JP2005151161A - 原稿読取装置 - Google Patents
原稿読取装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005151161A JP2005151161A JP2003385568A JP2003385568A JP2005151161A JP 2005151161 A JP2005151161 A JP 2005151161A JP 2003385568 A JP2003385568 A JP 2003385568A JP 2003385568 A JP2003385568 A JP 2003385568A JP 2005151161 A JP2005151161 A JP 2005151161A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- document
- roller
- reading
- original
- feeding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Registering Or Overturning Sheets (AREA)
- Image Input (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
【課題】 複数の原稿の読取処理に要するトータル時間を短縮することができる原稿読取装置を提供する。
【解決手段】 原稿の搬送経路50に沿って、原稿の斜行を矯正するための分離ローラ18及びレジストローラ19等と、原稿上の画像を読み取るための撮像素子及び密着型イメージセンサ29等とを配設する。先行する原稿の読み取り動作中に、その後続の原稿の斜行矯正動作が行われるように、ピックアップローラ17及び分離ローラ18の回転に伴い、原稿の前端がレジストローラ19に当接する位置まで搬送されたとき、レジストローラ19の回転を一時的に停止させて、原稿の斜行矯正を行うようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 原稿の搬送経路50に沿って、原稿の斜行を矯正するための分離ローラ18及びレジストローラ19等と、原稿上の画像を読み取るための撮像素子及び密着型イメージセンサ29等とを配設する。先行する原稿の読み取り動作中に、その後続の原稿の斜行矯正動作が行われるように、ピックアップローラ17及び分離ローラ18の回転に伴い、原稿の前端がレジストローラ19に当接する位置まで搬送されたとき、レジストローラ19の回転を一時的に停止させて、原稿の斜行矯正を行うようにする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、複写機、ファクシミリ、スキャナーや、それらの複合機等に設けられる原稿読取装置に関するものである。
従来、この種の原稿読取装置としては、例えば特許文献1に開示されるような構成のものが提案されている。すなわち、この従来装置においては、原稿の搬送経路に沿って、原稿の斜行を矯正する矯正部と、原稿上の画像を読み取る読取部とが配設されている。そして、原稿の搬送に伴って、矯正部により原稿の斜行が矯正された後に、読取部により原稿上の画像が読み取られるようになっている。
特開2002−137846号公報
ところが、この従来の原稿読取装置においては、1枚の原稿が搬送されるごとに、原稿の斜行矯正と画像読取との動作が順に行われるようになっている。このため、複数の原稿を連続的に搬送して読み取る場合、先行する原稿の画像読取動作と後続する原稿の斜行矯正動作とを同時に行うことができず、原稿全体の読取処理に要するトータル時間が長くなるという問題があった。
この発明は、前記のような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、先行する原稿の画像読取動作と後続する原稿の斜行矯正動作とを同時に行うことができて、複数の原稿の読取処理に要するトータル時間を短縮することができる原稿読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、原稿の搬送経路に沿って、原稿の斜行を矯正する矯正手段と、その下流側に位置し、原稿上の画像を読み取るための読取手段とを備え、原稿の読み取り動作中に、その原稿に続く後続原稿の斜行矯正動作が行われるように、前記矯正手段及び読取手段の動作を制御する制御手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記矯正手段が、原稿を送るための第1ローラ及びその第1ローラの上流側に設けられた第2ローラと、第1ローラと駆動モータとの間に介在された開閉可能なクラッチとを備え、前記制御手段が、第2ローラの送り込み動作中に前記クラッチの接続を遮断させることにより、第1ローラが停止されて、斜行矯正が行われるように制御することを特徴とするものである。
この発明によれば、複数の原稿を連続的に搬送して読み取る場合、先行する原稿の画像読取動作と後続する原稿の斜行矯正動作とを同時に行うことができて、原稿全体の読取処理時間を短縮することができることができる。
以下、この発明に係る原稿読取装置を複合機に具体化した一実施形態を、図1〜図5に従って説明する。
図2に示すように、原稿読取装置としての複合機10の上部には、原稿給送部11、静止原稿載置部12及び原稿読取機構部13が装設されている。原稿給送部11は、複数の原稿を連続的に搬送して、その表裏両面の画像を読み取る場合に、それらの原稿を搬送するための搬送経路50を構成する。原稿載置部12は、原稿上から静止画像を読み取る場合に、その原稿を載置する。また、複合機10の下部には、図示しない周知の記録紙供給部、記録部及び記録紙排出部がそれぞれ装設されている。
図2に示すように、原稿読取装置としての複合機10の上部には、原稿給送部11、静止原稿載置部12及び原稿読取機構部13が装設されている。原稿給送部11は、複数の原稿を連続的に搬送して、その表裏両面の画像を読み取る場合に、それらの原稿を搬送するための搬送経路50を構成する。原稿載置部12は、原稿上から静止画像を読み取る場合に、その原稿を載置する。また、複合機10の下部には、図示しない周知の記録紙供給部、記録部及び記録紙排出部がそれぞれ装設されている。
図1及び図2に示すように、前記原稿給送部11には、読み取り前の複数の原稿を積層状態で載置するための原稿台14と、読み取り後の原稿を積層状態で載置するための原稿排出台15とが装備されている。そして、この原稿台14の原稿送込口から、原稿排出台15の原稿排出口までの間が、前記複数の原稿を連続的に搬送するための搬送経路50となっている。
前記原稿台14の原稿送込口の近傍には、原稿台14に載置された複数枚の原稿の前端と当接するように、開閉可能なシャッタ16が配設されている。シャッタ16の上流側には、原稿台14上の複数枚の原稿のうちの一番上の原稿に当接して、その原稿を搬送経路50側に送り出すためのピックアップローラ17が配設されている。シャッタ16の下流側には、ピックアップローラ17によりシャッタ16を通過して送り出された原稿を、1枚ずつ分離して搬送経路50内に送り込むための分離ローラ18及び分離パッド18aが配設されている。
図1及び図2に示すように、前記原稿給送部11の分離ローラ18の下流側には、レジストローラ19、第1給送ローラ20、第2給送ローラ21、表面読取用ローラ22、第3給送ローラ23、裏面読取用ローラ24、及び第4給送ローラ25が搬送経路50に沿って原稿の搬送順に配設されている。これらのローラ19〜25のうちで、レジストローラ19、第1給送ローラ20、第2給送ローラ21、第3給送ローラ23及び第4給送ローラ25には、アイドルローラ19a,20a,21a,23a,25aがそれぞれ接触配置されている。
前記ピックアップローラ17から第4給送ローラ25までの各ローラ17〜25は、図3に示す1つの駆動モータとしてのステップモータ26に作動連結されて回転駆動されるようになっている。また、これらのローラ17〜25のうちで、ピックアップローラ17及び分離ローラ18とステップモータ26との間、並びにレジストローラ19とステップモータ26との間には、図3に示す電磁式のクラッチ27,28がそれぞれ介装され、必要に応じて各ローラ17〜19とステップモータ26との作動連結が遮断されるようになっている。さらに、前記裏面読取用ローラ24と対応する位置には、撮像素子を内装した密着型イメージセンサ29が配設されている。
図1に示すように、前記原稿給送部11の原稿台14には、原稿台14上に載置された原稿の幅に基づいて副走査方向のサイズを検知して原稿サイズを検出するための原稿サイズ検知センサDLSが設けられている。ピックアップローラ17とシャッタ16との間には、シャッタ16に当接された原稿の有無を検知する原稿有無検知センサDS1が設けられている。分離ローラ18とレジストローラ19との間において分離ローラ18寄りの位置には、搬送中の原稿の位置を検知する第1原稿位置検知センサDSSが設けられている。
さらに、レジストローラ19の近傍には、レジストローラ19に原稿の前端が当接したことを検知するためのレジストセンサDRSが設けられている。第2給送ローラ21と第3給送ローラ23との間において第3給送ローラ23寄りの位置には、原稿の位置を検知する第2原稿位置検知センサDS2が設けられている。第3給送ローラ23と裏面読取用ローラ24との間には、原稿の位置を検知する第3原稿位置検知センサDS3が設けられている。
図2に示すように、前記原稿載置部12には、上面に原稿を載置するための透明な原稿載置板30と、その原稿載置板30上に開閉回動可能に配設された押え蓋31とが装備されている。そして、前記原稿給送部11の原稿台14及び原稿排出台15は、この原稿載置部12の押え蓋31上に配設されている。
図1及び図2に示すように、前記原稿読取機構部13には、透光板32、光源33、第1ミラー34、第2ミラー35、第3ミラー36、集光レンズ37及び撮像素子(CCD)38が装備されている。透光板32は、原稿給送部11の表面読取用ローラ22に対抗配置されている。光源33は、透光板32上を通過する原稿、または原稿載置板30上に載置された原稿に光を照射する。第1〜第3ミラー34〜36は、原稿からの反射光の光路を変更する。集光レンズ37は、第3ミラー36からの光を撮像素子38上に収束させる。撮像素子38は、集光レンズ37を通して入射した光に基づいて原稿の画像を読み取るとともに、その読み取った原稿の画像信号を出力する。
前記光源33及び第1ミラー34は、副走査方向に移動可能な第1キャリッジ39上に支持されている。また、第2及び第3ミラー35,36は、同じく副走査方向に移動可能な第2キャリッジ40上に支持されている。そして、図示しない周知の移動機構によって、第1キャリッジ39が第2キャリッジ40の2倍の移動速度で移動されるようになっている。
これにより、前記原稿給送部11による複数の原稿の連続搬送時には、第1及び第2キャリッジ39,40が、その移動範囲のほぼ中央に設定された待機位置P1から、透光板32の真下に対向位置する読取位置P2に移動配置される。また、原稿載置部12に載置された原稿上の静止画像の読み取り時には、両キャリッジ39,40が、原稿載置板30の原稿給送部11側の端部の真下に対向位置する位置P3と、原稿載置板30の反対側端部の真下に対向位置する位置P4との間で移動される。
そして、前記のような構成の原稿給送部11及び原稿読取機構部13により原稿自動読取装置(ADF)が構成され、第1及び第2キャリッジ39,40が読取位置P2に配置された状態で、透光板32上を通過する原稿上の画像の読み取りが行われる。また、原稿載置部12及び原稿読取機構部13によりフラットベッドスキャナ(FBS)が構成され、両キャリッジ39,40が位置P3から位置P4まで移動される間で、原稿載置板30上に載置された原稿上の画像の読み取りが行われる。
次に、前記のように構成された複合機10の電気的構成について説明する。
図3に示すように、制御装置41は複合機10全体の動作を制御するための制御手段を構成している。制御装置41には、複合機の動作プログラムや原稿の副走査方向におけるサイズ等の各種データを記憶するための記憶部42が内装されている。また、制御装置41には、前記撮像素子で読み取られた画像データを記憶するための画像メモリ51が内装されている。そして、この制御装置41は、前記各センサDLS,DS1,DSS,DRS,DS2,DS3、及び原稿読取用のスタートボタン43から入力される各種信号に基づいて、前記ステップモータ26、分離ローラクラッチ27、レジストローラクラッチ28、密着型イメージセンサ29及び撮像素子38の動作を制御する。
図3に示すように、制御装置41は複合機10全体の動作を制御するための制御手段を構成している。制御装置41には、複合機の動作プログラムや原稿の副走査方向におけるサイズ等の各種データを記憶するための記憶部42が内装されている。また、制御装置41には、前記撮像素子で読み取られた画像データを記憶するための画像メモリ51が内装されている。そして、この制御装置41は、前記各センサDLS,DS1,DSS,DRS,DS2,DS3、及び原稿読取用のスタートボタン43から入力される各種信号に基づいて、前記ステップモータ26、分離ローラクラッチ27、レジストローラクラッチ28、密着型イメージセンサ29及び撮像素子38の動作を制御する。
なお、この実施形態では、前記原稿給送部11のレジストローラ19、分離ローラ18及びレジストローラクラッチ28等により、原稿の斜行を矯正するための矯正手段としての矯正部が構成されている。この場合、レジストローラ19により斜行矯正用の第1ローラが構成されるとともに、ピックアップローラ17及び分離ローラ18により斜行矯正用の第2ローラが構成されている。また、前記原稿読取機構部13の光源33、第1ミラー34、第2ミラー35、第3ミラー36、集光レンズ37及び撮像素子38等と、原稿給送部11の密着型イメージセンサ29とにより、読取手段としての読取部が構成されている。
そして、前記制御装置41は、原稿給送部11にて原稿を連続的に搬送して、その表裏両面の画像の読取処理を行う際、先行する原稿の読み取り動作中に、その後続の原稿の斜行矯正動作が実行されるように、前記読取部の撮像素子38や密着型イメージセンサ29、及び矯正部のレジストローラクラッチ28等を作動制御する。この場合、制御装置41は、分離ローラ18による原稿の送り込み動作中に、レジストローラクラッチ28の接続を遮断させることにより、レジストローラ19を一時的に停止させて、原稿の斜行状態を矯正するようになっている。
次に、前記のように構成された複合機10の動作を説明する。
さて、この複合機10において、原稿給送部11を使用して複数の原稿を連続的に搬送しながら、その表裏両面の画像の読取処理を行う場合には、制御装置41の制御に基づいて、図4のフローチャートに示す送り込み処理、図5のフローチャートに示す斜行矯正処理が実行される。これらの処理は、制御装置41の制御のもとに記憶部42内のプログラムが実行されることで進行する。
さて、この複合機10において、原稿給送部11を使用して複数の原稿を連続的に搬送しながら、その表裏両面の画像の読取処理を行う場合には、制御装置41の制御に基づいて、図4のフローチャートに示す送り込み処理、図5のフローチャートに示す斜行矯正処理が実行される。これらの処理は、制御装置41の制御のもとに記憶部42内のプログラムが実行されることで進行する。
この場合、送り込み処理とは、原稿台14上に載置された原稿を一枚ずつ搬送経路50に送り込む制御処理のことをいう。また、斜行矯正処理とは、搬送経路50に送り込まれ原稿の搬送を一時的に停止させて待機させるとともに、斜行状態を矯正する制御処理のことをいう。さらに、読取処理とは、原稿を図1に示す表面読取位置FP及び裏面読取位置BPへ順に搬送して、撮像素子38及び密着型イメージセンサ29により、原稿の表裏両面の画像を読み取る制御処理のことをいう。
まず、図4の送り込み処理について説明する。
さて、ステップ(以下、Sと略記する)100において、スタートボタン43が押されると、原稿有無検知センサDS1からの検知信号に基づいて、原稿台14上に原稿が載置されているか否かが判別される(S101)。原稿が存在しているときには、原稿サイズ検知センサDLSからの検知信号により、原稿の副走査方向のサイズが判別され、そのサイズが記憶部42に保存される(S102)。
さて、ステップ(以下、Sと略記する)100において、スタートボタン43が押されると、原稿有無検知センサDS1からの検知信号に基づいて、原稿台14上に原稿が載置されているか否かが判別される(S101)。原稿が存在しているときには、原稿サイズ検知センサDLSからの検知信号により、原稿の副走査方向のサイズが判別され、そのサイズが記憶部42に保存される(S102)。
その後、ステップモータ26が起動されるとともに、レジストローラクラッチ28が遮断状態から接続状態に切り換えられる(S103)。続いて、分離ローラクラッチ27が遮断状態から接続状態に切り換えられる(S104)。これにより、ステップモータ26の回転がピックアップローラ17、分離ローラ18及びレジストローラ19等に伝達され、それらのローラ17〜19の回転に伴い、原稿台14上から最初の1枚の原稿が搬送経路50に送り込まれる。
続いて、第1原稿位置検知センサDSSからの検知信号により、原稿の前端が分離ローラ18よりもレジストローラ19側の所定の第1搬送位置まで送り込まれたか否かが判別される(S105)。そして、原稿が第1搬送位置まで送り込まれると、ステップモータ26の駆動ステップ数に基づいて、第1搬送位置からの原稿の搬送量の計測が開始される(S106)。さらに、この分離ローラ18による原稿の送り込み動作中に、レジストローラ19との間において、後述の図5のフローチャートに示す原稿の斜行矯正処理が実行される(S107)。
次に、前記第1搬送位置からの原稿の搬送量が、記憶部42に記憶された原稿のサイズに対応する搬送量、すなわち、原稿の後端が分離ローラ18から外れる位置まで搬送される搬送量に達したか否かが判断される(S108)。原稿の搬送量が所定量に達したときには、分離ローラクラッチ27が遮断状態に切り換えられて、ピックアップローラ17及び分離ローラ18が停止される(S109)。これにより、後続の原稿の送り込みが一時的に停止され、この状態で先行の原稿がレジストローラ19によって搬送され続ける。
その後、第1原稿位置検知センサDSSからの検知信号により、原稿の後端が第1搬送位置まで搬送されたか否かが判別される(S110)。原稿の後端が所定位置まで搬送されると、原稿有無検知センサDS1からの検知信号に基づいて、原稿台14上に後続する原稿が存在するか否かが判別される(S111)。原稿台14上に後続の原稿があるときには、前記S104に戻って、S104〜S111の処理が繰り返し実行される。これにより、原稿台14上に複数の原稿が載置されている場合には、各原稿が先行の原稿の後端と後続する原稿の前端との間に所定の間隔をおいた状態で、搬送経路50に順に送りまれる。これに対して、前記S111の判別において、原稿台14上に原稿がない場合には、この送り込み処理が終了する。
次に、図5に示す原稿の斜行矯正処理について説明する。
さて、前記原稿の送り込み処理において、分離ローラ18による原稿の動作中に、まずレジストセンサDRSからの検知信号により、原稿の前端がレジストローラ19に当接する第2搬送位置まで送り込まれたか否かが判別される(S200)。原稿の前端が第2搬送位置に達すると、レジストローラクラッチ28が接続状態から遮断状態に切り換えられて、レジストローラ19が停止されるとともに、ステップモータ26の駆動ステップ数に基づいて、原稿の前端側を停止させた状態における後端側の搬送量の計測が開始される(S201)。
さて、前記原稿の送り込み処理において、分離ローラ18による原稿の動作中に、まずレジストセンサDRSからの検知信号により、原稿の前端がレジストローラ19に当接する第2搬送位置まで送り込まれたか否かが判別される(S200)。原稿の前端が第2搬送位置に達すると、レジストローラクラッチ28が接続状態から遮断状態に切り換えられて、レジストローラ19が停止されるとともに、ステップモータ26の駆動ステップ数に基づいて、原稿の前端側を停止させた状態における後端側の搬送量の計測が開始される(S201)。
これにより、レジストローラ19による原稿の前端側の搬送が一時的に停止され、分離ローラ18による原稿の後端側の搬送のみが継続される。このため、原稿が待機状態になり、その原稿の前端縁がレジストローラ19に押し付けられて、原稿の斜行状態が矯正される。この場合、待機状態の原稿よりも先行する原稿がある場合には、その先行原稿に対する読取処理が、待機中の原稿の斜行矯正処理と同時に実行されている。
続いて、分離ローラ18による原稿の後端側の搬送量が、記憶部42に記憶された原稿の斜行矯正に必要な所定の搬送量に達したか否かが判別される(S202)。原稿の搬送量が所定値に達すると、分離ローラクラッチ27が接続状態から遮断状態に切り換えられ、ピックアップローラ17及び分離ローラ18の回転が停止される(S203)。これにより、原稿の後端側の搬送動作が停止されて、その原稿の斜行矯正動作が終了する。
その後、斜行矯正動作を終了した待機状態の原稿が、原稿台14上の複数の原稿のうちの最初の原稿であるか否かが判別される(S204)。最初の原稿である場合には、分離ローラクラッチ27及びレジストローラクラッチ28が共に遮断状態から接続状態に切り換えられる(S205)。これにより、ピックアップローラ17、分離ローラ18及びレジストローラ19が回転されて、待機状態の原稿の搬送が再開される。
一方、前記S204の判別において、待機状態の原稿が最初の原稿でない場合には、読取処理において、先行する原稿の後端が表面読取位置FPに達したか否かの判別結果に基づいて、先行原稿の表面の画像読み取りが終了したか否かが判別される(S206)。そして、先行原稿の画像読み取りが終了したときには、前記S205に戻って、両クラッチ27,28が切り換えられ、ローラ17〜19が回転されて、待機状態の原稿の搬送が再開される。
これにより、後続原稿の読み取り体勢が整ったと判断されたとき、すなわち、先行原稿と後続原稿とが搬送経路50内で所定の前後間隔となったときに、搬送経路50の途中に待機させている後続原稿の搬送が再開される。ここで、先行原稿と後続原稿との前後間隔は、後続原稿の表面の画像読み取りを開始するまでに、先行原稿の表面の画像読み取りデータを画像メモリ51に記憶することができる間隔に設定されている。
前記のように、この実施形態の複合機10においては、原稿給送部11により複数の原稿を搬送経路50内に1枚ずつ連続的に搬送しながら、それらの原稿の表裏両面の画像を読み取る場合、先行する原稿の画像読取動作と後続する原稿の斜行矯正動作とが同時に行われる。従って、1枚の原稿が搬送されるごとに、原稿の斜行矯正動作と画像読取動作とが順に行われるようにした場合に比較して、複数の原稿の読取処理に要するトータル時間を短縮することができる。
また、この実施形態では、原稿給送部11に従来から装備されているピックアップローラ17、分離ローラ18及びレジストローラ19の回転を制御することにより、原稿の斜行状態が矯正されるようになっている。このため、斜行を矯正するための特別の構成を装備する必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
10…原稿読取装置としての複合機、11…原稿給送部、17……矯正手段を構成する斜行矯正用の第2ローラとしてのピックアップローラ、18…矯正手段を構成する斜行矯正用の第2ローラとしての分離ローラ、19…矯正手段を構成する斜行矯正用の第1ローラとしてのレジストローラ、26…駆動モータとしてのステップモータ、28…矯正手段を構成するレジストローラクラッチ、29…読取手段を構成する密着型イメージセンサ、33…読取手段を構成する光源、38…読取手段を構成する撮像素子、41…制御手段としての制御装置、50…搬送経路、DRS…レジストセンサ、P3…位置、P4…位置。
Claims (2)
- 原稿の搬送経路に沿って、原稿の斜行を矯正する矯正手段と、
その矯正手段の下流側に位置し、原稿上の画像を読み取るための読取手段とを備え、
原稿の読み取り動作中に、その原稿に続く後続原稿の斜行矯正動作が行われるように、前記矯正手段及び読取手段の動作を制御する制御手段を設けたことを特徴とする原稿読取装置。 - 前記矯正手段が、原稿を送るための第1ローラ及びその第1ローラの上流側に設けられた第2ローラと、
第1ローラと駆動モータとの間に介在された開閉可能なクラッチとを備え、
前記制御手段が、第2ローラの送り込み動作中に前記クラッチの接続を遮断させることにより、第1ローラが停止されて、斜行矯正が行われるように制御することを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003385568A JP2005151161A (ja) | 2003-11-14 | 2003-11-14 | 原稿読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003385568A JP2005151161A (ja) | 2003-11-14 | 2003-11-14 | 原稿読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005151161A true JP2005151161A (ja) | 2005-06-09 |
Family
ID=34693586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003385568A Pending JP2005151161A (ja) | 2003-11-14 | 2003-11-14 | 原稿読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005151161A (ja) |
-
2003
- 2003-11-14 JP JP2003385568A patent/JP2005151161A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7533882B2 (en) | Automatic document feeder | |
JP6397238B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 | |
US9975715B2 (en) | Document sheet conveyance device and image forming apparatus including the same | |
JP2008079234A (ja) | 画像読み取り装置及びその制御方法 | |
JP2015126433A (ja) | 画像読取装置、及び原稿搬送装置 | |
JP2010245619A (ja) | 原稿読取装置 | |
JP4380473B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP2005167727A (ja) | 原稿読取装置 | |
JP2003315934A (ja) | 画像読取装置 | |
JP4329504B2 (ja) | 原稿読取装置 | |
JP2005151161A (ja) | 原稿読取装置 | |
JP2005167724A (ja) | 原稿読取装置 | |
JP2021022847A (ja) | 原稿読取装置 | |
JP2009040577A (ja) | 用紙搬送装置と用紙搬送方法 | |
JP2000349980A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2005136732A (ja) | 原稿読取装置 | |
JP4915386B2 (ja) | 原稿読取装置 | |
JP2005162420A (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP2018061095A (ja) | シート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置、及びシート搬送方法 | |
JP2006261847A (ja) | 原稿読取装置 | |
JP2005150946A (ja) | 原稿読取装置 | |
JP2007060565A (ja) | 画像読み取り装置、プログラム及び記録媒体 | |
JP2006229896A (ja) | 画像読取装置 | |
JP6365929B2 (ja) | 画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP2004244125A (ja) | 検品装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090105 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090127 |