JP2002327741A - 直動軸受機構 - Google Patents

直動軸受機構

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JP2002327741A
JP2002327741A JP2001136615A JP2001136615A JP2002327741A JP 2002327741 A JP2002327741 A JP 2002327741A JP 2001136615 A JP2001136615 A JP 2001136615A JP 2001136615 A JP2001136615 A JP 2001136615A JP 2002327741 A JP2002327741 A JP 2002327741A
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JP
Japan
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guide
linear
ball
guide plate
linear motion
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JP2001136615A
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Shigekazu Nagai
茂和 永井
Akio Saito
昭男 斉藤
Koji Sugano
浩二 菅野
Masaru Saito
優 齋藤
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SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/005Guide rails or tracks for a linear bearing, i.e. adapted for movement of a carriage or bearing body there along
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
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    • F16H25/2204Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls
    • F16H25/2233Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls with cages or means to hold the balls in position
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を削減して組み付け作業を簡素化し、
しかも加工工程を削減してより一層製造コストを低減す
ることにある。 【解決手段】ガイドブロック24の保持用凹部38a、
38bに装着され、半球面状のディンプル44が形成さ
れたガイドプレート40a、40bと、ガイドレール2
2に装着され断面円弧状の溝部34が形成されたレース
部材30a、30bと、前記ディンプル44内で自転す
るとともに、溝部34に沿って摺動することにより循環
しない複数のボール42とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線状に変位する
部材を好適に支持することが可能な直動軸受機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、リニアアクチュエー
タ等には、アクチュエータボデイの軸線方向に沿って往
復動作するスライダを円滑に支持するガイド機構が設け
られている。
【0003】このガイド機構は、図15に示されるよう
に、フレーム1の凹部の内壁面に軸線方向に沿って延在
し、その縦断面が円弧状に形成された一組の対向する第
1ボール転動溝2a、2bと、フレーム1の内壁面に対
向するスライダ3の側面に形成され、その縦断面が円弧
状に形成された一組の第2ボール転動溝4a、4bと、
前記第2ボール転動溝4a、4bに近接しスライダ3の
軸線方向に沿って貫通する一組のボール循環転動孔5
a、5bとを有する。
【0004】また、前記ガイド機構は、スライダ3の端
面の下部側にねじ部材6を介して一体的に連結されるプ
レート7およびカバー8と、スライダ3の側面に装着さ
れてボール9の転動方向を変更するリターンガイド10
とを有する。前記カバー8には、ボールリターン溝11
が形成され、この場合、相互に対向する第1および第2
ボール転動溝2a、2b、4a、4bと、スライダ3に
形成された貫通するボール循環転動孔5a、5bと、前
記ボールリターン溝11とによって複数のボール9が転
動しながら循環する無限循環軌道が構成される。
【0005】従って、従来技術に係るガイド機構では、
複数のボール9が無限循環軌道に沿って転動し且つ循環
することにより、スライダ3がフレーム1の軸線方向に
沿って円滑に案内される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術に係るガイド機構では、例えば、リターンガイド10
およびカバー8等の複数の部材が必要となって部品点数
が多くなるとともに、リターンされた複数のボール9が
循環するためのボール循環転動孔5a、5bを形成する
孔加工が必要となる。このため、部品点数を削減して組
み付け作業を簡素化するとともに、加工工程をできるだ
け削減して製造コストを低減したいという要請がある。
【0007】本発明は、前記要請に鑑みてなされたもの
であり、ボールの非循環構成を採用することにより、部
品点数を削減して組み付け作業を簡素化し、しかも加工
工程を削減してより一層製造コストを低減することが可
能な直動軸受機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、相対的に直線状に変位する直線状部材
と変位部材とを有し、いずれか一方が他方を支持するた
めの直動軸受機構であって、前記直線状部材または変位
部材のいずれか一方に設けられ、複数の略半球面状のデ
ィンプルが形成されたガイドプレートと、前記直線状部
材または変位部材のいずれかに前記ガイドプレートと対
向するように設けられ、溝部が形成されたレース部材
と、前記直線状部材と変位部材とが相対的に変位する
際、前記ガイドプレートのディンプル内で自転するとと
もに、前記レース部材の溝部に沿って摺動することによ
り循環しない複数のボールと、を備えることを特徴とす
る。
【0009】この場合、前記ガイドプレートを、ガイド
ブロックの側部の内壁面に形成された保持用凹部に装着
し、前記レース部材を、ガイドレールの長溝に装着する
とよい。
【0010】また、前記ガイドプレートを、ガイドレー
ルの略水平方向に沿って配設された一組のガイドプレー
トと、前記ガイドレールの側部の傾斜面に沿って配設さ
れた一組のガイドプレートとによって構成するとよい。
【0011】さらに、一端部にディンプルが形成された
ねじ部材を設け、前記ねじ部材の一端部に形成されたデ
ィンプル内でボールを自転可能に支持するとよい。その
際、ねじ部材のねじ込み量を調整し、ボールを間にした
ガイドプレートとレース部材との離間距離を調整すると
よい。
【0012】本発明によれば、ディンプル内でのボール
のころがり運動と溝部に対するすべり運動とが略同時に
行われる非循環構成とすることにより、抵抗を軽減させ
て許容荷重を大きく設定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る直動軸受機構につい
て好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0014】図1において、参照数字20は、本発明の
実施の形態に係るリニアガイドを示す。
【0015】このリニアガイド20は、長尺なガイドレ
ール22と、前記ガイドレール22に沿って変位自在に
設けられたガイドブロック24とを含む。
【0016】前記ガイドレール22は、断面略矩形状に
形成されたレールボデイ26と、前記レールボデイ26
の相互に対向する両側面にそれぞれ設けられ、断面略コ
字状の一対の長溝28a、28b内に装着された一対の
レース部材30a、30bとを有する。
【0017】この場合、前記レールボデイ26およびガ
イドブロック24を、例えば、アルミニウム、真鍮等の
金属製材料または樹脂製材料によって形成し、レース部
材30a、30bを、焼き入れ可能な金属製材料によっ
て形成し、ショットピーニング等によって表面硬化処理
を施すとよい。なお、前記レース部材30a、30b
は、例えば、圧入、接着またはレーザビーム等による溶
接の方法によってレールボデイ26の長溝28a、28
b内に保持される。
【0018】前記レールボデイ26には、所定間隔離間
して該レールボデイ26を図示しない他の部材に固定す
るための複数の固定用孔部32が形成されている。前記
レース部材30a、30bには、長手方向に沿って延在
し断面略円弧状からなる溝部34が形成されている。こ
の場合、予め溝部34が形成されたレース部材30a、
30bをレールボデイ26の長溝28a、28bに装着
し、あるいはレース部材30a、30bをレールボデイ
26の長溝28a、28bに装着した後、該レース部材
30a、30bに溝部34を形成する溝加工を施しても
よい。
【0019】ガイドブロック24の側部36a、36b
の内壁面には、相互に対向し軸線方向に沿って延在する
一組の保持用凹部38a、38bが形成される。前記保
持用凹部38a、38bには平板状のガイドプレート4
0a、40bが保持され、前記ガイドプレート40a、
40bの一側面には、ボール(鋼球)42の直径に対応
する球径からなる断面略半円状の複数のディンプル44
が所定間隔離間して直線状に配置される。
【0020】ガイドブロック24の軸線方向に沿った端
面には、それぞれ、スクレーパ46がねじ部材48を介
して装着され、また、ガイドブロック24の下部には、
図示しないねじ部材を介して塵埃等を除去するサイドシ
ール50が装着される。
【0021】なお、前記ガイドプレート40a、40b
を、例えば、アルミニウム、真鍮等の金属製材料または
樹脂製材料によって形成し、前記サイドシール50を、
ゴムまたは合成樹脂等の可撓性材料によって形成すると
よい。
【0022】本実施の形態に係るリニアガイド20は、
基本的には以上のように構成されるものであり、次にそ
の作用効果について説明する。
【0023】ガイドブロック24がガイドレール22に
沿って直線状に変位する際、前記ガイドブロック24と
ガイドレール22との間に介装された複数のボール42
は、ガイドプレート40a、40bに形成されたディン
プル44内で、それぞれ、ころがり運動、すなわち自転
するとともに、レールボデイ26に装着されたレース部
材30a、30bの溝部34に沿ってすべり運動を行
う。
【0024】換言すると、複数のボール42は転動して
循環することがなく、ガイドプレート40a、40bの
ディンプル44内で自転するとともに、レース部材30
a、30bの溝部34に沿って摺動する。
【0025】図示しないワーク等によってガイドブロッ
ク24に荷重が付与された場合、ディンプル44側で
は、ボール42がディンプル44の内壁面と面接触して
接触面積が大きくなり、単位面積当たりの応力が小さく
なる。この結果、ディンプル44側では、ころがり抵抗
が小さくなる。一方、レース部材30a、30b側で
は、ボール42と溝部34の内壁面との接触面積が小さ
くなり、単位面積当たりの応力が大きくなる。この結
果、レース部材30a、30b側では、ころがり抵抗が
大きくなる。
【0026】このように本実施の形態では、ボール42
のころがり運動とすべり運動とが略同時に行われる非循
環構成とすることにより、従来技術に係る無限循環軌道
に沿って複数のボール9が転動するガイド機構と比較し
て、抵抗を軽減させて許容荷重を大きく設定することが
できる。
【0027】また、本実施の形態では、従来技術に係る
ガイド機構のボール循環転動孔5a、5bを形成する必
要がないため、加工工程を簡素化して製造コストを低減
することができるとともに、ボール循環転動孔5a、5
bのスペースが不要となるため小型・軽量化を図ること
ができる。
【0028】さらに、本実施の形態では、球径に近似す
る曲率半径を有するディンプル44によってボール42
に対する許容面圧が高くなり、また、公知のヘルツの式
からもかかる応力が小さくなるので、材料強度を高める
ための処理が不要となる。
【0029】さらにまた、本実施の形態では、従来技術
に係るガイド機構を構成するリターンガイド10および
カバー8が不要となり、部品点数を削減してより一層製
造コストを低減させることができる。
【0030】またさらに、本実施の形態では、ボール4
2の非循環構成を採用することによりボール42が無限
循環軌道に沿って転動することがないため、ボール42
が転動する際の発生音を除去して静穏性を保持すること
ができる。なお、従来技術では、無限循環軌道の直線軌
道からボール9をリターンする曲線軌道に移行する際に
ボール9がリターンガイド10等に接触する接触音が発
生するおそれがあったが、本実施の形態では、このよう
な接触音が発生することを防止することができる。
【0031】またさらに、従来技術では、ボール9が無
限循環軌道に沿って転動することにより、ボール9によ
る荷重点が移動を繰り返して疲労破壊が発生するおそれ
があるのに対し、本実施の形態では、ボール42がディ
ンプル44内で自転する非循環構成とすることにより、
常に、同一箇所に荷重が付与されるため、従来技術と比
較して耐久性をより一層向上させることができる。換言
すると、従来技術では、ボール9がころがる際に荷重点
が周期的に変動して疲労破壊が発生しやすいのに対し、
本実施の形態では、荷重点の周期的な変動がないため、
疲労破壊を抑制することができる。
【0032】次に、他の実施の形態に係るリニアガイド
60を図3および図4に示す。なお、以下の説明におい
て、図1に示すリニアガイド20と同一の構成要素に
は、同一の参照符号を付しその詳細な説明を省略する。
【0033】ガイドレール62は、相互に対向する両側
部に断面略く字状に切り欠かれて傾斜面64a、64b
が形成されたレールボデイ66からなる。前記レールボ
デイ66の上面部には、断面円弧状の一組の第1溝部6
8a、68bが略平行に形成され、また前記第1溝部6
8a、68bに近接する側部の傾斜面64a、64bに
は断面円弧状の第2溝部70a、70bが軸線方向に沿
って形成される。
【0034】ガイドブロック72は、上部側ブロック7
4と前記上部側ブロック74にねじ部材76を介して連
結される一組の側部ブロック78a、78bとから構成
される。前記上部側ブロック74の下面には、所定間隔
離間して略平行に一組のガイドプレート80a、80b
を保持するための保持用凹部82a、82bが形成さ
れ、また、前記側部ブロック78a、78bには前記傾
斜面64a、64bに対向するガイドプレート80c、
80dを保持するための保持用凹部82c、82dが形
成される。
【0035】前記ガイドプレート80a〜80dは、そ
れぞれ同一構成からなり、軸線方向に沿って複数のディ
ンプル44が配置される。なお、前記ガイドブロック7
2の両端面には、ねじ部材84を介してスクレーパ86
が装着される。
【0036】このリニアガイド60では、ガイドレール
62の上面の略水平方向に沿って一組のガイドプレート
80c、80dを配設するとともに、ガイドレール62
の側部の傾斜面64a、64bに沿って逆ハの字状に一
組のガイドプレート80a、80bを配設し、合計4個
のガイドレール80a〜80dを配設することにより、
ガイドブロック72に付与される斜め方向の荷重を好適
に支持することができる。
【0037】なお、図3および図4では、レールボデイ
66に第1溝部68a、68bおよび第2溝部70a、
70bが直接形成されているが、前記第1溝部68a、
68bおよび第2溝部70a、70bをレールボデイ6
6に直接形成しないで図に示されるようなレース部材3
0a、30bをレールボデイ66に装着してもよいこと
は勿論である。
【0038】次に、さらに他の実施の形態に係るリニア
ガイド90を図5乃至図9に示す。
【0039】このリニアガイド90は、ガイドブロック
24の側部とガイドレール22との間の一方に、ディン
プル44内にボール42が挿入されたガイドプレート4
0を配設し、他方に、ガイドブロック24の側部に形成
されたねじ孔92に螺入される複数のねじ部材94が設
けられている。このねじ部材94の一端面にはボール4
2の球面に対応する半球面状のディンプル44が形成さ
れている(図7参照)。
【0040】この場合、ねじ部材94のねじ込み量を調
整することにより、ボール42との間の隙間管理が容易
となり、また、自動的に調心されるディンプル44をね
じ部材94の端面に形成することにより、取付誤差を吸
収することができる。
【0041】さらに、前記ねじ部材94のねじ込み量に
よって隙間管理を行うことができるため、ガイドブロッ
ク24およびガイドレール22の寸法精度を出す必要が
なく、容易に加工することができる。
【0042】なお、図8に示されるように、前記ねじ部
材94をロックナット96で固定するようにしてもよ
い。
【0043】次に、本発明の実施の形態に係るリニアガ
イド20が適用されたアクチュエータ100の一部縦断
面図を図9に示す。このアクチュエータ100は、ボー
ルねじ軸102の回動作用下にフレーム104の凹部1
06の内壁面に沿って変位するスライダ108を有し、
前記スライダ108の側面とフレーム104の凹部10
6の内壁面との間には、ガイドプレート40a、40b
とレース部材30a、30bとが相互に対向して配設さ
れ、前記ガイドプレート40a、40bに形成されたデ
ィンプル44内にボール42が係合する。
【0044】なお、図10に示されるように、断面略コ
字状に形成されたフレーム110の外部側面とスライダ
112の側部114a、114bの内壁面との間にリニ
アガイド20が適用されたアクチュエータ116を構成
してもよい。
【0045】また、図11乃至図14に示されるよう
に、送りねじ軸機構に適用することにより、非循環タイ
プの送りねじ軸機構120が構成される。この場合、送
りねじナット122の周方向に沿って所定角度だけ離間
するねじ孔124a〜124hを直線状に複数個形成
し、前記ねじ孔124a〜124hに螺入される複数の
ねじ部材126によって複数のボール42をそれぞれ支
持するようにするとよい(図11および図12参照)。
【0046】ねじ部材126の先端部にはボール42の
球面に対応するディンプル44が形成され、前記ボール
42はねじ部材126側のディンプル44内で自転する
とともに、送りねじ軸128に形成されたねじ溝130
に沿って摺動するように設けられている。
【0047】また、図13および図14に示されるよう
に、ボール42を回動自在に保持するガイドプレート1
32を用いてもよい。この場合、前記ガイドプレート1
32を送りねじナット134の円筒部の内壁面に形成さ
れた凹部135に装着して周方向に沿って所定角度離間
させて配設するとよい。なお、前記送りねじナット13
4の軸線方向に沿った両端部には、エンドプレート13
6が装着される。
【0048】ボール42が自転する非循環構成を採用し
た場合、潤滑油の粘性としては、例えば、2000〜2
0000cStからなり、EHL理論(Elastohydrodyn
amicLubrication)によって所定厚の油膜が形成される
潤滑油を選定することにより、ディンプル内面の表面粗
さを粗くすることができるが、表面粗さを向上させれ
ば、粘性の低い潤滑油を使用することもできる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0050】すなわち、従来技術に係るガイド機構のボ
ール循環転動孔を形成する必要がないため、加工工程を
簡素化して製造コストを低減することができるととも
に、ボール循環転動孔のスペースが不要となるため小型
・軽量化を図ることができる。
【0051】また、従来技術に係るガイド機構を構成す
るリターンガイドおよびカバーが不要となり、部品点数
を削減してより一層製造コストを低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るリニアガイドの分解
斜視図である。
【図2】図1に示すリニアガイドの軸線と略直交する方
向に沿った縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係るリニアガイドの
分解斜視図である。
【図4】図3に示すリニアガイドの軸線と略直交する方
向に沿った縦断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態に係るリニアガ
イドの側面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿った縦断面図である。
【図7】図6の一部拡大縦断面図である。
【図8】図5のリニアガイドの変形例を示す一部省略縦
断面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るアクチュエータの一
部縦断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態に係るアクチュエー
タの一部縦断面図である。
【図11】図7に示すリニアガイドを送りねじ機構に適
用した分解斜視図である。
【図12】図11の軸線方向に沿った一部省略縦断面図
である。
【図13】図1に示すリニアガイドを送りねじ機構に適
用した分解斜視図である。
【図14】図13の軸線方向に沿った一部省略縦断面図
である。
【図15】従来技術に係るガイド機構の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
20、60、90…リニアガイド 22、62…ガ
イドレール 24、72…ガイドブロック 26、66…レ
ールボデイ 28a、28b…長溝 30a、30b
…レース部材 34、68a、68b、70a、70b…溝部 36a、36b…側部 38a、38b、82a〜82d…保持用凹部 40、40a、40b、80a〜80d、132…ガイ
ドプレート 42…ボール 44…ディンプ
ル 48、76、94、126…ねじ部材 50…サイドシ
ール 64a、64b…傾斜面 96…ロックナ
ット 100、116…アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 浩二 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社筑波技術センター内 (72)発明者 齋藤 優 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社筑波技術センター内 Fターム(参考) 3J062 AB22 AC07 BA01 BA11 CD12 CD22 CD54 3J104 AA13 AA57 AA67 BA41 DA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対的に直線状に変位する直線状部材と変
    位部材とを有し、いずれか一方が他方を支持するための
    直動軸受機構であって、 前記直線状部材または変位部材のいずれか一方に設けら
    れ、複数の略半球面状のディンプルが形成されたガイド
    プレートと、 前記直線状部材または変位部材のいずれかに前記ガイド
    プレートと対向するように設けられ、溝部が形成された
    レース部材と、 前記直線状部材と変位部材とが相対的に変位する際、前
    記ガイドプレートのディンプル内で自転するとともに、
    前記レース部材の溝部に沿って摺動することにより循環
    しない複数のボールと、 を備えることを特徴とする直動軸受機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載の機構において、 前記ガイドプレートは、ガイドブロックの側部の内壁面
    に形成された保持用凹部に装着され、前記レース部材
    は、ガイドレールの長溝に装着されることを特徴とする
    直動軸受機構。
  3. 【請求項3】請求項2記載の機構において、 前記ガイドプレートは、ガイドレールの略水平方向に沿
    って配設された一組のガイドプレートと、前記ガイドレ
    ールの側部の傾斜面に沿って配設された一組のガイドプ
    レートから構成されることを特徴とする直動軸受機構。
  4. 【請求項4】請求項1記載の機構において、 一端部にディンプルが形成されたねじ部材を設け、ボー
    ルは前記ねじ部材の一端部に形成されたディンプル内で
    自転可能に支持されることを特徴とする直動軸受機構。
  5. 【請求項5】請求項4記載の機構において、 前記ねじ部材のねじ込み量を調整することにより、ボー
    ルを間にしたガイドプレートとレース部材との離間距離
    が調整されることを特徴とする直動軸受機構。
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