JP2005149797A - 電解質・電極接合体 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解質・電極接合体における発電性能を向上させる。
【解決手段】電解質16は、結晶がc軸に沿って配向したLa9.33Si626の単結晶からなり、且つ該c軸は、電解質16の厚み方向である。この電解質16においては、酸化物イオンがその厚み方向に沿って優先的に移動する。すなわち、酸化物イオン伝導が異方性を示す。そして、電解質16と、アノード側電極12及びカソード側電極14との間には、酸化物イオン伝導が等方性を示し、且つ電解質16に比して酸化物イオン伝導度が小さいYDCからなる等方性伝導層20a、20bが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、酸化物イオン伝導に優れ、燃料電池に好適に使用される電解質・電極接合体に関する。
環境保護への関心の高まりから、低公害電気供給源である燃料電池が着目されている。そして、近年では、燃料電池の電解質として、酸化物イオン(O2-)伝導体を採用する試みがなされつつある。この場合、酸化物イオン伝導体が固体であるので燃料電池を全て固体材料から構成することができ、このために簡素な構造とすることができるからである。しかも、液漏れすることがないので、メンテナンス作業の頻度を著しく低減することができるからである。
酸化物イオン伝導体としては、例えば、Y23が8モル%程度ドープされた安定化ZrO2(YSZ)や、Sm23が10モル%程度ドープされたCeO2(SDC)等の蛍石型酸化物、La0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.23や、BaTh0.9Gd0.13等のペロブスカイト型酸化物が挙げられる。
ところで、これらの酸化物において酸化物イオンを速やかに移動させ、高い酸化物イオン伝導度を得るためには、1000℃程度の高温が必要である。このため、燃料電池を高温で運転することが必要となる。
そこで、500〜800℃程度の中温度領域で燃料電池を良好に動作させるべく、特許文献1、2に開示された希土類とSiとの複合酸化物(アパタイト型酸化物)から電解質を構成することが想起される。このアパタイト型酸化物は、前記の温度領域で良好な酸化物イオン伝導度を示すからである。
そして、特許文献1、2の知見に基づき、燃料電池を一層良好に動作させるべく、アパタイト型酸化物の酸化物イオン伝導度をさらに向上させる試みがなされている。すなわち、例えば、特許文献3には、アパタイト型酸化物を単結晶とすることで酸化物イオン伝導に異方性を持たせ、特定面又は方向の酸化物イオン伝導度を高くすることが開示されている。一方、特許文献4には、アパタイト型酸化物のSiサイトをGeに置換することが提案されている。
特開平8−208333号公報 特開平11−71169号公報 特開平11−130595号公報 特開2002−252005号公報
しかしながら、特に、酸化物イオン伝導に異方性を持たせたものを電解質とした場合、この電解質の各端面にアノード側電極とカソード側電極とを設けて電解質・電極接合体を作製しても、該電解質・電極接合体全体の酸化物イオン伝導性はさほど向上しない。換言すれば、この電解質・電極接合体を用いて燃料電池を構成しても、該燃料電池の発電性能を著しく向上させることは容易ではない。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、酸化物イオン伝導が異方性を有する酸化物イオン伝導体を電解質としながらも優れた酸化物イオン伝導性を示し、このために燃料電池の発電性能を著しく向上させることが可能な電解質・電極接合体を提供することを目的とする。
本発明者は、前記の目的を達成するために鋭意検討する過程で、燃料電池用の電極が、供給されたガスをその内部に容易に拡散させるべく、多孔質体として設けられることに着目した。
本発明者らは、この点に基づき、以下のように推察した。すなわち、多孔質体である電極には微細な気孔が存在するので、該電極の表面には微細な凹凸が存在する。このため、電極は、凸部でのみ電解質と接触するので、電解質と電極との接触は局所的なものとなる。従って、酸化物イオンの生成、及び電解質から電極、又はその逆の酸化物イオンの移動は、電解質と電極とが局所的に接触した箇所においてのみ起こる。その一方で、電解質と電極とが接触していない箇所では、酸化物イオン伝導が生じるための経路が形成されないので、酸化物イオン伝導が阻害される。この伝導阻害は、電解質が酸化物イオン伝導に異方性を示す物質からなる場合、電解質が等方性の酸化物イオン伝導を示す物質からなる場合に比して大きくなる。このため、電解質が酸化物イオンに異方性を示す物質からなる場合、燃料電池の実際の発電性能が、電解質の酸化物イオン伝導度から予測される発電性能に比して低くなる。
本発明者らは、上記した推察に基づいて鋭意検討を行い、酸化物イオン伝導に等方性を示す伝導層を電解質と電極との間に設けることにより、電解質と電極との間における酸化物イオンの授受が円滑になると考えた。
従来、電解質と電極とが互いに反応することを回避するために、これら電解質と電極との間に中間層を設けることが行われている。中間層の材質としては、電解質に比して伝導度が大きいものが使用される。例えば、電解質の材質がYSZであり、電極の材質をLa−Sr−Co−Fe−O系ペロブスカイト型酸化物であるLSCFとし、Crを含有するインターコネクトを使用する場合、Crが電解質に拡散することを抑制する目的で、電解質のYSZに比して伝導度が大きいSmをドープしたCeO2(SDC)からなる中間層が設けられる。
電解質に比して伝導度が大きい物質で中間層を設ける理由は、酸化物イオンの伝導が等方性を示す電解質の場合、中間層を形成することによって上記したような成分の拡散を抑制することはできるものの、伝導性を向上させる効果が全く認められないからである。すなわち、中間層の伝導度が電解質に比して小さい場合、中間層での酸化物イオンの移動が律速となり、結局、電解質・電極接合体としての伝導度が小さくなるからである。このため、従来技術においては、電解質に比して伝導度が小さい物質で中間層を設けることは行われていない。
本発明者らは、この点に鑑みてさらなる鋭意検討を重ね、本発明をするに至った。
本発明は、アノード側電極とカソード側電極との間に電解質が配設される電解質・電極接合体において、
前記電解質と、前記アノード側電極又は前記カソード側電極の少なくともいずれか一方との間に、前記電解質に比して伝導度が小さい層が設けられていることを特徴とする。
このように、本発明においては、電解質に比して伝導度が小さい物質から層を設けることができる。このため、材質の選択肢が増加し、電解質・電極接合体を様々な材料で構成することができる。
しかも、この場合、酸化物イオンの伝導が異方性を示す電解質を、伝導が等方性を示す層を介して電極と接合することができる。これにより、電解質における電極と直接接触していない領域からも効率よく、酸化物イオンを電極に、又はその逆に伝導させることが可能となる。これにより両電極に発生する過電圧を著しく低減させることができ、その結果、電解質・電極接合体としての発電性能が向上する。換言すれば、電解質に比して伝導度が小さい物質からなる層を設けることにより、電解質・電極接合体としての発電性能を向上させることができる。
電解質の好適な例としては、単結晶で存在するとき、その結晶内に酸化物イオンが移動する面又は方向を有することによって酸化物イオン伝導が異方性を示す物質を挙げることができる。
なお、本発明において、「酸化物イオン伝導が等方性を示す物質」とは、いずれの方向においても酸化物イオン伝導度が略同等である物質のことを指称し、一方、「酸化物イオン伝導が異方性を示す物質」とは、方向によって酸化物イオン伝導度が異なる物質のことを指称する。
このような物質の好適な例としては、3価の元素Aと、4価の元素Bとを含有し、組成式がAx612+1.5x(ただし、8≦x≦10)で表され、その結晶が六方晶系に属し、且つ前記結晶がc軸に指向して配向したアパタイト型酸化物の単結晶又は多結晶体が挙げられる。
元素Aは、Laであることが好ましい。この場合、500〜800℃の温度域でも優れた酸化物イオン伝導性を示す電解質・電極接合体を構成することができる。
さらに、元素Bは、Si又はGeであることが好ましい。これにより、電解質が一層優れた酸化物イオン伝導度を示し、結局、電解質・電極接合体の発電性能を一層向上させることができる。
一方、前記層としては、酸化物イオン伝導が等方性を示す物質であることが好ましい。これにより、例えば、カソード側電極からの酸化物イオンを、酸化物イオン伝導が等方性を示す層を介して、電解質中の酸化物イオンが伝導する伝導経路へ移動させることができる。このため、カソード側電極から電解質へ移動できる酸化物イオンの数が多くなるとともに過電圧が小さくなるので、一層優れた発電性能を示す電解質・電極接合体を構成することができる。
層の材質の好適な例としては、蛍石型酸化物又はペロブスカイト型酸化物のいずれかを挙げることができる。
さらに、この層は、酸化物イオン伝導性と電子伝導性の双方を示す混合伝導体からなるものであることが好ましい。このような物質を使用した場合、カソード側電極での酸素の電離反応と、アノード側電極での水の生成反応とが促進される。すなわち、電極反応が促進されるので、発電性能が優れる電解質・電極接合体とすることができる。
そして、電解質は、単結晶であるか、又は、酸化物イオンが移動する面もしくは方向に配向された多結晶であり、アノード側電極及びカソード側電極は、電解質の酸化物イオン伝導度が大きい面又は方向に合わせて配設されていることが好ましい。この場合、電解質と電極とによって形成される界面に対して、電解質における酸化物イオン伝導度が大きい面又は方向が略垂直に交わるように配設することが好ましい。これにより、発電性能を一層向上させることができるからである。
本発明によれば、電極と電解質との間に設ける等方性伝導層の材質として、電解質に比して伝導度が小さい物質を選定することができる。このため、材料の選択肢が増えるので、様々な材料から電解質・電極接合体を構成することができる。特に、c軸方向に沿って優れた酸化物イオン伝導を示すアパタイト型酸化物等、500〜800℃における酸化物イオン伝導が著しく優れた物質を電解質の材質として使用することができ、これにより、優れた発電性能を示す電解質・電極接合体が得られる。
しかも、等方性伝導層を設けることによって、酸化物イオンの電極から電解質、又はその逆の移動が容易となるとともに、電解質と電極との界面抵抗が小さくなることに基づいて過電圧が小さくなる。このため、発電性能に優れた電解質・電極接合体を構成することができるという効果が達成される。
以下、本発明に係る電解質・電極接合体につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係る電解質・電極接合体を有する燃料電池の発電セルの概略縦断面図を図1に示す。この発電セル10においては、ともにPtからなるアノード側電極12とカソード側電極14との間に電解質16が介装されており、これらが互いに接合されることにより電解質・電極接合体18が構成されている。
さらに、電解質・電極接合体18は、図2に一部を拡大して示すように、電解質16とアノード側電極12との間、及び電解質16とカソード側電極14との間にそれぞれ設けられた等方性伝導層20a、20bを有する。
この場合、電解質16は、3価元素であるLaと4価元素であるSiとを含有するLa9.33Si626の単結晶からなる。この物質は、結晶が六方晶系に属するとともに、c軸に指向して配向したアパタイト型構造である。
このような電解質16の結晶内では、酸化物イオンは、c軸方向に沿って移動する。このため、酸化物イオン伝導度は、c軸に沿う方向で大きくなり、a軸やb軸に沿う方向では小さくなる。すなわち、酸化物イオン伝導に異方性が生じる。
そして、図2に矢印Cとして示すように、本実施の形態においては、c軸方向が電解質16の厚み方向とされている。すなわち、アノード側電極12及びカソード側電極14は、電解質16において酸化物イオン伝導度が最も高くなる方向に対して垂直に配設されており、従って、酸化物イオンは、カソード側電極14からアノード側電極12へ速やかに移動することができる。
ここで、等方性伝導層20a、20bを設けた電解質・電極接合体18を模式的に図3に示す。この場合、等方性伝導層20a、20bは、Y23が5モル%程度ドープされたCeO2(YDC)からなる。等方性伝導層20a、20bの厚みは、電解質16の厚みに応じて適宜設定すればよい。例えば、電解質16の厚みが極めて小さい場合には、等方性伝導層20a、20bの厚みを電解質16の厚みと同程度としてもよい。又は、電解質16の厚みを大きくする場合には、等方性伝導層20a、20bの厚みを電解質16の厚みの1/1000程度としてもよい。
なお、等方性伝導層20a、20bの気孔率は小さくすることが好ましい。気孔率が過度に大きい場合、等方性イオン伝導による効果が消失したり、又は酸化物イオン伝導度が低下したりするからである。具体的には、20体積%以下であることが好ましく、10体積%以下であることがより好ましい。この構成は、カソード側電極14についても同様である。
YDCの酸化物イオン伝導は等方性であり、従って、等方性伝導層20aにおいては、厚み方向(図1〜図3におけるC方向)及び縦方向(図1〜図3におけるX方向)の双方で酸化物イオン伝導度が略同等である。
また、YDCの酸化物イオン伝導度は、電解質16を構成するLa9.33Si626における酸化物イオン伝導度に比して小さい。すなわち、等方性伝導層20a、20bにおける酸化物イオン伝導度は、電解質16の厚み方向に比して小さい。
例えば、YSZからなる電解質と電極との間に、SmをドープしたCeO2(SDC)等の中間層を介在させることは従来から採用されているが、この従来技術は、単結晶であっても酸化物イオン伝導が等方性である物質であるYSZと、電極の構成材料とが互いに反応することを防止するものである。そして、電池の発電性能を低下させないために、中間層の材質として、YSZに比して伝導性が優れるSDCを採用するものである。
このように、本実施の形態は、酸化物イオン伝導度が電解質16に比して小さい物質からなる等方性伝導層20a、20bが、電解質16と両電極12、14との間に設けられているという点と、電解質16を構成するアパタイト型酸化物が、単結晶として存在する場合には酸化物イオン伝導に異方性を示す物質であるという点で、従来技術と相違する。すなわち、本実施の形態によれば、酸化物イオン伝導度が電解質16に比して小さい物質であっても等方性伝導層20a、20bの材質とすることができ、このために等方性伝導層20a、20bの構成材料の選択肢が増加するという利点がある。
そして、後述するように、この等方性伝導層20a、20bを設けることにより、カソード側電極14からアノード側電極12への酸化物イオン伝導性を著しく向上させることができる。
なお、YDCは、酸化物イオン伝導と電子伝導の双方が生じる混同伝導体である。このような混合伝導体は、上記したようにカソード側電極14からアノード側電極12への速やかな酸化物イオン伝導に寄与する他、カソード側電極14における酸素の電離反応と、アノード側電極12における酸化物イオンと水素との結合に伴う水と電子との生成反応を促進する。すなわち、電極反応が促進され、燃料電池の発電性能を一層向上させる。
このように構成された電解質・電極接合体18は、1対のセパレータ22a、22bの間に介装される。また、該セパレータ22a、22bの外側には集電用電極24a、24bがそれぞれ配置され、さらに該集電用電極24a、24bの外側にはエンドプレート26a、26bがそれぞれ配置される(図1参照)。これらエンドプレート26a、26b同士が図示しないボルトで互いに連結されて電解質・電極接合体18、セパレータ22a、22b及び集電用電極24a、24bがエンドプレート26a、26bで挟持され、これにより発電セル10が構成されている。なお、セパレータ22a、22bには、燃料ガス又は酸素含有ガスをアノード側電極12又はカソード側電極14に供給するためのガス流路28a、28bがそれぞれ形成されている。
本実施の形態に係る電解質・電極接合体18は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
上記したように構成された発電セル10を運転するに際しては、該発電セル10を500〜800℃程度まで昇温する。その後、セパレータ22bに設けられたガス流路28bに酸素を含有する酸素含有ガスを流通させ、その一方で、セパレータ22aに設けられたガス流路28aに水素を含有する燃料ガスを流通させる。
酸素含有ガス中の酸素は、Ptからなるカソード側電極14において電子と結合し、酸化物イオン(O2-)を生成する。生成した酸化物イオンは、カソード側電極14から電解質16側へ移動する。
ここで、等方性伝導層20a、20bが存在しないことを除いては電解質・電極接合体18と同様に構成された電解質・電極接合体におけるカソード側電極14と電解質16との接合部分を拡大して図4に示す。図3及び図4において、幅が大きい大矢印は酸化物イオンが伝導可能な経路を表し、一方、幅が小さい小矢印は酸化物イオンが伝導できない経路を表す。なお、この場合、電解質16は、凸部の頂部を介してカソード側電極14と接合している。
電解質16が酸化物イオン伝導に異方性を示す物質からなるため、該電解質16中には、酸化物イオンが特定の方向に伝導する伝導経路が形成される。この伝導経路の両端に、アノード側電極12やカソード側電極14を構成するPt粒子が接する場合は、図4に大矢印で示すように酸化物イオンの伝導が起こる。これに対し、伝導経路の端部にPt粒子が存在しない場合、図4に小矢印で示すように、カソード側電極14から電解質16を介するアノード側電極12へのイオン伝導ができなくなる。すなわち、伝導経路が限られてしまうため、イオン伝導性が小さくなる。
そこで、本実施の形態においては、伝導経路の端部にPt粒子が存在しない場合であっても酸化物イオン伝導を生じさせるべく、等方性伝導層20a、20bを設けるようにしている。
具体的には、本実施の形態においては、図2及び図3に示すように、酸化物イオン伝導が等方性を示す等方性伝導層20a、20bが設けられている。このため、酸化物イオンは、先ず、カソード側電極14から等方性伝導層20bに移動し、該等方性伝導層20bの内部をランダムに移動して、電解質16が該等方性伝導層20bと接触する部位に向かうことができる。その結果、等方性伝導層20b中を直進移動した酸化物イオンのみならず、斜行移動した酸化物イオンが電解質16に入り込む。すなわち、電解質16に入り込む酸化物イオンの個数が著しく増加する。
以上のように、カソード側電極14から電解質16へ移動できる酸化物イオンの個数が多くなり、その結果、酸化物イオン伝導性が向上する。このことはアノード側電極12においても同様であり、このため、電解質・電極接合体18が優れた発電性能を示す。
しかも、この場合、電解質16と両電極12、14との間の界面抵抗が小さくなるので、過電圧が小さくなる。以上のような理由から、優れた発電性能を示す発電セル10(燃料電池)を得ることができる。
そして、アノード側電極12に移動した酸化物イオンと、該アノード側電極12に供給された燃料ガス中の水素とが結合し、その結果、水及び電子が放出される。放出された電子は、集電用電極24a、24bに電気的に接続された外部回路に取り出され、該外部回路を付勢するための直流の電気エネルギとして利用された後、カソード側電極14へと至り、該カソード側電極14に供給された酸素と結合する。
上記したように、等方性伝導層20a、20bが混合伝導体であるYDCからなるので、カソード側電極14における電離反応と、アノード側電極12における水生成反応とが促進される。このため、発電セル10は、一層優れた発電性能を示す。
このような自立膜型の電解質・電極接合体18は、以下のようにして作製することができる。先ず、La9.33Si626の単結晶を、結晶成長方向をc軸方向に配向させて成長させることによって得る。このように配向させるには、例えば、特許文献3に記載された方法を採用すればよい。
次に、得られた単結晶のc軸方向に対して垂直に交わる両端面にペースト状YDCを塗付する。塗付方法としては、スクリーン印刷法等の公知方法を採用することができる。そして、塗付したペーストを焼き付けることにより、YDCからなる等方性伝導層20a、20bが形成される。
次に、この露呈した各他端面に対してペースト状Ptを塗付する。塗付方法としては、上記と同様、スクリーン印刷法等を採用すればよい。このペーストを焼き付けることにより、Ptからなるアノード側電極12及びカソード側電極14が構成される。すなわち、c軸方向を厚み方向とするLa9.33Si626の単結晶からなる電解質16を有し、且つPtからなるアノード側電極12及びカソード側電極14との間に等方性伝導層20a、20bが設けられた電解質・電極接合体18(図1参照)が得られるに至る。
電解質16を構成するLa9.33Si626は、単結晶に特に限定されるものではなく、各粉末の結晶をc軸方向に配向させた焼結体であってもよい。このような焼結体は、例えば、La9.33Si626の粉末を溶媒に添加してスラリーとした後、10T(テスラ)程度の強磁場の存在下で該スラリーを固化させた成形体とし、さらに、該成形体を焼結することによって得ることができる。
さらに、電解質16は、La9.33Si626からなるものに特に限定されるものではなく、酸化物イオン伝導が異方性を示す物質であれば、その他のアパタイト型酸化物であってもよいし、層状化合物でもある一連のBIMEVOX化合物であってもよい。
同様に、等方性伝導層20a、20bは、YDCからなるものに特に限定されるものではなく、酸化物イオン伝導が等方性を示す物質であれば、その他の蛍石型酸化物であってもよいし、ペロブスカイト型酸化物であってもよい。
この電解質・電極接合体18から発電セル10を構成するには、さらに、アノード側電極12及びカソード側電極14の各一端面にセパレータ22a、22b、集電用電極24a、24b及びエンドプレート26a、26bを配置すればよい。
また、電解質・電極接合体18を支持膜型として構成する場合、以下のようにすればよい。すなわち、先ず、Ptを含有する粉末(例えば、Pt−YSZ、Pt−SDC、Pt−アパタイト化合物等)をプレス成形して成形体とする。
次に、この成形体の一端面にペースト状のYDCをスクリーン印刷等によって塗布する。さらに、このペースト状YDC上に、ペースト状のアパタイト型酸化物(例えば、La9.33Si626)をスクリーン印刷等によって積層する。
次に、ペースト状アパタイト型酸化物が乾燥する前に成形体全体を10T程度の強磁場中に静置する。これにより、アパタイト型電解質がc軸方向に沿って配向する。
次に、ペースト状YDC及びペースト状アパタイト型酸化物に対し、成形体とともに焼成処理を施す。これにより、YDCからなる等方性伝導層20aと、アパタイト型酸化物からなる電解質16とが一端面に積層されたPt焼結体(アノード側電極12)が得られる。
このようにして得られた電解質16上に、上記と同様にしてペースト状YDCをスクリーン印刷等によって塗布し、さらに、ペースト状YDC上にPtペーストをスクリーン印刷等によって塗布する。
次に、ペースト状YDC及びPtペーストに対し、アノード側電極12、等方性伝導層20a及び電解質16とともに焼成処理を施す。これにより、YDCからなる等方性伝導層20bと、Ptからなるカソード側電極14が形成され、アノード側電極12上に等方性伝導層20a、電解質16、等方性伝導層20b、カソード側電極14が設けられた電解質・電極接合体18が得られるに至る。勿論、先に作製した電極をカソード側電極14としてもよい。
この工程では、同時に焼成する層を適宜選択することができる。すなわち、例えば、Ptを含有する粉末とペースト状YDCの積層体を同時に焼結してアノード側電極12と等方性伝導層20aの積層体を得た後、該積層体に電解質16とするペースト状アパタイト型酸化物を積層するようにしてもよい。又は、全ての層を積層した後に全ての層の焼結処理を一度に行って電解質・電極接合体18を形成するようにしてもよい。
なお、上記した実施の形態においては、アノード側電極12側とカソード側電極14側の双方に等方性伝導層20a、20bを設けるようにしているが、アノード側電極12側に等方性伝導層20aのみを設けるようにしてもよいし、カソード側電極14側に等方性伝導層20bのみを設けるようにしてもよい。少なくともカソード側電極14側に等方性伝導層20bを設けることが好ましい。
また、電極の材質は、自立膜型や支持膜型のいずれにおいてもPtに特に限定されるものではなく、NiやCu等の触媒として機能する金属を単独又は複合したものを電極材料として用いることができる。又は、例えば、カソード側電極の材質としてLa0.8Sr0.2MnO3(LSM)を採用し、アノード側電極の材質としてNi−YSZのようなセラミックス材料を採用するようにしてもよい。
c軸方向に結晶を配向させたLa9.33Si626の単結晶を作製し、直径30mm、厚み1mmのペレット形状に加工した。なお、c軸方向を厚み方向とした。
このペレットの両端面に、スクリーン印刷法によってYDCのペーストを塗付した後、120℃で1時間乾燥した。さらに、1450℃で4時間保持することにより、YDCをペレットに焼き付けてYDCからなる等方性伝導層20a、20bを形成した。この等方性伝導層20a、20bは、直径28mm、厚み8μmであった。
次に、等方性伝導層20a、20b上に、スクリーン印刷法によってPtのペーストを塗付した。120℃で1時間乾燥した後、1000℃で1時間保持することによってPtをYDCに焼き付け、Ptからなるアノード側電極12及びカソード側電極14を形成した。すなわち、電解質・電極接合体18を得た。これを実施例1とする。
比較例1
比較のため、等方性伝導層20a、20bを設けなかったことを除いては実施例1と同様にして電解質・電極接合体を作製した。これを比較例1とする。
比較例2
また、酸化物イオン伝導が等方性を示すYSZを電解質としたことを除いては実施例1と同様にして、電解質・電極接合体を作製した。これを比較例2とする。
比較例3・4
さらに、La9.33Si626の単結晶又はYSZを電解質とし、カソード側電極がLSM、アノード側電極がNi−YSZからなり、且つ等方性伝導層を具備しない電解質・電極接合体を実施例1に準拠して作製した。これらをそれぞれ比較例3、4とする。
以上の実施例1及び比較例1〜4の各電解質・電極接合体に対し、800℃において、カソード側電極に空気を150cc/分、アノード側電極に水素を50cc/分流通させることによって発電させ、電流密度と出力密度との関係を調べた。結果を図5及び図6に示す。実施例1と比較例1、2との対比(図5参照)から、等方性伝導層を設けること、及び酸化物イオン伝導が異方性を示す物質を電解質として使用することによって、出力密度が著しく向上することが明らかである。
なお、図6は、比較例3、4の電解質・電極接合体における電流密度と出力密度の関係を示すグラフであるが、図5に比して横軸及び縦軸のスケールが著しく小さい。すなわち、比較例1、2に比して出力密度が一層小さくなることが認められた。
また、実施例1及び比較例1〜4の電解質・電極接合体の800℃における電流密度とセル電圧との関係を調べた。結果を図7及び図8に示す。図7における実施例1の曲線と比較例1、2の曲線とを対比すれば、等方性伝導層を設けること、及び酸化物イオン伝導が異方性を示す物質を電解質として使用することによって、電流密度が大きくなってもセル電圧がより高く保持されること、換言すれば、界面抵抗が小さく、このために過電圧が比較的小さいことが諒解される。
また、この場合、図8に示すように、比較例3、4の電解質・電極接合体においては、比較例1、2に比してセル電圧が一層小さくなることが認められた。
次に、上記実施例1及び比較例1の各電解質・電極接合体のコール−コールプロットを作成した。このプロットされた点同士を繋げると、円弧状の曲線が得られる。この曲線の両端を外挿させて横軸と2点で交差させた該2点間の差が、電極界面抵抗に相当する。すなわち、2点間の距離が小さいほど電極界面抵抗が小さく、電極界面に発生する過電圧が小さい物質であることを意味する。
実施例1及び比較例1のプロット結果を併せて図9及び図10に示す。これら図9及び図10から、実施例1の曲線が比較例1の曲線に比して電極界面抵抗が著しく小さいこと、換言すれば、実施例1の電解質・電極接合体18は、発電性能に著しく優れる物質であることが明らかである。このように、等方性伝導層20a、20bを設けることにより、優れた発電性能を示す電解質・電極接合体が得られる。
本発明に係る電解質・電極接合体は、例えば、燃料電池の発電セルを構成する際に好適に使用することができる。
本実施の形態に係る電解質・電極接合体を有する燃料電池の発電セルの概略縦断面図である。 図1の要部拡大説明図である。 図2の要部拡大説明図である。 等方性伝導層を備えない電解質・電極接合体の要部拡大説明図である。 実施例1と比較例1、2の電解質・電極接合体における電流密度と出力密度との関係を示すグラフである。 比較例3、4の電解質・電極接合体における電流密度と出力密度との関係を示すグラフである。 実施例1と比較例1、2の電解質・電極接合体における電流密度とセル電圧との関係を示すグラフである。 比較例3、4の電解質・電極接合体における電流密度とセル電圧との関係を示すグラフである。 実施例1と比較例1の電解質・電極接合体におけるコール−コールプロットである。 図9のコール−コールプロットの要部を拡大したプロット図である。
符号の説明
10…発電セル 12…アノード側電極
14…カソード側電極 16…電解質
18…電解質・電極接合体 20a、20b…等方性伝導層
22a、22b…セパレータ 24a、24b…集電用電極
28a、28b…ガス流路

Claims (9)

  1. アノード側電極とカソード側電極との間に電解質が配設される電解質・電極接合体において、
    前記電解質と、前記アノード側電極又は前記カソード側電極の少なくともいずれか一方との間に、前記電解質に比して伝導度が小さい層が設けられていることを特徴とする電解質・電極接合体。
  2. 請求項1記載の接合体において、前記電解質は、単結晶で存在するとき、その結晶内に酸化物イオンが移動する面又は方向を有することによって酸化物イオン伝導が異方性を示す物質からなることを特徴とする電解質・電極接合体。
  3. 請求項2記載の接合体において、前記電解質は、3価の元素Aと、4価の元素Bとを含有し、組成式がAx612+1.5x(ただし、8≦x≦10)で表され、その結晶が六方晶系に属し、且つ前記結晶がc軸に指向して配向したアパタイト型酸化物であることを特徴とする電解質・電極接合体。
  4. 請求項3記載の接合体において、前記元素AがLaであることを特徴とする電解質・電極接合体。
  5. 請求項3又は4記載の接合体において、前記元素BがSi又はGeであることを特徴とする電解質・電極接合体。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の接合体において、前記層は、酸化物イオン伝導が等方性を示す物質であることを特徴とする電解質・電極接合体。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項に記載の接合体において、前記層は、蛍石型酸化物、ペロブスカイト型酸化物のいずれかからなることを特徴とする電解質・電極接合体。
  8. 請求項2〜7のいずれか1項に記載の接合体において、前記層は、酸化物イオン伝導性と電子伝導性の双方を示す混合伝導体からなることを特徴とする電解質・電極接合体。
  9. 請求項2〜8のいずれか1項に記載の接合体において、前記電解質は、単結晶であるか、又は、酸化物イオンが移動する面もしくは方向に配向された多結晶であり、前記アノード側電極及び前記カソード側電極は、前記電解質の酸化物イオン伝導が大きい面又は方向に合わせて配設されていることを特徴とする電解質・電極接合体。

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