JP3289938B2 - 直動転がり案内ユニット - Google Patents

直動転がり案内ユニット

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JP3289938B2
JP3289938B2 JP04071792A JP4071792A JP3289938B2 JP 3289938 B2 JP3289938 B2 JP 3289938B2 JP 04071792 A JP04071792 A JP 04071792A JP 4071792 A JP4071792 A JP 4071792A JP 3289938 B2 JP3289938 B2 JP 3289938B2
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克哉 穴田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16C2322/39General build up of machine tools, e.g. spindles, slides, actuators

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,ケーシングを備
えたスライダを軌道レール上で多数の転動体を介在させ
て摺動可能に構成した直動転がり案内ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来,直動転がり案内ユニットにおい
て,スライダが軌道レール上を摺動する場合にスライダ
と軌道レールとの間のシールは,スライダの両端に取り
付けた側面シールとスライダの下面に取り付けた下面シ
ールによって行われている。
【0003】また,図8に示すような直動転がり案内ユ
ニットが開示されている。図8は従来の直動転がり案内
ユニットの一例を示す斜視図である。図8に示すよう
に,直動転がり案内ユニットは,主として,長手方向両
側壁面11に軌道面9を形成した軌道レール1と該軌道
レール1上を跨架して摺動可能に取付けられたスライダ
20から構成されている。スライダ20は,軌道レール
1に対して相対摺動可能であり且つ各軌道面9に対向す
る位置に軌道面8を形成したケーシング2,対向する軌
道面8,9間に嵌合して相対移動可能な多数の転動体で
あるボール4,及びケーシング2の摺動方向即ち長手方
向両端にそれぞれ取付けたエンドキャップ5を有してい
る。
【0004】エンドキャップ5には,軌道レール1とス
ライダ20との間のシールを達成する側面シール19が
取り付けられると共に,軌道レール1とスライダ20間
の摺動面に潤滑材を供給するためグリースニップル18
が取り付けられている。更に,ケーシング2からボール
4が脱落するのを防止するため,保持バンド17が多数
のボール4を囲むようにケーシング2に取り付けられて
いる。また,ケーシング2からボール4の脱落防止を確
実にすると共に,ケーシング2と軌道レール1の長手方
向両側壁面11及びケーシング2の下面をシールするた
め,ケーシング2に下面シール3が取り付けられてい
る。
【0005】このスライダ20は,軌道レール1に跨架
した状態に載置され,軌道レール1の軌道面9に沿って
循環する複数のボールから成る転動体4の介在で自在に
摺動するものである。即ち,軌道レール1の軌道面9を
走行する負荷域の転動体4は,エンドキャップ5内に形
成された方向転換路(図示せず)に導かれ,更にケーシ
ング2の上方で軌道面8と平行に形成されたリターン通
路21に移動し,多数の転動体4は無限循環路内を無限
循環するものである。このように,スライダ20に形成
された軌道面8と軌道レール1の軌道面9との間に位置
する負荷されたボール4の転動により,軌道レール1と
スライダ20とが摺動自在に相対運動することができ
る。
【0006】上記下面シール3は,単純な形状であり,
容易に製作できるという効果を有していたが,軌道面
8,9を形成しているケーシング2及び軌道レール1と
の位置決め誤差や,該下面シール3が薄板であるため外
力等により下面シール3が変形し易い等の問題がある。
そのため,軌道レール1上をスライダ20が摺動する時
に,下面シール3の温度変化,潤滑材による膨潤等によ
って変形してシール性能を低下させたり,転動体である
ボール4と下面シール3が接触して摺動抵抗を増加させ
るという問題がある。
【0007】上記のような直動転がり案内ユニットとし
て,例えば,特開昭64−112021号公報に開示さ
れたものがある。また,上記のような下面シールに対し
て下面シール自体の形状を確保するため,下面シールを
金属製の芯金部材と該芯金部材に固着したシール部材で
構成したものがある。
【0008】ところで,直動転がり案内ユニットは,一
般に,複数(通常,4個)のスライダ上にテーブルを固
定し,該テーブル上に機器を搭載することで機能を果た
しているものである。スライダ上にテーブルを固定する
方式として,図6又は図7に示すものがある。図6はス
ライダにテーブルを取り付ける一例を示す一部破断の説
明図,及び図7はスライダにテーブルを取り付ける別の
例を示す一部破断の説明図である。図6及び図7では,
図8に示す部品と同一の機能を有する部品には同一の符
号を付している。
【0009】図6には,直動転がり案内ユニットにおけ
る四条列無限直動転がり案内ユニットの一例が示されて
おり,該四条列無限直動転がり案内ユニットでは下方向
からの取付穴付きスライダ20が示されており,該スラ
イダ20にテーブル6を取り付けた一例が示されてい
る。軌道レール1はボルトによってベッド22に固定さ
れている。図示していないが,通常,一対の軌道レール
1が平行に伸びてベッド22にボルト等で固定されてい
る。また,各軌道レール1に2個のスライダ20が摺動
状態に配置され,テーブル6は両軌道レール1で4個の
スライダ20によって支持されている。スライダ20に
おけるケーシング5には,下方向取付孔7が形成されて
いる。また,テーブル6には,取付ねじ穴12が形成さ
れている。スライダ20上にテーブル6を設置し,ケー
シング2の下方向取付孔7に下方よりボルト10を貫通
させ,該ボルト10をテーブル6の取付ねじ穴12に螺
入することによってスライダ20にテーブル6を固定し
ている。
【0010】また,図7には,直動転がり案内ユニット
における四条列無限直動転がり案内ユニットの別の例が
示されており,該四条列無限直動転がり案内ユニットで
は上方向取付穴付きスライダ20が示されており,該ス
ライダ20にテーブル6を取り付けた別の例が示されて
いる。この例は,図6に示すものと比較してスライダに
テーブルを取り付ける構造以外は,同様のものである。
スライダ20におけるケーシング2には,上面側に取付
ねじ穴13が形成されている。また,テーブル6には,
上方向からの取付孔14が形成されている。スライダ2
0上にテーブル6を設置し,テーブル6の上方向からの
取付孔14に上方よりボルト10を貫通させ,該ボルト
10をケーシング2の取付ねじ穴13に螺入することに
よってスライダ20にテーブル6を固定している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記直動転
がり案内ユニットでは,下面シール3を金属製の芯金部
材と該芯金部材に固着したプラスチック等のシール部材
で製作すると,該下面シール3をケーシング2に固定す
る場合に,図6に示すような直動転がり案内ユニットで
は,ケーシング2にテーブル6をボルト10で固定する
ため,下面シール3にもボルト10が貫通する孔を形成
しなければならないが,図7に示すような直動転がり案
内ユニットでは,ケーシング2にテーブル6をボルト1
0で固定するため,下面シール3にはボルト10を貫通
させないので,下面シール3にはボルト10の貫通孔は
不要になる。
【0012】即ち,図6に示す直動転がり案内ユニット
では,下面シール3にはボルト10の貫通孔を形成しな
ければならないが,図7に示す直動転がり案内ユニット
では,下面シール3にはボルト10の貫通孔は不要であ
る。しかしながら,下面シール3は,軌道レール1とス
ライダ20間の隙間をシールすると共に,スライダ20
の側方からのごみ,水等の異物の侵入をシールしなけれ
ばならない。それ故,下面シール3には,少しでも貫通
孔等が形成されていないことが好ましい。その課題を解
決するためには,2種類の下面シール3を形成する必要
がある。
【0013】この発明の目的は,上記課題を解決するこ
とであり,軌道レールとスライダ間,ケーシングの下面
及びエンドキャップの下面をシールするための下面シー
ルを金属製芯金部材と該芯金部材に固着したシール部材
で製作すると共に,テーブルをスライダにボルトで固定
するため,ボルトが貫通できる取付孔を前記芯金部材に
予め形成しておき,該取付孔を塞ぐように前記シール部
材を配置して前記芯金部材に前記シール部材を固着し,
前記下面シールが最大限のシール機能を発揮でき且つ前
記スライダへの前記テーブルのいずれの取り付け方式に
も対応できるように構成した直動転がり案内ユニットを
提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は,長手方向両
側壁面に軌道面を形成した軌道レール,該軌道レールに
対して相対摺動可能で且つ前記各軌道面に対向する位置
に軌道面を形成したケーシングとエンドキャップを有す
るスライダ,前記スライダの下面に接して取り付けた下
面シール及び対向する前記軌道面間を転動して循環移動
可能な多数の転動体を有する直動転がり案内ユニットに
おいて,前記下面シールは,金属製芯金部材と該芯金部
材に固着した弾性の軟質材料でなるシール部材で構成さ
れ,前記芯金部材に前記スライダをテーブルに固定する
ための固着具が貫通できる取付孔が形成されていると共
に前記取付孔が前記シール部材で塞がれており,前記ケ
ーシングの下方向から前記固着具を前記下面シールに貫
通させて前記固着具で前記ケーシングに前記テーブルを
固定するために前記取付孔に対応する前記シール部材の
塞がれた部分を切除又は切れ目を形成することによっ
て,前記固着具を前記下面シールに貫通させることが可
能になっていることを特徴とする直動転がり案内ユニッ
トに関する。
【0015】この直動転がり案内ユニットは,上記のよ
うに構成されているので,スライダのケーシングに下方
向からの取付孔を形成して,該ケーシングをテーブルに
固着具即ちボルトで固定する場合に,前記芯金部材の前
記取付孔に対応する前記シール部材の部分を切除或いは
切れ目を形成するだけで前記ボルトを前記下面シールに
簡単に貫通させることができ,前記ケーシングに前記テ
ーブルを前記ボルトで固定することができる。
【0016】また,ボルトをテーブルの上方向から貫通
させ,該ボルトでケーシングにテーブルを固定する形式
の場合には,前記下面シールの前記シール部材には切除
或いは切れ目を形成する必要がなく,前記下面シールの
外観を損なうことなく,前記下面シールは,軌道レー
ル,ケーシング及びエンドキャップとの間の隙間を常に
良好にシールし,ダスト等の異物が摺動面に侵入するの
を防止することができ,シール機能を良好に確保するこ
とができる。
【0017】従って,前記下面シールは,ケーシングに
対するテーブルの取り付けにおいて,前記ケーシングと
前記テーブルとを固定するボルトの上方向取り付けの形
式と下方向取り付け形式との両形式に1種類の前記下面
シールで対応でき,部品の共通化ができ,コストを低減
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による直動転がり案内ユニットの実施例を説明する。図
1はこの発明による直動転がり案内ユニットの一実施例
を示す平面図,図2は図1の線A−Aにおける断面図,
及び図3は図1の線B−Bにおける断面図である。各図
面において,図8に示す部品に付した符号と同一の作用
を有する部品には同一の符号を付している。
【0019】この発明による直動転がり案内ユニット
は,図8に示す直動転がり案内ユニットと基本的には同
一の構成を有するものであり,該構成において下面シー
ル3の構成に特徴を有するものである。即ち,この直動
転がり案内ユニットは,図8に示すものと同様な長手方
向両側壁面11に軌道面9を形成したレール1,及びレ
ール1に対して相対摺動可能なスライダ20から構成さ
れている。スライダ20は,レール1に対して相対摺動
可能であり且つ各軌道面9に対向する位置に軌道面8を
形成したケーシング2,対向する軌道面8,9間に嵌合
して相対移動可能な多数の転動体4,ケーシング2の長
手方向両端に取付けたエンドキャップ5,エンドキャッ
プ5の端面に取り付けられた側面シール19及びケーシ
ング2に取り付けられた下面シール3を有するものであ
る。
【0020】図2及び図3には,この発明による直動転
がり案内ユニットに組み込むケーシング2とエンドキャ
ップ5を有するスライダ20に着脱可能に取り付けられ
る下面シール3が示されている。下面シール3は,金属
製の芯金部材23と芯金部材23の全面にわって固着し
たシール部材24から構成されている。シール部材24
は,プラスチック等のシール機能を有する弾性部材で製
作され,軌道レール1側に突出して軌道レール1に当接
するリップ部材15を一側面に有している。下面シール
3の芯金部材23には,図2に示すように,ケーシング
2にテーブル6を固定するのにボルト10(図6参照)
を貫通させるため,ボルト10が貫通する孔部である取
付孔16が形成されている。取付孔16にはシール部材
24の突出部25が嵌入し,下面シール3全体としては
平らな面に形成されている。また,下面シール3の芯金
部材23は,ボルト10が貫通しない部分では,図3に
示すように,シール部材24が芯金部材23の全面を覆
うように構成されている。
【0021】この直動転がり案内ユニットにおける下面
シール3は,上記のように構成されているので,図6に
示すように,スライダ20におけるケーシング5に下方
向からの取付孔7が形成され,テーブル6に取付ねじ穴
12が形成されている直動転がり案内ユニットの形式の
場合には,スライダ20上にテーブル6を設置し,下面
シール3の芯金部材23に形成した孔部16に対応する
部分のシール部材24即ち突出部25を切除し,ボルト
10を下面シール3の取付孔16に貫通してケーシング
2の下方向からの取付孔7に下方よりボルト10を貫通
させ,ボルト10をテーブル6の取付ねじ穴12に螺入
することによって,スライダ20にテーブル6を固定す
ることができる。しかも,下面シール3のシール部材2
4は,弾性の軟質材料で製作されており,芯金部材23
は予め孔部16が形成されているので,シール部材24
に切除或いは切れ目を形成するに当たっても,刃物によ
ってシール部材24に切除或いは切れ目を簡単に形成で
き,作業が容易である。
【0022】これに対して,図7に示すように,スライ
ダ20におけるケーシング2に上面側に取付ねじ穴13
が形成され,テーブル6に上方向からの取付孔14が形
成されている直動転がり案内ユニットの形式の場合に
は,本発明のように,下面シール3のシール部材24の
突出部25を切除或いは切れ目を形成することなく,ス
ライダ20上にテーブル6を設置し,テーブル6の上方
向からの取付孔14に上方よりボルト10を貫通させ,
ボルト10をケーシング2の取付ねじ穴13に螺入する
ことによって,スライダ20にテーブル6を固定するこ
とができる。それ故,下面シール3の下面の外観を損な
うことなく,下面シール3の良好なシール機能を確保し
た状態に維持することができる。
【0023】従って,この直動転がり案内ユニットにお
ける下面シール3は,ケーシング2に対するテーブル6
のいずれの取り付け形式にも適応して使用することがで
きる。また,ケーシング2に対してテーブル6を固定す
る場合に,ボルト10の取り付け箇所を増加させるよう
な場合にも,下面シール3の芯金部材23に余分な数の
取付孔を形成しておけば,芯金部材23に対する余分な
孔明け加工の追加工の必要が無くなり,工数を少なくす
ることができる。
【0024】次に,図4を参照して,この直動転がり案
内ユニットの別の実施例を説明する。この実施例は,上
記実施例に比較して下面シールの構成が相違する以外は
同一の構成であるので,同一部材には同一の符号を付し
ている。この下面シール3については,シール部材24
に突出部25が設けられておらず,芯金部材23に形成
した取付孔16にシール部材24が嵌入していないもの
である。
【0025】また,図5を参照して,この直動転がり案
内ユニットの更に別の実施例を説明する。この実施例
は,図1に示す実施例に比較して下面シールに対する切
除の構成が相違する以外は同一の構成であるので,同一
部材には同一の符号を付している。この下面シール3に
ついては,芯金部材23に形成した取付孔16に対応す
るシール部材24の部分に,十文字の切れ目26を形成
し,切れ目26を通ってシール部材24にボルト10を
貫通させるものである。
【0026】
【発明の効果】この発明による直動転がり案内ユニット
は,上記のように構成されているので,ケーシングの下
方向からボルト等の固着具を芯金部材に形成した取付孔
に通してケーシングをテーブルに固定する場合に,前記
芯金部材の前記取付孔に対応する前記シール部材の部分
に切除或いは切れ目を形成するだけで前記固着具を前記
下面シールに簡単に貫通させることができ,前記ケーシ
ングに前記テーブルを固定することができる。また,前
記ケーシングに対する前記テーブルの取り付けにおい
て,前記ケーシングと前記テーブルとを固定する前記固
着具の上方向取り付けの形式では,前記下面シールの前
記シール部材を切除或いは切れ目を形成する必要がなく
適用できるので,前記下面シールは両形式に対応でき,
部品の共通化ができ,コストを大幅に低減できる。
【0027】更に,前記シール部材に切れ目として,例
えば,十文字等の切れ目を加工すると,前記取付孔に前
記固着具を貫通させた後でも,前記下面シールの外観を
損なうことなく,ある程度のシール機能を確保すること
もできる。また,前記下面シールについては,前記シー
ル部材を前記芯金部材の前記取付孔に嵌入する突出部を
設けてもよく,或いは,前記芯金部材に形成した前記取
付孔に前記シール部材を嵌入することなく,空所状態に
していてもよい。前記芯金部材に形成した前記取付孔に
前記シール部材を嵌入せずに空所状態に構成した場合に
は,該シール部材の前記取付孔に対応する部分は薄く形
成されるので,該部分の切除又は切れ目の加工が極めて
容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による直動転がり案内ユニットに組み
込む下面シールの実施例を示す平面図である。
【図2】この直動転がり案内ユニットに組み込む下面シ
ールを示し且つ図1の線A−Aにおける断面図である。
【図3】図1の線B−Bにおける断面図である。
【図4】図1に示す下面シールの別の実施例を示し且つ
図1の線A−Aにおける断面図である。
【図5】この発明による直動転がり案内ユニットに組み
込む下面シールの別の実施例を示す平面図である。
【図6】直動転がり案内ユニットにおけるケーシングに
テーブルを取り付ける一例を示す一部破断の説明図であ
る。
【図7】直動転がり案内ユニットにおけるケーシングに
テーブルを取り付ける構造を示す一部破断の説明図であ
る。
【図8】従来の直動転がり案内ユニットの一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 軌道レール 2 ケーシング 3 下面シール 4 ボール 5 エンドキャップ 6 テーブル 7 取付孔 8,9 軌道面 10 ボルト 11 側壁面 12,13 取付ねじ穴 14,16 取付孔 20 スライダ 23 芯金部材 24 シール部材 25 突出部 26 切れ目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−21420(JP,A) 特開 昭58−142020(JP,A) 特開 昭59−76733(JP,A) 実開 平1−80820(JP,U) 実開 昭61−125846(JP,U) 実開 平3−72013(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 29/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向両側壁面に軌道面を形成した軌
    道レール,該軌道レールに対して相対摺動可能で且つ前
    記各軌道面に対向する位置に軌道面を形成したケーシン
    グとエンドキャップを有するスライダ,前記スライダの
    下面に接して取り付けた下面シール及び対向する前記軌
    道面間を転動して循環移動可能な多数の転動体を有する
    直動転がり案内ユニットにおいて, 前記下面シールは金属製芯金部材と該芯金部材に固着
    した弾性の軟質材料でなるシール部材で構成され,前記
    芯金部材に前記スライダをテーブルに固定するための
    着具が貫通できる取付孔が形成されていると共に前記取
    付孔が前記シール部材で塞がれており,前記ケーシング
    の下方向から前記固着具を前記下面シールに貫通させて
    前記固着具で前記ケーシングに前記テーブルを固定する
    ために前記取付孔に対応する前記シール部材の塞がれた
    部分を切除又は切れ目を形成することによって,前記固
    着具を前記下面シールに貫通させることが可能になって
    いることを特徴とする直動転がり案内ユニット。
JP04071792A 1992-01-31 1992-01-31 直動転がり案内ユニット Expired - Lifetime JP3289938B2 (ja)

Priority Applications (2)

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