JP2003181967A - 剥離ライナーおよび剥離ライナー付感圧性接着シート - Google Patents
剥離ライナーおよび剥離ライナー付感圧性接着シートInfo
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- C09J7/40—Adhesives in the form of films or foils characterised by release liners
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- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B7/00—Layered products characterised by the relation between layers; Layered products characterised by the relative orientation of features between layers, or by the relative values of a measurable parameter between layers, i.e. products comprising layers having different physical, chemical or physicochemical properties; Layered products characterised by the interconnection of layers
- B32B7/04—Interconnection of layers
- B32B7/06—Interconnection of layers permitting easy separation
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T428/14—Layer or component removable to expose adhesive
Abstract
(57)【要約】
【課題】 切断刃の摩耗を抑制することができ、しかも
引裂き強度が良好な剥離ライナーを提供すること。 【解決手段】 基材層の少なくとも片面に剥離剤層が設
けられている剥離ライナーであって、剥離ライナーの切
断加工時に切断刃にかかる最大切断抵抗力が230N/
30mm以下で、かつ引裂き強度が0.6N以上である
ことを特徴とする剥離ライナー。
引裂き強度が良好な剥離ライナーを提供すること。 【解決手段】 基材層の少なくとも片面に剥離剤層が設
けられている剥離ライナーであって、剥離ライナーの切
断加工時に切断刃にかかる最大切断抵抗力が230N/
30mm以下で、かつ引裂き強度が0.6N以上である
ことを特徴とする剥離ライナー。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剥離ライナーおよ
び剥離ライナー付感圧性接着シートに関する。本発明の
剥離ライナーおよび剥離ライナー付感圧性接着シート
は、切断および打ち抜き等による切断加工を必要とする
場合に有用である。
び剥離ライナー付感圧性接着シートに関する。本発明の
剥離ライナーおよび剥離ライナー付感圧性接着シート
は、切断および打ち抜き等による切断加工を必要とする
場合に有用である。
【0002】
【従来の技術】現在、感圧性接着シート類は、銘板固
定、自動車内装品、事務、一般家庭に限らず光学、電
子、電気分野に至るまで、広い分野で多様な使われ方が
されている。それに伴い様々な大きさ、形状に切断や打
ち抜き等の加工が施され製品となる場合が多い。そし
て、大量に切断や打抜き等の加工を必要とする場合、切
断や打抜きに使用される切断刃の摩耗が発生し、作業性
を低下させてしまうことになる。特に、フレキシブルプ
リント基板またはその補強板固定用接着テープでは、耐
熱性、耐湿性を付与するため、剥離ライナーにおける基
材層の表面にクレーコートなどの硬い層を設けることが
多く、この場合にはますます、切断刃の摩耗が発生しや
すくなる。つまり、切断や打抜きに使用する刃の摩耗性
は、感圧性接着シート類にとっては重要な特性の一つと
なる。
定、自動車内装品、事務、一般家庭に限らず光学、電
子、電気分野に至るまで、広い分野で多様な使われ方が
されている。それに伴い様々な大きさ、形状に切断や打
ち抜き等の加工が施され製品となる場合が多い。そし
て、大量に切断や打抜き等の加工を必要とする場合、切
断や打抜きに使用される切断刃の摩耗が発生し、作業性
を低下させてしまうことになる。特に、フレキシブルプ
リント基板またはその補強板固定用接着テープでは、耐
熱性、耐湿性を付与するため、剥離ライナーにおける基
材層の表面にクレーコートなどの硬い層を設けることが
多く、この場合にはますます、切断刃の摩耗が発生しや
すくなる。つまり、切断や打抜きに使用する刃の摩耗性
は、感圧性接着シート類にとっては重要な特性の一つと
なる。
【0003】現在、これらの対策のひとつとして、剥離
ライナーにおける基材層の厚みや坪量を小さく設計する
ことにより、刃の摩耗を緩和する方法がある。しかしな
がら、基材層の厚みや坪量を小さくすると、剥離ライナ
ーの引裂き強度が低下する。そのため、剥離ライナーを
感圧性接着シートから剥離する際に、剥離ライナーが破
損し、作業性を低下させてしまう。このように一般的に
切断刃の摩耗の抑制と引裂き強度の向上とはトレードオ
フの関係にある
ライナーにおける基材層の厚みや坪量を小さく設計する
ことにより、刃の摩耗を緩和する方法がある。しかしな
がら、基材層の厚みや坪量を小さくすると、剥離ライナ
ーの引裂き強度が低下する。そのため、剥離ライナーを
感圧性接着シートから剥離する際に、剥離ライナーが破
損し、作業性を低下させてしまう。このように一般的に
切断刃の摩耗の抑制と引裂き強度の向上とはトレードオ
フの関係にある
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑み、切断刃の摩耗を抑制することができ、しか
も引裂き強度が良好な剥離ライナーを提供することを目
的とする。また本発明は、前記剥離ライナーが適用され
ている剥離ライナー付感圧性接着シートを提供すること
を目的とする。
事情に鑑み、切断刃の摩耗を抑制することができ、しか
も引裂き強度が良好な剥離ライナーを提供することを目
的とする。また本発明は、前記剥離ライナーが適用され
ている剥離ライナー付感圧性接着シートを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、以下に示す剥離ラ
イナーおよび感圧性接着シ−トにより、上記目的を達成
できることを見出し、本発明を完成するに至った。
を解決するために鋭意検討した結果、以下に示す剥離ラ
イナーおよび感圧性接着シ−トにより、上記目的を達成
できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、基材層の少なくとも片
面に剥離剤層が設けられている剥離ライナーであって、
剥離ライナーの切断加工時に切断刃にかかる最大切断抵
抗力が230N/30mm以下で、かつ引裂き強度が
0.6N以上であることを特徴とする剥離ライナー、に
関する。
面に剥離剤層が設けられている剥離ライナーであって、
剥離ライナーの切断加工時に切断刃にかかる最大切断抵
抗力が230N/30mm以下で、かつ引裂き強度が
0.6N以上であることを特徴とする剥離ライナー、に
関する。
【0006】上記本発明では剥離ライナーの切断時や打
抜き時等の切断加工時に刃にかかる最大切断抵抗力が2
30N/30mm以下に制御されており、切断加工時の
刃に対する摩耗を抑制できる。前記最大切断抵抗力は小
さいほど好ましく、200N/30mm以下、さらに好
ましくは180N/30mm以下である。ただし、剥離
ライナー強度の点から、前記最大切断抵抗力は、通常、
50N/30mm以上とするのが好ましい。また上記本
発明では剥離ライナーは引裂き強度が0.6N以上に制
御されており、剥離時における破損を防止することがで
きる。前記引裂き強度は大きいほど好ましく、0.6N
以上、さらに好ましくは0.8N以上である。ただし、
加工性の点から、前記引裂き強度は、通常、2N以下と
するのが好ましい。
抜き時等の切断加工時に刃にかかる最大切断抵抗力が2
30N/30mm以下に制御されており、切断加工時の
刃に対する摩耗を抑制できる。前記最大切断抵抗力は小
さいほど好ましく、200N/30mm以下、さらに好
ましくは180N/30mm以下である。ただし、剥離
ライナー強度の点から、前記最大切断抵抗力は、通常、
50N/30mm以上とするのが好ましい。また上記本
発明では剥離ライナーは引裂き強度が0.6N以上に制
御されており、剥離時における破損を防止することがで
きる。前記引裂き強度は大きいほど好ましく、0.6N
以上、さらに好ましくは0.8N以上である。ただし、
加工性の点から、前記引裂き強度は、通常、2N以下と
するのが好ましい。
【0007】前記剥離ライナーは、コート層を介して剥
離剤層が設けられている場合に特に有用である。剥離ラ
イナーに、クレーコート層などの硬いコート層を設ける
場合には、切断刃が摩耗しやすいが、本発明の剥離ライ
ナーによれば、切断刃の摩耗を抑制し、かつ良好な引裂
き強度を有する。
離剤層が設けられている場合に特に有用である。剥離ラ
イナーに、クレーコート層などの硬いコート層を設ける
場合には、切断刃が摩耗しやすいが、本発明の剥離ライ
ナーによれば、切断刃の摩耗を抑制し、かつ良好な引裂
き強度を有する。
【0008】前記剥離ライナーは、基材層の密度が、
0.3〜0.85g/cm3 に調整されていることが好
ましい。剥離ライナーの切断刃に対する摩耗を抑制する
ために、基材層の厚み、坪量を小さくすることにより制
御すると、引裂き強度との関係がトレードオフになる
が、基材層の密度を小さくなる方向で制御すると、同様
の坪量であっても引裂き強度が大きくなる傾向がある。
そのため、剥離ライナーは切断刃に対する摩耗抑制と剥
離時の引裂きによる破損防止とを両立させることが可能
となる。基材層の密度は、切断刃に対する摩耗を抑制す
る点からは、0.85g/cm3 以下、さらには0.8
g/cm3 以下に制御するのが好ましい。一方、基材層
の密度が小さくなると、コシがなくなり作業性が低下す
る傾向にあるため基材層の密度は、0.3g/cm3 以
上、さらには0.5g/cm3 以上に制御するのが好ま
しい。
0.3〜0.85g/cm3 に調整されていることが好
ましい。剥離ライナーの切断刃に対する摩耗を抑制する
ために、基材層の厚み、坪量を小さくすることにより制
御すると、引裂き強度との関係がトレードオフになる
が、基材層の密度を小さくなる方向で制御すると、同様
の坪量であっても引裂き強度が大きくなる傾向がある。
そのため、剥離ライナーは切断刃に対する摩耗抑制と剥
離時の引裂きによる破損防止とを両立させることが可能
となる。基材層の密度は、切断刃に対する摩耗を抑制す
る点からは、0.85g/cm3 以下、さらには0.8
g/cm3 以下に制御するのが好ましい。一方、基材層
の密度が小さくなると、コシがなくなり作業性が低下す
る傾向にあるため基材層の密度は、0.3g/cm3 以
上、さらには0.5g/cm3 以上に制御するのが好ま
しい。
【0009】また本発明は、前記剥離ライナーの剥離剤
層が、感圧性接着シートの粘着剤層に積層されているこ
とを特徴とする剥離ライナー付感圧性接着シート、に関
する。
層が、感圧性接着シートの粘着剤層に積層されているこ
とを特徴とする剥離ライナー付感圧性接着シート、に関
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の剥離ライナーおよ
び剥離ライナー付感圧性接着シートを図面を参照しなが
ら説明する。
び剥離ライナー付感圧性接着シートを図面を参照しなが
ら説明する。
【0011】本発明の剥離ライナーは、基材層の少なく
とも片面に剥離剤層が設けられている。また剥離剤層
は、片面または両面にコート層を介して設けることがで
きる。図1は、基材11の両面に、コート層12を介し
て、剥離剤層13が設けられた剥離ライナー1の例であ
る。
とも片面に剥離剤層が設けられている。また剥離剤層
は、片面または両面にコート層を介して設けることがで
きる。図1は、基材11の両面に、コート層12を介し
て、剥離剤層13が設けられた剥離ライナー1の例であ
る。
【0012】また、図2、図3は、剥離ライナー1の片
面の剥離剤層13が、感圧性接着シート2の粘着剤層2
1に積層されている剥離ライナー付感圧性接着シート3
の例である。図2では、感圧性接着シート2そのものと
して粘着剤層21が用いられた例であり、図3では、感
圧性接着シート2として基材22に粘着剤層21が形成
されたものが用いられた例である。なお、図2、図3は
剥離ライナー1の片面にのみ感圧性接着シート2が積層
されているが、剥離ライナー1の両面に感圧性接着シー
ト2を積層することができる。
面の剥離剤層13が、感圧性接着シート2の粘着剤層2
1に積層されている剥離ライナー付感圧性接着シート3
の例である。図2では、感圧性接着シート2そのものと
して粘着剤層21が用いられた例であり、図3では、感
圧性接着シート2として基材22に粘着剤層21が形成
されたものが用いられた例である。なお、図2、図3は
剥離ライナー1の片面にのみ感圧性接着シート2が積層
されているが、剥離ライナー1の両面に感圧性接着シー
ト2を積層することができる。
【0013】基材層の形成材としては、剥離ライナー
に、通常用いられている紙やプラスティックフィルム
を、特に制限なく使用できる。紙としては、例えば、上
質紙、グラシン紙、クラフト紙、クルパック紙等があげ
られる。またプラスティックフィルムとしては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリエチレンナイトレート、硬質ポリ塩化ビニル、ポリ
プロピレン等があげられる。また、上記の基材層は2種
以上の任意の組み合わせによるブレンド物や積層物であ
ってもよい。
に、通常用いられている紙やプラスティックフィルム
を、特に制限なく使用できる。紙としては、例えば、上
質紙、グラシン紙、クラフト紙、クルパック紙等があげ
られる。またプラスティックフィルムとしては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリエチレンナイトレート、硬質ポリ塩化ビニル、ポリ
プロピレン等があげられる。また、上記の基材層は2種
以上の任意の組み合わせによるブレンド物や積層物であ
ってもよい。
【0014】基材層は、前記の通り、その密度が0.3
〜0.85g/cm3 に調整されているものが好まし
い。基材層が紙により形成されている場合、基材層の密
度をかかる範囲に調整する方法として、たとえば、針葉
樹パルプ(NBKP)と広葉樹パルプ(LBKP)の混
合パルプにおける針葉樹パルプの割合を大きくする方法
を採用できる。また坪量は、特に制限されないが、作業
性の点から、30〜150g/m2 、好ましくは40〜
120g/m2 である。基材層の厚さは、通常、1〜5
000μm程度の範囲のものであれば特に限定されるも
のではない。
〜0.85g/cm3 に調整されているものが好まし
い。基材層が紙により形成されている場合、基材層の密
度をかかる範囲に調整する方法として、たとえば、針葉
樹パルプ(NBKP)と広葉樹パルプ(LBKP)の混
合パルプにおける針葉樹パルプの割合を大きくする方法
を採用できる。また坪量は、特に制限されないが、作業
性の点から、30〜150g/m2 、好ましくは40〜
120g/m2 である。基材層の厚さは、通常、1〜5
000μm程度の範囲のものであれば特に限定されるも
のではない。
【0015】剥離剤層を形成する剥離剤としては、剥離
ライナーに、通常用いられているものを特に制限なく使
用できる。たとえば、シリコーン系剥離剤、フッ素系剥
離剤、長鎖アルキルアクリレート系剥離剤、長鎖アルキ
ル変性高分子系剥離剤等があげられる。これら剥離剤は
エマルジョン型や溶剤型または無溶剤型として使用され
る。これら剥離剤の中でも剥離品質の点からシリコーン
系剥離剤が好ましい。剥離剤層の厚さは特に制限されな
いが、通常、0.01〜5μm程度である。
ライナーに、通常用いられているものを特に制限なく使
用できる。たとえば、シリコーン系剥離剤、フッ素系剥
離剤、長鎖アルキルアクリレート系剥離剤、長鎖アルキ
ル変性高分子系剥離剤等があげられる。これら剥離剤は
エマルジョン型や溶剤型または無溶剤型として使用され
る。これら剥離剤の中でも剥離品質の点からシリコーン
系剥離剤が好ましい。剥離剤層の厚さは特に制限されな
いが、通常、0.01〜5μm程度である。
【0016】コート層の形成剤としては、剥離ライナー
に、通常、用いられているものを特に制限なく使用でき
る。たとえば、ナイロン6、ナイロン6,6、部分芳香
族ポリアミドなどのポリアミド、軟質ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリ−4−メチ
ル−1−ペンテンなどを例示することができる。またコ
ート層の形成剤としては、無機系材料を主成分とするク
レーなどを有機系バインダーとともにコートしたものを
使用できる。無機系材料としては無機の酸化物、水酸化
物、炭酸塩、硫酸塩、ケイ酸塩、チタン酸塩、ホウ酸
塩、炭化物、窒化物、ホウ化物、炭素類などのがあげら
れ、これらのなかでもシリカ、アルミナ、マイカ等を好
ましく使用できる。有機系バインダーとしては、イソシ
アネート系、アクリル系、塩化ビニル系、エポキシ系等
の各種バインダーを例示できる。またコート層は、上記
のものの任意の組み合わせによるブレンド物や積層物で
あってもよい。コート層は任意に設けられ、その厚さは
特に制限されないが、通常、1〜1000μm程度の範
囲のものであれば特に限定されるものではない。
に、通常、用いられているものを特に制限なく使用でき
る。たとえば、ナイロン6、ナイロン6,6、部分芳香
族ポリアミドなどのポリアミド、軟質ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリ−4−メチ
ル−1−ペンテンなどを例示することができる。またコ
ート層の形成剤としては、無機系材料を主成分とするク
レーなどを有機系バインダーとともにコートしたものを
使用できる。無機系材料としては無機の酸化物、水酸化
物、炭酸塩、硫酸塩、ケイ酸塩、チタン酸塩、ホウ酸
塩、炭化物、窒化物、ホウ化物、炭素類などのがあげら
れ、これらのなかでもシリカ、アルミナ、マイカ等を好
ましく使用できる。有機系バインダーとしては、イソシ
アネート系、アクリル系、塩化ビニル系、エポキシ系等
の各種バインダーを例示できる。またコート層は、上記
のものの任意の組み合わせによるブレンド物や積層物で
あってもよい。コート層は任意に設けられ、その厚さは
特に制限されないが、通常、1〜1000μm程度の範
囲のものであれば特に限定されるものではない。
【0017】本発明の剥離ライナーの作製法は特に制限
されない。たとえば、基材層である紙やプラスティック
フィルムの片面または両面に、必要に応じて、コート層
を形成した後、剥離剤層を形成することにより剥離ライ
ナーを作製できる。
されない。たとえば、基材層である紙やプラスティック
フィルムの片面または両面に、必要に応じて、コート層
を形成した後、剥離剤層を形成することにより剥離ライ
ナーを作製できる。
【0018】本発明の剥離ライナー付感圧性接着シート
は、前記剥離ライナーの剥離剤層が、感圧性接着シート
の粘着剤層に積層されたものである。感圧性接着シート
は、粘着剤層のみから形成されていてもよく、基材に粘
着剤層が形成されたものであってもよい。
は、前記剥離ライナーの剥離剤層が、感圧性接着シート
の粘着剤層に積層されたものである。感圧性接着シート
は、粘着剤層のみから形成されていてもよく、基材に粘
着剤層が形成されたものであってもよい。
【0019】粘着剤層としては,感圧性接着シートの粘
着剤層に、通常用いられてものであれば特に限定される
ものではない。粘着剤層を形成する粘着剤としては、使
用用途に応じて、例えば、アクリル系、ウレタン系、ゴ
ム系、ポリエステル系などのベースポリマーが選択され
る。また光重合に係わる粘着剤層を形成する場合には、
(メタ)アクリレート化合物等の光重合性化合物が配合
される。また粘着剤には適宜に架橋剤が配合される。ま
た粘着付与剤、可塑剤、軟化剤、充填剤等が適宜に配合
される。粘着剤層の厚さは通常3〜5000μm程度で
ある。
着剤層に、通常用いられてものであれば特に限定される
ものではない。粘着剤層を形成する粘着剤としては、使
用用途に応じて、例えば、アクリル系、ウレタン系、ゴ
ム系、ポリエステル系などのベースポリマーが選択され
る。また光重合に係わる粘着剤層を形成する場合には、
(メタ)アクリレート化合物等の光重合性化合物が配合
される。また粘着剤には適宜に架橋剤が配合される。ま
た粘着付与剤、可塑剤、軟化剤、充填剤等が適宜に配合
される。粘着剤層の厚さは通常3〜5000μm程度で
ある。
【0020】また感圧性接着シートの基材としては、感
圧性接着シートに、通常、用いられてものであれば特に
限定されるものではない。感圧性接着シートの基材とし
ては、たとえば、ポリエステルフィルム等のプラスチッ
クフィルム、不織布、発泡体シート等があげられる。基
材の厚さは通常10〜1000μm程度である。
圧性接着シートに、通常、用いられてものであれば特に
限定されるものではない。感圧性接着シートの基材とし
ては、たとえば、ポリエステルフィルム等のプラスチッ
クフィルム、不織布、発泡体シート等があげられる。基
材の厚さは通常10〜1000μm程度である。
【0021】本発明の剥離ライナー付感圧性接着シート
の作製は、本発明の剥離ライナーの剥離剤層に、直接、
粘着剤層を形成することができる。また、別途、剥離ラ
イナーに形成した粘着剤層を本発明の剥離ライナーに転
写することにより形成することができる。また剥離ライ
ナーに形成された粘着剤層には、感圧性接着シートの基
材を貼り付けることができる。また本発明の剥離ライナ
ー付感圧性接着シートは、別途、基材上に粘着剤層を形
成することにより得られた感圧性接着シートを、本発明
の剥離ライナーの剥離剤層に、貼り合わせることにより
作製することができる。なお、本発明の剥離ライナー付
感圧性接着シートは、剥離ライナーの粘着剤層に対する
剥離力が、180°ピール、300mm/min(23
℃)で、通常、0.05〜10N/50mm程度である
のが好ましい。
の作製は、本発明の剥離ライナーの剥離剤層に、直接、
粘着剤層を形成することができる。また、別途、剥離ラ
イナーに形成した粘着剤層を本発明の剥離ライナーに転
写することにより形成することができる。また剥離ライ
ナーに形成された粘着剤層には、感圧性接着シートの基
材を貼り付けることができる。また本発明の剥離ライナ
ー付感圧性接着シートは、別途、基材上に粘着剤層を形
成することにより得られた感圧性接着シートを、本発明
の剥離ライナーの剥離剤層に、貼り合わせることにより
作製することができる。なお、本発明の剥離ライナー付
感圧性接着シートは、剥離ライナーの粘着剤層に対する
剥離力が、180°ピール、300mm/min(23
℃)で、通常、0.05〜10N/50mm程度である
のが好ましい。
【0022】
【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。
明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0023】実施例1
(剥離ライナーの作製)厚み93μm、坪量68.0g
/m2 、密度0.73g/cm3 の上質紙の両面に、シ
リカをイソシアネート系バインダーにて固めたクレーコ
ート層(3μm)を設け、さらにその両面にシリコーン
層(0.8μm)を設けた剥離ライナーを得た。
/m2 、密度0.73g/cm3 の上質紙の両面に、シ
リカをイソシアネート系バインダーにて固めたクレーコ
ート層(3μm)を設け、さらにその両面にシリコーン
層(0.8μm)を設けた剥離ライナーを得た。
【0024】(剥離ライナー付感圧性接着シートの作
製)両面テープ(No.500,日東電工社製)におけ
る、剥離ライナー部を外し、上記で得られた剥離ライナ
ーを、両面に再度貼り合わせて剥離ライナー付感圧性接
着シートを作製した。
製)両面テープ(No.500,日東電工社製)におけ
る、剥離ライナー部を外し、上記で得られた剥離ライナ
ーを、両面に再度貼り合わせて剥離ライナー付感圧性接
着シートを作製した。
【0025】実施例2
厚み86μm、坪量68.7g/m2 、密度0.80g
/cm3 の上質紙の両面に、シリカをイソシアネート系
バインダーにて固めたクレーコート層(3μm)を設
け、さらにその両面にシリコーン層(0.8μm)を設
けた剥離ライナーを得た。
/cm3 の上質紙の両面に、シリカをイソシアネート系
バインダーにて固めたクレーコート層(3μm)を設
け、さらにその両面にシリコーン層(0.8μm)を設
けた剥離ライナーを得た。
【0026】(剥離ライナー付感圧性接着シートの作
製)両面テープ(No.500,日東電工社製)におけ
る、剥離ライナー部を外し、上記で得られた剥離ライナ
ーを、両面に再度貼り合わせて剥離ライナー付感圧性接
着シートを作製した。
製)両面テープ(No.500,日東電工社製)におけ
る、剥離ライナー部を外し、上記で得られた剥離ライナ
ーを、両面に再度貼り合わせて剥離ライナー付感圧性接
着シートを作製した。
【0027】比較例1
厚み113μm、坪量99.0g/m2 、密度0.88
g/cm3 の上質紙の両面に、シリカをイソシアネート
系バインダーにて固めたクレーコート層(3μm)を設
け、さらにその両面にシリコーン層(0.8μm)を設
けた剥離ライナーを得た。
g/cm3 の上質紙の両面に、シリカをイソシアネート
系バインダーにて固めたクレーコート層(3μm)を設
け、さらにその両面にシリコーン層(0.8μm)を設
けた剥離ライナーを得た。
【0028】(剥離ライナー付感圧性接着シートの作
製)両面テープ(No.500,日東電工社製)におけ
る、剥離ライナー部を外し、上記で得られた剥離ライナ
ーを、両面に再度貼り合わせて剥離ライナー付感圧性接
着シートを作製した。
製)両面テープ(No.500,日東電工社製)におけ
る、剥離ライナー部を外し、上記で得られた剥離ライナ
ーを、両面に再度貼り合わせて剥離ライナー付感圧性接
着シートを作製した。
【0029】比較例2
剥離ライナーとして、SLB−50W−5DP(カイト
化学社製:基材層(繊維層)は厚み50μm,坪量50
g/m2 ,密度1.00g/cm3 ;両面にクレーコー
ト層(厚み3μm)とシリコーン層(0.8μm))を
用い、両面テープ(No.500,日東電工社製)にお
ける、剥離ライナー部を外した、両面に再度貼り合わせ
て剥離ライナー付感圧性接着シートを作製した。
化学社製:基材層(繊維層)は厚み50μm,坪量50
g/m2 ,密度1.00g/cm3 ;両面にクレーコー
ト層(厚み3μm)とシリコーン層(0.8μm))を
用い、両面テープ(No.500,日東電工社製)にお
ける、剥離ライナー部を外した、両面に再度貼り合わせ
て剥離ライナー付感圧性接着シートを作製した。
【0030】比較例3
剥離ライナーとして、SLB−80W−5DP(カイト
化学社製:基材層(繊維層)は厚み80μm,坪量80
g/m2 ,密度1.00g/cm3 ;両面にクレーコー
ト層(厚み3μm)とシリコーン層(0.8μm))を
用い、両面テープ(No.500,日東電工社製)にお
ける、剥離ライナー部を外した、両面に再度貼り合わせ
て剥離ライナー付感圧性接着シートを作製した。
化学社製:基材層(繊維層)は厚み80μm,坪量80
g/m2 ,密度1.00g/cm3 ;両面にクレーコー
ト層(厚み3μm)とシリコーン層(0.8μm))を
用い、両面テープ(No.500,日東電工社製)にお
ける、剥離ライナー部を外した、両面に再度貼り合わせ
て剥離ライナー付感圧性接着シートを作製した。
【0031】比較例4
剥離ライナーとして、SLB−110W−5DP(カイ
ト化学社製:基材層(繊維層)は厚み110μm,坪量
110g/m2 ,密度1.00g/cm3 ;両面にクレ
ーコート層(厚み3μm)とシリコーン層(0.8μ
m))を用い、両面テープ(No.500,日東電工社
製)における、剥離ライナー部を外した、両面に再度貼
り合わせて剥離ライナー付感圧性接着シートを作製し
た。
ト化学社製:基材層(繊維層)は厚み110μm,坪量
110g/m2 ,密度1.00g/cm3 ;両面にクレ
ーコート層(厚み3μm)とシリコーン層(0.8μ
m))を用い、両面テープ(No.500,日東電工社
製)における、剥離ライナー部を外した、両面に再度貼
り合わせて剥離ライナー付感圧性接着シートを作製し
た。
【0032】上記実施例および比較例の剥離ライナーに
ついて、切断時に切断刃にかかる最大切断抵抗力(N/
30mm)および引裂き強度(N)を測定した。結果を
表1に示す。
ついて、切断時に切断刃にかかる最大切断抵抗力(N/
30mm)および引裂き強度(N)を測定した。結果を
表1に示す。
【0033】(最大切断抵抗力の測定)実施例、比較例
で得られた剥離ライナーを図4に示す装置を用いて、切
断時の最大切断抵抗力を測定した。切断部は図5に拡大
した。最大切断抵抗力は、剥離ライナーの基材層(繊維
層)の流れ目に対して切断刃が垂直方向と水平方向にな
るように切断した場合の値の平均値とした。
で得られた剥離ライナーを図4に示す装置を用いて、切
断時の最大切断抵抗力を測定した。切断部は図5に拡大
した。最大切断抵抗力は、剥離ライナーの基材層(繊維
層)の流れ目に対して切断刃が垂直方向と水平方向にな
るように切断した場合の値の平均値とした。
【0034】剥離ライナー1は縦30mm、横50mm
のものを用いた。サーボプレス機構4は、剥離ライナー
1の切断・打ち抜きに用いられる油圧式プレス機であ
る。切断刃5は、トムソン刃:MIR((株)ナカヤマ
製,刃角:43°,刃長:40mm,刃厚:0.71m
m,刃高さ:23.6mm)を用いた。ストローク:3
0SPM(ストローク毎分)、打ち込み量:面板に対し
て70μm、である。測定装置は面板7と支持台8との
間に、面板7に加わる切断抵抗力を測定するロードセル
6が設けられており、このロードセル6をパソコン9
(パーソナルコンピュータ)に接続してある。これによ
り、切断時の応力挙動を測定することができる(切断中
に面板7がプレス機上面に対して水平を維持してい
る)。ロードセル6の性能は時間分解能:500Hz、
荷重分解能:9mN、最大測定荷重:3.6kN、耐荷
重:27kNのものを用いた。温度:23℃。
のものを用いた。サーボプレス機構4は、剥離ライナー
1の切断・打ち抜きに用いられる油圧式プレス機であ
る。切断刃5は、トムソン刃:MIR((株)ナカヤマ
製,刃角:43°,刃長:40mm,刃厚:0.71m
m,刃高さ:23.6mm)を用いた。ストローク:3
0SPM(ストローク毎分)、打ち込み量:面板に対し
て70μm、である。測定装置は面板7と支持台8との
間に、面板7に加わる切断抵抗力を測定するロードセル
6が設けられており、このロードセル6をパソコン9
(パーソナルコンピュータ)に接続してある。これによ
り、切断時の応力挙動を測定することができる(切断中
に面板7がプレス機上面に対して水平を維持してい
る)。ロードセル6の性能は時間分解能:500Hz、
荷重分解能:9mN、最大測定荷重:3.6kN、耐荷
重:27kNのものを用いた。温度:23℃。
【0035】(引裂き強度測定)実施例、比較例で得た
剥離ライナーをJIS P8116「紙及び板紙の引裂
き強さ試験法」に従って引裂き強度を測定した。温度:
23℃。
剥離ライナーをJIS P8116「紙及び板紙の引裂
き強さ試験法」に従って引裂き強度を測定した。温度:
23℃。
【0036】実施例、比較例で得られた剥離ライナー付
感圧性接着シートについて、以下の評価を行った。結果
を表1に示す。
感圧性接着シートについて、以下の評価を行った。結果
を表1に示す。
【0037】(刃の摩耗性評価法)図4に示す切断最大
抵抗力の測定に使用した切断装置と同様の装置を用いて
評価した。剥離ライナー付感圧性接着シートの片方の剥
離ライナーを剥離して、面板7に粘着剤層を貼り合せて
切断刃(カミソリ刃)5′で100ショット切断した後
の刃先の観察を行った。切断部は図6に拡大した。
抵抗力の測定に使用した切断装置と同様の装置を用いて
評価した。剥離ライナー付感圧性接着シートの片方の剥
離ライナーを剥離して、面板7に粘着剤層を貼り合せて
切断刃(カミソリ刃)5′で100ショット切断した後
の刃先の観察を行った。切断部は図6に拡大した。
【0038】剥離ライナー付感圧性接着シート1は、縦
20mmとした。切断刃5′:片刃トリミング(ステン
レススチール,日新EM印株式会社製、刃角:15°,
刃長:20mm,刃厚:0.25mm,刃高さ:17m
m)を用いた。ストローク:30SPM(ストローク毎
分)、打ち込み量:粘着剤層に対して30〜50μm
(下支点が粘着層内になるようにする)、である。
20mmとした。切断刃5′:片刃トリミング(ステン
レススチール,日新EM印株式会社製、刃角:15°,
刃長:20mm,刃厚:0.25mm,刃高さ:17m
m)を用いた。ストローク:30SPM(ストローク毎
分)、打ち込み量:粘着剤層に対して30〜50μm
(下支点が粘着層内になるようにする)、である。
【0039】切断後、カミソリ刃の刃先を顕微鏡で観察
し、刃先の変形度合いで評価した。カミソリ刃先の中央
部1mm幅あたりに10〜40μm長さの変形(窪み)
部が何箇所あるかにより以下の基準で摩耗性を評価し
た。評価は、繊維層の流れ目に対して刃が垂直方向と水
平方向の場合の平均値とした。なお、×の場合を図7に
示す。 ○:2箇所以下存在する場合。刃摩耗が起こりにくい。 △:3箇所以上9箇所以下存在する場合。刃摩耗が生じ
る場合がある。 ×:10箇所以上存在する場合。刃摩耗が頻繁に生じ
る。
し、刃先の変形度合いで評価した。カミソリ刃先の中央
部1mm幅あたりに10〜40μm長さの変形(窪み)
部が何箇所あるかにより以下の基準で摩耗性を評価し
た。評価は、繊維層の流れ目に対して刃が垂直方向と水
平方向の場合の平均値とした。なお、×の場合を図7に
示す。 ○:2箇所以下存在する場合。刃摩耗が起こりにくい。 △:3箇所以上9箇所以下存在する場合。刃摩耗が生じ
る場合がある。 ×:10箇所以上存在する場合。刃摩耗が頻繁に生じ
る。
【0040】(引裂き性)引裂き強度測定の結果をもと
に、以下の基準で評価を行った。引裂き強度は、繊維層
の流れ目に対して引裂く方向が垂直方向と水平方向の場
合の平均値とした。 ○:引裂き強度が0.6N以上。剥離ライナーの剥離の
際、引裂きが生じにくい。 △:引裂き強度が0 .5 N以上0 .6 N未満。剥離ライ
ナーの剥離の際、引裂きが生じる場合がある。 ×:引裂き強度が0 .5 N未満。剥離ライナーの剥離の
際、頻繁に引裂きが生じる。
に、以下の基準で評価を行った。引裂き強度は、繊維層
の流れ目に対して引裂く方向が垂直方向と水平方向の場
合の平均値とした。 ○:引裂き強度が0.6N以上。剥離ライナーの剥離の
際、引裂きが生じにくい。 △:引裂き強度が0 .5 N以上0 .6 N未満。剥離ライ
ナーの剥離の際、引裂きが生じる場合がある。 ×:引裂き強度が0 .5 N未満。剥離ライナーの剥離の
際、頻繁に引裂きが生じる。
【0041】
【表1】
【図1】本発明の剥離ライナーの断面図の一態様であ
る。
る。
【図2】本発明の剥離ライナー付感圧性接着シートの断
面図の一態様である。
面図の一態様である。
【図3】本発明の剥離ライナー付感圧性接着シートの断
面図の一態様である。
面図の一態様である。
【図4】剥離ライナーの最大切断抵抗力測定装置の正面
図である。
図である。
【図5】最大切断抵抗力測定装置の切断部である。
【図6】摩耗性評価に用いた装置の切断部である。
【図7】摩耗した切断刃の観察図である。
1:剥離ライナー
11:基材層
12:コート層
13:剥離剤層
2:感圧性接着シート
21:粘着剤層
22:感圧性接着シート基材
3:剥離ライナー付感圧性接着シート
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 赤松 秀城
大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東
電工株式会社内
Fターム(参考) 4F100 AA20 AB11 AK51G AR00C
AT00A BA03 BA07 BA10A
BA10B BA10D DG10 GB33
GB41 JA13A JK03A JK03B
JL01 JL13D JL14B YY00A
YY00B
4J004 AA05 AA10 AA14 AA15 CA02
CA05 CA06 CB03 CC02 DA02
DA04
Claims (4)
- 【請求項1】 基材層の少なくとも片面に剥離剤層が設
けられている剥離ライナーであって、剥離ライナーの切
断加工時に切断刃にかかる最大切断抵抗力が230N/
30mm以下で、かつ引裂き強度が0.6N以上である
ことを特徴とする剥離ライナー。 - 【請求項2】 剥離剤層が、コート層を介して設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の剥離ライナー。 - 【請求項3】 基材層の密度が、0.3〜0.85g/
cm3 であることを特徴とする請求項1または2記載の
剥離ライナー。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の剥離ラ
イナーの剥離剤層が、感圧性接着シートの粘着剤層に積
層されていることを特徴とする剥離ライナー付感圧性接
着シート。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001381379A JP2003181967A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | 剥離ライナーおよび剥離ライナー付感圧性接着シート |
US10/303,796 US20030118769A1 (en) | 2001-12-14 | 2002-11-26 | Release liner and pressure-sensitive adhesive sheet with release liner |
SG200207402A SG112864A1 (en) | 2001-12-14 | 2002-12-03 | Release liner and pressure-sensitive adhesive sheet with release liner |
TW091135181A TW200300789A (en) | 2001-12-14 | 2002-12-04 | Release liner and pressure-sensitive adhesive sheet with release liner |
CN02157108A CN1424371A (zh) | 2001-12-14 | 2002-12-12 | 剥离衬里和具有剥离衬里的压敏粘合剂 |
KR1020020079421A KR20040029934A (ko) | 2001-12-14 | 2002-12-13 | 박리 라이너 및 박리 라이너를 구비한 감압성 접착 시트 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001381379A JP2003181967A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | 剥離ライナーおよび剥離ライナー付感圧性接着シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003181967A true JP2003181967A (ja) | 2003-07-03 |
Family
ID=19187329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001381379A Pending JP2003181967A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | 剥離ライナーおよび剥離ライナー付感圧性接着シート |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20030118769A1 (ja) |
JP (1) | JP2003181967A (ja) |
KR (1) | KR20040029934A (ja) |
CN (1) | CN1424371A (ja) |
SG (1) | SG112864A1 (ja) |
TW (1) | TW200300789A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016535151A (ja) * | 2013-09-17 | 2016-11-10 | 日東電工株式会社 | 両面粘着テープ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PL1723210T3 (pl) * | 2004-03-04 | 2009-04-30 | Tesa Se | Taśma o wysokiej odporności na ścieranie do owijania wiązek kablowych w samochodach |
CN100345678C (zh) * | 2004-05-14 | 2007-10-31 | 日东电工株式会社 | 剥离衬及使用它的压敏性粘接带或片 |
JP5190758B2 (ja) * | 2005-10-05 | 2013-04-24 | 住友金属鉱山株式会社 | 透明導電層付フィルムとフレキシブル機能性素子、フレキシブル分散型エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法並びにそれを用いた電子デバイス |
JP5019434B2 (ja) * | 2007-02-07 | 2012-09-05 | 日東電工株式会社 | 粘着テープ |
JP4228026B2 (ja) * | 2007-02-28 | 2009-02-25 | 日東電工株式会社 | バックライトシステムおよび粘着剤付光学シート |
JP2008214518A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Nitto Denko Corp | 粘着テープ |
SG11201706582UA (en) * | 2015-02-24 | 2017-09-28 | Lintec Corp | Release agent composition, release sheet, single-sided pressure-sensitive adhesive sheet and double-sided (faced) pressure-sensitive adhesive sheet |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS616080Y2 (ja) * | 1977-02-09 | 1986-02-24 | ||
KR100239847B1 (ko) * | 1990-11-13 | 2000-01-15 | 데니스 피. 산티니 | 개선된절단저항을가진폴리프로필렌시이트물질 |
US5178924A (en) * | 1991-06-17 | 1993-01-12 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Release liner |
JPH07118350A (ja) * | 1993-10-22 | 1995-05-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 光重合性組成物 |
US6110552A (en) * | 1997-01-31 | 2000-08-29 | Flexcon Company, Inc. | Release liners for pressure sensitive adhesive labels |
-
2001
- 2001-12-14 JP JP2001381379A patent/JP2003181967A/ja active Pending
-
2002
- 2002-11-26 US US10/303,796 patent/US20030118769A1/en not_active Abandoned
- 2002-12-03 SG SG200207402A patent/SG112864A1/en unknown
- 2002-12-04 TW TW091135181A patent/TW200300789A/zh unknown
- 2002-12-12 CN CN02157108A patent/CN1424371A/zh active Pending
- 2002-12-13 KR KR1020020079421A patent/KR20040029934A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016535151A (ja) * | 2013-09-17 | 2016-11-10 | 日東電工株式会社 | 両面粘着テープ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20040029934A (ko) | 2004-04-08 |
TW200300789A (en) | 2003-06-16 |
CN1424371A (zh) | 2003-06-18 |
US20030118769A1 (en) | 2003-06-26 |
SG112864A1 (en) | 2005-07-28 |
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