JP2008169030A - 画像形成システム、シート搬送装置、及びシート搬送方法 - Google Patents

画像形成システム、シート搬送装置、及びシート搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 インサータから給送されたシートに対して、様々な後処理を加えること。
【解決手段】 シートに画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段により画像が形成されたシートを搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送された複数のシートに後処理を加える後処理手段と、搬送手段により搬送された複数のシートに製本処理を加える製本手段と、を有する画像形成システムであって、搬送手段は、画像形成手段により画像が形成された複数のシートに対して、追加すべきエクストラシートを積載する積載手段と、画像形成手段により画像が形成された複数のシートが後処理手段に搬送されるまでの搬送路に対して、積載手段に積載された前記エクストラシートを給送する給送手段と、を備えた。
【選択図】 図23

Description

本発明は、シートの搬送方法及びそれを用いた装置並びにシステムに関する。
従来から、複写機などの画像形成装置においては、表紙モード、合紙モードなどのモードを備えるものがあり、このモードでは、用紙の先頭ページ、最終ページ、または途中ページに、エクストラシートを挿入することが可能である。このエクストラシートは、通常の給紙カセットから給紙することも可能であり、また、エクストラシートを給紙するための給紙段(インサータと呼ぶ)を使って、挿入することもできる(特許文献1)。
特開2000−211803号公報
しかしながら、従来の装置では、インサータは、シートに製本処理を加える部分に設けられていたため、インサータから給送されたシートに対して、できる後処理は限られていた。例えば、製本処理を加える部分よりシートの搬送方向上流に折り処理やパンチ処理などを加えることのできる機構が設けられていたとしても、インサータから給送されたシートに対して折り処理やパンチ処理などを加えることはできなかった。
また、インサータから給送されたシートを用いて製本処理を行うにあたって、インサータに印刷面を上向きにしてエクストラシートを載置する場合、装置の構造によっては、インサータから給送されたシートを反転させた上で製本処理を加える部分にエクストラシートを搬送する必要がある。この反転を行うためには反転機構が必要であるが、従来の画像形成システムでは、シートに製本処理を加える製本装置にインサータと反転機構が設けられていた。これにより、製本装置にシートの排出部を設けられない等の構造上の制約があった。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するために考案されたものであり、その目的は、画像形成手段により画像が形成された複数のシートに対して追加すべきエクストラシートに対して、様々な後処理を加えることを可能にすることにある。
また、本発明の目的は、シートに製本処理を加える製本装置にエクストラシートを給送する給送機構と反転機構を設けることなく、エクストラシートを用いた製本処理を行うことを可能にすることにある。
シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により画像が形成されたシートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送された複数のシートに後処理を加える後処理手段と、
前記搬送手段により搬送された複数のシートに製本処理を加える製本手段と、
を有する画像形成システムであって、
前記搬送手段は、
前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートに対して、追加すべきエクストラシートを積載する積載手段と、
前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートが前記後処理手段に搬送されるまでの搬送路に対して、前記積載手段に積載された前記エクストラシートを給送する給送手段と、
を備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る装置は、
シートに画像を形成する画像形成手段から、複数のシートに後処理を加える後処理手段及び複数のシートに製本処理を加える製本手段まで、シートを搬送するシート搬送装置であって、
前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートに対して、追加すべきエクストラシートを積載する積載手段と、
前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートが前記後処理手段に搬送されるまでの搬送路に対して、前記積載手段に積載された前記エクストラシートを給送する給送手段と、
を備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る方法は、
シートに画像を形成する画像形成手段から、複数のシートに後処理を加える後処理手段及び複数のシートに製本処理を加える製本手段まで、シートを搬送するシート搬送方法であって、
前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートに対して追加すべきエクストラシートを、前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートが前記後処理手段に搬送されるまでの搬送路に対して給送する給送工程を含むことを特徴とする。
シートに画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成手段により画像が形成されたシートを搬送する搬送装置と、
前記搬送手段により搬送された複数のシートに製本処理を加える製本装置と、
を有する画像形成システムであって、
前記搬送装置は、
前記画像形成装置により画像が形成された複数のシートに対して、追加すべきエクストラシートを積載する積載手段と、
前記画像形成装置により画像が形成された複数のシートが前記製本装置に搬送されるまでの搬送路に対して、前記積載手段に積載された前記エクストラシートを給送する給送手段と、
前記給送手段から給送された前記エクストラシートを、前記搬送路に搬送する前に反転させる反転手段と、
を備えたことを特徴とする。
シートに画像を形成する画像形成装置から、複数のシートに製本処理を加える製本装置まで、シートを搬送するシート搬送装置におけるシート搬送方法であって、
前記画像形成装置により画像が形成された複数のシートに対して追加すべきエクストラシートを、前記画像形成装置により画像が形成された複数のシートが前記製本装置に搬送されるまでの搬送路に対して給送する給送工程を含み、
前記給送工程は、前記エクストラシートを、前記搬送路に搬送する前に反転させることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成手段により画像が形成された複数のシートに対して追加すべきエクストラシートに対して、様々な後処理を加えることが可能となる。
また、本発明によれば、シートに製本処理を加える製本装置にエクストラシートを給送する給送機構と反転機構を設けることなく、エクストラシートを用いた製本処理を行うことが可能となる。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、これらの実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、本明細書において、「サイズ」という言葉は、面積の大きさのみを表わすものではなく、形状を含めた概念である。したがって、「サイズが異なる」とは、「形状及び/又は大きさが異なる」と言い換えることができる。また、以下の実施形態において、「記録紙」と記載しているが、紙に限定するものではなく、折り畳み可能なあらゆる「シート」に本発明を適用できる。本明細書中「Z折り」とは、「外三つ折り」とも呼ばれるシートの折り方であり、「C折り」とは、「内三つ折り」とも呼ばれる折り方である。これらは、シート幅の3分の1の位置で完全に3つに折り畳む方法のほか、シート幅の4分の1の位置でずらして折り畳み、最終的に半分の大きさにする方法も含まれる。
本発明に係る画像形成システムの実施形態として、画像入出力システムについて説明する。図1は、画像入出力システム100の内部構成及び画像入出力システム100を適用可能な周辺構成を示すブロック図である。
画像入出力システム100は、図1に示すように、リーディングセクション200と、プリンティングセクション300と、コントローラ110と、操作ユニット150とを備える。
リーディングセクション200は、原稿を給紙する原稿給紙ユニット250と、原稿給紙ユニット250から給紙された原稿上の画像を読み取るスキャニングユニット210とを含む。スキャニングユニット210により読み取られた画像データは、コントローラ110に送られる。
プリンティングセクション300は、給紙ユニット360と、プリントユニット310と、排紙ユニット370とを含む。給紙ユニット360は、異なるサイズの記録紙をそれぞれ収容する複数のカセットを搭載し、各カセットから記録紙を給紙する。プリントユニット310は、電子写真方式によって記録紙上に画像を記録するユニットであり、シートに画像を形成する画像形成手段として機能する。プリントユニット310は、LAN190に接続されたPC(ホストコンピュータ)191,192、又はスキャニングユニット210からコントローラ110を介して画像データを受け取る。そして、受け取った画像データに基づき給紙ユニット360から給紙された記録紙上に画像を記録する。排紙ユニット370は、プリントユニット310により画像を記録された記録紙をソート、ステイプルなどの処理を施して排紙する。
コントローラ110は、リーディングセクション200及びプリンティングセクション300と電気的に接続されるとともに、LAN190を介してPC191,192、デジタル複写機193と接続されている。コントローラ110は、コピー機として動作する場合、リーディングセクション200を制御して読み取った原稿の画像データをプリンティングセクション300に送り、プリンティングセクション300を制御して記録紙上に画像を形成する。また、コントローラ110は、スキャナとして動作する場合、リーディングセクション200で読み取った画像データをコードデータに変換し、LAN190を介してPC191,192に送信することもできる。コントローラ110は、プリンタとして動作する場合、各PC191,192からLAN190を介して受信したコードデータを画像データに変換し、この画像データに基づいてプリンティングセクション300に画像形成を行なわせることもできる。
操作ユニット150は、コントローラ110に対する指示入力などを行うための各種キー及びユーザとのインタフェース画面を表示するための液晶表示パネルを有する。操作ユニット150は、何れかのキーが操作されると、操作されたキーに対応する信号を発生してコントローラ110に送る。
次に、リーディングセクション200及びプリンティングセクション300のハードウェア構成について図2を参照しながら説明する。図2は、リーディングセクション200及びプリンティングセクション300のハードウェア構成を示す概略図である。
リーディングセクション200とプリンティングセクション300とは、図2に示すように構成されている。また、プリンティングセクション300は、デッキユニット341や、シート折りユニットとしてのCZ折りユニット800、フィニッシャ900が接続されている。CZ折りユニット800と、フィニッシャ900とは、全体として排紙ユニット370を構成する。CZ折りユニット800は、画像形成手段としてのプリントユニット310により画像が形成されたシートを搬送する搬送手段と、搬送手段により搬送された複数のシートに後処理を加える後処理手段として機能する。また、フィニッシャ900は、搬送手段により搬送された複数のシートに製本処理を加える製本手段として機能する。
以下、イメージリーダ、及び、プリントユニット、CZ折りユニット、フィニッシャについてそれぞれ説明する。
<リーディングセクション>
リーディングセクション200は、原稿給紙ユニット250を備える。原稿給紙ユニット250は、原稿を先頭から順に1枚づつプラテンガラス211上へ給送し、各原稿の読取動作が終了する毎にその原稿をプラテンガラス211から排出トレイ219に排出する。リーディングセクション200は、原稿がプラテンガラス211上に給送されると、ランプ212を点灯し、スキャニングボックス213の移動を開始する。このスキャニングボックス213の移動によりプラテンガラス211上の原稿に対する読取走査が行われる。この読取走査中、原稿からの反射光は、各ミラー214,215,216及びレンズ217を経てCCDイメージセンサ(以下、CCDという)218に導かれ、原稿上の画像がCCD218の撮像面上に結像される。CCD218は、撮像面に結像された画像を電気信号に変換し、その電気信号を画像データとしてコントローラ110に送る。
<プリンティングセクション>
プリンティングセクション300は、レーザドライバ321を備える。レーザドライバ321は、コントローラ110から送られた画像データに基づきレーザ発光部322を駆動する。レーザ発光部322は、画像データに応じたレーザ光を発射する。レーザ光は、不図示の回転多面鏡によって反射され、感光ドラム323上に走査される。感光ドラム323は、照射されたレーザ光に応じた静電潜像をその表面に形成する。感光ドラム323上の静電潜像は現像器324から供給されたトナーによりトナー像として可視像化される。レーザ光の照射タイミングに同期して、各カセット311,312,313,314、手差し給紙段315、又はデッキユニット341から記録紙が搬送路331を介して感光ドラム323と転写部325との間に給紙される。感光ドラム323上のトナー像は転写部325により給紙された記録紙上に転写される。
転写部325により転写された記録紙の搬送方法について図8A〜Dを用いて説明する。図8A〜Dはプリントユニット310の拡大図であり、それぞれの図において、太線は記録紙を表わし、三角は、記録面を表わす。
図8Aは、転写部325で転写され搬送ベルト326を移動している際の記録紙を表している。記録面は上側である。トナー像が転写された記録紙は搬送ベルト326によって定着部327に送られる。定着部327は、記録紙を熱圧し、記録紙上のトナー像を記録紙上に定着させる。この定着部327を通過した記録紙は、図8Bに示すように、記録面が上面のまま、搬送路335を経て排紙口334からCZ折りユニット800へ送られる。
なお、記録紙の排紙ユニット370としては、CZ折りユニット800とフィニッシャ900の代わりに、排紙口334の外側に排紙ビンを装着し、その排紙ビンに記録紙を排出することが可能である。
記録紙の記録面を反転してCZ折りユニットに送出する場合には、記録紙を、図8Cに示すように、搬送路336から、フラッパ329を経て搬送路338に一旦導き、その後、搬送路337を経て排紙口334からCZ折りユニットに送出する。この場合には、転写部325で転写された時点では上面にあった記録面が、図8Dのように、下面になってCZ折りユニットへ送られる。
さらに、両面記録モードが設定されている場合には、定着部327を通過した記録紙を搬送路336に導き、フラッパ329により一旦搬送路333へ導いた後に、搬送路338を経て搬送路332に導く。そして搬送路332に導かれた記録紙を、感光ドラム323と転写部325との間に再度給送し、記録紙の裏面にトナー像を転写する。
<CZ折りユニット>
CZ折りユニット800は、インサータ処理部810とCZ折り処理部820及びC折り排紙口804を含む。インサータ処理部810は、記録済みの記録紙を給紙し、プリントユニット310から出力される複数の記録紙の希望の位置(先頭、最後、或いは中程)に混入させるためのものである。
インサータ処理部810は、インサータ給紙段811に載置された、表紙、合紙、裏表紙、インデックス紙といったエクストラシートを、搬送路812に給送する。フラッパ813は、搬送路812上の記録紙を、搬送路815、819に送り、搬送路802へ導く。フラッパ813がインサータ給紙段811から給送されたエクストラシートを搬送路814、816に送り、その後、逆送することにより、インサータ給紙段811に置かれたエクストラシートを反転(裏表を逆に)した後に搬送路819に送ることができる。
インサータ給紙段811は、画像形成手段により画像が形成された複数のシートに対して、追加すべきエクストラシートを積載する積載手段として機能する。搬送路815、189などが、画像形成手段により画像が形成された複数のシートが後処理手段としてのCZ折りユニットに搬送されるまでの搬送路に対応する。また、フラッパ813や搬送路812が、積載手段としてのインサータ給紙段811に積載されたエクストラシートを給送する給送手段として機能する。
インサータ処理部810の詳細な構成及び動作について、図9を用いて説明する。図9A〜Fはインサータ処理部810の拡大図である。
インサータ処理部810は、インサータ給紙段811からシートを給紙し、搬送路812へ導く。図9Aはインサータ給紙段811からシート(太線)を給紙した時点を表した図であり、シートの表裏が分かりやすいように、その表面に三角を示している。
フラッパ813は、搬送路812上の記録紙を、図9Bのように搬送路815、819に送り、搬送路802へ導く(図9C)。この場合、搬送路802では、インサータ給紙段で上側だった面は下側になっている。
フラッパ813は、インサータ給紙段811から給送されたシートを搬送路814、816に送ることができる(図9D、E)。その後、逆送することにより、インサータ給紙段811に置かれたシートを反転(裏表を逆に)した後に搬送路819に送ることができる(図9F)。この場合には、インサータ給紙段で上側だった面は上側になっている。つまり、これらの動作により、フラッパ813や搬送路814、816は、給送手段から給送されたエクストラシートを、製本手段に搬送する前に反転させる反転手段として機能する。
CZ折り処理部820は、インサータ処理部810から給紙されたエクストラシート、及び、プリントユニット310から送られてくる記録紙に対し、以下の3種類の処理を行うことができる。
1. スルーパスモード
2. C折りモード
3. Z折りモード
このうち、「スルーパスモード」は、C折りやZ折りの処理をせずそのまま後続のユニットに送る処理であり、搬送路802を経たシートは、803を経て、フィニッシャ900へ送られる。
CZ折り処理部820の「C折りモード」及び「Z折りモード」での動作について、図10A〜D、図11A、Bを用いて説明する。図10A〜DはCZ折り処理部820の拡大図である。図11AはC折りモードにおいてシート840が折られる手順を示し、図11Bは同様にZ折りモードにおいてシート840が折られる手順を示している。
「C折りモード」では、搬送路802からCZ折り処理部820に搬送されたシート840に対し、「C折り」と呼ばれる折り方で畳み込む処理を行い、C折り排紙口804へ排出する。操作ユニット150において「C折りモード」が指定されると、図10Aに示すように、フラッパ821が動作して、搬送路802から搬送路822へシート840が導かれる。シート840の先端がストッパ823に接したところで、シート840に形成されるループ841が折りローラ824、825の間のニップにくわえ込まれる。
これにより、図11A(a)に示すシート840(用紙サイズX×Y)において1201で示す部分が折られ、図11A(b)のように1回折られた形となる。ストッパ823は、ニップからの距離が、シート840のY方向2/3になる位置に配置される。
1回折られたシート840は搬送路826へと導かれ、ストッパ827に接したところで、シート840に形成されるループ842が、今度は折りローラ825、828の間のニップにくわえ込まれる(図10B)。
これにより、図11A(b)のシート840が再び折られ、図11A(c)のように2回折られた形となる。ストッパ827は、ローラ825、828の間のニップからの距離が、シート840の1/3になる位置に配置される。このようにして、2回折られたシート840は、フラッパ829により搬送路831を経て、C折り排紙口804へ排紙される。
「Z折りモード」では、搬送路802から送られてきたシートに対し、「Z折り」と呼ばれる折り方で畳み込む処理を行い、搬送路802に戻す。操作ユニット150において「Z折りモード」が指定されると、図10Cに示すように、フラッパ821が動作して、搬送路802から搬送路822へシート840が導かれる。シート850の先端がストッパ823に接したところで、シート850に形成されるループ851が折りローラ824、825の間のニップにくわえ込まれる。
これにより、図11B(a)に示すシート850(用紙サイズX×Y)において1301で示す部分が折られ、図11B(b)のように1回折られた形となる。ストッパ823は、ニップからの距離が、シート850のY方向1/4になる位置に配置される。
1回折られたシート850は搬送路826へと導かれ、ストッパ827に接したところで、シート850に形成されるループ852が、今度は折りローラ825、828の間のニップにくわえ込まれる(図10D)。
図11B(b)のシート850が1302で示す部分で再び折られ、図11B(c)のように2回折られた形となる。この際、ストッパ827は、ローラ824、825で折った際の折り目からループ852までの長さが、シート850の1/4になるように位置している。このようにして、2回折られたシート850は、フラッパ829により搬送路832から搬送路802に戻される。その後、搬送路803を経て、フィニッシャ900へ送られる。
以上のように、CZ折り処理部820は、搬送手段により搬送された複数のシートに後処理を加える後処理手段として機能し、給送手段により給送されたエクストラシートに対して折り処理を施すこともできる。
<フィニッシャ>
図2に戻って説明すると、フィニッシャ900は、サンプルトレイ907、スタックトレイ911、912、ブックレットトレイ921を含み、ステイプルや、ソート、シフト、製本などそれぞれ対応する処理を行って排紙することができる。つまりフィニッシャ900は、搬送手段により搬送された複数のシートに製本処理を加える製本手段として機能する。
サンプルトレイ907に出力する場合、搬送路901に入ってきたシートは、フラッパ902、903によって、搬送路904を経て、サンプルトレイ907へ排紙される。
スタックトレイ911、912に出力する場合は、以下のような動作を行う。搬送路901に入ってきたシートは、フラッパ902、903によって搬送路905へ導かれ、スタックトレイ911へ排紙される。また、スタックトレイ911、912は上下に可動であり、スタックトレイ912に排紙する場合には、スタックトレイ912が上に移動する。スタックトレイ911、912に排紙する場合には、中間トレイ908を経由して、ソート処理やシフト処理、また、ステイプラ909によってステイプル処理等を行うことも可能である。
ブックレットトレイ921へ出力する場合、搬送路901に入ってきたシートは、フラッパ902、903によって搬送路906へ導かれ、突き当て部925に溜まる。中綴じをする場合、途中のトレイ922の位置でステイプラ923により、中綴じを行い、中綴じしたシート束を突き当て部925まで移動させる。ここには、突き出し部材926とローラ927,928が設けられており、突き当て部925にあるシート束に向けて、突き出し部材926を突き出すことにより、シート束はローラ927、928間に押し出され、ローラ927、928により折りたたまれる。そして、搬送路929を経て、ブックレットトレイ921へ排紙される。
図15は、フィニッシャにおいて、シート束が製本される一例を示す図である。シート1501、1502、1503の3枚のシート束を、突き出し部材926が突き出すところを表している。図のように5,6,7,8ページが印刷されたシート1501から順番に印刷され、フィニッシャ900に送られる。次に3,4,9,10となるシート1502が印刷され、最後に1,2,11,12となる1503が印刷され、フィニッシャ900に送られる。シート1501、1502、1503が図15の右側から順に溜められた後、突き出し部材926を突き出すことにより、1〜12ページの製本ができる。
<コントローラ>
コントローラ110の機能を、図3に示すブロック図をもとに説明する。メインコントローラ111は、CPU(プロセッサ)112と、バスコントローラ113と、不図示の各種I/Fコントローラ回路を備えている。
CPU112とバスコントローラ113はコントローラ110全体の動作を制御するものであり、CPU112はROM114からROM I/F115を経由して読込んだプログラムに基いて動作する。また、ホストコンピュータから受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスターイメージデータに展開する動作も、このプログラムに記述されており、ソフトウェアによって処理される。バスコントローラ113は各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。
DRAM116はDRAM I/F117によってメインコントローラ111と接続されており、CPU112が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。
Codec118は、DRAM116に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIG/JPEG等の方式で圧縮し、また逆に圧縮され蓄積されたコードデータをラスターイメージデータに伸長する。SRAM119はCodec118の一時的なワーク領域として使用される。Codec118はI/F120を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のDMA転送は、バスコントローラ113によって制御される。
グラフィックエンジン135は、DRAM116に蓄積されたラスタイメージデータに対して、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化の処理をそれぞれ行う。SRAM136はグラフィックエンジン135の一時的なワーク領域として使用される。グラフィックエンジン135はI/Fを介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のDMA転送は、バスコントローラ113によって制御される。
ネットワークコントローラ121はI/F123によってメインコントローラ111と接続され、コネクタ122によって外部ネットワークと接続される。ネットワークとしては一般的にイーサネット(登録商標)があげられる。
汎用高速バス125には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124とI/Oコントローラ126とが接続される。汎用高速バスとしては、一般的にPCIバスがあげられる。本実施形態では、拡張コネクタ124には、フィニッシャ900やCZ折りユニット800を制御するためのコントロールボードが接続されている。すなわち、フィニッシャ900及びCZ折りユニット800は、拡張コネクタ124及び不図示の拡張ボードを介して、メインコントローラ111によって制御される。
I/Oコントローラ126には、リーディングセクション200、プリンティングセクション300の各CPUと制御コマンドを送受信するための調歩同期シリアル通信コントローラ127が2チャンネル装備されている。そして、I/Oバス128によってスキャナI/F140及びプリンタI/F145に接続されている。
パネルI/F132は、LCDコントローラ131に接続され、操作ユニット150上の液晶画面に表示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキーの入力を行うためのキー入力I/F130とから構成される。
操作ユニット150は液晶表示部と液晶表示部上に張り付けられたタッチパネルと、複数個のハードキーを有する。タッチパネル又はハードキーにより入力された信号はパネルI/F132を介してCPU112に伝えられる。液晶表示部はパネルI/F520から送られてきた画像データを表示する。液晶表示部には、装置の機能や画像データ等を表示する。
リアルタイムクロックモジュール133は、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するためのもので、バックアップ電池134によってバックアップされている。
E−IDEコネクタ161は、外部記憶装置を接続するためのものである。このコネクタには、ハードディスクドライブ160を接続し、ハードディスク162へ画像データを記憶させたり、ハードディスク162から画像データを読み込む動作を行う。
コネクタ142と147は、それぞれリーディングセクション200とプリンティングセクション300とに接続され、同調歩同期シリアルI/F(143,148)とビデオI/F(144,149)とから構成される。
スキャナI/F140は、コネクタ142を介してリーディングセクション200と接続される。また、スキャニングユニットバス141によってメインコントローラ111と接続されており、リーディングセクション200から受け取った画像に対して処理を施す機能を有する。さらに、リーディングセクション200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャニングユニットバス141に出力する機能も有する。スキャニングユニットバス141からDRAM116へのデータ転送は、バスコントローラ113によって制御される。
プリンタI/F145は、コネクタ147を介してプリンティングセクション300と接続される。プリンタバス146によってメインコントローラ111と接続されており、メインコントローラ111から出力された画像データに処理を施して、プリンティングセクション300へ出力する機能を有する。さらに、プリンティングセクション300から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリンタバス146に出力する機能も有する。
DRAM116上に展開されたラスターイメージデータのプリンタへの転送は、バスコントローラ113によって制御され、プリンタバス146、ビデオI/F149を経由して、プリンティングセクション300へDMA転送される。
<操作ユニット>
図4は、操作ユニット150の外観を示す図である。操作ユニット150は、ハードキーによるユーザ操作を受付け可能なキー入力部402、ソフトキー(表示キー)によるユーザ操作を受付可能な表示ユニットの一例としてのタッチパネル401を有する。
図5は、キー入力部402の構成を詳細に示す図である。キー入力部402は、電源スイッチ501を含む。電源スイッチ501のユーザ操作に応答し、コントローラ110は、スタンバイモード(通常動作状態)とスリープモード(ネットワーク印刷やファクシミリなどに備えて割り込み待ち状態でプログラムを停止し、消費電力を抑える状態)とを切換るよう制御する。コントローラ110は、システム全体の電源供給を行う主電源スイッチ(不図示)がONの場合に、電源スイッチ501の操作が受付可能となるよう制御する。
スタートボタン503は、処理対象となるジョブのコピー動作や送信動作等、ユーザにより指示された種類のジョブ処理の開始指示をユーザから受付けるためのキーである。ストップキー502は、受付けたジョブの処理を中断させる指示をユーザから受付けるためのキーである。テンキー506は、各種設定中にユーザから数値の入力を受付けるためのキーである。クリアキー507は、テンキー506などを介してユーザにより入力された各種パラメータのクリア指示をユーザから受付けるためのキーである。リセットキー504は、処理対象のジョブに対して一旦行なわれた各種設定を全て無効にし、設定値をデフォルト値に戻す指示をユーザから受付けるためのキーである。ユーザモードキー505は、タッチパネル401に表示される画面を、ユーザごとのシステム設定画面に移行する指示を受付けるためのキーである。
図6、7を用いて、タッチパネル401に表示される画面の構成をより詳しく説明する。図6は、コピータブ601がユーザにより選択(タッチ)された場合に、コントローラ110がタッチパネル401に表示させる画面である。送信タブ602がユーザにより選択された場合、コントローラ110は、ファックスやE−mail送信などデータ送信(Send)機能の操作画面をタッチパネル401に表示させる。ボックスタブ603がユーザにより選択された場合、コントローラ110は、ボックス機能の操作画面をタッチパネル401に表示させる。
なお、ボックス機能とは、ハードディスク162に仮想的に予め設けられた複数個のデータ記憶ボックス(以下、ボックスと呼ぶ)を用いる機能である。複数個のボックスは、ユーザ毎に区別して利用されることが可能である。コントローラ110は、例えば、複数のボックスのうち、ユーザがタッチパネル401を操作して選択したボックスに対応するハードディスク162中のメモリエリアを開放し、取得した画像データを格納する。また、例えば、コントローラ110は、操作ユニット150を介して入力されたユーザからの指示に応答し、ユーザにより選択されたボックスに対して、スキャニングユニット210から受付けたジョブの文書データを記憶するよう制御する。また、ネットワークコントローラ121を介して受付けた外部装置(例えばPC191や192等)からのジョブの文章データ等も、外部装置のユーザインタフェースを介して入力されたユーザ指示に従い、ユーザが指定したボックスに記憶することができる。
また、ボックスに記憶されたジョブのデータを出力する指示が、操作ユニット150から入力されると、コントローラ110は、指定されたボックスに対応するハードディスク162中のメモリエリアから、指定のデータを読出す。そして、ユーザが指定した形態で出力されるように装置の各部を制御する。例えば、プリンティングセクション300を制御して印刷出力させたり、ネットワークコントローラ121を制御して外部装置に送信したりする。
コントローラ110は、図6のタッチパネル401の拡張タブ604がユーザにより選択された場合、スキャニング設定など拡張機能を設定するための画面をタッチパネル401に表示させる。システムモニタキー617が選択された場合、MFPの状態や状況をユーザに通知する為の表示画面をタッチパネル401に表示させる。
両面キー614がユーザにより選択された場合、コントローラ110は、印刷対象となるジョブのプリント処理にて片面印刷か両面印刷のどちらを実行させるかをユーザにより設定可能にする画面をタッチパネル401に表示させる。また、記録紙選択キー615のユーザ選択に応答し、コントローラ110は、印刷対象のジョブの印刷処理に要する給紙部やシートサイズやシートタイプ(メディアタイプ)をユーザにより設定可能にする画面をタッチパネル401に表示させる。キー612の選択に応答し、コントローラ110は、文字モードや写真モードなど原稿画像に適した画像処理モードをユーザにより選択可能にする為の画面をタッチパネル401に表示させる。また、濃度設定キー611をユーザ操作することで、印刷対象となるジョブの出力画像の濃淡を調整可能にする。
コントローラ110は、タッチパネル401のステータス表示欄606に、スタンバイ状態、ウォームアップ中、プリント中、ジャム、エラー等、発生中のイベントの動作状態を表わすメッセージを表示させる。また、コントローラ110は、処理対象となるジョブの印刷倍率をユーザに確認させる為の情報を、表示欄607に表示させる。また、処理対象となるジョブのシートサイズや給紙モードをユーザに確認させる為の情報を、表示欄616に表示させる。また、処理対象となるジョブの印刷部数をユーザに確認させる為の情報や、プリント動作中にて何枚目を印刷中かをユーザに確認させる為の情報を、表示欄610に表示させる。このように、コントローラ110は、ユーザに通知すべき各種情報をタッチパネル401に表示させる。
コントローラ110は、割り込みキー613がユーザにより選択された場合、印刷中のジョブを停止させ、ユーザが指定したジョブの印刷を実行可能にする。コントローラ110は、応用モードキー618が選択された場合、ページ連写、表紙・合紙設定、縮小レイアウト、画像移動、製本など様々な画像処理やレイアウトなど、特殊な印刷設定を行う画面をタッチパネル401に表示させる。
図7は、図6の画面で仕上げキー609が選択された場合にタッチパネル401に表示される画面である。この画面ではステイプル、折り、シフトなどのシート処理を設定することができる。キー701〜705、707は、それぞれ異なる仕上げ方法を指定するためのキーであり、選択されると色が変化する。色が変化したままの状態でOKキー709を選択すれば、コントローラ110は、OKキーが選択された時点に選択されていたキーに対応する設定を記憶し、印刷時に用いる。
ソートキー701は、各部毎にページ順にそろえる設定を行なうためのキーであり、グループキー702はページ毎にまとめる設定を行なうためのキーである。ステイプルキー703は、ステイプル処理の設定を行なうためのキーである。キー701〜703の設定はそれぞれ排他になっており同時に設定することはできない。また、Z折りを設定するZ折りキー705とC折りを設定するC折りキー707も互いに排他となっている。さらにステイプル処理とC折りのように組み合わせ不可能な場合、ステイプルキー703を選択した時にはC折りキー707の色が薄くなり選択できない状態になる。先にC折りキー707を選択した時にはステイプルキー703が選択できない状態になる。このように設定の組み合わせが不可能な場合にはキーが選択できない状態になる。
シフトキー704は、指定部数単位で出力位置をずらす設定を行なうためのキーである。コントローラ110は、部数入力欄708に入力された部数毎に、出力位置をシフトするようにフィニッシャ900を制御する。
排紙面指定キー710が選択されると、コントローラ110は、フェースアップ排紙、フェースダウン排紙を指定できる画面(図24)をタッチパネル401に表示する。また、折り位置の調整キー711が選択されると、コントローラ110は、Z折りやC折りを行う際の折り位置のパラメータが調整できる画面をタッチパネル401に表示する。設定取消ボタン706が選択されると、ここで設定された内容は反映されずに、図6の画面に戻る。一方、OKキー709が選択されると、ここで設定された内容が反映されて図6の画面に戻る。
以上のようなキー操作によって行なわれた各種設定は、プリント設定として、図3のDRAM116に格納され、スタートボタン503の選択によるプリント開始に伴いDRAM116から読出され、制御に用いられる。
次に、図12、13、14を用いて、製本の設定について説明する。製本の設定は応用モードキー618を選択された後に製本キーが選択された場合に受け付けることができる。
図12は、製本キーが選択された場合にタッチパネル401に表示する画面である。この画面では、製本する際の原稿サイズの設定を受け付ける。サイズの一覧を表示するエリア1201では、原稿サイズの選択を受け付ける。図12では、A4が選択されている状態である。サイズ切り替えキー1202が選択されると、A/B/Kサイズ系の一覧と、インチサイズ系の一覧との間で、エリア1201の表示を切り替える。両面原稿キー1203が選択されると、左右開き、上下開きの選択を受付け、両面原稿の設定を受け付ける画面を表示する。
図13は、次へキー1207が選択された場合にタッチパネル401に表示する画面である。この画面では製本の仕上がりの設定を受け付ける。左開きキー1301、右開きキー1302は、排他になっており、どちらかが選択された場合には、他方の選択を解除する、次へキー1305が選択されると、図14の画面表示に切り替える。
図14は、製本のための記録紙の選択を受け付けるための画面である。給紙段一覧1401から記録紙の選択を受け付ける。また、製本可能なサイズの用紙が入っている給紙段のみ選択できるように画面を構成する。表紙/合紙キー1402が選択されると、本文が記録されたシートに挿入すべきエクストラシートとして、表紙、合紙、裏表紙、インデックス紙の設定を行う画面(図25)を表示する。
図25は、表紙、合紙、裏表紙、インデックス紙を給紙する給紙段の選択を受け付ける画面を示す図である。表紙、合紙、裏表紙、インデックス紙などは、製本時に、本文が記載された記録紙とは区別して挿入されるものである。したがって、それらの給紙段や記録内容などについて、独立した設定を受け付ける構成となっている。選択された給紙段と選択されていない給紙段とを識別可能に表示する。例えば、ボタンの表示色を変化させる。この画面で次へキーが選択されると、図26に示す画面を表示する。各挿入用紙について、インサータ処理部810から給紙する場合には"コピーしない"と設定される。プリントユニット310の給紙段を用いる場合はプリント可能であるため、図26において"コピーする"の設定を受け付けることもできる。
図25で選択されていない挿入用紙については、ここでの設定は受け付けない。例えば、合紙が選択されている場合に図26で"次へ"ボタンが選択されると、合紙の挿入位置を指定させる画面(図27)の画面を表示する。
図27では、本文(プリントユニット310にてプリントされるシート)の何枚目に挿入用紙(ここでは合紙)を挿入すべきかの選択を受付ける。"追加"ボタンが選択されると新たな挿入位置が設定される。図27で、OKキーが選択されると、図14の画面に戻る。図14の画面において次へキー1405が選択され、ズレの補正の設定等を行えば、製本の設定は終了である。
次に排紙する際に画像面をオモテ・ウラのどちらに制御するかについて図16を用いて説明する。図16は排紙された紙束を表しており、かかれている数字がおのおののページを表している。
画像面を下側(ウラ)にして出力するフェースダウン排紙では、ページ順に出力を行うことで、ページ順に並んだ成果物を作成することができる(図16(a))。このときは、プリントユニット310で、フラッパ329を制御し、画像形成面を反転して出力する。
また、画像面が上側(オモテ)で出力するフェースアップ排紙では、ページ順に出力を行うと、排紙された紙束は逆順になる(図16(b))。つまり、最終ページが一番最初に見え、1ページ目が一番最後になった状態になる。このときは、プリントユニット310で、フラッパ329を制御し、画像形成面を上側そのままで出力する。
次に、表紙・合紙・裏表紙モード、および、製本モードについて図17〜23を用いて説明する。これらのモードは、インサータ給紙段811からの給紙と、カセット311などや手差し給紙段315、デッキユニット341から給紙しプリントユニット310でプリントして出力した紙(ここでは本文と呼ぶ)を組み合わせて制御するモードである。
<表紙・合紙・裏表紙モード>
ここでは、表紙・合紙・裏表紙モードにおいて、表紙、合紙、裏表紙をそれぞれ一枚づつ設定し、本文が3ページ分、合紙は本文1の次に挿入する場合を例にして説明する。
図17は上記設定で動作させる場合のインサータ給紙段811に置かれた紙束の順番および状態を表しており、紙束は、上から表紙、合紙、裏表紙であり、それぞれが表を上側にして置かれている。また、図18は上記設定で動作させた場合のスタックトレイ911、912、もしくはサンプルトレイ907に排紙した紙束の順番および状態を表しており、紙の表は下側になっており、下から順にページ順となっている。この時の動作について、図21を用いて詳しく説明する。図21の2101から2106はそれぞれ紙を表しており、上記設定で動作中の紙の位置を表している。2101は表紙、2102は本文1、2103は合紙、2104は本文2、2105は本文3、2106は裏表紙である。図9(a)〜(c)で説明したように、フラッパ813を制御することにより、インサータ給紙段811から給紙する表紙2101、合紙2103、裏表紙2106を、搬送路815を経由して、折り処理装置から送出している。この時、それぞれの紙の表は下側になっている。また、本文1の2102、本文2の2104、本文3の2105はそれぞれ、プリントユニット310のフラッパ329を制御することにより、搬送路338を経由し、それぞれ画像プリント面は下側になってプリントユニット310から送出している。
図21においてそれぞれの紙は、コントローラ110の制御により以下の状態である。排紙される紙束の1枚目である表紙2101はスタックトレイ911に表を下側に排紙されている。2枚目の本文1の2102は画像プリント面を下側にして搬送路901付近を通過中である。3枚目の合紙2103は、フラッパ813の制御により搬送路815付近を通過中である。4枚目の本文2の2104は搬送路338で反転をしているところである。5枚目の本文3の2105は搬送路331を通過中である。6枚目の裏表紙2106は給紙を待っているところである。この後、それぞれの紙を制御し、すべての紙を排紙させると、図18のような紙束となる。
<製本モード>
ここでは、製本モードにおいて、表紙をインサータ給紙段811から給紙し、本文12ページ、つまり本文の部分で3枚の用紙を使う場合を例にして説明する。
図19は上記設定で動作させる場合のインサータ給紙段811におかれた紙の状態を表しており、紙は、表紙の表が上側にして置かれている。また、図20は上記設定で動作させた場合の突き出し部材926で突き出しているところを表している。このときの動作について図22、23を用いて詳しく説明する。図22、23はそれぞれ上記設定で動作中の紙の状態を表しており、2201から2204は紙を表している。2201は本文5,6,7,8ページとなるシート、2202は本文3,4,9,10ページとなるシート、2203は本文1,2,11,12となるシート、2204は表紙である。製本モードでは、シート2201から印刷し、シート2202、2203の印刷後、表紙が最後に搬送するよう制御する。図22では、コントローラ110の制御により、それぞれの紙は以下の状態になっている。シート2201はトレイ922まで搬送されており、シート2202はトレイ922へ搬送中である。シート2203は1,12ページとなる面のプリントが終了し、搬送路335へ向けて搬送中である。表紙2204は給紙を待っている状態である。
続いて、さらに制御が進んだ状態である図23について説明する。シート2201、2202はトレイ922の位置まで搬送が終了している。シート2203は搬送路802付近を通過中である。表紙2204は図9(a)(d)(e)(f)で説明したようにフラッパ813の制御により、搬送路816を経由して紙を搬送している。この制御により、図19で示したように表を上側にした表紙が反転し、表が上側でフィニッシャ900に搬送される。この後、ステイプラ923により中綴じを行うよう制御し、925の位置まで移動させ、突き出し部材926で突き出す状態が図20である。このとき、インサータ給紙段811で上側にしていた表紙の表部分が、製本の表側になっており、ページ順の正しい製本を行うことができる。
インサータ給紙段には、どちらのモードでも表を上側にして置けばよく、折り処理装置の内部の動作によって、表紙・合紙・裏表紙モード、および、製本モードそれぞれに適した、紙の搬送を行う。また、ユーザーの使い方としては、どちらのモードでも表を上側にして紙および紙束をインサータ給紙段におけばよく、使い勝手がよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
本発明の実施形態として画像入出力システムの全体構成図である。 図1のプリントユニット310のリーダ部200およびプリンタ部300のハードウエア構成を模式的に示す図である。 図1のプリントユニット310におけるコントローラ110の構成を示すブロック図である。 図1のプリントユニット310における操作ユニット150の1例を説明するための図である。 図4の操作ユニット150におけるキー入力部402を説明するための図である。 図4の操作ユニット150におけるタッチパネル401の表示制御例を説明するための図である。 図4の操作ユニット150におけるタッチパネル401の表示制御例を説明するための図である。 プリントユニット310の紙搬送を説明するための図である。 折り処理ユニット800のインサータの紙搬送を説明するための図である。 折り処理ユニット800のインサータの紙搬送を説明するための図である。 折り処理ユニット800のインサータの紙搬送を説明するための図である。 折り処理ユニット800のインサータの紙搬送を説明するための図である。 折り処理ユニット800のインサータの紙搬送を説明するための図である。 折り処理ユニット800のインサータの紙搬送を説明するための図である。 折り処理ユニット800におけるC折りの制御例を説明するための図である。 折り処理ユニット800におけるC折りの制御例を説明するための図である。 折り処理ユニット800におけるZ折りの制御例を説明するための図である。 折り処理ユニット800におけるZ折りの制御例を説明するための図である。 C折りについて説明するための図である。 Z折りについて説明するための図である。 図4の操作ユニット150におけるタッチパネル401の表示制御例を説明するための図である。 図4の操作ユニット150におけるタッチパネル401の表示制御例を説明するための図である。 図4の操作ユニット150におけるタッチパネル401の表示制御例を説明するための図である。 フィニッシャ900における製本制御例を説明するための図である。 排紙された紙束の状態を説明するための図である。 インサータ給紙段に置かれた、表紙、合紙、裏表紙の状態の一例を表した図である。 表紙、合紙、裏表紙モードで排紙された紙束の状態の一例を表した図である。 インサータ給紙段に置かれた、製本の表紙の状態を表した図である。 製本モードで表紙をつけて製本を行った際の状態を表した図である。 表紙、合紙、裏表紙モードで動作中の状態を表した図である。 製本モードで表紙をつけて製本を行った際の状態を表した図である。 製本モードで表紙をつけて製本を行った際の状態を表した図である。 図4の操作ユニット150におけるタッチパネル401の表示制御例を説明するための図である。 図4の操作ユニット150におけるタッチパネル401の表示制御例を説明するための図である。 図4の操作ユニット150におけるタッチパネル401の表示制御例を説明するための図である。 図4の操作ユニット150におけるタッチパネル401の表示制御例を説明するための図である。

Claims (10)

  1. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成されたシートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された複数のシートに後処理を加える後処理手段と、
    前記搬送手段により搬送された複数のシートに製本処理を加える製本手段と、
    を有する画像形成システムであって、
    前記搬送手段は、
    前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートに対して、追加すべきエクストラシートを積載する積載手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートが前記後処理手段に搬送されるまでの搬送路に対して、前記積載手段に積載された前記エクストラシートを給送する給送手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記搬送手段は、
    前記給送手段から給送された前記エクストラシートを、前記製本手段に搬送する前に反転させる反転手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記後処理手段は、前記給送手段により給送されたシートに折り処理をすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  4. シートに画像を形成する画像形成手段から、複数のシートに後処理を加える後処理手段及び複数のシートに製本処理を加える製本手段まで、シートを搬送するシート搬送装置であって、
    前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートに対して、追加すべきエクストラシートを積載する積載手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートが前記後処理手段に搬送されるまでの搬送路に対して、前記積載手段に積載された前記エクストラシートを給送する給送手段と、
    を備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成手段から、複数のシートに後処理を加える後処理手段及び複数のシートに製本処理を加える製本手段まで、シートを搬送するシート搬送方法であって、
    前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートに対して追加すべきエクストラシートを、前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートが前記後処理手段に搬送されるまでの搬送路に対して給送する給送工程を含むことを特徴とするシート搬送方法。
  6. シートに画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成手段により画像が形成されたシートを搬送する搬送装置と、
    前記搬送手段により搬送された複数のシートに製本処理を加える製本装置と、
    を有する画像形成システムであって、
    前記搬送装置は、
    前記画像形成装置により画像が形成された複数のシートに対して、追加すべきエクストラシートを積載する積載手段と、
    前記画像形成装置により画像が形成された複数のシートが前記製本装置に搬送されるまでの搬送路に対して、前記積載手段に積載された前記エクストラシートを給送する給送手段と、
    前記給送手段から給送された前記エクストラシートを、前記搬送路に搬送する前に反転させる反転手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  7. 前記搬送路を介して排出されたシートを積載するための排出手段を有し、
    前記搬送路に搬送されたシートを、前記排出手段に搬送する第1の搬送モードか、前記製本手段に搬送する第2の搬送モードのいずれかを設定する設定手段と、
    前記設定手段が前記第1の搬送モードを設定した場合は前記エクストラシートを反転させることなく前記搬送路に搬送させ、前記設定手段が前記第2の搬送モードを設定した場合は前記エクストラシートを反転させた上で前記搬送路に搬送させるよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. シートに画像を形成する画像形成手段から、複数のシートに製本処理を加える製本手段まで、シートを搬送するシート搬送装置であって、
    前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートに対して、追加すべきエクストラシートを積載する積載手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成された複数のシートが前記製本手段に搬送されるまでの搬送路に対して、前記積載手段に積載された前記エクストラシートを給送する給送手段と、
    前記給送手段から給送された前記エクストラシートを、前記搬送路に搬送する前に反転させる反転手段と、
    を備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  9. 前記シート搬送装置は、前記画像形成手段から、前記製本手段まで、又は前記搬送路を介して排出されたシートを積載するための排出手段まで、シートを搬送し、
    前記搬送路に搬送されたシートを、前記排出手段に搬送する第1の搬送モードか、前記製本手段に搬送する第2の搬送モードのいずれかを設定する設定手段と、
    前記設定手段が前記第1の搬送モードを設定した場合は前記エクストラシートを反転させることなく前記搬送路に搬送させ、前記設定手段が前記第2の搬送モードを設定した場合は前記エクストラシートを反転させた上で前記搬送路に搬送させるよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項8に記載のシート搬送装置。
  10. シートに画像を形成する画像形成装置から、複数のシートに製本処理を加える製本装置まで、シートを搬送するシート搬送装置におけるシート搬送方法であって、
    前記画像形成装置により画像が形成された複数のシートに対して追加すべきエクストラシートを、前記画像形成装置により画像が形成された複数のシートが前記製本装置に搬送されるまでの搬送路に対して給送する給送工程を含み、
    前記給送工程は、前記エクストラシートを、前記搬送路に搬送する前に反転させることを特徴とするシート搬送方法。
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