JP2005147354A - ボールねじ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナットやボールに大きな衝撃荷重が発生することを防止でき、かつボールに過大な衝撃荷重を発生させることなくねじ軸またはナットを高速で回転させることのできるボールねじ装置を提供する。
【解決手段】ナット13の内周面に形成されたナット側ボールねじ溝14は、ナット13の内周面両端部に形成されたボール転向部材組込凹部20によりナット13の軸方向に切断されている。このナット側ボールねじ溝14の切断部にはボールの直径に対して0.05以上の曲率半径を有する面取り加工部21が形成されている。また、ナット側ボールねじ溝14を転動する各ボールの間には、ボールより軟質の材料からなるスペーサが配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転運動を直線運動に変換するボールねじ装置の改良に関する。
回転運動を直線運動に変換する機械として、たとえば工作機械の送り機構などで使用されるボールねじ装置は、ねじ軸と、このねじ軸の外周面に形成されたボールねじ溝と対向するボールねじ溝を内周面に有するナットと、このナットとねじ軸の両ボール軌道溝間に形成されたボール負荷転動路をねじ軸またはナットの回転運動に伴って転動する多数のボールとを備えており、これらのボールが上記ボール負荷転動路を転動すると、ねじ軸またはナットの一方が軸方向に直線運動するようになっている。
このようなボールねじ装置のねじ軸またはナットを継続的に直線運動させるためには、ボールを循環させる必要があるが、ボールを循環させる部品として、ボール循環チューブを使用したボールねじでは、ボールの公転速度が大きくなるにつれて騒音や振動などが発生し易くなるなどの問題がある。
そこで、ねじ軸側ボールねじ溝とナット側ボールねじ溝との間に形成されたボール負荷転動路を転動するボールを循環させるためのボール循環用貫通路をナットに形成するとともに、ボール負荷転動路およびボール循環用貫通路に連通するボール方向転換路を有するボール転向部材を組み込むためのボール転向部材組込凹部をナットの内周面両端部に形成したものが提案されている(特許文献1参照)。
実用新案登録第3034052号明細書
このようなボールねじ装置では、ボール循環チューブを使用したものと比べ、騒音や振動等の発生を抑制することができるが、次のような問題点を有していた。すなわち、上記文献1に開示されたボールねじ装置では、ボール循環用貫通路から出たボールがボール転向部材のボール方向転換路を通ってボール負荷転動路に入ろうとすると、ボール転向部材組込凹部によりナットの軸方向に切断されたナット側ボールねじ溝の切断部分のエッジに衝突する。このため、ナットやボールに大きな衝撃荷重が発生し、ナットやボールに過大な残留圧縮応力が発生して、ボールねじ装置の耐久寿命を低下させる虞があった。また、ねじ軸またはナットを高速で回転させると、ボール負荷転動路とボール方向転換路との境界部分でボール同士の衝突が発生し、過大な残留圧縮応力がボールに発生する虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、ナットやボールに大きな衝撃荷重が発生することを防止でき、かつボールに過大な衝撃荷重を発生させることなくねじ軸またはナットを高速で回転させることのできるボールねじ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、ねじ軸側ボールねじ溝とナット側ボールねじ溝との間に形成されたボール負荷転動路を転動するボールを循環させるためのボール循環用貫通路をナットに形成するとともに、前記ボールを方向転換させて前記ボール循環用貫通路に案内するボール方向転換路を有するボール転向部材を組み込むためのボール転向部材組込凹部を前記ナットの内周面両端部に形成したボールねじ装置において、前記ボール転向部材組込凹部により前記ナットの軸方向に切断された前記ナット側ボールねじ溝の切断部に面取り加工部を形成するとともに、前記ボールより軟質の材料からなるスペーサを各ボールの間に配置したことを特徴とする。
請求項2の発明は、ねじ軸と、このねじ軸の外周面に形成されたボールねじ溝と対向するボールねじ溝を内周面に有するナットと、前記ねじ軸及びナットのボールねじ溝間に形成されたボール負荷転動路を転動する多数のボールと、これらのボールを前記ナットの中心線に対して前記ボールねじ溝のリード角だけ傾斜した方向に掬い上げて循環させるボール循環路を有するボール循環部材とを備え、前記ボール循環部材の一部が挿入されるボール循環部材挿入孔を前記ナットの所定位置に設けたボールねじ装置において、前記ナットの内周面に形成された前記ボールねじ溝と前記ボール循環部材挿入孔との境界部分に面取り加工部を形成するとともに、前記ボールより軟質の材料からなるスペーサを各ボールの間に配置したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1及び2記載のボールねじ装置において、前記面取り加工部の曲率半径を前記ボールの直径に対して0.05以上としたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1及び2記載のボールねじ装置において、前記面取り加工部の曲率半径を前記ボールの直径に対して0.1以上としたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のボールねじ装置において、前記スペーサが合成樹脂から形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のボールねじ装置において、前記スペーサが前記ボールより小さい直径で円板状に形成されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6記載のボールねじ装置において、前記スペーサの軸方向両端に前記ボールの直径より大きい曲率半径で凹球面部を形成したことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のボールねじ装置において、前記スペーサは、前記ボールより小さい直径で球状に形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項1に係るボールねじ装置によれば、ボール転向部材組込凹部によりナットの軸方向に切断されたナット側ボールねじ溝の切断部分に面取り加工部を形成したことで、ボールに過大な衝撃荷重を発生させるようなエッジがナット側ボールねじ溝の切断部に発生しなくなり、ボール循環用貫通路から出たボールをボール負荷転動路にスムーズに導入できるので、ナットやボールに大きな衝撃荷重が発生することを防止することができる。また、ボールより軟質の材料からなるスペーサを各ボールの間に設けたことで、ボール同士の衝突がスペーサによって緩和されるので、ボールに過大な衝撃荷重を発生させることなくねじ軸またはナットを高速で回転させることができる。
本発明の請求項2に係るボールねじ装置によれば、ナットの内周面に形成されたボールねじ溝とボール循環部材挿入孔との境界部分に面取り加工部を形成したことにより、ボールに過大な衝撃荷重を発生させるようなエッジがボールねじ溝とボール循環部材挿入孔との境界部分に発生しなくなり、ボール循環部材のボール循環路から出たボールをボール負荷転動路にスムーズに導入できるので、ナットやボールに大きな衝撃荷重が発生することを防止することができる。また、ボールより軟質の材料からなるスペーサを各ボールの間に設けたことで、ボール同士の衝突がスペーサによって緩和されるので、ボールに過大な衝撃荷重を発生させることなくねじ軸またはナットを高速で回転させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図5には、本発明の第1の実施形態が示されている。図1において、符号11は本発明の第1の実施形態に係るボールねじ装置のねじ軸であって、このねじ軸11の外周面にはボールねじ溝12が形成されている。また、符号13はねじ軸11のボールねじ溝12と対向するボールねじ溝14を内周面に有するナットであって、このナット13のボールねじ溝14とねじ軸11のボールねじ溝12との間には多数のボール15が配設されている。これらのボール15は、ねじ軸11またはナット13の一方が回転すると、ねじ軸側ボールねじ溝12とナット側ボールねじ溝14との間に形成されたボール負荷転動路16を転動するようになっており、ナット13には、ボール負荷転動路16を転動するボール15を循環させるためのボール循環用貫通路17が形成されている。
ボール循環用貫通路17はナット13の軸方向に貫通しており、ナット13の両端部には合成樹脂からなるボール転向部材18が組み込まれている。このボール転向部材18はボール15を方向転換させるためのボール方向転換路19(図2参照)を有しており、ボール負荷転動路16を転動したボール15は、ボール転向部材18のボール方向転換路19を通ってボール循環用貫通路17に案内されるようになっている。
ナット側ボールねじ溝14はナット13の内周面両端部に形成されたボール転向部材組込凹部20(図3参照)によってナット13の軸方向に切断されており、その切断部分には面取り加工部21(図4参照)がボール15の直径Dwに対して0.05以上、好ましくは0.1以上の曲率半径Rで形成されている。
ボール15は一般に鉄鋼材料で形成されており、各ボール15の間には、ボール15より軟質の材料(例えば合成樹脂等)からなるスペーサ22が設けられている。このスペーサ22はボール15より小さい直径で円板状に形成されており、各スペーサ22の両端には、凹球面部23(図5参照)がボール15の直径より大きい曲率で形成されている。また、スペーサ22の端面中央部には、スペーサ22の軸方向に貫通する貫通孔24が形成されている。
このように構成される本発明の第1の実施形態では、ボール転向部材組込凹部20によりナット13の軸方向に切断されたナット側ボールねじ溝14の切断部分に面取り加工部21を形成したことで、ボール15に過大な衝撃荷重を発生させるようなエッジがナット側ボールねじ溝14の切断部に発生しなくなり、ボール循環用貫通路17から出たボール15をボール負荷転動路16にスムーズに導入できるので、ナット13やボール15に大きな衝撃荷重が発生することを防止することができる。
また、本発明の第1の実施形態では、ボール15より軟質の材料からなるスペーサ22を各ボール15の間に設けたことで、ボール同士の衝突がスペーサ22によって緩和されるので、ボール15に過大な衝撃荷重を発生させることなくねじ軸11またはナット14を高速回転させることができる。
なお、上述した第1の実施形態ではボール15より小さい直径でスペーサ22を円板状に形成したが、図6に示す第2の実施形態のように、スペーサ22をボール15より小さい直径で球状に形成してもよい。
上述した効果を確認するために、本発明者は、試験用ボールねじとしてNSK製ボールねじ(呼び番:BS2525、ボール径4.765mm、ボールピッチ円径(Dm):25.5mm)を使用し、図7に示すNSK製ボールねじ耐久寿命試験機30を用いてボールねじの耐久寿命試験を予圧荷重:1000N、回転速度:1000〜8000min-1、ストローク:500mm、潤滑グリース:マルテンプSRL(協同油脂)の試験条件で行った。そして、ナット側ボールねじ溝あるいはボールに表面剥離が生じるまでの試験時間を測定し、得られた試験時間とボールねじの寿命計算値との計算寿命比を求めた。
なお、図7において、31は供試体であるボールねじ、32はボールねじ31のボールねじ軸11を支持するサポートユニット、33はボールねじ31のねじ軸11を回転駆動するモータ、34はモータ33を制御するコントローラ、35はボールねじ31のねじ軸11とモータ33の出力軸とを連結するカップリング、36はボールねじ31のナット13に軸方向の負荷荷重を付与するバネ治具、37はボールねじ31のナット13をねじ軸11の軸方向に案内する案内バーを示している。また、ナット側ボールねじ溝14の切断部に形成された面取り加工部21の曲率半径Rは、図8に示す輪郭形状測定機40を用いて測定することができる。
図9は上述したボールねじの計算寿命比と回転速度との関係を示す線図であり、図中○はナット側ボールねじ溝14の切断部に形成された面取り加工部21の曲率半径Rをボール15の直径Dwに対してR=0.008Dwに設定したボールねじを示している。また、図中□は面取り加工部21の曲率半径Rをボール15の直径Dwに対してR=0.18Dwに設定したボールねじを示し、◇は面取り加工部21の曲率半径Rをボール15の直径Dwに対してR=0.34Dwに設定したボールねじを示している。
図9から明らかなように、面取り加工部21の曲率半径RをR=0.18Dwに設定したものは、面取り加工部21の曲率半径RをR=0.008Dwに設定したものに比べ、計算寿命比が高いことがわかる。また、面取り加工部21の曲率半径RをR=0.34Dwに設定したものは、面取り加工部21の曲率半径RをR=0.18Dwに設定したものに比べ、高速回転域で計算寿命比が高いことがわかる。さらに、面取り加工部21の曲率半径RをR=0.008Dwに設定したものは高速回転域で計算寿命比が急激に低下するが、面取り加工部21の曲率半径RをR=0.18Dwに設定したものは、高速回転域でも計算寿命比がそれほど低下しないことがわかる。
図10は上述したボールねじの計算寿命比と面取り加工部21の曲率半径との関係を示す線図であり、図中△はボールねじを毎分500回の速度で回転させたときの計算寿命比を示し、×はボールねじを毎分3000回の速度で回転させたときの計算寿命比を示している。また、□はスペーサ22を有するボールねじを毎分8000回の速度で回転させたときの計算寿命比を示し、■はスペーサ22を持たないボールねじを毎分8000回の速度で回転させたときの計算寿命比を示している。
図10から明らかなように、面取り加工部21の曲率半径Rをボール15の直径Dwに対して0.05より小さい値に設定した場合には、ボールねじの計算寿命比が低速回転域では高い値を示すが、高速回転域では低い値を示している。これに対し、面取り加工部21の曲率半径Rをボール15の直径Dwに対して0.05以上に設定した場合には、ボールねじの計算寿命比が高速回転域でも高い値を示していることがわかる。
以上のことから、面取り加工部21の曲率半径Rをボール15の直径Dwに対して0.05以上にすると、ボールねじの計算寿命比が高速回転域でも高い値となるので、ボールねじの耐久寿命を向上させることができる。
図11はボールねじの計算寿命比と残存トルクとの関係を示す線図であり、図中■は各ボール15の間に円板状のスペーサを介在させたときの計算寿命比を示し、◇は各ボール15の間に球状のスペーサを介在させたときの計算寿命比を示している。
図11から明らかなように、各ボール15の間に球状のスペーサを介在させた場合はボール15あるいはナット13が徐々に摩耗し、予圧抜けしてトルクが抜けていくのに対し、各ボール15の間に円板状のスペーサを介在させた場合はボール15が摩耗せず、トルクが保たれていることがわかる。
次に、図12〜図16を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。
図12に示されるように、本発明の第2の実施形態に係るボールねじ装置はねじ軸11及びナット13を備えており、ねじ軸11の外周面にはボールねじ溝12が形成されている。このボールねじ溝12はナット13の内周面に形成されたボールねじ溝14(図13参照)と対向しており、ボールねじ溝12とボールねじ溝14との間には多数のボール15が転動自在に設けられている。
ボール15は例えば鉄鋼材料から形成されており、隣り合う二つのボール15,15間にはスペーサ22が設けられている。また、ボール15はねじ軸11またはナット13の一方が回転すると、ボールねじ溝12とボールねじ溝14との間に形成された螺旋状のボール負荷転動路16(図14参照)を転動するようになっている。
スペーサ22は、ボール15より軟質の材料(例えば合成樹脂等)で形成されている。また、スペーサ22はボール15より小さい直径で円板状に形成されており、各スペーサ22の両端には、中央部に貫通孔24を有する凹球面部23(図15参照)が形成されている。
ナット12は平面状の循環部材取付面25(図12参照)を外周面に有しており、この循環部材取付面25には、ボール15をナット12の外部で循環させるボール循環部材26が二本のビス27によって取り付けられている。このボール循環部材26にはボール15をナット13の中心線に対してボールねじ溝14のリード角だけ傾斜した方向に掬い上げて循環させるボール循環路28が形成されており、ボール負荷転動路16を転動したボール15はボール循環部材26のボール循環路28を通って循環するようになっている。
ボール循環部材26は、合成樹脂材を射出成形して形成されている。また、ボール循環部材26は円筒状のボール掬い上げ部26a,26b(図12参照)を有しており、これらのボール掬い上げ部26a,26bはナット13の所定位置に穿設された二つのボール循環部材挿入孔29a,29b(図13及び図14参照)に挿入されている。
図16は図14のA部を拡大して示す図であり、同図に示すように、ナット13の内周面に形成されたボールねじ溝14とボール循環部材挿入孔29a,29bとの境界部分には、ボール15の直径に対して0.05以上、好ましくは0.1以上の曲率半径Rを有する面取り加工部21が形成されている。
このように、ナット13の内周面に形成されたボールねじ溝14とボール循環部材挿入孔29a,29bとの境界部分には、ボール15の直径に対して0.05以上、好ましくは0.1以上の曲率半径Rを有する面取り加工部21が形成すると、ボール15に過大な衝撃荷重を発生させるようなエッジがボールねじ溝14とボール循環部材挿入孔29a,29bとの境界部分に発生しなくなり、ボール循環部材26のボール循環路28から出たボール15をボール負荷転動路16にスムーズに導入できるので、ナット13やボール15に大きな衝撃荷重が発生することを防止することができる。また、ボール15より軟質の材料からなるスペーサ22を各ボール15の間に設けたことで、ボール同士の衝突がスペーサ22によって緩和されるので、ボール15に過大な衝撃荷重を発生させることなくねじ軸11またはナット13を高速で回転させることができる。
本発明の第1の実施形態に係るボールねじ装置の概略構成を示す図である。 図1に示すボール転向部材の斜視図である。 ナットの内周面両端部に形成されたボール転向部材組込凹部を示す斜視図である。 図3に示すナットの部分断面図である。 図1に示すスペーサの断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るボールねじ装置の概略構成を示す図である。 ボールねじ耐久寿命試験機の概略構成を示す図である。 ナット側ボールねじ溝の切断部に形成された面取り加工部の曲率半径を測定するときに使用される輪郭形状測定機を示す図である。 ボールねじ装置の計算寿命比と回転速度との関係を示す線図である。 ボールねじ装置の計算寿命比と面取り加工部の曲率半径との関係を示す線図である。 ボールねじ装置の計算寿命比と残存トルクとの関係を示す線図である。 本発明の第3の実施形態に係るボールねじ装置の平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るボールねじ装置の断面図である。 図1のXIV−XIV断面図である。 図13に示すスペーサの断面図である。 図14のA部を拡大して示す図である。
符号の説明
11 ねじ軸
12 ねじ軸側ボールねじ溝
13 ナット
14 ナット側ボールねじ溝
15 ボール
16 ボール負荷転動路
17 ボール循環用貫通路
18 ボール転向部材
19 ボール方向転換路
20 ボール転向部材組込凹部
21 面取り加工部
22 スペーサ
26 ボール循環部材
27 ビス
28 ボール循環路
29a,29b ボール循環部材挿入孔

Claims (8)

  1. ねじ軸側ボールねじ溝とナット側ボールねじ溝との間に形成されたボール負荷転動路を転動するボールを循環させるためのボール循環用貫通路をナットに形成するとともに、前記ボール負荷転動路および前記ボール循環用貫通路に連通するボール方向転換路を有するボール転向部材を組み込むためのボール転向部材組込凹部を前記ナットの内周面両端部に形成したボールねじ装置において、
    前記ボール転向部材組込凹部により前記ナットの軸方向に切断された前記ナット側ボールねじ溝の切断部に面取り加工部を形成するとともに、前記ボールより軟質の材料からなるスペーサを各ボールの間に配置したことを特徴とするボールねじ装置。
  2. ねじ軸と、このねじ軸の外周面に形成されたボールねじ溝と対向するボールねじ溝を内周面に有するナットと、前記ねじ軸及びナットのボールねじ溝間に形成されたボール負荷転動路を転動する多数のボールと、これらのボールを前記ナットの中心線に対して前記ボールねじ溝のリード角だけ傾斜した方向に掬い上げて循環させるボール循環路を有するボール循環部材とを備え、前記ボール循環部材の一部が挿入されるボール循環部材挿入孔を前記ナットの所定位置に設けたボールねじ装置において、
    前記ナットの内周面に形成された前記ボールねじ溝と前記ボール循環部材挿入孔との境界部分に面取り加工部を形成するとともに、前記ボールより軟質の材料からなるスペーサを各ボールの間に配置したことを特徴とするボールねじ装置。
  3. 請求項1及び2記載のボールねじ装置において、前記面取り加工部の曲率半径を前記ボールの直径に対して0.05以上としたことを特徴とするボールねじ装置。
  4. 請求項1及び2記載のボールねじ装置において、前記面取り加工部の曲率半径を前記ボールの直径に対して0.1以上としたことを特徴とするボールねじ装置。
  5. 前記スペーサは、合成樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のボールねじ装置。
  6. 前記スペーサは、前記ボールより小さい直径で円板状に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のボールねじ装置。
  7. 請求項6記載のボールねじ装置において、前記スペーサの軸方向両端に前記ボールの直径より大きい曲率半径で凹球面部を形成したことを特徴とするボールねじ装置。
  8. 前記スペーサは、前記ボールより小さい直径で球状に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のボールねじ装置。
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