JP2005154081A - 画像形成装置および紙処理装置およびシート処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 シート後処理装置が接続されていない他の画像形成装置で出力されたシート材に対して意図するシート後処理を自在に行ったり、該後処理を管理したりすることである。
【解決手段】 非接触状態で読み書き可能なICタグを内蔵するシート材に画像処理される搬送中に、ICタグ書込み器1142が事後に実行すべきシート後処理等を含む制御情報を書き込み、プリンタ部409の機外に排出されてフィニッシャ部410にセットされた場合に、該ICタグの情報を読み取ってシート後処理を制御する構成を特徴とする。
【選択図】 図4
【解決手段】 非接触状態で読み書き可能なICタグを内蔵するシート材に画像処理される搬送中に、ICタグ書込み器1142が事後に実行すべきシート後処理等を含む制御情報を書き込み、プリンタ部409の機外に排出されてフィニッシャ部410にセットされた場合に、該ICタグの情報を読み取ってシート後処理を制御する構成を特徴とする。
【選択図】 図4
Description
本発明は、非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材を所定位置から給送可能な画像形成装置および該画像形成装置から出力された通常用紙またはシート材に所定のシート処理加工を実行可能な紙処理装置およびシート処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムに関するものである。
従来より、データ処理装置と画像形成装置とが通信可能な画像処理システムであって、例えばMFP等の複合画像形成装置とシート後処理装置とがオプション接続されてシステム化されている場合に、画像処理された用紙に所定の後処理を実行させる場合には、ホスト上で動作するプリンタドライバやアプリケーションにより一括管理(ドライバの設定等)されていた。なお、この種の技術として、下記特許文献1が既に公開されている。
特開平8−212022号公報
しかしながら上記従来例では他の処理途中の用紙を、ホスト装置の制御が及ばない場合、ホスト装置が接続された画像形成装置が出力する場合と同等の処理を行うことは不可能であった。
また、ホスト装置の制御が及ばない場合、例えば接続された画像形成装置からの処理(管理可能なジョブの処理結果)と他の画像形成装置の用紙(管理していないジョブの処理結果)とを、事後的にシート後処理装置であわせて合冊するような処理を行うことも、制御することも実行できないのが通例であった。
これは、一度画像処理されて機外に排出された用紙が他の装置の指示手段として機能することがないことに起因している。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その第1の目的は、非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材に画像処理される搬送中に事後に実行すべきシート後処理等を含む制御情報を書き込み、機外に排出されてシート後処理装置にセットされた場合に、該記憶デバイスの情報を読み取ってシート後処理を制御することにより、シート後処理装置が接続されていない他の画像形成装置で出力されたシート材に対して、あるいは該他の画像形成装置で出力されたシート材と画像形成装置から出力されたシート材と組を合わせて意図するシート後処理を自在に行ったり、該後処理を管理したりできるシート処理環境を構築できる画像形成装置およびシート処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
第2の目的は、非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材に画像処理される搬送中に事後に実行すべきシート後処理等を含む制御情報を書き込み、機外に排出されてシート後処理装置にセットされた場合に、該記憶デバイスの情報を読み取ってシート後処理を制御することにより、シート後処理装置が接続されていない他の画像形成装置で出力されたシート材に対して、あるいは該他の画像形成装置で出力されたシート材と画像形成装置から出力されたシート材とを組合わせて意図するシート後処理を自在に行ったり、該後処理を管理したりできるシート処理環境を構築できる紙処理装置およびシート処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
本発明に係る第1の発明は、非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材を所定位置から給送可能な画像形成装置であって、前記シート材の搬送中に、前記記憶デバイスに後処理の情報を書込む書込み手段(図4に示すICタグ書込み器1142)とを有することを特徴とする。
本発明に係る第2の発明は、前記シート材は、通常用紙が搬送される搬送路上で画像形成可能であることを特徴とする。
本発明に係る第3の発明は、前記シート材は、前記所定のユニットにより、通常用紙に対するシート後処理加工可能な紙媒体であることを特徴とする。
本発明に係る第4の発明は、前記所定の情報は、前記所定のユニットに対するシート後処理を実行させるための指示情報が含まれることを特徴とする。
本発明に係る第5の発明は、前記記所定の情報は、前工程の履歴情報,JOB番号を識別するJOB番号識別情報,ページ単位で識別する紙識別情報,前記通常用紙の用紙サイズ,用紙材質情報,用紙色情報,処理未完了を示す情報,処理完了を示す情報が含まれることを特徴とする。
本発明に係る第6の発明は、前記指示情報は、前記シート材を廃棄するための破棄指示情報を含むことを特徴とする。
本発明に係る第7の発明は、前記指示情報は、前記シート材にステイプル処理,穴あけ処理,製本処理,折り曲げ処理,切断位置情報を含む切断処理,ページ挿入処理,合冊処理を含むことを特徴とする。
本発明に係る第8の発明は、非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材を所定位置から給送可能な紙処理装置であって、前記シート材の搬送中に、前記記憶デバイスから前記情報を読み出す読出し手段(図14に示すデータ読出し器1409)と、前記読出し手段により前記記憶デバイスから読み取られる前記所定の情報に基づき、前記所定のユニットによるシート後処理を設定制御する制御手段(図4に示すコントローラ部410A)とを有することを特徴とする。
本発明に係る第9の発明は、通常用紙と前記シート材とを給送路上を搬送させる搬送手段と、前記制御手段は、前記所定の情報で指示される次工程が前記所定のユニットで実行可能かどうかを判別する判別部と、前記判別部により実行不可能でないと判別された場合、操作者にその旨を報知する通知部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る第10の発明は、所定のインタフェースを介して画像形成装置と通信する通信手段を備え、前記制御手段は、前記通信手段を介して前記判別部により実行不可能でないと判別された場合、前記画像形成装置の操作部に表示すべき警告を通知可能とすることを特徴とする。
本発明に係る第11の発明は、前記通常用紙に対する最終処理の完了前に、操作者により前記次工程の内容を変更する次工程処理変更手段を有することを特徴とする。
本発明に係る第12の発明は、前記シート材または前記通常用紙の搬送中に、前記記憶デバイスに所定の情報を書込む書込み手段を備え、前記書込み手段は、前記記憶デバイスに前記所定のユニットによるシート後処理が完了した旨を示す情報を書き込み可能とすることを特徴とする。
本発明に係る第13の発明は、前記書込み手段は、前記記憶デバイスに初期化状態を示す情報を書き込んで再給送可能なシート材に再生することを特徴とする。
本発明に係る第14の発明は、前記制御手段は、前記指示情報が廃棄処理であった場合に、実行すべきJOB乃至ページに所定の処理を行うことなく廃棄処理することを特徴とする。
本発明に係る第15の発明は、非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材を所定位置から給送可能な画像形成装置におけるシート処理方法であって、前記シート材の搬送中に、前記記憶デバイスに後処理の情報を書込む書込みステップを有することを特徴とする。
本発明に係る第16の発明は、前記シート材は、通常用紙が搬送される搬送路上で画像形成可能であることを特徴とする。
本発明に係る第17の発明は、前記シート材は、前記所定のユニットにより、通常用紙に対するシート後処理加工可能な紙媒体であることを特徴とする。
本発明に係る第18の発明は、前記所定の情報は、前記所定のユニットに対するシート後処理を実行させるための指示情報が含まれることを特徴とする。
本発明に係る第19の発明は、前記所定の情報は、前工程の履歴情報,JOB番号を識別するJOB番号識別情報,ページ単位で識別する紙識別情報,前記通常用紙の用紙サイズ,用紙材質情報,用紙色情報,処理未完了を示す情報,処理完了を示す情報が含まれることを特徴とする。
本発明に係る第20の発明は、前記指示情報は、前記シート材を廃棄するための破棄指示情報を含むことを特徴とする。
本発明に係る第21の発明は、前記指示情報は、前記シート材にステイプル処理,穴あけ処理,製本処理,折り曲げ処理,切断位置情報を含む切断処理,ページ挿入処理,合冊処理を含むことを特徴とする。
本発明に係る第22の発明は、所定のインタフェースを介して画像形成装置と通信する通信手段を備え、非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材を所定位置から給送可能な紙処理装置におけるシート処理方法であって、前記シート材の搬送中に、前記記憶デバイスから前記情報を読み出す読出しステップ(図21に示すステップ(2108))と、前記読出しステップにより前記記憶デバイスから読み取られる前記所定の情報に基づき、前記所定のユニットによるシート後処理を設定制御する制御ステップ(図21に示すステップ(2109)〜(2116))とを有することを特徴とする。
本発明に係る第23の発明は、通常用紙と前記シート材とを給送路上を搬送させる搬送ステップと、前記制御ステップは、前記所定の情報で指示される次工程が前記所定のユニットで実行可能かどうかを判別する判別ステップ(図22に示すステップ(2209))と、前記判別ステップにより実行不可能でないと判別された場合、操作者にその旨を報知する通知ステップ(図22に示すステップ(2212))とを備えることを特徴とする。
本発明に係る第24の発明は、前記制御ステップは、前記通信手段を介して前記判別ステップにより実行不可能でないと判別された場合、前記画像形成装置の操作部に表示すべき警告を通知可能とすることを特徴とする。
本発明に係る第25の発明は、前記通常用紙に対する最終処理の完了前に、操作者により前記次工程の内容を変更する次工程処理変更ステップ(図22に示すステップ(2216))を有することを特徴とする。
本発明に係る第26の発明は、前記シート材または前記通常用紙の搬送中に、前記記憶デバイスに所定の情報を書込む書込みステップ(図21に示すステップ(2111))を備え、前記書込みステップは、前記記憶デバイスに前記所定のユニットによるシート後処理が完了した旨を示す情報を書き込み可能とすることを特徴とする。
本発明に係る第27の発明は、前記書込みステップは、前記記憶デバイスに初期化状態を示す情報を書き込んで再給送可能なシート材に再生することを特徴とする。
本発明に係る第28の発明は、前記制御ステップは、前記指示情報が廃棄処理であった場合に、実行すべきJOB乃至ページに所定の処理を行うことなく廃棄処理することを特徴とする。
本発明に係る第29の発明は、第15〜第28のいずれかのシート処理方法を実現するプログラムをコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶したことを特徴とする。
本発明に係る第30の発明は、第15〜第28のいずれかのシート処理方法を実現するプログラムであることを特徴とするプログラム。
本発明によれば、画像形成装置において、非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材に画像処理される搬送中に事後に実行すべきシート後処理等を含む制御情報を書き込み、機外に排出されてシート後処理装置にセットされた場合に、該記憶デバイスの情報を読み取ってシート後処理を制御することにより、シート後処理装置が接続されていない他の画像形成装置で出力されたシート材に対して、あるいは該他の画像形成装置で出力されたシート材と画像形成装置から出力されたシート材とを組を合わせて意図するシート後処理を自在に行ったり、該後処理を管理したりできるシート処理環境を構築できる。
また、紙処理装置において、非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材に画像処理される搬送中に事後に実行すべきシート後処理等を含む制御情報を書き込み、機外に排出されてシート後処理装置にセットされた場合に、該記憶デバイスの情報を読み取ってシート後処理を制御することにより、シート後処理装置が接続されていない他の画像形成装置で出力されたシート材に対して、あるいは該他の画像形成装置で出力されたシート材と画像形成装置から出力されたシート材とを組合わせて意図するシート後処理を自在に行ったり、該後処理を管理したりできるシート処理環境を構築できるという効果を奏する。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る画像処理システムに適用可能なタグシート材の構成を説明する図であり、後述する画像形成装置に配設される情報書き込み手段(無線送信による情報を受信して書き込みされる)となるICタグが、例えばシート材の中心位置に設けられたシート材例に対応する。なお、ICタグの配置位置は、中央に限られるものではない。
図1の本実施形態で用いられるICタグ付きシートにおいて、101はシート状構造物(シート材)を示す。シート材101として、用いられる材料としては、紙・合成樹脂・金属等シート状に加工可能であり、本実施形態で用いる画像形成装置の紙パスを通過可能にする事ができれば、どのような材質のシート材でも適用可能である。102はICタグ用チップ(ICタグ)であり、ICタグ102はデータの記憶を行う事が可能であり、外部装置により電波を用いる事により、非接触で前記データの読み書きが可能であるように構成される。
本実施形態では電波を用いるが、静電気・電磁誘導・赤外線などの光を利用したものが知られており、これらの原理もしくは他の原理を利用して非接触で読み書き可能であれば、どのような方式でも構わない。
又ICタグ102は、シート材101のシートの生成時にその内部に埋め込んだり、接着等により、構造的に一体化される。図1に示す例では、模式的に、シート材101表面上に配置されているように表現されているが、表面上に配置されていても、構造物内部に埋め込まれて隠蔽された状態であっても構わない。本実施形態では隠蔽された状態になっている。
[ICタグの動作原理]
図2は、図1に示したシート材に設けられるICタグ102に対する情報書き込みおよび読み出し処理部の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。なお、当該情報書き込みおよび読み出し処理部は、画像形成装置の用紙搬送を行うパス上の任意の位置に設けることができる。
図2は、図1に示したシート材に設けられるICタグ102に対する情報書き込みおよび読み出し処理部の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。なお、当該情報書き込みおよび読み出し処理部は、画像形成装置の用紙搬送を行うパス上の任意の位置に設けることができる。
図2において、201は読み書き処理部である。203は制御部で、読み書き処理部201全体の制御を行う。
202は外部インタフェース部であり、外部装置との交信が可能になっており、外部からの指令により読み書き処理部201全体の制御を行うことも可能である。204は送信部であり、送信すべきデータを符号化および高周波変調する。205は切替部である。アンテナ206に対して、送信部204からの高周波信号を送るか、逆にアンテナ206で受信した受信信号を、受信部207に送るかを切り替える。
206は前記読み書き処理部201側のアンテナであり、送受信の両方が可能な様に構成されている。207は受信部で、切替部205からの高周波信号を復調してデータ信号を取り出し、波形整形を行い、制御部203が読み取り可能な形式に変換する。208は前記ICタグ102側のアンテナである。アンテナ206と同様に送受信を兼用する様に構成されている。
209は電源部で、ICタグ102全体に電力供給を行う。アンテナ208から一定時間の電波を受信し、これを整流して直流分を取り出し、電源部209に内蔵されている不図示の蓄電部に電力を蓄える様に構成される。210は切替部で、送信部211からの高周波信号をアンテナ208に送るか、逆にアンテナ208で受信した高周波信号を受信部213に送るかを切り替える。
211は送信部で、制御部212からのデータ信号を変調して切替部210に送る。212は制御部で、ICタブ102全の制御(電源制御や、データの書き込みや読み出しを含む)を司る。213は受信部であり、切替部210から送られてきた受信信号を復調及び整形して制御部212が入力可能な、データ信号を生成する。214は記憶部であり、各種データ(識別情報,画像処理条件,課金情報,管理情報等を含む)を所定のデータ形式で記憶することができる。
初めにICタグ102に対する書込み動作について説明する。
制御部203は、送信部204→アンテナ206に信号が流れるように、切替部205を切り替え設定する。制御部203は切替部205に対して出力電波の強度が強くなるような信号パターンを出力して、アンテナ206に与える。アンテナ206からは空間(空中線)に対して電磁波を放射する。
アンテナ208で、アンテナ206を介して放射される電磁波を受信して、該電磁波を受信した電源部209は電力に変換して蓄え、ICタグ102内部の各部分に電力を供給し始める。
制御部203で、ICタグ102が動作可能な電力を蓄える事が可能な様に前述の電磁波を一定時間出力する。次に、送信部204に対して書込み動作を指示するコマンド及び書込みデータを送信させる。このデータは、送信部204で変調された後、アンテナ206から放射され、アンテナ208を介して、送信された電磁波を受信すると、制御部212はアンテナ208で受信した高周波信号がアンテナ208→受信部213に流れるように切替部210を切り替える。
受信部213は受信した高周波信号を復調して制御部212に入力する。制御部212では受信部213からのコマンド・データを解析して、解析した結果に基づいて、ICタグ102内の各部を制御する。この場合、書込みコマンドであるので、入力データ信号から書き込むべきデータを抽出して記憶部214の所定の個所に書き込む。
次にICタグ102からのデータの読み出しについて解説する。
前述の如く電力貯蓄の過程を経た後、制御部203は読み出しコマンドを発行する。書込み時と同様に上記コマンドは、電磁波としてアンテナ206から放射される。前述の如くアンテナ208からの高周波信号は、制御部212が解釈可能なデータに変換され、制御部212に到達する。
そして、制御部212はこのデータを解析して、読み出しコマンドであった場合には、切替部210を送信部211→アンテナ208に高周波信号が流れるように切り替える。次に、所定のデータを記憶部214から読み出し、符号化及び変調を行い、アンテナ208より放射する。
制御部203では切替部205をアンテナ206→受信部207に信号が流れるように切り替える。アンテナ206で受信された電磁波は高周波信号に変換され受信部207に入力される。受信部207では高周波信号を復調して、波形整形等を行い制御部203に入力する。
そして、制御部203では入力データを解析して読み取りデータを抽出して、外部I/F202を使って、接続されている外部装置に読み取りデータを送る。
[装置全体の概要説明]
図3は、本発明の実施形態を示す画像形成装置を適用可能な画像処理システムの構成を説明する図である。
図3は、本発明の実施形態を示す画像形成装置を適用可能な画像処理システムの構成を説明する図である。
図3において、ネットワーク301に接続されたコンピュータ302,303(コンピュータ303a,303bからなる)は、それぞれサーバとクライアントの役割を果たしており、実際には、クライアント303は複数台あり、図1ではコンピュータ303a,303bで示してあるが、以後代表してコンピュータ303とのみ表記する。
一方では、MFP(Multi Function Peripheral)と呼ばれる多目的なネットワーク機器(スキャナ処理機能部とプリンタ機能処理部とからなる画像形成装置)304,305,306がネットワーク301に接続されており、MFP304はフルカラーでスキャン、プリントなどが可能なカラーMFPであり、MFP305,306はモノクロでスキャン、プリントなどを行う白黒MFPである。
他方では、ネットワーク301に単一機能で動作するネットワーク機器も接続されており、単機能プリンタ307などが存在するが、動作的には前述のMFPとほとんど等価であるため、以後これらのデバイスもまとめてMFPにて表記する。
308はネットワークに接続されたデータ格納のためのメモリ装置(例えばハードディスク装置)であり、ネットワーク301を経由して送られてきた各種データを一時的に保存/格納することができる。
更に、このネットワーク301上には図示していないが、クライアントや各種サーバ及び、上記以外のMFPを初め、スキャナ、プリンタあるいは、FAXなどその他の機器も接続されている。
ここでコンピュータ302(またはコンピュータ303)上では、いわゆるDTP(Desk Top Publishing)のアプリケーションソフトウェアを所定のOS(例えばWindows(登録商標))の管理下で動作させ、各種文書/図形がユーザの操作指示に基づいて作成/編集される。
コンピュータ302(または、コンピュータ303)は、作成された文書/図形をPDL言語(Page Description Language=ページ記述言語)に変換し、コンピュータ302(または、コンピュータ303)上からプリンタドライバと呼ばれる起動ソフトウエアによって指示することにより、ネットワーク301を経由してMFP304,305,306に送られて出力される。
また、MFP304,305のスキャナ部に置かれた原稿は、コンピュータ302(または、コンピュータ303)上からスキャナドライバと呼ばれる起動ソフトウエアによって指示することにより、ネットワーク301へ画像データとして送られ、メモリ装置308に保存されたり、コンピュータ302(または、コンピュータ303)のディスプレイに表示したり、MFP304,305,306に送られて出力されることが可能である。
次に、MFP304,305,306はそれぞれ、コンピュータ302(または、コンピュータ303)側とネットワーク301を介して情報交換できる通信手段を有しており、MFP304,305の設定情報や装置状態がコンピュータ302(または、303)側に逐次知らせる仕組みとなっている。
更に、コンピュータ302(または、コンピュータ303)側では、その情報を受けて動作するユーティリティソフトウェアを持っており、MFPなどのデバイスは、このコンピュータ302(または、コンピュータ303)の元で一元管理されている。
[MFP304,305の構成]
次に、図4〜図12を用いて、図3に示したMFP304,305、306の構成について説明する。但し、MFP304とMFP305の差はフルカラーとモノクロの差であり、色処理以外の部分ではフルカラー機器がモノクロ機器の構成を包含することが多いため、ここではフルカラー機器に絞って説明し、必要に応じて、随時モノクロ部分の説明を加えることとする。
次に、図4〜図12を用いて、図3に示したMFP304,305、306の構成について説明する。但し、MFP304とMFP305の差はフルカラーとモノクロの差であり、色処理以外の部分ではフルカラー機器がモノクロ機器の構成を包含することが多いため、ここではフルカラー機器に絞って説明し、必要に応じて、随時モノクロ部分の説明を加えることとする。
図4は、図3に示したMFP304の構成を説明するブロック図である。
図4において、401は画像読み取りを行うスキャナ部で、読み取られる画像データはRGB−IP部402で画像処理される。403はFAX部で、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行う。
404はNIC(Network Interface Card)部で、ネットワーク301を利用して画像データや装置情報をやりとりする。405はPDL部で、コンピュータ側から送られてきたページ記述言語(PDL)を画像信号に展開する。412はアドオン部で、通常スルーで処理が実行されるが、アドオン情報(例えばスタンプ情報)の付加と解除を行う際には有効になる。
そして、MFP304,305の使い方に応じてコア部406で画像信号を一時保存したり、経路を決定する。
次に、コア部406から出力された画像データは、CMYK−IP部407を経由して、PWM部408に送られた後、画像形成を行うプリンタ部409に送られ、用紙の出力仕上げの処理を行うフィニッシャ部410によりプリントアウトされる。410Aはコントローラ部で、フィニッシャ部410の全体動作を制御するとともに、コア部406と通信可能に構成されている。
また、ディスプレイ部411は、画像をプリントせずに済ませたり、プリント状態の是非を判断するためのプレビュー機能として作動する。なお、ソータ部には、上述した図2に示した読み書き処理部201が、用紙搬送路上に設けられているものとする。なお、その位置等については後述する。
[スキャナ部401の構成]
図5は、図4に示したスキャナ部401の構成を説明する概略断面図であり、以下、複写機としての原稿の複写処理を行う場合を例として構成および動作について説明する。
図5は、図4に示したスキャナ部401の構成を説明する概略断面図であり、以下、複写機としての原稿の複写処理を行う場合を例として構成および動作について説明する。
図5において、501は原稿台ガラスであり、読み取られるべき原稿502が置かれる。原稿502は、照明503により照射され、ミラー504、505、506を経て、光学系507により、CCDセンサ508上に像が結ばれる。更に、モータ509により、ミラー504、照明503を含む第1ミラーユニット510は、速度vで機械的に駆動され、ミラー505、506を含む第2ミラーユニット511は、速度1/2vで駆動され、原稿502の全面が走査される。
[RGB−IP部402の構成]
図6は、図4に示したRGB−IP部402の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
図6は、図4に示したRGB−IP部402の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
入力された光学的信号は、CCDセンサ508により電気信号に変換される。このCCDセンサ508はRGB3ラインのカラーセンサであり、RGBそれぞれの画像信号としてA/D変換部601に入力される。ここでゲイン調整、オフセット調整をされた後、A/Dコンバータで、各色信号毎に8bitのデジタル画像信号R0,G0,B0に変換される。その後、シェーディング補正部602で色ごとに、基準白色板の読み取り信号を用いた、公知のシェーディング補正が施される。更に、CCDセンサ508の各色ラインセンサは、相互に所定の距離を隔てて配置されているため、ライン補完部603において、副走査方向の空間的ずれが補正される。
次に、入力マスキング部604は、CCDセンサ508のR,G,Bフィルタの分光特性で決まる読取色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分であり、CCDセンサ508の感度特性/照明ランプのスペクトル特性等の諸特性を考慮した装置固有の定数を用いた3×3のマトリックス演算を行い、入力された(R0,G0,B0)信号を標準的な(R,G,B)信号に変換する。
更に、輝度/濃度変換部(LOG変換部)605はルックアップテーブル(LUT)RAMにより構成され、RGBの輝度信号がC1,M1,Y1の濃度信号になるように変換される。
MFP305によりモノクロの画像処理を行う場合には、単色の1ラインセンサを用いて、単色でA/D変換、シェーディングを行ったのち、入出力マスキング、ガンマ変換、空間フィルタの順で処理しても構わない。
[FAX部403の構成]
図7は、図4に示したFAX部403の構成を説明するブロック図である。
図7は、図4に示したFAX部403の構成を説明するブロック図である。
まず、受信時には、電話回線から来たデータをNCU部701で受け取り電圧の変換を行い、モデム部702の中の復調部704でA/D変換及び復調操作を行った後、伸張部706でラスタデータに展開する。
一般にFAXでの圧縮伸張にはランレングス法などが用いられるが、公知であるためここではその説明を割愛する。ラスタデータに変換された画像は、メモリ部707に一時保管され、画像データに転送エラーがないことを確認後、コア部406へ送られる。
次に、送信時は、コア部よりやってきたラスタイメージの画像信号に対して、圧縮部705でランレングス法などの圧縮を施し、モデム部702内の変調部703にてD/A変換及び変調操作を行った後、NCU部701を介して電話回線へと送られる。
[NIC部404の構成]
図8は、図4に示したNIC部404の構成を説明するブロック図であり、NIC部404は、ネットワーク301に対してのインタフェースの機能を持つものがあり、例えば10Base−T/100Base−TXなどのEthernet(登録商標)ケーブルなどを利用して外部からの情報を入手したり、外部へ情報を流す役割を果たす。
図8は、図4に示したNIC部404の構成を説明するブロック図であり、NIC部404は、ネットワーク301に対してのインタフェースの機能を持つものがあり、例えば10Base−T/100Base−TXなどのEthernet(登録商標)ケーブルなどを利用して外部からの情報を入手したり、外部へ情報を流す役割を果たす。
図8において、外部より情報を入手する場合は、まず、トランス部801で電圧変換され、LANコントローラ部802に送られる。LANコントローラ部802は、その内部にバッファメモリ1(不図示)を持っており、その情報が必要な情報か否かを判断した上で、バッファメモリ2(不図示)に送った後、PDL部405に信号を流す。
次に、外部に情報を提供する場合には、PDL部405より送られてきたデータは、LANコントローラ部802で必要な情報を付加して、トランス部801を経由してネットワークに接続される。
[PDL部405の構成]
次に、図8を用いて、図4に示したPDL部405の構成および動作について説明する。
次に、図8を用いて、図4に示したPDL部405の構成および動作について説明する。
コンピュータ上で動作するアプリケーションソフトウェアによって作成された画像データは、文書、図形、写真などから構成されており、それぞれは、文字コード、図形コード及び、ラスタ画像データなどによる画像記述の要素の組み合わせから成っている。
これが、いわゆるPDL(Page Description Language=ページ記述言語)であり、Adobe社のPostScript(登録商標)言語に代表されるものである。
さて、図8は、上記PDLデータからラスタ画像データへの変換処理を表わす部分であり、NIC部404から送られてきたPDLデータは、CPU部803を経由して一度ハードディスク(HDD)のような大容量メモリ804に格納され、ここで各ジョブ毎に管理、保存される。
又PDLに加え印刷後の処理行う為の制御情報も併せて送られてくるので、これも同様に保存する。
次に、必要に応じて、CPU部803は、RIP(Raster Image Processing)と呼ばれるラスタ化画像処理を行って、PDLデータをラスタイメージに展開する。展開されたラスタイメージデータは、CMYKの色成分毎にDRAMなどの高速アクセス可能なメモリ805にジョブ毎にページ単位で格納され、プリンタ部408の状況に合わせて、再びCPU部803を介して、コア部406へ送られる。同様に制御情報は不図示の制御情報用通信路を用いて各部に送られる。
[コア部406の構成]
図9は、図4に示したコア部406を説明するブロック図であり、コア部406のバスセレクタ部901は、MFP304,305の利用における、いわば交通整理の役割を担っている。すなわち、スタンドアローンとしての複写機能、ネットワークスキャン、ネットワークプリント、ファクシミリ送信/受信、あるいは、ディスプレイ表示などMFP304,305における各種機能に応じてバスの切り替えを行うところである。
図9は、図4に示したコア部406を説明するブロック図であり、コア部406のバスセレクタ部901は、MFP304,305の利用における、いわば交通整理の役割を担っている。すなわち、スタンドアローンとしての複写機能、ネットワークスキャン、ネットワークプリント、ファクシミリ送信/受信、あるいは、ディスプレイ表示などMFP304,305における各種機能に応じてバスの切り替えを行うところである。
細かく説明するならば、そのフローは、以下のような機能が考えられる。
スタンドアローン複写機として機能させる場合、スキャナ部401→コア部406→プリンタ部408となる。
また、ネットワークスキャンとして機能させる場合、スキャナ部401→コア部406→NIC部404となる。
さらに、ネットワークプリントとして機能させる場合、NIC部404→コア部406→プリンタ部409となる。
また、ファクシミリ送信として機能させる場合、スキャナ部401→コア部406→FAX部403となる。
さらに、ファクシミリ受信として機能させる場合、FAX部403→コア部406→プリンタ部409となる。
また、ディスプレイ表示として機能させる場合、スキャナ部401→コア部406→ディスプレイ部410となる。
但し、ディスプレイ表示機能の入力元はFAX部403やNIC部404でも構わない。
次に、バスセレクタ部901を出た画像データは、圧縮部902、ハードディスク(HDD)などの大容量メモリからなるメモリ部903、及び伸張部904を通ってプリンタ部409または、ディスプレイ部411へ送られる。
ここで用いられる圧縮方式は、JPEG,JBIG,ZIPなど一般的なものを用いればよい。
次に、圧縮された画像データは、ジョブ毎に管理され、ファイル名、作成者、作成日時、ファイルサイズなどの付加データと一緒に格納される。
更に、ジョブの番号とパスワードを設けて、それらも一緒に格納すれば、パーソナルボックス機能をサポートすることができる。これは、データの一時保存や特定の人にしかプリントアウト(HDDからの読み出し)ができない親展機能である。
格納されているそれぞれのジョブに対しては、ジョブを指定して呼び出しが行われた場合には、パスワードの認証を行った後、HDDより呼び出し、画像伸張を行ってラスタイメージに戻してプリンタ部409に送られる。
[CMYK−IP部407の構成]
さらに、図9を参照して、CMYK−IP部407の構成および動作について説明する。
さらに、図9を参照して、CMYK−IP部407の構成および動作について説明する。
図9において、コア部406より渡されたデータは、出力マスキング/UCR回路部906に入り、前述のRGB−IP部402にて説明したLOG変換(605)後のC1,M1,Y1信号を画像形成装置のトナー色であるY,M,C,K信号にマトリクス演算を用いて変換する部分であり、CCDセンサ508で読み込まれたRGB信号に基づいたC1,M1,Y1,K1信号をトナーの分光分布特性に基づいたC,M,Y,K信号に補正して出力する。
次に、ガンマ変換部908にて、トナーの色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)RAMを使って画像出力のためのC,M,Y,Kデータに変換されて、空間フィルタ部908では、シャープネスまたは、スムージングが施された後、画像信号はPWM部408へと送られる。画像が白黒かカラーかの判定はC,M,Y,K信号のバランスによって判定される。
[PWM部408の構成]
図10は、図4に示したPWM部408の構成および動作を説明する図であり、(a)は駆動系の構成を示し、(b)は(a)の動作を説明するタイミングチャートを示す。
図10は、図4に示したPWM部408の構成および動作を説明する図であり、(a)は駆動系の構成を示し、(b)は(a)の動作を説明するタイミングチャートを示す。
図10の(a)において、CMYK−IP部407を出たイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に色分解された画像データはそれぞれのPWM部408を通ってそれぞれ画像形成される(MFP305の場合は、単色となる。)。
図10の(a)において、1001は三角波発生部。1002はD/Aコンバータであり、入力されるデジタル画像信号をアナログ信号に変換する部分である。これらの2つの信号は、コンパレータ1003に送られ、図10の(b)のように信号2aと信号2bとが大小比較されて、その結果信号である信号2cとなってレーザ駆動部1004に送られ、CMYKそれぞれが、CMYKそれぞれのレーザ1005でレーザビームに変換される。
そして、ポリゴンスキャナ1113で、それぞれのレーザビームを走査して、それぞれの感光ドラム1117,1121,1125,1129に照射される。
[プリンタ部409の構成(カラーMFP304の場合)]
図11は、図4に示したプリンタ部409を説明する断面構成図であり、カラープリンタ部の概観例を示す。
図11は、図4に示したプリンタ部409を説明する断面構成図であり、カラープリンタ部の概観例を示す。
図11において、1113はポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ1005より発光された4本のレーザ光を受ける。その内の1本はミラー1114、1115、1116をへて感光ドラム1117を走査し、次の1本はミラー1118、1119、1120をへて感光ドラム1121を走査し、次の1本はミラー1122、1123、1124をへて感光ドラム1125を走査し、次の1本はミラー1126、1127、1128をへて感光ドラム1129を走査する。
一方、1130はイエロー(Y)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム1117上にイエローのトナー像を形成し、1131はマゼンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム1121上にマゼンタのトナー像を形成し、1132はシアン(C)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム1125上にシアンのトナー像を形成し、1133はブラック(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム1129上にマゼンタのトナー像を形成する。以上4色(Y,M,C,K)のトナー像が用紙に転写され、フルカラーの出力画像を得ることができる。
用紙カセット1134,1135および、手差しトレイ1136のいずれかより給紙された用紙は、レジストローラ1137を経て、転写ベルト1138上に吸着され、搬送される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム1117,1121,1125,1129には各色のトナーが現像されており、用紙の搬送とともに、トナーが用紙に転写される。
各色のトナーが転写された用紙は、分離され、搬送ベルト1139により搬送され、定着器1140によって、トナーが用紙に定着され排出される。
なお、4つの感光ドラム1117,1121,1125,1129は、距離dをおいて、等間隔に配置されており、搬送ベルト1139により、用紙は一定速度vで搬送されており、このタイミング同期がなされて、4つの半導体レーザ1005は駆動される。
1142はICタグ書込み器であり、シートが下部を通過する際に、そこに搭載されたICタグ102に対してデータの書き込みを行う事が出来る。
又本実施形態においては用紙カセット1134,1135,1136の内いずれかにICタグ付きシートを搭載し利用時に取り出して使用する。又通常の用紙を併用する場合には残りのカセットに装着して使用する。全てにICタグシートを用いる場合には、ICタグシートの装着されたカセット乃至トレイから全てを給紙する。又JOBの先頭等の限られた場合にICタグ付きシートを使用する場合には、JOBの先頭のみICタグつきシートの装着されたカセット乃至トレイにから給紙し、その他の場合には通常の用紙の装着されたカセット乃至トレイにから給紙する。
[プリンタ部409の構成(モノクロMFP305の場合)]
図12は、図4に示したプリンタ部409を説明する断面構成図であり、モノクロプリンタ部の概観例を示す。
図12は、図4に示したプリンタ部409を説明する断面構成図であり、モノクロプリンタ部の概観例を示す。
図12において、1213は、ポリゴンミラーであり、半導体レーザ1005より発光されたレーザ光を受ける。レーザ光はミラー1214,1215,1216をへて感光ドラム1217を走査する。一方、1230は黒色のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム1217上にトナー像を形成し、トナー像が用紙に転写され、出力画像を得ることができる。
用紙カセット1234,1235および、手差しトレイ1236のいずれかより給紙された用紙は、レジストローラ1237を経て、転写ベルト1238上に吸着され、搬送される。給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム1217にはトナーが現像されており、用紙の搬送とともに、トナーが用紙に転写される。
トナーが転写された用紙は、分離され、定着器1240によって、トナーが用紙に定着され、カラー画像同様に排出される。
1241はICタグ書込み器であり、スタッカ1242上のシートに搭載されたICタグチップに対してデータの書き込み(書き込み部は、図2参照)を行う事が出来る。1242は用紙スタッカである。
又、MFP304と同様に、本実施形態においては、用紙カセット1234、1235、1236の内いずれかにICタグ付きシート(図1に示すシート材101参照)を搭載し利用時に取り出して使用する。
さらに、通常の用紙を併用する場合には残りのカセットに装着して使用する。全てにICタグシートを用いる場合には、ICタグシートの装着されたカセット乃至トレイから全てを給紙する。
又、JOBの先頭等の限られた場合にICタグ付きシートを使用する場合には、JOBの先頭のみICタグつきシートの装着されたカセット乃至トレイにから給紙し、その他の場合には通常の用紙の装着されたカセット乃至トレイにから給紙する。
[ディスプレイ部411の構成]
図13は、図4に示したディスプレイ部411の構成を説明するブロック図である。
図13は、図4に示したディスプレイ部411の構成を説明するブロック図である。
図13において、コア部406より出された画像データは、CMYデータであるため、逆LOG変換部1301でRGBデータに変換する必要がある。次に、出力されるCRTなどのディスプレイ装置1304の色の特性に合わせるためにガンマ変換部1302でルックアップテーブルを使用して出力変換を行う。変換された画像データは、一度メモリ部1303に格納されて、CRTなどのディスプレイ装置1304によって表示される。
ここで、ディスプレイ部411を使用するのは、出力画像を予め確認するプレビュー機能や、出力する画像が意図したものと間違いないか検証するプルーフ機能、あるいは、プリントの必要がない画像を確認する場合にプリント用紙の無駄を省くためである。
[フィニッシャ部410の構成]
図14は、図4に示したプリンタ部409に接続可能なフィニッシャ部410の構成を説明する概観図である。
図14は、図4に示したプリンタ部409に接続可能なフィニッシャ部410の構成を説明する概観図である。
図14において、プリンタ部409の定着部1140(または、1240)を出た用紙は、フィニッシャ部410に入る。フィニッシャ部410には、サンプルトレイ1401及びスタックトレイ1402があり、ジョブの種類や排出される用紙の枚数に応じて切り替えて排出される。
ソート方式には2通りあり、複数のビンを有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述の電子ソート機能とビン(または、トレイ)を奥手前方向にシフトしてジョブ毎に出力用紙を振り分けるシフトソート方式によりソーティングを行うことができる。
電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、前述のコア部で説明した大容量メモリを持っていれば、このバッファメモリを利用して、バッファリングしたページ順と排出順を変更する、いわゆるコレート機能を用いることで電子ソーティングの機能もサポートできる。
次にグループ機能は、ソーティングがジョブ毎に振り分けるのに対し、ページ毎に種別する機能である。
更に、スタックトレイ1402に排出する場合には、用紙が排出される前の用紙をジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステープラ1405にてバインドすることも可能である。
そのほか、上記2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り機1404、ファイル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャー1406があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行う。また、インサータトレイ1403a,1403cは、中差し機能を行うための用紙を置いたり、あるいは他のプリンタから出力された用紙を置くことでフィニッシング処理を行うことができる。インサータトレイ1403a,1403cの用紙はいったんトレイ1403b,1403dに移動させる。
更に、サドルステッチャ1407は、ブックレット形式に紙を二つ折りにし、その真ん中をバインドするために使用する。この場合には、ブックレットトレイ1408に排出される。
そのほか、図には記載されていないが、製本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、あるいはバインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるためのカッティングなどを加えることも可能である。
1409,1410はICタグからのデータ読出し器(詳細は、図2参照)であり、ICタグチップ(図1に示したICタグ102)に書き込まれているデータを読み出す事ができる。上部ないし下部をICタグ付きシートが通過した際に、ICタグチップからデータを読み取る。
1411はデータ書き込み器で、ICタグ102へデータを書き込み処理する。トレイ1401ないしトレイ1402に積載されているICタグ付きシートに対してデータを書き込む事ができる。
又、このフィニッシャ部410でICタグ付きシート(タグシート101)を回収する場合には、一方のトレイ(例えばトレイ1402)を作成された原稿のスタック用に、トレイ1401をICタグ付きシートの回収用に使用することも制御することができる。又、この際に使用済みのICタグ付きシート101のICタグ102のデータを初期状態の内容に戻す制御も実行可能に構成されている。
[ネットワーク301]
さて次に、ネットワーク301について、図15を参照して説明する。
さて次に、ネットワーク301について、図15を参照して説明する。
図15は、本発明に係る印刷システムのネットワーク構成を説明するブロック図である。
図15において、ネットワーク301は、前述の図3に示したルータと呼ばれるネットワークを相互に接続する装置により接続され、LAN(Local Area Network)と呼ばれる更なるネットワークを構成する。
また、LAN1506は、内部のルータ1501を介して、専用回線1508を通して、別のLAN1507内部のルータ1505に接続され、これらのネットワーク網は幾重にも張り巡らされて、広大な接続形態を構築している。
次に、その中を流れるデータについて、図16を参照して説明する。
図16は、図15に示したネットワーク上でのデータ転送処理例を説明する図である。
図16において、送信元のデバイス1600aに存在するデータ1601があり、そのデータは画像データでも、PDLデータでも、プログラムであっても構わない。これをネットワーク301を介して受信先のデバイス1600bに転送する場合、データ1601を細分化しイメージ的に1602のように分割する。
この分割されたデータ1603,1604,1606などに対して、ヘッダ1605と呼ばれる送り先アドレス(TCP/IPプロトコルを利用した場合には、送り先のIPアドレス)などを付加し、パケット1607として順次ネットワーク301上にパケットを送って行く。デバイス1600bのアドレスとパケット1610のヘッダ1611が一致するとデータ1612は分離され、デバイスAにあったデータの状態に再生される。
[プリンタドライバ]
次に、図17を用いて、コンピュータ302またはコンピュータ303からプリンタドライバにより画像データをプリンタに送信する処理について説明する。
次に、図17を用いて、コンピュータ302またはコンピュータ303からプリンタドライバにより画像データをプリンタに送信する処理について説明する。
図17は、図1に示したコンピュータ302またはコンピュータ303のプリンタドライバによる印刷設定画面の一例を示す図であり、画像データをプリンタに送信する際にUIとして表示される。
なお、プリンタドライバは、プリント動作を指示するためのGUIであり、これで指示することによりユーザは所望の設定パラメータを指示して、所望の画像イメージをプリンタなどの送信先に送る事が可能となる。
図17において、1701はプリンタドライバのウィンドウであり、その中の設定項目として、ターゲットとなる出力先を選択する送信先選択カラム1702がある。一般的には前述のMFP304,305あるいは、プリンタ307のようなものであるが、保存の目的でメモリ308に画像を転送しても構わない。
1703はジョブの中から出力ページを選択するページ設定カラムであり、コンピュータ302またはコンピュータ303上で動作するアプリケーションソフトで作成された画像イメージのどのページを出力するかを決定する。
1704は部数を指定する部数設定カラムである。1707は前記送信先選択カラム1702にて選択された送信先デバイスに関する詳細設定を行うためのプロパティキーであり、ここをクリックすると別画面にてそのデバイス固有の設定情報を入力し、特殊な画像処理、例えば、CMYK−IP部407内のガンマ変換部907や空間フィルタ部908のパラメータを変更することにより、より細かい色再現やシャープネス調整を行うことが可能となる。
1708はフィニッシングのカラムであり、該設定は選択されたプリンタに応じて設定項目が異なってくる。
送信先選択カラム1702の右をクリックすると印刷可能なプリンタ、MFPなどの一覧が表示されるが、そのためにはネットワーク上のプリンタを検索する必要がある。
ネットワーク上のMFPやプリンタを検索する場合にはディレクトリサービスと呼ばれるものを利用する。ディレクトリサービスとは、言わばネットワークに関する電話帳であり、様々な情報を格納するためのものである。
上記ディレクトリサービスを用いたディレクトリシステムの具体例としては、
例えばLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)がある。
例えばLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)がある。
上記LDAPの規定は、IETF(Internet Engineering Task Foece)が発行している標準仕様であるRFC(Request For Commets)1777に記載されている。
ディレクトリサービスを用いて、ネットワークに接続されている装置を検索することにより、ネットワーク上で利用可能な装置のネットワークアドレスの一覧を得ることができる。ネットワーク301上のコンピュータ302はLDAPサーバとして機能し、ネットワーク上の装置に関する情報をすべて保管している。コンピュータは自分で検索しにいかずLDAPサーバに問い合わせることで所望の装置を検索することが可能となる。
装置の装備情報や状態などの情報にあわせて装置の位置情報を登録することによってコンピュータに近い装置、あるいは所望のプリンタにもっとも近くで所望の機能を持つプリンタなどといった検索も可能である。
位置情報は、例えば各フロアごとに基準点からの距離をXY方向で定義し、かつフロアの情報なども付加する。
一例として、2階の基準となるコーナーからX方向3m(3本目の柱というような距離でもよい)、Y方向5mと言った場合3X5Y2というような情報をもたせることで表現する。
また、ドライバはLDAPサーバに問い合わせることで送信先選択カラム1702にプリンタの一覧を表示させることが可能となる。
1709は2台目のプリンタを選択するキーである。このキーを押下することでさらなるプリンタ選択カラムが表示され第2のプリンタなどが選択可能となる。
また、他のプリンタを選択する際、propertyキー1707を押下して他の設定画面にいき、プリンタの選択の順番を変更することができる。
通常プリントドライバのプリンタ選択カラム1702の右端をマウスでクリックすると選択可能なプリンタが一覧表示される。その際に、後述する図20に示すごとく、様々な条件により一覧表示の一番上に出てくるプリンタの表示を制御して表示すべきプリンタ名を変更することができる。それによって、例えば最初に選択したMFPのもっとも近くにあるMFPという条件で選択することなどが容易に行えるようなる。
また、2台を選択した際に組み合わせの順番では処理ができない場合、例えばステイプルしてからパンチなどはできないのでその場合には警告表示を行う。所望の設定が済めば、OKキー1705により印刷を開始する。取り消す場合には、キャンセルキー1706により印刷を取りやめることができる。
[ネットワークユーティリティソフトウェアの説明]
コンピュータ302またはコンピュータ303上にて動作するユーティリティソフトウェアについて説明する。
コンピュータ302またはコンピュータ303上にて動作するユーティリティソフトウェアについて説明する。
MFP304,305,306やフィニッシャ410内のネットワークインターフェース部分にはMIB(Management Information Base)と呼ばれる標準化されたデータベースが構築されており、SNMP(Simple Network Management Protocol)というネットワーク管理プロトコルを介してネットワーク上のコンピュータと通信し、MFP304,305をはじめとして、ネットワーク上につながれたスキャナ、プリンタあるいは、FAXなどの管理が可能になっている。
一方、コンピュータ302またはコンピュータ303には、MIBを用いたソフトウェアプログラムが動作しており、ネットワークを介して、上記SNMPの利用によりMIBを使って必要な情報交換が可能となる。
RFC1213で定義されたifPhysAddressやsysObjectIDまたRFC1514で定義されたhrDeviceIDなどのMIB情報を取得することで装置を特定する情報を得ることができる。プライベートMIBとして装置の装備情報や能力などが定義されており、装備情報としてフィニッシャが接続されているか否かを検知することなどが可能である。
また、ネットワーク上の装置どうしでもMIB情報を取得することで相互に通信を行い相手の装置の状態、能力などの情報を取得することが可能である。
コンピュータ302はネットワーク上の装置と定期的に通信し、あるいは各装置からの発信によって各装置の機能、状態等を常に把握している。各装置から収集したMIBデータをもとにWEBサーバが構築されているためコンピュータ303はHTTPによる周知のブラウジングソフトウェアによってコンピュータ302にアクセスしても各装置の状態を把握することが可能である。
プリントjobを一旦すべてコンピュータ302に投げて、その後にコンピュータ302から各プリンタにJOBを投入し、そのJOBのユーザ名、所属部門、ファイル名、ページ数、JOB内容などを解析し、ユーザ単位や部門単位での印刷回数やトータルページ数などを記憶しておく。
また、各装置のプリント数やエラーなどの回数、現在の紙やトナーの残量なども集計することでネットワーク上の装置やjobなどの管理運営を行うことが可能である。
さらに、コンピュータ302では印刷プロトコルの変換も行っている。たとえばMFP305がLPDしかサポートしていないのにコンピュータ303からIPP(Internet Printing Protocol)でプリントを行おうとすると、コンピュータ302は自動的にLPRに変換してMFP305にJOBを投げることが可能である。
また、プリントしたデータはメモリ308に蓄積させメモリ残量や日付などのパラメータによってサーバが自動的に消去を行う。
[GUIの説明]
次に、GUI(Graphic User Interface)と呼ばれるコンピュータ302またはコンピュータ303上で動作するユーティリティソフトウェアの画面について図18、図19使って説明する。
次に、GUI(Graphic User Interface)と呼ばれるコンピュータ302またはコンピュータ303上で動作するユーティリティソフトウェアの画面について図18、図19使って説明する。
図18,図19は、図1に示したコンピュータ302またはコンピュータ303上で動作するユーティリティソフトウェアによるネットワークデバイス管理画面の一例を示す図であり、図1に示したコンピュータ302またはコンピュータ303上でユーティリティソフトウェアを起動させると、例えば図18のような状態選択画面が表示される。図19は、情報ページを表示させたもので、フィニッシャの有無やフィニッシャのオプションの有無などが確認できるようになっている画面例である。
図18において、1801は状態ページを開くための状態タブ、1802はプリンタの内部のプリントJOBを操作するためのページを開くためのJOBタブ、1803は装置の装備その他を確認するページを開くための情報タブ、1804はネットワーク設定を行うページを開くためのネットワークタブと呼んでいる。
1805は装置の外観画像であり、フィニッシャやデッキなど装備情報に応じた画像が表示される。その右側には給紙部の情報で各カセットに入っている紙の情報が表示されている。1806は装置の動作状態を表示しており、動作状況に応じて変化する。
図20は、図1に示したコンピュータ302またはコンピュータ303上で動作するユーティリティソフトウェアによるネットワークデバイス管理画面の一例を示す図であり、管理者モードにおいて、ネットワークで動作可能な状態にあるデバイスを一覧表示した状態に対応する。
次に印刷、排紙処理を行う場合であって、JOBの先頭にICタグ付きシート101が通常の紙を使用しているものを一枚添付して、JOB単位の工程管理を行う制御動作について説明する。
図21は、本発明に係る画像形成装置における第1の画像処理手順の一例を示すフローチャートであり、印刷、排紙処理を行う場合であって、JOBの先頭にICタグ付きシート101を一枚添付して、JOB単位の工程管理を行う制御手順に対応する。なお、(2101)〜(2116)は各ステップを示す。
なお、本例では原稿をMFP305を使用して印刷して、他の装置に接続されたフィニッシャによって、ステイプルする動作を説明する。
ステップ(2101)で、まず、操作者はコンピュータ303の端末にて操作を行うことにより、出力すべき原稿の印刷データを周知のDTPソフト等は作成する。
そして、ステップ(2102)にて、ユーザの指示に応じてドライバの設定を行う。ユーザがコンピュータ302等で操作中のアプリケーションにおいて印刷メニューを選択すると、コンピュータ302のディスプレイには、図17に示すごとくプリンタドライバの設定画面が表示される。ここで、フィッシングのカラム1708でステイプルの指定を行うことにより、ドライバはステイプルすることを設定する。
また、プリンタの指定もユーザの送信先選択カラム1702の指定に基づき行う。もし、フィニッシング機能などが不明の場合には詳細を知るためにキー1707が押下されると詳細な情報が表示される(図示せず)。次に、ユーザのプリンタの指示に基づきプリンタの指定を行う。たとえばユーザによりプリンタ選択カラム1702にてMFP305が選択されるとドライバはMFP305を選択する。
そして、ステップ(2103)で、図17に示す画面で、OKキー1705が押下されると、コンピュータ303のドライバは印刷データの作成を開始する。この印刷データには、従来のPDLの描画データとともにステイプル処理のコマンドが付加される。そして、データの作成が終わると、送信先選択カラム1702で指定されたMFPに印刷データを転送する。
そして、ステップ(2104)で、印刷データが転送された、例えばMFP305は、描画データを解釈し印刷動作を開始する。
なお、各JOBの先頭では、ICタグ付きシートを挿入するために、最初の一枚をここから給紙する。以降は次のJOBの処理が始まるまで、通常の用紙の入ったカセットから給紙を行う。
次に、ステップ(2105)で、MFP305は正常に印刷が完了したか否かを判断して、正常に終了したと判断した場合には、ステップ(2106)へ進み、正常に終了していないと判断した場合には、ステップ(2112)へ進む。
そして、ステップ(2106)では、MFP305はICタグに対して印刷が正常終了した旨の情報を書き込む。又、何らかの後処理が指定されている場合には、後処理工程に必要な情報をICタグ102内にICタグに対して、書込み器1402がシート材搬送中に書き込む処理を行う。本例では、ステイプルの処理が指定されているのでステイプルすることをICタグに対して書き込む。
そして、ステップ(2107)では、操作者がMFP304の排紙部から用紙を手動で取り除き、使用するフィニッシャ(MFPから分離独立している単体であるフィニッシャにセットする場合と、他のMFPに接続されているフィニッシャにセットする場合とを含む)のインサートトレイ1403aに用紙をセットする。
また、トレイに用紙をセットしフィニッシャのスタートキー(図示せず)が押下されると、フィニッシャは用紙をトレイ1403bに移動させながらICタグ読み取り器1409にてシート材101に内蔵されたICタグ102内のデータを読み込む。
そして、ステップ(2108)では、フィニッシャはICタグ102に書き込まれた所定の処理をこのフィニッシャで行う事が出来るか否かを判断して、行えると判断した場合には、ステップ(2109)へ進み、行えないと判断した場合には、ステップ(2115)へ進む。また、ステップ(2108)では、ICタグに廃棄することが書き込まれているかもチェックし、廃棄することが書き込まれていた場合、特に処理することなくそのまま排紙し、廃棄することが書き込まれていなければステップ(2109)へ進む。
そして、ステップ(2109)では、セットされている用紙を読み込んで、用紙処理を開始する。本例では、ステイプルすることがICタグに書き込まれているのでステイプル処理を行なう。次に、ステップ(2110)では、ステップ(2109)で開始した用紙処理を正常に終了したか、JAM等の異常処理で終了したかどうかを判定して、正常終了したと判定した場合、ステップ(2111)に進み、異常終了したと判定した場合は、ステップ(2112)へ進む。
そして、ステップ(2111)では、フィニッシャはすべての用紙を排紙して、ステイプルやパンチなどフィニッシング処理もすべて終了すると、排紙処理を含めた全ての工程が正常終了した旨の情報をICタグ102に書き込み、本処理を終了する。
一方、ステップ(2112)では、フィニッシャは例えば操作部を備えるディスプレイ部411に異常終了を示す情報を表示して、後処理をどうするかの判断を操作者に促す。そして、ステップ(2113)で、操作者がその用紙は使えないと判断してその用紙を廃棄する指示がキーにより行われると、ステップ(2114)では、フィニッシャはICタグ102に対して、後工程で廃棄する旨の指示情報をデータ書き込み器1411により書き込む。
一方、ステップ(2108)で、NGと判定された場合は、ステップ(2115)で、フィニッシャは処理を行う事が出来ない旨を示す情報をフィニッシャの操作部に警告表示して、ステップ(2116)で、フィニッシャは操作者の次工程の処理内容の指示に基づき次工程の処理内容を変更してICタグに書き込むか、原稿を排紙して除去するかによって、本処理を終了する。
次に印刷、排紙処理を行う場合であって、JOBの先頭にICタグ付きシートが通常の紙とは異なり、専用のJOBセパレータとして使用して、JOB単位の工程管理を行い、工程終了後に前記シートを再利用の為に、回収を行う場合について、各装置の動作を図22に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。
図22は、本発明に係る画像形成装置における第2の画像処理手順の一例を示すフローチャートであり、原稿をMFP305を使用して印刷して、他の装置に接続されたフィニッシャによって、ステイプルする制御手順に対応する。なお、(2201)〜(2216)は各ステップを示す。
先ず、ステップ(2201)で、操作者はコンピュータ303の端末にて操作を行うことにより、出力すべき原稿の印刷データを周知のDTPソフト等は作成する。
そして、ステップ(2202)で、ユーザの指示に応じてドライバは設定を行う。ユーザがコンピュータ302等で操作中のアプリケーションにおいて印刷メニューを選択すると、コンピュータ305のディスプレイには、前述したように、図17に示す如く、プリンタドライバの印刷設定画面が表示される。
ここで、カラム1708によりステイプルの指定を行うことにより、ドライバはステイプルすることを設定する。
また、プリンタの指定もユーザの送信先選択カラム1702の指定に基づき行う。もし、フィニッシング機能などが不明の場合には詳細を知るためにプロパティキー1707が押下されると、詳細な情報が表示される(図示せず)。次に、ユーザのプリンタの指示に基づきプリンタの指定を行う。たとえばユーザによりプリンタ選択カラム1702にてMFP305が選択されると、ドライバはMFP305を選択する。
次に、ステップ(2203)で、OKキー1705を押下すると、コンピュータ303のドライバは印刷データの作成を開始する。この印刷データには、従来のPDLの描画データとともにステイプル処理のコマンドが付加される。そして、データの作成が終わると指定されたMFPにデータを転送する。
そして、ステップ(2204)で、MFP305が転送された描画データを解釈し印刷動作を開始する。ここで、各JOBの先頭では、ICタグ付きシートを挿入するために、最初の一枚をここから給紙する。以降は次のJOBの処理が始まるまで、通常の用紙の入ったカセットから給紙を行う。
そして、ステップ(2205)で、MFP305は正常に印刷が完了したか否かを判断して、正常に終了したと判断した場合には、ステップ(2206)へ進み、正常に終了していないと判断した場合は、ステップ(2212)へ進む。
次に、ステップ(2206)では、MFP305はICタグ102に対して印刷が正常終了した旨の情報を書き込んだり、又後処理が指定されている場合には、後処理工程に必要な情報をICタグ102のチップ内に書き込む。本例では、ステイプルの処理が指定されているのでステイプルすることをICタグに対して書き込む。
そして、ステップ(2207)で、操作者がMFP304の排紙部から用紙を取り出し、使用するフィニッシャのインサートトレイ1403aに用紙をセットし、該トレイに用紙をセットした後、フィニッシャのスタートキー(図示せず)が押下されると、フィニッシャは用紙をトレイ1403bに移動させながらICタグ読み取り器1409にてICタグ102内の記憶部に書き込まれているデータを読み込む。
次に、ステップ(2208)では、一枚目の用紙がJOBセパレータであるか否か判断して、JOBセパレータであると判断した場合には、ステップ(2209)へ進み、JOBセパレータでないと判断した場合には、あるべきはずのシートが存在しないので、ステップ(2215)へ進む。また、ステップ(2209)では、ICタグに廃棄することが書き込まれているかもチェックし、廃棄することが書き込まれていた場合、特に処理することなくそのまま排紙し、廃棄することが書き込まれていなければステップ(2210)へ進む。
一方、ステップ(2208)で、ICタグ付用紙(図1に示したシート材101)であると判定された場合は、さらに、ステップ(2209)で、フィニッシャはICタグ102に書き込まれた所定の処理をこのフィニッシャで行う事が出来るか否かを判断して、記憶部に書き込まれている所定の処理を行えると判断した場合には、ステップ(2210)へ進み、所定の処理を行えないと判断した場合には、ステップ(2215)以降へ進む。
そして、ステップ(2210)で、出力先のトレイを切り替えて、JOBセパレータ回収用トレイに出力する。そして、トレイを通常の印刷JOBを出力するトレイに切り替えておく。
次に、ステップ(2211)では、同一JOB内の残りのすべての用紙を処理し、フィニッシャは、ステイプルやパンチなどフィニッシング処理を実行して、処理を終了させる。
一方、ステップ(2205)で、NGであると判定された場合は、ステップ(2212)で、操作部に異常終了を示す情報を表示して、後処理をどうするかの判断を操作者に促す。そして、ステップ(2213)で、該表示に対して、操作者がその用紙は使えないと判断して、その用紙を廃棄する指示を行う。
そして、ステップ(2214)で、フィニッシャは、ICタグ102に対して後工程で廃棄する旨の指示情報を書き込んで、本処理を終了する。
一方、ステップ(2208)で、NGと判定された場合は、またはステップ(2209)で、処理を行う事が出来ないと判断された場合には、フィニッシャの操作部にその旨を示す情報を警告表示して、操作者に解除等の指示を催促する。そして、ステップ(2216)では、フィニッシャは操作者の次工程の処理内容の指示に基づき次工程の処理内容を変更してICタグに書き込むか、原稿を排紙して除去するかによって、本処理は終了する。
[第3のシート材処理]
図23は、本発明に係る画像形成装置における第3の画像処理手順の一例を示すフローチャートであり、印刷、排紙処理を行う場合であって、全ページにICタグ付き用紙を用いて、全ページでページ単位の工程管理を行う場合について、各装置の動作手順に対応する。なお、(2301)〜(2315)は各ステップを示す。
図23は、本発明に係る画像形成装置における第3の画像処理手順の一例を示すフローチャートであり、印刷、排紙処理を行う場合であって、全ページにICタグ付き用紙を用いて、全ページでページ単位の工程管理を行う場合について、各装置の動作手順に対応する。なお、(2301)〜(2315)は各ステップを示す。
また、本例では、以下、原稿をMFP305を使用して印刷して、他の装置に接続されたフィニッシャによって、ステイプルする動作を説明する。
先ず、ステップ(2301)で、操作者はコンピュータ303の端末にて操作を行うことにより、出力すべき原稿の印刷データを周知のDTPソフト等は作成する。
そして、ステップ(2302)で、ユーザの指示に応じてドライバは設定を行う。ユーザがコンピュータ302等で操作中のアプリケーションにおいて印刷メニューを選択すると、コンピュータ305のディスプレイには、前述したように、図17に示す如く、プリンタドライバの印刷設定画面が表示される。
ここで、カラム1708でステイプルの指定を行うことにより、ドライバはステイプルすることを設定する。
また、プリンタの指定もユーザの送信先選択カラム1702の指定に基づき行う。もしフィニッシング機能などが不明の場合には詳細を知るためにプロパティキー1707を押下すると、詳細な情報が表示される(図示せず)。次に、ユーザのプリンタの指示に基づきプリンタの指定を行う。例えばユーザによりプリンタ選択カラム1702にてMFP305が選択されると、ドライバはMFP305を選択する。
そして、ステップ(2303)で、OKキー1705を押下するとコンピュータ303のドライバは印刷データの作成を開始する。この印刷データには、従来のPDLの描画データとともにステイプル処理のコマンドが付加される。そして、印刷データの作成が終わると、送信先選択カラム1702により指定されたMFPにデータを転送する。
次に、ステップ(2304)で、MFP305は、転送された描画データを解釈し印刷動作を開始し、ICタグ付きシート101を給紙して、1ページ分の画像形成を行う。そして、ステップ(2305)で、MFP305はICタグ付きシート101に対する画像形成が正常に印刷が完了したか否かを判断して、正常に終了したと判断した場合には、ステップ(2306)へ進み、正常に終了していないと判断した場合には、ステップ(2313)以降へ進む。
一方、ステップ(2305)で、正常に終了したと判断した場合には、ステップ(2306)で、MFP305は、シート材101上(内蔵される場合もある)のICタグ102に対して印刷が正常終了した旨の情報を書き込む。また、後処理が指定されている場合には、後処理工程に必要な情報をICタグ102の記憶部内に書き込む。本例では、ステイプルの処理が指定されているのでステイプルすることをICタグに対して書き込む。
次に、ステップ(2307)では、1つの処理単位、例えばJOBの全てのページが印刷処理が完了したか否かを判定して、JOBが完了したと判定した場合には、ステップ(2308)へ進み、完了していないと判定した場合は、ステップ(2304)へ戻る。
そして、ステップ(2308)では、操作者がMFP305の排紙部から用紙を取り出して、使用するフィニッシャのインサートトレイ1403aに用紙をセットする。また、トレイに用紙をセットしフィニッシャのスタートキー(図示せず)が押下される。
次に、ステップ(2309)では、フィニッシャは用紙をトレイ1403bに給紙移動させながら、ICタグ読み取り器1409にてICタグ102の記憶部に記憶されたデータを読み込む。
そして、ステップ(2310)では、フィニッシャは、このページに対する次工程指示が廃棄指示であるかどうかを判定して、廃棄指示であると判定した場合には、ステップ(2215)へ進み、廃棄指示でないと判定した場合には、ステップ(2311)へ進む。
そして、ステップ(2311)では、そのページに対する所定の処置(ステイプル処理)を実行する。次に、ステップ(2312)では、1つのJOBの全てのページが完了したか否かを判定して、JOBが完了したと判定した場合は、本処理を終了し、完了していないと判定した場合は、ステップ(2309)へ戻る。
そして、ステップ(2313)では、フィニッシャは、ICタグ102に対して、このページが廃棄すべきページである旨の情報をデータ書き込み器1411により書き込む。次に、ステップ(2314)で、失敗したこのページの印刷を再度行い、ステップ(2305)へ進む。
上記実施形態によれば、シート材101を給紙して、シート後処理を示す手続や条件等を書き込んで出力することにより、シート後処理装置が接続された画像形成装置と他の画像形成装置で処理された出力結果となる用紙あるいは用紙束を合わせてユーザが意図したシート材を組み合わせてシート後処理排紙処理制御を行うことにより、あるいは、シート後処理機能がない画像形成装置、例えばプリンタで出力された出力束を、他のシート後処理機能を備えるMFPに持参して、シート後処理手続が記憶部に書き込まれたシート材101とともに給紙するので、独立しているシート材にユーザが意図するシート後処理を事後処理加工させることができる画像処理環境を自在に構築することができる。
また、シート材の記憶部に記憶された情報を初期化することも可能であるため、ICタグがセットされているシート材101を再現性よく利用することも可能であり、コスト面にも利点が期待できる。
上記実施形態によれば、画像形成装置において、非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材に画像処理される搬送中に事後に実行すべきシート後処理等を含む制御情報を書き込み、機外に排出されてシート後処理装置にセットされた場合に、該記憶デバイスの情報を読み取ってシート後処理を制御することにより、シート後処理装置が接続されていない他の画像形成装置で出力されたシート材に対して、あるいは該他の画像形成装置で出力されたシート材と画像形成装置から出力されたシート材と組を合わせて意図するシート後処理を自在に行ったり、該後処理を管理したりできるシート処理環境を構築できる。
また、紙処理装置において、非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材に画像処理される搬送中に事後に実行すべきシート後処理等を含む制御情報を書き込み、機外に排出されてシート後処理装置にセットされた場合に、該記憶デバイスの情報を読み取ってシート後処理を制御することにより、シート後処理装置が接続されていない他の画像形成装置で出力されたシート材に対して、あるいは該他の画像形成装置で出力されたシート材と画像形成装置から出力されたシート材とを組合わせて意図するシート後処理を自在に行ったり、該後処理を管理したりできるシート処理環境を構築できる。
以下、図24に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理システムで読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図24は、本発明に係る画像処理システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図21〜図23に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、CPUにより遂行されていてもよい。そして、その場合、各機械(コンピュータ、MFP,フィニッシャ)の処理のプログラムは各機械(コンピュータ、MFP,フィニッシャ)のメモリに記憶されているものとする。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードして、例えばフラッシュROMに書き込むことによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行して各機械のフラッシュROMに書き込んでインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
406 コア部
409 プリンタ部
410 フィニッシャ部
411 ディスプレイ部
1142,1241,1411 ICタグ書込み器
1409 データ読出し器
409 プリンタ部
410 フィニッシャ部
411 ディスプレイ部
1142,1241,1411 ICタグ書込み器
1409 データ読出し器
Claims (30)
- 非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材を所定位置から給送可能な画像形成装置であって、
前記シート材の搬送中に、前記記憶デバイスに後処理の情報を書込む書込み手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記シート材は、通常用紙が搬送される搬送路上で画像形成可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記シート材は、所定のユニットにより、通常用紙に対するシート後処理加工可能な紙媒体であることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 前記後処理の情報は、所定のユニットに対するシート後処理を実行させるための指示情報が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記後処理の情報は、前工程の履歴情報,JOB番号を識別するJOB番号識別情報,ページ単位で識別する紙識別情報,前記通常用紙の用紙サイズ,用紙材質情報,用紙色情報,処理未完了を示す情報,処理完了を示す情報が含まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記指示情報は、前記シート材を廃棄するための破棄指示情報を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記指示情報は、前記シート材にステイプル処理,穴あけ処理,製本処理,折り曲げ処理,切断位置情報を含む切断処理,ページ挿入処理,合冊処理を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の画像形成装置。
- 非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材を所定位置から給送可能な紙処理装置であって、
前記シート材の搬送中に、前記記憶デバイスから前記情報を読み出す読出し手段と、
前記読出し手段により前記記憶デバイスから読み取られる前記所定の情報に基づき、前記所定のユニットによるシート後処理を設定制御する制御手段と、
を有することを特徴とする紙処理装置。 - 通常用紙と前記シート材とを給送路上を搬送させる搬送手段と、
前記制御手段は、前記所定の情報で指示される次工程が前記所定のユニットで実行可能かどうかを判別する判別部と、
前記判別部により実行不可能でないと判別された場合、操作者にその旨を報知する通知部と、
を備えることを特徴とする請求項8記載の紙処理装置。 - 所定のインタフェースを介して画像形成装置と通信する通信手段を備え、
前記制御手段は、前記通信手段を介して前記判別部により実行不可能でないと判別された場合、前記画像形成装置の操作部に表示すべき警告を通知可能とすることを特徴とする請求項9記載の紙処理装置。 - 前記通常用紙に対する最終処理の完了前に、操作者により前記次工程の内容を変更する次工程処理変更手段を有することを特徴とする請求項9記載の紙処理装置。
- 前記シート材または前記通常用紙の搬送中に、前記記憶デバイスに所定の情報を書込む書込み手段を備え、
前記書込み手段は、前記記憶デバイスに前記所定のユニットによるシート後処理が完了した旨を示す情報を書き込み可能とすることを特徴とする請求項8記載の紙処理装置。 - 前記書込み手段は、前記記憶デバイスに初期化状態を示す情報を書き込んで再給送可能なシート材に再生することを特徴とする請求項8記載の紙処理装置。
- 前記制御手段は、前記指示情報が廃棄処理であった場合に、実行すべきJOB乃至ページに所定の処理を行うことなく廃棄処理することを特徴とする請求項8記載の紙処理装置。
- 非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材を所定位置から給送可能な画像形成装置におけるシート処理方法であって、
前記シート材の搬送中に、前記記憶デバイスに後処理の情報を書込む書込みステップを有することを特徴とするシート処理方法。 - 前記シート材は、通常用紙が搬送される搬送路上で画像形成可能であることを特徴とする請求項15記載のシート処理方法。
- 前記シート材は、前記所定のユニットにより、通常用紙に対するシート後処理加工可能な紙媒体であることを特徴とする請求項15または16記載のシート処理方法。
- 前記後処理の情報は、前記所定のユニットに対するシート後処理を実行させるための指示情報が含まれることを特徴とする請求項15〜17のいずれかに記載のシート処理方法。
- 前記後処理の情報は、前工程の履歴情報,JOB番号を識別するJOB番号識別情報,ページ単位で識別する紙識別情報,前記通常用紙の用紙サイズ,用紙材質情報,用紙色情報,処理未完了を示す情報,処理完了を示す情報が含まれることを特徴とする請求項15〜18のいずれかに記載のシート処理方法。
- 前記指示情報は、前記シート材を廃棄するための破棄指示情報を含むことを特徴とする請求項15〜18のいずれかに記載のシート処理方法。
- 前記指示情報は、前記シート材にステイプル処理,穴あけ処理,製本処理,折り曲げ処理,切断位置情報を含む切断処理,ページ挿入処理,合冊処理を含むことを特徴とする請求項15〜20の何れかに記載のシート処理方法。
- 所定のインタフェースを介して画像形成装置と通信する通信手段を備え、非接触状態で読み書き可能な記憶デバイスを内蔵するシート材を所定位置から給送可能な紙処理装置におけるシート処理方法であって、
前記シート材の搬送中に、前記記憶デバイスから前記情報を読み出す読出しステップと、
前記読出しステップにより前記記憶デバイスから読み取られる前記所定の情報に基づき、前記所定のユニットによるシート後処理を設定制御する制御ステップと、
を有することを特徴とするシート処理方法。 - 通常用紙と前記シート材とを給送路上を搬送させる搬送ステップと、
前記制御ステップは、前記所定の情報で指示される次工程が前記所定のユニットで実行可能かどうかを判別する判別ステップと、
前記判別ステップにより実行不可能でないと判別された場合、操作者にその旨を報知する通知ステップと、
を備えることを特徴とする請求項22記載のシート処理方法。 - 前記制御ステップは、前記通信手段を介して前記判別ステップにより実行不可能でないと判別された場合、前記画像形成装置の操作部に表示すべき警告を通知可能とすることを特徴とする請求項23記載のシート処理方法。
- 前記通常用紙に対する最終処理の完了前に、操作者により前記次工程の内容を変更する次工程処理変更ステップを有することを特徴とする請求項23記載のシート処理方法。
- 前記シート材または前記通常用紙の搬送中に、前記記憶デバイスに所定の情報を書込む書込みステップを備え、
前記書込みステップは、前記記憶デバイスに前記所定のユニットによるシート後処理が完了した旨を示す情報を書き込み可能とすることを特徴とする請求項22記載のシート処理方法。 - 前記書込みステップは、前記記憶デバイスに初期化状態を示す情報を書き込んで再給送可能なシート材に再生することを特徴とする請求項22記載のシート処理方法。
- 前記制御ステップは、前記指示情報が廃棄処理であった場合に、実行すべきJOB乃至ページに所定の処理を行うことなく廃棄処理することを特徴とする請求項22記載のシート処理方法。
- 請求項15〜28のいずれかに記載のシート処理方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項15〜28のいずれかに記載のシート処理方法を実現することを特徴とするプログラム。
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