JP2005152483A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リサイクル可能部品とリサイクル不可部品を遊技機の機種やシリーズに応じてブロック分けし、これらをブロック単位で扉本体から着脱自在に形成することにより、機種変更の態様に臨機応変に対処でき、かつ効率よくリサイクルを行うことが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】 遊技機の前扉を、筐体デザインが変更されるまでは全機種共通に使用される枠体と、この枠体に着脱自在に取り付けられる部材であって、複数機種に共通して使用可能な、例えばスピーカユニット60を含むシリーズ別部材と、前記枠体に着脱自在に取り付けられる部材であって、遊技機の機種毎に異なる部材、例えばパネル部材を含む部材である機種別部材とにより構成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、前扉の構成部品を扉本体から着脱自在に形成した遊技機に関するものである。
従来、スロットマシンなどの遊技機においては、前扉に液晶表示装置や電飾などの装飾及び演出用デバイスを直接取り付けてあった。そして、遊技台は二、三ヶ月程度で新しいものと取り替えられるため、液晶表示装置やスピーカなどの再利用可能なデバイスを取り外して、新たな遊技機に再利用することが行われていた。しかし、このような方法だと、部品の取り外しや新たなデバイスを取り付ける際に、多くのネジを外したり締め直したりしなければならないので、非常に手間がかかるという問題点があった。
一方、資源の有効利用、遊技機交換作業の簡易化及び経費節減の観点から、前扉の構成部品を、扉本体(扉枠)と交換部材(パネルユニット、表示ユニット)とに分け、交換部材を扉本体から着脱自在に形成することにより、効率的に遊技機交換を行うことができる分離型スロットマシンが考案されている(特許文献1参照)。
特開2003−360172号公報
ところで、遊技機の構成部品は、遊技機の機種やシリーズによって、遊技機がリニューアルされるごとに変更する必要がないパーツと、リニューアルごとに変更の必要なパーツとがある。ここで、遊技機の「機種」とは、遊技機の種類であって、機種が異なる場合には、遊技機の名称やパネルデザインなどが異なるものとなる。また「シリーズ」とは、態様やイメージが類似している複数の異なる機種を含む遊技機のグループを意味するもので、シリーズが同じ場合には、表示やデバイスなど筐体デザインに共通部分が在る場合が多い。なお、機種やシリーズに関係なく、全機種共通のパーツもあるが、このようなパーツは、破損したり汚損が酷くなった場合を除き、何度も繰り返して使用できる。
しかし、前述した分離型スロットマシンでは、パネル部材と表示装置とを交換可能に形成したというのみで、上記機種別、シリーズ別にリサイクル可能なパーツを分けるといった配慮がなされておらず、きめ細やかなリサイクルが行いにくい。
そこで、請求項記載の発明は、上記した問題点を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、特に、遊技機の正面構造となる前扉における構成部品のリサイクルに着目し、リサイクル可能部品とリサイクル不可部品を遊技機の機種やシリーズに応じてブロック分けし、これらをブロック単位で扉本体から着脱自在に形成することにより、機種変更の態様に臨機応変に対処でき、かつ効率よくリサイクルを行うことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、前面側に開口部(11)を有する筐体(1)と、筐体内部に設置される遊技装置及び遊技装置の作動を制御するための制御装置と、開閉自在に設けられ前記筐体の開口部(11)を塞ぐ前扉(3)とを少なくとも有する遊技機に係る。
本発明に係る遊技機は、遊技場に設置される遊技機であって、例えばスロットマシンやそれに類する遊技機に適している。
ここで、「遊技装置」とは、スロットマシンを例にすると、複数の図柄を表示した回転リール(23)やそれを作動させるためのモータなどを含む。また、「制御装置」は、いわゆる基板といわれるものであり、遊技装置の作動の制御以外の制御、例えば遊技に付随する入賞に係る報知などの演出の制御が可能であってもよい。また、前記前扉(3)は、前記「遊技装置」を作動させるためのスイッチ類や、前記回転リール(23)の図柄を視認可能な図柄表示窓(31)などを備えていてもよい。そして、この前扉(3)は、ヒンジ(19)を介して直接筐体(1)に取り付けられていてもよいし、筐体内に固定した支持体(21)に設けたヒンジ(25)を介して、間接的に筐体(1)に取り付けられていてもよい。さらに、前扉(3)は、上扉(30)、下扉(40)のように、上下に分割されていてもよいものである。
そして、この遊技機は、前記前扉(3)が、筐体デザインが変更されるまでは全機種共通に使用される枠体(上扉枠(50))と、この枠体に着脱自在に取り付けられ、複数機種に共通して使用可能なユニット化されたシリーズ別部材と、前記枠体に着脱自在に取り付けられ、遊技機の機種毎に異なるユニット化された機種別部材とから構成されており、前記シリーズ別部材には、スピーカ装置(62)を搭載したスピーカユニット(60)、表示装置(液晶表示装置(81))を搭載した表示ユニット(80)を含み、前記機種別部材には、機種名その他当該遊技機の特徴を表示したパネル部材(上パネル(72)、下パネル(120))を含むことを特徴とする。
ここで、「筐体デザイン」とは、遊技機の外観デザインであって、筐体の全体形状や主たる構成部品の特徴的配置を意味する。通常、遊技機メーカーは他社との差別化を図るために、それぞれ異なる筐体デザインを施している。なお、同一メーカーであっても、複数の筐体デザインを有している場合もあり、何年かに一度は、筐体デザインを変更する場合にもある。また、遊技機の「機種」とは、遊技機の種類であって、パチンコホールなどで「面替え」といわれる遊技機交換が行われる場合、この機種交換を意味する。遊技機の「シリーズ」とは、類似する複数機種の製品群を意味するものである。
またここで、「ユニット化された」とは、複数の構成部品が予め組み立てられて一つの塊となっていることであって、その塊のまま梱包輸送が可能であると共に、前扉(3)を組み立てるときに部材単位で取り付け取り外しが可能なものである。例えばスピーカ装置(62)とスピーカ枠(61)から成るスピーカユニット(60)、上パネル(72)と上パネル枠(71)から成る上パネルユニット(70)などが挙げられる。
そして、前記「枠体」は、遊技機の前扉(3)を構成する構成部材の中で、いわば骨格となる部材であって、筐体デザインが変更されない限り、「枠体」の構成を変更する必要はない。従って、「枠体」は、ある程度耐久性のある素材で形成するのが好ましい。
そして「機種別部材」とは、機種が異なる毎に異なる遊技機の構成部材のことである。具体的には、スロットマシンを例にすると、回転リールや制御基板が代表的なものであり、前扉(3)の構成部品では、遊技内容を説明するための表示パネルや、遊技内容に関する演出を行うための表示部(液晶表示装置、CRT表示器、7セグメント表示器、ドットマトリックス表示器など)を含む。このように、機種別部材は、遊技機の交換毎に新たなものと取り替える必要がある部材である。従って、廃棄処分したときに環境に影響の少ない素材や、リサイクル可能な素材で形成するのが好ましい。
「シリーズ別部材」とは、機種別部材のうち、機種交換のたびに取り替えなくともよい構成部材を指す。具体的には、スピーカユニット(60)や、ある種の表示装置(液晶表示装置、CRT表示器、7セグメント表示器など)が含まれる。
なお、上述のように、同一種類の表示装置であっても、機種別部材に分類される場合もあるし、シリーズ別部材に分類される場合もある。どちらに分類するかは、遊技機の開発方針やデザインの方向性に基づいて決定すればよい。また、機種別部材とシリーズ別部材が一体的に取り扱い可能に形成されていてもよい。ただし、この場合でも、機種別部材とシリーズ別部材とは分離可能であって、部材単位で取り扱うこともできるようになっている。
そして、本発明では、上記機種別部材及びシリーズ別部材は、各々「枠体」に着脱自在に取り付けられるものである。ここで、「着脱自在」とは、ただ単に取り付け取り外しができるというのではなく、分解組み立て作業時に、できればドライバなどの工具等を用いることなく、あるいは用いても必要最低限の使用で着脱が行えるように形成されていることを意味する。具体的には、ネジ止めを極力少なくし、係合部と被係合部との係合により固定できる箇所を増やすなどして、着脱作業を簡易に行えるようにするのが好ましい。
(作用)
本発明に係る遊技機において、再生工場で前扉(3)をリサイクルする場合には、枠体から機種別部材、シリーズ別部材をユニットごと取り外し、前扉の構成部材をブロック分けする。このうち、機種別部材は新たな部材と交換し、シリーズ別部材は必要に応じて新たな部材と交換し、枠体はそのまま再利用する。枠体に、シリーズ別部材と、新たな機種別部材を取り付け、前扉(3)を完成させる。
このように、リサイクル頻度に応じて構成部材をユニット化してあるので、個々の部品を直接枠体に固定するのに比べて分解組み立て作業が簡易かつ迅速に行えるのみならず、部材交換もユニットごと新しいものと取り替えるだけでよいので、仕分け作業に煩わされることもない。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、機種変更の態様に臨機応変に対処でき、かつ効率よくリサイクルを行うことが可能な遊技機を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図5は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1及び図2は前扉3の分解斜視図、図3及び図4はスロットマシンSの分解斜視図、図5は表示ユニット80の分解斜視図である。
本実施の形態における分離型スロットマシンSは、図3に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体1、筐体1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、筐体1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されている。そして、この前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、筐体1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とに分割されている。
(筐体1)
筐体1は、底板15及び側板16及び天板17及び裏板18からなる前面(遊技者と対峙する正面)側に開口する箱体であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。そして、この中板12の下面には電源ユニット4が設けられ、底板15にはホッパーユニット5が固定されている。
ここで、電源ユニット4は、中板12の下面に、取り付け板等を介して取り付けられており、特に図示しないが電源装置が内装されていると共に、ホール管理者が種々の設定を行うためのスイッチ等を有している。
上記電源ユニット4及びホッパーユニット5は、いわゆる「面替え」に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、遊技機交換時には設置されたままにしておけるようになっているものである。
また、正面左側の側板16の下部には、前記下扉40を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジ19が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。なお、本実施の形態では上扉30を交換ユニット2の支持体21に取り付ける構成としているが、上扉30を筐体1の側板16に回転自在に取り付ける構成としてもよい。この場合には、正面左側の側板16の上側にも、上扉30を係合させ回転自在に支持するためのヒンジを設ければよい。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、この支持体21に固定されたリールユニット20及び基板ユニット24とから形成されている。
支持体21は、方形状の金属枠からなり、リールユニット20及び基板ユニット24を筐体内部に着脱自在に固定するとともに、リールユニット20及び基板ユニット24を一体的に取り扱い可能とするものである。なお、支持体21は、他の構成部品(例えば演出用の表示装置)を固定設置可能であってもかまわない。
ここで、リールユニット20は、スロットマシンSの主たる遊技装置であって、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リール23と、特に図示しないが、各回転リール23を回転させるための駆動モータを有している。また、前記基板ユニット24には、遊技及びスロットマシンSの作動を制御するための主基板と、各種演出を行うための副基板が内装されている。主基板及び副基板は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、例えば当選役を決定する抽選や回転リール23の回転及び停止を制御する制御装置として機能する。なお、前記副基板は、例えば入賞したことを報知する演出機能を有しており、主基板とは別の基板ユニットとして配置してもよい。
前記支持体21の正面左側の縦枠には、前記上扉30を回転自在に係合するためのヒンジ25が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
交換ユニット2は、筐体1の中板12の上に乗せ、開口上部13内部に収納されるものである。そして、筐体1の側板16の内側に設けられたクリップなどの固定装置10によりに固着される。
(上扉30)
上扉30は、交換ユニット2の支持体21に回転自在かつロック可能に形成されている板状の扉であり、図3に示すように、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に飾り部33を設けてある。そして、前記図柄表示窓31の下方には、種々の表示を行うための表示部32が設けられているものである。
ここで、上扉30は、図1に示すように、上扉枠50、スピーカユニット60、上パネルユニット70、表示ユニット80の4つのブロックに分解することができる。このうち、上扉枠50は上扉30の基盤となる部材であって、スロットマシンSの全機種に共通して使用可能な部材である。そして、この上扉枠50に、シリーズ別部材であるスピーカユニット60及び表示ユニット80、機種別部材である上パネルユニット70が着脱自在に取り付けられているものである。
(上扉枠50)
上扉枠50は、中央部に開口部52を有する板状の枠部材であり、開口部52の側方及び下方には、表示基板53、54を取り付けるための基板取り付け部51が設けられている。ここで、表示基板53は、例えばランプなどの発光体を点滅させて遊技に付随する演出を行わせるためのものであり、表示基板54は、例えば7セグメント表示器により遊技回数や払い出しメダル数、クレジット数などを表示させるためのものである。これらの表示は、上扉枠50に上パネルユニット70を取り付けたとき、上パネル72を通して正面側から遊技者に見えるようになっている。
また、前記開口部52の上方にはスピーカユニット60を固定するためのスピーカユニット取り付け部57が、上扉枠50の左右側端部には上パネルユニット70を固定するための上パネルユニット取り付け部58が、前記スピーカユニット取り付け部57の下方には、表示ユニット80を固定するための表示ユニット取り付け部59が、それぞれ設けられている。
ここで、スピーカユニット取り付け部57及び上パネルユニット取り付け部58は、ネジによりスピーカユニット60及び上パネルユニット70を固定するようになっているが、このネジ孔の数及び位置は図示したものに限られない。また、表示ユニット取り付け部59は、背面側に突出するフックであり、これを表示ユニット80の裏面に形成した係合部(図示せず)と係合させて固定するようになっているが、図示したような位置及び形態に限られない。すなわち、スピーカユニット取り付け部57、上パネルユニット取り付け部58、表示ユニット取り付け部59は、スピーカユニット60及び上パネルユニット70及び表示ユニット80を上扉枠50に確実に固定できるものであればよい。
ただし、ネジの数は極力少なくし、なるべく工具を使わずに取り付け取り外しが行えるような構成とするのが好ましい。例えば、ネジにより固定する箇所は1〜2箇所とし、あとは凹凸の嵌め合わせ、弾力性を有するフックと突部又は孔、溝との係合、スライド又は回転により部材を固定する機構、あるいはこれらを組み合わせて用いるようにする。
また、図4に示すように、上扉枠50の裏面には、交換ユニット2の支持体21に設けられたヒンジ25に係合可能な上扉係合部56が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、上扉係合部56の対向側端部には、ロック機構55が設けられている。
ここで、前記ロック機構55は、上扉枠50側に設けられた係止片が、特に図示しないが、筐体1の反ヒンジ側の側板16内側面に設けられた凸部に係止され、扉を閉めると自動的にロックされ、解錠手段によりロックが解除さるように形成されているものである。そして、交換ユニット2を筐体1に収納し固定した状態で上扉30を閉めると、筐体1の開口上部13を塞ぐことができ、同時にロックされて開口上部13を施錠することができる。さらに、上扉枠50のロック機構55は扉外側から解錠することができず、下扉40が開いているときにロック解除可能となっている。
なお、上扉枠50の形状は、上記したものに限られない。すなわち、上扉枠50は、スロットマシンSの筐体デザインが変更される場合には、その形状が異なるものとなる。例えば図柄表示窓31の隣に液晶表示画面を配置可能としたり、スピーカユニット取り付け部57が無い場合もある。そして、その上扉枠50の形態に合わせて、シリーズ別部材、機種別部材が取り付けられることとなる。
(スピーカユニット60)
スピーカユニット60は、図1に示すように、板状のスピーカ枠61の左右にスピーカ装置62を埋め込んだものである。そして、スピーカ枠61は、図示した例では、二つのスピーカ装置62の間に表示ユニット80を収納可能な表示ユニット収納部63が形成されており、上部には表示基板65を取り付けるための基板取り付け部64が設けられている。ここで、表示基板65は、例えばランプなどの発光体を点滅させて入賞の報知等を行わせるためのものであり、これらの表示は、上扉枠50に上パネルユニット70を取り付けたとき、透光部73を通して正面側から遊技者に見えるようになっている。
スピーカユニット60は、シリーズが同じスロットマシンには共通して使用可能なものであり、シリーズが異なるスロットマシンの場合には、表示ユニット収納部63や基板取り付け部64の有無や位置が異なる他のスピーカユニット60を使用することとなる。
(上パネルユニット70)
上パネルユニット70は、上扉30の表面となるカバー状の部材であり、上パネル枠71に上パネル72を嵌入させ、上部に透光部73を設けてある。また、上パネル72の上方には、表示ユニット80を嵌め込み可能な開口部74が形成されている。
ここで、上パネル72は、透明なアクリル板に印刷又は着色シールを貼付して表面に絵柄や文字を表示してあると共に、印刷又はシールのくりぬきにより透明な窓部72a,72bが形成されている。そして、窓部72aと上扉枠50の開口部52との重複部分が図柄表示窓33となり、窓部72bからは表示基板54の7セグメント表示が視認可能になる。また、窓部72aの左右の表示72cは、表示基板53のランプの点灯により、有効入賞ラインを表示したり遊技内容を表示することができる。
前記透光部73は、内部に位置する表示基板65のランプの発光を透光して、飾り部33が入賞時に点滅するなどの報知を行うことができるようになっている。
上パネルユニット70は、機種毎に正面デザイン(上パネル72の表示)が異なるものであるため、基本的には機種交換毎に新たなものと取り替えることとなるが、飾り部33(透光部73)の形状を変えない場合には、上パネル72のみを交換するようにしてもよい。
(表示ユニット80)
表示ユニット80は、表示ユニット枠82に液晶表示装置81を取り付けたものであり、前記上パネルユニット70の開口部74を通して正面側から上扉枠50に取り付け可能に形成されている。ここで、表示ユニット80のうち、液晶表示装置81はシリーズ別部材であり、機種交換毎に新たなものと取り替える必要はないが、表示ユニット枠82は上パネル枠71の色彩や形状と統一させてあるので、上パネルユニット70と一緒に交換されるものである。
液晶表示装置81及び表示ユニット枠82には、図5に示すように、それぞれ装置係合部83及び枠体係合部84が設けられていて、装置係合部83と枠体係合部84を係合させることにより液晶表示装置81に表示ユニット枠82を固定することができ、装置係合部83と枠体係合部84の係合を解除することにより液晶表示装置81から表示ユニット枠82を取り外すことができるようになっている。
なお、本実施の形態においては、表示ユニット80に液晶表示装置81を用いているが、ドットマトリックス表示装置やCRTその他の表示装置を用いても構わない。
(下扉40)
下扉40は、筐体1の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されているものである。そして図2に示すように、下扉枠90に下パネルユニット100を着脱自在に取り付けた構成となっている。
(下扉枠90)
図2及び図3に示すように、下扉枠90の上部は、スロットマシンを作動させるための操作部41となっており、下扉枠90の上面93は、扉を閉じた時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。前記操作部41としては、下扉枠90の上面右端に形成された段部92にメダル投入口42、上面93の左側に設けられたベットスイッチ43及び精算スイッチ、正面側にはスタートスイッチ44及びストップスイッチ45が設けられている。スタートスイッチ44及びストップスイッチ45は、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。ベットスイッチ43は、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものである。
また、下扉枠90の下部には、ホッパーユニット5から払い出されたメダルを貯めておくためのメダル皿46が取り付けられており、このメダル皿46に払い出しメダルを排出するメダル排出口95が形成されている。
前記操作部41とメダル皿46の間には、図2に示すように、凹部91が形成されており、内部に蛍光灯などの照明装置99が設けられている。そして、この凹部91の周囲には、下パネルユニット100を着脱自在に取り付けるためのパネルユニット取り付け部98が形成されている。
さらに、図4に示すように、下扉枠90の裏面側には、前記メダル投入口42(図2参照)から投入されたメダルを誘導しながらメダルの真贋を判断するためのメダルセレクター47が設けられている。また、下扉枠90の裏面において右側端部には、前記ヒンジ19と係合可能な下扉係合部96が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、下扉枠90の裏面において左側端部には、ロック機構97が設けられている。このロック機構97は、上扉30のロック機構と基本的構造は同じであるが、下扉枠90の正面側側端部に設けられた鍵穴94に所定の鍵(解除手段)を差し込んで回すと、ロックが解除されるようになっている。
(下パネルユニット100)
下パネルユニット100は、図2に示すように、下扉枠90の凹部91を覆うように取り付けられるカバー状の部材であり、下パネル枠110に下パネル120を嵌め込んだ構成となっている。下パネル120は正面側に遊技内容その他の表示がされるものであり、下扉枠90に設けられた照明装置99により内側から照明される。
下パネル枠110の裏面の両側端部上方には、それぞれフック111が設けられており、下パネル枠110の裏面下端部には、背面側に突出する複数の突起112が設けられている。そして、前記フック111を下扉枠90のパネルユニット取り付け部98aに、前記突起112をパネルユニット取り付け部98bにそれぞれ係合させることにより、下扉枠90に取り付けることができ、その係合を解除することにより下扉枠90から取り外し可能に形成されている。
下パネルユニット100は、下パネル120の表示が機種毎に異なるものであることから、面替えの際には交換ユニット2及び上扉30とセットで交換される。
(スロットマシンSの交換)
以上のように形成されたスロットマシンSは、いわゆる面替えの際には、前扉3を開けて固定装置10を解除し、交換ユニット2を上扉30ごと筐体1から取り外し、下扉40から下パネルユニット100を取り外す。それから、新しい交換ユニット2と上扉30を筐体1に取り付け固定し、下パネルユニット100を下扉40に取り付ける。こうして、筐体1とその内部に設置されているホッパーユニット5や電源ユニット4はそのままに、上扉30と下パネルユニット100の交換によりスロットマシンの正面デザインを新たなものとすることができ、交換ユニット2の交換によりリールユニット20及び基板ユニット24を新たな機種に対応したものに変更することができる。
なお、交換済みの交換ユニット2及び下パネルユニット100は、再生工場に移送されリサイクル処理される。
ホールから送られてきた交換済みの上扉30を、新たなスロットマシン用に作り替える場合には、まず上扉枠50のスピーカユニット取り付け部57、上パネルユニット取り付け部58のネジを外し、表示ユニット取り付け部59の係合を外す。それから上パネルユニット70を表示ユニット80ごと取り外し、スピーカユニット60を取り外す。この際には、ネジ以外の係合箇所の係合を外すだけでよい。さらに上パネルユニット70から表示ユニット80を分離する。このように、数本のネジを外す程度で、簡単に、図1に示すように、上扉枠50、スピーカユニット60、上パネルユニット70、表示ユニット80の各ブロックに分解することができる。
そして、上扉枠50から取り外したユニットのうち、上パネルユニット70については新機種に応じた新たなユニットと交換し、スピーカユニット60は新機種にそのまま再利用する。また、表示ユニット80を液晶表示装置81と表示ユニット枠82に分解して、表示ユニット枠82のみを新しい上パネルユニット70に合わせて交換し、液晶表示装置81はそのまま再利用する。なお、上パネルユニット70の表示基板53及びスピーカユニット60の表示基板65は必要に応じ、新たなスロットマシンの演出に対応したものに交換する。
上扉30を組み立てる場合には、前記した分解の手順を逆に行えばよい。すなわち、上パネルユニット70に表示ユニット80をセットし、上扉枠50にスピーカユニット60を取り付けてから、上パネルユニット70を取り付ける。このとき、表示ユニット80を表示ユニット取り付け部59により固定する。最後にスピーカユニット60及び上パネルユニット70をネジ止めして、上扉枠50に固定する。
このように、上扉30の構成部品を、リサイクル頻度に応じて機種別、シリーズ別にブロック分けしてあるので、上扉30を分解したときにリサイクル可能な部材と廃棄する部材とを簡単に区別でき、仕分け作業に煩わされることもない。また各部材は上扉枠50に着脱自在に形成されているので、個々の部品を直接枠体に固定するのに比べて、分解組み立て作業を簡易かつ迅速に行うことができるものである。
なお、本実施の形態は、分離型でないスロットマシンや、前扉3が上下に分割されていないスロットマシンにも応用できる。また、本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。
本発明の実施の形態であって、上扉の分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、下扉の分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、分離型スロットマシンの分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、分離型スロットマシンの本体から前扉3を外した分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、表示ユニットの分解斜視図である。
符号の説明
S 分離型スロットマシン
1 筐体 2 交換ユニット
3 前扉 4 電源ユニット
5 ホッパーユニット 6 機種別部材
7 シリーズ別部材
10 固定装置 11 開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16 側板 17 天板
18 裏板 19 ヒンジ
20 リールユニット(遊技装置) 21 支持体
23 回転リール 24 基板ユニット
25 ヒンジ
30 上扉 31 図柄表示窓
32 表示部 33 飾り部
40 下扉 41 操作部
42 メダル投入口 43 ベットスイッチ
44 スタートスイッチ 45 ストップスイッチ
46 メダル皿 47 メダルセレクター
50 上扉枠 51 基板取り付け部
52 開口部 53 表示基板
54 表示基板 55 ロック機構
56 上扉係合部 57 スピーカユニット取り付け部
58 上パネルユニット取り付け部 59 表示ユニット取り付け部
60 スピーカユニット 61 スピーカ枠
62 スピーカ装置 63 表示ユニット収納部
64 基板取り付け部 65 表示基板
70 上パネルユニット 71 上パネル枠
72 上パネル 73 透光部
74 開口部
80 表示ユニット 81 液晶表示装置
82 表示ユニット枠 83 装置係合部
84 枠体係合部
90 下扉枠 91 凹部
92 段部 93 上面
94 鍵穴 95 メダル排出口
96 下扉係合部 97 ロック機構
98 パネルユニット取り付け部 99 照明装置
100 下パネルユニット 110 下パネル枠
111 フック 112 突起
120 下パネル

Claims (1)

  1. 前面側に開口部を有する筐体と、
    筐体内部に設置される遊技装置及び遊技装置の作動を制御するための制御装置と、
    開閉自在に設けられて前記筐体の開口部を塞ぐ前扉とを少なくとも有する遊技機であって、
    前記前扉は、
    筐体デザインが変更されるまでは全機種共通に使用される枠体と、
    この枠体に着脱自在に取り付けられ、複数機種に共通して使用可能なユニット化されたシリーズ別部材と、
    前記枠体に着脱自在に取り付けられ、遊技機の機種毎に異なるユニット化された機種別部材とを有し、
    前記シリーズ別部材には、スピーカ装置を搭載したスピーカユニット、表示装置を搭載した表示ユニットを含み、
    前記機種別部材には、機種名その他当該遊技機の特徴を表示したパネル部材を含むことを特徴とする遊技機。
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