JP2005153092A - フレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シートおよびフレキシブルプリント配線板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドリル先端が損傷することがなくまた、フレキシブルプリント配線板の銅箔のバリを抑制して、かつ効率的な穴あけを精度よく行なうことができる、フレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート
【解決手段】厚さが少なくとも100μmの熱可塑性樹脂フィルムを含むフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。その表面に、厚さ5μm以上の紫外線硬化樹脂層を形成していてもよく、また、金属箔を重ね合わせていてもよい。金属箔は、熱可塑性樹脂フィルム合成樹脂により一体貼着されていても、熱圧着させていてもよい。フレキシブルプリント配線板の下部に、上記のフレキシブルプリント配線板穴あけ用下当て板シートを配置し、上方よりドリルによって穴あけする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、フレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート、およびこれを用いたフレキシブルプリント配線板の製造方法に関する。
近年パソコンや携帯電話等の普及により電子製品は小型化・軽量化、高機能化が求められている。それに伴い用いられるフレキシブルプリント配線板のパターンの高密度化、高多層化が急速に進み、その結果フレキシブルプリント配線板のライン幅と間隔は狭まり、さらにスルーホールは小口径化が進むと同時にその数は増大している。今後もパターンの高密度化、高多層化はより一層進行し、ドリルによる穴あけ加工の回数、小口径化はますます増大するものと予想される。
このような小口径の穴あけ加工を行うには、一般的にリジット配線板同様、フレキシブルプリント配線板の下部に厚さ0.6〜1.6mm程度のフェノール積層板や、ファイバーボード、プレスボード等を重ねてドリル加工を行うことで、ドリルがフレキシブル配線板を貫通し、フレキシブル配線板の下面からドリル先端を損傷することなく、一定長さ突出させた状態にすることができる。またフレキシブル配線板の銅箔のバリを抑制して、精度よく穴あけが行うことができることが知られている(非特許文献1参照)。
プリント配線板に対する穴明け加工を精度よく且つ能率的に行う方法として、複数枚、重ね合わせたプリント配線板にドリルによって穴明け加工を施す際に、その下面に下当て板として、厚さが0.3 〜1.6mmの厚紙に厚さが0.5mm以下の薄いアルミニウム箔を一体に貼着したものを配し、且つ全体の厚みを穴明け時にプリント配線板1の下面から突出するドリルの突出長よりも大きく形成してなるものを使用する方法(特許文献1参照)、プリント配線板に、効率よくスルーホールの穴あけ加工するために、セルロース系シートの両面に、厚さ0.2mm以下のアルミニウム箔またはアルミニウム合金箔を積層したボード使用してプリント配線板の穴あけ加工をする方法(特許文献2参照)、プリント配線板の穴あけ加工時に発生するバリが少なく並びにプリント配線板との密着性に優れ、かつリサイクル可能なプリント配線板用当て板として湿式繊維板故紙10〜100重量%およびクラフトパルプ0〜90重量%からなるプリント配線板用当て板であり、かつ密度が1.20g/cm、表面の粗さが100μm以下であるもの(特許文献3参照)や湿式繊維板故紙およびクラフトパルプのいずれか一方あるいは双方からなり、かつバーコル硬度が10以上であるもの(特許文献4参照)が提案されている。
特開平5−208398号公報 特開平11−277499号公報 特開2001−234498号公報 特開2001−332835号公報 岡本 俊昭:"穴あけ加工における品質トラブルと対策"、サーキットテクノ ロジ、Vol.8、No.3、1993
しかし、フレキシブルプリント配線板は連続した巻物状態であるのに対し、フェノール積層板や、ファイバーボード、プレスボード等は巻物状態にすることができないため、ドリル穴あけ加工の際はフレキシブルプリント配線板を所定の大きさに切断した後、フェノール積層板や、ファイバーボード、プレスボードと重ね合わせ、ドリル穴あけ加工を行なわなければならないという問題があった。
本発明はかかる実状に鑑みなされたもので、ドリル先端が損傷することがなくまた、フレキシブルプリント配線板の銅箔のバリを抑制して、かつ効率的な穴あけを精度よく行なうことができる、フレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート、およびこれを用いたフレキシブルプリント配線板の製造方法を提供しようとするものである。
本発明は、次のものに関する。
1. 厚さが少なくとも100μmの熱可塑性樹脂フィルムを含むフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
2. 前記熱可塑性樹脂フィルムの表面に、厚さ5μm以上の紫外線硬化樹脂層を形成した項1に記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
3. 少なくとも熱可塑性樹脂フィルムと金属箔からなるフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
4. 少なくとも該熱可塑性樹脂フィルムと金属箔が合成樹脂により一体貼着されている項3記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
5. 前記金属箔が厚さ200μm以下である項3又は4のいずれかに記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
6. 前記合成樹脂が樹脂100重量部に対し、5〜70重量部の潤滑油を含有する項4又は5に記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
7. 前記熱可塑性樹脂フィルムの融点が90〜300℃の範囲である、項1〜6のいずれかに記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
8. 前記熱可塑性樹脂フィルムの引張り弾性率が50〜10,000MPaを有するもののである項1〜7のいずれかに記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
9. フレキシブルプリント配線板の下部に、項1〜8のいすれかに記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ用下当て板シートを、熱可塑性樹脂フィルム単体、もしくは紫外線硬化樹脂層面または金属箔面が上面となるように配置し、上方よりドリルによって穴あけをする工程を含む、フレキシブルプリント配線板の製造方法。
10. 前記フレキシブルプリント配線板及び/または前記フレキシブルプリント配線板穴あけ用下当て板シートが連続した巻物状態から繰り出される項10に記載のフレキシブルプリント配線板の製造方法。上記課題を解決するために本発明は、少なくとも熱可塑性樹脂フィルムを含むフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シートを提供する。
本発明の加工用下当て板シートを用いれば、フレキシブルプリント配線板に高精度な穴あけが可能となり、穴詰りがなく、フレキシブル配線板の銅箔のバリを抑制し、かつ効率的な穴あけを行なうことができる。さらには、ドリルの破損を防止し、寿命を延ばすという効果もある。
本発明のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シートは、例えば熱可塑性樹脂フィルムからなるもの、熱可塑性樹脂フィルムの表面に紫外線硬化樹脂層が形成されたもの、熱可塑性樹脂フィルムと金属箔からなり、これらを重ね合せたか熱圧着したもの、または、熱可塑性樹脂フィルムと金属箔とを合成樹脂により貼着一体としてなるものなどがある。
図1〜5は、各々本発明のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シートの例を示す断面図である。
フレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シートは、図1では熱可塑性樹脂フィルム1からなり、図2では熱可塑性樹脂フィルム1の上に紫外線硬化樹脂層2を形成したものからなり、図3では熱可塑性樹脂フィルム1に金属箔3を重ねたものであるが、単に化させたものであっても、加熱ロール等を利用して熱圧着したものであってもよい。図4では、フレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シートは、熱可塑性樹脂フィルム1に金属箔3を合成樹脂4によって貼着一体化したものであり、図5では熱可塑性樹脂フィルム1に金属箔3を潤滑油含有合成樹脂5によって貼着一体化したものである。
また、本発明おけるフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シートは、好ましくは支持ロールに巻き取られ、巻物状態にして保管、もしくは、使用に供される。
本発明に用いることができる熱可塑性樹脂フィルムの材質としては、特に制限されないが、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン−ポリプロピレンブレンドポリマ、ポリビニルアルコール、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、エチレン−ビニルアセテート共重合体(EVA)等があげられ、好ましくは、融点が90〜300℃のものである。融点が90℃未満であるとドリルヘの融着が顕著になる傾向があり、融点が300℃を超えるとフィルムへの製膜が困維になる傾向がある。
また、熱可塑性樹脂フィルムの引張り弾性率は、50〜10,000MPaのものが好ましい。引張り弾性率が50MPa未満であると、フレキシブルプリント配線板の銅箔のバリを抑制することが困難になる傾向があり、引張り弾性率が10,000MPaを超えると、連続した巻物状にすることが困維になる傾向がある。
また、熱可塑性樹脂フィルムの厚みは100μm以上であることが好ましい。熱可塑性樹脂フィルムが100μm未満であると、穴あけ加工時にドリルの先端が、該熱可塑性樹脂フィルムも貫通して損傷する傾向がある。また、熱可塑性樹脂フィルムは、単層でも2層以上の多層フィルムであってもよい。厚さの上限については特に制限はないが、厚み精度等の観点から1000μm以下が好ましい。
また、紫外線硬化樹脂層を形成するための紫外線硬化型樹脂としては、特に制限はなく、例えば、ウレタン・アクリル系紫外線硬化型樹脂を使用することができ、艶消し材としてシリカ粉やアクリル系粉末を分散させたものでもよく、紫外線硬化樹脂層の厚みは5μm以上であることが好ましい。紫外線硬化樹脂層の厚みが5μm未満であると、表面硬度改質効果が不十分になりやすくなり、フレキシブルプリント配線板の銅箔のバリを抑制することが困難になる傾向がある。厚さの上限については特に制限はないが、100μm以下が好ましい。
また、金属箔としては特に制限はなく、例えば、銅箔、アルミニウム箔を使用することができ、その厚みは200μm以下であることが好ましい。金属箔の厚みが200μmを超えると、シート作製時に連続した巻物状にすることが困難になる傾向があり、またドリル穴あけ時の金属箔のバリにより、フレキシブルプリント配線板を損傷させる傾向があり、また、ドリルに対する抵抗力が増大し、ドリルの消耗度が増す傾向にある。厚さの下限については特に制限はないが、30μm以上が好ましい。
また、合成樹脂としては特に制限されないが、例えば、ウレタン系、エポキシ系、フェノール系などの熱硬化型接着剤、あるいはブチルアクリレート,エチルアクリレート,ブチルメタクリレートに代表されるアクリル酸エステル,メタクリル酸エステルの共重合体であるアクリル系粘着剤、イソプレン等の天然ゴム系粘着剤、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム,スチレン−エチレン−ブタジエン共重合体ゴム,ポリイソブチレン等の合成ゴム系粘着剤、エチレン−酢酸ビニル共重合体系粘着剤、およびこれらの混合系粘接着剤を用いることができ、さらには、上記のような合成樹脂に、潤滑油を混合した、潤滑油混合合成樹脂を好ましく使用することができる。
潤滑油混合合成樹脂を使用した場合には、合成樹脂のみの場合と比較して、ドリルの滑りがよくなり、穴あけ加工の作業性が向上する。潤滑油の混合量としては、合成樹脂の種類により適宜決定すればよいが、好ましくは合成樹脂100重量部に対し5〜70重量部の範囲が好ましく、より好ましくは15〜60重量部の範囲である。潤滑油の添加量が、5重量部未満であるとドリルの滑りを促進させる効果が低下し、70重量部を超えると熱可塑性樹脂フィルムとの投錨性が失われ剥がれてしまうという欠点がある。混合される潤滑油としては、グリセリン脂肪酸エステル等のエステル系合成油、ジフェニルエーテル系合成油、シリコーン系合成油、鉱物油などが挙げられるがこれに限定されるものではない。この他に、固形パラフィンやポリエチレンワックスなどの固形潤滑剤を添加することで潤滑油を添加した合成樹脂を製膜し易くする効果が得られる。
合成樹脂または潤滑油混合合成樹脂層は、熱可塑性樹脂フィルム上に塗布、乾燥するなどの定法に形成することができ、その層厚は100μm以下であることが好ましい。層厚が100μmより厚くなると切り屑排出の妨げとなり、穴詰りとなる傾向がある。
図6は、本発明のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シートを使用して、一度に2枚のフレキシブルプリント配線板に穴をあける方法の概略図である。連続した巻物状態から熱可塑性樹脂フィルム単体、もしくは紫外線硬化樹脂層または金属箔が上面となるように繰り出されたフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート6を、同様に連続した巻物状態からそれぞれ繰り出されたフレキシブルプリント配線板7、7´の最下部に配置させ、上方よりNC加工機などのドリル8によって穴あけ加工を行ない、各々を巻き取る。これを順次繰り返すことで、連続的にフレキシブルプリント配線板の穴あけ加工を行なうことができ、従来のフェノール板や、ファイバーボード、プレスボードを用いた場合に比べて、作業効率を向上させることが可能となる。なお、本発明において対象となるフレキシブルプリント配線板は2層以上の多層板であり、穴あけ加工を行なう際には、これを複数枚重ねて行なうことが効率的で好ましい。また、フレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート、およびフレキシブルプリント配線板を繰り出し、巻き取る条件は任意である。
本発明のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シートは、特に、2層以上の多層板であるフレキシブルプリント配線板に、直径0.1〜1.0mmのような小口径スルーホールの加工をするのに適しており、また、高回転でドリルへの負荷が大きい場合にも適している。
熱可塑性フィルムとして、厚みが500μmのポリエステルフィルム(東レ(株)製、融点260℃、引張り弾性率1,960MPa)を穴あけ加工用下当て板シートサンプルとした。
これを4層の銅張りフレキシブルプリント配線板を4枚重ねたものの最下部に積層した。さらにφ0.15mmのドリルを用いて150krpm、1.6m/minの条件で3,000穴の穴あけ加工をし、穴詰り、バリ高さ、ドリルの損傷を観察した。結果を表1に示す。
熱可塑性フィルムとして、厚みが500μmのポリエステルフィルム(東レ(株)製、融点260℃、引張り弾性率1,960MPa)の表面に、UVコート材RC−600(三洋化成(株)製商品名)を6μm塗布し、穴あけ加工用下当て板シートサンプルとした他は、実施例1と同様に試験した。結果を表1に示す。
熱可塑性フィルムとして、厚みが500μmのポリエステルフィルム(東レ(株)製、融点260℃、引張り弾性率1,960MPa)と、金属箔として、厚みが100μmのアルミニウム箔を重ね合せ、穴あけ加工用下当て板シートサンプルとした他は、実施例1と同様に試験した。結果を表1に示す。
熱可塑性フィルムとして、厚みが500μmのポリエステルフィルム(東レ(株)製、融点260℃、引張り弾性率1,960MPa)に、トルエンで溶解したSBS系粘着剤T−1101(シェル化学(株)製商品名)を、塗布量20μmとなるように塗布し、これと100μmアルミニウム箔と貼リ合わせ、穴あけ加工用下当て板シートサンプルとした他は、実施例1と同様に試験した。結果を表1に示す。
熱可塑性フィルムとして、厚みが500μmのポリプロピレンフィルム(日立化成工業(株)製、融点180℃、引張り弾性率1,110MPa)に、トルエンで溶解したSBS系粘着剤T−1101(シェル化学(株)製商品名)を、塗布量20μmとなるように塗布し、これと100μmアルミニウム箔と貼リ合わせ、穴あけ加工用下当て板シートサンプルとした他は、実施例1と同様に試験した。結果を表1に示す。
熱可塑性フィルムとして、厚みが500μmのポリプロピレンフィルム(日立化成工業(株)製、融点180℃、引張り弾性率1,110MPa)に、トルエンで溶解したSBS系粘着剤T−1101(シェル化学(株)製商品名)100重量部に対して潤滑油ネオクールFL−1(村松石油研究所製商品名)30重量部を混合した他は、実施例5と同様に試験した。結果を表1に示す。
(比較例1)
熱可塑性樹脂フィルムとして、厚さ75μmポリエステルフィルム(東レ(株)製)とした他は、実施例4と同様に試験した。結果を表1に示す。
Figure 2005153092
実施例1〜6は、すべてドリルの損傷がなく、穴詰り、バリについても良好であり、連続した巻物形状に製造することができた。それに対し、比較例1は、熱可塑性樹脂フィルムが薄いため、穴あけ加工時にドリルが貫通し、ドリル先端が損傷した。なお、熱可塑性樹脂フィルムが軟らかすぎるとバリを抑制できなくなり、金属箔が厚くなりすぎると連続した巻物形状に製造することが困難であり、また、ドリル先端の損傷が見られ、さらに、合成樹脂層が厚くなりすぎると、穴詰りがみられた。
本発明にかかるフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シートの断面図。 本発明にかかるフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下あて板シートの断面図。 本発明にかかるフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下あて板シートの断面図。 本発明にかかるフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下あて板シートの断面図。 本発明にかかるフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下あて板シートの断面図。 フレキシブルプリント配線板穴あけ加工用シートを用いたフレキシブルプリント配線板製造方法を示す概念図。
符号の説明
1 熱可塑性樹脂フィルム
2 紫外線樹脂硬化層
3 金属箔
4 合成樹脂
5 潤滑油含有合成樹脂
6 フレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート
7、7´ フレキシブルプリント配線板
8 ドリル





Claims (10)

  1. 厚さが少なくとも100μmの熱可塑性樹脂フィルムを含むフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
  2. 前記熱可塑性樹脂フィルムの表面に、厚さ5μm以上の紫外線硬化樹脂層を形成した請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
  3. 少なくとも熱可塑性樹脂フィルムと金属箔からなるフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
  4. 少なくとも該熱可塑性樹脂フィルムと金属箔が合成樹脂により一体貼着されている請求項3記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
  5. 前記金属箔が厚さ200μm以下である請求項3又は4のいずれかに記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
  6. 前記合成樹脂が樹脂100重量部に対し、5〜70重量部の潤滑油を含有する請求項4又は5に記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
  7. 前記熱可塑性樹脂フィルムの融点が90〜300℃の範囲である、請求項1〜6のいずれかに記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
  8. 前記熱可塑性樹脂フィルムの引張り弾性率が50〜10,000MPaを有するもののである請求項1〜7のいずれかに記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ加工用下当て板シート。
  9. フレキシブルプリント配線板の下部に、請求項1〜8のいすれかに記載のフレキシブルプリント配線板穴あけ用下当て板シートを、熱可塑性樹脂フィルム単体、もしくは紫外線硬化樹脂層面または金属箔面が上面となるように配置し、上方よりドリルによって穴あけをする工程を含む、フレキシブルプリント配線板の製造方法。
  10. 前記フレキシブルプリント配線板及び/または前記フレキシブルプリント配線板穴あけ用下当て板シートが連続した巻物状態から繰り出される請求項9に記載のフレキシブルプリント配線板の製造方法。





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