良好にする。この状態で、胴縁7と見切金具12との距離に合致するように、スペーサー部材9の厚さを調整した後に、胴縁7と見切金具12との空間に配設される。そして、ビス13を外装材6aの表面から、見切金具13、スペーサー部材9を貫通させて、胴縁7に取付けることにより、外装材6aの上端部を胴縁7に固定する。このとき、外装材6a、見切金具13、スペーサー部材9の所定位置に予め貫通孔を穿設しておいてもよい。
本実施形態の外装材の固定構造は、前記下地と前記係止片との間に厚みを調整することが可能なスペーサー部材を取り付けているので、実施形態1記載の外装材留め金具だけでは、調整しにくい、最上部に配置される外装材の上端部を安定に固定できるとともに、この外装材の表面を他の外装材の表面とそろえることができる。この結果として、外装材の外観を良好に保持することができる。
実施形態1の外装材留め金具を示す図面であり、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 実施形態1の外装材留め金具を示す組立図面であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 実施形態1の外装材留め金具による外装材の保持状態を示す断面面であり、(a)は胴縁に不陸のないとき、(b)は下地に不陸のあるときの断面図である。 実施形態1の外装材留め金具に使用されるスペーサー部材の断面図であり、(a)は厚さを薄くしたとき、(b)は厚さを厚くしたときの断面図である。 実施形態2の外装材留め金具とスペーサー部材による外装材の保持状態を示す断面図である。 従来の外装材留め金具を示す図面であり、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 従来の外装材留め金具による外装材の保持状態を示す断図面であり、(a)は下地に不陸のないとき、(b)は下地に不陸のあるときの断面図である。 従来の他の例の外装材留め金具を示す図面であり、(a)は斜視図、(b)は外装材の保持状態を示す断面図である。
符号の説明
1 外装材留め金具
2 係止片
3 ベース板
4 ネジ部
5 ネジ孔
6 外装材
7 胴縁
8 透湿防水シート
9 スペーサー部材
10 スペーサー上部
11 スペーサー低部
12 見切金具
13 ビス

Claims (3)

  1. 建物壁面の下地と外装材の間に装着されて、前記外装材を保持する外装材留め金具であって、前記外装材を係止して保持する係止片と、前記外装材留め金具を前記下地に固定するためのベース板と、前記ベース板に固定されていて前記下地と前記係止片との距離を調整するネジ部と、を有してなり、前記係止片は前記外装材を保持しながら、前記外装材につれて回動することが可能なものであることを特徴とする外装材留め金具。
  2. 請求項1記載の外装材留め金具を用いることにより、前記外装材を前記下地に固定することを特徴とする外装材の固定構造。
  3. 前記下地と前記外装材との間に厚みを調整することが可能なスペーサー部材を取り付けたことを特徴とする請求項2記載の外装材の固定構造。

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JP2013185417A (ja) * 2012-03-10 2013-09-19 Asahi Tostem Gaiso Kk 外装材の施工に用いられる工具、及び、施工方法

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