JP5127437B2 - 電解質・電極接合体及びその製造方法 - Google Patents

電解質・電極接合体及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、アノード側電極及びカソード側電極の双方で電解質を挟むようにして構成される電解質・電極接合体及びその製造方法に関する。
燃料電池や酸素センサ、酸素負荷膜装置等は、酸化物イオンを伝導可能な電解質の各端面にアノード側電極及びカソード側電極が形成された電解質・電極接合体を有する。このように構成された電解質・電極接合体において、カソード側電極で酸素が電離することに伴って生成した酸化物イオンは、電解質を経由してアノード側電極に移動する。
上記した酸化物イオンの移動は、比較的高温域で一層活発となる。従って、前記電解質・電極接合体を具備する燃料電池等を運転するためには、そのような温度まで昇温する必要がある。このため、電力が必要なときに即座に燃料電池から電力を取り出すことができない。
そこで、近年、比較的低温であっても優れた酸化物イオン伝導度を示す物質を電解質として採用することが提案されている。具体的には、スカンジウム安定化ジルコニア(ScSZ)、サマリウム固溶セリア(SDC)等の蛍石型酸化物や、ランタンガレート(LaSrGaMgO)をはじめとするペロブスカイト型酸化物等である。また、本出願人は、アパタイト型複合酸化物からなる酸化物イオン伝導体を提案している(例えば、特許文献1参照)。
本出願人の鋭意検討によれば、アパタイト型複合酸化物を電解質とした電解質・電極接合体では、電極と電解質との間の界面抵抗が比較的大きいという問題がある。そこで、本出願人は、さらに、特許文献2において、電解質と電極との間に等方伝導性を示す物質からなる中間層を介装することを提案している。
特開2002−252005号公報 特開2005−149795号公報
特許文献2に記載された電解質・電極接合体を具備する燃料電池は、従前の燃料電池に比して十分な発電特性を示すものの、比較的高抵抗である中間層の厚みが1μm以上と大きいために電解質・電極接合体の内部抵抗が無視できない程度となり、このため、燃料電池としての発電特性を一層向上させることは容易ではない。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、内部抵抗が小さく、且つ電極において反応ガスが拡散することが容易であり、このために燃料電池の発電特性を向上させ得る電解質・電極接合体及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らの鋭意検討によれば、酸化物イオンの伝導は、アノード側電極に含まれる金属粒子の粒径に大きく依存する。すなわち、通常、アノード側電極はペーストを塗布した後に焼成処理を施すことによって形成されるが、この場合、ペースト中に含まれる粒子が比較的大きく成長する。
この場合、粒子同士の間に空隙が発生する現象が認められる。本発明者らは、この空隙が多く存在するようになると、アノード側電極と中間層との接触面積が小さくなるとともに両者間の接触間隔も広がることから、中間層としての効果が発揮され難くなり、その結果、酸化物イオンがアノード側電極に移動することが困難となると推察した。
本発明者らは、以上の知見に基づいてさらなる鋭意検討を行い、金属粒子の粒径を所定の値以下とした場合に発電性能が大きく向上することを見出し、本発明をするに至った。
すなわち、本発明は、アノード側電極とカソード側電極との間に電解質が介装された電解質・電極接合体であって、
前記電解質が、酸化物イオンが移動する面もしくは方向を有する単結晶であるか、又は、酸化物イオンが移動する面もしくは方向に配向された多結晶からなり、且つ前記面又は前記方向が厚み方向に沿うように形成されたアパタイト型酸化物であり、
前記アノード側電極は、少なくとも、電子を伝導可能な金属粒子を含み、
前記金属粒子の粒径が50nm未満であることを特徴とする。
焼結によって形成されたアノード側電極では、金属粒子の粒径は1μmを超えるのが通例である。これに対し、本発明においては、アノード側電極に含まれる金属粒子の粒径は50nm未満であり、例えば、10nm以下である。金属粒子の粒径をこのように微小にすることによりアノード側電極が密に充填されることになる。これに伴い、アノード側電極と電解質(中間層が存在する場合には中間層)との接触面積が大きくなり、且つ両者の接触間隔も小さくなる。このため、酸化物イオンがアノード側電極に効率よく受領される。すなわち、酸化物イオン導電性に優れた電解質・電極接合体を構成することができる。
なお、アノード側電極は、前記金属粒子の他、酸化物イオンを伝導可能な酸化物セラミックス粒子を含有するものであってもよい。この場合、酸化物セラミックス粒子の割合は75vol%未満とする。すなわち、本発明においては、金属粒子:酸化物セラミックス粒子=100:0〜25超:75未満である。
この場合、金属粒子は、電解質とアノード側電極との界面からアノード側電極の露呈した一端面にわたって、換言すれば、アノード側電極の厚み方向全体に互いに連続的に接触している。これにより、アノード側電極における酸化物イオンと反応ガスとが効率よく反応を起こす。
アノード側電極の厚みは、1μm以下であることが好ましい。これにより、該アノード側電極において反応ガスが拡散することが容易となる。従って、電極反応が効率よく進行する。
ここで、金属粒子の好適な例としては、Ni、Co、Pd、Ag、Pt、Agを挙げることができる。これらの中からいずれか1種を選定するようにしてもよいし、2種以上を選定するようにしてもよい。
一方、酸化物セラミックス粒子の好適な例としては、ペロブスカイト型化合物、蛍石型化合物又はアパタイト型化合物のいずれか1種以上を挙げることができる。
いずれの場合においても、カソード側電極と電解質の間、又はアノード側電極と電解質との間の少なくともいずれか一方に、厚みが1μm未満であって等方的な伝導性を示す中間層を介装するようにしてもよい。この中間層の存在により、電解質のc軸方向に沿って伝導した酸化物イオンが、カソード側電極から電解質へ、及び/又は電解質からアノード側電極へ向かって等方的に移動することができるようになる。その結果、電解質とアノード側電極との間、又は電解質とカソード側電極の間で授受される酸化物イオンの個数が増加するので、界面抵抗が低減する。しかも、中間層の厚みが小さいので、該中間層のIR損が小さくなる。以上のような理由から、電解質・電極接合体の内部抵抗が一層低減する。
また、本発明は、アノード側電極とカソード側電極との間に電解質が介装された電解質・電極接合体の製造方法であって、
前記電解質として、酸化物イオンが移動する面もしくは方向を有する単結晶であるか、又は、酸化物イオンが移動する面もしくは方向に配向された多結晶からなり、且つ前記面又は前記方向が厚み方向に沿うように形成されたアパタイト型酸化物を選定する工程と、
前記電解質の一端面にカソード電極を形成する工程と、
金属ターゲットをスパッタすることで金属粒子を前記電解質の他端面に堆積させることによって、前記金属粒子の粒径が50nm未満であるアノード側電極を形成する工程と、
を有することを特徴とする。
すなわち、本発明においては、スパッタリングを行うことによって金属粒子の粒径が極めて小さいアノード側電極を形成するようにしている。このため、酸化物イオン伝導性に優れた電解質・電極接合体を構成することができる。
勿論、上記したように、アノード側電極を金属粒子と酸化物セラミックス粒子との複合体として形成するようにしてもよい。この場合、金属ターゲットをスパッタする際に酸化物イオン伝導体である酸化物セラミックスターゲットを同時にスパッタすればよい。勿論、この際のスパッタリング条件は、酸化物セラミックス粒子が75vol%未満となるように設定される。
中間層を形成する場合、カソード側電極又はアノード側電極と電解質との間の少なくともいずれか一方に厚みが1μm未満の中間層を設ける工程を付加すればよい。
本発明によれば、アノード側電極に含まれる金属粒子の粒径を所定値以下とするようにしている。これによりアノード側電極が密となるため、該アノード側電極と電解質ないしは中間層との接触面積が大きくなるとともに、両者の接触間隔が小さくなる。その結果、電解質ないしは中間層を経由した酸化物イオンがアノード側電極に効率よく受領されるようになり、電解質ないし中間層と電極との間の抵抗が減少し、酸化物イオン伝導性が向上する。しかも、この場合、中間層を設けることで酸化物イオン伝導性を一層向上させることができる一方、中間層の厚みを小さくすることができるので該中間層によるIR損を小さくすることができる。その上、アノード側電極の厚みも小さくすることができるので、該アノード側電極に供給された反応ガスが容易に拡散する。
以上のような理由から、優れた酸化物イオン伝導性を示す電解質・電極接合体を構成することができる。
以下、本発明に係る電解質・電極接合体及びその製造方法につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る電解質・電極接合体(以下、MEAとも表記する)10の全体概略縦断面図である。このMEA10は、電解質12の各端面にアノード側電極14及びカソード側電極16がそれぞれ形成されることによって構成されている。なお、アノード側電極14と電解質12との間、及びカソード側電極16と電解質12との間には、それぞれ、中間層18、20が介装されている。
この場合、電解質12は、アパタイト型複合酸化物からなる単結晶である。この単結晶は、例えば、チョクラルスキー法等の公知の単結晶製造方法によって作成することができる。
ここで、アパタイト型複合酸化物として、その組成がLaXSi61.5X+12(ただし、8≦X≦10。以下同じ)で表されるランタンとシリコンとの複合酸化物を例示し、その単位格子の構造につき説明する。
LaXSi61.5X+12の単位格子の構造を、視点をc軸方向として図2に示す。この単位格子21は、6個のSiO4四面体22と、2aサイトを占有するO2-24と、4fサイト又は6hサイトをそれぞれ占有するLa3+26a、26bとを含むアパタイト型構造である。なお、SiO4四面体22におけるSi4+及びO2-は図示していない。
この単位格子21は、六方晶系に属する。すなわち、図2において、単位格子21のa軸方向の辺ABとc軸方向の辺BFとが互いに交わる角度α、b軸方向の辺BCと辺BFとが互いに交わる角度β、辺ABと辺BCとが交わる角度γは、それぞれ、90°、90°、120゜である。そして、辺ABと辺BCとは互いに長さが等しく、且つこれら辺AB、BCの長さは辺BFと異なる。
このようなアパタイト型構造であるLaXSi61.5X+12が酸化物イオン導電体となる理由は、2aサイトを占有するO2-24がSiO4四面体22又はLa3+26aとの結合に関与していないためであると考えられる。O2-24に作用する力は強力ではなく、従って、O2-24は2aサイトに束縛されることなくc軸方向に沿って比較的自由に移動することができるからである。
すなわち、電解質12を構成する各結晶内では、酸化物イオンは、c軸方向に沿って移動する。このため、酸化物イオン伝導度は、c軸に沿う方向で大きくなり、a軸やb軸に沿う方向では小さくなる。換言すれば、酸化物イオン伝導に異方性が生じる。
本実施の形態においては、図1に矢印Cとして示すように、c軸方向が電解質12の厚み方向とされている。すなわち、アノード側電極14及びカソード側電極16は、電解質12において酸化物イオン伝導度が最も高くなる方向に対して垂直に配設されており、従って、酸化物イオンは、カソード側電極16からアノード側電極14へ速やかに移動することができる。
このように構成された電解質12の厚みは、50〜800μmの間に設定される。50μm未満ではアノード側電極14及びカソード側電極16を設ける際に強度が十分でなくなる。このため、電解質12が破損し易くなるので、MEA10を作製することが容易ではない。また、800μmを超えると、酸化物イオンが移動し難くなるとともにIR損が増加する。従って、MEA10としては、発電特性が十分でないものとなる。なお、電解質12の厚みは100μm以上であることが好ましい。
さらに、電解質12は、500℃における伝導度が0.01S/cm、300℃における伝導度が0.001S/cmを示すものであることが好ましい。なお、700℃における伝導度が0.1S/cmを示すものであることがより好ましく、0.3S/cmを示すものであることが一層好ましい。勿論、以上の伝導度は、c軸方向、すなわち、電解質12の厚み方向(図1中の矢印C)でのものである。
電解質12が、比較的低温における伝導度がこのように大きいものであると、例えば、MEA10を組み込んだ燃料電池は、比較的低温であっても、発電特性に優れたものとなる。従って、該燃料電池を運転温度まで上昇させる時間が著しく短縮される。
アノード側電極14は、この場合、金属であるPtと、酸化物セラミックスであるSm固溶CeO2(SDC)との複合材(以下、Pt−SDCとも表記する)からなる。勿論、アノード側電極14を走査型電子顕微鏡(SEM)等で観察した場合、Pt粒子及びSDC粒子が互いに結合した様子が確認される。
この中のPtは、いうまでもなく電子を伝導することが可能であり、一方、SDCは酸化物イオン伝導体である。すなわち、アノード側電極14は、電子伝導体と酸化物イオン伝導体とを含有し、このために電子伝導性と酸化物イオン伝導性とを同時に示す混合伝導体である。
Pt粒子は、その粒径が10nm以下である。そして、隣接するPt粒子同士は互いに接触し、これにより三次元的な網目構造(ネットワーク)を構成している。勿論、このネットワークは、アノード側電極14における中間層18との界面から露呈した一端面に至るまで連続している。従って、電子は、Pt粒子に沿ってアノード側電極14を移動可能である。
このような微細なPt粒子を含むアノード側電極14は、後述するように、スパッタリングによって作製することができる。そして、Pt粒子が極めて微細であるため、アノード側電極14が酸化物イオンを受領することが容易となる。
一方、SDC粒子は、Pt粒子同士の間隙を充填するように存在する。このSDC粒子により、アノード側電極14内を酸化物イオンが拡散する。このSDC粒子の粒径も、10nm以下である。
なお、PtとSDCの割合は、SDCが75vol%未満となるように設定される。SDCが75vol%を超えると、アノード側電極14の電子伝導度が十分でなくなる。
このアノード側電極14の厚みは、1μm以下に設定される。この値は、一般的なアノード側電極の厚みが数十〜数百μmであるのに比して、著しく小さい。 アノード側電極14の厚みをこのように設定することにより、例えば、該アノード側電極14において、反応ガス(燃料ガス)が拡散することが困難となることを回避することができる。
一方、カソード側電極16は、アノード側電極14と同様の材質で構成されたものであってもよいが、LaXSr1-XCoYFe1-YOα、BaXSr1-XCoYFe1-YOα、SmXSr1-XCoOα(以上において、0≦X≦1、0≦Y≦1)等の酸化物セラミックスから構成されたものが一層好適である。又は、これらの酸化物セラミックスと上記したような金属とのサーメットからなるものであってもよい。
中間層18、20は、好適には蛍石型酸化物からなり、その具体例としては、SDC、Y23固溶CeO2(YDC)、Gd23固溶CeO2(GDC)、La23固溶CeO2(LDC)が挙げられる。これらの酸化物は、酸化物イオン伝導について等方性を示す。従って、中間層18、20においては、厚み方向(図1におけるC方向)及び横方向(図1におけるX方向)の双方で酸化物イオン伝導度が略同等である。また、中間層18、20における酸化物イオン伝導度は、電解質12の厚み方向に比して小さい。
後述するように、これら中間層18、20が存在することにより、カソード側電極16から電解質12へ移動する酸化物イオンの個数、及び電解質12からアノード側電極14へ移動する酸化物イオンの個数を増加させることができ、結局、酸化物イオン伝導性を向上させることができる。
なお、SDC、YDC、GDC、LDC等は、酸化物イオン伝導と電子伝導の双方が生じる混合伝導体である。このような混合伝導体は、上記したようにカソード側電極16からアノード側電極14への速やかな酸化物イオン伝導に寄与する他、カソード側電極16における酸素の電離反応と、アノード側電極14における酸化物イオンと水素との結合に伴う水と電子との生成反応を促進する。すなわち、電極反応が促進され、燃料電池の発電性能を一層向上させる。
中間層18、20の厚みは、1μm未満、好ましくは50〜500nm、より好ましくは50〜200nmの範囲内に設定される。中間層18、20の厚みが1μm以上であると、中間層18、20の内部抵抗が無視できない程度となる。換言すれば、中間層18、20は電解質12に比して抵抗率が大きいものの、厚みをこのように極めて小さくすることによって抵抗を小さくすることができ、結局、MEA10におけるIR損を小さくすることができる。
MEA10全体の厚みは、強度が確保される程度であればよく、具体的には、最大で1mmで十分である。1mmを超える厚みであると、MEA10としては体積が大きいものとなり、体積当たりのエネルギ効率が低下することになる。
MEA10の厚みは小さいほど好ましいが、上記したように、電解質12の厚みが50μmであるために、これを下回ることはない。なお、MEA10としての十分な強度を確保するためには、MEA10の厚みを100μm以上とすることが好ましく、200μm以上とすることがより好ましい。また、強度を確保する一方で高い酸化物イオン伝導性を得るべく、MEA10の厚みを200〜600μmとすることが最も好ましい。
燃料電池の単位セルを構成する場合、図3に示すように、上記のように構成されたMEA10が1対のセパレータ30a、30bの間に介装される。また、該セパレータ30a、30bの外側には集電用電極32a、32bがそれぞれ配置され、さらに該集電用電極32a、32bの外側にはエンドプレート34a、34bがそれぞれ配置される。これらエンドプレート34a、34b同士が図示しないボルトで互いに連結されてMEA10、セパレータ30a、30b及び集電用電極32a、32bがエンドプレート34a、34bで挟持され、これにより単位セル36が構成されている。なお、セパレータ30a、30bには、燃料ガス又は酸素含有ガスをアノード側電極14又はカソード側電極16に供給するためのガス流路38a、38bがそれぞれ形成されている。
この単位セル36は、300〜700℃程度の低温〜中温度域、好ましくは500℃に昇温された後に運転される。すなわち、セパレータ30bに設けられたガス流路38bに酸素を含有する酸素含有ガスを流通させ、その一方で、セパレータ30aに設けられたガス流路38aに水素を含有する燃料ガスを流通させる。
酸素含有ガス中の酸素は、カソード側電極16において電子と結合し、酸化物イオン(O2-)を生成する。生成した酸化物イオンは、カソード側電極16から電解質12側へ移動する。
ここで、中間層18、20を設けたMEA10を模式的に図4に示す。この図4に示すように、酸化物イオンは、カソード側電極16から中間層20に移動し、該中間層20の内部をランダムに移動して、電解質12が該中間層20と接触する部位に向かう。上記したように、中間層20は、SDCやYDC、GDC、LDC等、酸化物イオン伝導が等方性を示す物質からなるからである。このため、中間層20中を直進移動した酸化物イオンのみならず、斜行移動した酸化物イオンが電解質12に入り込む。すなわち、電解質12に入り込む酸化物イオンの個数が著しく増加する。
酸化物イオンは、次に、電解質12内をアノード側電極14側に向かって移動する。ここで、電解質12は、その厚み方向(矢印C方向)、すなわち、酸化物イオンが最も容易に移動し得る方向がアノード側電極14に向かっている。このため、酸化物イオンの速やかな移動が起こる。
このように、酸化物イオン伝導に異方性を示す物質(例えば、アパタイト型複合酸化物)を電解質12として用い、且つ酸化物イオンが伝導する面又は方向を厚み方向とすることによって、酸化物イオン伝導度を大きくすることができる。この電解質12では、比較的低温であっても酸化物イオンが移動し易いので、単位セル36は、比較的低温で十分な発電特性を示す。
酸化物イオンは、さらに、電解質12から中間層18を経てアノード側電極14に移動する。この際にも、中間層18がSDCやYDC、GDC、LDC等の酸化物イオン伝導が等方性を示す物質からなるので、酸化物イオンは、中間層18の内部をランダムに移動して、中間層18がアノード側電極14、すなわち、Pt粒子ないしはSDC粒子が接触する部位に向かう。勿論、中間層18中を直進移動した酸化物イオン及び斜行移動した酸化物イオンの双方がアノード側電極14に受領されるので、該アノード側電極14に移動する酸化物イオンの個数が著しく増加する。
以上のように、カソード側電極16と電解質12の間、電解質12とアノード側電極14との間に中間層20、18が介装されることにより、カソード側電極16から電解質12、該電解質12からアノード側電極14へ移動できる各酸化物イオンの個数が多くなり、その結果、酸化物イオン伝導性が向上する。また、この場合、電解質12とカソード側電極16との間の界面抵抗が小さくなるので、過電圧が小さくなる。
しかも、この場合、Pt粒子及びSDC粒子の双方とも、粒径が10nm以下と極めて小さい。このため、アノード側電極14内では、粒子同士が緻密に充填されている。従って、図4に示される中間層18に対して接触するPt粒子及びSDC粒子の個数は、図5に示されるように粒子が著しく粗大でありこのために比較的疎なアノード側電極に比して多くなる。
すなわち、本実施の形態においては、Pt粒子及びSDC粒子の粒径が双方とも10nm以下であるので、アノード側電極14と中間層18との実質的な接触面積が大きくなる。このため、中間層18を経由した酸化物イオンがアノード側電極14に受領され易くなり、結局、MEA10としては、酸化物イオン伝導性に優れたものとなる。その上、アノード側電極14の厚みが1μm以下と極めて小さいので、該アノード側電極14における反応ガスの拡散の容易さを維持することもできる。
以上のような理由から、優れた発電性能を示す単位セル36(燃料電池)を得ることができる。
酸化物イオンは、最終的にアノード側電極14に到達し、該アノード側電極14に供給された燃料ガス中の水素と結合する。その結果、水及び電子が放出される。放出された電子は、集電用電極32a、32bに電気的に接続された外部回路に取り出され、該外部回路を付勢するための直流の電気エネルギとして利用された後、カソード側電極16へと至り、該カソード側電極16に供給された酸素と結合する。
以上の反応機構において、中間層18、20が混合伝導体であるSDC、YDC、GDC、LDC等からなるので、カソード側電極16における電離反応と、アノード側電極14における水生成反応とが促進される。このため、単位セル36は、一層優れた発電性能を示す。
MEA10は、以下のようにして作製することができる。先ず、電解質12となるLaXSi61.5X+12等のアパタイト型酸化物の単結晶を、結晶成長方向をc軸方向に配向させて成長させることによって得る。このように配向させるには、例えば、特開平11−130595号公報に記載された方法を採用すればよい。
次に、得られた単結晶のc軸方向に対して垂直に交わる両端面にペースト状のSDC、YDC、GDC又はLDC等を塗付する。塗付方法としては、スクリーン印刷法等の公知方法を採用することができる。その後、塗付したペーストを焼き付けることにより、中間層18、20が形成される。
次に、中間層20に対してペースト状のペロブスカイト型化合物(例えば、LaSrGaMgO、LaSrMnO、SmSrCoO等)、蛍石型化合物(例えば、YDC、SDC、GDC、LDC等)、又はアパタイト型化合物(例えば、LaXSi61.5X+12、LaXGe61.5X+12等)をスクリーン印刷法等によって塗付する。このペーストを焼き付ければ、カソード側電極16が形成される。
次に、中間層18に対し、Pt粒子及びSDC粒子からなる複合材を堆積させる。具体的には、Ptターゲット及びSDCターゲットを用いたスパッタリングを行う。勿論、これらPtターゲット及びSDCターゲットに対するスパッタリングは同時に行う。
各ターゲットから発生した活性体は、中間層18に粒子として付着する。中間層18の粒径は、スパッタリングを行う際の温度によって制御することが可能である。すなわち、スパッタリングの際の温度を700℃未満とすることにより、上記したような微細な粒子を得ることができる。
このように、スパッタリングを採用する本実施の形態によれば、Pt粒子ないしSDC粒子が粒成長することが抑制される。このため、アノード側電極14においては、Pt粒子及びSDC粒子が密に充填した状態となる(図4参照)。従って、Pt粒子及びSDC粒子が大きく成長した場合(図5参照)に比して、中間層18に対するアノード側電極14の接触面積が大きくなる。
なお、SDCの割合を75vol%未満とするためには、例えば、スパッタリングを行う際、SDCターゲットに対する電圧をPtターゲットに比して小さくすればよい。
以上のようにして、Pt−SDCからなるアノード側電極14、c軸方向を厚み方向とするLaXSi61.5X+12等の単結晶からなる電解質12、ペロブスカイト型化合物(例えば、LaSrGaMgO、LaSrMnO、SmSrCoO等)、蛍石型化合物(例えば、YDC、SDC、GDC、LDC等)、又はアパタイト型化合物(例えば、LaXSi61.5X+12、LaXGe61.5X+12等)からなるカソード側電極16を有し、アノード側電極14と電解質12との間、電解質12とカソード側電極16との間にSDC、YDC、GDC又はLDC等からなる中間層18、20が介装されたMEA10(図1参照)が得られるに至る。
このMEA10から単位セル36を構成するには、さらに、アノード側電極14及びカソード側電極16の各一端面にセパレータ30a、30b、集電用電極32a、32b及びエンドプレート34a、34bを配置すればよい。
なお、上記した実施の形態においては、アノード側電極14の材質をPt−SDCとしているが、Ptに代替してNi、Pt/Co、Ni/Co、Pt/d等、周期律表の8族に属する金属元素の1種以上を採用するようにしてもよい。また、アノード側電極14は、上記したような金属のみからなるものであってもよい。勿論、このような場合においても、金属粒子の粒径は50nm未満、好ましくは10nm以下に設定される。
また、この実施の形態では、電解質12を基板とする電解質支持型の電解質・電極接合体を例示して説明しているが、アノード側電極が上記した範囲に設定されていれば、アノード側電極又はカソード側電極、又はその他の基板を支持基板とする支持膜型電解質・電極接合体であってもよい。この場合、電解質12の厚みを50μm以下に設定することが可能となる。電解質・電極接合体の発電性能と強度との関係から、電解質12の厚みは50nm〜10μmの範囲にすることが好ましい。
また、電解質12は、LaXSi61.5X+12からなるものに特に限定されるものではなく、酸化物イオン伝導が異方性を示す物質であれば、その他のアパタイト型酸化物(例えば、LaXGe61.5X+12等)であってもよいし、層状化合物でもある一連のBIMEVOX化合物であってもよい。
さらに、電解質12は、単結晶からなるものに特に限定されるものではなく、各粉末の結晶をc軸方向に配向させた焼結体からなるものであってもよい。このような焼結体は、例えば、アパタイト化合物の粉末を溶媒に添加してスラリーとした後、10T(テスラ)程度の強磁場の存在下で該スラリーを固化させた成形体とし、さらに、該成形体を焼結することによって得ることができる。
同様に、中間層18、20は、SDC、YDC、GDC又はLDCからなるものに特に限定されるものではなく、酸化物イオン伝導が等方性を示す物質であれば、その他の蛍石型酸化物であってもよいし、ペロブスカイト型酸化物であってもよい。
さらにまた、上記した実施の形態では、アノード側電極14と電解質12との間、カソード側電極16と電解質12との間の双方に中間層18、20を介装するようにしているが、カソード側電極16と電解質12との間の中間層20のみを設けるようにしてもよいし、アノード側電極14と電解質12との間の中間層18のみを設けるようにしてもよい。
c軸方向に配向したLa9.33Si626(アパタイト化合物)の単結晶を、チョクラルスキー法によって作製した。この単結晶に対して鏡面研磨加工を施し、c軸方向に沿う方向(厚み方向)の寸法が300μm、直径が17mmのディスク形状体とした。次に、スパッタリングを行うことによって、厚み100nmのSDC(Sm0.8Ce0.22)層をディスク形状体の両端面に形成し、その後、大気中にて1200℃で2時間保持することで熱処理を施した。
次に、一方のSDC層の端面にLa0.5Sr0.5 0.8Fe0.2のペーストを直径が8mmとなるようにスクリーン印刷によって塗布した後、大気中にて1100℃で1時間保持することで熱処理を施し、La0.5Sr0.5Co0.8Fe0.2層を形成した。
次に、Ptターゲット及びSDC(Sm0.8Ce0.22)ターゲットに対して同時にスパッタリングを行うことにより、厚み200nmのPt−SDC層を残余のSDC層の端面に形成した。さらに、500℃で2時間保持することによって熱処理を施した。このPt−SDC層にはSDCが25〜50vol%含まれ、また、Pt粒子、SDC粒子の双方とも、粒径が50nm未満であった。
以上により、La9.33Si626を電解質、Pt−SDC層をアノード側電極、La0.5Sr0.5Co0.8Fe0.23層をカソード側電極とし、且つ電解質とアノード側電極との間、電解質とカソード側電極との間にSDC層からなる中間層がそれぞれ介装されたMEAを得た。これを実施例1とする。
また、中間層の材質、厚み、アノード側電極の材質、厚み等を図6に示すように変更したことを除いては実施例1に準拠してMEAを作製した。各々を実施例2〜11とする。
さらに、アノード側電極と同様にスパッタリングによって形成されたカソード側電極を具備するMEAを作製した。これを実施例12とする。
比較のため、スパッタリングによってPt粒径が50nmを超えるアノード側電極を設けたこと以外は上記と同様にして、図6に示すアノード側電極及び中間層を具備するMEAを作製した。これらを比較例1、2とする。
さらに、焼結によって厚み10μmのアノード側電極を設けたこと以外は上記と同様にして、図6に示すアノード側電極及び中間層を具備するMEAを作製した。各々を比較例3〜8とする。
以上の実施例1〜12及び比較例1〜8の各MEAを用いて燃料電池の単位セルを構成し、アノード側電極にH2を流量15cc/分で供給するとともに、カソード側電極に圧縮エアを流量100cc/分で供給して発電させた。500℃及び300℃における最高出力を図6に併せて示す。
500℃での最高出力同士、300℃での最高出力同士をそれぞれ対比し、実施例1〜12の単位セルの方が比較例1〜5の単位セルに比して発電性能が格段に優れていることが明らかである。この理由は、アノード側電極を構成するPt粒子の粒径が50nm未満と小さく、このために中間層に対するPt粒子の接触面積が大きいので、中間層を経由した酸化物イオンを受領し易いためであると推察される。
本実施の形態に係る電解質・電極接合体の全体概略縦断面図である。 LaXSi61.5X+12の単位格子のc軸方向からの構造図である。 図1の自立膜型電解質・電極接合体を具備する燃料電池の単位セルの概略縦断面図である。 図1の電解質・電極接合体を模式的に示した模式構造説明図である。 粗大な金属粒子を含むアノード側電極を具備する電解質・電極接合体を模式的に示した模式構造説明図である。 実施例1〜12及び比較例1〜8の各単位セルにおけるアノード側電極、中間層の厚みや材質と、出力電圧とを示す図表である。
符号の説明
10…電解質・電極接合体(MEA) 12…電解質
14…アノード側電極 16…カソード側電極
18、20…中間層 21…単位格子
30a、30b…セパレータ 36…単位セル
38a、38b…ガス流路

Claims (6)

  1. アノード側電極とカソード側電極との間に電解質が介装された電解質・電極接合体であって、
    前記電解質が、酸化物イオンが移動する面もしくは方向を有する単結晶であるか、又は、酸化物イオンが移動する面もしくは方向に配向された多結晶からなり、且つ前記面又は前記方向が厚み方向に沿うように形成されたアパタイト型酸化物であり、
    前記カソード側電極と前記電解質の間、又は前記アノード側電極と前記電解質との間の少なくともいずれか一方に、厚みが1μm未満の中間層が設けられ、
    前記アノード側電極は、酸化物イオンを伝導可能な酸化物セラミックス粒子と、電子を伝導可能な金属粒子を含むとともに厚みが1μm以下に設定され、
    前記酸化物セラミックス粒子が75vol%未満に設定されるとともに、その粒径が10nm以下であり、
    前記金属粒子は、その粒径が50nm未満であり、且つ前記電解質と前記アノード側電極との界面から前記アノード側電極の露呈した一端面にわたって互いに連続的に接触していることを特徴とする電解質・電極接合体。
  2. 請求項1記載の電解質・電極接合体において、前記金属粒子がNi、Co、Pd、Ag、Pt、Agのいずれか1種以上の粒子であることを特徴とする電解質・電極接合体。
  3. 請求項1又は2記載の電解質・電極接合体において、前記酸化物セラミックス粒子がペロブスカイト型化合物、蛍石型化合物又はアパタイト型化合物のいずれか1種以上の粒子であることを特徴とする電解質・電極接合体。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電解質・電極接合体において、前記金属粒子の粒径が10nm以下であることを特徴とする電解質・電極接合体。
  5. アノード側電極とカソード側電極との間に電解質が介装された電解質・電極接合体の製造方法であって、
    前記電解質として、酸化物イオンが移動する面もしくは方向を有する単結晶であるか、又は、酸化物イオンが移動する面もしくは方向に配向された多結晶からなり、且つ前記面又は前記方向が厚み方向に沿うように形成されたアパタイト型酸化物を選定する工程と、
    前記電解質の少なくとも一端面に、厚みが1μm未満の中間層を形成する工程と、
    前記電解質の他端面、又は前記中間層に、カソード電極を形成する工程と、
    金属ターゲットと、酸化物イオン伝導体である酸化物セラミックスターゲットを同時にスパッタすることで、粒径が50nm未満である金属粒子と、粒径が10nm以下である酸化物セラミックス粒子とを前記電解質の他端面、又は前記中間層に堆積させることによって、前記酸化物セラミックス粒子が75vol%未満であり、且つ前記金属粒子が、前記電解質と前記アノード側電極との界面から前記アノード側電極の露呈した一端面にわたって連続的に互いに接触したアノード側電極を形成する工程と、
    を有することを特徴とする電解質・電極接合体の製造方法。
  6. 請求項5記載の製造方法において、前記金属粒子を、その粒径が10nm以下であるものとして得ることを特徴とする電解質・電極接合体の製造方法。
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