JP2007127774A - 画像形成装置、後処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract


【課題】オフライン方式において、後処理装置側で後処理情報の設定操作を行うことなく、画像形成装置やパソコン側で設定された後処理情報に基づいて後処理を行えるようにすること。
【解決手段】画像形成装置1の制御部は、後処理装置5とオフラインであると判定した場合、画像データに基づいた画像形成を行うと共に、操作入力キー310等の操作やパソコン9においてユーザに設定された後処理情報を2次元コードに変換して記録紙上に画像形成する。後処理装置5の制御部は、大容量トレイユニット740に収納された記録紙束Pの所定エリアをコード読取部55で読み取って、その読み取った画像内に2次元コードが存在する場合は、当該2次元コードをデコードして後処理情報を取得する。そして、取得した後処理情報に基づいて記録紙束Pに後処理を施す。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録紙上に画像形成を行う画像形成装置と、画像形成後の記録紙に後処理を行う後処理装置と、画像形成装置及び後処理装置それぞれを制御するプログラムとに関する。
パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と略す。)等の外部機器から送信された画像データや、スキャナ等で読み取った原稿の画像データに基づいて記録紙上に画像形成を行う(以下、適宜「印刷する」という。)画像形成装置と、印刷後の記録紙に、ステイプルやパンチング、紙折り、断裁等の後処理を施す後処理装置とが広く普及している。
この画像形成装置及び後処理装置は、通信接続可能且つ画像形成装置から排出される記録紙を直接給紙できるようにシステム構成されたインライン方式のものと、それぞれが独立して構成されたオフライン方式のものとがある。
オフライン方式の後処理装置は、この装置の操作部でユーザにより設定された後処理に関する情報である後処理情報に基づいて後処理を施すのに対し、インライン方式の後処理装置は、画像形成装置やパソコン側で設定された後処理情報を画像形成装置から受信し、当該後処理情報に基づいて後処理を施す(以下、印刷や後処理等の一連の印刷工程をジョブという。)。
インライン方式の画像形成装置及び後処理装置の一例としては、次のようなものが知られている。即ち、画像形成装置の操作表示部におけるユーザ操作や、印刷物を作成したパソコンの情報に基づいて印刷物処理情報(後処理情報)を生成・登録し、後処理装置としての印刷物処理装置が、インサータに給紙された用紙に印刷物処理情報に従った仕分けや後処理を行うシステムが知られている。また、このシステムは、プリンタで打ち出したバーコードを画像形成装置のスキャナで読み取ることにより印刷物処理情報を読み出すこともできる(特許文献1参照)。
また、画像形成装置及び後処理が行うジョブは、例えば、JDF(Job Definition Format)等のジョブチケットというデータで管理される。このジョブチケットには、印刷対象の画像データが生成された装置や処理の順番等の多くの情報を含ませることが可能であり、ユーザが、画像形成装置やパソコン側でジョブの設定をまとめて行うと、このジョブを実行するためのジョブチケットが作成される。そして、インライン方式においては、このジョブチケットが後処理装置にデータ転送され、当該ジョブチケットに基づいて後処理が行われる。
特開2003−156893号公報
しかし、インライン方式において、例えば、後処理装置が画像形成装置の処理スピードよりも低い場合、画像形成装置の処理スピードを後処理装置に合わせる必要が生ずる。このように、画像形成装置と後処理装置との処理スピードに差によって、システム全体の処理スピードが低下してしまう可能性がある。また、一般に、後処理装置は、ステイプルやパンチ、折り等の機械的工程を有するため、トナーの熱圧着等の化学的工程が主な画像形成装置よりもジャムの発生頻度が高くなる。このため、インライン方式での画像形成及び後処理を行う際に、後処理装置にジャムが発生するとジョブ全体が停止してしまい、後処理装置の故障が後処理装置の工程にまで影響を与えてしまう。
このように、インライン方式では、画像形成装置と後処理装置との装置性能の違いにより全体としての処理効率が低下してしまう可能性があるため、オフライン方式の方が、装置間の処理スピードや故障率の影響を受けずに、画像形成と後処理とを独立して実行することで、全体としての処理効率を向上させることができることがある。
ところが、オフライン方式の場合は、後処理装置の操作部で後処理情報の設定を行わなければならず、画像形成装置における設定操作とは別にその操作を行わなければならなくなる。通常、画像形成装置の設定時に、記録紙の後処理装置の設定も同時に行った方が、ユーザは、印刷物の完成状態が想定しやすいため、画像形成装置側で一括して設定できるほうが望ましい。
しかし、オフライン方式の場合は、画像形成装置と後処理装置の設定を別々に行わなければならないため、画像形成装置の設定時に想定した後処理の方法を、後処理装置の設定時に忘れてしまう場合がある。このため、現実には画像形成装置の設定時に考えた後処理の方法を、メモ等に記録しておくことが必要となるが、後処理の方法は、ステイプルやパンチング、紙折り、断裁といったように多様化しているため、後処理情報の設定操作が煩雑になると共に、入力ミスが起こりやすくなってしまった。
また、特許文献1のプリントシステムでは、後処理情報である印刷物処理情報をバーコードに含めて印刷し、そのバーコードを画像形成装置のスキャナで読み取って、印刷物処理情報を読み出すことができるため、印刷後においても後処理情報の設定操作を行わなくてもよくなる。しかし、画像形成装置と後処理装置間のインターフェイスの故障等により通信不良が生じた場合、後処理装置はオフライン方式となってしまい、画像形成装置で読み取られた印刷物処理情報を受信できないため、結局は、後処理装置側に操作部を設ける等にして、後処理情報を別途設定しなければならなかった。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、オフライン方式において、後処理装置側で後処理情報の設定操作を行うことなく、画像形成装置やパソコン側で設定された後処理情報に基づいて後処理を行えるようにすることである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の画像処理装置は、
画像データに基づく画像形成に関する画像形成情報と、当該画像形成後に行う後処理に関する後処理情報とを受け付ける受付手段と、
記録紙上に画像形成を行う画像形成手段と、
前記受付手段によって受け付けられた画像形成情報に応じて前記画像形成手段に前記画像データに基づいた画像形成を実行させると共に、前記受け付けられた後処理情報を機械読取可能な情報に変換し、当該機械読取可能な情報を記録紙に保持させる制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記画像データに基づいた画像形成が行われた記録紙に後処理を行うインライン後処理手段が接続され、
前記制御手段は、前記インライン後処理手段によって後処理を行うか否かを判定し、当該後処理を行わないと判定した場合に、前記受け付けられた後処理情報を機械読取可能な情報に変換し、当該機械読取可能な情報を記録紙に保持させることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記機械読取可能な情報は、符号化情報であり、
前記制御手段は、前記受け付けられた後処理情報を符号化情報に変換し、当該符号化情報の画像形成を前記画像形成手段に実行させることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記画像形成する記録紙には、無線ICタグが設けられ、
前記制御手段は、前記受け付けられた後処理情報を、前記記録紙上の無線ICタグに記憶させることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記制御手段は、前記画像形成情報に応じて画像形成を行った記録紙とは異なる記録紙に前記機械読取可能な情報を保持させることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、
前記受付手段は、前記後処理情報をJDF(Job Definition Format)で受け付けることを特徴としている。
請求項7に記載の後処理装置は、
給紙された記録紙に保持された機械読取可能な情報を後処理情報に変換する変換手段と、
記録紙に後処理を施す後処理手段と、
前記変換手段により変換された後処理情報に応じて、前記後処理手段に前記給紙された記録紙への後処理を実行させる制御手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、
給紙された記録紙に保持された機械読取可能な情報を検出する検出手段を更に備え、
前記変換手段は、前記検出手段により検出された機械読取可能な情報を読み取って、後処理情報に変換することを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の発明において、
前記変換手段は、所定の記録紙に保持された機械読取可能な情報を後処理情報に変換し、
前記制御手段は、前記機械読取可能な情報が保持された記録紙に続く記録紙に、前記後処理情報に基づいた後処理を前記後処理手段に実行させることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項7〜9の何れか一項に記載の発明において、
前記変換手段により変換された後処理情報を表示する表示手段を更に備えることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項7〜10の何れか一項に記載の発明において、
前記変換手段は、前記記録紙に保持された機械読取可能な情報をJDFに変換することを特徴としている。
請求項12に記載のプログラムは、
記録紙上に画像を形成する画像形成手段を制御するコンピュータに、
画像データに基づく画像形成に関する画像形成情報と、当該画像形成後に行う後処理に関する後処理情報とを受け付ける受付機能と、
前記受付手段によって受け付けられた画像形成情報に応じて前記画像形成手段に前記画像データに基づいた画像形成を実行させると共に、前記受け付けられた後処理情報を機械読取可能な情報に変換し、当該機械読取可能な情報を記録紙に保持させる制御機能と、を実現させることを特徴としている。
請求項13に記載のプログラムは、
記録紙に後処理を施す後処理手段を制御するコンピュータに、
給紙された記録紙に保持された機械読取可能な情報を後処理情報に変換する変換機能と、
前記変換機能により変換された後処理情報に応じて、前記後処理手段に前記給紙された記録紙への後処理を実行させる制御機能と、
を実現させることを特徴としている。
請求項1及び12に記載の発明によれば、画像データに基づく記録紙上への画像形成を画像形成情報に応じて実行すると共に、後処理情報を機械読取可能な情報に変換して記録紙に保持させるため、画像形成に際して受け付けた後処理情報を、記録紙を伝達媒体として後処理装置に受け渡すことができる。
請求項7及び13に記載の発明によれば、給紙された記録紙に保持された機械読取可能な情報を後処理情報に変換し、後処理手段に給紙された記録紙に当該後処理情報に応じた後処理を実行するため、後処理情報の設定を行わなくてもよくなる。
このように、画像形成装置側で受け付けられた後処理情報を機械読取可能な情報で記録紙に保持させ、後処理装置側で当該記録紙から後処理情報を取得して後処理を実行する。従って、オフライン方式の画像形成装置及び後処理装置において、後処理装置側で後処理情報の設定操作を行うことなく後処理を行えるようになる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、インライン後処理手段によって後処理を行わないと判定した場合に、後処理情報を機械読取可能な情報に変換して、記録紙に保持させる。このため、画像形成終了後に後処理を行う場合であっても、画像形成装置で受け付けた後処理情報を画像形成した記録紙と共に保有させておくことができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論こと、受け付けた後処理情報を符号化情報に変換して、当該符号化情報を記録し上に画像形成するため、記録紙に後処理情報が保持されていることを視認できる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論こと、記録紙に設けられた無線ICタグに機械読取可能な情報を記憶するため、データ量の多い後処理情報を記録紙に保持させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、画像データに基づいた画像形成を行う記録紙とは異なる記録紙に機械読取可能な情報を保持させる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、後処理情報をJDFで受け付けるため、当該後処理情報の他機との受け渡しが汎用的になる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、機械読取可能な情報を記録紙から検出した場合に、その機械読取可能な情報を読み取って後処理情報に変換するため、給紙された全ての記録紙に対して変換手段が後処理情報への変換を行わなくてもよい。
請求項9に記載の発明によれば、請求項7又は8に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、所定の記録紙に保持された機械読取情報を後処理情報に変換して、その記録紙に続く記録紙に後処理を実行する。このため、給紙された記録紙のうち先頭の記録紙から後処理情報を読み取って、次の記録紙から後処理情報に応じた後処理を実行するといったように、後処理情報を読み取る工程と、後処理を実行する工程とを分けて行うことができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項7〜9の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、記録紙に保持された後処理情報が表示されるため、ユーザは、どのような後処理を実行するかを確認することができる。
請求項11に記載の発明によれば、請求項7〜10の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、記録紙の保持された機械読取可能な情報をJDFに変換するため、機械読取可能な情報に変換された後処理情報の他機との受け渡しが汎用的になる。
以下、本発明の画像形成装置と後処理装置との実施形態について図1〜11を参照して詳細に説明する。
〔画像形成装置及び後処理装置の概略〕
先ず、図1に示す画像形成装置1、後処理装置5及びパソコン9の概略構成図を用いて、画像形成装置1及び後処理装置5それぞれの概要について説明する。
画像形成装置1は、プリンタやFAX、複写機等の記録紙上に画像形成する装置であり、ディスプレイ300、操作入力キー310、載置された原稿を後述するスキャナ部17のプラテンガラス上に給送するADF部320、様々なサイズの記録紙を収納して後述するプリンタ部19へ当該記録紙を供給する給紙トレイ330、印刷後の記録紙束Pを排出する排紙トレイ340とを備えて構成される。
ディスプレイ300は、CRT(Cathode-ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等によって構成され、操作入力キー310等の押下に応じて各種表示画面や処理状態等を表示する。また、ディスプレイ300にはタッチパネルが一体的に形成されており、ポインティングデバイスや指先等による当接操作を検知できる。
操作入力キー310、カーソルキーやテンキー、スタートキー、リセットキー等のキー群である。ユーザは、この操作入力キー310を押下したり、ディスプレイ300上を当接したりすることで、印刷する部数や拡縮、両面設定等の印刷時の設定と、ステイプルやパンチ等の後処理時の設定を行って画像形成装置1の操作を行う。
図2は、後処理時の設定を行う後処理設定画面350の表示例である。後処理設定画面350には、現在の処理状態が表示される第1領域351と、両面とじ方向を設定する第2領域352と、ステイプルの位置を設定する第3領域353と、グループ化や表紙の挿入、ソート、パンチング、中綴じ、Z折り、中折り、三つ折り等の後処理を設定する第4領域354と、キャンセルボタン374及びOKボタン375とを表示する第5領域355とに区画される。
第2領域352には、左右綴じボタン360と、上綴じボタン361とが表示され、第3領域353には、第1〜第4ステイプルボタン362〜365が表示される。また、第4領域354には、グループボタン366、ソートボタン367、中綴じボタン368、中折りボタン369、カバーシートボタン370、パンチボタン371、Z折りボタン372及び三つ折りボタン373が表示される。
ユーザは、ディスプレイ300に後処理設定画面350を表示させて、これらの各種ボタンを選択(例えば、指による当接操作)することで、所望の後処理の方法を設定し、OKボタン375でその設定を確定する。そして、操作入力キー310のスタートキーを押下すると、ADF部320に載置された原稿の画像がスキャナ部17で読み込まれ、給紙トレイ330の何れかから記録紙が搬送されて、その記録紙に原稿の画像が印刷されて排紙トレイ340に排出される。
また、画像形成装置1は、外部機器であるパソコン9と通信回線網Nを介して接続されて構成され、当該パソコン9からの指示に基づいて画像形成を開始する。ユーザは、パソコン9で作成した画像データの印刷指示を行う際に、当該パソコン9側で後処理の方法を設定することができる。
図3は、パソコン9に表示される印刷設定画面900の一例である。図3に示すように、印刷設定画面900は、用紙設定領域910、出力設定領域920、後処理設定領域930及び出力イメージ表示領域940とを有して構成される。
用紙設定領域910は、用紙方向911、原稿サイズ912、出力用紙のサイズ913、ズーム率914及び給紙トレイ330等を設定する領域である。出力設定領域920は、部数921、排紙トレイ922、フェイスダウンやフェイスアップ等の排紙モード923、ソート924及び仕分け925等を設定する領域である。出力イメージ表示領域940は、用紙設定領域910、出力設定領域920及び後処理設定領域930において設定された設定内容で印刷及び後処理を行った場合のイメージ画像を表示する領域である。
後処理設定領域930は、紙折り931、ステイプル932及びパンチ933等の後処理の方法を設定する領域である。ユーザは、紙折り931、ステイプル932及びパンチ933のそれぞれのチェックをON/OFFすることで、各後処理を実行するか否かを設定し、チェックをONにした場合には、その詳細な設定を行う。
具体的に、例えば、ステイプル932のチェックをONにした場合には、「1ヵ所左」、「1ヵ所右」、「2ヵ所左」及び「2ヵ所上」の何れかから選択する。図3は、ステイプル932及びパンチ933のチェックをONにし、それぞれを「一ヵ所左」及び「3ヵ所左」に設定した場合の印刷設定画面900の一例である。
このとき、出力イメージ表示領域940には、左上の端部に1つのステイプルと、左側に3つのパンチ穴が開けられた印刷物のイメージ画像が表示される。ユーザは、印刷設定画面900で画像形成時及び後処理時の設定を行った後、OKボタン950を例えばマウスでクリックすることで確定し、印刷を開始させる。
しかし、画像形成装置1が、後処理装置5と通信不良が発生したり、後処理装置5と元々連結・接続されていなかったりしてオフラインになった際に、後処理の方法がユーザにより設定された場合、その後処理を行わずに排出することとなる。そこで、オフライン時にユーザに設定された後処理の方法を機械読取可能な情報に変換して記録紙上に画像形成することで当該記録紙に保持させ、画像データに基づいて画像形成した記録紙と共に排出する。ここで、機械読取可能な情報とは、後処理装置5が例えば光学的及び磁気的に読み取ることのできる情報であり、本実施形態において画像形成装置1は後処理情報15を2次元コードに変換する。
後処理装置5は、ディスプレイ700と、操作入力キー710と、後処理を行う記録紙を挿入するインサータ720と、後処理を行う記録紙束Pを収納する大容量トレイユニット740と、後処理を施した記録紙を排出する排紙トレイ730とを備えて構成される。ディスプレイ700は、画像形成装置1と同様にタッチパネルが一体的に形成され、各種表示画面や処理状態を表示する。
操作入力キー710は、カーソルキーやテンキー、スタートキー、リセットキー等のキー群である。ユーザは、この操作入力キー710を押下したり、ディスプレイ700上を当接したりすることで、ステイプルやパンチ等の後処理方法の設定を行い、後処理の実行の開始指示を入力する。そして、後処理装置5は、大容量トレイユニット740に収納された記録紙束Pのうち、ユーザに設定された枚数の記録紙にステイプルやパンチ等の後処理を順次施していく。
また、本実施形態において後処理装置5は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)等のコード読取部55を有して構成される。後処理装置5は、大容量トレイユニット740に収納された記録紙束Pの所定エリアをコード読取部55で露光・走査して読み取った画像中に含まれる2次元コードを変換(デコード)して、後述する後処理情報54を取得する。
そして、その後処理情報54に基づいて、続く記録紙に後処理を施すのである。このため、画像形成装置1から排出された記録紙をそのまま後処理装置5にセットするだけで、画像形成装置1やパソコン9側で設定された方法で後処理が施されるため、ユーザは、当該後処理の方法を後処理装置5でわざわざ設定しなくてもよくなる。
〔画像形成装置の構成〕
次に、図4を用いて、画像形成装置1の機能構成について説明する。図4は、画像形成装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。図4によれば、画像形成装置1は、制御部10、操作部11、表示部12、HDD(Hard Disk Drive)13、スキャナ部17、画像処理部18、プリンタ部19、画像メモリ20、ネットワーク部21及びI/F部22を備えて構成される。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)13等により構成され、画像形成装置1を構成する各機能部に対する指示や、当該機能部間のデータ通信等を制御する。より具体的には、CPUが操作部11から出力される操作信号に基づいてROMからプログラムを読み出し、当該プログラムに従った処理を行う。そして、その処理結果をRAM13に一時的に記憶したり、当該処理結果を表示するための表示データを表示部12に出力して表示させる。
図4によれば、RAM13は、画像形成情報14と後処理情報15とを記憶する。画像形成情報14は、画像形成する部数、ページ数、用紙方向や原稿サイズ、出力用紙、ズーム率等といった画像形成に関する情報である。後処理情報15は、後処理を施す部数、ページ数、ステイプルやパンチ、紙折り等の後処理に関する情報である。これらの画像形成情報14及び後処理情報15それぞれは、ユーザ操作に従って設定される。尚、画像形成情報14及び後処理情報15は、JDFのデータ形式で生成することとするが、そのデータ形式には適宜公知技術を採用可能である。
操作部11は、図1に示す操作入力キー310やタッチパネル等により構成され、押下されたキーに対応する押下信号や、タッチパネルを当接された位置に対応する位置信号等の操作信号を制御部10に出力する。
表示部12は、図1に示すディスプレイ300に相当し、CRTやLCD等により構成され、制御部10から出力される表示データに基づいて各種設定画面(例えば、図2の後処理設定画面350)や画像の状態表示、各機能の動作状況等を表示出力する。
制御部10は、表示部12に印刷設定画面(図示略)や後処理設定画面350を表示させ、操作部11の操作によって選択・確定された設定内容を画像形成情報14及び後処理情報15として受け付けてRAM13に記憶する。また、パソコン9の印刷設定画面900において選択・確定された設定内容を通信回線網Nを介して受信して、画像形成情報14及び後処理情報15として受け付けてRAM13に記憶する。
制御部10は、後処理装置5がインライン方式で接続されていた場合に、後処理情報15をI/F部22を介して後処理装置5に送信すると共に、画像形成情報14に応じて画像データに基づいた画像形成を行って排出する。このとき、後処理装置5と接続されていなかった場合、即ちオフラインであった場合は、後処理情報15を2次元コードに変換(エンコード)して記録紙上に画像形成して、図9(a)に示すようなオフライン後処理指示書P1を作成して排出する。
尚、2次元コードのコード形式としては、QR(Quick Response)コード(QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標)、PDF417(PDF417はシンボルテクノロジー社の登録商標)、DataMatrixコード(DataMatrixコードはデータマトリックス社の登録商標)、Maxiコード(MaxiコードはUSP社の登録商標)等があり、適宜適用可能である。
HDD16は、画像データや画像形成情報14、後処理情報15等の各種データをハードディスクに蓄積記憶する機能部であり、ユーザにより選択されたデータを記憶する。
スキャナ部17は、プラテンガラス、CCD及び光源を備え、ADF部320に載置された原稿に対して光源から照明走査した光の反射光をCCDにより結像して光電変換することにより原稿の画像を読み取り、その画像の画像データを生成して画像処理部18に出力する。
画像処理部18は、制御部10の指示に基づいて、スキャナ部17から出力された画像データ、HDD16に記憶された画像データ、パソコン9から送信された画像データを圧縮して、画像メモリ20の圧縮メモリに圧縮画像データとして書き込んで一時的に記憶させる。
制御部10から画像データの読み出し指示があると、画像メモリ20に記憶した圧縮画像データを伸長し、画像メモリ20のページメモリに一旦記憶させる。そして、制御部10から印刷出力が指示されると、画像処理部18は、ページメモリから非圧縮の画像データをページ単位で読み出し、画像形成情報14に基づいて画像データの拡縮や方向転換等の画像処理を行う。そして、その画像データに基づくPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成し、プリンタ部19に出力する。
プリンタ部19は、LD(Laser Diode)、感光体ドラム、帯電器、現像器、転写部、定着器、記録紙を供給する給紙トレイ330、搬送経路に沿って記録紙を搬送する給紙ローラ等を備えて構成されている。
具体的にプリンタ部19は、画像処理部18の指示に基づいて、所定のサイズ及び方向の記録紙を給紙トレイ330の何れかから給紙して、当該記録紙を搬送経路上に搬送する。そして、感光体ドラム表面を帯電器により帯電させ、画像処理部18から入力されたPWM信号に基づいてLDによって感光体ドラム表面にレーザ光を照射することにより静電潜像を形成し、感光体ドラム表面の静電潜像を含む領域に現像器によりトナーを付着させる。次いで、給紙トレイ330から搬送された転写紙に転写部がトナーを転写して画像を形成し、定着器で定着させた後、後処理装置5が連結・接続されたインライン方式の場合は、その後処理装置5に記録紙を排出し、オフラインの場合は排紙トレイ340へ排出する。
画像メモリ20は、DRAM(Dynamic RAM)により構成され、圧縮された画像データを一時的に記憶する圧縮メモリと、印刷出力前にプリント出力対象の非圧縮の画像データを一時的に格納するページメモリとを有する。
ネットワーク部21は、通信回線網Nを介してパソコン9等の外部機器とデータ通信するための機能部であり、モデムやLANインターフェイス、USB等により構成される。I/F部22は、接続された後処理装置5とデータ通信するための機能部であり、シリアルインターフェイス等により構成される。
〔後処理装置の構成〕
次に、図5を用いて、後処理装置5の機能構成について説明する。図5は、後処理装置5の機能構成の一例を示すブロック図である。図5によれば、後処理装置5は、制御部50、操作部51、表示部52、コード読取部55、変換部56、フィニッシャ制御部57、ステイプルユニット58、パンチユニット59、折りユニット60及びI/F部61を備えて構成される。
制御部50は、CPUやROM、RAM53等により構成され、後処理装置5を構成する各機能部に対する指示や、当該機能部間のデータ通信等を制御する。より具体的には、CPUが操作部51から出力される操作信号に基づいてROMからプログラムを読み出し、当該プログラムに従った処理を行う。そして、その処理結果をRAM53に一時的に記憶したり、当該処理結果を表示するための表示データを表示部52に出力して表示させる。
図5によれば、RAM53は、後処理情報54を記憶する。後処理情報54は、画像形成装置1側で記憶している後処理情報15と同等のデータ形式の情報である。制御部50は、後処理装置5がI/F部61を介して画像形成装置1とインラインで接続されている場合、画像形成装置1から転送される後処理情報15をRAM53に記憶する。
操作部51は、操作入力キーやタッチパネル等により構成され、押下されたキーに対応する押下信号や、タッチパネルを当接された位置に対応する位置信号等の操作信号を制御部50に出力する。表示部52は、図1に示すディスプレイ500に相当し、CRTやLCD等により構成され、制御部50から出力される表示データに基づいて各種設定画面、各機能の動作状況等を表示出力する。
また、画像形成装置1とオフラインの場合は、図2のような後処理設定画面を表示部52に表示させて、ユーザの選択・確定操作に基づいて後処理情報54を生成するが、大容量トレイユニット740に収納された記録紙に、画像形成装置1側で生成された後処理情報54が2次元コードで画像形成されている場合は、その2次元コードを後述するコード読取部55及び変換部56によって取得する。
I/F部61は、画像形成装置1とデータ通信するための機能部であり、シリアルインターフェイス等により構成される。
コード読取部55は、CCDやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子を備えて構成され、大容量トレイユニット740に蓄積された記録紙の所定エリア(例えば、図9(a)のエリアAR)内の光学像を露光・走査することで、当該コードを光学的に読み取って(光電変換して)、画像データを生成する。
変換部56は、コード読取部55によって生成された画像データ内に2次元コード特有の切り出しシンボル(図9(a)の切り出しシンボルS)を検出した場合は、2次元コードがあると判定して、画像データ内から2次元コードを抽出し、この2次元コードを所定の符号化方式に基づいて変換(デコード)して、後処理情報54を取得する。
フィニッシャ制御部57は、RAM53に記憶された後処理情報54に基づいて、ステイプルユニット58、パンチユニット59及び折りユニット60の制御を行い、画像形成装置1から搬送された記録紙や大容量トレイユニット740に収納された記録紙に後処理を行わせる。そして、その後処理後の記録紙を搬送して排紙トレイ730に排出する。
ステイプルユニット58は、画像形成装置1から搬送された記録紙や、大容量トレイユニット740に収納された記録紙を一旦スタッカに蓄えた後にステイプルを行って、複数の記録紙を綴じるステイプル処理を行う。ステイプルユニット58は、記録紙の搬送方向と直交する方向に移動可能であり、フィニッシャ制御部57の指示に基づいて、記録紙のサイズ及び指示に基づく綴じ位置に応じて移動制御され、記録紙の端部及び中央部にステイプル処理を行う。
パンチユニット59は、画像形成装置1から搬送された記録紙や、大容量トレイユニット740に収納された記録紙を当該ユニット内で一旦停止させて、記録紙の端部にパンチ穴を開けるパンチ処理を行う。
折りユニット60は、画像形成装置1から搬送された記録紙や、大容量トレイユニット740に収納された記録紙の束に対して、記録紙の搬送方向の中央部を折る中折り処理、3つ折り処理、Z折り処理等の折り処理を行う。尚、裁断ユニットやのり付けユニットを設けて、裁断やのり付け等を行うこととしてもよく、後処理装置5が行う後処理は、適宜公知技術を採用可能である。
〔画像形成装置及び後処理装置の具体的な動作例〕
次に、図6及び7のフローチャートに従って画像形成装置1及び後処理装置5の具体的な動作例を図8及び9を適宜参照しながら説明する。
先ず、画像形成装置1の制御部10は、ユーザによって操作部11が操作された場合、その操作を受け付けて、当該操作に従った画像形成情報14と後処理情報15を生成しRAM13に記憶する。また、パソコン9からの指示を受け付けて、画像形成情報14及び後処理情報15を生成してRAM13に記憶する。そして、操作部11からの操作信号又はパソコン9からの指示に基づいて印刷開始指示が入力された場合、後処理装置5がI/F部22を介して接続されているか否かを判定する(ステップA1)。
制御部10は、後処理装置5が接続されていない、即ちオフラインであると判定した場合(ステップA1;Yes)、図8(a)のような次動作指定画面380を表示部12に表示させる。そして、この次動作指定画面380上のオフライン後処理ボタン382がユーザの操作部11の操作によって選択されたことを検知した場合は(ステップA3;Yes)、後処理情報15を変換して2次元コードを生成する(ステップA5)。
そして、その2次元コードと、後処理情報15に基づいた画像データの印刷部数、ページ数及び後処理の方法の文字列とを記録紙上に画像形成して、図9(a)のようなオフライン後処理指示書P1として排出する(ステップA7)。制御部10は、ステップA7の処理の後、画像データに基づいた画像形成を画像形成情報14に応じて実行し、オフライン後処理指示書P1に続けて本体印刷物P2として排出する(ステップA9)。
例えば、後処理情報15のページ数が“4ページ”、印刷する部数が“3部”、ステイプルが“1ヵ所左上”、パンチが“3ヵ所左”と設定されていた場合、図9(a)のオフライン後処理指示書P1のように後処理方法810を画像形成すると共に、当該後処理情報15を符号化した2次元コードCをオフライン後処理指示書P1の所定のエリアAR内に画像形成する。そして、そのオフライン後処理指示書P1に続くように本体印刷物P2を排出する。
ステップA3において、次動作指定画面380のオフライン後処理ボタン382が選択されず(ステップA3;No)、後処理キャンセルボタン384が選択されたことを検知した場合は(ステップA11;Yes)、ステップA9に処理を移行して、画像データに基づいた本文部分のみの画像形成を行う。また、ジョブキャンセルボタン386が選択されたことを検知した場合は(ステップA11;No)、そのまま処理を終了する。
一方、後処理装置5の制御部50は、先ず、I/F部61を介して画像形成装置1が接続されているか否かを判定する(ステップB1)。そして、画像形成装置1が接続されている、即ちインラインである場合は(ステップB1;No)、画像形成装置1から転送される後処理情報54を取得して、RAM53に記憶する。そして、当該後処理情報54に基づいてフィニッシャであるステイプルユニット58、パンチユニット59折りユニット60のリセットと設定とを行った後(ステップB23)、フィニッシャの駆動制御と画像形成装置1から搬送される記録紙を通紙とを行って後処理を施す(ステップB25)。
また、ステップB1において、画像形成装置1が接続されていない、即ちオフラインであると判定した場合(ステップB1;Yes)、ステップB3〜B19の処理を記録紙一枚ずつに対して行う。
具体的には、大容量トレイユニット740に収納されている記録紙の所定エリアをコード読取部55に指示して読み取り、変換部56の出力結果からそのエリア内に2次元コードがあるか否かを判定する(ステップB5)。制御部50は、所定エリア内に2次元コードがありと判定した場合(ステップB5;Yes)、変換部56に指示して当該2次元コードを変換させて後処理情報54を取得する(ステップB9)。そして、その後処理情報54に基づいた後処理方法802を図8(b)のように後処理確認画面800として表示部52に表示させる(ステップB9)。これにより、ユーザは、これからどのような後処理が行われるかを確認することができる。
制御部50は、この後処理確認画面800において続行ボタン804が選択されたことを検知した場合(ステップB11;Yes)、後処理情報54に基づいてフィニッシャのリセットと設定を行う(ステップB15)。そして、フィニッシャの駆動制御と通紙とを行って後処理を施した後(ステップB17)、大容量トレイユニット740に収納された記録紙束Pが終了したか否かを判定し(ステップB19)、終了していなかった場合は(ステップB19;No)、ステップB3に処理を移行する。
また、ステップB11において、変更ボタン806が選択されたと検知した場合は(ステップB11;No)、図2のような後処理設定画面を表示させ、ユーザの操作部51の操作に応じて後処理情報54を再設定した後(ステップB13)、ステップB15に処理を移行する。
例えば、図9(a)のオフライン後処理指示書P1のエリアARをコード読取部55によって読み取った場合、そのエリアAR内に2次元コードCが含まれているため、後処理装置5の制御部50は、この2次元コードCを変換して後処理情報54を取得する。この後処理情報54には、ページ数“4ページ”、印刷部数“3部”、ステイプル“1ヵ所左上”、パンチ“3ヵ所左”といった情報が含まれており、図8(a)の後処理確認画面800が表示される。ユーザは、続行ボタン804を選択することで、そのまま後処理を開始させることができるが、所望のものでなかった場合は、ここでその後処理の方法を変更することができる。
後処理確認画面800において続行ボタン804が選択された場合、フィニッシャ制御部57は、ステイプルユニット58を制御して、本体印刷物P2を4ページずつスタッカに蓄積して、左上の端部に1ヵ所のステイプルを行わせた後、パンチユニット59を制御して、左側に3ヵ所のパンチ穴を開けさせる。このため、大容量トレイユニット740に収納した記録紙束Pが、図9(b)に示すように、4ページの冊子P3〜P5が左上のステイプルと、3ヵ所のパンチとが施されて3部に分割されて排出されることとなる。
以上、本実施形態によれば、画像形成装置1は、後処理装置5がオフラインであった場合は、ユーザにより設定された後処理情報15を2次元コードに変換して、記録紙上に画像形成する。一方、後処理装置5は、記録紙上に2次元コードが画像形成されていることを検出した場合は、この2次元コードから後処理情報54を取得して当該後処理情報54に基づいて後処理を行う。
従って、ユーザは、後処理装置5が画像形成装置1に接続されていなかったり、I/F部22及び61間の通信不良が生じたオフライン時に、画像形成装置1やパソコン9側で設定した後処理の方法わざわざメモしたり、後処理装置5側で手入力するといった煩雑な操作が行わなくてもよい。
また、例えば、後処理装置5の性能が画像形成装置1の性能よりも劣る場合、画像形成装置1で後処理の方法を設定しつつ大量印刷を行っておき、その印刷物を後処理装置5にセットすることで、画像形成装置1で設定した後処理方法で後処理が施される。この場合、後処理装置5が行う後処理に、画像形成装置1との性能の差異が影響しないため、画像形成と後処理の全体的な処理性能を高めることができる。
〔変形例〕
尚、本発明の適用可能な範囲は上述した実施形態に限られず、適宜変更可能であり、次のようにしてもよい。例えば、後処理情報15を2次元コードに符号化することとして説明したが、図10に示すようなシステム構成によって、記憶装置を有する管理サーバ3で後処理情報15を記憶管理し、その後処理情報15が記憶されるアドレス(例えば、URL)を2次元コードに符号化することとしてもよい。この後処理情報15が記憶されるアドレスも、本発明の後処理に関する後処理情報に相当する。
図10によれば、画像形成装置1aと、後処理装置5a、管理サーバ3とが通信回線網N上に接続されて構成されている。尚、画像形成装置1a及び後処理装置5aの機能構成は、上述した実施形態の画像形成装置1及び後処理装置5の機能構成と同等であるため、その詳細な説明は省略する。
画像形成装置1aは、後処理情報15を管理サーバ3に送信すると共に、管理サーバ3が後処理情報15を記憶するアドレスを2次元コードCaに変換して画像形成する。管理サーバ3は、画像形成装置1aから送信された後処理情報15を所定のアドレスに記憶する。
後処理装置5aは、上述した実施形態と同様に、記録紙上の所定エリアを読み取って2次元コードがある場合は、その2次元コードを変換しアドレスを取得する。そして、通信回線網Nを介して管理サーバ3にアクセスして、取得したアドレスに基づいて後処理情報15の取得要求を行う。後処理装置5aは、管理サーバ3から後処理情報15を取得すると、当該後処理情報15に基づいて記録紙束Pに後処理を施す。
このように、後処理情報15管理サーバ3が記憶管理するため、符号化する情報は、管理サーバ3のアドレスのみでよい。このため、符号化する情報量を少なくすることができるため、1次元コードでも容易に実現することができるようになる。
また、画像形成装置1は後処理情報15を機械読取可能な情報の一例である2次元コードに変換して記録紙上に画像形成することとして説明したが、例えば、JAN(Japan Article Number)やcode39、ITF(Interleaved Two of Five)等のコード形式の1次元コード(バーコード)に変換することとしてもよい。
また、後処理情報15を文字列に変換して記録紙に画像形成して、オフライン後処理指示書P1を作成してもよい。この場合、後処理装置5では、CCDカメラやスキャナ等によりオフライン後処理指示書P1全面を光学的に読み取って、得られた画像にOCR(Optical Character Reader)等によって文字認識を行う。そして、その認識結果から後処理情報15を取得することとなる。
また、図11のように無線IC(RFID(Radio Frequency Identification))タグTGを有する記録紙を用いて、この無線ICタグTGに後処理情報15を記憶させて当該後処理情報15を保持させることとしてもよい。この場合、電磁波(電力波)を送信して無線ICタグTGを電磁誘導によって駆動し、当該無線ICタグTGにデータの読み書きを行うICリーダライタを画像形成装置1及び後処理装置5に設けることで実現可能である。これにより、後処理装置5は、無線ICタグTGに記憶された後処理情報15を電波通信によって読み取ることができるようになる。また、本体印刷物P2とは別のオフライン後処理指示書P1のような記録紙を作成する必要がなくなると共に、データ量の多い後処理情報15の記憶も可能になる。
画像形成装置及び後処理装置の概要を説明するための図。 後処理設定画面の表示例を示す図。 印刷設定画面の表示例を示す図。 画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図。 後処理装置の機能構成の一例を示すブロック図。 画像形成装置の処理動作を説明するためのフローチャート。 後処理装置の処理動作を説明するためのフローチャート。 (a)は次動作選択画面、(b)は後処理確認画面の表示例を示す図。 (a)オフライン後処理指示書及び本体印刷物の例、(b)は後処理装置から排出された冊子の例を示す図。 変形例における記録紙の一例を示す図。 変形例における画像形成装置、後処理装置及び管理サーバのシステム構成の一例を示す図。
符号の説明
C 2次元コード
P 記録紙束
P1 オフライン後処理指示書
P2 本体印刷物
1 画像形成装置
10 制御部
11 操作部
12 表示部
13 RAM
14 画像形成情報
15 後処理情報
17 スキャナ部
18 画像処理部
19 プリンタ部
20 画像メモリ
22 I/F部
5 後処理装置
50 制御部
51 操作部
52 表示部
53 RAM
54 後処理情報
55 コード読取部
56 変換部
57 フィニッシャ制御部
58 ステイプルユニット
59 パンチユニット
60 折りユニット
61 I/F部
740 大容量トレイユニット
3 管理サーバ
9 パソコン

Claims (13)

  1. 画像データに基づく画像形成に関する画像形成情報と、当該画像形成後に行う後処理に関する後処理情報とを受け付ける受付手段と、
    記録紙上に画像形成を行う画像形成手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた画像形成情報に応じて前記画像形成手段に前記画像データに基づいた画像形成を実行させると共に、前記受け付けられた後処理情報を機械読取可能な情報に変換し、当該機械読取可能な情報を記録紙に保持させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像データに基づいた画像形成が行われた記録紙に後処理を行うインライン後処理手段が接続され、
    前記制御手段は、
    前記インライン後処理手段によって後処理を行うか否かを判定し、当該後処理を行わないと判定した場合に、前記受け付けられた後処理情報を機械読取可能な情報に変換し、当該機械読取可能な情報を記録紙に保持させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記機械読取可能な情報は、符号化情報であり、
    前記制御手段は、前記受け付けられた後処理情報を符号化情報に変換し、当該符号化情報の画像形成を前記画像形成手段に実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成する記録紙には、無線ICタグが設けられ、
    前記制御手段は、前記変換された機械読取可能な情報を、前記記録紙上の無線ICタグに記憶させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記画像形成情報に応じて画像形成を行った記録紙とは異なる記録紙に前記機械読取可能な情報を保持させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記受付手段は、前記後処理情報をJDF(Job Definition Format)で受け付けることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 給紙された記録紙に保持された機械読取可能な情報を後処理情報に変換する変換手段と、
    記録紙に後処理を施す後処理手段と、
    前記変換手段により変換された後処理情報に応じて前記後処理手段に前記給紙された記録紙への後処理を実行させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする後処理装置。
  8. 給紙された記録紙に保持された機械読取可能な情報を検出する検出手段を更に備え、
    前記変換手段は、前記検出手段により検出された機械読取可能な情報を読み取って、後処理情報に変換することを特徴とする請求項7に記載の後処理装置。
  9. 前記変換手段は、所定の記録紙に保持された機械読取可能な情報を後処理情報に変換し、
    前記制御手段は、前記機械読取可能な情報が保持された記録紙に続く記録紙に、前記後処理情報に基づいた後処理を前記後処理手段に実行させることを特徴とする請求項7又は8に記載の後処理装置。
  10. 前記変換手段により変換された後処理情報を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項7〜9の何れか一項に記載の後処理装置。
  11. 前記変換手段は、前記記録紙に保持された機械読取可能な情報をJDFに変換することを特徴とする請求項7〜10の何れか一項に記載の後処理装置。
  12. 記録紙上に画像を形成する画像形成手段を制御するコンピュータに、
    画像データに基づく画像形成に関する画像形成情報と、当該画像形成後に行う後処理に関する後処理情報とを受け付ける受付機能と、
    前記受付手段によって受け付けられた画像形成情報に応じて前記画像形成手段に前記画像データに基づいた画像形成を実行させると共に、前記受け付けられた後処理情報を機械読取可能な情報に変換し、当該機械読取可能な情報を記録紙に保持させる制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  13. 記録紙に後処理を施す後処理手段を制御するコンピュータに、
    給紙された記録紙に保持された機械読取可能な情報を後処理情報に変換する変換機能と、
    前記変換機能により変換された後処理情報に応じて、前記後処理手段に前記給紙された記録紙への後処理を実行させる制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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