JPH07190054A - 直動ユニットにおけるトラックレール取付構造 - Google Patents

直動ユニットにおけるトラックレール取付構造

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JPH07190054A
JPH07190054A JP5346028A JP34602893A JPH07190054A JP H07190054 A JPH07190054 A JP H07190054A JP 5346028 A JP5346028 A JP 5346028A JP 34602893 A JP34602893 A JP 34602893A JP H07190054 A JPH07190054 A JP H07190054A
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track
linear motion
mounting structure
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憲正 上利
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英樹 桑原
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    • F16C29/0638Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls
    • F16C29/064Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with two rows of balls, one on each side of the rail

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、トラックレールに取付孔を形成す
ることなくトラックレールを取付ベースに取り付けるこ
とができる直動ユニットにおけるトラックレール取付構
造を提供する。 【構成】 トラックレール2には、その両端に嵌合溝3
0が形成されている。取付ベース20には、突出部28
を備えた取付部材27が固定されている。突出部28は
嵌合溝30に嵌合し、取付部材27を取付ベース20に
固定することによってトラックレール2を取付ベース2
0に固定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ケーシングを備えた
スライダを取付ベースに固定したトラックレール上で多
数の転動体を介在させて摺動可能に構成した直動ユニッ
トにおけるトラックレール取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平5−138428号公報に
開示されている直動転がり案内ユニットがある。該直動
転がり案内ユニットを図10、図11及び図12を参照
して説明する。図10は従来の直動転がり案内ユニット
の一例を示す一部破断の斜視図、図11は図10の直動
転がり案内ユニットのエンドキャップの正面図、及び図
12は図10の直動転がり案内ユニットのトラックレー
ルと取付ベースとの取付部分の断面図である。
【0003】該直動転がり案内ユニットでは、トラック
レール2の長手方向両側壁面3に軌道溝4が形成され、
トラックレール2上をスライダ1が跨架して往復動可能
に構成されている。トラックレール2には、長手方向に
隔置して複数個の取付孔15が形成されている。トラッ
クレール2はベッド、機台、加工台等の取付ベース20
に固定されている。トラックレール2に形成されている
取付孔15には、ボルト16が挿通され、該ボルト16
を取付ベース20に形成されたねじ21に螺入すること
によってトラックレール2が取付ベース20に固定され
ている。また、取付孔15の上部には、ボルト16を挿
入した後に塵、水分等が侵入しないように埋栓13が嵌
入されている。
【0004】スライダ1は、トラックレール2に対して
相対移動可能であり且つトラックレール2の各軌道溝4
に対向する位置に軌道溝9を形成したケーシング5、対
向する軌道溝4,9を転送する多数のボール等の転動体
7、及びケーシング5の両端にそれぞれ取り付けられた
エンドキャップ6を有している。ケーシング5の上部に
は、スライドテーブル(図示せず)を取り付けるための
複数のねじ穴19が形成されている。ケーシング5及び
エンドキャップ6の各下面には、ケーシング5及びエン
ドキャップ6とがトラックレール2に跨がって移動する
ようにレール挿通凹部10が各々形成されている。ま
た、ケーシング5から転動体7が脱落するのを防止する
ために、保持バンド18が多数の転動体7を囲むように
ケーシング5に取り付けられ、トラックレール2とケー
シング5下端との間のシールを達成するために、下面シ
ール8がスライダ1の下面に取り付けられる。
【0005】エンドキャップ6には、転動体7がトラッ
クレール2との間で摺動面を形成する軌道溝22、及び
転動体7の循環のために転動体7を方向転換させる方向
転換路11が両側に形成されている。また、このエンド
キャップ6には、トラックレール2とスライダ1の長手
方向両端部との間のシールを達成する側面シール17が
取り付けられると共に、トラックレール2とスライダ1
間の摺動面に潤滑剤を供給するためのグリースニップル
23が取り付けられている。エンドキャップ6は、複数
の取付孔24に貫通させたねじ25等によりケーシング
5の両端面に取り付けられる。
【0006】この直動転がり案内ユニットは、上記のよ
うに構成され、スライダ1をトラックレール2に跨がせ
た状態で載置し、トラックレール2の軌道溝4に沿って
循環する複数の転動体7の介在で自在に摺動するもので
ある。トラックレール2の軌道溝4を走行する負荷域の
転動体7は、エンドキャップ6内に形成された方向転換
路11に導かれ、次いで、ケーシング5の上部に軌道溝
9と平行して形成されたリターン通路孔12に移動し、
多数の転動体7は無限循環路内を無限循環するものであ
る。このように、スライダ1に形成された軌道溝9とト
ラックレール2に形成された軌道溝4との間に位置する
負荷された転動体7の転動により、トラックレール2と
スライダ1とが相対運動することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の直動転
がり案内ユニットは、比較的大重量の諸装置を比較的長
い距離に亘って高精度の前後進させるものである。とこ
ろが、小型、軽量の諸装置を前後進させる小形直動転が
り案内ユニットでは、トラックレール2の幅が5mm程
度のため、トラックレール取付け用のボルトやねじ16
の仕様がM2以下(ねじ径2mm以下)とならざるを得
ない状況である。このような状況では、ボルトやねじ1
6の取り扱いが面倒で、且つトラックレール2にボルト
やねじ16を挿通する取付孔15を形成するためトラッ
クレール2の強度も問題となる。
【0008】そこで、この発明の目的は、上記の課題を
解決することであり、トラックレールにボルト等を挿通
するための取付孔を形成することが困難な或いは好まし
くないような小型の直動ユニットに適用して好ましいも
のであり、トラックレールに取付孔を形成する必要がな
く、トラックレールを取付ベースに強固に取り付けるこ
とができ、細く且つ短いトラックレールに適用して好ま
しく、トラックレールに反りや曲がりが発生することも
なく、トラックレールの両端のスペースを利用してトラ
ックレールを取付ベースに固定することができる直動ユ
ニットにおけるトラックレール取付構造を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、長手方向両側壁面に軌道溝を形成したトラ
ックレール、該軌道溝に対向する軌道溝を形成したケー
シングと前記軌道溝間を転送する転動体とを備え且つ前
記トラックレールに跨架して相対移動するスライダ、及
び前記トラックレールを固定する取付ベースを有する直
動ユニットにおいて、前記トラックレールの長手方向両
端部に形成した第1係合部、及び前記取付ベースに固定
され且つ前記トラックレールの前記第1係合部と係合し
て前記取付ベースに前記トラックレールを固定する第2
係合部を有する取付部材、から構成したことを特徴とす
る直動ユニットにおけるトラックレール取付構造に関す
る。
【0010】また、この直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造において、前記取付部材に設けた前記第
2係合部は上部に設けた第1突出部であり、また前記ト
ラックレールに形成された前記第1係合部は前記第1突
出部が嵌入される上面が切り込まれた第1嵌合溝であ
り、前記第1突出部が前記第1嵌合溝に嵌合して前記取
付部材が前記取付ベースに固定されることによって前記
トラックレールが前記取付ベースに固定されるものであ
る。
【0011】又は、この直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造において、前記トラックレールに形成さ
れた前記第1係合部は前記トラックレールの端部から突
出する第2突出部であり、また、前記取付部材に設けた
前記第2係合部は前記トラックレールの前記第2突出部
が嵌入する第2嵌合溝であり、前記第2突出部が前記第
2嵌合溝に嵌合して前記取付部材が前記取付ベースに固
定されることによって前記トラックレールが前記取付ベ
ースに固定されるものである。
【0012】また、この直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造において、前記トラックレールに形成さ
れた前記第1係合部の当接面と前記取付部材に設けた前
記第2係合部の当接面とは、互いに接触する傾斜面に形
成されているものである。
【0013】また、この直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造において、前記取付部材に形成された前
記第2係合部は前記取付部材とは別体の押圧部材で構成
され、前記押圧部材は予圧を与える予圧手段によって前
記第1係合部に押圧係合しているものである。
【0014】また、この直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造において、前記予圧手段は前記押圧部材
にばね力を付勢するスプリングとがスプリングのばね力
を調整できる調整ねじから構成されているものである。
【0015】
【作用】この発明による直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造は、上記のように構成されており、次の
ような作用をする。即ち、この直動ユニットにおけるト
ラックレール取付構造は、トラックレールの両端を取付
ベースに設けられた取付部材によって固定するものであ
り、特に、前記トラックレールが小型である場合に、前
記トラックレールにボルトやねじを挿通させる小さな取
付孔を形成する必要がなく、また、M2以下(ねじ径2
mm以下)のねじ仕様の小さなねじを用いる必要がな
く、前記トラックレールを前記取付ベースに強固に固定
することができ、前記トラックレールの強度を低下させ
ることがない。また、前記トラックレールを前記取付ベ
ースに取付部材によって固定されるため、前記トラック
レールの両端を最適位置に設定でき、しかも前記トラッ
クレールの下方に前記取付ベースが存在しないような空
所になっている場所でも、前記トラックレールの両端に
前記取付ベースが存在すれば、前記トラックレールを前
記取付ベースに固定することができる。また、この直動
ユニットにおけるトラックレール取付構造は、前記トラ
ックレールに発生する反りや曲がりを考慮すると、比較
的に短いトラックレールに適用して好ましいものであ
る。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による直動
ユニットにおけるトラックレール取付構造の実施例を説
明する。この直動ユニットにおけるトラックレール取付
構造の各実施例を各図面を参照して説明する場合に、各
実施例を説明するための各図面では、図10〜図12に
示す従来の直動転がり案内ユニットと基本的には対応す
る部品を有しているので、図10〜図12で示した部品
に相当する部品には同一の符号を付している。
【0017】まず、図1及び図2を参照して、この発明
による直動ユニットにおけるトラックレール取付構造の
一実施例を説明する。図1はこの発明による直動ユニッ
トにおけるトラックレール取付構造の一実施例を示す側
面図、及び図2は図1の直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造を示す分解斜視図である。
【0018】この直動ユニットにおけるトラックレール
取付構造において、スライダ1は、従来の直動転がり案
内ユニットと同様に取付ベース20に固定されたトラッ
クレール2に跨架され、トラックレール2上を相対的に
往復移動する。トラックレール2は、長手方向両側壁面
3の下部に軌道溝4が形成されている。スライダ1は、
軌道溝4に対向する位置に対応する部分に軌道溝9を形
成したケーシング5及び軌道溝4と軌道溝9との間を転
送する転動体7を備えている。取付ベース20には、ト
ラックレール2を固定するため、トラックレール2の両
端が位置する場所に取付部材27が設けられている。
【0019】この直動ユニットにおけるトラックレール
取付構造は、特に、トラックレールの長手方向両端部3
4に形成されている第1係合部を構成する嵌合溝30、
及び取付部材27に設けられた第2係合部を構成する突
出部28を有する。取付部材27は合成樹脂或いは金属
で作製できるものである。トラックレール2の端部に形
成されている嵌合溝30は、端部上面が切り込まれた断
面三角形状であり、その底面がテーパ面即ち傾斜面31
に形成されている。また、取付部材27はその両側面に
取付部29を有し、取付部29には取付孔33が形成さ
れている。取付部材27に設けた第2係合部を構成する
突出部28は、下面がテーパ面即ち傾斜面26に形成さ
れている。図1では、トラックレール2の上面14と同
一高さの上面35を有する突出部28として形成されて
いるが、必ずしも同一高さである必要がないものであ
る。取付部材27に設けた突出部28がトラックレール
2の嵌合溝30に嵌入されてトラックレール2を取付ベ
ース20に固定した状態では、突出部28の傾斜面26
は嵌合溝30の底面の傾斜面31に当接状態に接触す
る。従って、トラックレール2を所定に位置に配置し、
トラックレール2の両端部34に取付部材27を配置し
て嵌合溝30に突出部28を嵌入し、取付部29の取付
孔33にねじ32を挿入して取付ベース20に形成した
ねじ穴45に螺入すれば、トラックレール2を取付ベー
ス20に固定することができる。しかも、トラックレー
ル2の長さを適正に選定すれば、取付ベース20の最適
位置に取付部材27を固定することができる。
【0020】図3はこの直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造の別の実施例を示す断面図である。この
実施例では、トラックレール2の一方の端部34は上記
実施例と同様の取付構造を有しているが、他方の端部3
4の取付構造は予圧手段を設けられたものである。取付
部材36に形成された第2係合部は、取付部材36とは
別体の押圧部材37で構成されている。押圧部材37
は、取付部材36に形成された嵌合穴39に嵌入され、
嵌合穴39に配置された予圧手段のスプリング38によ
ってトラックレール2の端面側へ押圧されている。図3
では、予圧手段をトラックレール2の一方の端部34に
設けているが、場合によっては、予圧手段をトラックレ
ール2の両端部34にそれぞれ設けてもよいものであ
る。押圧部材37は、金属で作製することができるが、
場合によっては、合成樹脂、金属等の弾性材料で作製す
ることができる。
【0021】図4はこの直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造の更に別の実施例を示す断面図である。
この実施例では、図3に示す実施例と比較すると、予圧
手段による予圧力が調整される以外は、同一の構成を有
するものである。即ち、トラックレール2の一方の端部
は図1に示す実施例と同様の取付構造を有しているが、
他方の端部34の取付構造は予圧手段が設けられたもの
である。取付部材27には嵌合孔39が形成されてい
る。また、予圧手段は、押圧部材37にばね力を付勢す
るスプリング38とスプリング38のばね力を調整でき
る調整ねじ40から構成されている。取付部材27に
は、調整ねじ40が螺入できるねじ41が形成されてい
る。従って、調整ねじ40をねじ41に押し込むことに
よって押圧部材37の押圧力即ち予圧力が調節される。
図4では、予圧手段をトラックレール2の一方の端部3
4に設けているが、場合によっては、予圧手段をトラッ
クレール2の両端部34にそれぞれ設けてもよいもので
ある。
【0022】図5はこの直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造の他の実施例を示す断面図である。この
実施例では、図1に示す実施例と比較すると、トラック
レール2に形成された嵌合溝と取付部材に形成された突
出部の構造が相違する以外は、同一の構成を有するもの
である。この実施例は、トラックレール2の長手方向両
端部34に形成されている第1係合部を構成する嵌合溝
44及び取付部材42に設けられた第2係合部を構成す
る突出部43を有する。トラックレール2の端部に形成
されている嵌合溝44は、端部上面14が断面四角形状
に切り込まれている。また、取付部材42には、取付部
(図1に示すような取付部29でもよい)が設けられて
おり、取付部には取付孔33が形成されている。取付部
材42に設けた第2係合部を構成する突出部43は、取
付部材42の上部に断面四角形状に形成されている。図
5では、トラックレール2の上面14と同一高さの上面
35を有する突出部43として形成されているが、必ず
しも同一高さである必要がないものである。この実施例
では、取付部材42とトラックレール2との間に隙間が
発生しないように、トラックレール2の一方の端部34
に図3又は図4に示すような予圧手段を設けた取付構造
を採用することによって、トラックレール2を取付ベー
ス20に正確に且つガタ付きのない状態に固定すること
ができ、好ましいものである。この実施例でも、上記の
実施例と同様に、トラックレール2の長さを適正に選定
すれば、取付ベース20の最適位置に取付部材42を固
定することができる。
【0023】図6はこの直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造の更に他の実施例を示す断面図である。
この実施例では、図5に示す実施例と比較すると、トラ
ックレール2に形成された嵌合溝と取付部材に形成され
た突出部の形成位置が相違する以外は、同一の構成を有
するものである。この実施例は、トラックレール2の端
部に第1係合部を構成する突出部46が形成され、突出
部46は、端部中間部が断面四角形状に突出している。
また、取付部材47には、取付部(図1に示すような取
付部29でもよい)が設けられており、取付部には取付
孔33が形成されている。取付部材47に設けた第2係
合部を構成する嵌合穴48は、取付部材47の中間に断
面四角形状に切り込まれている。この実施例でも、取付
部材47とトラックレール2との間に隙間が発生しない
ように、トラックレール2の一方の端部34に図3又は
図4に示すような予圧手段を設けた取付構造を採用する
ことによって、トラックレール2を取付ベース20に正
確に且つガタ付きのない状態に固定することができ、し
かも、トラックレール2の長さを適正に選定すれば、取
付ベース20の最適位置に取付部材47を固定すること
ができる。
【0024】図7はこの直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造の別の実施例を示す断面図である。この
実施例では、図6に示す実施例と比較すると、トラック
レール2に形成された嵌合溝と取付部材に形成された突
出部の形成位置が相違する以外は、同一の構成を有する
ものである。この実施例は、トラックレール2の端部に
第1係合部を構成する突出部49が形成され、突出部4
9は端部下面が断面四角形状に突出している。また、取
付部材50には、取付部52(図1に示すような取付部
29でもよい)が設けられており、取付部52には取付
孔33が形成されている。取付部材50に設けた第2係
合部を構成する嵌合穴51は、取付部材50の下面に断
面四角形状に切り込まれている。この実施例でも、取付
部材50とトラックレール2との間に隙間が発生しない
ように、トラックレール2の一方の端部34に図3又は
図4に示すような予圧手段を設けた取付構造を採用する
ことによって、トラックレール2を取付ベース20に正
確に且つガタ付きのない状態に固定することができ、し
かも、トラックレール2の長さを適正に選定すれば、取
付ベース20の最適位置に取付部材50を固定すること
ができる。
【0025】図8はこの直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造の別の実施例を示す断面図、及び図9は
図8の直動ユニットにおけるトラックレール取付構造の
断面図である。この実施例では、図7に示す実施例と比
較すると、トラックレール2に形成された嵌合溝と取付
部材に形成された突出部の形状が相違する以外は、同一
の構成を有するものである。この実施例は、トラックレ
ール2の端部に第1係合部を構成する突出部53が形成
され、突出部53は端部が断面三角形状に切り欠かれて
いる。また、取付部材55には、取付部(図1に示すよ
うな取付部29でもよい)が設けられており、取付部に
は取付孔33が形成されている。取付部材55に設けた
第2係合部を構成する嵌合溝56は、取付部材55の下
面に断面三角形状に切り込まれている。トラックレール
2に形成された突出部53の傾斜面54と取付部材55
に設けた嵌合溝56の傾斜面57とは、互いに接触する
当接面を構成している。この実施例でも、取付部材55
とトラックレール2との間に隙間が発生しないように、
トラックレール2の一方の端部34に図3又は図4に示
すような予圧手段を設けた取付構造を採用することによ
って、トラックレール2を取付ベース20に正確に且つ
ガタ付きのない状態に固定することができ、しかも、ト
ラックレール2の長さを適正に選定すれば、取付ベース
20の最適位置に取付部材55を固定することができ
る。
【0026】
【発明の効果】この発明による直動ユニットにおけるト
ラックレール取付構造は、上記のように構成されてお
り、次のような効果を有する。即ち、この直動ユニット
におけるトラックレール取付構造は、取付ベースに固定
した取付部材を用いてトラックレールを取付ベースに固
定したので、前記トラックレールにボルトやねじを挿通
させる小径の取付孔を形成する必要がなく、トラックレ
ールの強度が損なわれることがない。特に、トラックレ
ールにボルト等を挿通するための取付孔を形成すること
が困難な或いは好ましくないような小型の直動ユニット
に適用して好ましいものであり、また、細く且つ短いト
ラックレールに適用して好ましく、トラックレールに反
りや曲がりが発生することもなく、トラックレールの両
端のスペースを利用してトラックレールを取付ベースに
強固に取り付けることができる。
【0027】この直動ユニットにおけるトラックレール
取付構造は、前記第1係合部は前記取付ベースとは別体
の押圧部材で構成され、前記押圧部材は予圧を与える予
圧手段によって前記第2係合部に押圧係合しているの
で、前記トラックレールと前記取付ベースとの加工精度
がそれ程、高精度でなくても、前記予圧手段によるばね
力で前記トラックレールは前記取付ベースに確実に押圧
され、両者間にガタ等が発生することがない。場合によ
っては、前記予圧手段を前記押圧部材にばね力を付勢す
るスプリングと該スプリングのばね力を調整できる調整
ねじから構成することができ、前記押圧部材の前記トラ
ックレールに対するばね力を適正に調節することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による直動ユニットにおけるトラック
レール取付構造の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の直動ユニットにおけるトラックレール取
付構造を示すトラックレールと取付部材との分解状態を
示す斜視図である。
【図3】この直動ユニットにおけるトラックレール取付
構造の別の実施例を示す一部断面の側面図である。
【図4】この直動ユニットにおけるトラックレール取付
構造の更に別の実施例を示す一部断面の側面図である。
【図5】この直動ユニットにおけるトラックレール取付
構造の他の実施例を示す一部斜視図である。
【図6】この直動ユニットにおけるトラックレール取付
構造の更に他の実施例を示す一部斜視図である。
【図7】この直動ユニットにおけるトラックレール取付
構造の別の実施例を示す一部斜視図である。
【図8】この直動ユニットにおけるトラックレール取付
構造の更に別の実施例を示す一部斜視図である。
【図9】図8の直動ユニットにおけるトラックレール取
付構造を示す断面図である。
【図10】従来の直動転がり案内ユニットの一例を示す
一部破断の斜視図である。
【図11】図10の直動転がり案内ユニットのエンドキ
ャップの正面図である。
【図12】図10の直動転がり案内ユニットのトラック
レールと取付ベースとの取付部分の断面図である。
【符号の説明】
1 スライダ 2 トラックレール 3 長手方向両側壁面 4,9 軌道溝 5 ケーシング 7 転動体 20 取付ベース 26,31,54,57 傾斜面 27,36,42,47,50,55 取付部材 28,43,46,49,53 突出部 30,44,56 嵌合溝 34 端部(トラックレールの端部) 35 上面 37 押圧部材 38 スプリング 39,48,51 嵌合穴 40 調整ねじ 41 ねじ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向両側壁面に軌道溝を形成したト
    ラックレール、該軌道溝に対向する軌道溝を形成したケ
    ーシングと前記軌道溝間を転送する転動体とを備え且つ
    前記トラックレールに跨架して相対移動するスライダ、
    及び前記トラックレールを固定する取付ベースを有する
    直動ユニットにおいて、前記トラックレールの長手方向
    両端部に形成した第1係合部、及び前記取付ベースに固
    定され且つ前記トラックレールの前記第1係合部と係合
    して前記取付ベースに前記トラックレールを固定する第
    2係合部を有する取付部材、から構成したことを特徴と
    する直動ユニットにおけるトラックレール取付構造。
  2. 【請求項2】 前記取付部材に設けた前記第2係合部は
    上部に設けた第1突出部であり、また前記トラックレー
    ルに形成された前記第1係合部は前記第1突出部が嵌入
    される上面が切り込まれた第1嵌合溝であり、前記第1
    突出部が前記第1嵌合溝に嵌合して前記取付部材が前記
    取付ベースに固定されることによって前記トラックレー
    ルが前記取付ベースに固定されることを特徴とする請求
    項1に記載の直動ユニットにおけるトラックレール取付
    構造。
  3. 【請求項3】 前記トラックレールに形成された前記第
    1係合部は前記トラックレールの端部から突出する第2
    突出部であり、また、前記取付部材に設けた前記第2係
    合部は前記トラックレールの前記第2突出部が嵌入する
    第2嵌合溝であり、前記第2突出部が前記第2嵌合溝に
    嵌合して前記取付部材が前記取付ベースに固定されるこ
    とによって前記トラックレールが前記取付ベースに固定
    されることを特徴とする請求項1に記載の直動ユニット
    におけるトラックレール取付構造。
  4. 【請求項4】 前記トラックレールに形成された前記第
    1係合部の当接面と前記取付部材に設けた前記第2係合
    部の当接面とは、互いに接触する傾斜面に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の直動ユニットにお
    けるトラックレール取付構造。
  5. 【請求項5】 前記取付部材に形成された前記第2係合
    部は前記取付部材とは別体の押圧部材で構成され、前記
    押圧部材は予圧を与える予圧手段によって前記第1係合
    部に押圧係合していることを特徴とする請求項1に記載
    の直動ユニットにおけるトラックレール取付構造。
  6. 【請求項6】 前記予圧手段は前記押圧部材にばね力を
    付勢するスプリングとがスプリングのばね力を調整でき
    る調整ねじから構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の直動ユニットにおけるトラックレール取付構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224956A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Thk Co Ltd 運動案内装置の軌道レール取付け方法及び運動案内装置
JP2008014446A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Nippon Thompson Co Ltd 小型直動案内ユニット

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